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涙の記憶

1 :飛咲 :2009/02/08(日) 13:07
とにかく中澤さんが大好きです。
中澤さんを中心に、短編をいくつか書きたいと思ってます。
初めて書くので文章等拙いと思いますが、よろしくお願いします。
中澤さんの相手は物語毎にどんどん変わっていくと思います♪
334 :わたしがついてる。 :2009/11/05(木) 21:42

…それってなっちに会いに行こうとしてたってことだよね?
あ〜、何かすごく嬉しい!
役得だってことは分かってるんだけど、勘違いしちゃいそうだけど…


「ん?」
気がつくと裕ちゃんの袖を掴んでいた。


「一緒に裕ちゃんの楽屋行っていい?」


「どっか行くんやったんとちゃうん?」

「裕ちゃん楽屋に帰るんっしょ?」

「うん」

「だったらなっちの行きたい場所はそこだから」


にっこり笑って答えてあげる。
裕ちゃんの好きな笑顔でね。
335 :わたしがついてる。 :2009/11/05(木) 21:43
一瞬裕ちゃんはポカンとしてたけど、すぐに笑顔になってなっちの手を取ってくれた。

「ほな、いこか」

裕ちゃんに手を取られ、引っ張られるように楽屋に向かう。



たったこれだけの事だけど、すごく幸せ。

                            FIN
336 :飛咲 :2009/11/05(木) 21:44
以上です。
今までで一番短い作品なのにミスってしまってショックです。
早くKUまとめようっと。
337 :飛咲 :2009/11/05(木) 21:46
>>327
どうにか完結出来ました。
ゆうごま…頑張ります。

>>328
ショボイしめっちゃ待たせてしまってすみませんでした。
またゆうごまも作って行こうと思ってますので、その際は是非お付き合い下さい。
338 :飛咲 :2009/12/06(日) 14:55
今日は圭ちゃんの誕生日ですね。
とりあえず誕生日おめでとうって事で……。
これの方が「わたしがついてる。」ってタイトル合ってたなぁ…。
339 :HELP! :2009/12/06(日) 14:55


340 :HELP! :2009/12/06(日) 14:56
夜中の、突然の着信。
名前を見なくても、誰からかなんて直ぐに分かる。

これは、最近ようやく付き合うようになった彼女専用の着信音。

ずっとずっと大好きで、ようやく気持ちが一緒だったということに気付けたのがほんの2週間ほど前。

けど、いつもの彼女なら絶対にかけてこないような時間帯。


もしかして、酔っ払ってんのかな?


そんな軽い気持ちで電話を取った。
341 :HELP! :2009/12/06(日) 14:57
「もしもし、どうしたの?」
『…っ!お願い……、助け…』

予想と反して緊迫した声。
彼女が何かに脅え、泣いているのが分かる。

「ちょっ、どうしたの!?今、何処にいるの?」
自分の声が焦っているのが分かる。
『今…家……、あっ、やっ…助けて……』
「ちょっと!!大丈夫なの?ねぇ…」
『きゃああぁぁぁっ』

―ガタンッ―


突然、耳元で大きな音がした。
おそらく、彼女が何かから逃げるために携帯を投げつけたんだろう。


車のカギと彼女の部屋のカギを掴んで、飛び出すように家を出た。
342 :HELP! :2009/12/06(日) 14:57
運転中もずっと彼女の事ばかりを考えていて。
浮かんでは強引に消し去る嫌な予感。
こうしている間にも彼女の身に何か起こっているんじゃないのか…と。
事務所や警察に連絡を入れたほうが良かったんだろうか、と考えが至ったのは彼女の部屋に着いたのと同時だった。


