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続飼育支部

261 :私が愛した人 :2016/08/24(水) 00:08
先生、今日はよろしくお願いします、では。
母が電話に向かって何度も頭を下げる。
受話器を置くと、バタバタと冷蔵庫をあけた。

「これ、昨日のおかずだけど。それから主食」

好物のおかずが目の前に一品。
それと、いつの間に作ったのか冷蔵庫から玉子サンドが出てきた。

「いただきます」

両手を合わせ、食べ始める。
おいしい。
オレンジジュースもいつものような味気なさは感じず、おいしかった。

「さくら、朝はいつもジュースだけなん?」

母をまっすぐ見つめながら、こく、と縦に首を振る。
ーーこんな朝の会話久しぶりやね。
その一言から母はこれからのことを喋り始めた。
今、好きな男性がいること。
その人と結婚したいこと。
さっき、さくらが朝食用にジュースだけ持っていったのを見て危機感を持ったこと。
そして、結婚したらさくらを抱くのをやめること。
こんなん変やてずっと思うてきた。
けど、やめれへんかった。
さくらに初潮がきたら、やめようと思ってたんよ。
母は優しい表情をしてた。
私を抱いてるときよりずっとずっと優しい。
声も態度も。
私の知らない人のことを思っているからだろうか。
でも、今は母が私を抱かなくて済む時間が増えるのはいいことなんだ。

夕方、初めて顔を合わせた。
母がキラキラと輝いて見えた。
正社員で部長補佐とかいう偉そうな肩書きを持ってた。
三人暮らしには狭いからとその場でたくさんのことが決まっていく。
翌日には婚姻届が提出されると同時に、私は小田さくらになった。
母は苗字が変わったと浮かれていた。

経血の量が減り、気分が落ち着いたので登校することにした。
チェルが「おはようございます、さくら先輩」といつもとおんなじように声をかけてきてくれたから安心した。
チェルは今日も好きな人の話をしていた。
好きな人にだけ触られたかったから怒ったんだね、チェル。

私は母が大好きだ。
ううん、愛してる。
快楽を貪ることや肌を触ること、内蔵まで抱きしめあうこと。
恋人じゃない、愛し合ってる家族だからできるんだ。
大人になったらまた母を抱きたい。
きっと今とはすべての感覚が違うんだろう。
今度は私から母に快楽を教えてあげよう。

END.

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