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砂糖をあなたに

10 :三話 :2018/08/10(金) 23:06


しかし、大きな問題があった。

石田さんはどうやら私のことが苦手らしい。

それも、ちょっとではなく盛大に。
もともと、同年代の女の子に好かれにくい自覚はあったが、流石に好きになった人からそう思われてしまうのはへこむ。

スキンシップのつもりで抱きついたのが拍車をかけてしまったらしく、近寄ると警戒されるまでになってしまった。


しばらくは、これ以上近寄ると嫌われるかなどうかなとフラフラ近づいたり離れたりと石田さんとの距離に迷っていた。
そんな時、生田さんに「小田だけじゃなくて、実はあゆみちゃんも小田のこと気にしとーよね。」と言われてハッとした。

無関心でないのならそれでいい。
好意でも悪意でも嫌悪感でも、私に関心があるのならそれはチャンスだ。
むしろ元が悪ければ、それが好意に変わった時に最初から好意をもたれた時よりももっと良く思われるはずだ。
真面目な石田さんのことだから、一生懸命にお仕事を頑張っていればそのうち必ず認めてくれる。
認めてくれた時に石田さんの心をどれだけ小田が占めているかで、好意の跳ね上がり方は変わる。
ならば、とことん気になる存在になってやろう。石田さんに私の存在を少しずつ貯めていこう。
それとわからないように、ゆっくりこっそりと。


砂糖が麻薬とは誰も思わない。
でも麻薬のようなものだという説がある。
そんな砂糖のようにゆっくりゆっくり石田さんを侵食していこう。




気がつけば砂糖漬けの石田さんができあがってたりして。
めちゃくちゃ甘いんだろうなぁ。
ふふ。石田さん、覚悟しておいてください。
私、本当に欲しいものはどれだけかけても手に入れるので。


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