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dis-communication

1 :高津 :2012/12/02(日) 01:56
娘。現メンベースの鞘石とかの短編。

10年弱ぶりにスレ立て。どうぞよろしくですw
101 :Sweet,Sweet! :2012/12/25(火) 01:41
「っはぁ…」
「んぅ…」
「亜佑美ちゃん、それ反則」
「えぇ?」
「だって、腰抱かれたら…ちょっとね、盛り上がっちゃうじゃろ?気持ち」
「やだぁ」
「んふふ」

また見詰め合って、今度は私から軽くチュッとする。
そうすると何故かびっくりした表情をする鞘師さん。

「どうしました?」
「や、亜佑美ちゃんからチューは初めてだったから…」
「あれ?あ……そうかも」
「やば、嬉しい…」

はにかむ鞘師さん。

「鞘師さんかわいい」
「イヒヒ、やめて」
「かわいいですよ、鞘師さん」
「もぉ」

「んぅぅ」

また、唇を奪われる。
今度ははむはむしてくるし。

でも、すごく好き、こういうの。
こういう時間も。

なかなか2人になれなくって、もどかしくって。
人のいない間を狙って抱き合ったり、チューしてたりしてたから。

そしてまた顔が離れて、笑い合う。

「ずっとこうやっていれたらいいのにね」
「そうですね」
「…うち、早く大人になりたい」

そんな風に言う鞘師さんの気持ち、すごくよく分かる。
私だって早くはるなんぐらいにはなりたい。
そしたら、たくさんのことが変わってくるだろうから。
102 :Sweet,Sweet! :2012/12/25(火) 01:41
「私もです」
「亜佑美ちゃんはうちより早く大人になっちゃうもん」
「あぁ…」
「うち、なんで年下なんじゃろ…亜佑美ちゃんと一緒がよかったよ。フクちゃんが羨ましい」
「鞘師さんはそのままでいいんですよ。鞘師さんが年下で、先輩で、だからこんな風に出会えたのかもしれないし」
「でも…」
「お姉さんの言うことは聞いておくもんですよ?」
「こんなときばっかり年上ー」

ほっぺた膨らませて不満げな顔をする。
これがまたかわいいんだ。
よくされるけど。ホントかわいい。

「いいんです。むしろこんなときじゃないと、鞘師さんのお姉さんになれないんだから」
「うちは、亜佑美ちゃんがお姉ちゃんじゃないほうがいいな」
「あら、嫌われた」
「ちが、違うっ。亜佑美ちゃんはやっぱ、恋人がいい…もん」
「かわいいっ!」
「んぅーーーっ」
「鞘師さんかわいいかわいいー」

あまりにもかわいすぎてほっぺたをスリスリしてしまった。
窮屈そうにしてても嬉しそうな鞘師さん。

「あ、今何時?」
「えっ?あ…えっと、18時半かな」
「あんまり遅くなってもだし、そろそろ時間だし出るかぁ」
「そですね」

いそいそと準備をする私たち。
時折目を見合わせて、チュッてしたりして。

「あ、サイダー飲むの忘れちゃった」
「しょうがないですよ」
「いっか、亜佑美ちゃんを頂きましたし」
「ばか」
「んふふ」

靴をトントンして、受付まで。
お金払ってお店を出る。

すっかり外は冷え込んでた。

「さぶぅっ」
「超寒いですね!」
「早く帰ろっ!」
「ですね」

すっと出された左手に幸せを感じながら、指を絡める。

だからこっそり耳打ち。


『鞘師さん、大好きですよ』

びくっと鞘師さんが跳ねるのを見て、笑う私。
それに少し笑って、うちも!って手をぎゅうってしてくれる。

これからずっとこんな風に続きますように。
そんな風に願って、キラキラの街の中をまた歩き始めた。
103 :高津 :2012/12/25(火) 01:43
更新です!
クリスマス間に合ったー!
本当はイブのうちの予定でしたが…w

