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hoLIc

1 :高津 :2013/03/29(金) 21:06
娘。現メンベースの短編。
鞘石メイン、たまにぽんぽん。

前スレ
dis-communication
ttp://m-seek.net/test/read.cgi/grass/1354380999/
96 :eternity :2013/08/19(月) 23:17

「そうだよね。…うん。そうだ」
「何か辿り付いた?」
「うん」
「そっか」
「うち、亜佑美ちゃんのこと、好きで大事にしたいから、ずっとずっとそうでいられるように…自分も努力しなきゃなんないなって、思った」

そういったうちの頭をフクちゃんは優しく撫でてくれた。
なんか、先を行かれてる気がしてちょっとだけ悔しかったけど、ちょっと気持ちよかったし嬉しかった。

「聖も、そうだといいな。ずっと…報われなかったけど、ようやく掴んだから。まだ永遠とか早いけど…そこまでいけるように暖めていければいいかな」
「フクちゃん…」

少し寂しそうな顔をしたけどすぐにいつものにっこり笑顔のフクちゃんに戻った。
亜佑美ちゃんだけじゃなく、もしかしたらもっと前からフクちゃんはつらい恋愛をしてきたのかもしれない。
だからって今までどうだったの?なんて聞ける雰囲気じゃない。
だって今、すごく幸せそうだし、絶対にえりぽんを手放したりしないってのがすごく伝わってきたから。

「恥ずかしいね。なんか」
「そ、そうかな?」
「里保ちゃんは亜佑美ちゃんに一生懸命だからね、羨ましい」
「フクちゃんはえりぽんに一生懸命じゃないの?」
「んー、一生懸命だけどぉ、なんかやっぱ恥ずかしいじゃんこういう話っ」
「そっかぁ。うち、割とこういうの真面目に話したいタイプなのかも」
「里保ちゃん真面目だもんね」
「そうでもないけど…やっぱりそうかな?」
「そうだよー」

こういう話、ホント好きなのかもしれない。

きっとこれからも何度となくこんな話を繰り返していくんだろうな。
そして自分が成長していけたらいいなって思う。

そんで、永遠を目指していけたらいいな。

「頑張らにゃーいかんね!早く大人になりたいなー」
「ふふふ、そうだね!」

なんかこんな話してたら亜佑美ちゃんに会いたくなってきたぞ。

スマホ取り出して、メールを送る。
97 :eternity :2013/08/19(月) 23:18

「亜佑美ちゃん?」
「うん。なんか急に会いたくなった」
「ラブラブだね」
「う、うん」

なんか急に恥ずかしくなってきたぞ。
そうか…こういうのが恥ずかしいのか。さっきのフクちゃんの言うことが分かった気がした。

集中してたから今気づいたけど、フクちゃんが何か言った気がした。
隣を見るとなんだかちょっと嬉しそうな、そういう顔。

「ん?フクちゃん何か言った?」
「んーん、なぁんでもない」
「そー?」
「うん。……じゃ、里保ちゃんのお悩みも解決したみたいだし。聖はそろそろ帰ろうかな」
「あ、待ってうちも帰るっ」

ドアに向かうフクちゃんを追いかけながら、バッグにスマホを突っ込む。

と、急にフクちゃんが振り向いた。

「わっ、と」
「里保ちゃん」
「ん?」
「頑張ろうね?」
「ん、あ、うんっ!」

そう言ってフクちゃんはまた笑った。

なんかワクワクしてきた!
頑張れる気がする。
うん。亜佑美ちゃんとこれから一緒に頑張っていかなきゃ。


それにはまず亜佑美ちゃん分が足りないので、うちはバッグの中のスマホをポケットに移し変えて震えるのを待った。

 
98 :高津 :2013/08/19(月) 23:19
更新しました!
通常営業とは言いがたいですが、少し真面目な感じの話になりましたw

>>93
小田ちゃんは切ない系が似合うので語弊があるかもしれませんが、書いててとても楽しかったです。

サイトについてはちょっと考え中ですw
99 :名無し飼育さん :2013/08/20(火) 00:49
いつのまに増えてたーΣ(゜∀゜ノ)ノ

相変わらずセンスの良い文に脱帽です。
100 :結局のところ。 :2013/10/31(木) 23:55

鞘師さんからメールが来た。


"今すぐ会いたい"


文字の少なさと直球さに思わず噴き出してしまった。

きっと何かあったんだろう。
だから一応聞く。


"何かあったんですか?"


相手が絵文字とか顔文字少ないとこっちも使い方が分からなくなっちゃうから、鞘師さんとのメールはいつも簡素だ。
語尾に少し何か入れるぐらいで。


"今すぐ会いたいんだよ!"

