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天地合唱プロジェクト=ハロー

1 :大神羊太郎 :2008/01/14(月) 18:28
ロボットアニメ的SF小説となる予定です。
主な登場人物については追々判明するため、
この場では割愛させていただきます。


※拙著が、当初別の掲示板へ投稿した作品であることをご容赦ください。
執筆期間や作風を鑑みて、こちらを利用させてもらう方が妥当であると判断し
恥ずかしながら改めて連載を開始いたしました。
2 :大神羊太郎 :2008/01/14(月) 18:34
第一楽章 

1−A面

人工のライト煌めく月下の夜。
「Ah 本当の恋 わからぬまま あなたとはあれで終わるの・・・・・・」
そっと鼻歌を口ずさみながら、女はライフルを構えた。
眼前には警備兵が10人余こちらへ銃口を向けているし、背後は雲海が足元にのぞいている。
「ただちに投降せよ」
「孤独なんて皆同じと教えてくれた人・・・・・・」
届く勧告にも女は耳を貸さない。
ひたすら歌い続け、着込んだ黒いコートを揺らすばかりの相手に、
痺れを切らせた追手は発砲許可をおろそうとした。
その直前、衝撃が建物を揺らした。
唐突の事態に脅える追手どもは伏せるばかりだが、女は平然と立っている。
見れば、女の両足はすでに20m弱の人型メカの腕にあった。
追手どもは言葉を失った。
「――バカやろう」
女は最後に弾みのある歌声を添えてからロボットへ乗り込み、飛び立った。
「じ、巡洋艦を追っている部隊に連絡! ただちに別れて捕捉せよと!」
色を失う兵卒の、慌ただしい指示が駆けめぐる。

(B面へ続く)
3 :大神羊太郎 :2008/01/14(月) 18:39
1−B面

落下音が響いたは、明け方のこと。
この辺境の町にとっては遠くから微かに聴こえただけなので、
住人の内で音を受け取った者は唯一人だった。
「なんだろう」
着古したぼろのパジャマを着た少女は、枕もとの眼鏡をかけてから、抜き足差し足部屋をあとにする。
それから家を出て、隣接する教会のまえで、曙光を待つ屋根の十字架を仰いだ。
何も考えず外へ来てしまってから、寒さを思い知る。
上着を取りに踵を返す。
「早いじゃない」
「あっ」と声を上げる少女、逞しげな若い女が立ちふさがっていたからだ。
「ママ、あの、音が」
「せっかくだしお手伝いしてくれる?」
“ママ”と呼んだ女の、母性を含んだ笑みに少女は弱い。
仕方なく言うとおりに従う少女だが、頷きは諦めまじり。
(もっと陽がのぼってから見にいこう)
朝食の準備をする少女はたどたどしい。
ママは横目で心配しながらスープをかき回していた。
生白く大人しい少女はいじめの格好の標的で、学校でも、彼女を養う孤児院でも状況は変わらなかった。
少女のいじめられる要素は趣味にもあった。
「アイツまたジャンク屋漁ってた」
「機械いじりばっかしてるから暗いんだよ」
孤独な少女の慰めが昂じて、かえって蔑視を誘っていた。
罵倒を背に受けながら、少女はチャイムを待つ。

『To Be Continued...』
4 :名無飼育さん :2008/01/15(火) 23:17
こいつはすごいことになりそうだぜ
5 :名無飼育さん :2008/03/29(土) 18:31
orz
6 :管理DD :2016/02/10(水) 21:08
test

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