現実の色んな細かいことはスルーでお願いしますw

>>97
ぽんぽんも実は色々考えてる感じでw
ありがとうございます!頑張りますw
104 :名無飼育さん :2012/12/25(火) 06:39
ひたすら甘くて最高です。
鞘石デート読んでるだけで楽しすぎるっ!!
今日のブログで鞘石は家族とパーティーと2人揃って言っていた為
私の脳内ではこっそりデートだったのでw、タイムリーすぎて無問題ですw
105 :sage :2012/12/25(火) 19:18
毎回キュン死にそうw
鞘石可いいなー愛いなーと思ったら
ぽんぽんもピュアで素敵でした!
106 :サンタサン :2012/12/26(水) 00:54
「まーちゃんち、サンタさん来た?」

楽屋で準備をしてると、くどぅーがまーちゃんに話しかけていた。

「きたぁ。ウヒヒッ、いいもの貰っちゃった〜!」
「へぇ、よかったじゃん」
「くどぅーにも来た?」
「きたよ!ちゃんと貰ったもんね!」

まーちゃんに負けないぐらい、くどぅーもふふん、みたいな様子で自慢げに笑う。
かわいいなぁ。

「あ、にんじんはしたの?」
「ん?あぁ、置いたよ、ちゃんとかじってあった!すげーわトナカイ」
「すごーい!やっぱサンタさんはいるんだぁ!」

そういうと、まーちゃんはうちんとこに走ってきた。

「しゃやしさん!しゃやしさんとこにはサンタさん来ましたか!?」
「えっ…うち?うちはこなかったなぁ。もう14歳だからね」
「そうなんだぁ…まーも来年サンタさんこなくなっちゃうのかな…」

まーちゃん超落ち込んでるし。
どうしよどうしよ。とりあえずサンタさんは来るっていうことは強調しなきゃ!

「大丈夫だよ!まーちゃんのとこにはちゃんと来るよ!」
「でもでも…しゃやしさんは大丈夫ですか?」
「えっ、何が?」
「だってだって、しゃやしさんこんなにいい子なのにどうしてサンタさんこないんだろう…」

落ち込むまーちゃんに、道重さんが頭を撫でた。
107 :サンタサン :2012/12/26(水) 00:55
「そりゃあ佐藤、りほりほはもうお手紙出しちゃったからだよ。ね、りほりほ?」
「えっ、あ、はいっ」
「お手紙ですか?」
「そうそう、サンタさんにはもう大丈夫ですよ、他のたくさんの子供にプレゼントしてくださいって手紙出すとその年からこなくなるんだよ」
「そうなんだ…!しゃやしさん大人ですね!」

道重さんのフォローに感動してしまって、うちは一瞬何もいえなくなってしまった。
流石道重さん、気配り行き届いてる人だ。

「じゃあまーはお手紙はしばらくしないでおこうっと」
「ハルもー」
「くどぅーまねしないで!」
「いーじゃん、ハルだってサンタさん来て欲しいもん!」

お子様同士の言い争いが始まりそうになったので、道重さんがコラコラと窘めてくれた。
その流れで二人はトイレだかなんだかで、連れ立って楽屋を出て行った。

「道重さん、ありがとうございます」
「ううん。大丈夫よりほりほ。だってしょうがないよね。むしろ、誰かさんがブログで夢壊すんじゃないかってヒヤヒヤだったよさゆみは」

道重さんがそういうと、ちょっと離れて携帯をいじってた田中さんが笑いながら返事をした。

「アッハッハ、誰のことっちゃろーねー?」
「れいなは直球すぎ!」
「いつかは分かることっちゃん、だけんしょうがないしょうがない!」
「工藤が怪しんでたのさゆみがフォローしたんだから、ホント感謝して欲しいぐらいなんだけど」
「へーへー」
「もぉー」

そんな2人を見て、みんなも少し笑う。
みんなまーちゃんとくどぅーがかわいいから。

うちとは1つしか違わないけど、やっぱりなんだか妹みたいだしすっごいかわいい。

「でも、お手紙ってのは名案ですよねっ。流石道重さん」
「確かに。聖もそれ今度使おうっと」

はるなんとフクちゃんがうんうんと頷きあってる。
そこから目を移すと、亜佑美ちゃんがスマホをいじってる…ように見えたけどなんかちょっと違う。
だからなんとなく亜佑美ちゃんの隣に座ってみた。
108 :サンタサン :2012/12/26(水) 00:55
「鞘師さん」
「どしたのー?」
「いやぁ…ねぇ」
「うん?」

