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舞波と学級文庫

1 :天使 :2005/08/03(水) 23:54

☆彡
これを見れた方は運がいいです。
絶対幸せになりたい!という方はこの文章を3つのスレに書き込んでください。
そうすると、七日後、貴方は好きな人に告白されるでしょう。
ただし、この文章を見たにもかかわらず書き込まなかった場合は
貴方の身の回りでよくない事が起きてしまう事があります。
必ず起こるわけではないのですがご注意下さい。


舞波はあんまり出ませんけどヨロシク!
短い話を書きたいと思います。
ベリの童話を書くかも知れないけど予定は未定です。
2 :シンデレラ :2005/08/03(水) 23:56


  シンデレラ

3 :シンデレラ :2005/08/03(水) 23:56

昔々、とある国で王子様がお嫁さんを探していました。
そのころはインターネットが無いので立て札を立てました。
「かわいい娘きぼん。お城で美少女コンテストをしますです」
その立て札を見た国中の年頃の娘はお城へ向かいました。
シンデレラもそのひとりでした。
シンデレラは貧乏だったけどその美しい美貌と優しい性格で
見事、王子様のハートを射止めたのです。
そしてそのシンデレラの役は桃子がするのです。
魔女のような顎だから雅ちゃんは魔女の役で
馬車になるネズミの役は当然、舞波に決まりです。

「みんなわかった?とにかくシンデレラは桃子がするから」
みんなはうつむいて何も言いませんでした。
4 :シンデレラ :2005/08/03(水) 23:57

今度舞台でする演目はシンデレラ。それはなんとか決まったものの
その後、何度話し合っても配役が決まりません。
そして業を煮やした桃子が好き勝手な事を言い出したのです。

「もーみんな桃子の話を聞いてるの?」
桃子があんまりうるさいので千奈美が面倒臭そうに言いました。
「えっと、桃子シンデレラは貧乏。までは聞いた」
「もー最後までちゃんと聞いて!」

議論は平行線でした。全然役が決まりません。
唯一決まっているのは佐紀がまとめ役だという事だけでした。
そのまとめ役の佐紀は民主的に多数決をする事にしました。
もう話し合いをするのに疲れてしまったのです。


「シンデレラの役は桃子ちゃんが良いと思う人」
桃子が颯爽と手をあげました。
授業中もこれくらい手をあげたら偉いのにと佐紀は思いました。
「ほら舞波ちゃん、桃子がいつもお菓子を食べてあげてるじゃない」
桃子にそう言われて舞波がなんだか納得がいかないような顔で手をあげました。
「ほら!みんなここで手を上げなきゃ上げる所ないよ!」
みんなは黙ってうつむきました。

5 :シンデレラ :2005/08/03(水) 23:58

結局、桃子には2票しか票が入りませんでした。
8票中2票では当確圏内ではありません。
最悪でもりしゃこからの票で3票は貰えると思っていただけに
桃子は内心焦りました。
仕方ありません。桃子はみんなを蹴落とす事にしました。


「えーっと友理奈ちゃんが良いと思う人」
友理奈が自ら手をあげようとしましたが
誰も他に手をあげそうになかったので上げませんでした。
桃子は舌打ちしました。
票が分散すればするほど当選確率が上がるからです。
この友理奈の1票が後で重要になるのです。
6 :シンデレラ :2005/08/03(水) 23:59

「りしゃこがシンデレラで良い人」
りしゃこだけが手をあげました。
どうせセリフなんて覚えられないくせに。
桃子はにやりと笑いました。

これで残るは5票。残りの人で桃子に対抗出来るのは雅だけです。
もしも全員が票を雅に入れれば当然桃子の負けです。
けれど投票しない事も充分考えられます。
まだ予断を許さない状況です。

「千奈美ちゃんが良い人!」
千奈美も手をあげません。マズイ。桃子は冷汗をかきました。
千奈美なら自分に入れると思ったのに。
あ。桃子はその時、気付いたのです。

みんな雅に投票するつもりな事に。

みんな雅がシンデレラに相応しいと思っているのです。
中学生のくせに高貴な顔立ちをしている雅は確かにシンデレラ向きです。
逆に桃子はシンデレラの貧乏時代しか演じられません。
「おしん」ならともかくシンデレラなら雅が適任とみんな思っているのです。
7 :シンデレラ :2005/08/04(木) 00:00

嫌だ。雅をシンデレラになんてさせない。
桃子は突然立ち上がりました。
「ど、どうしたの桃子ちゃん?」
「佐紀ちゃん疲れたでしょ?桃子が司会を代わってあげる。
いいからいいから。お金なんて取らないって。ほんとだって。
じゃ今から桃子が司会だから。それでは佐紀ちゃんで良いと思う人」

人望の厚い佐紀は先に始末しておかないといけない。
桃子は動物的にそう判断をしたのです。
誰も手をあげません。
やはり。佐紀に投票しないって事は桃子に投票する気だ。
舞波とかまあさに投票する事は到底考えられない。
今のうちになんとかしないと。
8 :シンデレラ :2005/08/04(木) 00:01

「あれ?雅ちゃん佐紀ちゃんに投票しないの?
いつも仲良しなのにどーして?」
桃子はワザとらしく雅に聞きました。
「か、関係ないじゃん。次、行こうよ」
雅はそう言って話を終わらせようとしたが
まわりが急にざわめき始めたのです。

「雅ちゃんって本当は佐紀ちゃんの事嫌いなんじゃないの?」
「利用してるだけなんだよ」「結局、自分が主役になりたいんでしょ?」
「佐紀ちゃんカワイソス」「雅ちゃん天狗になってるね」
「あれ顎だから」「ぷげらぷげら」

それはもしかしたら幻聴だったのかも知れない。
だが雅は確かに聞いたのです。その呪いのような呟きを。

実際、大半は桃子の巧みな腹話術の仕業でした。
9 :シンデレラ :2005/08/04(木) 00:03

雅はその声に負けた。手をあげた。
「あれ?どうしたの雅ちゃん、うふふふふ」
「さ、佐紀ちゃんに投票します」
そうしなければ佐紀との友情が壊れる気がしたのだ。
この1票は佐紀への友情の証だった。

佐紀は雅が手を上げるその様子を呆然と見ていました。
佐紀は雅がシンデレラになる事を誰よりも望んでいました。
それだけに自らシンデレラになる事を放棄するような
雅の行為に佐紀は驚いたのです。

佐紀は考えました。これで残る票は自分を含めて4つ。
千奈美は意地悪して雅に入れないだろう。
友理奈も自分以外には入れる気はないだろう。
まあさは何を考えているのかわからない。
雅に入る確実な票は自分の1票のみだ。
10 :シンデレラ :2005/08/04(木) 00:05

このままでは桃子がシンデレラになってしまう。
それだけは駄目だ。桃子に主導権を奪われてはならない。
佐紀は考えました。自分に投票する事を。
そうすれば雅と自分で2票になって桃子と決選投票だ。
だが、そんな事をすれば雅をシンデレラにする事が出来ない。
どうする?佐紀は必死で考えた。

「はい。時間でーす。次は舞波ちゃん・・・・・はい終了。まあさ終了」
佐紀が必死で考えている間に桃子が一気に話を進めてしまった。
しまった。司会を奪われたのが最大の失敗だった。
佐紀は悔やんだけれど後の祭りでした。
11 :シンデレラ :2005/08/04(木) 00:06

「はーい。次は雅ちゃんの投票です。
雅ちゃんが顎の長いシンデレラで本当に良いと思ってる可哀想な人!」

佐紀はその小さな身体を大きく伸ばし手をあげました。
そうしないと桃子がカウントしない恐れがあるからです。
友理奈も千奈美も手を上げる気配がなかった。

桃子は勝利を確信した。
「はい。それではシンデレラは桃子って事で」
「ちょっと待って!」

佐紀は立ちあがった。
「まあさ。まあさちゃんはどうなの?
桃子ちゃんの魔の手から逃れるにはまあさちゃんの力がいるの」
佐紀はなりふり構ってられなかったのです。

さっきから座ったまま微動だにしないまあさを佐紀は揺さぶった。
まあさはボーリングのピンのように倒れた。
「あれ?まあさ?」
まあさは息をしていなかった。
すぐに救急車を呼んだがまあさは息を吹き返す事はなかった。


まあさが死んデレラ。
12 :シンデレラ :2005/08/04(木) 00:07


おしまい

13 :眠れぬ森の美女 :2005/08/12(金) 23:25


眠れぬ森の美女

14 :眠れぬ森の美女 :2005/08/12(金) 23:26

うら若き乙女たちが今日もお話しています。
今日も来月の舞台でする演劇の演目で悩んでいるのです。
沈黙が流れます。舞波持参のお菓子と時間が減ってゆきます。
桃子が珍しく家から持ってきた煮豆の賞味期限がますます過ぎてゆきます。
不意に千奈美が漏らしたあくびが連鎖します。
話は進みません。

「眠れる森の美女はどう?」
舞波がなんとなく発言しました。
いつもならその発言は無視されますが今日は違います。
「賛成!」とみんな言いました。
みんなとはもちろん桃子とりしゃこです。
恐らく「美女」ってキーワードに反射的に反応したのでしょう。
自分が美女の役をするつもりなのです。
15 :眠れぬ森の美女 :2005/08/12(金) 23:26

とりあえず反対意見がなかったので演目は眠れる森の美女決まりました。
ところがいつも通り配役が決まりません。
「それじゃあ桃子がするね」
「何を?」
「何って決まってるでしょ?美女の役」
「こうなったらりしゃこがするもん」
「何を?」
「もちろん・・・・。美女」

全員が眠気眼で車座になって話していますが話が前に進みません。
話は夜になっても終わりません。
おーどんが伸びきっています。もう眠くて仕方ありません。
「眠い森の美女だっけ?」
「眠い美女の森じゃなかった?」
「もう何でもいいよ」
16 :眠れぬ森の美女 :2005/08/12(金) 23:27

おかしい。舞波は気付いてしまいました。
「ねえ、桃子ちゃん、りしゃこ。
眠れる森の美女ってどんな話か知ってる?」
「え?ま、舞波ちゃん何を言ってるの?知ってるよ。ねえ?」
「美女が出るんだよね確か」
「そうそう。もう舞波ちゃんったら何言ってるの?あはは」

さては眠れぬ森の美女の内容を知らないな。舞波は落胆しました。
桃子はテレビが家にないから仕方ないにしても
りしゃこはデズニー映画が好きと言っていただけにガッカリです。

仕方ないので舞波はふたりに眠れぬ森の美女の
話のあらすじを教えてあげる事にしました。
舞波はかなり緊張しました。
自分が会話の中心になる事なんて滅多にないからです。
17 :眠れぬ森の美女 :2005/08/12(金) 23:28

「昔、ある王国がありました。そこに王妃が居ました。
王妃には残念ながら子供が居ませんでした」
舞波がそこまで言うとりしゃこが手を上げて質問しました。
「なんで子供がいないの?」
「あ、それ桃子知ってる。王様と王妃の仲が悪いんだよ」
「なんで仲が悪いと子供がいないの?」
「そりゃセックんぐぐい」

桃子がとんでもない事を言いそうなので舞波は口を塞ぎました。
そしてとっておきのうまい棒を桃子に渡しました。
桃子は黙って嬉しそうに食べ始めました。
18 :眠れぬ森の美女 :2005/08/12(金) 23:29

桃子がしばらくうまい棒を食べている間にりしゃこに説明しました。
「えっと、コウノトリが飛んでこないからだよ」
「よくわかんなーい。何コウノトリって」
「もぐもぐ・・・・コウノトリはキツツキみたいな鳥の一種だよ。
王様がキツツキみたいに王妃を・・・あ、サラダ味ありがとう。もぐもぐ」

「じ、じゃあ話を進めるね。で、結局女の赤ちゃんが生まれました。
でもその赤ちゃんは悪い魔法使いに呪われてしまったのです」
「呪われたらどうなるの?」
「顎が出たりするんじゃいたたた」

桃子は雅に羽交い絞めにされました。
顎で首筋を切り裂かれそうになったので桃子は黙りました。
こんな事で殺されては割に合いません。
19 :眠れぬ森の美女 :2005/08/12(金) 23:30

「呪われたその女の子は針に刺さると死んでしまうのです。
だからみんなで国中の針を捨てました」
「勿体無いね」
「エコロジーじゃないよね」
「じゃあ桃子が針を捨てるのを止めさせる美女ね」
「あっずるーい。りしゃこも美女がいい」

舞波はため息をこぼしました。
こんな事ならいつも通り静かにしておけば良かったと思いました。

「でもどんな鋭い針で刺されても痛いだけで死なないよ・・・・な、なに雅ちゃん?」
雅が恐い目でりしゃこを見ていたのでりしゃこはドキドキしました。
顎がきらりと光りました。
20 :眠れぬ森の美女 :2005/08/12(金) 23:31

「まったくもう。りしゃこったら子供だね。桃子が教えてあげる。
針は比喩で女の子は男に刺されたら商品価値がいたたた」
「りしゃこに変なこと教えちゃ駄目」
桃子は雅の顎でしばかれました。

「もう美女の森でいいじゃん」
「賛成。美女ばっかりの話だね」
「だいたい眠ったらセリフないしね」
「眠れぬ森って意味わかんないし」

いつの間にか舞波は蚊帳の外に出されていました。
舞波は腹立ち紛れに不貞寝しましたが
もちろん舞波は美女ではありませんでした。

21 :眠れぬ森の美女 :2005/08/12(金) 23:31


 おしまいは

22 :サンタクロース :2005/08/13(土) 23:09


  サンタクロース

23 :サンタクロース :2005/08/13(土) 23:10

「ホントだっているのサンタさんはいるの」
意地っ張りで自己主張強めな女の子の千奈美ちゃんが言っています。
去年、サンタさんが家に来てプレゼントを置いていったそうです。
みんなは失笑しています。
みんな本当はサンタさんなんて居ないと知っているのです。
大抵、サンタさんはお父さんなのです。

「じゃあ今年は千奈美の家で集まってみんなで徹夜してサンタさんを見よう!」
桃子が提案しました。みんなは賛成しました。
みんなは桃子が千奈美の家に集まりたいのはご馳走が食べたいからであって
サンタなんかに興味ないと知っていましたがもちろん言いません。

とにかくそうと決まれば話は早い。
クリスマスは千奈美の家で遊ぶ事になりました。
24 :サンタクロース :2005/08/13(土) 23:11

夜になりました。寝る時間になりました。
みんなでわくわくして待っていましたがサンタさんは来ません。
「あれ?サンタさん家を間違えたのかな?ちょっと見てくる」
千奈美ちゃんはだんだん心配になってきました。
このままでは嘘つきになってしまいます。
みんなも心配になってきました。
正直、嘘つきは桃子ちゃんだけで充分なので
みんなでサンタを探す事にしました。

「ここかな?」
千奈美のお父さんとお母さんの部屋の戸を開けました。
驚きました。お父さんは裸でした。腰には象のように長くて赤い鼻。
赤い鼻と言えばもちろんトナカイです。

サンタはお父さんだったのです。

25 :サンタクロース :2005/08/13(土) 23:12

「み、見てほらサンタさんが来てるよ」
サンタさんは手に持って小さなゴム風船のような
薄い靴下にトナカイを突っ込みました。
「プレゼントはトナカイだあ!」
みんなはそれがトナカイでは無いと知っていますがいいません。
あれはちんちんです。みんな千奈美ちゃんが哀れで言えないのです。

佐紀は恐る恐る千奈美に聞きました。
「千奈美ちゃん本当は何をおねだりしたの?」
「かわいい妹」
みんなあれはお父さんの息子だとは言えません。
26 :サンタクロース :2005/08/13(土) 23:14

お父さんはお母さんにまたがりました。
「お母さんはトナカイだったのか!」
もう誰も千奈美ちゃんに突っ込めません。
でも千奈美ちゃんのお母さんは突っ込まれてます。
「・・・・・・。」
千奈美ちゃんはなんだか黙りこくってます。
何かおかしい事に気付いてしまったようです。

「ち、千奈美ちゃん今年は駄目でも来年には妹をプレゼントして貰えるよ」
みんなはそう言いましたが避妊しているので駄目です。
「はあはあホワイトクリスマス」
お父さんからプレゼント。お母さんの顔に雪。
お母さんは嬉しそうに微笑みました。

千奈美ちゃんはとりあえずオナニーしました。
27 :サンタクロース :2005/08/13(土) 23:14


おしまいは

28 :思春期 :2005/08/17(水) 02:02


  思春期

29 :思春期 :2005/08/17(水) 02:03

雅は大人っぽいけど中身は普通の中学生。
思春期の女の子らしく身体の事で悩んでいます。
「あーもうちょっと胸が大きくなってお腹がへっこんだらいいな」
「へぇ。雅ってそんな事で悩んでるのか」
「あ、匿名君。聞こえちゃった」
何処からか同級生の男の子が現れました。

「僕にナイスアイデアがあるよ」
雅はワラにもすがる気持ちで話を聞く事にしました。
「話は簡単だ。そのお腹の肉が胸に移動すれば良いわけだ」
なるほどそう言われたら簡単です。

「どうすればいいの?」
「逆立ちするのさ。そうすれば地球には重力がある。
お腹の肉は胸の方に移動する。すると胸が大きくなるはずだ。さあ僕が手を貸すよ」
雅は匿名君の優しさに甘えて逆立ちしてみました。
30 :思春期 :2005/08/17(水) 02:04

「・・・・・ど、どう?大きくなってる?」
「はあはあ雅パンツが見えてるよ雅。すっごく大きくなっちゃったよはあはあ」
匿名君のちんちんが大きくなっただけでした。



おしまいは

31 :雅ちゃんが懸賞生活 :2005/08/20(土) 10:22


  雅ちゃんが懸賞生活

32 :雅ちゃんが懸賞生活 :2005/08/20(土) 10:23

雅が全裸で懸賞生活を始めたのは昨日の事でした。
動物でも毛皮を着ているというのに
雅は24時間どんなときでも丸裸なのです。
常識的に考えてそれは人間的では無くとても恥ずべき行為です。

だからと言って雅は決して羞恥心の無い女の子ではありません。
むしろ普通と言っても良いほど真っ当な神経の持ち主です。
それなのに全裸で生活とはこれいかに?

実は桃子が全て悪いのです。
33 :雅ちゃんが懸賞生活 :2005/08/20(土) 10:24

ベリーズ工房の活動の合間を縫って楽屋でせっせと
色々なところに懸賞のハガキを書いている桃子が不憫になって
雅は涙目でついつい言ってしまったのです。
「桃子ちゃん可哀想・・・・・雅が代わってあげたい」と。
するとこうです。
桃子の合図で動いた舞波とりしゃこによって雅は目隠し拉致監禁。
いつの間にか雅は独房でひとり全裸にされていたのです。

ひとりぼっちだから裸でも問題ないじゃないか。
そう思うかも知れません。
ですがこの部屋にもしもカメラがあればどうなります?
全裸で生活しているのが撮影されてしまうのです。
誰かにその映像を見られてしまうのです。

そう思うと雅は佐紀より小さく縮こまって
恥を忍んで生きなければならなくなるのです。
34 :雅ちゃんが懸賞生活 :2005/08/20(土) 10:25

布団は無ありません。服の代わりに出来るからです。
あるのは小さなちゃぶ台。その上にはハガキ。
全てベリーズ工房のラジオ番組宛てになっていました。
そしてメモ。
「字体を変えて『桃子ちゃんのファンです』と書きなさい。
もしも何か当たったら全て桃子に渡しなさい」
雅はメモを破って捨てた。最後まで読んで。

部屋の広さは4畳半くらいでしょうか?
普通の民家の部屋のようですが違うのは窓が無くて出口が無い事。
雅は必死で部屋を隅々まで探しました。
カメラらしきものは見つかりませんでした。
でも盗聴器があるかも知れません。となるとオナラは出来ません。
監禁されていても雅はアイドルなのです。
決して娘。の某矢口みたいな恥知らずな行為は出来ないのです。
35 :雅ちゃんが懸賞生活 :2005/08/20(土) 10:27

「あっ」
雅はすっとんきょうな声を出しました。
どこでおしっこをそしてうんこをすればいいのだろうか?
雅は急に不安な気持ちになりました。

うんこはハガキで拭けばいいかも知れない。 硬いけど。
いやうんこがじゃなくてハガキの紙質がね。
そんな事はさて置きうんこは何処に流せばいいのだ?
雅は叫んだ。悲鳴のような声で。
今すぐにでも気が違ってしまいそうでした。
うんこを処理できない。
そんな非文明の世界は現代っ子の雅には耐えられません。
36 :雅ちゃんが懸賞生活 :2005/08/20(土) 10:27

雅はパニックになっていた。
もしうんこでメタンガス中毒になったら。
もしカメラが自分を映さないでうんこばっかり映していたら。
もしうんこが出なかったら。
そうだ。うんこが出ない、即ち便秘になったらどうしよう。
便秘は美容の大敵なのです。
うんこが出ることよりも出ない事が心配だ。
雅は試しに腹に力を入れた。

おかしい出ない。雅はあせった。
もしこのまま死んだら肛門が緩みうんこが溢れ出る。
うんこを漏らして死ぬなんて嫌だ。
うんこに塗れて死ぬなんて嫌だ。
雅は立ち上がった。

思いっきりうんこを排泄できる場所を求めて。
37 :雅ちゃんが懸賞生活 :2005/08/20(土) 10:29

一方そのころ

桃子はりしゃこと一緒に雅のバッグに入っていた財布から
千円札を数枚くすねてわたがしを食べていました。
甘く軽い空虚な食べ物でした。
「おいしいね」
桃子は終始笑顔でした。
初めてわたがしを食べる事が出来て嬉しかったのです。
でもりしゃこは一抹の寂しさを感じていました。

宇宙は最初は小さな点でした。それが膨張して今の宇宙となったのです。
それは奇跡のような現象です。 だがその中身はどうでしょう?
このわたがしのように空虚ではないか。
りしゃこは桃子に言いたい事がありました。
「あばばば」
「りしゃこもおいしい?良かったね」
桃子は微笑んだ。
38 :雅ちゃんが懸賞生活 :2005/08/20(土) 10:29

桃子は暇があると空をよく眺めていました。わたがしの事を思って。
もしあの雲がわたがしだったら・・・・・。
どのくらいの値段で売れるのだろうか?
でももう空を見上げない。
だってもうわたがしを食べてしまったのだから。

手がベトベトになったのでりしゃこの服で拭きました。
桃子は夢がかなう事の喜びと悲しみを感じたのです。

だがその時大変な事が起こっていました。どこで?空で。
とんでもないものが飛来してくる最中だったのです。
マイハマンです。
39 :雅ちゃんが懸賞生活 :2005/08/20(土) 10:30

マイハマンは空も飛べるし踊れるし歌えるけれど
見せ場の少ない未知の生物です。
地球では仮の姿、舞波として活動しているのです。
何故、仮の姿で活動しているのか?
実はマイハマンだと人間に知られると大変な事になってしまうのです。

具体的に言えば桃子の足代わり、タクシー代や電車賃を
浮かせる為の便利な存在となってしまうのです。
舞波はマイハマンの一族のプライドに賭けてそんな事は出来ません。
だから桃子の半径100メートルくらいで飛ぶのは止めて歩くのです。
歩くのは健康にもいいしね。

「おはよー桃子ちゃんにりしゃこ」
「おはよー舞波ちゃん」
桃子は舞波の姿をじっと見つめました。
いかんマイハマンとバレてしまったのだろうか?
舞波はおろおろしました。うろうろしました。
「ねえ・・・・舞波ちゃん飛んでみて」
桃子は笑顔で言いました。
舞波は驚愕しました。何時の間にバレたんだ?
40 :雅ちゃんが懸賞生活 :2005/08/20(土) 10:31

桃子は全てを知っているのです。
保健体育でも教えてくれないような事も全て。

舞波は観念しました。諦めました。
早々と不人気メンとして生きる事を決めた舞波にとって
諦めるのはそんなに難しい事ではないのです。

「急いでるから早く飛んで」
桃子の急かす声。舞波は大慌てです。
飛ぶのには精神を統一したりマントを準備したり忙しいのです。
41 :雅ちゃんが懸賞生活 :2005/08/20(土) 10:31

「あー違う。飛ぶってジャンプして事!飛んで!」
舞波は慌ててジャンプしました。何度も何度も。
「あ、りしゃこ。右のポッケでチャリンチャリンって鳴ってる」
りしゃこは舞波のポケットを探りました。運良くちゃんと右を選びました。
確率は2分の1。今日はラッキーデーです。
「桃子ちゃん500円とちょっと入ってた」
「じゃあタクシー乗れるね。じゃあねマイハマン」
桃子とりしゃこは舞波を置いて歩いて行きました。
こんな暑い時期にクーラーも付いていない
マイハマンになんか乗ってられないのです。

タクシーはやっぱり涼しいです。
桃子は雅ちゃんのところに行って。と告げました。
42 :雅ちゃんが懸賞生活 :2005/08/20(土) 10:32

「わたがし余ってるから雅ちゃんにあげよっか?おなか空いてそう」
「駄目駄目。わたがしを服の代わりにしそうだから」
「あ、そっか。桃子ちゃんかしこーい」

りしゃこはわたがしを下着のようにしている雅を想像しました。
おっぱいが大きく見えそうだから試しに自分がしてみようと思いました。


おしまいは

43 :A電車でGO :2005/08/21(日) 00:36


  A電車でGO

44 :A電車でGO :2005/08/21(日) 00:37

「だめ!桃子ちゃんそれはりしゃこの!」
「え?なんてりしゃこ?何言ってるのかわかんなーい。美味しい」
「桃子ちゃんの馬鹿ああああ」

握手会に向かうベリーズ工房のみなさんは
いつものようにガヤガヤと賑やかだった。
移動手段は夢の高速列車新幹線なんて素敵な乗り物ではなく電車。
しかも近鉄電車だった。
その上、席は無く立って乗らされていたのだが
それでもベリは元気そのものだった。

まわりの客は疎ましく思いつつもそのかわいさに心を癒された。
もちろん誰もアイドルグループ、ベリーズ工房だとは知らず
小学生の遠足か何かと思っていたのだが。
それでもその可愛さ美しさに愛らしさに
「かわいいあの子は誰?」と電話が殺到状態だった。
45 :A電車でGO :2005/08/21(日) 00:38

大騒ぎするメンバーの中で唯一、雅だけがおとなしかった。
乗客は大人っぽいし引率の先生かな?と思っていた。
まさか中学1年だとは思いもしなかった。

がたんごとんと電車が揺れる。桃子のおっぱいがゆらゆら揺れる。
そんな事は関係なく電車はレールの上を突き進んだ。

あれ?雅ちゃんどうしたんだろう?元気がない。
佐紀はようやく雅の様子がおかしい事に気付いた。
これじゃキャプテン失格だ。佐紀は唇を噛み締めた。
りしゃこの頭がおかしいのは出会ってすぐに気付いたのに。

「どうしたの雅ちゃん?さっきから無口だけど顎の具合でも悪いの?」
佐紀の問いかけに雅はうつむいて何も答えなかった。
ただ脂汗が雅の額に滲んでいた。
46 :A電車でGO :2005/08/21(日) 00:39

電車は進む。
「うわーきれいな景色」
「りしゃこあれが富士山だよ」
「へえ。桃子ちゃんかしこーい」
雅は楽しく弾む会話に参加しないでお腹を抑えた。

まさか?
雅のいつもと違う様子を見て桃子はピンときた。
雅はどうやら腹痛で苦しんでいる。間違いない。
桃子はにやりと笑った。これは雅を蹴落とすチャンスだ。

桃子は大声で「雅ちゃんもしかしてしたいの?何がしたいの?」
と言おうとしたがやっぱり止めた。
他のメンバーならどうって事はないが
今、雅の人気が下がればベリの存在自体が危うくなる。
桃子は悩みに悩んで黙っていた。苦渋の選択だった。
まあ今言わなくても後でラジオのネタにでもすれば良い話だし。
47 :A電車でGO :2005/08/21(日) 00:40

「・・・駄目。出ちゃう。あれが出ちゃう」
雅は佐紀に呟いた。雅は佐紀にならなんでも言えた。
というか佐紀以外のメンバーは信用出来なかったのだ。
それを聞いて佐紀は重苦しいため息を吐いた。
やっぱり。佐紀の予感は当たってしまった。
「我慢して雅ちゃん!」
「う、うん・・・頑張る」
しかし雅も生身の人間。我慢にも限界はあった。
もはや雅は気力のみで耐え忍んでいた。

いつの間にか車両全体がざわめき始めた。
座席を杖のようにして辛うじて立っている美少女。
そのモジモジした仕草に乗客も気付き好奇の視線を注ぎ始めたのだ。
そしてその横で必要以上にくねくねしている桃子にも関心を持ち始めた。
やはりふたりはベリの2トップなのだ。
48 :A電車でGO :2005/08/21(日) 00:41

まずい。雅のこんな姿を人目に晒すわけにはいかない。
佐紀は必死で手を広げ飛び跳ねて雅を隠した。
だがその小さな身体で大人達の好奇の目から
雅の姿を完全に隠すのは不可能だった。
こんな時にえりかちゃんが居れば。だがえりかちゃんはここには居ない。

今はベリのみんなで力を合わせて雅ちゃんを守るんだ。

「友理奈ちゃん助けて!その背の高さで雅を助けてあげて!
ついでに佐紀に身長を分けて!」
佐紀の声を聞いて友理奈は顔をあげた。
だがすぐに下を向いて携帯をいじり始めた。にやにやしていた。

友理奈は雅を助ける気なんて毛頭なかった。
いつまでも友理奈は後列で居るつもりなんてないのだ。
49 :A電車でGO :2005/08/21(日) 00:43

「うわあああああ出そうだよ。凄いのが出るよ」
桃子が急に叫んだ。
「ベリの写真集に続いて桃子のソロ写真集も出るよおー買ってね」
一部の客はなんだ宣伝かと視線を外した。

桃子の作戦は成功した。ように見えたが駄目だった。
逆にロリコンが集まってきた。日本人にはロリコンが多いのだ。

仕方ないので桃子は写真集の注文を取り始めた。
「ありがとうございます。2500円になります。出来次第すぐ郵送しますんで」
桃子は札束を抱えて小躍りしていた。
本当に発売されるのだろうか?
50 :A電車でGO :2005/08/21(日) 00:44

まあさと舞波が慌ただしく動き回る。
何か解決策を探しているのだ。
このままでは楽しい握手会の前に悪臭会が始まってしまう。
それだけは避けなければならない。
それにここで雅に恩を売っておけば前列を代わってくれるかも知れない。
淡い期待だった。絶対にありえないのに。

「このピンチをなんとかするよ。雅ちゃんのために!ベリの明日のために!」
佐紀の激が飛ぶ。みんながなんとかしようと必死になっている。
雅は思わず涙が溢れそうになった。

雅もなんとかするよ。うんこをするよ。臭くないけどするよ。

雅の頭に一瞬そんなセリフが連鎖的に浮かんだ。
そのとたんお腹の激痛は一気に増した。
悲鳴に似た音がお腹の奥底から響く。
するよ。と自分で認める事によって気が緩み、同時にお腹が緩んだのだ。
「助けて・・・・・もう限界」
それはいつまで経っても売上の上がらない
赤字工房を支える事務所の気持ちに似ていた。
51 :A電車でGO :2005/08/21(日) 00:46

「雅ちゃんトイレがあったよ!」
雅の顔に光が差した。
そう。これは近鉄特急アーバンライナー。
ベリは特急券を持っていないから立たされていたのだ。
本当は料金を払うか、追い出されるかだが
ベリはかわいので特別に許可されていたのだ。多分。

雅は走った。トイレに向かって。
溢れる汗を置き去りにして。

まあさと舞波について行く。残された時間は少ない。

「・・・・・あった」
トイレのドアが神々しく見える。天国への扉のようだ。
雅は突撃するような勢いでドアノブを回した。
駄目だ開かない。
52 :A電車でGO :2005/08/21(日) 00:48

悲しいかな。いくら見た目は大人びても所詮は非力な中学生。
鉄製の扉はビクともしなかった。
「雅ちゃん任せて!」
ベリナンバー1の腕力の持ち主まあさがドアノブに挑んだ。
こんな時くらいしか役に立たないから頑張った。

だがまあさひとりでは開きそうになかった。
「まあさ!舞波!三人がかりで開くよ!」
雅達は全力でドアノブを回した。回しにくくて仕方なかった。
腹筋に力が入って危なく漏れそうになる。
だがこの扉は手を抜いて開くようなドアではない。
このままだと漏れる他ないんだ。漏れたっていい!
雅は全力でドアノブを握った。

「入ってますよー」
力が抜けた。誰か中に入っている。この声は・・・・りしゃこだ。
「なんでりしゃこが入ってんのよ!」
「だってーりしゃこもしたかったんだもん」

今ベリーズ工房結成以来のピンチが訪れようとしていた。
53 :A電車でGO :2005/08/21(日) 00:48

どのくらい時間が経っただろう?
今、雅を支えているのはベリのエースであるというプライドだけだった。
その鬼気迫る顔はライブ中のやすすを想起させた。

そんな事とはつゆ知らず、りしゃこはトイレからのんびり出てきた。
のんびり出していたのだ。
とにかくこれで人前で漏らすなんて屈辱は味わずにすむ。
雅は換気すらまだしきれていないトイレに駆け込んだ。

「待って雅ちゃん!」
突然、呼び止める声。佐紀だった。
「ちゃんと紙があるか調べたほうがいいよ」
雅は嫌な予感がした。やはり紙は無かった。予備の紙も無かった。
りしゃこは紙をアホほど使ったのだ。
もちろん近鉄列車如きにウォッシュレットなんて気の効いた物は無い。

再び雅の額に脂汗が溢れ出した。
54 :A電車でGO :2005/08/21(日) 00:50

「どうしょう・・・・・」
雅は泣きそうだった。
雅だけじゃない。この場に居る全てのメンバーが天を仰いでいた。
運命だと諦めて雅に同情し悲しんでいた。

ただ1人を除いて。

「はあはあ雅ちゃん間に合った?」
桃子だった。手にはトイレットペーパー。
どこか別のトイレでくすねてきたのだろう。
この時ばかりは雅も桃子の手癖の悪さを感謝した。
「ありがとう桃子ちゃん」
雅の頬に喜びの涙が伝う。
普段はライバルであってもやっぱり同じ釜の飯を食べた仲間なんだ。
桃子の優しさ、思いやりに涙が止まらなかった。

「まいどあり。ベリ特別割引で500円だよ!」
桃子の言葉にその場が凍った。
55 :A電車でGO :2005/08/21(日) 00:50

500円。雅は呟いた。
500円あればどれだけお菓子が買えるだろう?
小学生低学年の月収に相当する金額を
たかがトイレットペーパーのために出せと桃子は言っているのだ。
人の弱みにつけこんで。なんて卑劣な奴なんだ。
よく考えればその倍の千円があればベリの握手券を買えるし。
いや違う。CDを買うんであって握手券はオマケだ。