返事はすぐにきた。

「2回言われたよ」

これは会って話したいやつだな。
今日は譜久村さんと撮影の仕事って言ってたから、一緒にいるのかな。
101 :結局のところ。 :2013/10/31(木) 23:56

う…。
仕事だと分かっていても、頭がそう認識すると軽く嫉妬を覚えてしまう。
ダメだ、ダメだぞ亜佑美、仕事仲間なんだ。先輩なんだから。

特に今日は2人だけの撮影だって言ってたから余計に気持ちを駆り立ててしまう。

「ダメだなぁ…」

こんなことでヤキモチとかホントバカみたい。

会いたいと焦る恋人。
その人と一緒にいるのは先輩。

あーあ。
なんなんだろうなぁ。何にもないって分かってるんだけどなぁ。


"どこにいるんですか?"


会社での用事を済ませて、そのまま入り口から出る。
当てもなく歩くのは好きじゃないけど、今日はなんだかそんな気分。


"今あゆみちゃんどこ?会社?"


"今出たとこです。鞘師さんはどこにいるんですか?私、行きますよ"


"じゃあいつものとこで!"


なるほど。
いつもの駅で待ち合わせか。
102 :結局のところ。 :2013/10/31(木) 23:56
あー、調子いいなぁ私。

会える!っていうことが決まった途端に、気持ちが晴れるみたいになる。
そして鞘師さんもきっと携帯見ながら嬉しそうにしてくれてるのかなって思うと、胸が暖かくなる。

ホントつまらないことで落ち込んだり、なんでもないことで喜んだり、恋愛って忙しい。

スカートの裾を直して、地下鉄への階段を下りる。
自分の足音が響く。
それがどんどん早くなるのが分かる。

電車に乗り込んで、駅に止まるごとに携帯をチェックする。

会えると思うとドキドキするのは未だに治ってくれない。
仕事の時は仕事だから!って抑えてるけど、今は違う。

あーダメダメ。
顔がにやけるのが抑えらんない。

今度は電車を降りて、お目当ての人を探す。
いつもの場所にいないなと思って歩きながら周りを見渡してるけど、全然見つからない。

「ヒッ!!!!」

変な声が出てしまった。
後ろから抱きつかれて……ってこんなことするのは

「鞘師さぁん、あー…もうすっごいびっくりした…もぉー!」
「きょろきょろしてるからかわいくて抱きついた。へへへ」

まったく悪気ゼロのニコニコ顔にこっちもびっくりの感じが消えちゃったよ。
そしてすっと手繋いできて、横で会いたかったんだよぉとか甘い声で言うから、まともに顔見れなくなってしまった。

と思ってたら、今度は鞘師さんがきょろきょろし始めた。

「亜佑美ちゃん、こっち!」
「へ?」

手を引かれてつれられた先は、なんか柱の陰。たぶんきっと他のところから見えにくい、そんな感じのところ。
まさか…。
103 :結局のところ。 :2013/10/31(木) 23:56

「ごめん、どうしても!ね?」
「えっ、ちょっ、駅ですよ?」
「ごめんね……」

耳元で好きだよ、って聞こえて。
そのまま隠されるみたいにキスされた。

体の力が抜けるのが分かる。
こんな状況でもこうなっちゃうんだから…ホント、どうしようもないな私も。

でも。

「もうっ」

鞘師さんの胸辺りを押して距離を取る。
ニヤニヤしてるし。まったく…。

「あー、終わっちゃった」
「いくら!人が少ないからって!!もぉ!」

私が小声で叱るといつもみたいにイヒイヒ笑ってた。
ホント、しょうがない人だ。

まぁでも…そういうところも好きになってしまったんだからしょうがない。

「で?どこ行くんですか?」
「どこでもいいー」
「えぇ?どっか行きたいとこがあったんじゃないんですか?」
「亜佑美ちゃんと会いたかっただけだから。行くとこはどこでもいーよ」

そんなピカピカの笑顔で言わないでくださいよ。
また好きになっちゃうじゃないですか。

嬉しそうに、んふーとか笑いながらまた手を繋いでくる。
鞘師さんの右手と私の左手。

「じゃあ歩いてデートしましょ」

そう私が言うと、笑顔がぱぁっとはじけるように、うん!と元気いっぱい頷いてくれた。

そして私はまたそれが眩しくて目を反らしてしまった。
手をぎゅっと握り返して。


 
104 :高津 :2013/10/31(木) 23:58
久々の更新はハロウィンまったく関係なしでしたw

>>99
気づいたら増えてる系ですw
センスがいいかどうかは分かりませんが、まだまだ勉強中ですw
でも、お褒め頂けるのは本当に嬉しいです!ありがとうございます!
105 :名無飼育さん :2013/11/01(金) 21:35
なんてスキャンダラスな!
106 :名無飼育さん :2013/11/02(土) 08:51
おい週刊誌仕事しろ!と言いたくなるw
107 :名無し飼育さん :2013/11/05(火) 12:43
鞘石キテタ━(゚∀゚)━!!

