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作者フリー 短編用スレ ほいく版

184 :ももしみ :2009/08/17(月) 15:41


両手首を捕まえられたまま、私はその前髪を見つめながら
ゆっくりと桃に近づいた。
そして、唇をそっと、桃の額に寄せた。


2、3、4秒経っただろう。

目を開けて顔を離れたら、桃はどこかをジーッと見つめ
ビックリした顔を真っ赤にしてた。
それを見て、思わず噴いてしまった。

「ちょっとwなんで口よりおでこにキスされる方が照れるんだよw
おっかしいってww」

「…え?!あ、だ、だって…違うじゃん!約束が!違うじゃん」

「いやいや、どこに欲しいか指定なかったんでしょ?」

「ぅ、してないけどー…でも、嬉しいかもwウフ」

「でしょ?」


桃は頬を大好きなピンクに染めて、
優しくて穏やかだけど、甘えたような笑顔を見せてくれた。
そんな表情を見るのも初めてな気がして、
ドキドキと愛しい気持ちが溢れてくる。


桃の新しい一面を自分で引き出せた変な優越感を味わって
あの特別券を断った。
その嬉しさを抑え切れなくて、体は正直に、勝手に動いていく。
桃の両手首を離し、手を繋いで指を絡めた。
恥ずかしくて言葉じゃ伝えられないことを繋いだ手の温もりに送り込んだ。
そして桃は、そのすべてを受け止めるかのように
私の手をギュッと握り返してくれた。



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