走馬灯のように雅の頭に様々な思いが駆け巡る。
死ぬのか?いや死なない。うんこを漏らしてしまうだけだ。
56 :A電車でGO :2005/08/21(日) 00:51

「どうするの?雅ちゃん」
桃子はニコニコと笑顔で言う。この外道め。
雅は仕方なく財布からなけなしの千円を出した。
「雅ちゃんありがとう。2個お買い上げですね」
「1個でいいから。2個もいらないよ」
「だって桃子お釣りなんて持って無いもん」
困ったような顔で笑った。
嘘だ。さっき乗客から写真集をダシに金を騙し取って
小銭ならなら充分持っているくせに。

雅は泣く泣く千円を差し出した。
代わりにトイレットペーパーを受け取った。
何かお土産でも買ってきてね。
お母さんがそう言って渡してくれた千円をこんな事で。
雅は心の中で母に詫びた。
57 :A電車でGO :2005/08/21(日) 00:52

とにかくこれでもう万全だ。早くトイレに行こう。
雅が振り返った時だった。雅は信じられない光景を目にした。
桃子と話している隙におっさんがトイレに入ろうとしていたのだった。
順番抜かしだ。マナー違反だ。

「おじさん、先にこの子が・・・・」
佐紀は恐かったが勇気を振り絞っておっさんに言った。
「なんや?さっきこっから離れたやないか。そやろ?」
確かにおっさんの言う事は正論だ。

しかしこれ以上もう雅の幼い身体は耐えられない。
お尻がビクンビクンと痙攣していた。
58 :A電車でGO :2005/08/21(日) 00:53

「雅ちゃん、自分の口で言った方がいいよ」
千奈美にそう言われて雅は重い口を開いた。

「お願い・・・・おじさん入れて・・・・我慢出来ないの」
おっさんはにやりと笑った。
「わかった。こんな所でいやらしい子な姉ちゃん。
しゃーない。おっさんが入れたるわ」
「え?おじさん何言って・・・・きゃ!」
おっさんは強引に雅をトイレに引きずり込んだ。
中で雅の大騒ぎする声が聞こえる。

桃子はおっさんが出てきたらどんな名目でお金をむしり取ろうか悩んだ。
そんな桃子が実に悩ましげだった。
59 :A電車でGO :2005/08/21(日) 00:53


おしまいは


60 :ななしいくさん :2005/08/23(火) 15:44
スッゲェ面白いです
次回も楽しみにしてます
61 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:02


嘆きのおまんまん

62 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:02
舞波が死んだ。
血反吐を吐き出しながらベッドの上でのた打ち回って死んだ。
同室の友理奈は介護する事も声をかける事も出来ないまま
苦しんでいる舞波を黙って見ていた。
驚きのあまり声が出なかった。
そんな活動的な舞波を見るのは初めてだった。
本ばっかり読んでいたけど動けばよく動くんだなと感心した。

緊急の呼び鈴を聞いて慌てて病室に看護婦が来た時には遅かった。
舞波はもう息をしていなかった。
友理奈は見るに耐えなくて目を伏せた。
舞波は歯茎まで剥き出しにして酷い顔をして死んでいたのだ。
63 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:03

小さい病院なので次の日には病院の誰もが舞波の死を知った。
誰も泣かなかった。笑った者すら居た。正直どうでも良かった。
それも仕方なかった。舞波がどうでもいいからではない。
もちろんそれもあったがこの病院に入院した者は死を待つだけなのだ。
明日自分が死ぬかも知れないのに他人の事で嘆いてられない。

ここは原因不明の奇病にかかった患者の隔離病棟。
友理奈もその患者のひとりだった。
64 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:04

舞波が死んで2日後、舞波の両親が田舎から来た。
両親は友理奈に舞波の死に際を聞きたがった。
友理奈は安らかに眠るように死んだ。と無表情で答えた。嘘だ。
舞波の両親は涙を流してありがとうと言った。

友理奈は中庭で菜園を眺めながら呆然としていた。
赤々と実ったトマトが舞波の血反吐を思い出させた。
ピーマンの中身の無さがりしゃこを思い出させた。
段々、舞波の事がどうでも良くなってきた。

どうでも良かったけれど同室の人間の死はやはり辛かった。
友理奈は目を閉じて舞波の死に際を思い出した。
65 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:06

苦痛で顔を歪めて歯が突き出たように見えた。
叫び声と苦痛で声が出せない状態が交互に続いた。
友理奈は次は我が身だと身体を震わせながら黙って見ていた。
「ゆ、友理奈ちゃん・・・・」
舞波が途切れそうな声で言った。
それまでのケモノのような声ではなく人間の言葉だった。
「どうしたの舞波?お水でも持ってこようか?」
舞波にポカリなんて勿体無い。水道水で充分だ。
友理奈は舞波の口に耳を寄せた。呼吸が荒い。息が臭い。
「友理奈ちゃん・・・・・おま・・・おまんまん」
血反吐を吐き出してそのまま舞波は息絶えた。

「おまんまん・・・・か」
友理奈は呟いた。舞波が飛び立った青い空に向かって。
66 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:07

おまんまんって何だろう?
友理奈は考えたが答えは出なかった。
舞波が死の間際に言い残したのだからきっと何か重要な事なのだろう。

「どうしたの友理奈。元気ないね」
雅だった。真新しいパジャマを着ていた。
きっと親元から送って貰ったのだろう。
友理奈は、雅が羨ましかった。パジャマが眩しかった。
病院に入る前のお小遣いが500円だった。と言った時の
雅の哀れみに満ちた顔が今でも忘れられなかった。

「ねえ、雅ちゃんおまんまんって知ってる?」
友理奈はなんとなく聞いてみた。
この病院に入院している子供の中では雅は比較的賢そうなので
知っているかも知れないと思ったのだ。
67 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:07

雅は黙っていた。再度、友理奈は同じ質問をした。
「聞こえなかった?おまんまんって何か知ってる?」
雅は「知らない」と吐き捨てるように言って立ち去った。
その顔は興奮で真っ赤に染まっていた。

友理奈は確信した。
おまんまんには何か重要な秘密がある。
だって舞波の遺言なのだから。
舞波は重要な存在じゃなかったけれど死の間際に言うくらいだから
きっとおまんまんは重要な事に違いない。
それを解き明かしたい。友理奈はそう思った。
68 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:09

病室に戻ると看護婦が舞波の荷物を片付けていた。
手には薄手の手袋をつけてマスクをしていた。
原因不明の奇病だから仕方ないとは思うが
入院当初は自分達がバイキン扱いされているようで嫌で仕方なかった。
今はもう慣れてしまったけれど。

友理奈は看護婦に言った。
「舞波ちゃんの荷物を片付けさせてください」と。
看護婦は少し考えて「えらいね。舞波ちゃんお友達だったもんね」
と言って笑った。
友理奈は舞波の事を友達だなんて思っていなかったが
否定しても仕方ないので言わなかった。

「じゃあ、その箱に詰めてあげて」
友理奈は「後はまかせて」と看護婦の背中に言った。
看護婦がありがとうと言ってドアを閉めた。
チャンスだ。友理奈はにやりと笑った。
おまんまんの秘密が舞波の荷物のどこかに隠されているに違いない。
69 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:10

友理奈は血眼になって探した。おまんまんらしき物を。
衣類、本、ぬいぐるみ、スナック菓子。
舞波の荷物には舞波と同様に大したものは無かった。
だがきっと何処かにおまんまんはあるはずだ。
デズニーのキャラの描かれたお菓子の箱を何気なく開けた。
そこには手紙が大事に仕舞われていた。舞波の親からだ。
友理奈は親から手紙なんてほとんど貰った事が無かったので少し羨ましかった。

「友理奈ちゃん。手伝うよ」
この声は?振り返った。佐紀だった。
この病棟の子供の中では最年長だし面倒見が良いので
リーダーのような立場にあった。

友理奈は計画が狂ったので少し考えた。
だが佐紀の好意を断るのもなんなので「ありがとう」と答えた。
佐紀は気にしないでと言って笑った。
70 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:11

佐紀がわき目も振らずテキパキと
ダンボール箱に衣類をたたんで入れてゆく。
友理奈は佐紀が自分の動きを見ていないのを確認してから
ベッドの陰で手紙をあさった。おまんまんの文字を探した。
「ねえ、友理奈ちゃん・・・・おかしいと思わない?」
佐紀が呟いた。
「な、なにが?」
慌てて手紙を隠して平静を装った。
「昨日まで舞波ちゃんあんなに元気だったのに・・・・」
「そうだね。でもそういう病気だし・・・・・」
「・・・・・もしかして舞波ちゃん殺されたんじゃないかなあ?」
「殺された?」

佐紀の言葉を受けて友理奈は直感した。
舞波はおまんまんの秘密を知ったから殺されたのだ!
71 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:12

友理奈は自分の体が震えるのを感じた。
おまんまんの秘密を知れば殺されるかも知れない。
これ以上の深入りは危険だ。
だがもう知ってしまった何を?おまんまんを。
いずれ殺されるならおまんまんの全てを知りたい。
死んだ舞波の為にも!ネズミのくせに犬死した舞波のために!
友理奈はそう決心した。

手紙の中に変な便箋があった。
それは古い新聞紙で作られていた。黄ばんでいた。
友理奈は中を覗いた。小さな紙が入っていた。
鉛筆で書かれた文字は消えかかっていたが確かに何か書いてある。
友理奈は必死で読んでみた。

『マイハ ヲ オカシタイ     』
辛うじてこれだけ読めた。
72 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:13

カタカナで書かれていた。マイハ。舞波の事だろうか?
オカシタイ?どういう意味だ。
「友理奈ちゃん何読んでるの?」
しまった。あまりに佐紀が小さくて気配に気付かなかった。
「えーマイハ ヲ オカシタイ・・・・・え?犯したい?」
佐紀の顔が一気に青ざめた。

舞波はまだ小学生から中学生になったばかりだ。
それを犯す。変態だ。佐紀の背筋が震えた。
「ど、どうしたの佐紀ちゃん?」
「変態。変態が舞波を狙っていたみたい!」
未成熟な少女を。よりによって舞波を狙うなんて・・・・。
他にもっとかわいい子はいるのに。変態だ。
この閉ざされた病院にそんな変態が居るなんてショックだった。
73 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:14

「友理奈ちゃん!犯人はこの病院の中にいるわ!」
「ちょ。ちょっと佐紀ちゃん声が大きいよ。誰かに聞かれたら・・・」
「あ、ごめーん。つい」
友理奈は驚いた。
佐紀がオカシタイの意味を知っていた事に友理奈は驚いた。
博学だ。さすがあだ名がキャプテンなだけはあるなあ。と思った。
「じゃあ犯人の目星はついてるの?」
「もちろん。その変態は寺田先生よ!」
寺田先生。友理奈も寺田先生が変態だという噂は聞いた事があった。
だが何のために舞波を?やはり変態なのか?

ガチャ。突然ドアが開いた。
友理奈も佐紀もドアのほうを振り返った。
「うふふふ。聞いちゃったあ」
桃子だった。
桃子は部屋中に入るとゆっくりとドアを閉めた。
「ちょっと話に加わってもいい?」
「だーめ」
友理奈は即答した。
74 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:15

友理奈は桃子が嫌いだった。
最初は自分と同じような貧乏な家庭の子だと思って好意を持った。
お小遣いの少なさを競い合った。
着ている間にシャツの首がどこまで伸びるか勝負した。
キモくても明るくて元気な桃子が好きだった。

でも桃子の裏の顔を知ってからは嫌になった。

医療器具、病院の菜園の野菜、りしゃこのお小遣い。
あらゆる物が無くなった。
状況的に桃子しか考えられなかった。
だが決定的な証拠がなかった。
友理奈は同じ貧乏でも他人の物に手を出しはしなかった。
それが友理奈の誇りだった。
いつしか友理奈は桃子を蔑むようになっていたのだ。
75 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:16

「もういいでしょ?桃子ちゃん。ね?」
佐紀は出来るだけ波風が立たないように穏やかに言った。
どうせ桃子の事だ。舞波の遺品でも盗む気だろう。
桃子はそれを見透かすようにニヤリと笑った。
「いい事教えてあげる。寺田先生は犯人じゃないよ」
それを聞いたふたりは凍りついた。

「な、何か知ってるの桃子ちゃん?」
さっき寺田先生が犯人だと推理した佐紀はとまどった。
完璧な推理だと思っていたのに
いくら変態でもよりによって舞波を犯すなんてありえないのか?
「マイハヲオカシタイ。それを書いたのは・・・・・桃子だよ」

部屋に不穏な空気が満ちた。
つまり舞波を殺したのは桃子なのか?
緊張で佐紀の背筋が伸びた。夢の150センチまであと1歩だ。
76 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:18

佐紀は出来るだけ冷静に言うように努めた。
「舞波ちゃんをどうして・・・・・」
「最初は冗談のつもりだった。でも舞波が・・・・・舞波ちゃんが」
桃子は床を見ながら呟いた。涙ぐんでるように見えた。
舞波の為に泣いているのか?
友理奈はそんな人が両親以外に居るとか夢にも思わなかった。

「舞波ちゃんは桃子の親友だった。いっぱい食べ物をくれたから。
でもある日、桃子は心苦しくなったの。
舞波ちゃんの思いに報いたいと思った。でも桃子には何も無い。
お金も無い。物も無い。舞波ちゃんのために何もしてあげられないの」
桃子の悲痛な叫びだった。

佐紀は故郷の父母を思った。
せっかく生んでもらったのに、こんな奇病にかかってしまって
何ひとつ恩に報いる事が出来ずに居る。
こんなに大きくなったよ。と両親に見せも出来ないでいる。
自然と佐紀の頬に涙が伝った。
77 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:18

「だから舞波ちゃんを殺したの?」
友理奈は桃子を睨みつけて冷たく言った。
桃子は首を横に振った。
「桃子は殺してなんかない。だた舞波に手紙を送ったの。
舞波をお菓子隊の隊長に任命しますって!カタカナで!
マイハ ヲ オカシタイ ノ タイチョウニ ニンメイシマスって」

「歴史好きな舞波ちゃんは伝令みたいで嬉しかっただろうね」
佐紀はそっと涙を拭いた。
78 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:19



79 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:22

どうやら捜査は振り出しに戻ったようだ。
友理奈は長身。そして単身、雅の病室には雅は居なかった。代わりにって
雅の代わりにはならないけど相部屋のまあさが居た。
雅なら屋上に居るんじゃない?と教えてくれた。
まあさは随分大きくなっていた。
どんどん横に大きくなっている気がする。お母さんみたいだ。
そういえば時々りしゃこが間違ってお母さんと呼びかけていた。

実は友理奈も縦にどんどん大きくなっていた。
その身長は170センチに達しようとしてた。
恐らく身体の部分的な成長、肥大化がこの病の特徴なのだ。
舞波がどんどん歯が出て死んだように
自分もどんどん大きくなって死んでしまうのではないか。
友理奈はそう怯えていた。でも歯じゃなくて良かった。
舞波のような悲惨な顔で死にたくはなかった。
80 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:23
友理奈の脳裏をある閃きが支配していた。

もしもこの不治の病に治療法があったとして
それが舞波の遺言の「おまんまん」だったとしたら?
病気が治るのは自分たち患者にとっては喜ばしい事だ。
だが不治の病でなくなればこの病院の存在価値はなくなる。
既得権益を守ろうとする病院はどうする?
恐らくそれを知った者を殺すだろう。

やはり舞波は殺されたのだ。間違いない。

おまんまんの謎を解き明かして見せる。
自分のために。そして踏み台となって死んでいった舞波のために!
友理奈はコブシを握り締めた。
81 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:24

病院の屋上へついた。風が強かった。
友理奈は最初はこの屋上から見える景色が好きだった。
でも今はどうでも良くなった。長い闘病生活の中で飽きてしまった。
屋上をきょろきょろと見渡す前に声をかけられた。
「やっぱり来たわね友理奈ちゃん」
そっちを向くと雅が栗色の髪をなびかせて立っていた。

友理奈は単刀直入に言った。
「時間がないの。雅ちゃんおまんまんを出して」
雅は友理奈の思いもしなかった言葉に赤面した。
友理奈はその反応を見て確信した。

おまんまんはこの病の特効薬に違いない。
だが医療保険も利かないような高価な薬なのだろう。
貧乏な友理奈や桃子には教えても無駄だから
病院からおまんまんの存在を知らされなかったのだ。
桃子が金の亡者のようになっているのは
身分不相応にもおまんまんを手に入れようと考えたからだろう。
全ての謎が解けた。そうに決まっている。
82 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:25

「友理奈ちゃん・・・・あの・・・おまんまんを出すって・・そんな事出来ないよ」
雅はやっとの思いで口に出した。
「どうして?友理奈が舞波みたいに死んじゃっても良いっていうの?」
友理奈の声は切羽詰まっていた。時間が、本当に時間が無いのだ。
「そんな・・・・雅だって死んじゃうよ。恥かしくて」
やっぱりおまんまんが無ければ死ぬのだ。

友理奈は決めた。鬼となろう。悪魔となろう。
桃子のような外道になってみよう。
明日血を吐いて死ぬかも知れないと言うのに
誇りとかプライドとか言ってられない。
「雅ちゃん・・・・・無理やりにでもおまんまんを奪って見せる」
「きゃああ!」
友理奈はケモノのように雅に飛び掛った。
雅は必死で抵抗したが友理奈は170センチに達しそうな大女。
簡単にコンクリートの床に押し倒された。
83 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:25

「駄目だよ。どうしたの友理奈やめて・・・・」
「欲しいの。雅ちゃんのおまんまんが欲しい」
友理奈はその両手で雅の真新しいパジャマを引き裂いた。
ボタンが飛び散り雅の控えめな胸が現れた。
本気だ。雅は友理奈の血走った目を見て悟った。

せっかく新しいパジャマなのに破いたらお母さんに怒られる。
雅はもう抵抗しなかった。
「や、優しくして・・・・」
雅の体は溢れ出した体液でぐちゃぐちゃになっていた。
目から涙がどんどんと溢れた。
佐紀ちゃんごめんね。
おまんまんを奪われるなら大好きな佐紀ちゃんに奪われたかった。
雅は唇を噛み締めた。声が出そうになるのを必死で抑えた。
84 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:26

友理奈は雅の体中を舐めるように見た。
雅の身体のあらゆる部分を指紋だらけにした。
それでも最後までおまんまんと思わしき物は見つからなかった。

雅は床に倒れたままダンゴ虫のように小さく縮こまって泣いていた。
友理奈も泣きたかった。
これだけ探しても無いなんてどういう事だ。
友理奈は腹立ち紛れに雅のつけてもつけなくても同じような
ブラジャーを地面に叩きつけた。空虚な音がした。

「雅ちゃん何処に隠したの?早く言って」
友理奈は苛立っていた。自分でもわかっていた。
でも抑えきれなかった。
「な、何を?何処にも隠してないってば」
雅はそう言いながらも胸は隠した。
どうしても貧相な胸だけは見られたくないみたいだった。
85 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:27

友理奈は舌打ちした。まだシラを切るのか。
どうせおまんまんをどこかに隠したに決まってる。

友理奈は考えた。
おまんまんは高価な医薬品だ。
もしも自分が仮に持っていたならどうする?
恐らく肌身離さずに持ち歩くだろう。
でないと桃子に盗まれてしまう恐れがあるからだ。
きっと桃子なら何処に隠しても麻薬犬のように見つけるはずだ。

じゃあ大き過ぎる重すぎるなどで自分で持ち歩けないならどうする?
金庫かなにかカギをかけられる場所に隠す。もし金庫がなかったら?
恐らく信頼できる人物に預けるはずだ。
雅の場合は・・・・・佐紀だ。佐紀なら雅を裏切らない。
「佐紀ちゃんがおまんまんを持っているの?」
友理奈の問いかけに雅の顔は強張った。
それを友理奈は見逃さなかった。
86 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:28

「もう一度言うね。佐紀ちゃんがおまんまんを持っているのね」
雅は首を縦に振らなかった。振るわけにはいかない。
振れば顎が目立ってしまう、じゃなくてこんな恥かしい目に
佐紀ちゃんまで遭わせるわけにはいかない。
友理奈は恐らく佐紀にも同じような身体検査をするつもりなのだ。
「ち、違うよ。おまんまんはまだ雅が隠しての」
「ど、どういうこと雅ちゃん?」

雅は恥かしさを堪えて股を開いた。
頑張って角度にして120°くらい開いた。
「さ、さあ雅のおまんまんの在り処を探してみて!」
87 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:29

友理奈は雅のふさふさしたお股の毛に心を奪われた。
その茂みの奥に何が隠されているのだろう?
まさかこの奥におまんまんが?
友理奈はそっと指先でお股に触れた。

「あっだめ。もっと優しく触れて」
雅の囁くような声に友理奈は狼狽した。胸が高鳴った。
「友理奈ちゃん雅がおまんまんについて教えてあげる」
「は、はい」
友理奈は年頃の中学生のように純朴に返事した。

雅はようやく気付いた。
どうやら友理奈はおまんまんについて勘違いしているようだ。
でもここで身をもって徹底的におまんまんについて説明すれば
友理奈もこれ以上変な事は考えないだろう。恥かしいけど仕方ない。
88 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:30

友理奈の指先は雅の体内を探索した。
「凄い・・・・どんどん溢れてくる・・・・」
雅は恥かしさで全身が燃えてしまいそうだった。
「ね、ねえ雅ちゃん次はどうすればいいの?」
「もっと奥、もっと奥に入れて・・・あんっ」
友理奈の指先が雅の体内を彷徨った。
無意識に雅は友理奈の大きな身体を抱きしめていた。
いつも佐紀にするのよりも激しく大胆に。

友理奈ははっとした。ようやく雅の行為の意味に気付いた。
「も、もしかしてここが」
「そうこれがおまんまん。医学的に言えば膣だよ」

やっぱり友理奈の推理は正しかった。
「雅ちゃんありがとう。やっとわかった。
これが幻の医薬品おまんまんの隠し場所の地図だね」
89 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:30

ふさふさに茂った森の中にある洞窟の奥におまんまんが隠されているはずだ。
友理奈は早速忘れないようにメモを書いた。
病院の近所に森がある。あそこに違いない。

「じゃあ明日の朝、おまんまんを探しに森に行ってくるね」

雅は友理奈の言葉に答えないで
悲しいほどに青い空に浮かぶ雲を見ていた。
90 :嘆きのおまんまん :2005/08/29(月) 23:31



91 :大の大人が名無しだなんて。。。 :2005/08/29(月) 23:33



ヽ( ´ー`)ノ<今日はこのへんで

>>60
ありがとー頑張ります。
92 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:19

友理奈も死んだ。
病院の近くの森の中で血反吐を吐いて死んでいた。
偶然、近所を散歩していた病院の関係者によって発見されたのだ。

友理奈は吐き出した血を使って地面に遺言を書いていた。
『おまんまノ』
おそらくおまんまんの「ん」を書いている最中に息絶えたのだろう。
だがそれは遺族にも雅達にも知らされる事はなかった。

後、友理奈と一緒に森に行ったまあさも友理奈の隣で一緒に
血反吐を吐いて死んだ事を蛇足ながら付け加えておかなければならない。
93 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:20

「ど、どうしてこうなるの。なんで友理奈ちゃん」
雅はもう二度と目を開ける事無く眠る友理奈に問い掛けた。
だが答えは永久に帰ってくる事はないのだ。
友理奈は原因不明の病によって死んだのだから。

頬をつたい涙が顎の先端に集中ししたたり落ちた。
舞波の時には少しも感じなかった悲しみが雅を襲ったのだった。

涙にむせる雅の横顔をりしゃこはぼんやり見ていた。
「ねえ、雅ちゃん」
「ん?どうしたのりしゃこ?」
「どうして友理奈ちゃんと・・・・・えっと・・・・なんだっけ?」
「まあさ」
「そうそう。名前忘れちゃったあ。なんでまあさちゃんは死んじゃったの?」
94 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:21

雅は答える事が出来なかった。
雅が知る限り友理奈はおまんまんを探しに森に向って発病して死んだ。
いや本当に発病したのだろうか?
誰かの手によって殺されたのではないだろうか?
おまんまんを手に入れようとした為に!

大体おまんまんとは何なのだ?
自分が知るおまんまんとは違うものなのだろうか?
わからない。全ては謎のままだった。

「りしゃこ。知らなくても良い事ってあるんだよ。わかる?」
「うん。九九とか知らなくても生きていけるもんね」
りしゃこは微笑んだ。天使のような笑顔だった。
95 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:23

友理奈がおまんまんについて深く知りすぎた為に殺されたのであれば
おまんまんについて知る事は危険だ。
もしりしゃこがおまんまんについて知ったら大変な事になる。
ところ構わずおまんまんと叫ぶかも知れない。
そうなればおまんまんがどのような存在であれ病院は大パニックだろう。

雅はりしゃこをもう一度見た。
透き通るような白い肌、絵に描いたような整った顔。
実際に妖精を見たらこんな感じかも知れない。
雅はこの病院にりしゃこが来て初めて見た時から
りしゃこは長く生きれないような気がしていた。
りしゃこの並外れた美貌は何かを犠牲にして花開いたものに違いない。
そう雅に思わせるほど美しかった。

いずれにしろりしゃこも舞波のように血反吐を吐いて死ぬのだろう。
それは雅の方が先かも知れない。
雅はりしゃこに自分より長く生きて欲しいと願っていた。
りしゃこが死ぬ姿を出来れば見たくはなかった。
雅はりしゃこの美貌を心から愛していたのだ。
96 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:25

「ねえねえ、雅ちゃん。もうひとつ聞いていい?」
「なあに?」
「おまんまんってなあに?教えて」

雅は驚愕のあまり顎が外れそうになった。
「な、何言ってるのりしゃこ?」
「おまんまん。雅ちゃん知ってるんでしょ教えて」
雅は背中に冷汗が流れるのを感じた。

おまんまん。
知れば死を招くこの呪われし言葉をりしゃこは一体どこで知ったんだ。

「ねえ、りしゃこ何処でそんな言葉知ったの?」
雅のその質問にりしゃこは半笑いで返した。
どうやらりしゃこはおまんまんの深い闇を知らないようだ。
知っていれば笑って軽々しくおまんまんなんて口に出来ないはずだ。
下手をすれば死が待っているのだから。
97 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:26

だがそれは不幸中の幸いだ。
雅自身おまんまんって言葉を知っているが殺されてはいない。
友理奈のように深く知ろうとしなければ殺されないはずだ。
とにかくりしゃこにおまんまんを教えた人物を特定して
これ以上りしゃこを巻き込まないようにしなければならない。

「だ、誰におまんまんって言葉教えて貰ったの?」
「言えない。じょうほうていきょうしゃのしゅひぎむがあるから言えない」
「りしゃこ、しゅひぎむってなあに?」
「わかんない。桃子ちゃんがそう言えって。あ、言っちゃった」

やっぱり桃子ちゃんか。
雅は深いため息をついた。
98 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:26

雅は走った。病院中を探して回った。
何度も看護婦さんに怒られた。でも雅は走るのを止めなかった。
桃子を見つけなければ何も始まらないのだ。

でも10分も走ったら疲れたので歩いた。

運動不足だな。お腹出てきちゃったし。ダイエットダイエット。
歩きながら色々考えてついでに桃子を探した。

なんだか雅の頭はおかしくなりそうだった。
この数日でたくさんの仲間が死んだ。
舞波、友理奈、まあさ。
良かった。まあさの名前を忘れていなかった。
雅はまだ自分の頭が正常なのに安堵した。

雅はとりあえずトイレに行く事にした。
座って落ち着いたら何か思い浮かぶかも知れない。
99 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:27

病院のトイレは車椅子の人と兼用で少し広い個室だ。
この無駄に広い空間に最初は慣れなかったけどもう慣れてしまった。
大人になるっていうのは何も感じなくなるって事かも知れない。

雅は中に入りドアを閉めた。

「うふふふふ。よく来たわね雅ちゃん」
鳥肌がたった。寒気がした。便器の影から桃子が現れた。
雅は深いため息をついた。
100 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:28

「も、桃子ちゃんいつから待ってたの?」
雅はおしっこを漏らしそうなほどではなかったが驚いた。
動揺を隠せなかった。
「別に待ってないよ。桃子はトイレで本を読んでただけだから」
確かに桃子の手にはとっとこハム太郎3巻があった。

「桃子ちゃんあのね・・・・・」
「うふふふわかってる。おまんまんの事でしょ?」
思わず桃子の顔を凝視してしまった。
桃子は薄っすら笑みさえ浮かべていた。
雅は確信した。桃子はおまんまんについて何か知っている。
ひょっとしたら・・・・桃子が舞波や友理奈を殺したのか?
おまんまんを巡りふたりと何か揉めたのかも知れない。
あの手にもったハム太郎の3巻の固い背表紙で
ふたりの後頭部を容赦なく叩きのめしたのかも知れない。

雅はとっさに自らのウィークポイントである顎を隠した。
ここを殴られたら命はない。
雅の体中は緊張感で汗ばんでいた。
101 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:29

「そう言えば舞波死んじゃったね」
不意に桃子は寂しそうにぽつりと呟いた。
舞波は日々死んでいるみたいに生きていたが
数日前、確かに血反吐を吐いて死んだのだ。

「桃子ちゃん舞波と良かったもんね」
雅はそう言った瞬間はっと気付いた。
桃子が舞波を殺してもメリットはない。
むしろお菓子の供給源を失うだけだ。
損得勘定で考えれば桃子が舞波を殺す事はありえない。
桃子が犯人じゃないのか?いやどうなんだ?


桃子はおまんまんを知っている。
一体どの程度知っているんだ?おまんまんの秘密を。
102 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:30

「ねえ、桃子ちゃん。おまんまんってアレの事じゃないよね?」
雅は意を決して桃子に質問した。

後で桃子に高額な情報提供料を取られても構わない。
下手すると明日にも、いや今すぐにでも血反吐を吐いて死ぬかもしれないのだ。
死んだらお金なんて紙屑に過ぎない。

雅の質問に桃子はにやりと笑って答えた。
「アレ?アレってなあに?桃子にわかりやすく教えて雅ちゃん」
桃子の視線は雅の下半身に注がれていた。

またおまんまんを見せなきゃいけないのか。
大体おまんまんの事なら桃子のほうが詳しいだろうに。

雅はそう思いながらも便器に座り下着をおろした。
雅のおまんまんがあらわになった。
103 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:31

また友理奈にされたみたいな事をされるのか。
そう思った瞬間、雅の股間は熱く濡れた。
「どうしたの雅ちゃん。お股が濡れてるけどおしっこ?」
知ってるくせに。雅は桃子の白々しい質問によって
濡れてしまっている事を自覚し更に濡れた。

とりあえず雅は知る限りおまんまんの事を喋ることにした。
「おまんまんは女性器の俗称であり全国各地に同様の俗称があります。
それが関東4文字、関西3文字な訳です」
雅は開いた股間を指さしながらあらん限りのおまんまんの知識を披露した。
桃子はうなずきながら聞いた。

「ありがとう雅ちゃん。よくわかった。
それじゃあ桃子が知る限りのおまんまんの知識を教えてあげる」

桃子の表情がさっきまでのにやにや顔から真剣な表情になった。
雅はごくりと生唾を飲んだ。
上の口も下の口も大洪水だった。
104 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:32

「いい?おまんまんは闇の市場で高額で売れるの。
一度の使用で安くて3万、下手したら10万円は必要になるみたい。
時の権力者は金のあらん限りおまんまんを買い集めるらしいよ。
おまんまんを使うと精力がみなぎって長生き出来るみたい。
今は女子高生より中学生のほうが高く売れるみたい」

やっぱり。おまんまんは貴重な医薬品だ。
雅は友理奈の推理が間違いではなかったと確信した。
「そ、それじゃもしおまんまんがあったら舞波は・・・・・」
「そう。残念だけど舞波ちゃんはおまんまん使えなかった。
雅ちゃんこの病の症状ってどんなのか知ってるよね?」

雅はよくわかっていた。
身体が奇形になってしまうのだ。
友理奈は背が異常に伸びたしまあさは横に大きくなった。
舞波は歯がおかしくなったし顔まで酷い事になった。
そして雅自身も顎がじわじわと伸びているのだ。
105 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:33

「死んだみんなもそうだし生きている桃子たちも症状が出てる。
りしゃこは頭がおかしいし千奈美はなんだかいつでもへらへらしてる。
桃子だってこんなに異常にくねくねしてるし」
確かにみんな病気が悪化している。待てよ佐紀は何もない。
逆に成長が止まっているくらいだ。

「ま、まさか佐紀ちゃんがおまんまんを・・・・・」
「そう。佐紀ちゃんがおまんまんをひとりじめして持っているみたい」
桃子は悲しげな表情で言った。

佐紀ちゃんめ。雅は桃子にお礼も言わないで佐紀の元へと走った。
106 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:34

もし佐紀がおまんまんをひとりじめしてなければ
友理奈もまあさも死なずに済んだ。
どうして舞波が死んだ時点で出してくれなかったんだ。
そうすれば誰も悲しまないで済んだのに。
佐紀とは隠し事もなく仲良くしていただけに雅のショックは大きかった。

とにかく佐紀を捕まえて聞かないと。
雅は走りながら伸び続ける顎を心配そうに撫でた。


がちゃり。
佐紀の病室に佐紀は居た。
佐紀はベッドの上で座って本を読んでいたが
ノックも無くドアが開いたので慌てて顔をあげた。
「み、雅ちゃん・・・・・」
「佐紀ちゃん話があるの・・・・・」
雅は佐紀の元に歩み寄った。
107 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:35

出来れば争いは避けたい。
佐紀が自主的におまんまんを出せばそれでいいし
上手くおまんまん発見出来たら話し合って譲って貰えばいい。
雅はそう考えた。

「雅ちゃん待って。佐紀も話があるから。ジュース飲むでしょ?」
佐紀はベットから起き上がると冷蔵庫からジュースを取った。
こんなに気前よくジュースをあげれるなんてやっぱりお金持ちなんだな。
だからおまんまんをひとりじめ出来たんだな。
どうやら桃子の話は嘘では無さそうだ。

佐紀はジュースを雅に手渡すとベットに腰掛けた。
「雅ちゃんほら座って」
雅は佐紀の言われるままに佐紀の横に座った。
いつもと変わらない佐紀だ。
本当に佐紀がおまんまんをひとりじめしているのか?
いやこんな真面目そうな奴に限って悪い事をしているものなのだ。
108 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:36

「友理奈ちゃんとまあさちゃん死んじゃったね」
「そうだね・・・・・あ。舞波も」
「あ、そう言えばそうだね」
虎が死んだら毛皮を残すように
舞波は死んだ事によって名前を残せたのかも知れない。
だがすぐに忘れてしまうだろう。舞波の事を。
人間は悲しいくらい忘れてゆく生物だから。

「雅ちゃん・・・・恐いの」
佐紀はいきなり雅に抱きついた。 ジュースの缶が床に転がった。
佐紀の身体は子犬のように小鳥のように震えていた。
「佐紀ちゃん・・・・私も恐い。佐紀ちゃんが好きすぎて恐い」
雅はいつものように佐紀を抱きしめた。
ふたりは崩れ落ちるようにベットに転がった。
109 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:36

「死にたくないよ。もっと雅ちゃんとこうしていたい」
佐紀は雅の身体をまさぐった。
「あ、駄目だよ佐紀ちゃん・・・・そこは・・・触っちゃ・・・・そこは大事な」
佐紀は雅の下半身を撫でた。撫でまわした。
必要以上に撫でまわした。
「ふふふ。やっぱりここにおまんまんを隠しているのね雅ちゃん!」
「さ、佐紀ちゃん!なにを・・・・」
「さあ雅ちゃんおまんまんを出して!佐紀にちょうだい!」
佐紀は雅に襲い掛かった。

佐紀の小さな身体が覆い被さってくる。
雅は抵抗しようとしたが佐紀の手でしっかりと
弱点である顎を掴まれてしまったので抵抗出来なかった。
110 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:37

「駄目・・・・だめだって・・・・あん」
友理奈の時のような激しさはなかった。
佐紀の人柄がにじみ出るような優しい愛撫だった。
「お願い。何処にあるの?おまんまんを出して雅ちゃん。
でないとみんな死んじゃう。出して!死ぬのは舞波だけで充分だから!」
佐紀は豆腐を扱うように優しく雅の身体に触れた。

おまんまんなんて持っていないよ!
雅はそう叫ぼうとした。だが本当におまんまんはないのだろうか?
もしかしたらあるんじゃないだろうか?

