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ボクとキミの物語

1 :L.O.D :2015/09/22(火) 12:19
しぶでかつたけを書いても反応がないっ!!
可愛いりなぷーと悩めるタケちゃんのお話。
2 :L.O.D :2015/09/22(火) 12:20
「ボクの悩み」



LINEの返事が来ない。
たったそれだけのことなのに。
なんでこんなに不安になるんだろ。
既読もついてない。
携帯を置いたまんまなんかしてると思えないのに。
それにこの時間はお気に入りのドラマをやってるから
絶対、携帯を片手に持ってるはず。
そこまで分かってるから
自分のLINEが読まれてないのがなんでか気になる。

「うああぁぁぁぁああああああ」

朱莉はベッドの上でゴロゴロ転がるが
一旦止まると、部屋はシンと静まり返る。
着信を知らせる音はならない。

「りなぷーのばかー」

呟いてみても、それは届かない。
というか、自分のメッセージが届いてない。

「うー………なんか音楽聞こ………」
3 :L.O.D :2015/09/22(火) 12:20
なんとなく探って、iPodから聞こえてくる重低音。
グングン走るベース音に叫ぶようなボーカル。
そういえば音楽の話ってしたことないなぁ。
今度、移動のバスでいっつも何聴いてんの、って聞いてみようかなぁ。
部屋にかかったいくつものキャップ。
一個買ってから、次々に増えていった。
今度デートする時に、りなぷーにも同じような服着てほしいかも。
大きめのヤンキースのユニフォームと黒のバッシュとか
ぜってー似合うと思う。
けど、持ってないだろうなー。
自分の服、あげちゃおうかなぁ。
って、ずっとりなぷーのこと考えてる。
初めは、自分でもよく分からなくて
そんな経験が無くて
だって、女の子だし
でも、ライブをしてる時に、目が合って
その時歌ってた歌詞に気付かされた。
これって恋なんだって。
それからはすっげー悩んだ。
言ったら、引かれんじゃないかなって。
けど、竹内君とかやらされて
それって自分の台詞なのか、自分の言葉なのかごっちゃになって
いつの間にか一緒にいるようになって

「なんで泣いてんだろ、朱莉………」
4 :L.O.D :2015/09/22(火) 12:21
頬を伝う涙に気付く。
全然そんな曲じゃないのに。
曲じゃなくて、りなぷーのことを考えてるだけで泣けてきた。
なんか女々しくて、こういうの好きじゃない。

「うー………」

と言っても、めっちゃ返信が来ないの気にしてる。
なんか怒らせるようなこと言ったかなぁ
ばふんと枕に顔を埋める。
イヤフォンから漏れる音楽。

「電話しよ………」

思い立って、携帯を手に取り、コールする。
通話ボタンを押してもいつまでも鳴りっぱなしで繋がらない。
どうしようと思ったその時、声が聞こえた。

『はーい』

「出た!」

『かけてきたの、朱莉でしょ』

「そうだけど………全然返信くれないから」

『あー、ごめん。お風呂で寝てた』
5 :L.O.D :2015/09/22(火) 12:21
体から力が抜ける。
いっつも見てるドラマも忘れて寝ちゃうなんて、なにしてんだよ。

「生きてる?」

『死んでたら、電話出てないよ』

「そっか!」

『もー、一旦、お風呂上がってもう一回かけるね?』

「今、お風呂なの!?」

『うん、ずっと携帯鳴ってたから、ママが持って来てくれた』

「あ、うん、分かった。電話待ってる!」

『ごめんねー』

通話が途切れて、ベッドの上で何故か座り直してた。
良かった、怒ってたとかじゃなかった。
マジで不安になってた。
電話の向こうの声は少し反響してて
声がふわふわして聞こえた。
お風呂ってことは、電話の向こうのりなぷーは………つまり。