更新ありがとうございます(つд;*)
ずっと待ってましたよ〜 高津さんっ!
高津さんのお話し大好きなので
今後も更新よろしくお願い致します(≧д≦*)゛

そこそこコンスタントに(笑)
108 :名無飼育さん :2013/11/24(日) 21:27
ここのちょっと強引な鞘師さんがツボですw
サイトを作ることも考え中とのことで出来るのを楽しみにしてます!
109 :SEVENTEEN :2014/01/07(火) 00:38

スマホの画面に着信のメッセージが出る。

「流石」

にやける顔を抑えきれないままタップして電話に出る。

「もしもし鞘師さん?」
『亜佑美ちゃーん!誕生日おめでとーー!!』
「へへ、ありがとうございまーす」
『うち一番?一番?』
「そうですよ!0時ちょうどにかかってくるんだもん」

そう言うと、ひゃっっほーい!と電話の向こうで喜ぶ声が聞こえる。

『電話しようって構えてた!ひひひ』
「流石ですね、ホント」
『なんかこういうの手ぇ抜きたくないタイプなんだよね、うち』
「鞘師さんってホント…」
『ホント、何?』
「や、なんでもないでーす」
『なんだよぉ』

拗ねるみたいに笑った。
あー17歳になった当日に鞘師さんの声が聞けるなんて、もー、なんていうかすっごい嬉しい!

そう思った途端、なんかちょっと照れてきた。
顔あっついな。

『てか亜佑美ちゃんさ、早く開けて!』
「え?」

開けて?って、どういう…。

『寒いんだよぉ!外がさー!』
「ちょっ、えぇ!?」

慌てて玄関に向かって扉を開けると、白い息を吐きながら寒そうに足踏みしてる鞘師さんがいた。
110 :SEVENTEEN :2014/01/07(火) 00:38

「寒い!寒い寒い寒ーい!早く中入れて!」
「お、おぉ…」

バタバタと靴を脱いだと思ったら、一瞬抱き締められて、唇に軽くチュッとされた。

「いやー、寒かった!今日ホント寒いねぇ」
「な、え、えー、いきなりすぎてついていけないんですけど私!」

ちょっと待って、聞きたいことが色々ありすぎて頭が追いついていかない。
何でここにいるの?明日学校は?ていうか夜中だし!

「何でいるんですか…」
「え、だって誕生日じゃろ」
「いや、そうですけどね?」
「うん。だから来た。会いたかったんだもん。日付が変わって一番はうちがよかったし」

コートをソファーにぼーんってしながら、さっきまで私が座ってたとこに座ってるし。

ホントなんていうか、この人は自然体でこういうことするから驚く。
きっと男の人だったらすごくモテそう。

モテて貰っても困るけど。

「やっぱオフモードの亜佑美ちゃんかわいいよね」
「は、はあ」
「ふわふわの茶髪にさー、眼鏡でしょ、かわいいよ」
「ちょ、うわ、やめてください」
「なんで?」

真顔でこういうことする!
生田さんよりかずっとチャラいと思うんですけど!

「…恥ずかしいからですよ」
「っは…、亜佑美ちゃんさぁ」
「な、なんですか」
「誘ってるとしか思えないんですけど」
「は、はぁ?」
「……いや、なんでもない」

ちょいちょいと手招きされて、ここに座ってと促された先は鞘師さんに背中から抱き締められる体勢だった。
111 :SEVENTEEN :2014/01/07(火) 00:39

「んー」
「ん?」
「いい匂い。亜佑美ちゃんのいい匂い」
「お風呂入ったからじゃないですか?」

そういうと、うなじのあたりに顔を擦りつけたみたいで、んーんーとか言ってる。

「そうなんだけど、亜佑美ちゃんの匂い」
「まぁ…人それぞれ匂いありますしね」
「あとこのふわふわの髪も大好き。眼鏡も好きだよ。亜佑美ちゃんは嫌いかもしれないけど、うちは似合ってると思う」

あー、やっぱり勝てっこないのかなぁ、って思う。
勝ち負けなんてないはずなのに。

鞘師さんの愛情をこんなにも感じて、何を思っているんだろう。
胸が苦しい。

私を包む鞘師さんが、あまりにも自然すぎて。

「あ…ありがとうございます」
「うん。だから、うちの好きな人のこと、嫌いって言っちゃダメだからね?」
「え?」

反応した瞬間に、ぎゅっと背中から強く抱き締められた。
鞘師さんのあったかい体温が伝わってくる。

「うちの好きな人」

 
112 :SEVENTEEN :2014/01/07(火) 00:39

あ…。

そういうことか。

…嬉しい。

なんか、抱き締められてるのも嬉しかったけど、どうしても鞘師さんの顔を正面から見たくて体勢を変えた。

「鞘師さん」
「ん?」
「ありがとうございます」
「へ?え?いやっ、うちの思うままの気持ちを言っただけで…うん」

照れる鞘師さん、かわいいなぁ。
眩しくてドキドキして、やっぱ私鞘師さんと付き合ってホントによかったなって今実感した。

「鞘師さん」

だから、もう1度名前を呼ぶ。

「何?」
「キス、しましょ」

びっくりしたみたいに、顎を一瞬引いたけど私の表情を見てなのか、照れたように笑った。
それがホントにかわいくて愛おしくて。

これからもずっと居て欲しいって願いをこめて、17歳初めての私からの口付けをした。


 
113 :高津 :2014/01/07(火) 00:42
だーちゃん17歳の誕生日おめでとう!!
ということで久々の更新になってしまいましたw

>>105
アイドルにスキャンダルはつきものですが、見つかってないので大丈夫です!w

>>106
週刊誌にはお仕事をお休みして頂いてですね…

>>107
ありがとうございます。好きといわれるとホント照れますがw
コンスタントかどうかは状況次第なのでご容赦!