人には翼がない。だがその気があれば自由に羽ばたけるはずだ。
見えないけれど人は翼を持っているのだ。

雅のおまんまんはあのおまんまんじゃないかも知れない。
だがしかし雅自身本当のおまんまんの姿を
真のおまんまんをまだ知らないだけかも知れない。
オタマジャクシがカエルになるように
やがて真のおまんまんに変化するのかも知れないのだ。
111 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:39

佐紀の指先が雅の股間をまさぐった。
雅の身体を快感が突き抜ける。
どうしようもなく体液が溢れ出す。

おまんまんが別の生物のように蠢きだす。
おまんまんが真の姿に変化しようとしているのだ。

そう思った瞬間、雅は叫んでいた。
「おまんまん。雅のおまんまんにもっと触れてぇぇ!」
112 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:40

これが本当のおまんまんなのか・・・・・。
雅は自分の身体でありながら何も知らなかった事を知った。
「すごい・・・美味しいよ雅ちゃん。どんどん溢れてくる・・・・」
佐紀はまるで猫みたいに雅のおまんまんから溢れるものを舐め続けた。
舞波だったらネズミみたいに・・・・と思ってしまうんだろうな。
雅はふと思った。がすぐに舞波の事なんて頭から消えた。

佐紀の顔に生気がみなぎっている。なんだかとっても幸せそうだ。
これがおまんまんの力なのか・・・・。
「佐紀ちゃん・・・・佐紀ちゃんのおまんまんをちょうだい・・・・」
雅は佐紀の太股に触れて足の付け根へと指を這わせた。
「いいよ・・・さわって」
佐紀は恥かしそうに微笑んだ。

その様子を桃子はこっそりビデオカメラで撮影していた。
113 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:41

佐紀の下着を脱がせて雅は驚いた。
ボウボウなのだ。こんなにボウボウだなんて・・・・。
「身体は子供みたいなのにここは大人なんだね」
「やあだあ。雅ちゃんそんな言い方恥かしいからやめて」
照れる佐紀がいとおしくて思わず雅は佐紀の頭を撫でた。
そしておまんまんも撫でてみた。
雅が触れるまでもなく佐紀のおまんまんはグチュグチュだった。

「み、雅ちゃん入れて・・・・」
佐紀が苦しげな声を漏らす。
「ふふ。佐紀ちゃん何をどこに入れたらいいの?」
雅はわざと佐紀に言わせようとしていた。
佐紀に恥かしい言葉を言わせようとしていた。
「いじわる・・・・わかってるくせに」

佐紀はしばらく躊躇していたが意を決して言った。
「入れて佐紀のおまんまんに長くて大きい雅ちゃんの顎を入れて!」
114 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:42

雅は絶句した。
おまんまんに顎なんか入るわけないじゃないか。
いや自分で思ってるより小さくて短い顎なのか?
もしかしたらおまんまんに顎は入るのかも知れない。
赤ちゃんだって入る訳だし。いやどうなんだろう?
雅は混乱していた。

もしおまんまんに顎が入れば自分がコンプレックスに思うほど
長くて大きい顎ではないという証明になる。

雅は決心した。
佐紀の願いの為に。自分の誇りの為に。
「わかった。雅の顎を佐紀ちゃんの中に入れてあげる!」
115 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:43

佐紀の脚を大きく開く。
佐紀のおまんまんを雅は真近で見た。
想像以上のおまんまんだった。

「雅ちゃん佐紀初めてだから・・・・・痛くしないで」
「わかってる。雅も初めてだから・・・・」
雅は顎を撫でた。ツゥルトゥルだった。
もしも男の子だったらヒゲでチクチクして大変だっただろう。
女の子で良かった。雅はお父さんお母さんに感謝した。

佐紀が痛がらないように優しく顎を擦り付ける。
佐紀は甘い声を漏らした。感じているのだ。
雅は嬉しかった。
普通の顎ではここまでピンポイントで刺激出来ない。
「は、早く奥まで入れて・・・・」
佐紀の呼吸が乱れている。
もっと乱したい。佐紀ちゃんを乱したい。
雅は顎を佐紀のおまんまんに押し付けた。
だが雅の長く大きな顎は入りそうもなかった。
116 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:45

「佐紀ちゃん痛いかも知れないけどごめんね」
雅はクワを振るうように首を振って佐紀のおまんまんに突き入れた。

佐紀が悲鳴をあげた。
「だめえ壊れちゃう。壊れちゃうよお!」
だが雅は止めなかった。

顎を入れなければ自分はただの巨顎だ。
入らない顎はだだの顎だ。
雅はただ無我夢中に首を振った。顎を叩きつけた。

☆ ☆ ☆

どれくらい首を振っただろう?
雅はふと我に返った。
頭が脳震盪を起こしていた。くらくらする。
雅はふらつきながら佐紀のおまんまんを見た。
血だらけだった。
117 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:46

「やった。佐紀ちゃん入ったんだよね?顎が入ったんだよね!
佐紀ちゃんの処女は雅が奪ったんだよね」

佐紀は答えなかった。
佐紀は上の口と下の口から血を出して絶命していた。
佐紀も発病してしまったのだ。

「ど、どうして・・・・」
佐紀の顔を見た。鮮血が美しかった。
まるで眠っているみたいだった。

雅はその亡骸を抱いて涙が枯れるまで泣いた。
118 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:46

「どうしてもいくの?」
桃子の問いかけに雅は笑顔で答えた。
「もちろん。みんなの為に行かなくっちゃ」

雅の手には顎より鋭いナイフが握られていた。
舞波からのメッセージに気付いてしまったから行かなければならない。

舞波の家から届いた葬式まんじゅう。まんじゅう。自由。
おまんまんと自由を勝ち取らねばならない。
この病院を支配する寺田先生を倒さねばならない。

きっとそういう事なのだろう。
119 :嘆きのおまんまん :2005/09/02(金) 01:47

「寺田先生は手強いよ雅ちゃん。変態だし」
桃子は心配そうに言いながら葬式まんじゅうを口にした。
とても美味しそうだった。
「わかってる。でもやらなきゃならないの」

「あばばば」
「うん。ありがとうりしゃこ。絶対に負けないから」

恐くは無かった。空でみんなが見ていててくれるから。
雅は看護婦さんに叱られながらも廊下を駆けた。
窓から差し込む陽射しは相変わらず眩しかった。





おしまいは
120 :ななしいくさん :2005/09/12(月) 18:19
舞波…
121 :ななしいくさん :2005/09/17(土) 08:57
卒業するんだね
122 :ぃくべー :2005/09/20(火) 18:23
悪い事がおこる?
なんか意味がよくわからない・・・・・・・。
ヶド一応レスします・・・・・・・・・・。
123 :ぃくべー :2005/09/20(火) 18:25
でも好きな人に告白されるっていうのは
嬉しい♪ 私も告白されるのかな・・・・・・((ワクワク
まぁ楽しみにしてます。 もし本当に告白されたら
報告しますね。 もしもダヶド。
でも本当に告白されたとしたらすごいよね。
124 :ななしいくさん :2005/09/20(火) 22:04
↑二つのやつ何?意味不明
125 :大の大人が名無しだなんて。。。 :2005/09/20(火) 22:13
>>120
同意
>>121
ここで雑談はちょっと
>>122
僕もそう思います。
舞波卒業はベリにとって良い事だと思います
>>123
好きです
>>124
雑談しないで下さい
126 :ななしいくさん :2005/09/21(水) 01:51
あなたのこんな面白い話を考える発想力が大好きです。(´Д`*)
127 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 00:57


ひとりで出来るもん

128 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 00:58

雅ちゃんは世界一かわいい女の子です。
かわいい顎美人コンテスト1位です。これは大変名誉な事です。
ところがそれを陰で妬んでいる女の子が居ます。桃子です。
桃子こそが真の顎美人なんだから。なんて陰で言い張っているのです。

お昼休みの事でした。
クラシックの音楽を聴きながら楽しく給食を食べていると
突然音楽が止み、奇妙なメッセージが流れました。
『残念なお知らせがあります。夏焼さんはうんこをします。
今日のカレーのようなうんこを毎朝出すのです』
学校の誰もがカレーを食べる手を止めました。
雅は自分の耳を疑いました。誰だこんな放送する奴は。

先生と学級委員の佐紀が慌てて放送室に向かいます。
その間もメッセージは続きました。
129 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 00:59

『夏焼さんは変態です。お腹にぎょう虫を飼っています。
それを検査シートで夜な夜なチェックして楽しんでいます』
雅のクラス中がざわつきます。
「雅ちゃんってうんこするの?」「え?しないんじゃねえの?」
「する。と仮定したら肛門があるな」「おいおいなんだよその仮定って」
「検査シートってまさか?」「肛門を開いて・・・・」「あ、俺おっきしてきた」

雅は考えました。一体誰が犯人なのかを。
まるで変調したような変な声。雅はピンときました。
桃子です。桃子しか考えられません。
130 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 01:00

雅は慌てて桃子の教室に向かいました。
もし教室に桃子が居なければ桃子が犯人に違いありません。
この短時間で放送室から戻ってくるのは不可能です。
雅は深呼吸して桃子の教室をドアの隙間から覗きました。

桃子はちゃんと教室に居ました。
嬉しそうにカレーをおかわりして食べていました。
いつもは大人気のカレーも今日は沢山余っているのです。
みんな放送を聴いて食欲がなくなって居るのです。

それを見て逆に雅は確信しました。
桃子が犯人だ。間違いない。
こんな事をして誰が得をするのかを考えればわかります。
桃子です。桃子しか得をしません。

桃子はカレーをひとり締めするのを目的に犯行を計画したのです。
恐らくテープに声を録音してそれを学校中に流したのです。
それなら犯行時刻に放送室に行かなくても声を流せます。
131 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 01:02

でもそれならそれで舞波の名前にしてくれたら良かったのに。
と、雅は勝手に自分の名前を使われた事に腹を立てました。
そんな役割は舞波で充分なのです。

「ちょっと桃子ちゃん!」
雅は廊下から桃子に呼びかけました。
「何?ちょっと待ってね」
桃子はカレーをお皿に山盛り入れました。
全部うんこになるだけというのにまだ食べる気なのです。
132 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 01:03

桃子はうきうきした足取りで雅の待つ廊下へ向かいました。
「どうしたの雅ちゃんもぐもぐ顔色を変えてもぐもぐ」
「ちょっと桃子ちゃん。いい加減にして。
恥かしいから止めてよ!お下品だから立ち食いはしちゃ駄目だよ!」
「・・・・え?雅ちゃんわざわざそんな事言いに来たの?」
違った。ついつい佐紀みたいな事を言ってしまった。
雅は深呼吸して言い直しました。

「桃子ちゃんもさっきの放送聞いたでしょ?」
このクラスの生徒も食欲減退しているようだから
さっきの放送が流れたに違いない。
「え?さっきの放送ってなあに?教えて雅ちゃん」
桃子はにやにやしていました。わかっているのだ。
わかっていて雅に恥かしい言葉を言わせようとしているのだ。
「だからあのその・・・・」

顔を真っ赤にしておろおろする雅を見ながら
桃子は美味しそうにカレーを貪りました。
133 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 01:05

「ねーねー。さっき聴いたんだけど雅ちゃんはうんこするの?」
りしゃこです。
騒ぎを聞きつけて雅の元に飛んで来たのです。
「こら、りしゃこ!そんな事大声で言わないで。恥かしいでしょ?」
雅が怒るとりしゃこは不思議そうな顔をして言いました。
「そんな事ってなあに?教えて雅ちゃん」
雅は言葉を失い黙り込みました。
桃子はその様子を上目使いで見ながらカレーを完食しました。

ようやく桃子がカレーを食べ終わったので
3人で仲良く手を繋いでトイレに向かいました。
幸いな事にトイレには誰も居ませんでした。
実はトイレは人に聞かれたくない話をするのに最適な場所なのです。
134 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 01:06

「あのね桃子ちゃん。疑ってるみたいで悪いんだけどね、
さっきのテープの声は桃子ちゃんでしょ?」
雅は明らかに桃子を疑っていました。
桃子はにやにやするばかりで答えません。
そんな不真面目な態度の桃子を見て雅はついに怒りました。
「答えないって事はそうなんでしょ?酷いよ。
なんでぎょう虫を飼っているなんて嘘をみんなに言うのよ!」
「わー今日の雅ちゃんこわーい」
りしゃこが泣きそうです。それを見て素早く桃子が慰めます。

「はいはい。雅ちゃんが恐いけど泣かないでりしゃこ。
今ね、雅ちゃんのお腹でぎょう虫が暴れているの。
その影響で雅ちゃんが怒りっぽくなってるんだよ」
「雅ちゃんのぎょう虫ひどーい」
「ぎょう虫なんか暴れてないから!」
桃子はどうしても雅がお腹の中でぎょう虫を飼っている。
という事にしたいようです。
135 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 01:08

「話は変わるけど雅ちゃん・・・・これは罠よ」
いきなり桃子が真剣な顔になりました。
「わ、罠って?」
「きっと雅ちゃんと桃子の中途半端な仲を裂こうとする誰かの陰謀だよ」
桃子の言葉を聞いて雅は考えました。

カレーを沢山食べたいだけなら生贄は誰でもいい。
例えば舞波のほうがカレーみたいなうんこをしそうだし
ぎょう虫はどっちかと言えば舞波のほうが持ってそうだ。
景気が悪いのも、郵便ポストが赤いのも
りしゃこの頭が悪いのもみんな舞波のせいだ。
それなのになぜ私を?

普通の生徒は舞波って聞いても顔をイメージ出来ないからか?
居ても居なくても同じような存在だし。
うんこしている人をイメージ出来なければこの作戦の効果は薄い。
私と舞波では校内での知名度は雲泥の差なのだ。
つまり今回の場合は夏焼雅という名前を使う理由がある。
だがそれだけだろうか?
136 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 01:09

雅がうーん。うーん。とうんこが溢れそうなほど考えていると
トイレに誰かが入ってきました。佐紀とまあさです。
佐紀の手にはカセットテープがありました。
そしてまあさの手にはラジカセがありました。
「どうしたの佐紀ちゃん。ラッパーにでもなるの?」
「桃子ちゃん黙ってて。放送室でこれを発見したの。聞いて」

佐紀はそう言うとまあさに持たせてあったラジカセで
手に持っていたテープを再生しました。
クラシックの名曲が流れます。
そしてさっきのようにいきなり音が途切れました。
『残念なお知らせがあります。夏焼さんはうんこをします。
今日のカレーのようなうんこを毎朝出すのです』
さっきの放送の音源です。やはりテープを使ったんだ。
雅の自信は確信になりました。
137 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 01:10

そしてこの声は明らかに桃子の声です。
しかも耳をすませて音声を聞いてると後ろで小さく
りしゃこの笑い声が聞こえます。
桃子ちゃんおもしろーい。なんて喋ってます。
どうやら桃子とりしゃこで間違い無さそうです。
全くふざけるにもほどがあります。

そこで佐紀はテープを止めました。
「この声は嗣永さん。あなたですね」
場の空気が緊張します。佐紀が桃子を名字で呼んでいる。
本気だ。本気でこの事件の真相を追究しているのです。
学級会モードの佐紀です。
138 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 01:11

「嗣永さん。正直に答えてください。
夏焼さんは本当にうんこをするんですか!はっきり言ってください!」
雅はこけました。が、佐紀の目は真剣でした。

桃子は観念したのか素直に喋り始めました。
「はい。雅ちゃんはうんこをします。昨日も朝一番に学校でしていました」
「う、嘘だよ。昨日はしてないよ」
佐紀の目がキラリと光りました。
「という事はうんこをするのは間違いない訳ですね夏焼さん」
本気だ。雅に対しても佐紀は本気なのです。

雅は戸惑いながらもうんこをすると認めるしかありません。
うんこします。と苦渋の表情で雅が認めた瞬間
りしゃこは大喜びでうんこうんこと言いながら飛び跳ねました。
139 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 01:12

「じゃあ次です」
佐紀がまたテープを再生しました。
『夏焼さんは変態です。お腹にぎょう虫を飼っています。
それを検査シートで夜な夜なチェックして楽しん』

「もう止めて!いやああああああ!」
雅はラジカセをまあさから奪い取ると床に叩きつけました。
ガシャという音がしてテープが飛び出ました。
はあはあはあ。と雅の乱れた息がトイレ中に響きます。
みんなそんな取り乱した雅を見るのは初めてでした。

桃子が心配そうにラジカセに駆け寄ります。
物は大事にしなければならないと身に染みてわかっているのです。
まあさはラジカセを持つ仕事が無くなったので
黙ってトイレから出て行きました。
140 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 01:13

「雅ちゃんどうしたの?ぎょう虫が暴れてるの?」
りしゃこが心配そうに言いました。
「暴れてないから!りしゃこいい加減にしないと怒るよ。
ちょっと佐紀ちゃんなんとかしてよ!」

怒りまくる雅を見て佐紀もただ事じゃないと気付きました。
いつもの雅は優しくて親切な世界一の顎美人なのに・・・・。
どうも今日の雅は変です。

「夏焼さん。もしかして本当にぎょう虫が暴れてるんですか?」
佐紀は本当に心配そうに言いました。
「佐紀ちゃんまでそんな事言うの?冗談はやめてよ。
桃子ちゃんが悪いんだよ。変な噂ばっかり流して」
「そして雅ちゃんは毎日うんこを流して。なんちゃって」
桃子は空気を和まそうと冗談を言いましたが誰も笑いません。
141 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 01:14

沈黙が続きます。
このままではお昼休みが終わってしまいます。
仕方ないので佐紀が重い口を開きました。

「夏焼さん。今からぎょう虫検査をしましょう」
雅は耳を疑いました。
佐紀の提案が全く理解出来ませんでした。佐紀が続けます。
「いいですか?もしぎょう虫が居なければ夏焼さんは無実です。
逆にもし夏焼さんにぎょう虫が寄生していたら
あの放送は真実なので問題がない事になります。そうですね」

「そうだそうだ」「意義なし」「佐紀ちゃんかしこーい」
隣で桃子とりしゃこが何か色々言っています。
何かおかしい。そう思いながらも雅は黙っていました。
142 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 01:14

「それじゃ多数決を取ります。検査するべきだと思う人は手をあげて」
雅以外の全員が手をあげました。
しかも全員にやにやしていました。罠です。
雅は完全に罠にはまっている事に気付きました。

「じゃあ夏焼さん。早速ですがぎょう虫検査シートです」
佐紀の手にはこうなる事がわかっていたかのように
時期はずれのぎょう虫検査シートがありました。

さすが学級委員。用意周到にも程があります。
143 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 01:16

雅ははっと思い出しました。
今日の給食のデザートはヨーグルトでした。
ヨーグルトには身体の成長には欠かせないカルシウムがいっぱいです。
舞波とは違った意味で全然成長しない佐紀は随分と悩んでいました。
そこに桃子が出てきてこう囁いたのではないでないか?
「ヨーグルトをいっぱい食べたら大きくなれるよ」
今日の様子だとカレーと同様、ヨーグルトも沢山余るだろう。
それを佐紀はひとり締めするつもりだ。
きっとそうだ。雅は確信しました。

だが、そんな事に気付いてもどうしょうもありません。
雅はじわじわとトイレの個室に押し込められているのです。
ぎょう虫検査を強いられているのです。
「雅ちゃん早くしてよ。昼休みが終わっちゃう」
「本当だあ。5時間目が始まっちゃう♪」
「こら。りしゃこ。嬉しそうにしちゃダメ」
144 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 01:17

どうやら逃げられそうにありません。
雅は泣きそうになりながら検査シートを受け取りました。
「するよ。ぎょう虫検査すれば納得するんでしょ・・・・」
どうせぎょう虫なんか居ないんだ。
さっさと調べて終わらせたらそれで済む事だ。
雅は検査をする為に個室のドアを閉めようとしました。
ところがまるで悪徳押し売り業者のように
桃子がドアの隙間に足先を挟んで閉めさせません。

「駄目だよ。ちゃんと検査しないつもりでしょ?」
桃子が全てお見通しとばかりにうふふふと笑いました。
雅はギクリとしました。
「す、するってば。何で信じてくれないの」
「ねーねー佐紀ちゃん。どうやったらちゃんと検査出来るの?」
またりしゃこが変な質問をします。
145 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 01:19

佐紀は検査シートの袋に書いてある説明文を読みました。
「えっとね。足を開いてシートを肛門にちゃんと押し付ける・・・・」
みんなにやにやしています。
「良かったら手伝ってあげようか雅ちゃん。50円でいいよ」
桃子が手を差し出して笑います。
「こーもんこーもん雅ちゃんのこーもん」
りしゃこが大はしゃぎしています。無理もありません。
雅の肛門の存在が現実味を帯びてきたのですから。
これは歴史的大発見です。

「だ、大丈夫。もう中学生だからひとりで出来るよ」
「何がどう出来るの雅ちゃん」
「だから・・・・ちゃんとシートを肛門に・・・・」
「こーもん。こーもん。雅ちゃんのこーもん」
りしゃこのはしゃぐ声がこだまします。
「ちゃんと検査出来てるか桃子たちが確認してあげるよ。
さあ下着を脱いで。スカートを捲り上げて。うふふ」

雅は下着を下ろしました。みんなの視線を痛いほど感じました。
でも実は肛門なんてないので雅は困りました。


雅ちゃんはうんこなんてしないのです。
146 :ひとりで出来るもん :2005/10/17(月) 01:19


   おわりしゃこ

147 :大の大人が名無しだなんて。。。 :2005/10/17(月) 01:22

>>126
ありがとー励みになります
148 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:33

体操服と雅ちゃん
149 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:34

「おっはよー舞波ちゃん」
「あ、おは・・・」
佐紀は今日も元気いっぱいだ。
舞波に元気良く挨拶しても元気な返事がないと知っているけど
そんなのは関係なく佐紀は元気いっぱいだ。

だって今日は運動会の組み立て体操の練習日。
昨日の夜は楽しみで眠れなかった。
大好きな雅とコンビを組んで組み立て体操をしまくれるのだ。
楽しくサボテンになったり扇になったりするのだ。
大好きな雅とひとつになれるのだ。
まるで夢のようだ。
150 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:35

「おはよう雅ちゃん。今日の組み立て体操なんだけどさあ」
「あ、佐紀ちゃんごめん。今日体育休むから」
「えっ・・・・・」
佐紀は絶句した。まただ。近頃雅は体育をよく休む。
夏のプールの授業の時から気になっていたけど
近頃は月に1〜2回は体育を休む。まるで義務のように。

「ど、どうして今日は大事な組み立てたいそ・・・・・」
「佐紀ちゃんごめん・・・・・どうしても出来ないの・・・・・」
雅は涙目になっていた。
悔しさを滲ませて奥歯を噛み締めていた。
それを見た佐紀はそれ以上雅を問い詰める事は出来なかった。
151 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:37

組み立て体操の時間。みんな楽しく組み立っているのに
佐紀はひとりでサボテンをするふりをした。

サボテンとは組み立て体操のポーズの一つで説明すると
ひとりが土台となって少し膝を折り曲げる。
もうひとりが土台の人の膝の上に立つ。
そして土台が上に乗ってる人の膝上を掴んで固定する。
さすれば上に乗ってる人が手を広げる。
それで完成だ。
難解な説明だが要するにひとりでは出来ないのだ。

横では舞波が桃子の奴隷じゃなくて土台となり
まあさや友理奈も土台になっていた。
楽しそうだった。
本当は雅ちゃんとサボテンになれたのに。
そう思うと佐紀は寂しくて仕方なかった。
佐紀は時々校舎の陰で座っている雅を見た。
雅は体操服にならずに制服のままでうつむいていた。

雅ちゃんの体操服姿が見たい。
体操服の雅ちゃんとはしゃぎたい。
そう思うと佐紀は涙がこぼれそうだった。
152 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:39

「佐紀ちゃん元気ないね。どうしたの?」
桃子だった。
休憩時間なのにまだ舞波の肩車させて上に乗っていた。

「うん。ちょっとね・・・・」
自分らしくないと思いつつもどうしても元気が出なかった。
その時、佐紀は自分の元気の7割は
雅ちゃんの笑顔で出来てる事を実感した。

「ねえねえ桃子は知ってるよ。雅ちゃんの事でしょ?
佐紀ちゃんはどうして雅ちゃんが体育しないのかが気になってるんでしょ?」
佐紀は自分の耳を疑った。
親友の自分にもわからないのに桃子はわかるらしい。

朝からずっと悩んでいた佐紀は藁にもすがる思いで桃子に質問した。
「お、教えて桃子ちゃん。どうして雅ちゃんは・・・・・」
桃子はうふふふと微笑んだ。
「ごめんね。まだ言えない。でも頭のいい佐紀ちゃんならわかるはずだよ。
本当に雅ちゃんの気持ちをわかってるならね。
じゃあね。舞波っちトイレにいくよ。はいやー」

舞波は黙ってトイレに駆け出した。桃子を乗せて。
153 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:40

「舞波ちゃんかわいそう。まるで奴隷のよう・・・・・。あっ」
佐紀はようやく気付いた。

気位の高い雅は佐紀の土台になるなんて嫌なのだ。
やっぱり美しい雅ちゃんと極めて普通な容姿の自分じゃ不釣合いなんだ。
雅とは身分が生まれが素材が何もかもが違うのだ。
その事に気付いた佐紀は校庭の片隅でそっと泣いた。



一方そのころ

桃子と舞波はトイレへと向かった。
その途中で舞波は「おトイレするなら良かったらももち降りる?」
と脚をピクピクと痙攣させながらやんわり言ったが桃子は笑顔で断った。
「だーめ。これからが肝心なんだから」
154 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:41

トイレの中に入ると桃子は個室を順番に上の隙間から覗きこんだ。
居た。雅だ。便座に座って呆然としていた。
「うふふ。雅ちゃんって随分おトイレ長いね」
雅は慌てて声のする方向を見た。桃子だ。
「な、なんで桃子ちゃん人のおトイレ見てるの!」
雅は動揺を隠せなかった。慌てて陰部を隠した。
なぜってそこがデリケートゾーンだからだ。

「なんでって舞波っちが肩車の練習したいって言うから。ね、舞波っち」
「そうそう。ちゃんと練習しなきゃね。ね、桃子ちゃん。うふふふ」
明らかに桃子がひとりで腹話術していただけだったが
雅はあえて突っ込まなかった。
155 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:42

「で、何か用?」
「んーとね。佐紀ちゃんが怒ってたよ」
「そ、そうだよね・・・・」

雅には佐紀の気持ちが痛いほどわかっていた。
自分だって組み立て体操がしたい。でも出来ないんだ。
女の子だから出来ない日もあるんだ。
でも佐紀ちゃんにそれは言いたくなかった。
佐紀ちゃんを傷つける事になってしまう。

雅はトイレでずっと悩んでいた。
うんこをしていたんじゃない悩んでいたんだ。
本当だ。うんこはこれからするところだったんだ。

「さては佐紀ちゃんを傷つけないで休む方法を考えてるでしょ?」
図星だった。 雅は桃子の顔を見上げた。
顎の長さが顕著になってしまったが今は気にしない。
156 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:43

「雅ちゃん良かったら助けてあげようか?」
桃子は意味深に薄気味悪く笑った。
「な、何をする気なの?ねえ!桃子ちゃん!」

桃子はにやりと笑いながら雅の前から魔法のように消えた。
土台の舞波が疲れて倒れてしまったのだ。

157 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:44

次の日も運動会の練習だった。
雅はとりあえず学校に来た。
また佐紀を傷つけたくなかった。でも逃げたくなかった。
佐紀に本当の事を知って欲しかった。あ、佐紀だ。
「おはよー佐紀ちゃん」
「・・・・・おはよう」

おかしい。まるで舞波だ。元気が無い。
「どうしたの佐紀ちゃん元気ないね・・・・」
「触らないで!」
佐紀は触れようとする雅の手を払った。
「佐紀ちゃん・・・・・・」

「最初からわかってた。雅ちゃんとは住む世界が違うって。
どうせ佐紀はどっちかと言えば舞波寄りよ!」
「待って佐紀ちゃん!」
「離して!だいたい名前からそうじゃない。
夏焼雅。凄く日本的な情緒がある素敵な名前じゃない。
それに比べて清水佐紀?あはっ何、佐紀って?意味わかんない」
「佐紀ちゃん止めて!自分を卑下しないであっ・・佐紀ちゃん!」

佐紀は走り去った。
雅は佐紀の小さな背中がもっと小さくなるのを
何も出来ないでじっと見ていた。
158 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:46

雅の頭から佐紀の言葉が離れなかった。
「触らないで!」「どうせ佐紀は舞波以下の人間の屑よ!」
佐紀が言ったとは思いたくなかった。
桃子の腹話術だと思いたかった。
だがこれは現実だ。佐紀がそう言ったんだ。

どうしてこんな事になってしまったんだろう。
佐紀ちゃんと一緒に少しずつ大人になりたかったのに・・・・。
雅はまたトイレに行ってひとりで泣きたかった。

だが朝学校に来てすぐトイレに篭ったら
まるで朝寝坊してトイレに入る時間がなかったみたいじゃないか。
雅は必死で泣くのを堪えた。
159 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:47

「追いかけないでいいの?」
桃子だった。
遠くの方でふたりの様子を見ていたのだ。

「だって・・・・・今更・・・・」
追いかけて何になるんだ。
追いついたら佐紀ちゃんの足が遅いみたいだし
仮に追いついても何を言えばいいのだろう。
舞波より佐紀ちゃんのほうがマシだよ。
なんて言ったらそれこそ・・・・。

「雅ちゃんの馬鹿!」
桃子は雅の頬を叩いた。
ここぞとばかりに強めに叩いた。

「雅ちゃんと佐紀ちゃんの住む世界が違うなんてありえないよ。
だって桃子と舞波っちは住む世界が違うけど仲良しだよ。
自分たちの差と桃子と舞波の差とを比べてみて!」
160 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:49

雅ははっと気付いた。
舞波と桃子と比べたら比較的近いじゃないか。
佐紀ちゃんごめん。離れてみてやっと気付いた。
佐紀の思った以上の大切さを。
雅は半泣きで佐紀を追った。

佐紀を捕まえた。
佐紀はトイレから出たところだった。

なんだおしっこが漏れそうだから急いでいたのか。
雅はそう思いそうになったがそうじゃない。
いつもの佐紀なら雅を一緒にトイレに誘うだろう。
やっぱり佐紀は怒っているのだ。
161 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:50

「なに雅ちゃん?急いでいるんだけど」
佐紀は冷たく言って立ち塞がる雅の横を通り抜けた。
さすが小さいだけの事はある。ゴキブリみたいだ。
あ、そういう事を考えるから駄目なんだ。

「待って!聞いて佐紀ちゃん!」
雅の声で佐紀は立ち止まった。
雅はなんとしても佐紀にわかって貰おうと思った。
好きな人がわかってくれたらピースだから。

「雅だって本当は組み立て体操がしたいよ。
佐紀ちゃんの下になって佐紀ちゃんの重みを感じたい。
でも駄目なの。どうしても今日は体育が出来ないの」
雅は一気に言った。
佐紀はそれを黙って聞いた。

「で、どうして体育出来ないの?教えて雅ちゃん」
佐紀は非情なまでに冷静だった。
162 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:51

「そ、それは・・・・」
雅は何も言えなかった。
女の子の月に一度の大イベント。
佐紀に説明するには雅自身まだ知識不足だった。

「雅ちゃんが抱えてる悩み事が
佐紀に言いにくい事なのはすごくわかるよ。
でも佐紀には言いにくくても教えて欲しかった。
だって雅ちゃんとは親友だと思ってた。これからもずっと。
でも・・・・・終わりだね」
「ま、待って佐紀ちゃん!さ・・・・」
佐紀はもう振り返らなかった。

雅はトイレの前で号泣した。
まるで幼女がうっかりお漏らしをしたかのように泣いた。
163 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:52

「雅ちゃん・・・・さあこれで涙を拭いて」
また桃子だった。ハンカチを差し出していた。
「・・・・りがとう」
雅はそう言ったがハンカチは受け取らなかった。
使用料20円。涙で視界が歪んでいる時には
この文字に気付かないで受け取ってしまうのだ。
桃子は舌打ちした。

「ねえ桃子ちゃん。雅はどうしたらいいの?」
もう雅はどうしていいか分からなかった。
何もわからなかった。ハンバーグすらわからなかった。
「本当はわかってるくせに。佐紀ちゃんと組み立て体操をしてあげて」
「で、でも・・・・・」
雅だってそうしたかった。
でも今日は体操服を持ってこなかった。
制服で組み立て体操は出来ない。
そんな事したら桃子の盗撮の的になるだけだ。
164 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:53

「雅ちゃん良かったらこれを使って・・・・・」
「こ、これは・・・・・」
体操服だった。使用料は書いていなかった。
その代わりに『4年2組 夏焼雅』とデカデカと書いてあった。

「これは小さくなって買い換えた後でいつの間にか無くなった体操服。
どうして桃子ちゃんが!」
桃子はにやりと笑った。
「そんな事はどうでもいいから早く着替えて!
今日は1時間目から組み立て体操の練習だよ!」
そうだ。急がないと。

雅は体操服を受け取ると走り出した。
165 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:54

体操服を抱いて雅が走り去るのを桃子はぼんやり眺めた。
雅の家に遊びに行った時、こっそり持ち帰った体操服。
もし盗んだのがバレても元々不必要なものだから追求されない。
完璧な犯行だった。
後は学校のロッカーにでも保管して雅に恋心を抱く生徒か
下心を抱く先生にでも売りさばけばそれで良かった。
それがまさかこんな風に役に立つとは
さすがの桃子も思わなかった。