もごもごもする亜佑美ちゃん。
何か言いにくいことなのかな?
机の上でだらーんと、腕を伸ばしてる。

「うちにはサンタさんこねぇなーと…」
「えっ、サンタさん信じてた?」
「や、いるかどうかはほらなんていうか、まぁ分かんないですしね?」
「まぁそうだけど…」
「なんかいないかもしれないけど、いるかもしれないみたいな。なんていうんですかね、もっと思い出が欲しかったというか」
「はぁ」

なんやらよく分からん。
なんかあったのかな?

「あんまクリスマスってこれだみたいな思い出ってなくて」
「そうなの?家族でパーティーとかは?」
「したにはしたんですけどね。うちほら、忙しいから」
「あぁー」

そういえば亜佑美ちゃんちはなんかやってるとか言ってたような気がする。

「私にもサンタさん来て欲しかったなぁ…」
「うちがサンタさんなってあげよっか?」
「へ?鞘師さんが?あーでもいいですねぇ、それ」
「んっふっふ、ちょっと待ってて」

今日プレゼント交換用以外にも、実は持ってきていたのだ。
亜佑美ちゃん用のを!

「あ、亜佑美ちゃんもバッグこっちに持ってきて」
「あ、はい」

よしよしいいぞいいぞ。
みんな遊んでるし、気づかない。

「はいっ」

亜佑美ちゃんのバッグにうちからのプレゼントを無理やり入れた。

「えっ?えっえっ?」
「うちが亜佑美ちゃんのサンタさんじゃけぇ、大事にしてね?」
「えっ、嘘っ、嬉しい!」

バッグを開けて、中とうちを交互に見る亜佑美ちゃん。
よしよし、驚いてる顔もかわいいです。

「そういうわけで、またあとで」

潔く身を引くうち。
あんまり仕事場ではいちゃつかないように気をつけています。鞘師里保です。
109 :サンタサン :2012/12/26(水) 00:56
そんなことをしてるうちに、出番になったようで、みんな呼び出される。
各々準備完了してたから、ぞろぞろと楽屋を出ようとすると、肩を叩かれた。

「お?」
「鞘師さん、ありがとうございます!あとで中見て感想言いますからっ」
「あー、うんうん。でも実は家で開けて欲しいかな?」
「そうなんですか?じゃあそうしよっかな…あ、でも鞘師さん用の…私今日持ってきてない…」
「いいよ、今日は」

「里保ー!亜佑美ちゃーん!」

「あ、やば。えりぽん呼んでる。ね、今日はいいから気にしなくて、でもさっ」
「は…」

返事をさせないように、唇を塞いだ。

「っ…これでオッケーなんで!じゃ、行こう行こう!」
「不意打ちは卑怯です!もぉ!」

文句言ってるけど、超嬉しそうなの顔に出すぎですけど、石田さん。
とか思ってるうちも大概だけどね。

最近こういうの実は好きかもしんない。

サプライズ的な!

「ふぉっふぉっふぉー」

変な声を上げながら、ダッシュでレッスン場に向かった。

「うわ、里保がまた突然変なテンションなっとぉ!」
「ふぉっふぉっふぉー!」
「もぉ、誰なのそれー」
「わたしががサンタじゃ」
「サンタかよ!」

後ろから着いてくる亜佑美ちゃんに振り向いてウインクをして、合図。
亜佑美ちゃんもウインク返してきた。

顔がニヤニヤしちゃう。

「ふぉふぉふぉ」
「里保ちゃんウケる」
「ンヒヒ、テンション上がっちゃった」
「里保のスイッチはどこにあるとか分からんとよもう」


プレゼント、喜んでくれるといいな。

亜佑美ちゃんのサンタさんはうちがずっとやったげるけぇ、次も楽しみにしててね!