「こんなこと考えるのおかしいのかなぁ」

ぼそりと呟く。
タケちゃんの悩みは尽きない。
6 :L.O.D :2015/09/23(水) 20:46
「Bad smoking」




「あー………」

自分の持ち物を覗いたら、お気に入りのリップがないのに気付いて辺りを見回した。
ちょうど隣に、朱莉の鞄があった。
黒いエナメルにいっぱい鋲のついたロックなやつ。
リップくらい入ってるだろーと思って
覗きながら、ごそごそしてたら鞄の奥に何か四角いケースがあった。
興味本位で、ジッパーを開けるとそこにはタバコが入ってる。
一瞬、動きが止まったけど、即座に鞄の奥にしまい込んで
鞄も元の位置に戻した。
心臓がばくばくいってる。
見ちゃいけないものってこんなに側にあるんだ。
朱莉のことはなんでも知ってると思ってた。
見つかったらヤバいのに、どうしてだろう。
楽屋に本人の姿は無い。
鞄の中を見たことを正直に言うべきだろうか
息を吸う。
みんな何も変わらずに過ごしてる。
誰か知ってる?
あたしが知らないことをみんなが知ってるはずがない。
いてもたってもいられなくなって楽屋を飛び出す。
いそうなところをばたばたと探したけど、どこにも見つからなくて
非常口の扉を開けたら、建物の裏側に繋がってて
コンクリートで出来た階段に朱莉は座ってた。
7 :L.O.D :2015/09/23(水) 20:47
「あ、りなぷー」

「じゃないっ!」

自分が出した声が思っていたよりも大きくてビックリした。
扉を閉めて、朱莉の横に座る。
何が起きたのか知らないから、本人はきょとんとした顔だ。

「なになに、どした」

「どうしたじゃない!」

「え、なに?」

「ごめん、まず謝る、リップ見つからなくて、朱莉の鞄覗いた………
そしたら、鞄の奥に………その………タバコ………」

「あー………そっか、うん………」

歯切れの悪い気まずそうな言葉が並ぶ。
やっぱり分かってるよね。
やめたほうがいいよ、って言うべきだ。
自分の指が震えてるのが分かる。
もし誰かに見つかったら、どうなる。
こうやって横に座ってるのに、朱莉がいなくなっちゃうかもしれない。

「ダメ………だよ?」

「そう、だよね………うん」

「どうして、その………」

「いや、全然……ただ………」
8 :L.O.D :2015/09/23(水) 20:47
かっこいい、かな、って。
バツが悪そうに呟く姿はまるで怒られた子犬みたいで
手を伸ばして、くしゅくしゅと頭を撫でた。

「ちゃんとかっこいいよ?」

「ん」

「まぁ、分かるけどね、なんかそういうの………
でも、バレない訳ないでしょ、隠し事」

「うん」

「朱莉のかっこいいとこは、あたしが認めてあげてるから大丈夫」

朱莉の指を掴んだ。
小指だけ、ぎゅぅっと離れないように。

「一緒にいたいもん」

「りなぷー」

「………朱莉が悪い事したから、罰としてちゅーして」

「へっ」

「ほら、誰か来ちゃうかもよ」

そうやって煽ると、朱莉はあたしの頬に手を添えて、優しくキスをしてくれた。
気付いてる、まだあたしが震えてるの。
明るいそぶりでごまかしてるけど本当は怖かった。
立ち上がろうとした瞬間、ぎゅぅっと抱き締められる。

「ごめんね、ありがとう………」

焦んなくていいよ。
ちゃんとあたしのかっこいい王子様だよ?
9 :L.O.D :2015/09/26(土) 16:42
「アイシテルの形」




りなぷーの手を引っ張って、飛び込んだ路地裏のホテル。
古くさいパネルに空室のランプ。
赤いスイッチを押すと、狭い階段を上って、部屋の扉を開く。
少し埃の匂いがする。
数秒、その場で立ち尽くして、ようやくりなぷーの顔を見た。

「………二人っきり、だよ」

「いきなりでビックリしてる………けど」

デートの途中、イチャイチャしたいけどカラオケとか
ちょっと怖いよねって話を二人でしてた。
かといってカフェみたいなところで
普通のカップルみたいには出来ないし
なんかいいところないかなぁ、ってりなぷーが言った時に
朱莉の目に入ってしまったホテルの文字。
何も言わずに、そのまま足早に滑り込んで部屋まで入った。
誰とも会わないから、二人でも入れた。

「ギュってしていい………?」

「あ、うん………いいよ」

入り口の側。
鞄とかも下ろさずに、ただ抱き締められる。
でも、自分達にとって、こんな何気ない事が出来ないこと。
帰りの電車、バイバイする前に抱きつきたいけど
手を繋ぐだけで終わり。
朱莉の首筋に顔を埋めると香水の匂いがする。