>>108
どうしても強引キャラっぽくはしたいんですよね。気質がどうやら姫っぽい感じですしw
サイトはまぁ色んな意味で考え中です。
114 :名無飼育さん :2014/01/07(火) 21:18
ナチュラルにタラシな鞘師さんがツボですw
115 :名無飼育さん :2014/01/16(木) 02:06
久しぶりの更新嬉しかったです。
116 :大切にするよ :2014/02/27(木) 22:29

たまに、夢を見る。

今の生活ががらっと変わってしまって、聖はただの高校生のままでいる。

そんな生活。


みんなはいなくて、ただ毎日が続く。

そんな夢。


そんな夢を見ると、聖はいつも朝からぐったりしてしまう。



「…やだな」


今日もそんな日だった。


 
117 :大切にするよ :2014/02/27(木) 22:29

「聖どうしたと?」
「んー、なんかまた夢見ちゃって」
「あー、前にも見たっていってたやつ?」
「うん」

移動のバスでえりぽんは聖の隣が定位置。
だからかもしれないけど、すごく落ち着く。

「なんか悩みあるっちゃろ?衣梨に隠したりしてない?」
「してないよぉ」

そういうと、微妙な顔をした。

「な、なに?」
「なんでもないけどさ」
「けど?」
「なんでもない」

そう言ってそっぽを向いてしまった。

えりぽんは若干気分屋なところもあるから、こういうことよくある。
拗ねる、みたいな。

教えて貰えなかったみたいになったのがやっぱり嫌だったのかな。
…そんなつもりはなかったんだけど。

それから、マネージャーさんの着くよーという声を聞くまで、えりぽんとはずっと無言だった。

撮影は問題なく終わって、自分たちが少しずつではあるけど注目される存在になってきたなって実感する。
たくさんの人たちの助けがあって、今の自分たちがいる。

頑張ろう。
そう意気込んでいた時。
118 :大切にするよ :2014/02/27(木) 22:30

「聖」

振り向くと、えりぽんが立ってて。

「ちょっといい?」
「いいよ?どうしたの?」

聖の手を引っ張って、みんなから離れた場所に連れてかれた。

「さっきのさ、ホントになんもないと?」
「え?」

ない、ってわけじゃないんだけど。

そんな、言えるはずもない。


――もっと、積極的になって欲しいなんて。


でも、でも。
聖だって、もう少し2人きりでぎゅってされたいし、ちゅーだってしたい。
…わがまま言うんなら、その先だって、したい。

「はっきり言ってくれん?」
「な、なんでそんな怒ってるの?」
「怒っとらん。怒ってはないけん…」
「じゃあ…」

どうして?って言いかけると。

「やって、聖が何か悩んでて、衣梨が力になれんとか…かっこ悪すぎっちゃん」

嬉しいけど、なんかなんだろ。
こう、ちょっとだけイラッとした。

もう、なんなの!なんなのえりぽん!
何にも分かってない!
 
119 :大切にするよ :2014/02/27(木) 22:30

「えりぽんは何にも分かってない」
「はぁ?」
「聖のこと、何にも分かってくれてない」
「ちょっと、いきなり何!?」
「だって、聖…ずっと悩んで…」
「やっぱり悩み事あるっちゃろ?」

なんでそんな自信満々!

「ドヤ顔しない!あのねぇえりぽん。聖ずーっと待ってるの。えりぽんはみんなの前では抱きついてくるけど、2人の時はしないでしょ!」
「え、あー…」
「それに…ちゅーだって、してくれないし…。聖、ずっとずっと待ってるのに…」

そう言い切ってなんだか落ち着いてしまった。
向かいではえりぽんががっくりと項垂れてて、…少し言い過ぎちゃったかもしれない。

「……大事にしたかったと」
「え…?」
「衣梨、チャラいチャラいって言われるけん、聖とのことはちゃんとしよって決めたっちゃけん…急ぎすぎんようにって。でも…」
「えりぽん…」