 
110 :高津 :2012/12/26(水) 00:58
更新です!
クリスマス三連発しましたーw
明らかに今日は間に合ってないですけどw

>>104
タイトル通り甘ったるいのを目指して書きましたw
ありがとうございます!
もう現実とあんまりリンクさせなくてもいいのかなと思い始めたので、補完して頂けてありがたいですw

>>105
キュン死頂きました!死なないで!w
ぽんぽんはピュアとな!w ありがとうございますw
期待を裏切らないよう頑張りたい感じです…たぶんw
111 :イヤなオンナ :2012/12/28(金) 12:37

夢を見る。
好きな人と結ばれる夢。
心地よい夢。
その夢の中に浸って、どろどろのスープのようになる。

そして夢はやっぱり覚める時が来る。

「あぁ…」

それは夢だったと悟る。
そして現実はそうではなかったことを改めて実感する。

胸がチクリと痛む。
なんであの子の隣は私じゃなかったんだろうと思う。

横にある鏡が目に入る。



――私は、最高に嫌な女だ。



 
112 :イヤなオンナ :2012/12/28(金) 12:37
「おはよー!聖っ!」
「あ、えりぽんおはよー」
「なん?ちょっと暗くない?大丈夫?」
「そう?大丈夫だよ」
「ならいいっちゃけど」

そうやって頭を少し背伸びしてぽんぽんとしてくれるのが嬉しかった。
その時どんな顔してるか、見てしまう。

そう、例えるなら愛でるような。

聖は知ってしまった。
聖に対するえりぽんの態度が、他と少しだけ違うことに。

けど、それもなんだか心地よかった。
なくなってしまった隙間を埋めるような感覚。

身代わりみたいでなんだか心苦しくもあったけれど、苦しい感覚がずっと続くよりは正直よかった。
だから、それを見届けたいと思った。
いつ、聖にアクションをかけてくるのか。

誰かが自分を好きという感覚を知るってこんなにもわくわくするんだって。

聖は本当に性格が悪いと自分でも思う。
自分自身のことだけど、笑えてきちゃう。

こないだのことだって…えりぽんが聖を大事にしてくれてるって方が嬉しくて、わりとどうでもよくなっちゃったし。
だから、里保ちゃんぐらいにならセクハラのひとつやふたついいかなとか思っちゃった。
きっとえりぽんは怒るだろうけど。
113 :イヤなオンナ :2012/12/28(金) 12:38
「えりぽんっていっつも元気だよね」
「そうー?でも衣梨奈も元気ないときぐらいあるとよ」
「そっか…ま、でもそうだよね。みんなそんな時あるよね」

ぽんぽんで撮影するときが多いから、こういうときすごく得してるなって思う。
満たされてるなって。

あのじわじわとした嫌な感覚が、解けていくみたい。
愛されてるかは分からないけれど、間違いなく好かれてはいると思う。

この心臓にずしりとくる感じ。
頬に熱が走る。

じりじりと指先が熱い。
熱いのかも本当は分からない。熱いような気がする、だけかもしれない。

「なんかあれやね、やっぱ聖は今日なんかちょっといつもと違わん?」
「そうかな?」
「元気ない…んじゃないとね。なんかセクシー?」
「なぁにそれー?」
「んふふ、衣梨奈にも分からん」

