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青春

1 :independentgirl :2010/08/27(金) 19:08

あの時
僕に少しだけ勇気があれば
運命は変わっていたのかな。
14 :みやもも :2013/02/21(木) 04:09
みやもも
15 :みやもも :2013/02/21(木) 04:10
最近ももちの事が気になって仕方ない。
なんて事を言うと、ベリーズ工房のメンバーから
「あれ?ももの事嫌いじゃなかったっけ?」
なんてからかわれるので絶対に言わないけれど私の中で
ベリーズ工房の嗣永桃子とテレビで見る『ももち』は別物なのだ。
普段ももの事を見てても何にも思わないけれど
不思議な事にテレビのももちを見てるとなんだかドキドキしてくるのだ。

いや何にも思わないと言うのはちょっと違うかも知れない。
ああ見えてしっかりしてるし仕事仲間としては最高だ。
歌も上手いほうだしダンスはまあちょっと変だけど悪くは無い。
普段私が余りももに近づかないのは決して嫌っているからじゃなくて
私にはももの事がよくわからないからだ。
16 :みやもも :2013/02/21(木) 04:10
何を言ってもあのキャラクターで返してくるので
ももの本当の気持ちがわからないのだ。
もし、本当にもしもだけど、例えばももに「好きだよ」
なんて言ったらどんな返事をしてくれるだろうか。
「もももーみやの事大好きだよー」
なんて小指を立てて微笑んで抱きついてくるのだろうか。
人前ならきっとそうだろう。じゃあ二人きりだったら?
ももは私に何を言うのだろうか?

なんて事を考えながらテレビを見てるとまたももちだ。
最近はわざわざ見ようと思わなくてもテレビをつけていると
ももちが出演している番組を見る事が出来る。
それは仲間として嬉しい反面、楽屋での疲れ切ったももを見るのは
私にとって辛いものだった。
昔なら早く寝てしまうももをお婆ちゃんみたいって笑っていたけれど
今はももの大変さを思うととても笑えない。
17 :みやもも :2013/02/21(木) 04:11
テレビの中でももちになったももは売れっ子芸能人だ。
疲れなんて見せずにキャラクターを炸裂させている。
そして私はその姿を見てどういうわけか興奮してしまうのだ。

「昨日見た?もも凄かったよね?」
「見た見た。壇蜜さん相手に凄かった!…あれ?みやは見てないの?」
小学生のように千奈美とはしゃいでいた熊井ちゃんが
無反応な私に気づいて声をかけてくる。
「う、うん。昨日はちょっと。あ、録画はしたけど」
本当は見ていた。でも内容は覚えていない。
ずっとドキドキしながらももちの姿だけを追っていたから。

どうしてこんなにももちを見てるとドキドキしちゃうんだろう?
ひとりになって考えてもよくわからなかった。
芸能人として輝いている姿に憧れているのだろうか?
いやそれも違う気がする。でもよくわからない。
今はテレビのももちにドキドキしているだけだけど
このままだと普段のももにも興奮してしまうかも知れない。
もしそうなったら私は普段通りももに接する事が出来るだろうか?
「ねえねえ、みやちょっとチューしない?」
なんて言われたら断れるだろうか?
18 :みやもも :2013/02/21(木) 04:11
不安になった私は電話をかけた。
「はーい保田です。雅ちゃん?」
上機嫌な声。きっと飲んでいるのだろう。
「こんばんわ夏焼です。今どこですか?」
「新宿2丁…おっと雅ちゃんには早いわよね」
「もう20歳なんで大丈夫です。会って貰えませんか?」
もしかしたらももの事が好きかも知れない。
女の子なのに女の子の事が好きなのかも知れない。
そんな自分の気持ちをわかってくれそうな人は
保田さんしか思い浮かばなかった。

保田さんと待ち合わせしたお店に入るとぷーんと酒の匂いがした。
狭い店内を見渡すと保田さんが手をあげて小さく振っていた。
「という事なんです」
私は何もかも包み隠さずに保田さんに伝えた。
保田さんは「女の子が好きかも知れない」というと
嬉しそうな顔をしたけど手は出しては来なかった。
「どうして手を出さないのって思ってる?」
鋭い。さすがレズ。いや百戦錬磨な事はある。
「なぜならあなたはレズなんかじゃないからよ」
19 :みやもも :2013/02/21(木) 04:11
その言葉は私の心を複雑な気持ちにさせた。
安堵していいのか悲しんでいいのか。
「どうしてわかるんですか?」
私の当然の質問に保田さんは微笑んだ。
「簡単よ。その前に私の最近の趣味の話していい?」
保田さんはそう言うとバッグから何か出してきた。
「これはね。最近はまってる書道の道具一式」
話ながら保田さんは大きな筆を私の前に指しだした。
ドキンっ。私の胸が高鳴った。
「ぐふふっ。これで気づいた?あなたはレズなんかじゃないし
ももちが好きでもない。あなたが好きなのはこれよ。
太くて黒くて大きなものに心惹かれてるだけなのよ!」

そこで私はやっと気づいた。私はももちが好きなのではなく
あのももち結びの黒くて太くて大きい髪の束に興奮していたのだ。
「ぐふふきっと最近ご無沙汰なんでしょ?雅ちゃんが良かったら…」
酒臭い息を吐きながら肩を抱こうとする保田さんの腕を
強引にかいくぐって私は席を立った。
「ありがとうございます保田さん。失礼します」

外に出ると夜風が冷たくて私は走った。2丁目の街を。
自分がレズじゃないとわかって安堵する気持ちと
少し残念な気持ちを抱えて。
20 :みやもも :2013/02/21(木) 04:12
おわり

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