「ふーん。桃子ちゃん変わったわね」
千奈美だった。桃子たちの会話を聞いていたのだ。
「そう?桃子は桃子だよ」
「ううん変わった。昔の桃子ちゃんなら無償で体操服を渡さなかった。
金を毟り取ってしかも相当な恩を着せたはずだよ。
それなのに・・・・桃子ちゃんもしかして雅ちゃんの事・・・・・」
千奈美がそう言うと桃子は笑った。
166 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:55

「勘違いしないで。桃子は雅ちゃんになんて興味はないよ。
興味があるのはお金。体操服の売値だけだから」
「な、何を考えてるの桃子ちゃん」
千奈美の全身から冷汗が溢れ出した。
千奈美には桃子が何を考えているのかわからなかった。

「うふふふふ。千奈美ちゃんにもわかる日が来るから。
ひとつだけはっきり言えるのは・・・・・。
汗まみれの体操服こそが真の体操服って事だよ!」
「汗まみれの体操服こそが真の体操服・・・・」
千奈美は呪文のように呟いて自分の体操服を嗅いだ。
連日の運動会の練習でほのかに汗の匂いがした。
167 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:56

雅は体操服を前にして感慨に耽っていた。
数年前まで着ていた体操服。
それは雅の成長を見事に証明していた。
洗濯して縮んだのかと引っ張ったが伸びなかった。
雅は大きくなったんだなあ。と他人事のように思った。
試しに肩で合わせてみたが着るのは厳しそうだ。

佐紀なら余裕で着れそうだが雅には小さかった。
でも着なくちゃいけない。佐紀との友情の為に。

強引に体操服に袖を通した。
胸がきつかった。少し嬉しかった。
だがそれ以上にお腹がきつかった。
体操服越しに分かるくらいぽっこりしていた。
恥かしい。でも早く着替えないと授業が始まってしまう。

ブルマをはいた。
やっぱり小さかった。股間の膨らみが気になった。
女の子の日なのにまるで男の子のようだった。
雅は自分の顔が赤くなっているのを鏡を見なくてもわかった。
これを着て大勢の生徒の前で組み立て体操なんて・・・・。
でも着るしかないんだ。佐紀の為に。
168 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:57

チャイムが鳴った。時間だ。
雅は慌てて運動場へ駆け出した。

運動場では生徒が運動場で並んでいた。
佐紀は一番前に居た。学級委員だからだ。
決して背が低いから一番前ではないとゆいたいです。
169 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:58

佐紀は諦めていた。
多分どう頑張っても150センチを越えるのは無理だろう。
なんて事ではなくて雅はもう来ないと思っていた。

これが運動会本番前最後の練習だ。
今日、練習をしなかったら本番も恐らく出れないだろう。
そうなったら佐紀はひとりぼっちだ。
大勢の保護者の前でひとりでサボテンのフリをするんだ。
それは佐紀と雅との愛の終焉を意味していた。

「それじゃ組み立て体操の体形になってください」
拡声器で先生の指示が飛ぶ。雅はまだ来ない。
佐紀はうつむいてため息をついた。

「まって!佐紀ちゃん待たせてごめん!」

佐紀は振り返った。
ピチピチの体操服を着て雅が走り寄ってきた。
佐紀は人の目も気にしないで雅に抱きついた。
170 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 01:59

佐紀は涙目だった。
「ずっと、ずっと待ってたんだから・・・・。
雅ちゃんの馬鹿。りしゃこよりも馬鹿!」
「ごめんね。佐紀ちゃん」

雅も涙が止まらないわ。佐紀が優しすぎるから。
桃子はハンカチを差し出したがそれすらふたりは目に入らなかった。
20円から15円にしたのに・・・・・。
売上がちっとも上がらないので桃子はがっかりした。
171 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 02:00

「それじゃ雅ちゃんいくよ!最初はサボテンからだよ!」
「うん!いくよ佐紀ちゃん!」
サボテンはまず肩車をする。
肩車からサボテンの体勢に移行していくのだ。
雅は佐紀の脚の間に頭を入れた。
佐紀の太股のぬくもり。雅は思わず頬擦りした。

佐紀を持ち上げる。佐紀の重みが心地いい。
今ふたりはひとつになったのだ。
172 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 02:00

体育を休んでいる間、雅は何度も頭の中で
シミュレーションしたから手順は完全に覚えていた。
肩車から頭を抜いて膝の上に佐紀を下ろす。簡単だ。
雅は頭を佐紀の脚の間から抜こうとした。

「だめ!雅ちゃん頭を抜かないで!」
佐紀が突然叫んだ。
「え?でも・・・・」
「お願いずっと・・・・ずっとこうしていて」

佐紀は恍惚とした表情で雅の首筋に股間を擦り付けた。
桃子はそれをビデオで撮影しまくった。
173 :体操服と雅ちゃん :2005/11/03(木) 02:01


おわりしゃこ


174 :ななしいくさん :2005/11/04(金) 18:32
おもしろ過ぎる…
175 :ななしいくさん :2005/12/12(月) 05:47
突然失礼します。
いま、2005年の飼育を振り返っての投票イベント
「2005飼育小説大賞」が企画されています。よろしければ一度、
案内板の飼育大賞準備スレをご覧になっていただければと思います。
お邪魔してすみませんでした。ありがとうございます。
176 :人間の証明 :2005/12/20(火) 04:00

 人間の証明
177 :人間の証明 :2005/12/20(火) 04:01

りしゃこは雅ちゃんが大好きです。
お仕事で会っている時はいつも雅ちゃんを見ています。
でもベリーズ工房は売れていないので毎日も仕事はありません。
だからりしゃこは雅ちゃんに会えない長い日曜日になると
雅ちゃんの名前をノートに書いています。
雅ちゃんと両思いなれるように願いを込めて書きます。
なんか占いの本に書いてあったのです。

りしゃこは困った事になかなか漢字を覚えれないので
ひらがなで『なつやきみやび』と書いていましたが
そのせいかいまだに雅ちゃんと両思いになれません。
仕方ないので必死で勉強して夏も焼も覚えましたが
どうしても雅を覚えれません。画数が多すぎるのです。
もちろんお手本を見れば書けますがそれでは駄目なのです。

こんなに好きなのにどうして・・・・。
りしゃこは悩みに悩んで思わず桃子に相談しました。
178 :人間の証明 :2005/12/20(火) 04:02

「なるほどそれはりしゃこが・・・・」
馬鹿だから。とはさすがの桃子も言いません。
「りしゃこが本当に雅ちゃんを愛していないからだよ」
りしゃこはガーンとショックを受けました。
これなら馬鹿と言われたほうがまだマシでした。

「ど、どこが悪いの教えて桃子ちゃん?」
もちろん頭と歯並び。なんて直球な事は言いません。
「言ってあげる。りしゃこは本当に雅ちゃんを愛しているの?
何よりも雅ちゃんを愛していると今すぐここで証明してみて!」
りしゃこは考えました。必死で必死で考えました。
答えは出ません。当然です。
いくら科学が進歩しても心の中を証明する事は出来ないのです。
頭を切り開き脳を見てもらっても証明出来ません。
りしゃこの脳が猿に近い脳だと学術的に証明されるだけです。
179 :人間の証明 :2005/12/20(火) 04:04

「うふふ。じゃあ桃子がりしゃこの気持ちを確かめてあげる」
そう言いながら桃子はりしゃこの財布を奪いました。
「あ。」
「りしゃこ!その顔はなに?まるでお金が雅ちゃんより大事みたいだよ」
「ち、違う。お金なんてどうでもいいもん!」
桃子はそれならお金なんていらないよね?
と言いながら財布を懐に入れました。

「こら!何してるの桃子ちゃん」
雅ちゃんです。遠くで見ていたのでしょう。
桃子はばつが悪そうにりしゃこに財布を返しました。
もちろん中身はすでに抜き取ってあります。
180 :人間の証明 :2005/12/20(火) 04:05

りしゃこは突然雅ちゃんが目の前に現れたので
おろおろしました。それほどまでに好きなのです。
「あ、あばばば雅ちゃん」
「ん?りしゃこどうしたの?頭は大丈夫?」
桃子の極悪非道な悪の手から守ってくれた上に
こんなにうちの事を心配してくれるなんて・・・・。
りしゃこは感激の余り言葉が出ません。
ちなみにりしゃこはありがとうと言おうとしていたのです。

「桃子ちゃんと遊んじゃ駄目だって言ったでしょ」
「だってぇ・・・・・ごめんね雅ちゃん」
「分かればいいの。行こっか」
雅ちゃんとりしゃこは仲良く手を繋いで
桃子の前から去ろうとしました。その時です。

「騙されないでりしゃこ!その雅ちゃんは偽者だよ!」
桃子が急に叫んだのです。
181 :人間の証明 :2005/12/20(火) 04:06

りしゃこは完全に凍りつきました。
偽者?誰が?雅ちゃんが?
りしゃこは雅ちゃんの顔をぽかーんとした顔で見つめました。

「な、何を言ってるの?桃子ちゃん変な事言わないで!
私が偽者な訳ないじゃない。ね。りしゃこ」
雅ちゃんはそう言うけれどりしゃこには
もう何がなんだか分かりませんでした。

りしゃこが雅ちゃんへの愛を証明する事が出来ない事と同様に
この雅ちゃんが本当の雅ちゃんであると証明する事も出来ないのです。
それは雅ちゃん自身にも出来ないのです。
よく見たら顎が長すぎるような気がしてきました。

もしかしたらこの雅ちゃんは偽者かも知れない。
りしゃこはふとそう思ったのです。
182 :人間の証明 :2005/12/20(火) 04:07

りしゃこは雅ちゃんの手を払いのけました。
そして脱兎のように逃げ出して桃子の後ろに隠れたのです。
まあ背が高いので丸見えですけどね。

「うふふふ。りしゃこわかってくれたみたいね。
本当の雅ちゃんはこんなにおっぱいは無いからね」
桃子が嬉しそうに笑いました。
りしゃこがこの偽雅ちゃんめ。と雅ちゃんに毒づきます。
これにはクールな雅ちゃんも腹が立ちました。

「ふざけないでよ。それならこっちだって言うけどさ
その桃子ちゃんだって偽者かも知れないよ」
りしゃこは一瞬動揺しました。が一瞬でした。

「偽雅ちゃんめ。騙されないよ。この桃子ちゃんは本物だよ。
だってこんなに手癖が悪いのは本物の桃子ちゃんだけなんだから!」
雅ちゃんは崩れ落ちました。
183 :人間の証明 :2005/12/20(火) 04:08

「ありがとうりしゃこ。信じてくれて。
さあ。その財布に残った小銭でマックシェイクでも飲みに行こう」
「うん。じゃあね偽雅ちゃん」

りしゃこと桃子は仲良く手を繋いで歩いて行きます。
雅ちゃんを置いて。

「・・・・待って。どうすれば本物だって信じてくれるの?」
雅ちゃんは泣きそうでした。
中国に沢山居るという戸籍の無い子供の気持ちが少しわかりました。
「どうする?りしゃこ・・・・」
「じゃあ本当の雅ちゃんって証明してよ。おまんまん。
本当の雅ちゃんならおまんまんを見せてくれるはずだよ」

雅ちゃんは戸惑いながらスカートを(以下略)
184 :ななしいくさん :2005/12/30(金) 18:51
何このオナニースレ
185 :ななしいくさん :2005/12/30(金) 18:53
ぐはw狼じゃねえのかよww
騙されたww
186 :迎春 :2006/02/07(火) 04:35

     迎
     春

187 :迎春 :2006/02/07(火) 04:36
嘘だ。幻聴だ。そうでなければ空耳。
そうだ空耳に違いない。そうとしか考えられない。
だけど確かにりしゃこはこう叫んだのだ。
「雅ちゃんウンチ大盛り!」
楽屋はまるで水でも打ったかのように静まり返った。
私を含め全員凍りついた。
りしゃこめ。恥かしげも無く何を言いだすんだ。
私の顔は気恥ずかしさで夕陽のように真っ赤に染まっていた。

りしゃこは無視されたと思ったのだろう。
再びさっきより大きな声で叫んだ。
「雅ちゃんウンチ大盛り!黒いのが足りないよ!」
私は気が遠くなりそうだった。
188 :迎春 :2006/02/07(火) 04:36

誰か助けて・・・・・。気が狂いそうだ。私は混乱している。
佐紀ちゃんは凍りついている。
千奈美も凍り付いている。舞波は死んでいる。
このままではベリが全滅してしまう。ゲームオーバーだ。
だがその時、誰かが立ち上がった。
桃子ちゃんだった。

桃子ちゃんはりしゃこに近づくとこう囁いた。
「りしゃこ。どうしたの?」
「ウンチ。ウンチ大盛り」
りしゃこは真剣な顔で言っていた。
189 :迎春 :2006/02/07(火) 04:38

桃子ちゃんはにやりと笑って言った。
「大変だったねりしゃこ。紙は?紙は忘れてないよね」
りしゃこはコクンとうなづいて懐から紙を出した。
「それと黒いのと・・・・はい。ブンチン重かったよ。
酷いよ。ブンチン重い。って言ってるのに誰も助けてくれないの」
「ね、みんな酷いでしょ。佐紀ちゃんの顔とか。
あ、りしゃこ。ここに墨汁を出して」
りしゃこはすずりに墨汁を出した。
「墨汁って言うんだこの黒いの。こんな漢字読めなかったよ。
桃子ちゃんかしこいね」
「うん。だから桃がキャプテンになるべきだったんだよ。じゃあ準備完了だね」

桃子ちゃんはお習字をし始めた。
190 :迎春 :2006/02/07(火) 04:38

おわりしゃこ
191 :大の大人が名無しだなんて。。。 :2006/02/07(火) 04:42
>>184
うんこスレですよ

>>185
狼みたいなもんですよ
192 :ななしいくさん :2006/02/09(木) 11:42
え?誰か解説頼む
193 :大の大人が名無しだなんて。。。 :2006/02/09(木) 22:17
>>192
狼で書いた時もわかりにくいと言われました
めんどうなんで解説しません
194 :舌足らず :2006/02/11(土) 04:14

舌足らず
195 :舌足らず :2006/02/11(土) 04:15

梨沙子には悩みが無い。
そう思っている人は結構多いと思う。
だって梨沙子は馬鹿だから悩まないだろう。と。
だが実際はそんな事はない。梨沙子だって日々悩んでいるのだ。
その悩みは「悩みらしい悩みが無いのが悩み」
なんて事ではなくて本当に深刻な悩みなのだ。

それは何かと具体的に言うと滑舌が悪いのだ。
例えば「ベリーズ工房」。これを梨沙子が発声すると
「え?梨沙子何て言ったの?ペニス肛門?」
と聞き間違いされるほど滑舌が悪いのだ。

毎度こんな聞き違いばっかりされては困るので
どうにかして滑舌を良くしたい。
梨沙子は思い余って桃子に相談してしまったのです。
196 :舌足らず :2006/02/11(土) 04:17

「というわけなんだけど・・・・」
相談を受けた桃子はしばらく考えて言いました。
「簡単だよ。舌を使う練習をすればいいんだよ」
梨沙子はなるほどと思ったのです。

しかし舌を使う練習なんてどうやればいいのか
アホの子梨沙子に思いつく訳もありません。
「舌を使う練習ってどうするの?」
梨沙子は桃子に質問しました。
桃子は薄ら笑いを浮かべたまま黙っています。
どうやらここからは有料です。

梨沙子は桃子にまだ封を切っていないハイチュウをあげました。
桃子は笑顔で受け取りました。契約成立です。
197 :舌足らず :2006/02/11(土) 04:18

「まず聞くけど梨沙子はキッスってした事ある?」
梨沙子の脳裏には伝説の白塗り顔の外人ロックバンド『KISS』
なんてもちろん浮かびません。
見た目は大人、頭脳は幼児、実際は小学生の梨沙子ですが
ここだけの話、キスの経験くらい人並み程度にあります。

「うふふ。その顔はした事あるみたいだね。誰としたの?」
桃子がにやにやしながら梨沙子に問い掛けます。
「実は・・・・」
梨沙子は危うく誰にも言えない赤裸々な性体験まで
桃子に言いそうになりましたがもちろん言いません。
桃子に弱みを握られるとロクな事が無いからです。
198 :舌足らず :2006/02/11(土) 04:23

「実は・・・・・お父さんに時々したりするよ・・・・・」
梨沙子はひそひそ声で桃子に言いました。
この程度なら暴露本を出されても大丈夫。と
梨沙子なりに判断したのです。

「ふーん。それは大人なキッスなの?」
桃子の意味深な笑みに梨沙子はドキッとしました。
「教えてあげる。大人なキッスをしたらね。
滑舌が良くなるの。あえいうえおあお。竹やぶ焼けた」
桃子の華麗な滑舌具合を梨沙子はうっとりしながら聞きました。
「うふふふ。どう?教えて欲しい?」
「お、教えて桃ちゃん。大人なキッスを教えて!」
ついに梨沙子は桃子の軍門に下ったのです。
199 :舌足らず :2006/02/11(土) 04:24

深夜2時。街は静まり返っています。
桃子に連れられて辿り着いた先は夏焼さんのお宅。
つまりは雅ちゃんの家でした。
「さあ梨沙子。散らかってるけど入って」
桃子は当然のように鍵を使って裏口のドアを開けました。
これを手に入れるのは苦労したんだから。なんて言って。

夜中に忍び込んだ雅ちゃんの家は普段から
遊びに来なれてるはずなのになんだかドキドキしました。
梨沙子は緊張をほぐす為に深呼吸をしました。
ほのかに雅ちゃんの匂いがするような気がします。
200 :舌足らず :2006/02/11(土) 04:25

桃子は音も立てずに早足で歩いて行きます。どこに?
梨沙子は慌ててついて行きました。
行き着いた場所は雅ちゃんの部屋の前でした。
ドアを開けるとそこには雅ちゃんが寝ていました。
布団に顔を埋めて顎が見えませんが間違いなく雅ちゃんです。

ゆっくりと慎重にベッドに近寄ります。
雅ちゃんはすやすやと小さな寝息を立てていました。
桃子はポンと梨沙子の肩を叩いていいました。
「さあ、梨沙子。大好きな雅ちゃんと好きなだけ
大人なキッスの練習をするがいいわ」

大好きな雅ちゃんとキッス。しかも大人の。
梨沙子はドキドキして仕方ありません。
薄明かりの中で目を閉じて口はちょっぴり半開き。
そして寝相が悪いのかお股は全開きの雅ちゃんは
いつもよりどこか子供っぽく見えました。
201 :舌足らず :2006/02/11(土) 04:26

梨沙子は寝ている雅ちゃんにこんな事をしていいのか?
という罪悪感を一瞬感じました。
が。横で雅ちゃんの貯金箱からお金をくすねている桃子を見たら
一瞬で罪悪感が消えました。
大丈夫。別に物を取っている訳じゃないし。
大体先に物を盗んだのは雅ちゃんだ。梨沙子のハート泥棒。
こんなに好きにさせた雅ちゃんが悪いんだ。

梨沙子は雅ちゃんの唇に自分の唇を重ねました。
上唇には上唇。そして下唇には下唇を重ねたのです。
無抵抗な雅ちゃんの唇は驚くほどに柔らかでした。

雅ちゃんと大人のキッスでひとつになれた感動が
梨沙子の心に広がってゆきます。
ああ。この感動を誰かに伝えたい。
とりあえず隣に居る桃子に言いました。
「あ・・・あばばばば」
駄目です。気が動転して言葉になりません。

あ。そこで梨沙子は気付きました。
滑舌がちっとも良くなっていない事に。
202 :舌足らず :2006/02/11(土) 04:27

「だ、騙したの?桃子ちゃん?」
狼狽する梨沙子を見て桃子はにやりと笑いました。
「うふふふ。大人のキッスはね。舌を使うの」
なるほど舌を使うのか。そう言えば滑舌の練習だった。
梨沙子は桃子に言われるがままに真っ赤な舌を伸ばして
雅ちゃんの汚れなき唇を舐めました。

甘い。雅ちゃんの味がほのかにします。
もっと雅ちゃんを味わいたい。
梨沙子は雅ちゃんの唇と唇の間に舌をねじ込みました。
歯です。歯がありました。

「どう?どんな味がする?」
「おいしい。なんだか甘い味がするよ」
梨沙子は雅ちゃんの歯の間に挟まったトウモロコシの味を
夢中で味わったのです。
203 :舌足らず :2006/02/11(土) 04:29

ついに雅ちゃんと大人のキッスをしたんだ。
梨沙子は達成感でいつも以上にぼんやりしました。
なんだか熱い。身体が熱くなってきました。
まるで風邪をひいているような熱っぽさです。

「さあ、梨沙子。言ってみて。ラルクアンシエル。はい」
「あなるあぬすれ・・・・・あれえ?」
おかしい。全く滑舌が良くなっていません。

「大人のキッスしたのに。なんで?」
梨沙子は不思議そうに首を捻りました。
「仕方ないね。教えてあげる」
桃子は梨沙子に救いの手を差し伸べました。

梨沙子は図書券500円分を差し出しました。
どうせ梨沙子が持っていても意味の無いものです。
あっさりと契約延長が成立しました。
204 :舌足らず :2006/02/11(土) 04:30

「雅ちゃんにはね、隠された本当のお口があるの」
「本当のお口?じゃあ・・・そこに・・・・・」
「そう。そこに大人のキッスをすればいいの」
ずっと雅ちゃんと一緒に要るのに知りませんでした。
早く雅ちゃんの隠されたお口を探さなければ。
梨沙子は雅ちゃんのパジャマのボタンに手をかけました。

雅ちゃんの隠されたお口。
梨沙子はそれがどのような物か想像しました。
きっと可愛い口なんだろうな。
いや隠すくらいだから可愛くないのかも知れない。
でもかわいくない長い顎は隠してないしどうだろう?

梨沙子ははやる気持ちを抑えながら
ゆっくりパジャマのボタンを外してゆきました。
205 :舌足らず :2006/02/11(土) 04:34

雅ちゃんのブラジャーが姿を現しました。
おっぱいおっぱい。ぼいんぼいん。
梨沙子は感激のあまり心の中で呟いてみました。

でもこんな所に口なんて無いのは梨沙子だって知っています。
もっと下に違いありません。
下に下がってゆくとヘソがありました。
もしかしてこれが隠されたお口?
梨沙子は試しにそっと舐めてみました。

「う・・・・・ううん」
梨沙子は慌てて雅ちゃんから離れました。
不意に雅ちゃんが悩ましげな声を漏らしたのです。
どうやら目が覚めかけているようです。
「ど、どうしよう桃子ちゃん?」
梨沙子は桃子に助けを求めました。
心臓の音が走った後みたいにドクドクと鳴り響きます。
206 :舌足らず :2006/02/11(土) 04:36

夜中に家に勝手に侵入してこんな事をしているのがバレたら
雅ちゃんから絶交されるかも知れません。
そんな事になってしまったらと思うと
思わず梨沙子は泣きそうになりました。

「大丈夫だから落ち着いて。梨沙子はそんな事より
さっさと大人のキッスをしなきゃ。急いで」
そうです。その目的を果たせば滑舌が良くなります。
そうすれば言い訳も上手に言えるはずです。
雅ちゃん大好き。とくっきりはっきり言えます。

梨沙子は必死で雅ちゃんの隠された口を探しました。
何か。何かヒントがあればいいのに・・・・。
梨沙子は神に祈るような気持ちでした。
その時です。
「ぷ・・・・」と微かな音が梨沙子の耳に入ってきました。
207 :舌足らず :2006/02/11(土) 04:40

「桃子ちゃん。うちの事笑った?」
「え?笑ってないよ。どうしたの?」
おかしい。確かに笑われたのです。
ぷ。と失笑されたのです。桃子ちゃんじゃないなら・・・・
消去法でいけば雅ちゃんに笑われた事になります。

梨沙子は精一杯ぶさいくな顔をしてみました。
「ぷ・・・・」
笑い声が雅ちゃんの下半身から聞こえました。
「も・・・・もしかして・・・・・」
「そう。気付いたようね。そこが雅ちゃんの・・・・・」

ついに発見したのです。
梨沙子は雅ちゃんのパジャマと下着を一気に脱がせました。
もう大人なキッスは目の前です。
お尻の間でまた雅ちゃんが慌てる梨沙子を嘲笑うように
「ぷっ」と失笑しました。挑発しているのです。
とにかくここだ。ここが隠された口に違いありません。
梨沙子は雅ちゃんの股間に顔を埋めて
お口っぽいところを舐めまくりました。
208 :舌足らず :2006/02/11(土) 04:41

「・・・・・な、何してるの!」
雅ちゃんが目を覚ましました。がもう遅い。
梨沙子は必死で大人なキッスを続けました。
「り、梨沙子・・・駄目・・・・・そこは・・・ああっ」
雅ちゃんは何か言いましたが言葉になりませんでした。
困った事にどうも今度は雅ちゃんの滑舌が悪くなってしまったようです。

「さあ次は雅ちゃんが梨沙子に大人なキッスしなきゃね」
桃子はとりあえず携帯で写真をいっぱい撮りました。
209 :舌足らず :2006/02/11(土) 04:41


おわり舞波

210 :ななしいくさん :2006/02/11(土) 22:21
乙です!





スランプですか?黄と森でも待ってます
211 :ななしいくさん :2006/02/18(土) 01:52
上に同じく
特に、黄の方
212 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:31


隣の桃子ちゃん

213 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:32

ここだけの話なんだけど桃子の家は貧乏だ。
どうやらかなりの借金を抱えているらしい。
時々、桃子の家に黒い服を着た怖い顔の人が来る。借金の取立てだ。
その黒い服の人はいつも小脇に菓子折りを持っている。
いつも腹ペコな桃子を不憫に思ってお菓子を持ってくるのだ。
それほど桃子の家は貧乏なのだ。

その桃子の住む家は俺の家の隣にあって
築何十年か知らないけれど今にも崩れかかっている。
たぶん大きな地震でもあれば終わりだろう。
まあ俺が物心ついた頃から同じような状況だから
恐らく大丈夫なんだろうけど。

214 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:33

要するに桃子と俺は幼馴染なんだけどどういう訳か
桃子は毎晩のように俺の家に遊びに来る。
毎晩うちに何をしに来るかと言えば晩御飯を喰いに来るのだ。
貪るように御飯を食べたらついでにお風呂に入る。
更に風呂上りには当たり前のように冷蔵庫から牛乳を取り出して飲む。
そして俺の部屋で宿題をしながら親の仇のように
凄いスピードでお菓子を貪り食うのだ。
そして食べ残りのお菓子をこっそりポケットに詰め込んで帰る。
それが桃子の日課なのだ。

けれどうちの家族は何も言わなかった。
きっと貧乏に負けないで一生懸命に生きる桃子を見て
何も言えなかったのだろう。
215 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:34
俺も桃子が来るのは嫌じゃなかった。
美味しそうに御飯を何度もおかわりして
嬉しそうにお風呂から出てくる桃子が好きだった。
石鹸の匂いを漂わせている桃子にどきっとした。
「いつもごめんね」
帰り際に申し訳無さそうに言う桃子に逆に謝りたかった。
時々、桃子の風呂の残り湯に飲んでみたり
ちんちんを石鹸に擦り付けて興奮していたから。

ここだけの話だけど俺は桃子が好きだった。

216 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:35
夕御飯を食べる時間になると桃子はいつもやってくる。
どうやら匂いでわかるようだ。

「こんばんわ長井君。来ちゃった」
「なんだ桃子また来たのかよ」
「来たら駄目?」
「駄目じゃないけどおかわりは2回までにしろよ」
「えーケチ」
桃子は仕方なさそうに隠し持ったタッパーを出した。
そしてタッパーの中から町内会で貰った手ぬぐいを取り出した。
今日もお風呂に入っていく気か。
と桃子に言いたかったがさすがの俺も言えなかった。
「うん。長井君は今日も桃子の後にお風呂に入る気でしょ?」
とにやりと笑って言われそうな気がするからだ。

217 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:35

「まあ上がれよ」
「ありがとう。長井君の家は今日は先にお風呂にするの?
それとも御飯にするの?どっちかと言えば桃子は御飯がいいな」
屈託無い笑顔を見せる桃子に俺は苦笑いで返すしかなかった。

桃子がお風呂に入っている間、俺は宿題をする。
桃子はお風呂から出たら俺の宿題を写して帰るのだ。
けど、今日は勉強が手につかなかった。
学校であんな事があったから。



218 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:36

あれは休み時間の事だった。
教室で桃子がうちのクラスのスケバンの梅田に絡まれていた。
「わははは桃子め。こんなシャーペン1本で必死だなぷげら」
「やめてよ!返してよお」
桃子はくねくねしながらも梅田に奪われたシャーペンを
必死で奪い返そうとしていた。
でも相手は長身の梅田だ。
栄養失調でちびっ子な桃子の身長では悲しいかな
飛んでも跳ねてもシャーペンを取り返せなかった。

と言ってもそれは特別な光景ではなかった。
桃子の家が貧乏なのは学校中に知れ渡っていたし
こうしていじめられるのは日常茶飯事だった。
結果はいつも同じだ。
シャーペンを梅田に破壊されてしまい桃子が泣くのだ。
それを見た俺以外の男子が必死で慰めてあげて
代わりのシャーペンを貰うと桃子は泣き止むのだ。
幼稚園の学芸会も真っ青の茶番劇だ。
219 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:37

だから俺は助ける気なんて無く、ひとりであやとりをしていた。
が、いつもより桃子が必死で取り返そうとしているので
さてはよっぽどシャー芯をたくさん入れていたんだな。
と思って様子を見て驚いた。
梅田が手に持っているシャーペンがよく見ると俺のやつだった。
間違いなく数日前に学校で失ったと思っていた俺のシャーペンだった。

なんで俺のシャーペンを桃子が持ってるんだ?
呆然としながら桃子と梅田の様子を見守った。
220 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:38

桃子はいつもの様に泣いたふりをして
クラスの男子から同情を買おうとしなかった。
「もお、えりかちゃん桃に酷い事しないでよお」
と男子を萌えさせようともしなかった。

桃子はいきなり梅田に飛びかかった。
それは野うさぎがライオンと戦うようなものだった。
だが時には窮鼠猫を噛む。
不意を突いた桃子はキリンのように背が高い梅田から
ハイエナのようにシャーペンを奪い取ったのだ!
「きいいいいいい桃子のくせに生意気よ!」
梅田がさかりのついた猫のように吼えた。
「駄目!これは大事なシャーペンだから!」
桃子はそう言ってシャーペンを抱え込んで亀のように縮こまった。

大事なシャーペン?
俺のシャーペンがなんで大事なんだ?
221 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:38

その後も梅田とその仲間の矢島とか村上とかが
桃子からシャーペンを奪おうとしたが
休み時間終了の鐘が鳴るまで桃子はシャーペンを守り通した。

不思議で仕方なかった。
どうして俺のシャーペンが大事なんだ?
シャーペンなら他の男子からの貢物がいっぱいあるはずなのに。
いや、それ以前になんで桃子が俺のシャーペンを持っているんだ?

俺はそのシャーペンが自分の物だという確信があった。
ミニモニの、しかもミカのシャーペンなんて
俺以外の人間がいまどき持っているはずがない。
それよりなんで俺はミカのグッズなんか使ってるんだ?
わからない。考えれば考えるほど自分がわからなくなる。

222 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:39

駄目だ。勉強に集中できない。俺は宿題をする手を止めた。
桃子に直接シャーペンの話を聞こう。
聞いたらどうせなんて事ない事のはずだ。
いつもの桃子のパターンから推測するに
「大事な」って強調して言っておいたほうが
シャーペンの値打ちがあがってクラスの男子から
いつもより多く物を貰えるとかそういう事だろう。
俺は部屋を出て桃子を探す事にした。

「おーい桃子。聞こえるかあー」
「なにー?湯加減はいいよ」
桃子はまだお風呂に入っていた。
スリガラスの向こうに肌色のかたまりが見える。
桃子が裸で居るのだ。そう思うと気恥ずかしくて
思わず目をそらしてしまった。
で、目をそらしたついでに下着を探してみた。
223 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:40

桃子の服は思ったよりも几帳面に畳んで置いてあった。
いつもの皺だらけのスカート。
その上には3日に1度は見る首の伸びたシャツ。
3枚しかシャツを持っていないという噂だ。
だが肝心の下着は無かった。
おそらく服の下に隠してあるのだろう。

桃子の下着を見たい。なんなら匂いも嗅いでみたい。
理性では駄目だとわかっているのに手が勝手に動く。
俺のオール4の中途半端な知能では本能を抑えきれなかったのだ。
桃子のシャツに触れた。
肌荒れしそうなほど粗悪な生地だった。
224 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:41

「ねえ長井君?」
桃子の声に僕の身体がビクンと反応する。
俺は「どどどうした桃子。な、何かあったのか?」
と明らかに挙動不審に返事した。
「あの。言いにくいけどね。ガラスが半透明だから何してるか見えてるよ」
しまった。
こっちが見えているなら当然相手も見えてるわな。

マズイ。
下着を漁ろうとしているのが桃子にバレてしまった。
口止め料。慰謝料。和解金。
駄目だ。今まで溜めたお年玉が泡と消える。
俺の全身は恐怖で震えに震えた。

「ご、ごめん。つい・・・・・悪気はないんだ」
俺はとりあえず謝った。
許して貰えるならどんな罵声を浴びせられてもいい。
なんなら浴びせて欲しい。変態って言って欲しい。
225 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:41

「うふふふ・・・・いいよ。気にしないで」
桃子は意外と怒っていなかった。少し気持ち悪く笑っていたほどだった。
「長井君・・・もしかして桃子の下着が見たかったの?」
もうごまかせない。桃子の質問に俺は正直にそうだと答えた。

がらがら。
風呂の引き戸が少し開いて桃子が顔を出した。
湯でのぼせてしまったようで桃子の顔はほんのりピンク色だった。
桃子の華奢な肩が見える。
俺は黙ったままちんちん以外何の反応も出来なかった。
「ねえ、桃子の下着を見せてあげよっか?」
桃子は小悪魔のように微笑んだ。
俺はあうあう。と言語になっていない声を出しながら
あほのように何度もうなずいた。
「はい。今洗い終わったからキレイでしょ」
桃子は嬉しそうに洗いたての下着を見せてくれた。
なんの風情もなかった。

風呂に入りながら下着を洗うなとゆいたいです。
226 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:42

風呂場で洗濯するなんて桃子の奴何考えてるんだ。
常識がないのか桃子には。
ぬるま湯で洗うと汚れが落ちやすいし
どうせ捨てるお湯だし実に経済的じゃないか。
ぬ。むしろ常識があるのか桃子は。

俺は思い出したように白々しく「さあ宿題の続きでもするか」
と言って逃げるように部屋に戻って宿題の続きをし始めたが
桃子の下着の事が気になって集中出来なかった。
梅田ともみ合ってる時にチラリと見る事はあったけど
あんな風に見せられると変にドキドキした。
227 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:43

もしかしてあれ一枚しか下着を持っていないのか?
だから風呂に入っている時に洗っているのか?
とすると風呂あがりにはどうなっているんだ?
乾くまで干すとすれば風呂上りの桃子はノーパンなのか?
もし下着をはいていたと仮定すれば
桃子の下着は濡れ濡れのぐちゅぐちゅだ。
どっちだ?どっちでも興奮するけど。って駄目だ。
何を馬鹿な事を考えてるんだ。

「何難しい顔で考えてるの?そんなに今日の宿題難しいの?」
いつの間にか桃子が風呂からあがっていた。

228 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:43

「あ、ああちょっとな。もう出来るよ」
「そう。じゃあ桃子も宿題しよっと」
俺のほうに歩み寄る桃子のスカートが陽炎のようにユラユラと揺れた。
俺はさりげなく扇風機の風量を強にしてみた。

桃子のスカートは短い。
まるで誰かのスカートの余り布で作ったようだ。
それが揺らめくと俺の心も激しく揺さぶられた。
あのスカートの中はどうなっているのだろう?
最近風呂場に置いている石鹸の買い置きやらカミソリやらが
いつの間にか無くなっていると母さんがぼやいていたが
あの中に入ってそうな気がする。
桃子のスカートの中は小宇宙だ。
229 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:44

そんな俺の心はつゆ知らず、桃子は俺の対面に座った。
小さなちゃぶ台のような机の向こうで桃子は髪の毛をといている。
必要以上にリンスを使ったのか妙にテカテカしていた。
扇風機が首を振るたびに桃子の風呂上りの匂いが巻き散らかされる。
同じシャンプーやらリンスを使っているんだから
基本的に母さんの匂いと同じ匂いのはずなのに何か違う気がする。
なんだかドキドキする。

「あれ?まだ出来てないの?長井君しっかりしてよ」
俺はごめんと謝った。
冷静に考えると宿題をやってあげているんだから謝る必要はないのに。
「もうちょっとで出来るから待ってろよ」
「うん。こっちからだと写しにくいからそっちにいくね」

桃子は腰を浮かせると四つん這いで俺の横まで来た。
230 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:45
「ほら。もうちょっとそっちに寄って」
「お、おい、やめろよ」
桃子が強引に肩を寄せてくる。腕と腕が触れる。
俺は逃げるように桃子から離れた。
その拍子に腕が当たった扇風機がぐらぐら揺れながら倒れてしまった。
倒れても妙な音を立てながら首を振り続けている扇風機が
なんだか滑稽だった。
「もう。長井君何遊んでるの?」
「いやむしろ遊ばれてる気がするよ」
「何の話?」
「・・・・・いや別に」

231 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:46

桃子がテキパキと宿題を写してゆく。
使っているのはもちろん俺のシャーペンだ。
桃子が自分のシャー芯やら消しゴムをわざわざ持ってきて
消費するわけがないのだ。
ちなみに俺の自慢のシャーペンは辻ちゃんの柄だ。
ノックする部分、つまりは芯の出るほうの反対側に
似ているのかかなり微妙なアニメの辻ちゃんが付いている。
紫色のお団子頭が愛らしい。
大事なコレクションなので本当は使いたくはなかったけど
ミカのシャーペンが無くなったので仕方ない。

あ、そう言えばなんで桃子は俺のシャーペンを・・・・。
持っているのは俺から盗ったんだろうから問題ないけど
どうして「大事な」なんて言ったんだ?