そう言ってえりぽんは笑う。
笑うとくしゃっとなる顔、かわいいなと思う。

ひとつ年下だけど、なんだか年下とも思えなくて。
自分が子供なだけかもしれないけど。

人懐っこくて、かわいい。
聖も甘えるのは好きだけど、そういうのじゃない感じ。

ないものねだりだな、と思う。
えりぽんは聖に持ってないものをたくさん持ってて羨ましいもん。


楽屋のドアがノックされた。
誰かくるんだ。

もう2人の時間も終わり。
ちょっともったいないな。
114 :イヤなオンナ :2012/12/28(金) 12:38

入り口で会ったのか、一気に3人も来た。

「「「おはようございまーす!」」」

「おはよ〜」
「おはよー!」

「あったかいこの部屋!」
「外そんな寒いと?」
「超寒いっスよ!」
「やばい私リップ忘れたかも。どぅー後で貸して」
「えー?いいよ」

寒い寒いといいつつも室内だからコートを脱ぐはるなんに、マフラーをほどくくどぅー。
亜佑美ちゃんはがに股で足踏みしてるし。ウケる。

コートを脱ぐ亜佑美ちゃんと目が合って。
お互いふふふって笑う。

「亜佑美ちゃーん♪」
「譜久村さぁーん♪」

はぐっ

今日も亜佑美ちゃんはかわいい。
ちっちゃくてかわいくて。
憧れる。

抱き合う聖たちに気づいたのか、えりぽんが寄って来た。
ふふ。

「もぉ、何ふたりー」
「いちゃいちゃしてまーす」
「ふふふ、生田さんも触ってくださいよ。譜久村さんすごい触り心地いいんですよ」
「やだぁ、ふふ」

そういうと、えりぽんは少しムッとした表情をしたあと、すぐに切り替えた。

「里保に怒られるとよ、亜佑美ちゃん」
「えー?怒りますかね、鞘師さん」
「里保は意外と嫉妬深いけん、すぐヤキモチ焼くっちゃん、気をつけないかんよー?」
「えっ、そうなんだ。じゃあやめておきます。へへ」
「えー、もうちょっとー」
「聖が引き止めてどうすると!」
「あぁん、もったいない」
115 :イヤなオンナ :2012/12/28(金) 12:39

こういうのがたまらない。
楽しくてしょうがない。
わざとやってる自分に嫌気がさすけれど。


――そう。

えりぽん、もっと聖を見て。
もっとヤキモチ焼いて。

まだ未練がある聖を早くえりぽんに夢中にさせて。

「えりぽんもぎゅーする?」
「えっ?いやぁ…」
「生田さんどうしたんですか?いつもなら、いくー!とか言って飛び出していきそうなのに」
「そうやったとかいな?いやー分からん分からん」

そう言って聖たちのところからえりぽんは離れていった。

「生田さんどうしちゃったんですかね」
「さぁ…分かんないのはいつものことだから、えりぽんは」
「確かにぃ」

まるで分かってない亜佑美ちゃんも、照れて行動を起こさないえりぽんも、愛おしい。

えりぽんが本気になってくれたら聖はいつでも受け入れるのに。


…ホント、最低。
分かっててやってる。
上から見てるって知ってる。

お姫様気質とか言われても仕方がないと思う。

でもね、聖は勇気が出ない。
好きだけど。
確かに好きなんだけど。

聖から好きですって言っていいの?
でも、何かそれだと自分自身に自信が持てなくて。

だから待ちたい。
何を言われても待ちたい。

もっと聖を見て欲しい。
早く連れ出して欲しい。

けど、我慢ができないから…糸をかけて手繰り寄せる。
116 :イヤなオンナ :2012/12/28(金) 12:39

「えりぽん」
「ん?」
「聖さむぅい」
「え、何」
「カイロになって!亜佑美ちゃんがダメなんだもん、えりぽんがしてよ」
「はぁー?」

隣にいた亜佑美ちゃんが譜久村さんウケるとか言って爆笑してる。

「ねーねーえりぽーん」
「もぉ、今日だけよ!?」
「ふふ」
「もぉ…」
「えりぽんあったかい」
「聖はよーわからん…」

そういってちょっと嬉しそうなの、分かってる。
唇がもごもごしてる。

好きだよ。
大好きだよ。

だから早く、早く迎えに来て。

お願いだから。


そう思って抱きしめる力を少しだけ強める。
えりぽんの肩が少し上がった気がした。




――あぁ、私って本当に嫌な女だ。




 
117 :高津 :2012/12/28(金) 12:40
更新です。

最近ずっとこれを書きたくて書きたくてしょうがなかったんですw
腹黒キャラを活かしたかった…!
118 :名無飼育さん :2012/12/28(金) 21:13
フクちゃんの色気を伴った腹黒い感じがムンムンの文章に
読んでてクラクラして鼻血出そうになりましたw