何となく、インターホンを鳴らすのは躊躇してしまって…。
出来るだけ物音を立てないようにしてそっとカギを開けた。

いつものように綺麗な玄関。
怪しい靴や足跡もない。

少しだけ、ほっとした。

けれど、リビングに着いても家の主の姿はなくて、私の動悸は激しくなる。
343 :HELP! :2009/12/06(日) 14:58

「……裕ちゃん?」


不安になりながらも、声を出してみた。
もしここに予期していない誰かが居たら、とも思ったけど、まずは彼女の安否の確認の方が私には大切だった。

―カタッ

キッチンの方から物音がした。


勇気を出して近づくと……


そこには何かに怯えたように蹲って泣いている裕ちゃんが居た。

344 :HELP! :2009/12/06(日) 14:58


色んな嫌な想像が頭の中をよぎる。
とりあえず彼女が無事だったということは分かるけど…この怯えようは尋常じゃない。
ぽろぽろと涙を流しながら、両手を広げて私に抱きつこうとする彼女。
私が抱きしめても体はガタガタ震えたままで…。


「裕ちゃんっ、大丈夫なの!?」

ちょっと強い口調になってしまったが、これだけは第一優先で確かめたい。

泣きながら、それでも首を縦に振ってくれる。

「何か、誰かに…酷いこと、された?」

抱きついたまま、今度は首を横にぶんぶん振る。

とりあえず、私が考えていたような事にはなってない、らしい。
ひとまず裕ちゃんが無事ということで少しは安心したけど。
…じゃあこの怯えようは何なんだろう?

「裕ちゃん……?」

私の呼びかけにも何も答えず、ただギュッと抱きつく腕に力を込められた。

345 :HELP! :2009/12/06(日) 14:59
しばらくそうしてると、ようやく裕ちゃんが落ち着いて来たらしい。
抱きつかれている腕から少しずつ力が抜けていくのを感じた。

「大丈夫?」

優しく問いかけると、小さく頷く。

「どうしたの?」

「……何でも、ない…」

はぁ?
思わず溜め息をついてしまった。
夜中に電話してきて、怯えた声で助けを求めて、いざ家に来たら泣きながら蹲っていて、さっきまでずっと抱きついてきていたくせに『何でもない』??

「何でもない訳ないでしょう?」

ちょっと強めに怒ったように言うと、ビクッとして…。
目が合うと慌てて逸らして。

「……怒らん?」

ぼそっと呟かれた言葉。
視線はまだ逸らされたまま。
346 :HELP! :2009/12/06(日) 14:59

「何でもないって誤魔化される方が嫌なんだけど」

はっきり言うと、しゅんってなったのが分かった。

不安気な目をおずおずとあげ、小さく溜め息をつく裕ちゃん。
観念したのかな?



「あの…ね…」

不安そうな目のままやっと何かを話し始めようとした裕ちゃん。
その目が大きく開かれて…


次の瞬間、悲鳴が聞こえた。

347 :HELP! :2009/12/06(日) 15:00



「きゃあぁぁぁっ!!!」



至近距離で、遠慮のない悲鳴はキツイ。
けど、それよりも裕ちゃんの方が大切。

「ちょっ、どうしたの?裕ちゃん!!」

「嫌、やだっ……助けっ…圭ちゃん…」

私にしがみ付いて離そうとしない彼女の視線の先に目をやるとー
348 :HELP! :2009/12/06(日) 15:01




黒い塊




別名、ゴキブリ



349 :HELP! :2009/12/06(日) 15:01
思わず私も声を出してしまいそうだったけど…目の前にパニック起こしている人がいるとなぜか人間冷静になれるもんで…。

「裕ちゃん、落ち着いて、大丈夫だからっ」

必死に声は掛けてみるものの、実は私も苦手だったり…。
けど、裕ちゃんはおもちゃを投げられただけで泣いてたもんなぁ…。


あ〜、嫌だけど!!本当は私も苦手だけど!!!
…愛しい彼女の為に頑張る……しかないよねぇ……。



「裕ちゃん、ここでじっとしててね!!」
350 :HELP! :2009/12/06(日) 15:01



351 :HELP! :2009/12/06(日) 15:02
結局私はたっぷり10分かけて黒い塊をシマツした。
いや、本当に怖かった。
やっつけるのも怖いけど…されにそれを片づけるのも怖かった…。