顔を上げて、困ったみたいな笑顔。

「なんか…ほっとした。我慢、しなくてもよかったっちゃんね」

ちょっと、心奪われてしまった。
そんなに思われてたんだ。

やっぱり亜佑美ちゃんが言ってたこと、ホントだったんだ。

「聖」
「ん?」

一歩、えりぽんが足を踏み出した。

「ごめんね?」
 
120 :大切にするよ :2014/02/27(木) 22:31

そして、ぎゅうっと抱き締められる。

すごく、ドキドキした。
なんだか、思いの強さが抱き締められる強さなのかな、って。

「聖も、ごめんね」
「なんで?」
「だって…ちょっと言いすぎちゃったかなって」
「大丈夫」
「ん…」

えりぽん、大好きだよ。
大好き。

だから、もっともっと聖に近づいてきて。

もっと焦っていいんだよ。
こんなに好きにさせておいて、ずるいじゃん。

えりぽんの心の中を聖でいっぱいにして。

もう、聖の心の中はえりぽんでいっぱいなんだから。


聖はそのまま目を閉じて、えりぽんの背中から手を離した。
スッと息を吸う音が聞こえたと思ったら、肩に少しだけ震える手が乗ったあと。


ずっとずっと待っていた、唇に柔らかくてあったかい感触が訪れた。


ねええりぽん。

聖だって、えりぽんのこと大事にするから。


そんなことを考えながら、触れるだけの感触に身を委ねた。


 
121 :高津 :2014/02/27(木) 22:32
更新しました。
久々のぽんぽん!

>>114
タラ師は書くの楽しくて実は好きですw
うちの鞘師はタラ師でこれからも行きたいと思いますw

>>115
ありがとうございます!お待たせ致しました!w
122 :名無飼育さん :2014/05/05(月) 01:22
飼育の存在をつい先日まで知らなかったのですが
流れ辿り着いた前スレから一気に引き込まれもう虜です
鞘石目当てでしたがぽんぽんも他のメンバーの関係性全てひっくるめて大好きになりましたー!
更新期待してもいいでしょうか?待ってます>_<
123 :Re:hoLIc :2014/05/24(土) 00:52

「で、言ったんだ」
「んっ……はい」
「ふーん」


鞘師さんにまさぐられながら、答える。
なんか嬉しそうな微妙な顔してるけど。

「うち優しいんだ」
「あっ…んんっ…私は、そう思ってました、けど…」

そのあとのことは正直あんまり覚えてない。
ただ、鞘師さんがいつも以上に優しくて、いつも以上に時間をかけてたみたいで……当然のように私は気持ちよくなってしまって。
私はしばらく起きなかったそうだ。
124 :Re:hoLIc :2014/05/24(土) 00:52



 
125 :Re:hoLIc :2014/05/24(土) 00:53

「あ、起きた」
「……鞘師さん」
「遅いお目覚めでー」
「…な、何時間ぐらい寝てました?」
「…んー、ざっと2時間ぐらいかな」
「そんないっぱいでもないか…」

そう呟くと、拗ねたように口を尖らせる。

「うちはちょっと寂しかったよ」
「す、すいません……って鞘師さんがその、何回も私のことっ…いかっ…ああぁ恥ずかしい!」
「いたっ、いたいいたい何で叩かれてるのうち!」
「あっすいませんつい……いやいや、鞘師さんやりすぎですから。もう…」
「だ、だって亜佑美ちゃんがかわいいんだもん…」

ぴとっとくっついてきて、こっちがドキドキする。
ていうか鞘師さん服…

「なんで脱いだままなんですか…」
「だってうちだけ着るのはおかしいじゃろ」
「別に着ててもいいのに」

眉を寄せてほっぺにチューされる。

「だって…亜佑美ちゃんが目覚ました時、うちだけ服着てたらなんか寂しいでしょ」
「あ…」

この人のこういうとことが好きだって実感する。
優しいっていうのはこういうとこだ。

だからこっちも。

「んっ」
「…っはぁ、ど、どしたの急に」
「いやぁ、へへへ。鞘師さん好きだなぁって優しいなぁって」
「お、おう。んひひ」
 
126 :Re:hoLIc :2014/05/24(土) 00:53

突然チューするの、すごい好き。
鞘師さんのびっくりまん丸お目目がかわいいから。

それだけじゃない。

すごくしたくなってしまった。
すごく愛しくなった。

こういう、じんわりと心にくることをこの人はいつもさらっとやってのける。
そういうところを好きになったのも事実だし、それだけじゃないのも事実。

この人と一緒にいたいって思える。
それってすごく大事なことなんじゃないかと思う。

「あー…」
「どうしたんですか?」
「裸で抱き合うのすごい気持ちいい」
「もぉー…バカ」
「あたっ!…んひひ」

で、こういう雰囲気ないこと言っちゃうとこも…ホントは好き。
ちょっとはしゃいで、いちゃいちゃして。

恋愛ってこんなに楽しかったのかって今更思う。

「鞘師さん」
「んー?」
「私のこと、ずっと好きでいてくださいね?」
「ん?えっ…いきなり何?どうしたの?」
「やぁ、なんとなく…へへ。だって、好きってこんな気持ちいいって思わなかったなぁって」
「なんか亜佑美ちゃんが嬉しいこと言ってる気がする…」
「そうですよー、アッハ、なんか照れるぅー!」