鞘石小説がきっかけでまた飼育に頻繁に来るようになって
りほかのやぽんぽんも気になりだして小説探してたところなので
自分としてはこのスレと出会えて嬉しい限りです。
またの更新を心待ちにしています!
119 :名無飼育さん :2012/12/28(金) 23:04
ちょっと来てない間にすげー更新されてて得した気分です!
Sweet,Sweet!が、もー可愛すぎてニヤニヤが止まらんかったですw
只々いちゃいちゃのド直球もたまにはいいっすね!萌えました(´д`*)
現実のえりぽんはあっちこっちフラフラしてるイメージですがw
ここのえりぽんはヘタレだけど一途ですね。可愛い!
120 :やきもちもち :2012/12/30(日) 01:25
トイレから出ると、私を見つけてなのか鞘師さんが急に突撃してきた。

「…おっと。どうしたんですか?」
「亜佑美ちゃんがいたのだ」
「のだ?」
「のだのだー」

猫が喉を鳴らすみたいに、私の首に頭をすりすりしてくる。
今日は甘え鞘師さん、かな?
こういうときは『鞘師さん』っていうよりは、『里保ちゃん』って感じだ。
本人には絶対言えないけど。

「鞘師さんって結構甘えん坊ですよね」
「んふー」

それは肯定ってことですね。
実際長女だからなのか、年上の人に甘える傾向があるみたい。
本人が分かっててやってるかどうかは分からないけど。

こういうときちょっと鞘師さんより年上でよかったかなって思う。
後輩ではあるけれど、なんとなく気持ちに余裕があるかなって時があるし。

「なんか、いいですねこういうのも」
「んー?」

鞘師さんが私の腕に抱きついてて、それがなんだかすごくいいなって思ってしまった。
まぁ…私の方が背が低いからちょっとちぐはぐな感じするけど。

「さっきの譜久村さんとは全然ちが…」

と言い掛けて失敗したことに気づいた。
ヤバという顔をした途端、鞘師さんの機嫌が急降下したのが分かった。

「さっきのフクちゃんって何?」
「えーっと…」

いつもの甘い鞘師さんの声のはずなのに声が重い。
マジでヤバい。
121 :やきもちもち :2012/12/30(日) 01:25

「はっきり言おう、亜佑美ちゃん」
「あー、あのぉ…ですね、楽屋で、おはようございまーすってしたんですね、はるなんとくどぅーと私がね」
「うん」
「最初ね、生田さんと譜久村さんがいて。それで、コート脱いでたら譜久村さんが亜佑美ちゃーんって手を広げるから」
「うん」
「抱きついてこいみたいなそういう…」
「抱きついちゃったのか」
「…抱きついちゃいました」
「ふーん」

焦る気持ちの中にも、なるほどという気持ちがあった。
生田さんが言ってたのはこれか、と。

けど、なんだかちょっと楽しくなってきてしまった。
別にやましいことしたわけじゃないし、私。

「妬いてます?」
「なっ…」

ニヤニヤする私に、絶句とばかりに鞘師さんが固まる。

「ふふー。譜久村さんは触り心地いいですよね」
「そうじゃけど!ううー、なんだよ!亜佑美ちゃん!」
「なんかかわいいですよ、鞘師さん」
「うぅ…」

むぅと唇を尖らせる鞘師さん。
かわいいなぁ。

「さっき生田さんがね、里保に怒られるとよーって」
「えぇ?えりぽんが?なんで?」
「譜久村さんに抱きついてたから。里保は意外と嫉妬深い、すぐヤキモチ焼くからーって」
「うっ…」
「それ言われてすぐ離れましたよ?私も鞘師さんには嫌われたくないので」
「そっ、そうか…。で、でもなんか、余裕って感じで、ヤだ。今の亜佑美ちゃん」
「ホホホッなんとでも言ってくださーい」
「急に余裕見せるのはずるい。うちが主導権握ってたのに!」
「ほっ」
「何その反応」