いつも平気でやってるお母さん…本当に尊敬します。




どうにか始末して、新聞紙で包んでコンビニ袋の中に入れてるんだけど…
この部屋にその状態であるのって、きっと裕ちゃん嫌がるよね。


「裕ちゃん、私ちょっとコンビニ行ってくるから」

声だけかけて、袋と財布を持ってコンビニに向かった。
店の人には申し訳ないんだけど、コンビニの外にあるゴミ箱に捨てさせていただきました。
代わりと言っちゃなんだけど、コンビニでビールやら何やらは買ったから許してもらおう。
あんまり裕ちゃんを一人にしとくのは心配だから、さっさと買い物を済ませてマンションへ急ぐ。
352 :HELP! :2009/12/06(日) 15:03
部屋に戻ると裕ちゃんはさっきと同じ場所に膝を抱えて頭を埋めて座っていた。

「裕ちゃん?」

声をかけるとビクッとしたが、顔を上げてくれない。

「裕ちゃん、どうかした?」

近づいて、手の触れる位置まで行って、再び声をかけた。

「…なんでもない」

あれ?

声が震えてる。

両腕で必死に顔を隠してるけど、少し漏れている嗚咽。

何で?

「ちょっ、何で泣いてんのさ?」

彼女の不安材料は消し去ったはずなのに。

何でこんなに悲しそうに泣いているんだろう?
353 :HELP! :2009/12/06(日) 15:03
そう、さっきまでの泣き方とは違う。
さっきまでは怯えた泣き方だった。
けれど、今は悲しそうに泣いている。


こんな泣き方、めったにしないのに……。



「裕ちゃん、……どうしたのさ?」


とりあえず、ギュッと抱きしめる。

意外と抵抗はなかった。
何も言わずに私の腕に収まってくれている。

珍しい、ってほどでもないけど、ちょっと驚いた。
裕ちゃんはいつも抱き締められたりキスされたりする時、ちょっとビクッとなるから。
自分から仕掛けるのは平気だけど、されるのは慣れてないんだよね。

今日の裕ちゃんは、下手したら壊れちゃうんじゃないか、なんて不安になってしまう。
いつもよりも優しく、優しく愛情をたっぷり込めて抱きしめる。

何が原因か分からないけど、裕ちゃんを悲しみから解き放ってあげたかった。
354 :HELP! :2009/12/06(日) 15:04

「……ごめん……」


ようやく涙が落ち着いた時に、ポツリ、と落とされた言葉。

今日一番の悲しい声だった。

「何で?ゴキブリのこと?気にしなくていいよ」

少しでも明るくなって欲しくておどけた調子で言ったけど、それもどうやら効かないらしい。


「…ごめん、迷惑かけて……。本当に、ごめん」


せっかく収まっていた涙も再び復活した。
元々泣き虫な人ではあるけど……やっぱりおかしい。


「何でそんなに謝るの?…そんなに泣かないでよ。私まで…悲しくなっちゃう。」

頬に流れ落ちる涙を両手で拭ってあげて、そのままそっと顔を持ち上げる。
抵抗しないから、そのままそっと唇にキスをする。


―どうか、元気になって―という想いをたっぷり込めて……

355 :HELP! :2009/12/06(日) 15:05

「不安な事があるんならちゃんと言って?
 裕ちゃんが何に不安を感じてるのか教えて?
 ……お願いだからさ」



私の気持ちが通じたのか、ようやく裕ちゃんが重い口を開いた。


「…圭ちゃん……ウチの事、嫌いにならんとって……」



それだけ言うと、また視線を伏せて、ポロポロと涙をこぼす。

はい!?私が裕ちゃんの事を嫌いになる!??
何で!!?

こんなに、こんなに愛してるのに…。
356 :HELP! :2009/12/06(日) 15:05
「何で?嫌いになる訳ないでしょ?…ちゃんと私は裕ちゃんの事、愛してるよ」