ミカのシャーペンはレアアイテムだ。
出回っている数は辻加護の半分以下だろう。
もしや桃子はミカが好きなのか?だから大事なのか?
いやそんなはずは絶対に無い。
誰から見ても好きでも嫌いでもない存在、それがミカだから。

232 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:46

ひょっとして梅田がレファに似ているのとは関係あるのか?
いやレファなんてマニアでも知らないはずだ。
正直、俺もあんまり知らないし。
駄目だ。混乱してきた頭を整理しよう。

ミカのマスコットを目を閉じて思い出す。
ひとりだけアメリカンなバンダナを巻いていた。
他のミニモニはお団子頭なのに・・・。
「わかった!」
「どうしたの長井君。答えがわかったらさっさと書いてね」
いや、そっちじゃなくて。

233 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:47


ついに俺は気付いてしまった。悟ってしまった。
ミカだけ頭が丸い。余計な突起がない。
つまり女の子がシャーペンでオナニーする時
ミカはもっとも使いやすいのだ!
つまり桃子はひとりでえっちな事をしているのだ。

「桃子・・・・もしかしてひとりでしてるのか?」
「宿題?そんなの桃子がわざわざすると思う?」
桃子はうふふふと意味深に笑った。
234 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:48

次の日。

結局昨日は何もわからず終いだった。
えっちな事に使うなら逆に突起があったほうがいいのか?
もしかしてミカは初心者用なのか?どうなんだろう?
いくら考えても男の俺には想像もつかなかった。
お陰で昨日はあまり眠れなかった。

俺がぼんやりしている間に授業はどんどん進んだ。
俺の斜め2つ前の机で桃子は熱心に何か書いていた。
もちろん筆記用具はミカのシャーペンだ。
何を書いているのかここからじゃ良く見えないけど
どうせ自分で読む為のマンガでも書いているんだろう。
買うと案外高いもんな、マンガって。
235 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:49
ついでに桃子の後ろ姿を凝視してみたがブラジャーは見えない。
まだ要らない程度なのか?買うお金が無いのか?
ずっと隣に住んでるのに知らない事だらけだ。
もしかして桃子ってうんこするのか?
あれだけ御飯を食べるんだからするんだろうな。
どんなうんこなんだろう。
なんて考えている間に御飯の時間になった。

さっそくお弁当を広げる。
チーズハンバーグにタコさんウィンナー。
それと卵焼きと煮豆とうさちゃんリンゴ。
なかなか悪くない感じだ。
いただきますと言って食べようとした時、誰かの高笑いが聞こえた。
「わははは。お弁当に煮豆ですってぷげら」
誰かと思ったらお金持ちのお嬢様で有名な矢島だった。

236 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:52

一瞬、俺の弁当に煮豆が入っていたから
言われているのは俺かと思ったがどうやら違ったみたいで
矢島に罵られているのは桃子だった。
桃子は矢島に見下されるように椅子に座ってうつむいていた。

桃子と矢島のまわりに野次馬が集まる。
矢島はそれ全部食べたら食べ過ぎじゃないか?
って感じの黒塗りの2段のお膳を片手に持ちながら
さらに桃子に罵声を浴びせた。

「桃子みたいな貧乏人には煮豆がお似合いですわげらげら」
少し心配になって野次馬の間から桃子のお弁当箱を見て
俺は思わず絶句した。白御飯7割、煮豆3割だった。
それ以外なにも入っていなかった。
しかもその煮豆は昨日のうちの晩飯じゃないか。
いつの間にタッパーに詰めたのだろう?
一緒に御飯を食べていたのに気付かなかった。
237 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:53

「で、でもぉ・・・・煮豆って美味しいよ。ね、みんな」
桃子はまわりのみんなに同意を求めた。
普段、桃子ちゃん萌え。とか言ってる男子も含めて
クラスの誰も同意しなかった。みんな矢島が恐いのだ。
噂では矢島は先生にコネがあるらしかった。
つまり下手に矢島に逆らうような事をすると
成績を下げられたり、授業中当てまくられたり、
遠足で1分遅刻しただけでバスが出発したり、
ロクな目に合わない運命が待っているのだ。

「ほうら煮豆なんて貧乏人と年寄り以外誰も食わないのよ。
今時の中学生は私みたいにフォアグラのオイスターソースボンゴレ
を食べるんだから。ね、みんな」
矢島の声に誰も同意しなかった。
俺も本当にそんな料理があるのかもよくわからなかった。

238 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:53

「で、でもね・・・・本当に煮豆って美味しいんだよ。ね、長井君」
桃子の一言でいっせいに俺に視線が集まった。
おいおいこっちに話を振るなよ。
俺はどう答えて良いのか全くわからなかった。

確かにうちの煮豆はなかなか美味しい。
代々伝わる秘伝の煮方があるらしかった。
が、そんな事を今、言ったら桃子と同じ貧乏人扱いされてしまう。
俺は考えに考えた末に答えた。
「いやあの・・・・・普通って感じ・・・・・」
「ふははは。ほーら煮豆が美味いなんて言ってるの桃子だけじゃない」
矢島の高笑いが響いた。
教室中に桃子を嘲笑う声が広がる。

その反応を見て桃子の顔が悲しげに曇るのがわかった。
俺はその場に居られなくて逃げるように教室を出た。

239 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:54

家に帰ってからも桃子の顔が頭に焼き付いて離れなかった。
どうして俺も煮豆が好きだ。って言えなかったんだ。
みんなに馬鹿にされたっていい。
そうすれば桃子だって傷つかずに済んだのに。

桃子が来たら謝ろう。
桃子だってわかってくれるはずだ。
そう思ってずっと待っているのに桃子は来なかった。
母さんが何度か晩飯だと呼びに来たけど
僕は桃子が来るまで食べる気になれなかった。
もう外は暗い。多分7時を過ぎているはずだ。
桃子の奴、ひょっとして今日は来ないつもりかも知れない。

そうだよな。俺は桃子を裏切ったんだ。
俺の顔なんて見たくも無いだろう。
だからあのシャーペンを返してきたんだろう。

240 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:55

俺の手にはミカのシャーペンがあった。
学校の机の中に入っていたのだ。
とりあえず匂ってみた。桃子の匂いはしなかった。
でも多分、桃子がこっそり返したのだろう。
中にはシャー芯は1本も入っていなかった。
手切れ金の代わりだろうか?
俺はなんだか可笑しくて笑ってしまった。
笑い過ぎてなんだか涙が出てきた。

「長井君どうしたの?御飯食べないなら長井君の分まで桃が食べるよ」
ぼんやりしてたらいつの間にか桃子が居た。

「・・・・ノックくらいしろよ」
「したよ。長井君が気付かなかっただけ」
桃子はいつものように微笑んで短いスカートをはためかせていた。
241 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:57

「今日は遅かったな」
「うん。男の子にラーメン奢って貰っちゃった」
桃子はふーと息を吐いた。ニンニク臭かった。
「自慢しに来たのかよ」
「うん。それと宿題しなきゃいけないし」
桃子はそう言うと俺の横に座った。

「今日もまだ出来てないんだけど」
「いいよ。絵でも描いて待ってるから」
そう言って桃子はシャーペンを出した。
ミカのシャーペンだった。
「え?なんでまだお前が持ってるんだよ」
俺は慌てて自分のと見比べた。
どっちも正真正銘のミカのシャーペンだった。
桃子は不思議そうな顔をした。
「え?これ桃がちょっと前に買ったやつだよ。
ほら、商店街の文房具屋さん潰れた時」

そう言えば近所の文房具屋で安売りセールをしていた。
まさか桃子の家より先に潰れるとは思わなかった。
242 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:57

「初めて自分のお金で買ったんだよ。えへん」
「・・・・・良かったな。自慢にならないけど。
ところでなんで選りによってミカなんだよ」
「えーだってこれが一番安かったもん」
聞くとどうやらミカのだけ破格だったらしい。
「そう言えば長井君とお揃いだね。どう?嬉しい?」
そう言う桃子はなんだか妙に嬉しそうだった。
初めて文房具を買うのってそんなに嬉しいのか。

「なあ桃子。今日ごめんな」
「何の話?」
「いやあの煮豆の時」
243 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 03:59

煮豆と聞いて桃子は大笑いした。
「なーんだ。そんなの桃は全然気にしてないから。
舞美ちゃんにいじめられるのはいつもの事だし」
「いや違うんだ。俺、本当は煮豆が好きなんだ。
でも好きって言えなくてさ。普通とか言っちゃって。
なんていうかその・・・・。俺今日気付いたんだ。俺は桃子、お前が好きなんだよ」

桃子が呆けた顔で俺を見ている。
「桃が?・・・・・え、でも煮豆の話じゃなかった?」
「あ、いやそうなんだけど俺はお前も好きなんだよ」
「ああ。そうなんだ。でもいいの?・・・・桃は食べられないよ」
桃子はにやりと笑った。
244 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 04:01

「よくわかんないけど、じゃあ記念に。長井君これ・・・・・」
桃子が差し出して来たのはシャーペンだった。
「長井君のと替えっこしょ」
桃子はそう言うと強引に俺のシャーペンと取り替えた。

桃子は嬉しそうに絵を描きだした。
「芯が無くなったらまた交換しようね」
桃子はまたにやりと笑った。


245 :隣の桃子ちゃん :2006/05/16(火) 04:01


おわりしゃこ


246 :大の大人が名無しだなんて。。。 :2006/05/16(火) 04:04

なんか久しぶりに更新しますた。

247 :名無し :2006/05/21(日) 08:51
甘酸っぱいなあ
248 :暴れん坊佐紀ちゃん :2006/08/12(土) 12:41

暴れん坊佐紀ちゃん
249 :暴れん坊佐紀ちゃん :2006/08/12(土) 12:42

舞波は今日も本を読んでいます。
最初はそれほど本を読むのが好きじゃなかったみたいだけど
歴史が好きになった今ではなんでも読みます。
最近の若者はあまり本を読まないらしいので
佐紀はとても良い事だと思いました。

けれどそのお陰で困った事になっています。
舞波がなかなか仲間と打ち解けてくれないのです。
みんなは本ばかりを読んでいる舞波を遊びに誘わないし
舞波も本も読まない人間を屑だと思っているのか
遊びたくないみたいです。

そこで佐紀は考えました。
舞波をなんとかみんなと仲良くさせてあげよう。と。
キャプテンの名にかけて。
250 :暴れん坊佐紀ちゃん :2006/08/12(土) 12:43

そうと決まれば話は早い。
佐紀は舞波に話し掛けました。
「こんにちは石村さん」
「こんにちは」
いかん駄目だ。他人行儀過ぎる。
もっとフレンドリーにしないと。
「ねえ舞波あそぼーYO」
チェキラッチョと言うか悩みましたが止めました。
舞波は本に目を落としたまま言いました。
「ごめん。今大変な状況だから。松永政秀が悪企みしてるみたい。
このままだと信長が危ないよ。平蜘蛛なんか要らないのにね」
さすがの佐紀も舞波が何を言っているのかよくわかりませんでした。
これでもベリの中では比較的本を読んでいる方なのですが。
251 :暴れん坊佐紀ちゃん :2006/08/12(土) 12:43

「舞波ちゃん。みんなと青春を謳歌しようよ」
青春。
舞波はそれを聞いてはにかんだように笑いました。
もちろん苦笑いの一種です。佐紀は馬鹿にされたのです。
舞波ごときに馬鹿にされてしまったのです。
佐紀は怒りのあまり舞波に飛び掛りました。
「ちょっとやめて!」
抵抗する舞波の手から硬くて大きなそれを奪い取りました。
「ふーん。こんなのが好きなんだ。信長公記か。ふふふ」
「やめてってば、キャプいやあああああ」
いくら小柄で貧弱でもさすがはキャプテン、
舞波を床に押し倒して押さえつけました。
252 :暴れん坊佐紀ちゃん :2006/08/12(土) 12:47

「蘭丸、わしの背中を流すがいい。小姓の蘭丸に命じた信長は
風呂に蘭丸が入った刹那、わしの鉄砲の威力を思い知るがいいと」
「ちょwwそんなの読んでないってキャプテン!」
しかし佐紀は止まりません。
ここまでやらないと舞波は読書を止めない。
佐紀はそう判断したのです。

「ああ信長様その堰を切れば下流は洪水に。
ふはは構わん。むちゃくちゃにしてやるぞわしの鉄砲で」
信長は名器が欲しいから集めよ。と秀吉に命令し。
秀吉はここい御座いますと尻をだした。
舞波は佐紀の朗読を聞きながら気絶しました。

これで舞波も読書を止めるはず。
一仕事を終えた佐紀はおいしそうに牛乳を飲みました。
ちなみに舞波がベリを止めると言い出したのはその2日後のことでした。
253 :暴れん坊佐紀ちゃん :2006/08/12(土) 12:47

ボツ原稿おしまいは
254 :イケメン ◆IKEMENyusE :2006/08/29(火) 15:15
ファンです
255 :大の大人が名無しだなんて。。。 :2006/09/08(金) 02:22
>>254
わーいありがとー
256 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:24

  れ
     り
        し
          ゃ
            こ      
257 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:24
ある日の事でした。
雅ちゃんは学校でうんこする事にしました。

いつもなら絶対にそんな事はしないのですが
今日は2ヶ月に1度の身体測定があるのです。
だから雅ちゃんは少しでも体重を軽くしたいと思ったのです。
雅ちゃんの乙女心がトイレへと足を向かわせたのです。

雅ちゃんは自分のクラスからもっとも遠いトイレを選びました。
雅ちゃんはアイドルなので出来る限り、いや絶対に他の生徒に
バレないようにしなくてはいけないのです。
誰もまわりに居ないのを見計らってトイレに駆け込みました。
目指すは一番奥の洋式トイレです。
半開きのドアの隙間から滑り込むように個室へ。
幸い顎や胸やお腹は引っかかりませんでした。
成功です。上手く誰にもバレずに個室に入れました。
258 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:25
雅ちゃんは少し走って乱れた息を整えるために深呼吸をしました。
早くうんこして教室に帰らないと身体測定が始まってしまいます。
でもうんこしてから深呼吸すると自分の匂いでも臭いので
先に深呼吸をしておくのです。

雅ちゃんは息が整ったのでさっそく下着を下ろして便座に座りました。
完璧でした。寸分の隙も無い完璧な排便までの流れです。
逆に完璧すぎてうんこしなれてるようで少し自分が嫌になるほどでした。

雅はとりあえずうんこしました。しまくりました。
想像以上に出たので思わず小膝叩いてにっこり笑いました。
このあと想像を絶する悲劇が待っているとも知らずに。

雅ちゃんは最後の一滴まで搾り出すようにうんこしました。
そして最後にお尻の穴の皺の間まで丁寧に拭こうと
紙を手に取った時でした。無いのです。紙が。
百戦錬磨の雅ちゃんが紙の有無を確かめないなんてありえない!
いや雅ちゃんは紙の確認はしたのです。途中で使いすぎたのです
259 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:26
雅ちゃんは排便中におならが出たときを心配して
何度も何度もお尻を拭いていたのです。
なんと拭くことによっておなら発生時の異音や飛び散りを
最大で97パーセントまで抑えられるのです。
雅ちゃんは唇を噛みました。
本来なら水を流すと同時に出せば問題なく消音出来たのです。
それを完璧を目指したばかりに紙を使いすぎただなんて。

雅ちゃんは舞波のようにおろおろしました。
このままでは身体測定が出来ません。
そうなればみんなから胸囲を測るのが嫌で逃げたみたいに
思われてしまうかも知れません。
なんとか紙を手に入れないと。
雅ちゃんは女の子の秘密の子袋から携帯を取り出しました。

さて携帯を取り出してはみたものの誰に電話をするべきか
雅ちゃんは決めかねてました。
普通に連絡する場合なら迷うことなく親友の佐紀ちゃんに連絡します。
260 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:26
しかし今は普通の状態ではありません。緊急事態です。
うんこをいっぱいしすぎて紙が無くなったから助けて。
なんて恥かしがりやな雅ちゃんに言えるでしょうか?もちろん言えません。
親友だからこそ言えない事もあるのです。

確かに雅ちゃんと佐紀ちゃんは親にも言えない事でも
言い合える関係です。でも全てをさらけ出した訳ではないのです。
思い返せば佐紀ちゃんには顎と胸とうんこの事なんて話した事はないし
佐紀ちゃんだって月に1度の女の子の大イベントや
うんこの事を雅ちゃんに話した事はありません。
これで本当に親友と言えるのでしょうか?

私たち親友なんです。ラブラブなんです。
昨日までは恥かしげも無く心からそう言えました。
でも今はわかりません。親友とは何なのか。
今の雅ちゃんはハンバーグすらわからない状態でした。
それほどに混乱していたのです。
ハンバーグってうんこみたいだね。なんて考える余裕もありません。
そして思い余ってりしゃこに電話してしまったのです。
261 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:27
りしゃこが雅ちゃんからの電話を受けたのは
雅ちゃんの在籍する中学校に隣接する小学校でした。
ようするに小中一貫教育の学校なのです。

雅ちゃんは「あのね大変な事になったから助けて」と切り出しました。
りしゃこは大変な話なんだと理解して真顔でうなづきました。
もちろん雅ちゃんにはそれは見えません。
「紙を持ってきて。大至急。場所は・・・」
りしゃこは雅ちゃんの必死で覚えました。
大好きな雅ちゃんが助けを求めているのです。
今までお世話になった恩を返す良い機会です。
「じゃあお願い」雅ちゃんはそう言って電話を切りました。

「何の電話だったの?」
ビデオカメラを手にした桃子が質問しました。
実は今は身体測定の最中なのです。
「みやが紙を持ってきてって」
「お習字?」
「わかんない。でも行かなきゃ」
りしゃこが体操服のままで雅ちゃんの元に向かおうとしたその時でした。
「りしゃこ!騙されないで!それはオレオレ詐欺だよ!」
桃子が真剣な面持ちでりしゃこの行く手を塞いだのです。
262 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:27
「お・・・・オレオレ詐欺?」
「そう。電話だと相手の顔がわからないでしょ?
それを利用して上手く相手を騙す桃の得意な・・・・じゃなくて
最近流行ってる詐欺の一種だよ。騙されないでりしゃこ。
その電話の相手は雅ちゃんなんかじゃないよ」
りしゃこは桃子の話をあまり理解出来なかったけど
とりあえずビックリしました。

りしゃこは混乱していました。
間違いなく電話の相手は雅ちゃんだと思い込んでいただけに
桃子の言っている事がなかなか理解出来ないのです。
これはりしゃこの頭の出来のせいではなくて
人間とはそういうものなのです。

りしゃこは電話があった時の状況を思い出してみました。
携帯の画面には「みやびちゃん」と出ていました。
だから電話の相手は雅ちゃんだと思いました。
でも冷静になって考えてみると雅ちゃんとは限らないのです。
りしゃこの携帯電話だって桃子が家に忘れてきたから貸してとか
平気で嘘をついてしょっちゅう使っています。
263 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:28
「あ・・・・そう言えば」
「どうしたのりしゃこ?何か変なところがあった?」
「みや・・・・なんか小さい声でこそこそ電話してた」
「やっぱり。それは犯人が声でりしゃこに
雅ちゃんじゃないって気づかれないようにしていたんだと思う」

大好きな雅ちゃんのフリをするなんて許せない!
りしゃこは憤りました。手をグーにしました。


264 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:29
遅い。りしゃこがなかなか助けに来ないので
雅ちゃんはトイレで下着をズリ下げたままボンヤリしていました。
あまりに退屈なので携帯のカメラで
自分の色々な所を撮影しては慌てて消していました。
それくらいしかする事が無かったのです。

このまま誰も助けに来てくれなかったら・・・・。
雅ちゃんはその事を想像したら泣きそうでした。
人気の無い真っ暗な校舎、次第に下がっていく気温、
下手をしたらお腹が冷えて下痢になるかも知れない。
せっかく乾き始めたお尻についたうんこの上に
新しいうんこがこびり付くのです。
雅ちゃんはついに堪え切れず泣いてしまいました。

いや待てよ。そうなったら隣の個室の紙を使えばいいんだ。
誰も居ないんだし下着を下げたまま移動したら大丈夫。
あ、でももし誰かに見られてしまったら・・・・・。
その事を想像した瞬間、雅ちゃんの股間は濡れました。
怖くておしっこをちびったのです。
265 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:29
雅ちゃんが泣いているその頃、りしゃこは走っていました。
途中で桃子を探しにきた舞波とすれ違いましたが完全に無視してやりました。
もちろん今日は急いでいるからで普段はそこまで露骨に無視はしません。
向かうは中等部校舎の3階の女子トイレ。
犯人はそこでティッシュの受け渡しを待っているのです。

りしゃこは知りませんでしたが桃子が言うには
道を歩いていたら貰えるポケットティッシュは買うとなると
そこそこ高価なものらしいのです。
駅のトイレで売れば30円くらいで売れるそうです。
なるほど大金です。昔なら家が建ちます。

りしゃことしては30円のポケットティッシュくらいどうでも良かったのですが
大好きな雅ちゃんのモノマネをする犯人が許せなかったのです。
会って、こら!と怒ってやりたくなったのです。
りしゃこの身体は怒りと走った事によって熱く燃えたぎっていました。
266 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:30
2分後。りしゃこはトイレに居ました。
走って疲れたので座りたいと思ったらトイレがあったのです。
便座に座ったら自然とうんこが溢れてきました。
りしゃこはこの時、条件反射というものを身をもって知ったのです。

そして5分後、りしゃこは困っていました。
トイレに紙がないのです。これではお尻を拭くことが出来ません。
いや実際は紙が1枚も無い訳では無いのです。
りしゃこはポケットティッシュを持っています。
これで拭けば一件落着です。
でもこれは雅ちゃんの偽者に持っていくティッシュです。
ここで使ってしまうと雅ちゃんの偽者に怒られてしまいます。

でもこれを使わないとお尻を拭けません。
りしゃこは困りました。早くしないと雅ちゃんの偽者が困ってしまいます。
いやよく考えたら偽者が困ってもりしゃこは困りません。
いやでも偽者とはいえ雅ちゃんだし。でも偽者だし。
りしゃこの身体と比べて幼い頭はパニックになりました。
267 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:30
りしゃこは悩みに悩みました。
あの電話の雅ちゃんは本当に偽者なのだろうか?
桃子に言われたせいかなんとなく偽者な気がします。
でも、よく考えてみると最近の雅ちゃんはなんだか変だった。
あんな顎じゃなかったし、りしゃこに対してもっと優しかった。
もっと前から雅ちゃんは偽者だったのかも知れません。
そうなると偽者の本物だから本物と言っていいかも知れません。

眠くなるのを堪えながらりしゃこはひとつの結論を出しました。
雅ちゃんに直接聞いてみよう。そのほうが話は早いだろう。
りしゃこは携帯で雅ちゃんに電話しました。
雅ちゃんはワンギリの人も驚くスピードで電話に出ました。
「もしもし、りしゃこ?どうしたの早く、早く来てくれな・・
あ、ごめん。ちょっと切るね。でも早く来て」
電話は切れました。

結局本物の偽者なのか聞けませんでした。
それでも雅ちゃんと名のつくものは誰であろうと放っておけません。
りしゃこは立ち上がりました。お尻も拭かないで。
268 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:31
りしゃこは立ち上がったものの動けませんでした。
お尻に絶望的な違和感を感じたのです。
まるでお尻に痔の薬を塗ったような嫌な感触。
うんこです。お尻がうんこ塗れなのです。
さすがのりしゃこも多少拭き足りない事はあっても
ここまで酷い状態で立ち上がった事はありませんでした。

この状態では一歩も歩けそうにありません。
でも行かなきゃ。雅ちゃんのために!
ここでポケットティッシュを使ってお尻を拭くのは簡単です。
しかしそれでは雅ちゃんとの約束を違えてしまう。
今のモーニング娘くらいどうすれば良いのかわからない状況です。
りしゃこの知能ではもうどうしようもありません。
気が付くとりしゃこは泣いていました。パニックになりそうでした。
269 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:32
その時でした。
「りしゃこ!りしゃこ居るの?」
この声は?桃子?本物かわかりませんが桃子の声です。
扉の向こうから桃子の声がします。

「聞いてりしゃこ!ここにそれと同じポケットティッシュがあるよ!」
それを聞いたりしゃこの顔が輝きました。
それなら雅ちゃんも文句を言いません。

りしゃこはポケットティッシュの封を開けてお尻を拭きました。
紙が粗悪なせいかあっさり破れて手に少し付きました。
でも今はそんな事は気にしません。壁になすりつければ大丈夫です。
りしゃこは拭き終わると下着とブルマを同時に上げて
個室から飛び出しました。
270 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:33
「早く!桃子ちゃんティッシュちょ・・・・・ちょおまww」
りしゃこはちょっと待って。すら言えないほど驚きました。
トイレの中になぜか机があってそこに

テイッシュ(ロール)100円 お徳用!
テイッシュ(ポケット)40円  大人気!
わら半紙(テスト)10円    30点!

と書いた紙があり商品が並べられていたからです。
「さあお買い得だよ」
桃子が物凄く素敵な営業スマイルをしました。

りしゃこは机の上にまるでピラミッドのように高く積まれた
トイレットペーパを見てようやく悟りました。
女子トイレなのに妙にトイレットペーパーが無い理由を。
桃子です。桃子の仕業だったのです。
271 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:33
「も・・・桃子ちゃんが犯人だったの?」
「犯人?りしゃこ人聞きが悪いよ。桃は紙がなくて困ってる人のために
デリバリーサービスをしているだけだから。おひとついかが?」

りしゃこはロールのをひとつ手に取りました。
「メイドイン桃子」とマジックで書かれていました。
意味がわからなかったので桃子に訊ねると
「嗣永商会純正の商品なんですよ」と言われて
りしゃこはますます意味がわからなくなりました。

桃子は原油の高騰でトイレットペーパーまで
値上がりしちゃうんですって。困っちゃうわね。うふふ。
と主婦のような口調で言って値段表を書き換えました。
ロールが120円になりました。
どうやら早く買わないとどんどん高くなってしまうようです。
りしゃこは仕方ないので財布を取り出しました。
272 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:34
りしゃこは財布を開けましたがあいにく小銭がありませんでした。
仕方ないのでりしゃこは1000円札を出して
ロールのとポケットティッシュとをひとつずつくださいと言いました。
桃子は悲しそうに首を横に振りました。お釣りが無いのです。
「1000=120X+50yだからえーと」
りしゃこは桃子が英語をしゃべり出したので驚きました。

「ロールを5個、ポケットが8個ですね。ありがとうございます」
桃子は1000円をりしゃこから奪い取ると商品を渡しました。
正直、こんなにいりません。
これだけ使うとなると相当うんこしないといけません。
273 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:35
でもせっかくお金を出して買ったので
りしゃこは両手いっぱいにトイレットペーパーを持ちました。
とりあえず雅ちゃんが待っているから急ごう。
りしゃこはトイレから出て行こうとしましたが入り口のドアは
中から見ると引き戸なので両手がふさがっている状態では
開けることが出来ません。

「ねえ、桃子ちゃん、開け・・・・」
桃子はにやにやしながらドア開閉200円という
看板を持って立っていました。
274 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:36
おれんじ
275 :走れりしゃこ :2006/09/08(金) 02:36
未完
276 :ななしいくさん :2006/09/10(日) 02:01
汚い話でしたので落とします。
277 :走れりしゃこ :2006/09/17(日) 00:01
>>276
すいません。あなたの言っている意味がわかりません。
雅ちゃんのうんこが汚いって意味でしょうか?
それなら納得しかねます。
雅ちゃんのうんこは美しいと僕は信じてますから。

桃子が金に汚いって意味でしたら事実なので否定はしませんけど
ネタバレですし落とすような事でも無いので正直不快です。
どっちにしても落とされるのは心外であります。

これは完全にネタバレになりますけど
この話はみやりしゃの美しい友情の話です。
それがわからないような人はこのスレを見ないでください。
278 : :2006/09/17(日) 22:40
作者さんこんな糞野郎のいやがらせに負けないでください
279 :走れりしゃこ[ :2006/09/17(日) 22:41
ありがとうございます頑張ります
280 :ななしいくさん :2006/09/21(木) 01:15
糞が付くほど好きです。頑張ってください。
281 :あお :2006/10/05(木) 10:39
ハンバーグすら……
バロスwww

作者さん、頑張ってください!
282 :ななしいくさん :2006/11/30(木) 00:27
そろそろ新作に期待
283 :雅ちゃんの胸の中で :2006/12/14(木) 23:57
雅ちゃんの胸の中で
284 :雅ちゃんの胸の中で :2006/12/15(金) 00:00
雅ちゃんの胸の中でうんこをしてみたい。
りしゃこが思いついたのはとあるコンサート中だった。

コンサート前に行われたFC限定DVDの撮影で
優しくそっとりしゃこを抱きしめてる雅ちゃん。
まるで姉妹のような恋人のようなふたり。
「なんだか照れくさいね」
なんて言いながら恥ずかしがる雅ちゃん。

でも実際は雅ちゃんの心はここにあらず。
どうせ佐紀の事を思いながらりしゃこを抱きしめているのだ。

りしゃこは本能的に雅ちゃんの心変わりに気づいていた。
許せない。雅ちゃんと臭い仲になるのは佐紀ちゃんじゃない。うちだ。
ではどうすれば雅ちゃんと臭い仲になれるのか?
りしゃこは考えた。考えた末に、雅ちゃんの胸の中でうんこをすれば
万事オッケーじゃないかと思い立ったのだ。
285 :雅ちゃんの胸の中で :2006/12/15(金) 00:01
雅ちゃんの胸の中でうんこするにはどうすればいいのか?
簡単だ。雅ちゃんの足の短さを利用すればいいのだ。

たとえば雅ちゃんに後ろから抱きすくめられたとしよう。
普通なら背中付近に抱きつくものだ。だが雅ちゃんの足は意外と短い。
逆にりしゃこの足は長い。その差が大きければ大きいほど
抱きついた雅ちゃんの胸がりしゃこの腰の辺りに来る可能性は高くなる。
その状況になれば後は迷うことなくパンツを脱ぎ捨てて
雅ちゃんの胸の中にうんこすればいい。

だがそのまで雅ちゃんの足は短いのだろうか?
わからない。雅ちゃんの事をこんなに愛しているのに。
まあいいや。とりあえず佐紀ちゃんで試してみよう。
りしゃこはとりあえず佐紀ちゃんに後ろから抱きついてくれとお願いした。
286 :雅ちゃんの胸の中で :2006/12/15(金) 00:02
佐紀はりしゃこに抱きついた。
駄目だ。いくら佐紀が小さくて無能で雅ちゃんに相応しくなくても
お尻に胸が来るほどの差はない。
という事は雅ちゃんとの差はもっと大きいだろう。
失敗だ。どうやらこの作戦は出来そうに無い。
ああ、もし熊井ちゃんくらいの身長があったら。
りしゃこは熊井ちゃんにジェラシーした。

がそこで終わるりしゃこじゃない。
熊井ちゃんと佐紀ちゃんを組ませればいいのだ。
熊井ちゃんに頼んで佐紀の胸の中にうんこさせればいい。
そうすればふたりが臭い仲になる。
そうなれば雅ちゃんはもう佐紀ちゃんに近づかないだろう。
りしゃこはさっそく実行に移すことにした
287 :雅ちゃんの胸の中で :2006/12/15(金) 00:02
りしゃこはさっそく熊井ちゃんに言いに行った。
熊井ちゃんは誰も見てないのに頑張って踊っていた。
「ねえねえ」
「なに?今コンサ中だよりーちゃん」
「うんこして」
「無理」
りしゃこの野望は夢で終わった。
しかたないコンサが終わってから実行しよう。
りしゃこはとりあえず適当に踊りながら歌って時間を潰した。

