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続飼育支部

20 :「いっしょに月をみよう」 :2011/12/11(日) 02:04
みーよからメールが来た。
『月が暗くなるのは23時過ぎみたいですけど、どうしますか?』
明日は大阪でドリムスのコンサートだけど……見たい!
なかなか見れるものじゃないしね。
少しだけ起きてあたたかい格好でベランダで見ればいい話だし。
22時前には月が欠けはじめてきたのは確認済み。
そこからちょいちょいみーよと月蝕についてメールしてた。
『23時過ぎに見始めれば隠れる瞬間見れると思う』
『ベランダで見るんですか? あたたかくしてくださいね』
そんなメールのやりとりをしてると、もう時間だ。
あたたかく着こんで、ベランダに立つ。
と、部屋の中で携帯が鳴っている。あれー? 電話だ。
「はいはい」
「あ、保田さん。あの……電話越しでもいっしょに月を見たいな、と」
「わー、それいいね。あ、ちょっと待って」
急いでベランダに出る。
21 :「いっしょに月をみよう」 :2011/12/11(日) 02:04
「なんだか月の指輪みたいですよね」
「……うん。こんなきれいな指輪もらいたいねぇ」
「え、保田さんもしかしておねだりですか?」
「べっ、別にそういうわけじゃないけどぉ」
「欲しいんですね」
「……みーよの好きな人にあげればいいじゃない」
「じゃあ保田さんにあげます」
「もうっ」
「わー神秘的、きっと日本中で何万人もの人が一緒に見上げてるんでしょうね」
「それもすごい話だよね。あっ! かなり真っ暗にすごーい」
いいこと思いついた。
「ねぇ、暗くなった瞬間、お互いのことだけ考えない?」
「いいですね」
みーよ、いつも私のこときづかってくれてありがとう。
甘えさせてくれるし、それにそれに……あー、月が隠れちゃった。
「隠れちゃいましたね」
「うん、でも月がまた出てくるまで、さ」
「……ずっと起きてるつもりなんですか!?」
「えっ?」
「あのー、何時間もかけてこうなったんですから、そう簡単には明るくなりませんよ」
「うそぉ」
「ほんとです、だから早く寝てください」

 END.

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