安心させるように、ゆっくり耳元で囁きかける。

「…けど……」

「ん?」

「…うち、けぇちゃんに迷惑しか…かけてへんよ。
 自分の都合で…こんな時間に電話して……片付けさせて……。
 めっちゃ我儘やん……自分で自分が嫌になる……。」

本当に悲しそうに言う裕ちゃん。
元々人に迷惑かけたりすることを極端に嫌ったりするからなぁ……。
357 :HELP! :2009/12/06(日) 15:06

「私が裕ちゃんの事、嫌いになるわけないでしょ?
 裕ちゃんからの我儘だったら、いくらでも歓迎なんだから」

「でも…んっ」

まだまだネガティブな言葉が続きそうだったから、強引に口を閉じさせて頂きました。

さっきのとは違って…今度はー深く、深く…−

「ぅんっ…ぁ…」

両手で抵抗しようと肩を押し返してくるけど、そのまま両手を押えて壁に押し付ける
私もあまり力無い方だけど、裕ちゃんの方がもっとないからね。

たっぷり裕ちゃんの口内を味わっていると、徐々に裕ちゃんの抵抗も弱まってくる。
そのまま、ちょっと気になっていたことを聞いてみることにした。

358 :HELP! :2009/12/06(日) 15:07

「ねぇ、裕ちゃん…今までは、どうしてたの?」
「んぅっ…、…なんの、こと…ぁんっ」

唇を解放し、今度は耳を攻める。
軽く噛んだり、舐めたりしつつ、疑問に思っていた事を口にする。

「だからさ…今まで…さっきのヤツが出てきた時、どうしてたの?」
いくら裕ちゃんの部屋が綺麗だからって、あぁいうヤツはどこからともなく入ってくるもんだから…。

「い、ままでは…あっ、…みっちゃんとか、……んっ、マネージャー、さん、とかっ…やめっ……」

耳は裕ちゃんの弱点だから、どんどん息が荒くなってくる。
そのまま今度は首筋に移り、答えを促す。

「とか?」
「きょ…えん、した、人…とか、あっ…けぇ、ちゃっ、…そこっだめ」

みっちゃんはともかく…マネージャーさんと共演者ってのは多分、男性だよね。

男の人が、裕ちゃんのあんな弱った姿を見てたかと思うと何だか嫉妬を通り越して怒りを感じる。
それと同時にあんなに弱った裕ちゃんに何もしなかった事を尊敬もしてしまう。
359 :HELP! :2009/12/06(日) 15:08
私だったらきっと……


……ホントに何もされてないんだよね?

「……何もされてないよね?」
あっ、思わず口から出ちゃった。

「…させるわけ、ないやろ」

さっきまでの声とは違って、低い声。
目を開けて、眉間に皺をよせて苦しそうな表情で睨んでくる。
ヤバい、怒らせたかも……。


「……ごめん」

素直に謝って、そっと目尻にキスをおとす。


「……ん」

嫌がってはないから、一応許してくれたのかな?
360 :HELP! :2009/12/06(日) 15:08
けど、これだけは言っとかないと……。


「けど、これからは他の誰も呼ばないで。
 もし、また出たら私を呼んで。
 ……あんなに怯えた、裕ちゃんを他の誰にも見せないで」

キョトン、とした表情の裕ちゃん。
いつもは私より子供みたいなのに、流石に大人だね。

「うん……。ありがとう」

とびきりの笑顔で優しく微笑んでくれた。


裕ちゃんが大人になるんだったら、私は素直に欲求を求める子供になろうかな♪
361 :HELP! :2009/12/06(日) 15:09



362 :HELP! :2009/12/06(日) 15:09
「ねぇ、裕ちゃん…」

裕ちゃんをギュッと抱きしめて、耳元で囁く。

「なんやぁ?」
「続き、していい?」
「えっ…!」
「ほら、アレ片付けてあげたんだし……ご褒美貰ってないよね?」

そう言いながら、どんどん服を脱がせていく。

「ちょっ、ま……っ!!」
「待たない」

裕ちゃんの言葉をはねのけつつ、耳を軽く噛む。

「ん……やっ!…ちょっ、けい……。ここ、で、するん?」

363 :HELP! :2009/12/06(日) 15:10
ここ?
キッチンの固い床……マットなんて引いてなくて……
確かに裕ちゃんは辛いかも。

けどさぁ……


「裕ちゃんの身体、めちゃくちゃ熱いよ。」

我慢できるの?


彼女の理性はここでの行為を嫌がっているけどー
身体は私を急かすくらい、欲してるよね?