コンサが終わった。りしゃこは熊井ちゃんの元に駆け寄った。
「ねえねえ」
「どうしたのりーちゃん」
「うんこして」
「無理」
熊井ちゃんは再び断った。
ひどい。この糞野郎め。りしゃこは憤った。
288 :雅ちゃんの胸の中で :2006/12/15(金) 00:03
ボツおわり
289 :雅ちゃんの胸の中で :2006/12/15(金) 00:04
>>282
すいません。今はてきとーなボツネタしか無いっす
そのうちなんか書きます
290 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:13
ライアーりしゃこ
291 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:13
あるところに菅谷りしゃこという少女が居ました。
りしゃこは人を疑うという事を知らない少女でした。
そんな彼女がどういう訳か「チキチキお金争奪嘘つき大会」に
参加する事になったのです。

1回戦の相手は清水さん。ゲームはジャンプゲーム。
ルールは不良役とメガネの気弱な学生役を交互にします。
メガネの学生は左右のポケットのどちらかにお金を入れてジャンプします。
不良役はどちらにお金が入ってるかを当てるのです。

りしゃこは何度か話を聞いてルールを理解しました。
ようするに負ければ今月のお小遣い3000円を巻き上げられてしまうのです。
これは勝たないといけません。
292 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:14
先行はりしゃこが気弱な学生役です。
りしゃこは佐紀にわからないようにポケットにお金を入れます。
そしてりしゃこはジャンプしました。チャリンチャリンと音がします。
「さあ、どっち」
わかるはずがない。りしゃこはにやりと笑いました。
ところが清水さんはそんなりしゃこを見て声をあげて笑いました。
「菅谷さんポッケの底が破れてお金が落ちてますよ」
りしゃこはビックリしました。慌てて右のポケットに手を入れました。
「はい。右のポッケにお金が入ってます」
しまった。りしゃこはあっさりと300円を奪われてしまったのです。

次は清水さんが気弱な学生役です。
「ねえねえ、菅谷さんちょっと話があるんだけど」
言い忘れましたがゲーム中の雑談はOKです。
りしゃこは300円奪われた事なんてすっかり忘れて
なになに?と言いました。
「私、今日生理なんだ」
りしゃこはそれは大変だなあと思いました。
293 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:14
頭は幼くてもりしゃこは中学1年生。生理の大変さは理解できます。
「ジャンプするのしんどいからしなくていい?痛たたた」
菅谷さんは本当にしんどそうな顔をしました。
りしゃこはわかったゆーと言いました。

「さあ菅谷さんどっち?」
りしゃこは勘で適当に指差しました。ハズレでした。
清水さんはポケットに700円入れてました。
りしゃこはさっきの300円と合わせて1000円奪われてしまったのです。
294 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:15
次はりしゃこがポケットにお金を入れる番です。
りしゃこは考えました。これ以上お小遣いが減ったら困ります。
そしてあるアイデアが浮かんだのです。
ポケットに入れる金額は最低額で100円です。
100円ならたとえ取られても悲しくありません。
そしてそれよりもっと重要な事があります。
100円ならジャンプした時にチャリンチャリンと音が鳴らないんです。
つまりお金がどっちに隠されているのか知る由がないのです。
完璧だ。りしゃこは自分を文系だと思っていましたが理系だったようです。

りしゃこはジャンプしました。音は鳴りません。
「さあどっち?」
清水さんはにやにやしていました。嫌な予感がします。
「菅谷さん100円だけ入れてもバレバレですよ」
りしゃこはビックリしました。金額まで当てられたのです。
「しかもその100円。菅谷さんの生まれた年のだし」
まさか透視?りしゃこはその100円が
本当に自分の生まれた年のか調べようとしました。その時です。
「はい。左のほう」
りしゃこはまたお金を奪われたのです。
295 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:15
つづいて清水さんが気弱な学生。序盤戦はこれで終了です。
言い忘れてましたがこのゲームは5回戦で終了です。
清水さんは準備を終えて「さあどっち」と言いました。
ジャンプして欲しいけどお腹を押さえて苦しそうにしている
清水さんに飛べなんて可哀想で言えません。

手がかりが無いので勘に頼るしかありません。
なんとしてもここで巻き返さないと後が大変です。
りしゃこが意気込んでいると不意に「菅谷さんごめんね」
と清水さんが謝りはじめました。
「どうしたんだゆー」
「やっぱりこんな風にお金を奪うなんていけないよね。
菅谷さんお金はこっちのポッケに入ってるから当てて」
良かった。話を聞くと清水さんは学校で学級委員をしているそうで
本当は悪い事なんてしたくないみたいです。
りしゃこは「ありがとう」と言ってそのポケットを指差しました。
何も入ってませんでした。どうやらまた騙されたようです。
296 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:16
りしゃこは天を仰ぎました。このままだと負けてしまう。
誰か・・・・みや助けて。お願い。りしゃこは心の中で祈りました。
すると奇跡が起きたのです。
「りーちゃん何やってんの?」
なんと目の前にりしゃこの憧れの人、夏焼さんが現れたのです。

りしゃこはこれまでの経緯を説明しました。
りしゃこは既に3000円の内の半額1500円を奪われています。
このままだと負けてしまうのは火を見るより明らかです。

夏焼さんはこのゲームには必勝法がある。と言いました。
りしゃこはびっくりしました。清水さんも当然驚きました。
297 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:16
りしゃこは夏焼さんの助言を聞いて実行しました。
みやさえ居ればこっちのものだ。
りしゃこは大船にのったような気持ちでした。
「さあどっち」
自信満々でジャンプし終えたりしゃこに清水さんは言いました。
「ふふふ菅谷さん。100円から500円にしても一緒だから」
また金額がばれた。まさか清水さんは本当に透視出来るのか?
りしゃこは慌てて胸と股間を隠しました。
そしてはっと気づいて右のポケットを隠しました。
清水さんの高笑い。またしてもりしゃこはお金を取られたのです。

残るは1000円。何が必勝法だ。
りしゃこは夏焼さんに食ってかかりました。
夏焼さんは優しく微笑みりしゃこを諭しました。
りしゃこはこの夏焼さんの笑顔にメロメロなんです。
298 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:17
「りーちゃん落ち着いて。まだ1000円もあるんだよ。
1000円あったら10円まんじゅうを何個買えると思う?」
りしゃこは指折り数えていっぱいと答えました。
「そうだね。じゃあいいんじゃないの?」
それもそうだな。とりしゃこは思いました。
早くこんな頭が疲れる遊びは止めてみやと遊ぼう。
そう思った時でした。うふふふふと気味の悪い声がしました。
見ると蛭子さんのような女が居ました。
りしゃこの知らない人でしたが夏焼さんも清水さんも
知っているみたいです。
「もも。あんた・・・いつ戻ってきたの?」
清水さんと夏焼さんがビックリした顔をしています。
どうやら戻って来ては困る人みたいです。
「お久しぶり。ふたりともまだこんな事やってたの?
ふたり掛かりでこの子を騙してお金をむしり取るつもり?」
299 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:17
女の名前は嗣永桃子。
嗣永さんが発した言葉にりしゃこは驚きました。
りしゃこは自分が騙されているなんて考えた事もありませんでした。
しかもその騙している人が大好きなみやだったなんて。
「もも。いい加減な事は言わないで」
「そうだよ。りーちゃんが困ってるでしょ?
りーちゃんこの人は詐欺師だから騙されないで」
血相を変えて嗣永さんに詰め寄るふたりに嗣永さんは言いました。
「ふふふ。ふたりとも随分仲良しそうじゃない。みや。
なんだか佐紀ちゃんの味方みたいだよそれじゃ。
さっき言ってた必勝法って佐紀ちゃんが勝つための方法でしょ?」

え?口を開けてぼんやりしているりしゃこに嗣永さんは説明しました。
「りしゃこだっけ?みやの目的はあなたを安心させてゲームを続けされる事。
さっきは500円なら飛んでも音が鳴らないから大丈夫って言われたんでしょ?」
その通りだったのでりしゃこはビックリしました。
「そして次の回はお札なら音が鳴らないって言う気だった。そうでしょ?」
夏焼さんの顔が青ざめます。
300 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:17
「100円なら音が鳴らない。しかもリスクが最も少ない。
これはよっぽどの馬鹿でも思いつく。
そしてゲームに積極的じゃないプレイヤーなら誰もが実行するはず。
だけどそれじゃ相手プレーヤにしてみれば儲けにならない。
そうなれば相手をやる気にさせて次第にレートを上げてゆくしかない。
そこで出てきたのが夏焼雅。菅谷りしゃこの憧れの人であり
佐紀ちゃんのお友達というこんな時に打って付けの人物だよ」
「みや。騙したの?本当にうちを騙したの?」
りしゃこの瞳が潤んでゆきます。夏焼さんは目をそらしました。
「ごめんね。だって佐紀ちゃんと遊びに行くお金が欲しかったんだもん」
りしゃこは崩れ落ちました。やっぱり騙されていたのです。
大好きな夏焼さんはりしゃこより清水さんを選んだのです。
301 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:18
目を真っ赤に腫らし泣くりしゃこの肩を叩く人が居ました。
嗣永さんでした。嗣永さんは悔しいなら復讐すればいい。
なんなら私が手を貸すよ。報酬は賞金の半分。と言いました。
「よろしくだゆー。みやとそこのチビを懲らしめるんだゆー」
ふたりはがっちり握手しました。契約成立です。
自暴自棄になっていたりしゃこはついに嗣永さんの手を借りたのです。

次は4回戦の裏の回で気弱な学生は清水さん。
清水さんはさっと準備して「さあどっち」と言いました。
嗣永さんはうふふふと笑いました。何がおかしいの?
と清水さんは怒りました。
「だって急に100円にするなんて佐紀ちゃん何びびってんの?」
「挑発しても無駄だから」
「挑発じゃないよ。だってさ、せっかく楽にお金を稼げるチャンスなんだよ?
佐紀ちゃんだって知ってるでしょ?このゲームの賞金に関するルールを」
ゲームの結果、例えば−1000円になった場合「チキチキお金争奪嘘つき大会」の
主催者の子供銀行で借金をしてでも支払う事になっています。
つまり賞金の上限は無いのです。
302 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:18
「さっきまで騙せてた子だよ?それにももはどっちのポケットに
お金が入ってるか言ったりしないから」
「・・・・まるでどっちに入ってるかわかるみたいな言い草だね」
「わかるよ。だってももは佐紀ちゃんと違って本当に透視出来るから」
嗣永さんはまた気味悪く笑いました。
清水さんの背筋に冷たいものが走ります。

清水さんはは一度後ろにさがって夏焼さんとひそひそ話をして
戻ってきました。そして「さあどっち」と言いました。
「なるほど。その金額なら音が鳴らないよね」
「うるさい。黙ってて」
「いいじゃん。金額は言ってもルール違反じゃないでしょ?
せっかくだから飛んでみてよ。まだ生理が来てない佐紀ちゃん。
高校生になってまだトゥルトゥルの清水さん」
「ち、違うから」
「うふふ。慌てちゃって佐紀ちゃんかわいー」
清水さんはジャンプしました。音は鳴りません。
「はい。どっちでしょうか?」
りしゃこは左と言いました。当たりました。
1100円獲得しました。
303 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:19
途中経過
菅谷 2100円
清水 3900円

りしゃこは嗣永さんと作戦会議をしました。
「どうしてゲームが始まる前から左ってわかたんだゆー?」
「わかってないよ。勘だよ」
嗣永は言いました。
「いい?このゲームは基本的に全て50パーセントの確率だから。
ようするに当たるのも外れるのも同じ確率なんだよ。
つまりこのゲームには必勝法はない。あるとすれば
相手を言葉巧みに騙してその確率をあげるだけ。
さっき相手は慌てていてそれをしなかった。
だからりしゃこは惑わされないで左って言えただけ」
「もし外れたらどうしたんだゆー」
「知らない。だってもものお金じゃないもん」
ひどい!りしゃこはムカっとしました。
「まあまあ。じゃあそろそろ勝ちにいこっか」
304 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:19
最終戦、りしゃこが気弱な学生の番です。
りしゃこは裏で嗣永さんに作戦を聞いてきました。
りしゃこはジャンプしました。音は鳴りません。
「さあどっち?」
清水さんは自信がありました。このゲームは心理戦です。
相手の挙動を見ればだいたい予想がつきます。
相手は上手く嘘がつけないりしゃこです。負けるはずがありません。
「右かな?」
りしゃこの顔が引きつります。
「コラ!りしゃこ!ちゃんとポーカーフェイスで」
嗣永さんが叫びますがもう遅そうです。
「左っぽい顔してる」
りしゃこが驚きました。もう終わりです。
「お金は左に入ってます」
305 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:19
りしゃこは肩を落としました。
相手は指紋で判断しているからももがりしゃこの代わりに
お金をポケットに入れたらわからなくなるから。
じゃあ左に入れるから絶対バレないようにね。
と嗣永さんが言っていたのです。
清水さんはりしゃこの左ポケットに手を入れました。
おかしい。お金は入っていません。
「ふふふふ。騙されたわね佐紀ちゃん」
嗣永さんが不敵に笑っています。
なんと右のポケットから2100円出てきたのです。

「ば、馬鹿な。だってさっきこの子は左に反応したのに」
清水さんは自信があっただけにショックは大きいようです。
306 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:20
そしてりしゃこも驚いていました。
「ふふ。驚いた?騙すなら味方からだよ。
さっきお金をポケットに入れる時、ももは両方のポケットに手を入れた。
お金を入れたのは当然右のほう。でもりしゃこには左と言った。
素直に信じたりしゃこは佐紀ちゃんの言葉の罠にかかった。
佐紀ちゃん残念だったね。罠にかかったのはあなたのほうよ!」
清水さんは「こんなガキに・・・・・」と歯軋りをしました。
りしゃこはお金を数えました。4200円も持っています。
信じられません勝っているのです。

清水さんは追い詰められました。手持ちは1800円。
音が鳴らないように入れるとしたら1500円までです。
それならなんとか勝てます。しかし勝つ自信がありません。
さっきりしゃこに勘で当てられたので怖いのです。
なんとか心理戦に持ち込みたい。しかしどうすればいいのか。
清水さんは夏焼さんを見ました。心配そうな顔でした。
「ねえねえ菅谷さん。聞いて欲しいんだけど」
りしゃこは耳を押さえました。揺動作戦には乗らないつもりです。
307 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:20
「雅ちゃんを見てみて」
大好きな夏焼さんの事なら無視出来ません。
りしゃこは夏焼さんを見ました。悲しそうでした。
「もしこの勝負で勝ったらそのお金で雅ちゃんと遊ぶ予定だった。
でも負けたら・・・・ねえ雅ちゃんがかわいそうだと思わない?」

りしゃこは悩みました。
夏焼さんはりしゃこを裏切ったのです。でも嫌いにはなれません。
「先に言うよ菅谷さん。お金は右のポッケに入れた。嘘じゃない。
さあ後はあなた次第だから好きにして」
りしゃこは完全に混乱していました。
みやの為に左と言えばいいのだろうか?
それとも右と言って勝てばいいのだろうか?
いやそもそも清水さんは本当の事を言っているのだろうか?
わからない。りしゃこは嗣永さんを見ました。
嗣永さんはにやにやしています。
308 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:21
「こうなったら決めるのはりしゃこ。あなただから。
さあ自分が信じるほうを指差しなさい」
りしゃこは決心しました。
「みやの幸せはうちの幸せだゆー。だからこっちだゆー」
「え?・・・なんで。菅谷さん・・・・・」
清水さんは驚きました。りしゃこが指差したのは左でした。
そしてそっちにお金が入っていたのです。
負けるつもりだったりしゃこはビックリしました。

清水さんのポケットには1500円入っていました。
つまり結果はりしゃこが5700円、清水さんが300円で
このゲームは終了したのです。
309 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:21
清水さんは理解出来ませんでした。
夏焼さんの為に負けるはずだった菅谷さんが
逆にとどめを刺すような事をしたのですから。
「教えて菅谷さん。どうして右のポッケを選んだの?」
りしゃこも何故自分が右のポケットを選んだのかわかりません。
自分では左を選んだつもりだったのですから。
夏焼さんもりしゃこの性格を考えたら負けてくれる。
そう思っていたのでこの結果に納得がいきません。
呆然とする3人の前に嗣永さんが来て言いました。
「ふふふまだ気づかないみたいだね。ももが仕掛けたトリックに。
悩んでいるりしゃこにこう言ったのを覚えてる?
自分が信じるほうを指差せって。さて問題。どっちが右手でしょうか?」
嗣永さんは両手を挙げました。りしゃこは指差しました。
それは嗣永さんの左手でした。
310 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:22
「この子は右と左を勘違いして覚えている。だから自分が思ってる
逆のほうを指差してしまった」
そ、そこまで馬鹿だったなんて。清水さんはゆとり教育の恐ろしさを
まざまざと思い知らされたのです。
そしてこれはこの恐ろしい「チキチキお金争奪嘘つき大会」の
ほんの序章に過ぎないのでした。
311 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:22
312 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:22
313 :ライアーりしゃこ :2007/06/26(火) 22:22
りーちゃん
314 :ななしいくさん :2007/06/27(水) 01:32
ライアー面白いよ、これで完結なのかな?。
315 :ライアーりしゃこ :2007/06/27(水) 18:22
レスが5個ついたら続きを書きます
316 :くろてん :2007/06/28(木) 14:48
もっとみたいのれす
317 :ななしいくさん :2007/06/28(木) 18:39
318 :ななしいくさん :2007/06/28(木) 20:58
読みたいけど
少し我慢だね
読みたいけど
週末は模擬試験


いや、アフォだが純真なりしゃと性悪な他メンっていう設定は
長く続くと読んでてつらくなるんだよね
背伸びをしてるわけじゃないのに胸が痛いっつうか
319 :ななしいくさん :2007/06/29(金) 02:19
背伸びしなくても背が高い、成長中の胸が痛い
そんな熊井ちゃんの登場を期待してるのれす
320 :ななしいくさん :2007/06/29(金) 14:11
性悪なんかじゃない
生きるという力なんだとゆいたいです
321 :ななしいくさん :2007/09/06(木) 06:53
続きが読みたいです
322 :ななしいくさん :2007/09/12(水) 23:13
新作希望
323 :雅ちゃんのクリスマス :2007/12/10(月) 02:28
雅ちゃんのクリスマス
324 :雅ちゃんのクリスマス :2007/12/10(月) 02:29
今日はクリスマス。雅ちゃんの家でパーティです。
雅ちゃんがウキウキしながら準備をしていると呼び鈴が鳴りました。
誰かが来たのです。
雅ちゃんは「佐紀ちゃんメリークリスマス!」とドアを開けました。
りしゃこでした。雅ちゃんは舌鼓を打ちました。
今日は御馳走を食べる日ですからね!

「りーちゃんひとりで来たの?」
りしゃこはうんとうなずいて嬉しそうに微笑みました。
「えらいえらい」
雅ちゃんはりしゃこの頭を撫で撫でしてあげました。
まさかりしゃこが迷子にならずに来れると思ってなかったので
雅ちゃんは内心びっくりしていました。
だが本当にびっくりするのはこれからでした。
325 :雅ちゃんのクリスマス :2007/12/10(月) 02:30
りしゃこがいきなり服を脱ぎだしたのです。
最初はコートだけでしたがセーターを脱ぎスカートを脱ぎ、
自慢のおっぱいを見せびらかすような下着姿となったのです。
「どどどどうしたのりしゃこ?暑いの?」
りしゃこは首を横に振りました。
「うちは脱がないと出ないんだゆー。糞すますパーティスタート」
りしゃこはそう言ってしゃがみ込んだのです。

危ない所でした。あと一歩遅かったらりしゃこ特製のチョコケーキが
完成してしまうところでした。
まあ若干出てたんですけどそれは見なかった事にしました。
りしゃこをトイレに放り込んで雅ちゃんはどうしてこんな事になったのか
考えてみました。糞すますパーティ。
もしやと思いりしゃこの服のポッケを探ってみました。ありました。
何日か前に雅ちゃんがみんなに送った招待状という名の便箋です。
中の手紙にはこうありました。
326 :雅ちゃんのクリスマス :2007/12/10(月) 02:30

メソークソスマス!


12月23日に私の家でクソスマヌパーテイをします。

みんなぜひ来てください。

みやび
327 :雅ちゃんのクリスマス :2007/12/10(月) 02:31
なるほど見事なクソスマスパーティへの招待状です。
ご丁寧に紙のあまった部分に4コマ漫画があり
「だそ!」「だそ!」「だそ!」「だそ!」とあります。
これはもううんこして下さいと言ってるようなもんですね。

ピンポーン。嫌な予感がします。
りしゃこ程では無いかも知れませんがベリメンは揃いも揃ってアホ揃い。
何をしでかすかわかりません。雅ちゃんがドアを開けます。
まあさと熊井ちゃんでした。
いきなりまあさか。まあさは凄いうんこをしそうだな。不安がよぎります。
「メリー」
「メリー。あ、雅ちゃんこれ招待して貰ったお礼のクリスマスプレゼント」
328 :雅ちゃんのクリスマス :2007/12/10(月) 02:32
良かった。ちゃんとクリスマスって言った。
常識的に考えてクリスマスとうんこパーティを勘違いするのは
りしゃこくらいしか居ないはずです。
「なにこれ?」
雅ちゃんが聞くと熊井ちゃんはにやりとして言いました。
「なにって?うんこだよ」
お前もか。雅ちゃんはいつも以上に笑顔をひきつらせました。
うんこを手に持った事はないですけどこのプレゼントの箱の微妙な重さは
限りなくうんこっぽいです。
雅ちゃんは箱を嗅いでみました。
「あんまり臭くないね」
「うん。でも結構泣ける話だよ」
どうやらうんこではなく文庫本だったみたいです。

329 :雅ちゃんのクリスマス :2007/12/10(月) 02:32
とりあえずおわり
330 :ななしいくさん :2008/01/03(木) 00:39
まってました!
331 :コヒー牛乳 :2008/01/13(日) 17:01
コヒー牛乳
332 :コヒー牛乳 :2008/01/13(日) 17:01
ある日、りしゃこが大慌てで走ってきました。
「みや!大変だゆー」
「りしゃこどうしたの?」
「これを見るんだゆー」
雅ちゃんは見てみました。

以前は、加工乳や乳飲料であっても一定以上の成分
(無脂乳固形分8.0%以上、乳脂肪分3.0%以上、生乳50%以上)が
含まれていれば、商品名に「牛乳」という名称を使用できたが
(濃厚牛乳、カルシウム牛乳、コーヒー牛乳など)、
2000年の雪印集団食中毒事件をきっかけに消費者から
「ややこしい」という声が起こり、2001年に公正競争規約が改正され
生乳を100%使用していないものは「牛乳」とは名乗れなくなった
(2年間の経過措置あり)。この結果、商品名から「牛乳」を外したり、
「ミルク」への言い換えなどを余儀なくされ、コーヒー牛乳は
「コーヒーミルク」などに商品名を変更した。
333 :コヒー牛乳 :2008/01/13(日) 17:02
「これがどうしたの?」
「この赤線の部分を見て欲しいんだゆー」

>生乳を100%使用していないものは「牛乳」とは名乗れなくなった

「なまちちを100%…こ、ここれがどどどどうしたの?」
「みやはモーニング娘のモーの意味を知ってる?」
知らないと雅ちゃんは答えました。
「さっきももに聞いたらモーは牛のモーなんだって」
「え?という事は…なまちちじゃない人は…」
そう雅ちゃんはモー娘になれないという事です。
雅ちゃんは一生ベリーズ工房のままで昇格はありえないのです。
一生キュートの日陰の存在である地下アイドル
ベリーズ工房の3番人気なのです。雅ちゃんはがっかりしました。

でも雅ちゃんは立ち直りました。ボーノがあるからです。
そして今さらモー娘に入りたいなんて思いません。
しかし不安もあります。ボーノなのに牛乳でもない自分が
メンバーでもいいのだろうかと。
雅ちゃんは電話をしました。誰に?愛理ちゃんに。
334 :コヒー牛乳 :2008/01/13(日) 17:02
「もしもし愛理?」
「うん。なに?」
「牛乳って美味しいかなあ?」
「美味しいよ。ボーノだよ」
なんて事だ。つまりなまちちではない自分はボーノに居る
資格もないという事だ。
「どうしよう愛理…って愛理もだよね」
「え?何の話?え?ごめん。お客さんが来たみた…ぎゃああああ」
「愛理!愛理!」
電話は切れた。

「くくく、ボーノは我々おっぱい連合のものだ」
「ち、千聖いつの間に」
「貴様ら貧乳がボーノなんて10年早いのだ!」
「ぎゃあああああああああ」
と叫びながら雅ちゃんは目を覚ました。
どうやら夢だったらしい。それにしても悪い夢だった。

心配になったので自分のおっぱいに触れてみた。
なかった。良かった。どうやら悪い夢は終わったようだ。
335 :コヒー牛乳 :2008/01/13(日) 17:02
おわり
336 :コヒー牛乳 :2008/01/13(日) 17:03
>>330
今年はもうちょっと更新がんばります
337 :ななしいくさん :2008/01/14(月) 03:15
つД`) 雅ちゃん
338 :篠崎ミサ :2008/04/10(木) 19:13
篠崎ミサ
339 :篠崎ミサ :2008/04/10(木) 19:13
高橋さんが勉強になると貸してくれたDVDは
篠崎ミサという人のDVDだった。
確か宝塚のDVDと言っていたはずだけど変だなあ。
とりあえず見てみたら内容はもっと変だった。
篠崎という女の人がうんこを食っていた。
「みや、なにこれ」
「わかんない」
りしゃこも私もその内容に気分が悪くなったけど
不思議とその映像から目が離せなかった。
「ねえみや…みやのだったらうち食べる」
りしゃこの顔は真剣だった。
「馬鹿な事言わないでよ。食べられるわけないじゃない」
「食べられるもん。だって…だってみやが好きだもん」
しかたないのでちょっと待っててねと言って
りしゃこを置いてトイレに向かった。

高橋さんなんであんなDVD貸してくれたんだろう?
うんこを食べるなんて福井では普通なんだろうか?
それにしてもりしゃこうんこを食べるなんて…。
私を好きな事は知ってたけどそこまで好きなのか。
もし佐紀ちゃんのうんこを食べろと言われたら
私は佐紀ちゃんのうんこを食べられるだろうか?
私は本当に佐紀ちゃんを愛しているのだろうか?
340 :篠崎ミサ :2008/04/10(木) 19:14
「はい。これでいい?」
手頃な入れ物が無かったのでお風呂の洗面器に入れた。
茶色のゲル状のそれは私が見ても気持ち悪い。
りしゃこはやっぱり無理だと言うに違いない。
そして私の事も嫌いになるだろう。
「美味しそうだゆー」
そう言うとりしゃこは犬のように洗面器に顔をうずめた。
そして次に顔をあげた時にはりしゃこの顔は
ここにいるぜぇ!のPVよりもドロまみれの顔をしていた。
私はりしゃこを抱きしめた。そして謝った。
「ごめん!それ佐紀ちゃんのために作ったチョコの失敗なんだ。
ごめんね私りしゃこの気持ちを試しちゃった!」
りしゃこはそれを聞くと少し微笑んで白目を向いた。
「り、りしゃこ?…もしかして」
チョコを探ると小さなカードみたいなものが出てきた。


雅ちゃんの失敗チョコは私がいただきました

              怪盗ピーチッチ

じゃあこれは…
私は大声でりしゃこの名を呼んだけど返事はなかった。
341 :篠崎ミサ :2008/04/10(木) 19:14
おしま
342 :篠崎ミサ :2008/04/10(木) 19:14
>>337
みやびちゃんみやびちゃん
343 :ワックス :2008/04/10(木) 19:19
ワックス
344 :ワックス :2008/04/10(木) 19:19
今日は大掃除。みんなで教室にワックスをかけます。
佐紀は仲良しの雅ちゃんとワックスかけの作業をやろうと思いましたが
あいにく雅ちゃんが居ません。仕方ないのでそこらでぼんやりしている
りしゃこを捕まえていいました。
「りしゃこ、雅ちゃんを探してワックスかけしようって言って来て」
りしゃこは分かったゆー。と行ってどこかに行きました。
佐紀は教室で雅ちゃんを待ちました。
そしてこれが後に大事件になってしまうのですから驚きです。

りしゃこは雅ちゃんを見つけました。
すぐに佐紀から言われた事を伝えようとしましたが
雅ちゃんと出会えた喜びのあまり何を言うか忘れました。
なかなか用件を切り出さないりしゃこに不機嫌になる雅ちゃん。
必死で思い出すりしゃこ。あ。思い出しました。
「佐紀ちゃんがセックスしようって!」
雅ちゃんはりしゃこに馬鹿と言って
顔を真っ赤にしてどこかに行きました。
345 :ワックス :2008/04/10(木) 19:20
それから30分。佐紀は教室で掃き掃除を黙々としました。
ホウキを右に左に動かしてみました。
でも雅ちゃんは来ないし、りしゃこも帰ってきません。
次第にその他大勢の人が少なくなってゆきます。
みんな塾があるとかドラマの再放送があるとか言って
学校から帰る状態になっているのです。
佐紀は学級委員なので注意すべき立場なのですが
雅ちゃんとふたりきりでワックスかけしたい。という
乙女の下心があったので黙認したのです。

遅いなあ。もしかしたら用務員室までワックスの缶を
貰いに行ってくれているのだろうか?・・・りしゃこと。
そう考えた瞬間、嫉妬の炎が燃え上がりました。
せっかくの年に4回だけのワックスかけという大イベントなのに
りしゃこに雅ちゃん独り占めさせてたまるものか!
佐紀は教室を飛び出し用務員室に向かって走りました。
346 :ワックス :2008/04/10(木) 19:20
用務員室には用務員さんが居ました。当然ですね。
でも雅ちゃんは居ませんでした。更に言うとりしゃこも居ません。
佐紀は仕方ないので用務員さんにワックスを下さいと言いました。
用務員さんはにやにやしながらワックスの缶を奥から出してきました。
佐紀はありがとうございますと言ってその缶を受け取ろうとして
驚きました。もの凄く重たかったのです。
必死で持ち上げて用務員室を出ましたがもう限界です。
手がぷるぷるしてます。指が変になってます。

もし自分が雅ちゃんやりしゃこだったらきっと
用務員さんは教室まで運んでくれたでしょう。
でも自分は清水佐紀。手伝ってくれるはずがありません。
格差社会。佐紀の脳裏にそんな言葉が浮かびました。
そしてほんの少しだけ涙がこぼれました。

佐紀はワックスの缶を廊下に置きました。
そして茉麻の姿を探しました。いません。
こんな時にしか役に立たないのに何をしているんだ。
佐紀は千奈美を友理奈を探しました。いません。
みんな佐紀に構ってられるほど暇じゃないのです。
誰か助けて!佐紀は叫びました。心の中で。
すると目の前に桃子が現れたのです。
347 :ワックス :2008/04/10(木) 19:20
「どうしたの佐紀ちゃん。困ってるみたいだけど」
桃子はにやにやしていました。
「お金ならないよ」
「ああ、じゃあいいや」
桃子はどっかは行きました。




みかん
348 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 02:55
岡井ちゃんに雷が落ちた
349 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 02:56
「こら!いい加減にしなさい!」
舞美が一喝した瞬間、キュート全員が凍りついた。
あの温厚な舞美が怒るなんて誰も見たことはなかった。
舞美の貴重なその雷の標的は岡井ちゃんだった。
岡井ちゃんはなぜ自分だけ怒られたのか不思議だったのか
ポカーンとしていた。
というのも同じ事をまいまいもしていたからだ。
「なんで…私だけ…」
「口答えしない!」
舞美が岡井ちゃんにだけ怒りをぶつけている理由を
愛理はわかっていた。舞美は岡井ちゃんの
その豊満なおっぱいに嫉妬しているのだ。
だから当然の事ながら愛理も岡井ちゃんを庇おうとしなかった。

「みんなの馬鹿!」
泣きながら岡井ちゃんは楽屋を飛び出した。
「ちょっと…舞美どうしたの?」
心配げに言いながら梅さんはつまんだ枝豆を口にした。
350 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 02:56
屋上にかけあがった岡井ちゃんは激しい胸の痛みを感じた。
階段を駆け上がった時におっぱいが衣服で擦れたのだ。
岡井ちゃんは自分の身体をさすった。
「あ…ん…」
そうだアンパンを食べよう。甘いものを食べたら
気が紛れるに違いない。
岡井ちゃんはポッケに手を入れた。60円くらいしかなかった。

どこかにお金がないか身体をまさぐった。
「あ…やん…」
岡井ちゃんは思わず声を漏らした。
止んだと思っていた雨がまた降り出したのだ。
降り出した雨が岡井ちゃんのシャツを雨が透き通らせてゆく。
ゴロゴロゴロ。雷の音だ。熊井ちゃんが居ないから
雷が自分に落ちてくるかも知れない。
そう思い岡井ちゃんが建物の中に逃げようとしたその時だった。
351 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 02:56
ドドーン!

梅さんが歌い始めた。ドドンガ音頭を。
雨の中で歌う梅さんはどこか神々しく美しかった。
岡井ちゃんはその姿に見入った。
同じ実力派後列メンとして岡井ちゃんは梅さんに対して
友情を越えたなにかを感じていたのだが
残念ながら今回の話には一切関係ない。

一瞬、空が眩しく光った。雷だ。危ない!
岡井ちゃんは雷より速く梅さんに近づき飛びついた。

ドドーン!
雷が落ちそうなのに梅さんはまだ歌っていた。
馬鹿なのかも知れない。

で、結局岡井ちゃんに雷が落ちた。
岡井ちゃんは「ぐわー」と言った。
352 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 02:56
楽屋ではもうみんな仲良くしていた。
「もー舞ちゃんったら」
「かっぱーっぱーかっぱっぱー」
その輪に入れないnkskはトイレに行く振りで楽屋を出た。
途中加入の有原でも馴染んでるというのに…
駄目だ考え方を変えるんだ。馴染めないんじゃない。
馴染む気が無いだけなんだ。nkskは憂欝にならないように
どうでも良い事を考えることにした。
そう言えばさっき泣きながら外に飛び出た岡井ちゃんと
それを笑いながら追っかけた梅さんはどうなったんだろう。
「さっきの雷で…もしかしたら…ふたりとも」

nkskはこれでセンターの座が近づいたかなと一瞬喜んだが
考えるまでもなく自分より下の地位の二人が消えても
状況は同じことだった。
いやむしろ最下層に近づいてしまったような気がして
そうなるとなんか嬉しくないのでふたりが向かったと思われる
屋上にnkskも向かった。そして悲劇が始まった。
353 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 02:57
階段を上り屋上に着くと大雨だった。
こんなに大雨だったら相当くねくねしそうだ。
せっかく当てたストパーが台無しになるかも知れない。
遠目に見ると岡井ちゃんと梅さんが倒れていた。
助けなくてはとほんの少し思ったが結局は止めた。
nkskはせっかく当てたストパーを保つために
屋上で横たわる岡井ちゃんと梅さんを見殺しにしたのだった。

次の日、キュートは5人になっていた。
また奇数か。nkskはがっかりした。
楽屋では隣に座って手を繋ぐ愛理と有原。まいまいを肩車する舞美。
この人数でひとりぼっちは思った以上に孤独だった。
あの時…ふたりを助けていたら…
nkskは自責の念にかられたのだった。
354 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 02:57
「おはよー」
この声は…岡井ちゃんだ!
岡井ちゃんとまいまいと舞美で遊ばれたら同じだが
とりあえず偶数になった事をnkskは喜んだ。がそれはぬか喜びだった。
岡井ちゃんがなぜかふたり居たのだ。
横に居るのは岡井ちゃんの妹かと思ったがやっぱり違うようだ。

「おはようちっさーとちっさー」
舞美は二回言うのが面倒だなと思ったが
昨日怒ったせいで来なかったら自分が悪いみたいで
嫌だなあと思ってたので安心した。
「ちっさーおはよう。また日焼け止め忘れたでしょ?」
愛理はしょうがないなあという感じで岡井ちゃんに言った。
岡井ちゃんは昨日より随分黒くなっていたのだ。
まるで雷に打たれたように!