私がまたバシーンと鞘師さんを叩くと、困った顔しつつも笑ってくれた。
うちだって照れるよ、って言ってくれた。
 
127 :Re:hoLIc :2014/05/24(土) 00:53

「前にさ、中毒の話したよね」
「はいはい、ホリックの話ですか」
「そうそう。やっぱそうだなーって今実感してたとこ」

耳元でこそこそ話するみたいに囁かれるとまた変な気分になりそう。

「亜佑美ちゃんがいないと、うち生きていけないよ」

ゾクッとして、鞘師さんの顔を見ると嬉しそうな切なそうな顔してて。
あぁ、私この人好きだって思える。

私のことを考えてそんな顔して、そんな気持ちになってくれて。
自分が重要な位置を占めてるんだって嬉しくなって。

いなくなってしまう時のことなんてきっと考えられない。

「私だって…そんなの、そうですから」
「中毒なってくれた?ひひ」
「そうですねぇ。自分が思うより、鞘師さん中毒かもしれないです。こんなに好きになるとか」
「んふふー、嬉しい」
「そうですよぉ。まさかねぇ、こんな甘えん坊でなーんにも出来ない先輩だと思わなかったんですもん」
「あっ、ひどい!…でも一緒にいてくれるんでしょ?」

もちろん、その答えには頷いて、答えのつもりで唇を重ねた。
いつも以上にそれは気持ちよくて、心臓がドキドキと鳴り響く。

だから、貴女の心にいつも私がいて、私の中にももちろん貴女がいて。
それがずっとずっと続くことを願った。

願いながら、またキスを続けた。

大好きと思いを込めながら。


 
128 :高津 :2014/05/24(土) 01:00
更新しました。
巷ではホリックの人ふくさやに流れたって噂が流れていたそうでw
あながち間違ってはいませんがw

そしてhoLIcについてはここで完結となります。
日常を切り取る話ですからいつ終わってもよかったので、だらだらと間を空けつつも書いていたのですがちょっとここで一旦終わりにしようと思います。

スレの残りについては何か思いついたらアップしていこうと思います。
他にも飼育以外でも書いてたりするので、見つけたら読んであげてください。(ここにURLとかは貼らないです)

お読み頂きありがとうございました!

>>122
せっかく見つけて頂いたのにここで終わっちゃって申し訳ありません!
でも読んで頂けて本当にありがとうございます。
色々な可能性があるので娘。カプはホント楽しいですw

129 :名無飼育さん :2014/06/10(火) 01:09
高津さんの作品好きです
また飼育で読めるのを楽しみにしています
130 :恋するカップケーキ :2014/07/03(木) 12:20

王子様、という言葉がある。

それを特別意識したことはなかったけど、ある時から頭に残るようにはなった。

…まぁ確かに、この人みたいにカッコよく生きようみたいな漠然とした目標はあったのかもしれない。
それだって別にこうだって決めてかかっていたわけじゃない。

ハルはカッコいい人になりたくて頑張ってる。
ただ、それだけだった。

131 :恋するカップケーキ :2014/07/03(木) 12:21
「あっ…!」

…まただ。
最近よくこうなる。

和田さんがハルのことをよく思ってくれている。
と一緒に舞台をしているメンバーとスマのメンバーから教えて貰った。

正直ハルの何がいいかはわかんない。
わかんないけど、急に逃げ出されるとこっちは困ってしまうわけで。

「参ったな…」
「何が参ったって?」

ちょうど曲がり角のとこから福田さんが出てきた。

「あ、まぁなんていうか…ははは」
「あぁ〜彩ちゃん?今逃げてったもんね。ホントしょうがないよねー」

福田さんは笑いながら髪をかきあげた。
何故かその姿に大人の人だなという感じがして、少し恥ずかしくなった。

「ま、まぁ…ありがたいですけどね」
「おぉ〜。結構余裕なんじゃん?くどぅーも」
「いやっ、そんなことないですよ!なんつーか、逃げられちゃうとこっちもどうしたらいいかわかんないっていうか」
「まーね。私も彩ちゃんのあんな姿初めて見たし」
「そうなんですか?」

そう問うと、ちょっとそこ座ろ?と自販機の前の椅子に促された。

「彩ちゃん色々あるっていうか、少し不安定な感じっていうか。繭期みたいな?アハハ、そういう感じかもしんないけど、感覚として」
「あ。はあ…」
「でもさ、あんなかわいいとこ見たのってホンット私たちも初めてなんだよね。だから、仲良くしてあげて欲しいかな。私としては」
「そりゃもちろんそうしたいですよ!」
「じゃあホントに仲良くしてあげてね。彩ちゃんデートとか誘ったら喜ぶと思うよ」
「で、デートっすか?」
「ただどっか買い物とかでもいいからさ。ね?」

なんか一方的に主張されて、手をひらひらさせて福田さんはどっかに行ってしまった。
132 :恋するカップケーキ :2014/07/03(木) 12:21
「デートって…」