熱いくらいの乱れた呼吸。
異常なまでの体温。

そして……私の侵入を待っている処。
364 :HELP! :2009/12/06(日) 15:10

「あぁ……っ」


いきなり侵入させても何の引っかかりもなくて。
それどころか、私に絡みつくように、私を逃がさないように収縮する。


本当に身体は正直なんだから。


裕ちゃんに、悪い虫がつかないように。
また、あんな虫が出ても他の誰も呼べないように。

しっかり身体に私の存在を刻み付けておかないとね♪


まっ、一番の悪い虫は裕ちゃんの身体の至る所に紅い痕を残す私かもしれないけど……。

たっぷり愛してあげるから、覚悟しておいてね裕ちゃん。


                          FIN
365 :飛咲 :2009/12/06(日) 15:12
以上、圭ちゃん誕生日おめでとう記念でした。
本当は途中から鬼畜圭ちゃんが出てくる予定だったんですけど、
誕生日なんで子供圭ちゃんで抑えました。
366 :飛咲 :2009/12/06(日) 15:14
一週間後は中澤さんのディナーショー♪
カジュアルとの差って何かあるんですかね?
良く分からないけど、ちょっとだけキレイ目な服を購入しました(笑)
367 :飛咲 :2009/12/06(日) 15:16
今年の更新はこれが最後かなぁ…?
何か、自分が思っているよりUPスピードが遅くなってます。
師走はめっさ過ぎるのが早そうだし……。
早いけど、みなさん良いお年を。
368 :名無飼育さん :2009/12/13(日) 17:03
圭ちゃんは10分でゴキをやっつけれるんでしょうか(笑)
裕ちゃん弱すぎ☆
今日ディナーショーですね。
自分は行けないんで、自分の分も楽しんできて下さい。
確かクリスマス……プレゼント待ってます(笑)
369 :飛咲 :2010/03/15(月) 01:42
何か…久しぶり過ぎて恥ずかしいっっ!
とりあえず短いの一本、保守がてらってことで。
370 :WD→VD :2010/03/15(月) 01:43


「中澤さん、これ受けとって下さい!!」


そう言って差し出されたのは可愛くラッピングされた包み。
差し出しているとうの本人は至って普通の真面目顔。

心なしかちょっと顔が赤い…かな?

何で渡されるのかは何となく分かるけど、
何故それを私に渡そうとするのかが分からない。

「何で?」

「何がですか?」

「いや…何でウチにくれるん?」

「今日が何の日か分かりませんか?」

371 :WD→VD :2010/03/15(月) 01:43
……むぅ。
質問に質問で返してきた。
あんまり好きじゃないっていうか、正直嫌いなんよなぁ…こういうやり取り。
こっちが質問出したんやから、さっさと回答を返せって思ってまう。

今日が何の日かなんか分かりきってる。
3月14日。
所謂ホワイトデー。
一ヶ月前のバレンタインデーに何かしら行動をした人、もしくは何かしら行動をされた人限定のイベント。

ウチも何人かにはチョコもらったけど、自分からってのはめんどくさくて誰にもしなかったはず。
当然目の前の彼女にも何も上げてない。

372 :WD→VD :2010/03/15(月) 01:44
ジロッと見つめてみても、私の口から答えを聞くまで引きませんって感じやな。

「……ホワイトデーやろ?ウチ、バレンタインに誰にもあげてへんで?」

もしかしてモテモテやったから誰から貰ったんか分からずにウチにもくれようとしたんやろか?

「えっ?中澤さん誰にもあげてないんですか?」

めっちゃ驚いた顔して聞いてきた。
バレンタインってそんな全身全霊で頑張らんといけんような行事やったっけ?

「うん。…って何であんたそんなに驚いとるん?」

「いや、だって…。てっきり安倍さんとか矢口さんとかにはあげたのかなぁ、って思ってたんで……。」

なっちと矢口ね〜。
まぁ別にその辺にやったら上げてもええんやけど……。
一人にあげたら皆にあげんといかんっていうか…。
あちらを立てたらこちらが立たず?みたいな?
ちゅうか甘いもの自分自身があんまり好きじゃないからそのイベント自体に興味ないんよなぁ〜
373 :WD→VD :2010/03/15(月) 01:45

