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作者フリー エロ短編用スレ 1集目

600 :夜桜 :2017/06/04(日) 21:15
私がそこを訪れたのは、会社の生田先輩から「はるなんさー、実はSMショーをやってるバーがあるんだけど興味ある?」と誘われたからだ。
興味を持った私は「じゃあ日曜の夜に、ストレス発散で行きませんか」と返事した。
夕方、昼間とは違う冷たい風が桜の硬い蕾を撫でていく。
受付で生田先輩は会員カードを見せた。
一見の私には「退出時に会員カードを作るかどうかお聞きします」と言われた。
その時には作るつもりなんてなかった。
いや、その気持ちには今も嘘はついていない。
店内は薄暗く、生田先輩と密着するように座った。
赤いボンテージという胸の谷間をほうりだしたような格好でオーダーを取りに来た店長に聞いたおすすめのお酒を頼んだ。
「店員へのおさわりは厳禁ね」と生田先輩から注意されると、ちょうどよくお酒が届き、乾杯する。
きっとまっ平らな自分の胸と店長のふくよかな胸を何度も見比べていたからだ。
柔らかそうな白い肌が薄暗い店内で青く発光してるように見えて、妖しさを感じていた。
先輩は、何でもよくできるなぁ、と感心してしまう。
よく冷えた甘口スパークリングの日本酒が喉をとおる。
炭酸のようなシュワシュワとした喉ごしに酔いを感じた。

客の多くは冷静で、何が起こるか知っているようだった。
私みたく一見の客は元々来店が少ないのだろう。
それだけで商売が成り立つとも思えないけれど。
一見には紹介されない高価なサービスが存在するのだろう。
客席より一段高いステージに真っ白なライトが当たる。
そこには、赤いボンテージ姿は同じだが、店長とは違う背の低い浅黒の女性が立っていた。
片手には鞭だろうか、黒くて固そうな紐のようなものを持っている。
コンクリートの床に鞭を一度叩きつけると、奥から別の女性が出てきた。
「今日は、さくら女王様とはーちんか」
生田先輩は顔を見ただけで、誰なのかわかるぐらい通っているようだ。
黒髪の少女みたいな細い体躯に真っ赤な首輪と、手枷足枷をつなぐ銀色の鎖がジャラジャラと妖艶に鳴り響く。
天井から降りてきた輪に両手の鎖を繋げると、まるで万歳をしているようだ。
彼女は、女王様と違って全裸だった。
下の茂みは逆三角形にきれいに剃られている。
胸を隠すものもない。
かかとがペタリと床につくぐらいまで下げられると、私はなぜだかホッとした。
ショーが始まってから、静かに進められていく行為の一つ一つに緊張を覚えていたのだろう。
女王様が持ち出したのは、SM用の赤い蝋燭だった。
低温だからやけどする心配なしと生田先輩が耳に唇を添えて教えてくれる。
先輩の声が空気の振動となって、耳にふれると、ドキドキした。
なぜそんなことを知っているのかどうでもよくなるぐらいショーに目を奪われていた。
真っ赤な蝋が涙のように落ち、白い肌に艶やかに咲く。
ビクンと体が跳ね、筋肉の筋が浮きあがる。
そして、肌がほのかに赤く染まっていく。
蝋が落ちて熱さを感じているのに、彼女が興奮していくのがわかった。

ーーこの興奮を私は知っている。
元彼に目隠しされたとき。
手錠してみようなんて、自由を奪われたとき。
エクスタシーを学んだ。
私もあそこで、ステージで見られていたい!
見られながらエクスタシーを感じたい!

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