どうすりゃいいのさ…。
いや、待て。とりあえず頭切り替えて稽古に集中しなきゃ。

稽古場に戻り、稽古が再開された。

もちろん皆当たり前だけど真剣に。
何人かいないメンバーもいたけど、代役を立てたりして滞りなく終わったように思った。

…もちろんハルに対するダメ出しの数は多かったけど。

「やべー!どうすんだよこれ」

つーわけで、何気困ってる。
今回の役は課題が多すぎる。
選んで貰ったんだから期待には応えたいけど、やっぱ難しい。

頭をガシガシしてたら、頭の上の方になんか気配。
上を見ると、譜久村さんがニコニコして立ってた。

「お疲れ様ー」
「譜久村さん。お疲れ様です」
「ねえねえどぅー、カップケーキ食べる?」
「え?どっかの店のですか?食べますよ!」
「どっかってっていうか…まぁいいや。どーぞっ」
「いただきまーす!」

うめぇ。
アーモンドがいい感じにアクセントになってるし。
結構がっつりいっちゃったな。
バクバク食べたらもうなくなっちゃった。
133 :恋するカップケーキ :2014/07/03(木) 12:22
「譜久村さんご馳走様でした!すげーうまかった!」
「ホント?よかったぁ…」

なんかやけにニコニコしてるなぁ。
なんだ?

「実はね、それ聖が作ったの!どぅーがおいしいって言ってくれてよかった!」
「あ、手作りなんですね。おいしかったですよ。ハルもこういうの作れるようになりたいなぁ」
「ふふ」
「…ん?あぁー、ナルホド。生田さんか」
「え!?えっ、違うよ!?」
「いやいやー、違わないでしょ絶対。どーせ生田さんに作るのをハルが毒見みたいな感じ?」
「ど、毒見じゃないよぉ。失礼だなぁ。でもちゃんとおいしくできたかな?っていうのを試したかったのはホントかな?ふふ」

この先輩は本当にかわいいと思う。
好きな人のために一生懸命になれるっていいなって思う。

なんて話してると、

「聖ちゃん!」
「あれ?和田さんに呼ばれた。じゃあどぅーまたね!はーい!なんですかー?」

ぱたぱたと駆けていく譜久村さんを見送る。

なんか珍しい組み合わせ。
…そうでもないか。
エッグで一緒だったし。

少し向こう側眺めてると、こっちに背中を向けて何か相談し始めた。
どうやら内緒話みたいだ。

ハルも課題が山積みだし、とにかくそれをどう解消するか考えるとしますか。
134 :恋するカップケーキ :2014/07/03(木) 12:22
次の日稽古場に来たら、なんか先に来てたメンバーがニヤニヤしてる。
かななんとめいめいが特に。
な、なんだよ。

「くどぅーくどぅー」
「な、何?なんか企んでる?」
「企んでるわけないやん、こっちこっち」
「え?え?何よ」
「さぁどうぞー!」

かななんとめいめいに背中を押されて、連れてこられたのは和田さんの前。

…なるほど。企んでないとか嘘じゃん!
まったくもう。
別にいいけどさ。

「ほら和田さん」
「う、うん…」
「じゃあめいたちは退散しますのでー!」
「あっ、ちょっと待ってよ!一緒にいてよぉ!」
「ダメダメ、ちゃぁんと自分でやらんとー」
「あぅ…」

落ち込む和田さんをよそに、かななんとめいめいは行ってしまった。
残されたハルと和田さんの間に微妙な沈黙が訪れる。

「あのね、あのねっ」
「は、はい?」
「これ、どうぞ!!」
「はい…?」

手渡されたかわいい包み。
なんだろう。

「これ、なんですか?」
「あの…くどぅーに食べて欲しくってね、彩、頑張ったの」
「食べて…?食べモンかなんかですか?」
「うんっ」
「開けていいですか?」
「うん…いや、嘘!ダメ、開けないで!」
「いやいや、開けないと食べられないでしょう?」
「あ、うん。そうなんだけど…恥ずかしい…」

ほっぺたに手を当てて照れてる和田さんを見たら、こっちまで恥ずかしくなってしまう。
…正直めっちゃかわいい。
135 :恋するカップケーキ :2014/07/03(木) 12:23

「あああ〜〜ダメ!恥ずかしい!た、食べてね!彩もう行くから!」
「あ、和田さん……行っちゃったよ」

ダッシュで逃げ出されてしまった。
なんだかなぁ。

オレンジ色の包みを開けると、中にはカップケーキが入っていた。

「あ…」

少しイビツな感じがすごく頑張ったのかなって思えて嬉しかった。

鈍感なハルでも分かる。
昨日きっと譜久村さんに聞いたんだろうな。

ヤキモチとか焼いたのかな、とかそんなこと考えたりして。

やべ、ハル何考えてんだ。自意識過剰じゃん。

カップを剥がして、かぶりつく。

「……うま」

昨日食べたのとはまた違って、なんかこう、嬉しさが一緒にあるっていうか。
食べててドキドキするお菓子なんて初めてだった。

おいしくて一気に食べてしまった。

なんとなく包みもそのまま捨てるのが嫌で、綺麗に折り畳んだ。

ハルの色。
オレンジ色。
意識、してくれてたのかな?