「ウチ、貰う専門やから」

うん、これは嘘じゃない。
デビューした頃からなっちとかは結構女の子で。
お菓子作りとかが好きだったからそういうイベントも好きだったみたいで。
他所の男性タレントさんとかになんか渡したらめっちゃ問題になってまう。
けど、そういうイベントは楽しみたい。
誰かにチョコを渡したい。
そういうんのターゲットになってしまったからか、結構ここ数年チョコは渡すもんじゃなくて貰うもんになっている。

「何すか、その男前なセリフ」

「そうは言うても、あんたもどっちかって言うたら貰う側やろ?」

374 :WD→VD :2010/03/15(月) 01:45
これは間違いない。
あんたが紙袋いっぱいに貰って帰りよん、見かけたもん。

「でも、中澤さん、くれた人には返すんですよね?」

一瞬悔しそうな顔したと思ったら、また質問を質問で返しよった。
自分の眉間に皺が浮かんでるのが分かる。

「まぁ、そりゃ貰った分は返すで」

なんだかんだで義理とはいえ、お返し上げたらあの子らめっちゃええ顔で喜ぶんやもん。
矢口なんかはクッキーよりチョコ希望、とかわざわざメッセージカードに書いてよこすくらいやし。
正直ちょっとバレンタインに期待している自分っていうのも居たりもするし。

「だから、ハイ。」

そう言ってもう一度差し出される小包。

「だから、何で?」

ほんの5分前にも同じやり取りした気がするんやけど……。
「だから」の「だから」が何処にどうかかっているのか分からない。
375 :WD→VD :2010/03/15(月) 01:46


「分かりませんか?予約です」
「はぁ?」

「だから、来年のバレンタインデーの予約です」
「えっ?来年っ!?」

つまり、今年のホワイトデーのお返しを来年のバレンタインデーによこせってことか?
11ヶ月先の予約って……覚えとける自信ないんやけど。

そんなウチの表情を読み取ってか

「忘れちゃいそうですか?」

なんて聞いてきよった。

376 :WD→VD :2010/03/15(月) 01:46
正直にうんって言っていいもんか悩んでいたら、急に彼女の顔が近づいてきて。

あっ…と思った時にはもう、キスされてた。
それも、唇に。

一瞬やったから目を閉じる間もなくて。
離れていく彼女の表情が、口元がにやってしたのが分かった。

「じゃあ、これはオプションです」

これのお返しも待ってますからね〜、なんて言って颯爽と去って行った。

残ったのは手元に小さなラッピングされた物と、口元に柔らかい感触。
377 :WD→VD :2010/03/15(月) 01:47




そして、イレギュラーな鼓動。



378 :WD→VD :2010/03/15(月) 01:48
キスなんて、腐るほどしとる。
嫌がるなっちや矢口を捕まえて、ほっぺだろうが唇だろうが何十回もしとる。



けど


キスに関しては、貰う専門じゃなくてあげる専門やったから。

いや、あげるっていうか押し付け??


作戦成功やなぁ、吉澤……。
うん、多分来年までっていうか……


一生忘れんやろうな、このホワイトデーは……。
      

                      FIN
379 :WD→VD :2010/03/15(月) 01:48



380 :飛咲 :2010/03/15(月) 01:49
タイムリーなのを狙ったのに既に一日遅れてるし…。
まぁ、久しぶりだしドンマイ、ということで。
381 :飛咲 :2010/03/15(月) 01:51
>>368
めちゃくちゃ遅くなってしまいましたが、レスありがとうございました。
ディナーショー、めっちゃ感動しました。
裕ちゃん可愛かったです。
これに懲りずにまたお付き合い下さい。
382 :飛咲 :2010/06/19(土) 00:23
今日は裕ちゃんの誕生日。
裕ちゃん、誕生日おめでとう。
記念小説をUPしたかったのですが間に合わず…。
近いうちにあげれるように頑張ります。

今日のバースデーライブで裕ちゃんパワーを頂いてきます。
383 :さくら :2010/10/22(金) 05:55
こんにちわ!
初めましてですv
作者さんまだいるかなー?
私も裕ちゃん大好きなので
めっちゃ楽しんで全部読ましていただきましたv
特に最後の吉澤サンとの絡みにきゅんっv
また、更新してくださると嬉しいです♪

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