「りなぷーの髪めっちゃいい匂い………」

「嬉しい」

「あ、お風呂淹れてくる」

「うん」

10 :L.O.D :2015/09/26(土) 16:43
バタバタと浴室の方に朱莉が行くと、りなぷーは据えられたソファに腰を下ろして
鞄を下ろして、携帯をオフにした。
お互いの部屋や宿泊先のホテルじゃない空間。
お湯を出し終わったらしく、朱莉が戻ってくると
横に腰を下ろしたと思ったら
抱きつくというよりも押し倒される。

「待って、待ってー」

「んー!」

「犬なの!?」

「へへっ」

「もー、ちゅーくらいしよーよ」

唇をかわすと、探るように指を握られた。
柔らかな感触。
さっき食べたパフェの甘さ。
朱莉が舌出して、って言うから伸ばすと
ねっとりと優しく絡み付いてくる。
頭の奥がじわじわと痺れていく。

「はぁ………」

「服脱がせて………?」

「うん…」

向かい合いながら、朱莉の手で服を脱がされる。
朱莉の指輪を外したりしながら、時折、キスをする。

「好き」

「好きだよ」

「もっと」

「好き………」

「朱莉………」
11 :L.O.D :2015/09/26(土) 16:43
下着まで脱がされて全部露になる。
お風呂行っておいで、と言われ、頷いた。
朱莉はこういう時、裸にならない。
見られるのが嫌だ、って。
ちょっと大きなお風呂。
体を洗って、お湯に浸かって、この後の事を考える。
何度か宿泊先のホテルで声を潜めながらしたことがある。
布団に潜って、指や舌で愛撫した。
自分がされるのも好きだけど
朱莉が少し切なそうな顔をするのが好きだなって思った。
でも、自分がされると朱莉は必ず仕返しをしたがる。
なんか負けた気がするって言ってた。
いつも一生懸命リードしてくれる。
さっきもそう。
だけど、いざそういう時は、自分がいじめるのちょっと楽しいなって思い始めてる。
朱莉に言ったことはないけど。
お風呂から上がったら、女の人の喘ぎ声が聞こえて来た。

「あー、えっちなの見てる」

「そういえば見た事無いなって思ったんだけど、人妻ものばっか」

「あはははは」

バスタオルを巻いて、ベッドに滑り込むと
朱莉もその横に入ってくる。

「ドキドキしてる?」

「ちょっと」

もう1度、長めのキスをする。
抱きつくようにりなぷーの手が抱きついてくる。
荒くなった呼吸が首筋にかかる。
少し顔を話すと、うるんだ瞳が映る。

「可愛いなぁ、りなぷー」

「んー」

「いっぱい………してあげる」

甘い声で囁かれる。
何度かのキスが首筋に移り、ゆっくりと鎖骨をなぞる。
背中を撫でる指が乳房に流れ、柔らかく揉みしだく。
その先を、朱莉の舌が包み込んでいく。
すぐに敏感になって声が漏れる。
最初は恐る恐るって感じだったけど
朱莉も回数を重ねるごとに、りなぷーの気持ちいいところを探したりして
ピンポイントで攻撃してきたりする。
12 :L.O.D :2015/09/26(土) 16:43
「あー………んぅう………」

「ねー、もっと声聞かせて?」

「やぁん………あ、そこっ………」

「気持ちい?」

こくんとうなづく。
もういっぱい溢れてるのが自分でも分かる。
体中にキスされる。
指の先が、足の間を押し広げて撫でると、それだけで音を立てる。
朱莉の指が中までかき混ぜて、肩にしがみついたままイッてしまう。
息を整えながら、りなぷーは朱莉の唇にもう1度キスをする。

「今度はうちの番………」

「りなぷーがするの?」

「最近ねぇ、朱莉にしてあげるの楽しくなって来たんだぁ」

うっすらと微笑むその顔に
朱莉はぞくりとした色気を覚える。
朱莉自身も少しだけ心の中で思っている事がある。
かっこよくいたいのに、こういう時だけ
りなぷーに上に乗られると、ドキドキしてしまっていることを。

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