顔を上げたら、戻ってきたのかちょうど和田さんと目が合った。
びっくりしたみたいに肩を揺らしてるのがかわいい。

少しずつ近づいて行くと、一歩だけ後ろに足を下げる。

いやいや、なんでですか和田さん。
顔がニヤけてしまう。

目の前についたらついたで何故かもじもじしてる。
136 :恋するカップケーキ :2014/07/03(木) 12:24

「ご馳走様でした」
「ど、どうだった?」
「おいしかったっすよ。すっげえ」
「ほ、ホントっ?ホントに?嘘じゃない?」
「はは、嘘じゃないっすよ。ちゃんとおいしかったです。袋とかもオレンジ色だったの、嬉しかったですし」
「あ…うん」

嬉しそうにはにかむ。
なんか、ホントこっちまで顔が熱いな。

だからカップケーキのお礼をしなければいけない。
お礼になるかは分からないけど。

きっと……

「和田さん」
「な、なぁに?」

「今度デートしましょうか?」

ピタ、と和田さんの動きが止まる。
と思ったらそのままへなへなと崩れ落ちる。
寸でのところで、手を掴む。

「だ、大丈夫ですか?」
「う、うん…あの、デート、って」
「ハイ、今度行きましょう?」

顔を見ると、何かこう…ぼーっとしてる感じで、目が少し潤んでた。
でも頭をふるふると振って、深呼吸をしてて。

ホント、仕草のひとつひとつが少女漫画の乙女みたいだ。

そして口を開いて、

「……ハイ」

って、そう答えてくれた。

ハルの右手は離されることなく、少し弱めに握り返されたのがすごく嬉しかった。


「王子様みたい…」

呟く和田さんの声に笑ってしまった。

「ハルは王子様なんてカッコいいもんじゃないですよ」

でも、そうなれたらいいな。
いつかなれるのかな?

その一歩として、


――さて、どこにお姫様をエスコートしようかな?


 
137 :高津 :2014/07/03(木) 12:25
hoLIcは終わったので雑多にたまーに何かをということで、ハルちょでしたw

>>129
ありがとうございます!
ちまちまと何か書くかもしれませんw
138 :名無飼育さん :2014/07/03(木) 15:22
んはぁぁああああああああん!!どぅーちょ!どぅーちょ!
照れるあやちょが堪らなく可愛いです。
ごちそうさまです。
139 :運命の轍 :2014/11/26(水) 01:23
「早いなぁ」

誰もいない舞台の上で1人呟く。
それはそれは小さな声で。

干支が一回りしてしまうぐらい、ここにいたんだと長くて短い時を思う。

思えば前にも後ろにも必ず誰かがいないといけない人生だった。
それが、藤本さんがいなくなって、絵里がいなくなって、そしてれいながいなくなって。

さぁ、私の前と横には誰もいない。
私が先頭に立たなきゃいけない。
後ろには私を目標に走る子たちがいる。

そもそも、先導できる人間ではなかったのだ、私は。

それが結果的にこういう形になってしまった。
ううん、なるべくしてなったんだろうと思う。

それが私に用意された運命だったんだ。

140 :運命の轍 :2014/11/26(水) 01:23
こつ、こつ、と靴の音が響く。

もっとここにいたかったと言えばそれはもちろん嘘じゃない。
けれど、賞味期限はいつの時代も訪れる。

私のポジションはうまくズレてしまっていても、いつも安泰でいさせてくれた。
出し抜いて自分だけ目立つことだってできたはず。

でも、それは上がいてのこと。
そうせざるを得なかったわけじゃない。

私だって、後輩がかわいい。

もう世代交代の時期が迫っていた。

もちろん、かわいい時期を過ぎる、なんてのは嘘じゃない。
別れと出会いがいつもあるこの船に乗っているのももうそろそろいいかな、ってのはあった。

もう大丈夫だよ。
私はやることをすべてやった。

あとは、任せるだけだ。
141 :運命の轍 :2014/11/26(水) 01:23
目を瞑るとたくさん思い出される。

入った頃、厳しかった頃、慌てた頃、気を張った頃。
すべてが楽しい出来事と一緒に巡る。

このキラキラの舞台で、私は明日卒業する。

「よし」

舞台の中央に踵を返そうとすると

「みっしげさん」
「鞘師」
「みんな待ってますよ」
「分かった、今行く」


そしてもう1度振り向く。

初めて立ったあのステージへの自分へ、もう1度。


「モーニング娘。を選んでくれてありがとう。…頑張って来るけぇ」


11月26日だ。

あの子たちが待ってる。


さぁ、行こうか。
142 :高津 :2014/11/26(水) 01:24
さて、明日です。

>>138
溢れ零れんばかりの悶えありがとうございますw
お粗末様でした!
143 :名無飼育さん :2014/11/26(水) 01:30
見届けましょう
144 :高津 :2014/11/26(水) 01:57
寝るまでが25日だと思っていた仇がこんなとこに!ww
145 :高津 :2014/11/26(水) 01:57
寝るまでが25日だと思っていた仇がこんなとこに!ww

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