有原はこのふたりの岡井ちゃんとプロレスしたら
どうなるかをシミュレーションした。
おっぱいとおっぱいに挟まれてしまうかも知れない。
それは有原にはそれほど悪くない事のように思えた。
355 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 02:57
岡井ちゃんに話題が集中しそうになった時まいまいが
前に進み出て「実は舞は性同一性障害なのれしゅ」
と驚きの告白した。
「ええー舞ちゃんどういう事!」
「舞!千聖にもわかるように言ってよ!」
「ねえねえ愛理は賢いからわかるんじゃないの?」
「うん。この前読んだケータイ小説であったよね栞菜」
「うん。あれ面白かったね」
「そーなんだ。貸してよ」
「いや舞美ちゃんケータイ小説だから」
「ああそっかー」
「もー舞美ちゃんってばおっちゃこちょいなんだから」
キュート全員にいつもの笑顔が広がったのだった。


356 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 02:58
岡井ちゃんと岡井ちゃんが家に帰った。
「ただいま」「ただいま」
「おかえり千聖。御飯は食べたの?」
「まだ。何かあるの?」
「あるけどひとり分しか無いわよ」
岡井ちゃんのお母さんは今日はおかずを多めに作ろうか考えたが
もし岡井ちゃんが元のひとりに戻ってたら余ってしまうし
色々考えていつもの量作ったのだが幸か不幸か
岡井ちゃんは昨日と同じくふたりだった。
「じゃあ冷凍のをチンするからふたりで分けなさい」

岡井ちゃんはいつもの席に座りもうひとりの岡井ちゃんは
妹の席に座って御飯を食べ始めた。
357 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 02:58
「事務所さんは何て言ってたの?」
「別にふたり来てもいいよって。面白いし」
「じゃあ交通費は出るの?」
「えっと…なんて言ってたっけ」
「不景気でひとり分しか出せないからひとりは自腹でお願いしますって」
岡井ちゃんのお母さんは舌打ちした。
「ギャラはどうなるって?」
「げ、現状維持…」
岡井ちゃんのお母さんは絶望的な気持ちになった。
食費は倍、学費も面倒を見るのも倍になるのに
収入が増えないんじゃ割りに合わない。
赤子のミルク代を思うと胃が痛くなりそうだ。
「ああそうだ。日焼け止め買ってよ。今日愛理に…」
「千聖!あんたちょっと聞きなさい!」
岡井ちゃんのお母さんは明らかに怒っていた。
また雷が落ちるのか。岡井ちゃんと岡井ちゃんは
深いため息をついた。
358 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 02:59
結局、岡井ちゃんと岡井ちゃんは
岡井ちゃんのお母さんに散々怒られた。
「だってしょうがないじゃんね」
「増えちゃったから仕方ないよね」
岡井ちゃんと岡井ちゃんは狭い子供部屋で眠る
妹の布団をかけなおした。
ふたりなのでいつもの倍の速度で布団をかけなおすのに成功した。
「寝よっか」
「うん」
電気を消して同じ布団に包まる。
「ちょっと暑いね」
「うん。でも仕方ないよ」
ひとり用の布団にふたりで寝ているのだから
必然的にふたりの身体は密着する事になる。
「あ…んっ」
「ごめん変なところ触っちゃった」
「大丈夫。少しくすぐったいけど」

岡井ちゃんは不思議な気持ちになっていた。
自分の身体のはずなのになんだか柔らかくて
まるで女の子みたいな感じがした。
それはもう片方の岡井ちゃんも同じだった。
359 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 02:59
気まずさが生んだ沈黙をどっちかの岡井ちゃんが破った。
「ねえ、スワンプマンって知ってる?」
岡井ちゃんが言った。
「なにそれ」
さっきの岡井ちゃんとは違う岡井ちゃんが言った。
「愛理がさっきメールで送ってきたんだけど見る」
そういえば携帯は片方に渡してたんだった。

ある男が沼にハイキングに出かける。この男は不運にも沼のそばで、
突然 雷に打たれて死んでしまう。その時、もうひとつ別の雷が、すぐそばに落ちる。
なんという偶然か、この落雷は沼の汚泥に化学反応を引き起こし、
死んだ男と全く同一形状の生成物を生み出してしまう。
この落雷によって生まれた新しい存在のことを、スワンプマン(沼男)と言う

「長文wwwwwww」
「愛理って暇だよねwwwwww」
その日は愛理の悪口を言い合って寝た。
360 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 02:59
朝、目を覚ますとまだ夜が明けたばかりで
もう一方の岡井ちゃんはまだ夢の中だった。

なんでふたりになったんだろう…
やっぱり雷のせいなんだろうか?
というか梅さんはどこに行ったんだろうか?
あの時、舞美にイタズラしなかったら
こんな事にならなかったのだろうか?これは神様が与えた罰なのかも知れない。
もう今日限りでイタズラとかは止めよう。
岡井ちゃんはそう思いながら岡井ちゃんにイタズラする事にしました。

服の上からもうひとりの自分の胸に触れてみると
そのマイプリンな柔らかさに興奮した。
これまで自分が女である事をどこか否定して生きてきたが
やっぱり自分は女なんだなと感じずにはいられなかった。
361 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 03:00
「もっしかしてここは…」
岡井ちゃんはキューティガールズの時に愛理に絶賛された
綺麗な指先をもうひとりの岡井ちゃんの下着の中にすべりこませた。
そこはしっとりと濡れていた。
岡井ちゃんの指先をゆっくりと飲み込んでいく。
そうまるで沼のように。
「スワンプおまん…か」
岡井ちゃんは少し賢くなったような気がした。



朝になったのでひとりは学校に行く事にした。
もうひとりはおねしょしたので岡井ちゃんのお母さんに怒られて
今日は1日家事手伝する事になりました!
362 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 03:00
「おはよう」
「おはよう」
幸か不幸か岡井ちゃんはクラスで芸能人扱いされていない。
岡井ちゃんにサインをねだるクラスメイトは皆無だった。
いつものように席に座ろうとしたその時だった。
「なあ岡井」
「ん?どうしたの渡部君。おはよう」
渡部君はかっこいいと評判のクラスメイトで
ここだけの話、岡井ちゃんのサッカー仲間です。
「話があるんだ。屋上にこいよ」

屋上にあがると渡部君は何も言わないで
周辺の柵のほうまで歩いていった。
岡井ちゃんはその後姿をぼんやり見て
まだまだ熊井ちゃんのほうが大きいなと思った。
ふと空を見ると薄暗く今にも泣き出しそうで
まるで雷が落ちたあの日のような空だった。
「で、用事ってなに?」
「岡井…サッカー好きか?」

岡井ちゃんはしばらく考えて好きだと答えた。
「そうか。だが岡井…おれはサッカーよりお前が好きだ!」
渡部君はそう言うと岡井ちゃんに抱きつきまるで
ダンスを踊るようにまわりながら岡井ちゃんのくちびるを奪おうと
したけどその時ゴロゴロと音がなり空が光った。
どうやら岡井ちゃんがお腹を壊したようです。
夕食に続いて朝食もひとり分だったので
仕方なく愛犬の御飯を食べたせいみたいですね。
363 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 03:00
渡部君は嫌がる岡井ちゃんの下着の中に指をすべりこませまた。
そこはもう沼のようにうんこが溢れ出ていて岡井ちゃんは
「あっあん」と声を漏らした。
渡部君はまるでこしあんのようなうんこを指で弄んだ。
クチュクチュといやらしい音がした。
「助けて!」
「ふふふ叫んでも無駄だ。みんな朝の漢字テストの真っ最中だ」
「だれかー」

もう駄目だそう岡井ちゃんが思った時だった。
「そこまでだ!」と言って現れたのは岡井ちゃんだった。
「あれ?逃げられちゃった」
渡部君はびっくりしました。
364 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 03:02
渡部君ははっと気付きました。
あんまりそうは見えないけどアイドルであるはずの岡井ちゃんが
うんこを漏らすはずはない。
「ちぃ!てめえは偽者だったのか!」
渡部君は腕に抱いていた岡井ちゃんを解き放ち
岡井ちゃんのうんこをコンクリートの床になすりつけた。

「お前が本物か!」
「いや私もよくわかんなくて」
「どっちが本物か決めろよ。ややこしいしさ。俺さっき告白したんだぜ」
「え?まじで?」
「うん。渡部がサッカーより好きって言ってた」
「そんな事言うなら私も数学の授業より渡部のほうがいいし」
「やったー。告白成功だぜ」

告白成功したので渡部君はどっかに行きました。
「うーんじゃあせっかくだし勝負する?プロレス?」
「ええーせっかく学校だしグラウンドでサッカーしようよ」
「じゃあさ、ジャンケンで決めようっか」
「ジャンケンポン」
という訳で岡井ちゃんVS岡井ちゃんが始まったのだ。
戦いは夕方まで続きジャンケンで岡井ちゃんAが勝った。
365 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 03:02
「おはよー」
「岡井ちゃん岡井ちゃんおはよー」
「まだふたりなんだ」
「今日は何のレッスンだっけ?」
「違うよ今度のイベントの打ち合わせ」

打ち合わせが終わって世間話の時間になったので
岡井ちゃんは一日中、岡井ちゃん同士で
プロレスしたりサッカーをしたりした事を言った。
その事をみんなに言うとどうでも良さそうにいいなーと言われた。
「で、告白されちゃった」
「へえーちっさーモテるんだ」
「で、千聖はオーケーしたの?」
「しないよ。だってアイドルだし」
「偉い!どっかの誰かとは違うね!」
「付き合わなくてもその子にチョコレートあげなきゃね」
「舞美ちゃんまだ6月だよ」
「あれ?そうだっけ」
「もー舞美ちゃんってば」
「あはははは」
366 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 03:02
もうひとりの岡井ちゃんは窓の外を見ながら
渡部君の事を想っていた。
バレンタインの頃まで私は存在しているのだろうか?
もし消えたら渡部君は悲しむだろうか?
もし存在していたらチョコをあげよう。もちろん義理だけどね。

「あーでもねあっちの千聖はあげたよ」
「え?チョコあげたの?」
「チョコみたいな…ね、千聖」
「あーコラ!言っちゃ駄目だから」
「なになに?」
「えっとね。漏らしちゃったうん…んぐぐぐ」
「えー気になるー」

もうひとりの岡井ちゃんは岡井ちゃんの口を押さえつけながら
うへへへと照れ臭そうに笑った。
いつか渡部君と臭い仲になれたらいいな。
367 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 03:03
第1部 完
368 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 20:45
イベントの打ち合わせが終わり、岡井ちゃんとnkskと
岡井ちゃんが帰ったあと楽屋では
舞美と愛理と有原とまいまいが遊んでいた。
「そう言えばえりかちゃんどこに行ったんだろ」
「あの雷の日から会ってないよね」
「居ないと平均身長でベリに勝てないよ」
と心配してるとドアをコンコンと叩く音がした。
有原は舞美の横に座って舞美の敏感な部分に触れていたが
こんな所を見られてはまずいので慌てて離れた。
「あれ?栞菜さっき何かしてた?」
「うん。色々してたよ」
舞美は鈍感なので気づかないのだ。

「はーいどうぞ」
入ってくる人を見ると梅さんだった。
369 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 20:46
「遅いよえりかちゃん。2時間15分の遅刻だよー」
「ってゆうか終わってるし」
「…なんか今日のえりかちゃん変だね」
梅さんは話をそらしたいのか急いでいるのか
はっきりしないがとりあえず慌てた感じで喋り始めた。
「ねえ、さっき千聖のくせにオシャレな千聖居なかった?」
「あ、そう言えばちっさーのわりにオシャレだったね今日」
「ばかもーん。そいつがえりかちゃんだ!」


目の前の梅さんは要領を得ない話を必死で繰り返した。
「えっとつまりちっさーは今はえりがちゃんで
えりかちゃんの中身がちっさーになってるの?」
「そうそうさすが愛理。やっぱ賢いね」
「今日、えりかちゃんを見て変だなと思ったんだよね」
「そうそう服装変だし髪型テキトーだし」
「舞美ちゃんに言われるなんて相当だよね」
梅さんはだってこんな服を着たことないし仕方ないじゃん
と言って拗ねた。もちろん中身は岡井ちゃん。
370 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 20:46
舞美はリーダーとしてこの状況について真剣に考えた。
このえりかちゃんは枝豆を食うのかな?
愛理も愛理で考えた。
後列が入れ替わるだけだし問題ないよね。
あとついでにまいまいも考えた。
オシャレで面白いちっさーかあ。
あとついでにちんちんが付いてたら完璧でしゅね。
有原も色々考えた。

一方そのころ

岡井ちゃんは岡井ちゃんの身体を弄んでいた。
「そ、そこは…ああ」
岡井ちゃんはそれまで自分の身体に関心が無かった。
しかしこの分裂した岡井ちゃんはどこに触れると気持ちいいかを
知っていた。知り尽くしていた。
「どうしたの千聖?ここがいいの?」
岡井ちゃんはあああとアホみたいな声を漏らすだけだった。
「言ってみてここが何かを!私が千聖のどこに触れてるかを!」
「肩!」
「ピンポーン」
岡井ちゃんはおっぱいが大きいと肩こりする事を学んだ。
371 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 20:46
「で、えりかちゃんはどうするの?」
とりあえず中身が岡井ちゃんって事を無視して
今は梅さんをえりかちゃんと呼ぶ事にした。
もしも梅さんを千聖と呼んでるのを誰かに見られたら大変な事になる。
せっかくレコード大賞や紅白をきっかけにしてキュートが
お茶の間に知れ渡りそうなのにメンバーの名前を
入れ替えた状態で覚えられてしまう。
そうなると広末を末広と覚えてしまった人のように
ずっと間違って呼んでしまう事になるだろう。
まあ後列メンなんですぐにはそうはならないだろうが
気をつけるに越したことはない。

愛理は中身が岡井ちゃんの梅さんをしげしげと見た。
外見が梅さんだけどダサい。
梅さんみたいに面白い事を言えるわけでもない。
まるでクレオパトラのような中東美人が意味もなく
常にへらへらしているのは美への冒涜のように思えた。
372 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 20:47
「そういえば今、ちっさーがふたり居るんだよね」
「え?そうなの知らない」
「うん。偽えりかちゃんは会ってないかも知れないけど
雷のせいで今、ちっさーがふたり居て、その片方の中身が
本物のえりかちゃんになってる状態だよ」
「…もう片方は?」
「はっきりしないけどちっさーそのままぽかった」
「って事はこのちっさー要らないでしゅね」
「舞ちゃん!」

学校に行って梅さん的な岡井ちゃんは驚いた。
男子からやたら声をかけられるのだ。
もしかして千聖ってモテモテなのか。
千聖って自分からあんまり言わないけど
彼氏とか居るのかな?って事は雅ちゃん的な行為ももう。
岡井ちゃんはひょっとしたら中2のボーィッシュ系のくせに
自分より早くアナルセックスしたんじゃないかと思い嫉妬した。
373 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 20:47
確実ではないが処女かどうかは処女膜の有無で判断できる。
しかしアナルセックスをした事があるかどうかを調べるのは
かなり難しい。が全くないわけでもない。
ひとつは肛門に傷があるかどうかだ。
硬くて太くて大きなものをねじこまれた時に肛門が切れるのだ。
つまり岡井ちゃんの尻の穴を調べれば岡井ちゃんがアナル処女か
調べる事が出来るのだ。

肛門に傷があるかどうかを調べるのは難しい。
自分の尻を自分で見るのには鏡を使わなければ困難だ。
千聖の荷物を調べたが鏡らしきものは1枚もなかった。
オシャレをしないとこういう時に困るのだ。
と言っても他に簡単に調べる方法がないわけではない。
医者もしくはそれなりに知識を持つ人に見てもらう事だ。
肛門を見て貰うのには大いなる勇気と少しのお金が必要になる。
しかし岡井ちゃんのポッケには30円しか入ってないのだ。
これでは医者に行くのは難しい。
374 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 20:48
それでは保健室の先生に見てもらうのはどうか?
それなら無料だし男の先生だったらお金を貰えるかも知れない。
しかし岡井ちゃんの肛門を見てくれるだろうか?
うんこがついてそうだ。自分なら嫌だ。
岡井ちゃんはもしかしてうんこがついてないかとトイレに入って
肛門にそっと触れた。ビクンと岡井ちゃんの身体に快感が走る。
岡井ちゃんは授業をさぼって肛門を触りまくった。


岡井ちゃんは肛門を一通り触り終えて手を洗った。
今回は手を洗っただけで足は洗ってはいない。
つまり今後も肛門には積極的に触れるつもりではいるのだが
岡井ちゃんはその前に謎を解き明かさなければならなくなった。
375 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 20:48
まずなぜ肛門に触れるのがこんなに気持ち良いかだ。
人間の身体には気持ち良い箇所がいくつもあるが
その多くは敏感な個所であると言える。
なんと言えば良いかわからないが痛痒いというのだろうか
少し激しく触れると痛い場所こそ気持ち良い場所となる。
そこで問題になるのが岡井ちゃんの肛門だ。
触ると気持ち良い。それは梅さんの肛門も同じだ。
だが岡井ちゃんの肛門は梅さんのそれと比較にならなかった。
岡井ちゃんの肛門は敏感なのか?
しかし個人差があるとは言え肛門は肛門である。
何の原因もなく性器並に気持ち良いというのはありえない。
それなりの原因、理由があるのではないかと考えられる。

そこで考え付いたのは岡井ちゃんの肛門には
やはり傷があるのではないかという事だ。
その傷が良い方に作用し快感をもたらしているのだ。
つまり岡井ちゃんはアナル処女ではないという事だ。
376 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 20:49
アナル処女ではないならこれからは敬語で接さなければならない。
岡井ちゃんの中の梅さんは岡井さんと言ってみた。
思ったより容易く言えた自分の負け犬ぶりが悲しくなった。
同じ後列メンながら岡井ちゃんには時々プライドのようなものを感じた。
以前は同い年の愛理への対抗心かと思ったが
ひょっとするとアナル処女ではないというある種の優越感が
岡井ちゃんを支えていたのかも知れない。

負けたくない。私だって岡井ちゃんのように頑張れば
舞美にだって勝てるはずだ。
梅さんは決めた。よしきーめた。アナル処女を捨てると。

そうと決めれば話は早い。
「おーいそこの子」
「なんだよ岡井。俺は渡部って名前あんだよ」
「ちょっと話があるから屋上に来てよ」
「いや、この前、屋上でさぼってるのバレてから
先公が鍵しちゃったから無理だよ」
「怒られたんだ」
「ああ、雷落とされちゃったよ」
「ふーんじゃあ放課後校門で待ってるね」
岡井ちゃんはそう言った。
377 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 20:51
雷落とされたか。
そう言えばあの日比喩なんかではなく雷が落ちて
千聖と入れ替わったんだった。
もしもう一度雷を受けたら私は何にかわるのだろうか?

いや私はきっと変わってみせる。
自分の力で!新しい自分に!

舞美の引き立て役の自分を。年上なのにリーダーになれなかった自分を。
後列メンの岡井ちゃんにだって出来たんだ。私もきっと出来る。
岡井ちゃんはそう決めると授業中にも関わらず肛門に触れた。
ビクンと体中に快感の電流が走った。
378 :岡井ちゃんに雷が落ちた :2008/07/05(土) 20:51
第2部 完
379 :第一話 激突ボウリング大会 :2008/07/11(金) 21:32
第一話 激突ボウリング大会
380 :第一話 激突ボウリング大会 :2008/07/11(金) 21:32
キュートVSベリーズ工房によるボウリング大会は
中盤まで互角の争いだった。
互いにガーターを繰り返しスコアは五分だった。
このままでは延長戦になる。ご飯の時間が遅くなる。
そう考えると舞美の腹が鳴った。
勝ったチームには高級焼き肉食べ放題。負けたチームは白ご飯。
ここはなんとしても勝たなければならない。

先行はベリーズ工房。投げるのは桃子。
両手で投げる不格好なフォームを見てこれはガータだな
と舞美は思った。スポーツにおいて優れた選手の動きは
例外なく美しいものなのだ。結果を見るまでもない。
「やったー」
桃子が飛び跳ねた。パンツが見えた。
381 :第一話 激突ボウリング大会 :2008/07/11(金) 21:32
モニターに桃子の投げる姿がリプレイされる。
驚くべき事にボウルはまっすぐピンに向かい
全てのピンを薙ぎ倒していた。

「千聖!頑張って!ストライクだよストライク!」
舞美は次に投げる千聖の肩を叩いた。
千聖はあ…うん。と心ここにあらずな返事をした。
いつもなら他の誰よりも安定した投球をする千聖だったが
生来プレッシャーに弱い性格だった。

千聖は投げた。ガータだった。
382 :第一話 激突ボウリング大会 :2008/07/11(金) 21:33
そこからベリーズ工房は勢いに乗って次々にピンを倒した。
それに対しキュートはプレッシャーに押されガータを繰り返した。
最後の投球は舞美。誰も勝てるとは思わなかった。
3回連続でストライク、つまりターキーをしなければ
勝てない状況になっていた。

「どうする?」
「無理だよね」
「なんかお腹痛くなってきた」
「舞美ちゃん大丈夫?さすってあげる」
「え?いいよ栞菜。あっんっそこは…」
「ちょっと焼肉かかってるんだから後にしてよ」
「ちっさーごめん」
「なんかさ、この玉が悪い気がしない?」
「するする。なんか右に行くよね」
「なんか他に良いボールないかな?」
「あ、そうだ。愛理のお父さんなんかいいの知ってるんじゃないの?」
「え?なんでウチなの?」
「だってプロ用の道具とかあるんじゃないの?」
383 :第一話 激突ボウリング大会 :2008/07/11(金) 21:33
そこまで言われて愛理はふと考えた。
スポーツの世界ではトッププロは自分専用の道具を使う。
自分の父親も特注の道具を使っている。
今の舞美ちゃんの実力では3連続ストライクは不可能だろう。
だが今の舞美ちゃんがストライクを出せるボールがあったとしたら。
舞美ちゃん専用のマイボールがあればいいんだ。
「円柱…」
「え?なにそれ愛理」
梅さんが聞いてくるので愛理は丸い柱と答えた。
なるほど。と梅さんが納得したので愛理は話を続けた。
「円柱の形のボールがあれば理論的にはまっすぐ進むよね。
つまりピンと並行に投げれば絶対にストライクになる」
キュートの他の6人が驚きの声をあげた。
384 :第一話 激突ボウリング大会 :2008/07/11(金) 21:33
「でもいいの?そんなの使って」
「大丈夫だと思う。だってあの子たちわかんないでしょ?」
愛理はべりのほうを見た。もう勝ったつもりなのか
桃子以外がペアになってはしゃいでいた。
「確かに。こんなボールもあるって言えばOKだよね」

「もうひとつ問題がそんなボールを今すぐ手に入れられるかだよ」
確かにそうだ。仮に今からボール職人に作らせても間に合わない。
「私たちで作る?」
「無理だよ。道具も素材もないし」
「探そう。自由に整形出来てそれでいて硬い。粘土のような素材か」
「あとある程度重くないとピンが倒れないよ」
円陣を組んでひそひそ話していると「あ、そうだ!」と言って
舞美が立ちあがった。
385 :第一話 激突ボウリング大会 :2008/07/11(金) 21:34
「どうしたの舞美ちゃん?」
「えへへちょっとね」
舞美はいたずらっぽく微笑んだ。
「ごめーん。お腹が痛いからトイレ行ってくる」
「もーこんな時に舞美ちゃんってば…あっ!」
「どうしたの栞菜?」
「早く!早く舞美ちゃんうんこして!」
「ま、まさか!」

つづく
386 :不思議の国のなっきぃ :2009/02/16(月) 20:52
不思議の国のなっきぃ
387 :不思議の国のなっきぃ :2009/02/16(月) 20:52
ある日のことでした。
熊井ちゃんに呼び出されたなっきぃは
ウキウキしながら待ち合わせ場所に行きました。
「おはよ」
「おはよ」

なっきぃが何故自分を呼び出したのかを熊井ちゃんに聞きました。
熊井ちゃんは実は・・・と地面を指差しました。
マンホールより小さい穴がありました。
「なにこれ?」
「わかんないけどこの前見つけて中に入ろうとしたんだけど…」
熊井ちゃんはそこで少し涙ぐみました。
そこでなっきぃは全てを悟ったのです。
熊井ちゃんは大きくなりすぎてこの穴に入れないんだと。
なっきぃは決めました。熊井ちゃんの代わりにこの穴に入ろうと。
「友理奈ちゃんあのね・・・なっきぃね」
「ありがとう頑張ってね」
388 :不思議の国のなっきぃ :2009/02/16(月) 20:52
結果的になっきぃは穴に飛び込んだわけですが
その長く険しい道のりは文字で表現できるほど容易くはありませんでした。
そして穴の底、地底に辿りついたのです。

「こらお前は何者だ!」
なっきぃが疲れて寝ていると誰かに蹴られました。
なっきぃが目を開くと黒い影が立っていました。
「おい、もう一度聞く。お前は誰だ」
「私はなっきぃ。迷子になってるんです。あなたは」
「私は岡井。岡井ちゃんと呼んでくれたらいいよ」
そしてふたりは恋に落ちました。

恋に落ちて色々ま事をふたりでしましたが飽きてきました。
岡井ちゃんは嫌いではないけれど出来れば
もっと美少女のほうが嬉しいなと思いました。
「ねぇねぇ、千聖は他に人間を見なかった?」
「え?もしかして私じゃ駄目?」
なっきぃは正直に熊井ちゃんくらい高身長でイケメンの
クラスの女子から羨ましがられるような子がいいと言いました。
岡井ちゃんはなんでぇ。私だってあんたみたいなネクラより
舞のほうがいいよバーカ。と言ってどこかに行ってしまいました。
389 :不思議の国のなっきぃ :2009/02/16(月) 20:53
再びひとりになったなっきぃは人が居そうなところを探しました。
居ました。中東系の美しい女の子がいました。
「こんにちは。この辺りにかわいい子はいませんか?」
「ああ、こんにちは。この世界のお姫様は超絶美人だよ」
なっきぃは紹介してといいました。
いいけど紹介料を貰うよと言われました。
なっきぃがお金がないと言うとじゃあ身体で払って貰うよ。と
女の子に襲われました。
なっきぃはいやあああと悲鳴をあげましたが
所詮はなっきぃ、女のなすがままでした。

女の名前は梅さん。
なっきぃは梅さんにおっぱいを揉まれたり
おっぱい以外の部分を揉まれたり大変でした。
なっきぃは必死で抵抗したり抵抗するふりをしたりしつつ
くちびるを噛み締めながら熊井ちゃんの事を思いました。
助けて熊井ちゃんと何度も心の中で叫びました。
だがしかし残念ながら熊井ちゃんは大きすぎて
この穴の中には入ってこれないのです。
390 :不思議の国のなっきぃ :2009/02/16(月) 20:53
数時間後、梅さんはなっきぃに飽きたのか
もういい飽きたと言いました。どうやら飽きたのです。
「私に飽きたんですか?」
「そうだ」
なっきぃは悔し涙をポロリしました。
「じゃあお姫様に会わせてください」
となっきぃは言いましたが梅さんはごめんそれ私。と言いました。
すでにふたりは運命の出会いをしていたんですね。

なっきぃは梅さんの家に囲われました。
宮殿のような家でぼんやり暮らしました。
朝昼晩と美味しい御飯を食えておやつにはミカンが付いてる
そんな何不自由ない生活でしたが飽きてきました。
信玄餅を食べたくなってきたのです。

なっきぃは梅さんに暇を出すように願いました。
梅さんはいいけどどうなっても知らないよと言いました。
どうなってしまうのか心配でしたが信玄餅の魔力には勝てません。
なっきぃは梅さんに別れを告げました。
391 :不思議の国のなっきぃ :2009/02/16(月) 20:54
久しぶりの外の世界は相変わらず穴の中の陰気で狭苦しい世界で
何か物陰から出てきそうな予感がしたらやっぱり出てきました。
「久しぶりだな」
「あ、千聖ひさしぶり」
なんと岡井ちゃんと再開したのです。

久しぶりに岡井ちゃんと世間話をしましたが
なぜこの日も当たらぬ地底でどうしてそんなに色が黒いの?
なんて事は聞けませんでした。
岡井ちゃんはなっきぃに今は幸せなのかい?と聞きました。
なっきぃは苦労してるけど幸せだわ。と笑顔で答えました。
「じゃあ不幸のドン底に落としてやるよ」
岡井ちゃんが合図すると女の子が出てきました。
「だれ?」
「これが舞ちゃん。舞ちゃんこれがなっきぃ」
「この子を襲えばいいんでしゅね」
まいまいはニヤリと笑いました。
392 :不思議の国のなっきぃ :2009/02/16(月) 20:54
岡井ちゃんとまいまいの魔の手がなっきぃを襲う!
無理やり直立させられたなっきぃは後ろから激しく岡井ちゃんに
膝カックンされそのまま地面に倒されてしまった。
「いやああああああああ」
なっきぃは大声でわめいたがまいまいは動じません。
冷静になっきぃの口を牛乳を拭いた後の雑巾で塞ぐと
さすがのなっきぃも大人しくなりました。

「さあ、じっくり楽しませて貰うでしゅ」
まいまいの手には硬くて太くて大きな物があります。
なっきぃはそれを見た瞬間、全てを悟り顔を青く染めたのです。
「ふふふなっきぃ柿の種だよ。たっぷり食べてね」
岡井ちゃんがなっきぃの両手両足を馬乗りになって抑え込むます。
そしてまいまいがなっきぃの口を強引に開かせた。
「お願い私…まだ…そんなの」
そうまだなっきぃは柿の種を食べた事がないのだ!
393 :不思議の国のなっきぃ :2009/02/16(月) 20:54
ピリ辛でパリっとした食感のおかきに
ほんのり甘いバターピーナッツのコラボレーション。
不味いわけがないのだから食べればいいじゃない。
だがなっきぃは怖かった。
もし柿の種の旨さに溺れてしまったらと。

本来酒のアテである柿の種には塩分が多く含まれている。
身体に良くないだろうしカロリーも高いだろう。
それに柿の種をあまり好きになりすぎるとミカンや
信玄餅の自分の中での相対的な地位が下がってしまうかも知れない。
そうなれば自分のプロフィールを書き変えなければならなくなるのだ。
なっきぃは泣いて懇願したそれだけは止めてと。

「まいまいどうする?」
「どうするも何もやるしかねえでしゅよ」
こうしている間にも地底の淀んだ空気に晒された柿の種は
空気中の水分をどんどん吸っているのです。
美味しいものは美味しい内に食べてもらいたい。
ふたりの優しさが皮肉にも悲劇を生んでしまったのだ!
394 :不思議の国のなっきぃ :2009/02/16(月) 20:55
小振りながらも固くていやらしい柿の種がなっきぃの
いやらしい口にねじこまれてゆく。
なっきぃは必死で抵抗したが所詮はなっきぃ
普段からアホの子のように口が開いてしまう
癖があるなっきぃなので最後まで柿の種から
逃れることは出来なかった。
柔らかななっきぃのくちびるの隙間に突き刺さる柿の種が
艶かしく輝いていた。
「ふふ嫌がってるけど本当は美味しいでしょ?」
「おっと噛んじゃ駄目だよ優しく舐めて。そう上手だよなっきぃ」
なっきぃは目を潤ませながら必死で柿の種にしゃぶりついたのです。

さっきまで食べたくないと言っていたくせに今は
喜んで柿の種を口いっぱいに頬張っている。
私はこんなに卑しい女の子だったのかとなっきぃは
顔を赤くしました。でも本能には逆らえません。
なっきぃは口がパサパサになるまで柿の種を食べました。

お腹がいっぱいになったなっきぃは岡井ちゃんと
まいまいと仲良く漫才の練習をしました。
それを見て梅さんはははは面白いと笑いました。
395 :不思議の国のなっきぃ :2009/02/16(月) 20:55
「楽しかったね」
「うん」
「なっきぃって面白いね」
「そう?前は不思議ちゃん扱いだったんだけど」
「不思議ちゃん?」
「そう。なっきぃはね不思議ちゃんで不思議ちゃんで
不思議ちゃんで不思議ちゃんだったの」
ゴゴゴゴ。
繰り返す不思議ちゃんがポリリズムとなり地底で輪唱をはじめ
やがてそれは波のように繰り返すポリリズムとなり
地底はなっきぃの不思議ちゃんでいっぱいになりました。

「なんか揺れてるよ」
「ち、地底が崩れてきてる!」
「に、逃げろ!」
3人は全速力で逃げました。
396 :不思議の国のなっきぃ :2009/02/16(月) 20:55
どうにか外に出るとなっきぃだけになっていました。
「なっきぃおかえり」
声のほうを見ると熊井ちゃんが居ました。
熊井ちゃんの影が長く伸びていてなっきぃは
もう日が暮れる寸前だなあと思いましたが
熊井ちゃんに何時と聞くとまだ3時くらいでした。


おわr
397 :ななしいくさん :2009/02/19(木) 02:09
ボウリングが続かなかったw

おもしろいでーすよー☆
398 :名無し飼育さん :2009/02/21(土) 00:55
ボーリングの続きよろしくwww
399 :名無し飼育さん :2009/02/21(土) 00:55
ボーリングの続きよろしくwww
400 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:18

岡井ちゃんをめぐる冒険
401 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:19
近頃の千聖はちょっと変。
どう変かと言うと妙にイライラしているのです。
さっきもいつもは仲良しのなっきぃをいじめてしまいました。
「千聖…こんな悪い子だっけ…」
公園のブランコに揺られながら考えました。
昔から弱いものいじめは嫌いだった。いつも巨悪に立ち向かっていた。
それなのに典型的弱者のなっきぃをいじめて泣かせてしまった。
そしてその泣き顔を見て興奮してしまったのだ。
自分の中で何かが爆発しそうだった。

「千聖じゃん?なにしてるの?」
「あ、桃ちゃん」
桃ちゃんとは通称ももち、世間からは桃子と呼び捨てにされる存在だ。
その桃子を千聖は姉のように慕っていた。
「黒い…じゃなくて暗い顔してどうしたの?悩みでもあるの?」
「桃ちゃん…実は」

数時間後、桃子は千聖の横で裸で寝ていた。
402 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:19
まさか生まれたままの姿を舞ちゃん以外に晒すなんて。
眠りから覚めた千聖はベッドに腰掛けてベッドの脇のテーブルに置いた
コップで水道水をごくりと飲んだ。
それから一糸まとわぬ自分の体をぼんやり眺めた。
シーツをまくりあげそこで隆起している一物に触れる。
ずっとクリトリスだと思っていたものがまさかちんちんだったとは…。
少し前に妙に大きいので心配になり、えりかちゃんに相談したことがあったが
半笑いで「大丈夫、クリちゃんだよ」と教えてくれただけだった。
愛理ちゃんには聞けなかった。怖かった。自分の無知をあざ笑われるのが。
ちっさーにはまだ早いよ。と小馬鹿にされるのが恐ろしかった。

シーツにくるまった桃子の寝顔を見る。
この顔に自分の汚らわしい体液がかかったのだ。
思い出した瞬間、その時感じた快感が自然と身体に蘇ってきた。
慣れた手つきで体液をぬぐい桃子は微笑んでいた。
「いっぱい出たね」と言いながら千聖の頭を撫でた。体液が頭についた。
その時の桃子はまるで聖母のようだった。
喜ぶかわからないけど今度なっきぃの顔にツバを吐いてみようかなと思った。
403 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:20
桃子の家を出てしばらく北の方角へ進んだがなんだか歩きにくかった。
右足と左足の間で何かが挟まれこすれている。ちんちんだ。
さっきよりも大きくなっているかも知れない。
気になって不作法だと思いつつ、つい触ってしまう。
気になるのでパンツの中を見たいがここでそんな事はできない。
自分が思ってる以上に大きくなっているかも知れないのだ。
大人のちんちんなんて見たことないウブな千聖なので
鼻血が出てしまうかも知れない。こんなところで出血したら
ティッシュはおろかハンカチも持っていないので対処が難しい。
「あ、あの子…」
千聖はわざとらしくひとりごとを言った。
国道を挟んだ向こうの歩道を歩いている少女。それは同じ学年で
一番の美少女とかつて言われていた菅谷だった。
菅谷は千聖の存在には気づいていない様子で歩いている。
クラスの男子が言っていた。菅谷はいやらしい女の子だよと。
おそらく男子の9割が性の捌け口にしているだろう。
それくらい菅谷は豊満な体をしていたのだ。
「あ、」
千聖は息を飲んだ。菅谷はさりげなく自然にしかし大胆に
自分の股間に触れていたのだ。
まさかあいつもちんちんが…。千聖の胸は高鳴った。
404 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:20
千聖は菅谷の後ろをまるで金魚のフンのように
付かず離れずの距離で尾行した。
そして人気がなくなった所で菅谷の肩を叩いた。dd。
「あら、誰かしら?」
「いやあ私だ。岡井ちゃんだ」
「あ、同級生の。こんにちは」
立ち話もなんなので千聖と菅谷は公園へ向かった。

ブランコをこぎながら愛理ちゃんの悪口を言い合う。
最初は言葉少なに愛理ちゃんをかばっていた菅谷だったが
次第に硬かった口が艶めかしく開き菅谷の意思とは関係なく
いやらしいモノがどんどんと溢れてきた。
そう。愛理ちゃんへの悪口が溢れてきたのだ。
「お金持ちで勉強が出来るなんて愛理のくせに生意気だよ」
「そうだ菅谷。いい事言った!」
「あの貧乳め。許せないわ」
菅谷はこれまで隠していた愛理ちゃんへの憎しみをぶちまけた。
千聖はにやりと笑った。この短時間で菅谷は千聖に心を開いたのだ。
あの事を聞く絶好のチャンスだ。
「そうそうりーちゃんってさ」
「なになに?」
「ブランコしたら股間がきゅーってしない?」
菅谷の顔色が変わった。千聖は確信した。
菅谷にはちんちんが生えている。
405 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:20
菅谷を脱がせるのは簡単だった。
パンツの中に蛇がいますよ。と言うと怖がりな菅谷は慌てて脱いだ。
そう。男はいつだって一匹の大蛇を腰に持っているのだ。
「蛇さんどこどこ?」
「りーちゃんもっとちゃんと見せてくれないとわからないよ」

気づけば日も落ちて薄暗くなっている。
野生児のような千聖だったがこう暗くてはさすがに見えない。
千聖は下半身を完全に露出した菅谷の前で屈んだ。
あ、もちろん菅谷は靴下を履いたままですので安心してほしい。

恥ずかしそうに身体をくねらせて股間を隠そうとする菅谷だったが
所詮は菅谷。千聖の敵ではなかった。手をゆっくりと剥がして見てみる。
ん?おかしい。ちんちんらしき物はなかった。
いやこれはきっとまだ勃起をしていないせいだろう。
千聖は桃子にされた事を思い出してみた。
「うふふ。ずいぶん大きくなってきたよ」
「え?どうしたの?うちまた太った?」
えーと確かこんな感じの事を言いながら小指で股間を撫でまわしてきた。
そして決め台詞だ。
「いまからお姉ちゃんが気持ちよくしてあげる」
406 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:20
菅谷とは同い年だし厳密には菅谷のほうが生まれたのは早いので
本当は自分が妹キャラでないといけないのだが
こういうのは雰囲気が大事なので仕方ない。
菅谷をベンチの上に寝かせると千聖はゆっくりとした手つきで
菅谷のイチモツを握りたいわけだがそれどういう訳か無いので困った。
とりあえず握ったふりをしてみる。エアちんちん。
「ふふふ。こんなに大きいの桃のお口に入るかな」
「ちっさー?ももって?何言ってるの?うちを食べる気?」
ええーと。あまり賢くないので記憶違いかも知れないけど
確かこんな感じで桃子は迫ってきたはずだ。
「いっぱい気持ちよくなってね」
と言いながら菅谷の股間にペッペとツバを吐く。
千聖の吐き出した唾液が水銀灯の薄明かりの中で怪しく光る。
「どう?気持ちいい?感じてる?」
「どっちかって言うと気持ち悪いよ」
「え。おっかしいなあ」
407 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:21
散々小言を言われて菅谷と別れた。
桃子にしてもらったのと同じように菅谷にしてみたが
どうも評判が良くなかった。むしろ不愉快だったようだ。
人に喜ばれようと思って喜んで貰えなかった時の残念さを胸に
千聖は家に帰ってふて寝した。

さっさと寝るつもりだったが眠れない。
目を閉じると菅谷の下半身が思い出されて体が熱くなる。
なにか自分の中で爆発してしまいそうだ。
桃子にまたあの時のようにしてもらいたい。
だがそれは出来ない。あの時、桃子は無料でしてくれたが
次回からはきっと有料サービスになるだろう。
幼いきょうだいを抱える岡井家にはそんな余裕はなかった。

千聖は布団から出て靴を履き外に出た。
こんな時は運動だ。走ればきっと忘れられる。
千聖はとりあえず5kmほど走る事にした。
408 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:21
千聖は走った。全力で走った。途中で休憩した。
公園で大きく息を吸い吐き出す。
駄目だ、こんなに走ったのに菅谷の股間が頭から離れない。
もしかして恋をしてしまったのだろうか。菅谷の股間に。
いや自分にはまいまいという大事な人がいるんだ。
千聖は再び走り出した。まだ見ぬ地平に向かって。

町内を何周かしてまた公園に戻ってきた千聖はベンチに座った。
はあはあと息が乱れる。まるであの桃子との夜のように。
あの夜のように体液があふれだす。あ、もちろん汗ですよ。
そして自然とあの夜が思い出された。
「あぅ、桃ちゃん駄目だよ。あああぅ」
「きゃー。うふふ、もう終わり?早いんだからもう」

「こんばんわ。結構早いんだね」
え?心の中を読まれたのか?
慌てて顔をあげると知らない女の子がいた。汗まみれだった。
「時々追い抜いてたんだけど気づかなかった?」
確かに桃ちゃんに抜かれるのは早いかも知れないが追い抜いただと?
馬鹿な?千聖はこう見えて長距離走で負けた事はない。
持久走で負けたくないとか言ってて負ける奴とは違う。負けないのだ。
409 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:22
「あんたは?」
「私?私は矢島。まいみぃって呼んでね」
誰が呼ぶか。千聖は立ち上がって矢島を指さした。
「やじまん!どっちが早いか勝負だ!」

矢島と勝負する事になった。
「持久走でも短距離走でもなんでもいいよ」
涼しい顔で矢島は言った。汗まみれだったけど。
男子顔負けの運動能力を持つ千聖だったがどうも矢島はその上を行くようだった。
無駄な贅肉など一切無い人体模型のような矢島の美しい体を見ていると
とても勝てる気がしなかった。っていうか矢島って男じゃないか?
これだけ筋肉質で胸がぺたんこだったらちんちんが付いていないはずがない。
そうなれば話は早い。矢島と戦う種目が決まった。
「やじまん勝負!先に出した方が勝ちだ!」

千聖は目を閉じて桃子の事を思った。
あの夜がすべてを変えてしまったのだ。
目を開けるともうすでに矢島が硬い物を握りしめて
ガーっという勢いでこすっていた。
すごい。こんな風にしてやるのか…。
千聖は身動きひとつ出来ずにその様子を固唾を飲んで見ていた。
「あう、出る…でたー」
おめでとうございます。スクラッチで特賞が出ました。
矢島さんの勝ちです。
410 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:22
矢島とコンビニに行って特賞を受け取る。
「はい。ちっさーあげる。特賞だからきっといいものだよ」
「ありがとう舞美ちゃん」
舞美ちゃんは良い子だなあ。千聖は舞美ちゃんにお礼を言った。
舞美ちゃんは笑顔でまたどこかへ走っていった。

家に帰ろうと歩いていると公園に人影があった。それもふたつ。
その二つの影が水銀灯に照らされてまるで影絵のように動いていた。
帽子を脱ぎ抱擁しあうふたり。
千聖の股間のセンサーが反応する。これはエロスの予感だ。
思わずゴクリと唾をのみ込んだ。
「みや…好きだよ」
「さき…大好き」
先が大好き?桃子の甘いささやき声が脳裏に蘇る。
今から桃子とのあの夜のような事が行われようとしているのだ。
思わず特賞の箱を落として小膝叩いてにっこり笑った。
411 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:22
千聖が見守る中見つめあうふたり。その名もみやとさき。
みやはさきのご飯を食べたりする器官に向かって
これまた縦笛などを吹くのに使う器官を押し付けた。
さきは嫌がっている様子はなくむしろ嬉しそうである。
よく見ると互いの口がもぞもぞと何かを食べているかのように動いていた。
なんと恐ろしい。こやつらは人肉を食らう野蛮人だ。
人としてこのような蛮行許すわけにはいかない。

「こら−」
「きゃー」
さきと呼ばれていた短髪の女はゴキブリのように逃げた。
なぜ女とわかったと言うと小さなポーチを持っていたからだ。
男はそんなものは基本的に持ち歩かないのだ。

逃げ遅れたみやと呼ばれていた女は
てめー良いところだったのに殺すぞ。と千聖をなじった。
なぜみやと呼ばれた女を女と思ったかというと髪の毛が
長かったからだ。だがおかしくはないか?
みやはポーチは持っていないし、女の子がこんな汚い言葉使いをするだろうか?
というか女の子が女の子にキスしますか?しませんね。
千聖は毅然とした態度でみやを指さして言った。
「貴様…ちんちんが生えているな!」
みやは動揺した顔をした。これは核心を突かれた時の表情だ。
412 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:22
みやが逃げようとした瞬間、千聖は飛びかかった。
そして、いやらしくない意味でもみ合いになった。
もちろんいやらしいほうの揉みあいをしたい気持ちもあったが
残念ながらみやにはおっぱいなんて器官は存在しなかった。
自信が確信になる。これで男でないはずがない。
みやは必死で抵抗したが所詮は雅ちゃん。
基本的にみやが何かを必死で頑張るなんて事はありえないのだ。
最後には両手を抑え込まれベンチの上に寝かされた。

千聖がみやの大事な部分に触れるとみやはビクンと反応した。
千聖は桃子に弄ばれたあの夜を思い出さずにはいられなかった。
あの日、桃子に囁かれた甘い言葉が千聖の口から自然と出てくる。
「うふふふ。こんなに大きく硬くしちゃって」
「べ、別に普通だもん」
そうだ、あの日の千聖もこんな風に強がっていた。
だが強がってられるのも今だけだ。
「気持ちよくしてあげるね」
413 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:23
千聖は小指をペロリと舐めてゆっくりと焦らすように
みやの大事な部分の先っちょに触れた。
その瞬間みやの体はビクンと反応した。
「どうしたの?うふふ」
千聖の言葉にみやは顔を赤くしたまま答えなかった。
だが口で答えなくてもその表情がすべてを物語っていた。
千聖はまるで小指を生き物のように動かしてみやの身体の上を這わせた。
自然とみやの呼吸が荒くなってゆく。

「うふふふ。どんどん大きくなってるよ」
「う、うそ…そんな…」
「じゃあ自分でその恥ずかしいほど大きくなったものを見てみなさい」
「み、見れないよ…」
「んもう、困った子ね。じゃあお姉さんが手伝ってあげる」
千聖はポッケから手鏡を取り出した。
「ほうら見て見なさい。自分の恥ずかしい場所を」
ああ、なんて恥ずかしい。こんなに大きくなってるわ。
そうでしょ。うふふ。いやらしく反り返ってるわ。
ああ、だめえ恥ずかしい、っててめえ。全然大きくも長くもなってないし。
なってるよ。ほら凄い顎だよ…うわやめろ。ぐぎゃー。
414 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:23
目を開けると見知らぬ天井が見えた。
起き上がろうとすると声も出ないほどの激しい痛みが襲ってきた。
「あいたたた」
「あ、ちっさー、寝てないと駄目だから」
この声は?見るとそこにはなっきぃが居た。めんどくさい。
「なんでなっきぃが居るの?」
「なぜならここは中島さんの家だからよ。いま朝食を作ったから食べて」
どうやらここはなっきぃの家らしかった。
どうしてこうなったんだ?確か昨日はみやにしばかれて…
「もしかしてなっきぃが?」
「うん。まさかあんなところでちっさーが寝てるなんて思わなかった」

わざわざ家まで連れ帰ってくれたのだ。もちろんそれだけじゃない。
なっきぃはベッドで寝ている千聖のために甲斐甲斐しく
フライパンでベーコンを炒めそこに卵を割ってコショウを振りかけていたのだ。
あんなにまいまいと一緒に虐めたのに。
「なっきぃ…いやさギョカイ」
「なっきぃでいいよ」
「ギョメンね」
「ごめんねでいいよ」
415 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:23
なっきぃって良い子じゃん。千聖は反省した。
思えば別になっきぃを多少虐めていたのだって嫌いだからではなく
まいまいがなっきぃをシメようぜ。と言ってきたからだった。
たまにこいつ自己陶酔しやがってウゼエとか思わない事もなかったが
こうして御飯を食べさせてくれるんだから良い子じゃないはずがない。

と思ったが本当にそうだろうか?

千聖は今ふと自分の全身を見て見たがジャージを脱がされていた。
つまり下着姿で寝かされていたわけだ。
なっきぃは服にシワが付いちゃうからだ。と言い訳したが
ジャージでそんな事を普通気にしますか?しませんよね。
という事はなっきぃは何かの意図があって服を脱がせたわけだ。
考えてください。あなたが意識不明の誰かの服を脱がすとして
その時、股間に触れますか?そう当然触れて観察もします。
という事はなっきぃは千聖のちんちんに気づいています。



奴 は 千 聖 の ち ん ち ん の 存 在 に 気 づ い て い る の だ

416 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:24
男だと気づいていて家に泊めるという事はどういう事か?
奴は誘っているのだ。
そのいやらしい体で千聖を虜にしてしまおうと企んでいるのだ。
エプロン姿で料理をするなっきぃは裸エプロンを連想させた。
これはどう考えても誘っている。

「どうしたの?熱いうちに食べてね」
そうなっきぃの卑猥な唇が動いた。
いやむしろ食べさせてやりたい気分だぜ。
「なあ、なっきぃ。いやさ中島」
「だからさあ、なっきぃでいいから」
「おーい中島、野球をしようぜ」
千聖はにやりと笑って股間からバットを出した。

なっきぃの悲鳴が家じゅうに響いた。
その心地よい声色が千聖のバットを黄金バッドにする。
「来ないで!大声出すよ!」
「どうぞ。ただし誰かが来て恥ずかしい姿を見られるのは誰だろうね」
なっきぃは半泣きになって部屋の中を転がるように逃げる。
下半身を露出したまま千聖は一歩ずつゆっくりと後を追った。
なっきぃにちんちんを見せる事がこれほどの興奮を産むとは…。
千聖は神とちんちんに感謝した。
そしてついに千聖はなっきぃを部屋の隅っこらへんに追い詰めた。
417 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:24
うつむいて座り込んでいるなっきぃの髪の毛を掴み無理やり
顔をあげさせる。そして間髪を入れずにちんちんを見せつけた。
なっきぃは顔を赤くして顔をそむけるかと思ったがそうではなかった。
しばしちんちんの長さ太さ硬度や色を確認すると鼻で笑った。
失笑したのだ。この程度のものを自慢げに見せつけようなんて
ちょっとアタシに失礼じゃないの?とでも言わんばかりに。
屈辱。千聖はなっきぃに屈服させられ辱められたのだ。
許せない。早く失ったプライドを取り戻さなければ自分の中の
何かが壊れてしまう。

千聖はふと気づいた。
まさかこの女…ちんちんを見慣れているのか…?
「なっきぃさあ、見慣れてるみたいだけどもしかしてお父さんとお風呂入る?」
なっきぃはそんなわけないじゃん。だってもう17歳なんだよと言った。
千聖はやっと理解した。最近すっかり色気づいてると思っていたが
なっきぃがそんな人だったとは知らなかった。
千聖はなっきぃを押し倒して言った。
「てめえ…さっさとその自慢のちんちんを見せてみろ!」
418 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:25
強引になっきぃのエプロンを引き剥がしきれいに折りたたむ。
小さいきょうだいが多いのでこういうのは手慣れたものだ。
そしてなっきぃの下着に手をやる。

なっきぃが必死で抵抗してくるが所詮はなっきぃ。千聖の敵じゃない。
鼻の穴に指を突っ込んでやったらおとなしくなった。
「たふけへ…くはいはん…」
泣きながら何かを言っている。何を言っているかわからないと
話の進行に支障が出るので鼻から指を抜いて指についた体液を
なっきぃの服でぬぐう。はいもう一度。
「助けて熊井ちゃん!」
「ぐへへ。熊井ちゃんなんてこねえよ!」
「呼んだ?」
なんだ居たのか。部屋の柱と思ってたら熊井ちゃんだった。

「んもう。なんでもっと早く助けてくれないの?」
「だってなっきぃ、うちに助けてって言ってくんないし」
「雰囲気でわかるじゃん!ほかに誰も居ないしさ」
目の前で言い合いが起こっている。やれやれ。
とりあえず食べ損ねてた朝飯でも食おう。
419 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:25
なっきぃお手製の朝食は少し冷めていたが不味くはなかった。
かと言って美味しくもないが食べられない味ではなかった。
食べながらなっきぃと熊井ちゃんを見ていたが本当に仲が良い。
不思議なものでこういうのを見ると仲を裂きたくなる。
なっきぃはちょっと不幸くらいが似合うのだ。
「ねえ、ちょっと熊井ちゃん」
「なになに?どうしたのちっさー」
熊井ちゃんが小走りで駆け寄ってくる。でかい。
近くで見るとさらにでかい。
こんなにでかい生物がこの世に存在したのかってくらいでかい。
本当に女の子なのか…?まさか。いやそんな。
「ねえ、なっきぃ。質問だけど熊井ちゃんって大きいの?」
「うん。すっごく大きいよ」
間違いない。熊井ちゃんは巨根だ。

千聖は熊井ちゃんの前でしゃがみこむとくるぶしの辺りを撫でた。
これは推測にすぎないが熊井ちゃんの性器は股間にはない。
数年前から今にかけてこれだけ急成長した理由はひとつ
熊井ちゃん自体がちんちんなのだ。全身性器なのだ。
思春期を迎え膨張をしているのだ。
その証拠にくるぶしを撫でると熊井ちゃんは声を漏らした。
感じているのだ。
420 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:25
よく亀頭=頭と勘違いする人がいるがそうではない。
頭を撫でられるのと足の裏をくすぐられるのではどっちが
くすぐったいかを考えればわかるだろう。
敏感なのは足の裏だ。
髪の毛は陰毛に当たると考えればよりわかりやすいだろう。
つまり熊井ちゃんを攻めるならば足の裏だ。
熊井ちゃんにお願いして靴を脱いでもらった。
もちろん足の裏をくすぐる…いや愛撫するためだ。

熊井ちゃんの足の裏。いやここでは亀頭にならい熊頭とでも呼ぼうか。
そこを小指で撫でると熊井ちゃんは甘い声を漏らした。
千聖は桃子に体で教わった通りにしていたのだがその様子を
遠目に見ていたなっきぃが怒りだした。
「だめ!そんなんじゃ熊井ちゃんは気持ちよくないから」
どうやらなっきぃは熊井ちゃんの撫で方にはそれなりの拘りがあるらしく
手取り足取り指導してくる。しまいに岡さんそれじゃ駄目だよと
言ってきて誰が岡さんやねん。今わしは熊井ちゃんを犯してんねんと
言い返すのすら面倒臭くなってきた。
いや本当になっきぃは面倒くさい。
421 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:26
なっきぃの言う事を無視して自己流で熊井ちゃんを撫でまわす。
あまり経験が多い訳ではないので自信はなかったが
その表情から察するにそれなりに好評のようだった。
熊井ちゃんは恥ずかしそうに照れ笑いしながら千聖の愛撫を受け入れた。

その様子を歯ぎしりして見ているのはもちろんなっきぃ。
自信満々でレクチャーしたのに千聖に完全に無視されたという時点で
相当腹が立つ。その上、熊井ちゃんはなっきぃには見せた事のないような顔で
千聖に身を任せているのだ。許せない。
「ちょっとどいて!」
「あべし!」

千聖を突き飛ばすとなっきぃは熊井ちゃんの前にかがみこんで
お手本を見せてあげる。これが正しい熊井ちゃんの愛し方だと言った。
なっきぃは熊井ちゃんの長く美しいスネにくちづけをした。
熊井ちゃんが思わず喘ぎ声を漏らす。
サオを責めているのだ。やはり膝の裏あたりが裏筋なのだろうか?
千聖は思わず唾を飲みこんで手に汗を握ってついでにちんちんも握った。
422 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:26
「んんっ…熊井ちゃんの味がするよ」
「ああっ駄目だってなっきぃ。そんなところ舐めちゃ駄目だって」
もう我慢できない。千聖は硬くて細長くていやらしいアレを取り出した。
携帯電話のカメラで撮影しようとしたのだ。あいにく千聖の携帯は壊れていた。
舌打ちしてベッドに投げつけた。

「んんっ美味しいよ。熊井ちゃんの膝小僧美味しいよ」
え?千聖に衝撃が走る。小僧=男=ちんちんと考えるのが自然だ。
つまり熊井ちゃんのちんちんは膝にあったのだ。
千聖の愛撫の仕方をなっきぃが否定したのは当然かもしれない。
いやあ膝小僧を責めるってのは思いつかなかったなあ。
なっきぃの唾液で熊井ちゃんのヒザがなまめかしく光っている。

目の前で起こっているみだらな行為を見て千聖はもう限界だった。
千聖は駆け寄って後ろからなっきぃの肩を掴んだ。
もうなっきぃでいいや。そんな気分だった。
千聖は激しく腰を動かしてなっきぃの背中に何度も打ちつけた。
それは知識ではなく本能がもたらした行為だった。
「あっ、んっ気持ちいいよ!なっきぃ!」
「あのーちっさー。さっきから痛いんだけど」
なっきぃの声はもう千聖には届かなかった。
423 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:26
はあはあと千聖の息が乱れている。
また走ったのか。いやそうじゃない。興奮しているのだ。
いや多少先走りなどがあったかも知れないがそれはそれだ。
今、千聖はなっきぃの背中で絶頂を迎えようとしているのだ。
もちろんその際に言う言葉は決まっている。「背中に出すよ」だ。
これで快感が7割増しになるのを千聖は本能で知っているのだ。
本当は中に出すよ。のほうが気持ちがいいが熊井ちゃんに
「中じゃなくて背中でしょ」と注意されたら面倒くさい。

しかし千聖は何度腰を振っても果てる事ができなかった。
理由はわかっている。どうにもこうにも集中できないのだ。
妙な視線を感じると思って周囲を見ると見下した感じで
熊井ちゃんがこちらをガン見していたのだ。
そんな殺し屋のような目で見られたら怖くて発射できないではないか。
性交中と排泄中は襲われやすいので気をつけねばならない。
少し萎えながら反復運動をしていると焦れたのか熊井ちゃんが動き出した。
「山の熊井ちゃん動きし時、乱世が治まらん!」
なっきぃはそう叫んだ。
結局、乱世が治まるのか治まらないのかよくわからない千聖であった。
424 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:27
熊井ちゃんが一気に襲いかかってきた。
普段の千聖なら簡単にかわせるのだが熊井ちゃん相手では
どうも遠近感がおかしくなるようで簡単に捕まってしまった。
あっと言う間に床に倒されてしまったのだ。
この程度の抑え込みなら払いのけるのは簡単だったが
それだと熊井ちゃんを嫌っているみたいでイメージが悪くなるし
ストーリーの進行に支障が出てはまずい。
ゆっくりとぐだぐだな感じで熊井ちゃんが千聖の上にまたがる。
「うへへへ、ちんちん」
笑っている。熊井ちゃんが狂っている。気が違っている。
千聖のちんちんを求めているのだ。誰が?熊井ちゃんが。
バカな。熊井ちゃんは男の子だ。それなのになぜ?
なぜちんちんを求めているのだ。

ここで考えられる可能性はふたつある。


A 熊井ちゃんは実は女の子で欲求不満な淫乱だ
B 熊井ちゃんは実は男の子で男の子が好きな淫乱だ。

425 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:27
熊井ちゃんがちんちんを求めている。
熊井ちゃんの性別が男か女かで状況は大きくかわる。
もちろん女だったら嬉しいのだが男だったら何をされるのか。
期待と不安のはざまで千聖は身動きが出来なくなった。
千聖はこんな時どんな顔をすればいいかわからなかったので
笑ってみた。熊井ちゃんも笑っていた。
愛らしいはずの熊井ちゃんの笑みが今日はなんだか怖い。
「ちんちん!ちんちん!」
キラキラした目で無邪気に千聖におねだりする。
仕方ないちんちんを出すか。
あの娘ぼくのロングなのを見たらどんな顔するだろう?
いや違うか。ロングなあの娘ぼくのちんちんを見たらどんな顔するだろう?
いやまあどっちでもいい。
それにしても熊井ちゃんのちんちんは大きそうだ。勝てるかな?
もしそういう勝負になるなら大きさ以外で勝つしかない。
千聖はパンツの中に手を入れそっと皮をめくっておいた。
426 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:27
一気に行く。一気に行くしかない。
千聖は素早く脱げるようにジャージの紐をほどいた。
きっとこの戦いはどちらも無傷では終わらないだろう。
なっきぃは次に起こるであろう惨劇を想像し顔を手で覆った。
そして指の隙間からじっくり千聖の下半身の様子を見守った。

「いくぜ熊井ちゃん…」
「ちんちん、早くちんちん…あれ?どうしたのミント?」
ミント?何を言ってるんだ。
あいにく我がちんちんはそんなさわやかな匂いはしない。
「ミントじゃないの?帰ってきてくれたんだよねミント?」
「も、もしかして熊井ちゃんはちっさーの事を
数日前に家から逃げ出したミントと勘違いしているのか!
そしてミントの得意な芸であるちんちんをさせようとしているのか!」
となっきぃが説明してくれた。
愛犬を失った絶望感が熊井ちゃんを狂わせたのだ。


1 誰が犬やねん。岡井ちゃんだ私は!
2 やあ僕はミント!熊井ちゃん会いたかったよ!


もちろん答えは決まってる。気の毒だが本当の事を告げるしかない。
正解は1番だ。
「ワンワン」
「わーやっぱりミントだった。エンジョイ!」
千聖は熊井ちゃんに抱きかかえられてどこかへ連れ去られてしまった。
427 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:28
熊井ちゃんの家に居候してもう3日になる。
学校から帰ってくると熊井ちゃんはまっさきに千聖の元へ向かう。
そして学校であった話を楽しそうに話すのだ。
問題はその話がまったく面白くなくオチも無い事で
千聖は愛想笑いをするのに疲れてしまった。
簡単に外せる首輪をつけられてるだけなので
逃げてしまおうかと何度も思ったがここは冷暖房完備だし
食事も三食出るので無理に家出する気にはならなかった。
それに熊井ちゃんがまたミントが居なくなったと悲しむ事になると思うと
千聖はもう少しだけ熊井ちゃんの家に居ようと考えてしまうのだった。

ジャージは若干臭くなってきたけど衣食住はそれなりに整っている。
しかし千聖が求めてるものでただひとつ足りないものがあった。
もちろんそれはいやらしい物だ。
もう千聖の下半身は爆発しそうだった。
熊井ちゃんの寝顔で興奮出来るなら話は早そうだが
あいにく熊井ちゃんにはいやらしさのかけらもないし
話はそう単純でもないのだ。夜になると熊井ちゃんは眠る。
その隙に桃ちゃんの事を考えて自慰行為が出来ればいいが
困った事に夜になると千聖が逃げ出さないように警備員が
熊井ちゃんの家にくるのだ。
熊井ちゃんが茉麻と呼ぶそいつは丸太のような腕をした化け物だ。
間違いなく男。間違いなく巨根だ。
時間がない。早くこいつを倒さなければ下半身が爆発してしまう。
428 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:28
夜になった。熊井ちゃんの寝息が聞こえている。
千聖は熊井ちゃんが眠るベッドの下らへんで寝ていた。だが眠ってはいない。
寝たふりをして茉麻に隙が出来るのを待っているのだ。
だがしかし薄眼を開けて見るとちび電の薄明かりの中で
茉麻は仁王のように目を見開いている。
恐ろしすぎて千聖は震えがとまらなかった。
「おい、ミント」
びくんと千聖の身体が反応する。
「起きているんだろう」
千聖は答えなかった。

茉麻が音を立てないようにゆっくりとした足取りで近づいてくる。
「寝たふりか。まあ下手に暴れられるよりはいい」
茉麻はそう言いながら千聖の布団の中に手を入れてきた。
そして千聖の下半身をまさぐるとやがて千聖の敏感な部分にたどり着いた。
茉麻の指先がそっと触れるだけで千聖は小さく声を漏らしてしまった。
「なんだ、やっぱり起きているのか。まあそのほうが話は早い」
茉麻が千聖の耳元に口を寄せてつぶやく。
「もう我慢できないんだろ?正直に言ってごらん?」
千聖は勇気を出して目を開けてみた。
茉麻はお母さんのような優しい顔だった。
「ミント…いっぱい出していいよ」
急に茉麻が怖い仁王様ではなく優しい仁王様に見えてきた。
429 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:28
「か、勘違いすんなよミント。べ、別にお前が好きだからやってんじゃないぞ。
お前がおかしくなったら熊井ちゃんに迷惑がかかるからな」
茉麻は目をそらしながらそう言った。
「おかしくなるってどうおかしくなるの?」
千聖の質問に茉麻は女の子に言わせんな、と言って顔を赤くした。
男みたいな言葉使いだがどうやら女の子のようだ。

うっかり書き忘れたが茉麻が千聖をミントと呼んでいるのは
千聖がミントに見えているからではない。
熊井ちゃんが千聖をミントと思っているのでそれに合わせているだけだ。
たとえば熊井ちゃんが黒だと言えば黒だと合わせてあげるし
熊井ちゃんが176pと主張すればそういう事にしてあげる。
茉麻はそういう優しさを持つ女なのだ。そう、茉麻は女なのだ。
千聖は最初は茉麻を男だと思っていたが
こうして優しく愛撫された事によりそうではないとわかった。
この包み込むような母性はまさしく女性特有のものだ。
430 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:29
桃子のように小指だけでなく手のひらまでも巧みに使い
千聖の身体を昂ぶらせてゆく。
「ほら、どうだ我慢できないだろ?ん?」
千聖は甘くせつない下半身のわななきを抑えきれそうになかった。

「も、もう我慢できないよぉ」
腰をくねらせて茉麻にしがみつく。
「ふふ。しょうがない子ね」
茉麻が千聖のジャージをゆっくりとした手つきで脱がすとそこには
ちっさーのでっかーがあった。
「まだ出しちゃ駄目だからな。出すなら…ここで」
千聖はごくりと唾を飲みこんだ。
「やり方はわかる?お姉さんが教えてあげようか」
やり方は知らない事はなかった。しかしここはあえて
知らないフリをするべきだろう。
「知りません」
「じゃあ教えてあげる」
431 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:29
茉麻は千聖を焦らすようにゆっくりとした手つきで準備を整えた。
「ふふ。ここに千聖の恥ずかしいものが入っていくんだよ」
もう。耐えられなかった。飛び掛かるような勢いでまたがると
腰を一気に密着させる。
「あああぅ。出るぅ」
ドドドドドっ。と凄い勢いでおまるいっぱいにうんこが出たよ。
「いっぱい出たね」
茉麻に褒められて千聖は恥ずかしそうに笑った。


「うーん、うーん」
「ちっさー大丈夫かな?さっきからうなされてるみたい」
「トイレに入ってる夢みてたりして」
…まさか?いや千聖ならやりかねない。慌てて千聖を揺り動かす。
432 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:29
「あれ?ここは?」
千聖が目を開けると舞美ちゃんとえりかちゃんと愛理と
舞ちゃんとなっきぃが居た。
「みんな何してんの?」
みんながあきれ顔で口々に言う。
どうやら今日はパーティの準備で集まったのに
遅刻した上に寝ていたらしかった。
「今日って…なんのパーティだっけ?」
千聖の寝ぼけっぷりにまいまいが舌打ちをする。
あ、違う。目の前に御馳走があるから舌鼓だ。
「もしかして今日って…」
ようやく状況を理解してきた千聖にえりかちゃんがウインクして囁いた。
「クリちゃんだよ」
そう今日はクリスマスなのれす。
433 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:30
おしまい
434 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/01/20(木) 21:31
桃子は岡井ちゃんに筆下ろしさせてあげたよね
ttp://toki.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1288576341/

ここで書いたやつを加筆訂正して強引に終わらせました。
気が向いたらまた更新します。
435 :ななしいくさん :2011/02/23(水) 16:02
川*^∇^)||<おちんちん見せたい顔からおちんちん見せなさいよ顔になってしまったなっきぃ
436 :ななしいくさん :2011/02/26(土) 01:06
はじめまして!
こんな才能が飼育に埋もれてるなんてもったいない!!
というわけでもっと書いてくださいおねがいします
437 :岡井ちゃんをめぐる冒険 :2011/02/27(日) 20:25
>>436
ありがとうございます!
他にもスレがあるんで探して読んでください!

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