いやぁ、だってねぇ。
主導権握ってると思ってたというのがかわいすぎて。
だからって私が握ってるとも思えないけど。
122 :やきもちもち :2012/12/30(日) 01:26

「なんか楽しくて」
「もぉ、なんだよ!」

鞘師さんって、結構不思議な子だなと思う。
ストイックで自分に試練を与えるのが好きな人で、Mっぽいかなぁとか思ったりするんだけど、私に対しては優位に立ちたい感じがする。
でも甘えん坊で、子供っぽいところもたくさんある。
多面性っていうんだっけこういうのって。

「鞘師さんって色んな顔ありますよね」
「…何急にー」
「いや、なんかね、そう思って。カッコイイところもあるし、大人なところもあるし。今みたいに子供っぽくてかわいいところもあるし」
「…こういうのは亜佑美ちゃんの前だけじゃけ、他の人にはしないもん」
「そうじゃなきゃ困りますよ」
「んー」

そう返事ともなんともつかない言葉を発すると、またぎゅうっと腕を組んできた。
さっきよりも強く。

「えりぽんよく見てる」
「え?」
「うちはヤキモチ妬きで、嫉妬深いもん。…亜佑美ちゃんがフクちゃんに取られたらどうしようかと思った、さっき」
「そんな心配はないですけどね」
「仮に!」
「ハイハイ」

今度は私の腕をぶらぶらとして、駄々を捏ねるように鞘師さんは口を尖らせる。

「…やだもん」
「アッハッハ」
「もーー!」
「だって急に!やだもんとかいって」
「今日の亜佑美ちゃん嫌い!」
「嫌われたし」
「…嘘じゃけど」
「はやっ」

すっと私から離れて大人しくなる。
いつも笑ってるような唇は、富士山みたいにヘの字になって。

「んんぅーーー」

こういうときはきっとこうだ。
123 :やきもちもち :2012/12/30(日) 01:26

「ハイハイ、おいで?」

手招きすると、口をもごもごさせて抱きついてくる。

「ううー!亜佑美ちゃんのばかぁ」
「私が悪かったです。ちょっとからかいすぎましたね」
「ホントだよっ」

私の肩のとこで顔を塞いで、うーうー言う鞘師さん。
こういうところ、もっと出して欲しいと思いつつもそれは言えないな、なんて。

背中をぽんぽん、とゆっくり叩いてあげるとなんだか落ち着いたみたい。

「あゆみちゃん」
「はい?」
「好き?」
「好きですよー」
「うちも、すき」

んふふ、と独特の笑い声が聞こえて。
あぁご機嫌になったかな?お姫様は。

本当にこの人はかわいい人だなって思う。

ホントはここで、仕事中はいちゃいちゃ控えるんでしょ?とか言いたいけど、今日はお預け。
抱きついてきてる鞘師さんのかかとが上がったり下がったりで、本当に嬉しそうなのが分かったから。


「ホント、かわいいなぁ。『里保ちゃん』は」
「ちょ、えぇ!?きゅ、きゅうにっ」
「りーほちゃん」
「もぉ!」
「ふふ」
「…でも嬉しい。ひひ」

またかかとがトントン、ってなった。

でも、そのあと

「やっぱ里保ちゃんはちがう。亜佑美ちゃんの『鞘師さん』が好きなの」

と言われ、結局いつもどおり鞘師さんに戻すことになったのでした。
まぁでも、流石に毎日は里保ちゃんとは呼べないしね!へへ。
124 :高津 :2012/12/30(日) 01:30
更新です!
コミケで鞘石充したので、投下!w

>>118
うちのフクさんはこんな感じです。
アホの子だけど大人で腹黒い感じですw
自分も鞘石が出戻りの入り口なので、同じですねw

>>119
ちょいちょい更新してるので、覗いて頂けてなによりですw
Sweet,Sweet!は本当に甘ったるいのが書きたかったんですよねw クリスマスってのもありましたがw
うちのナマタさんは基本的には一途です。
ただ、いろんな人に優しいだけでw
125 :夜ぞ現 :2013/01/01(火) 23:18
気づいたら、亜佑美ちゃんと一緒に布団に寝てた。
隣を見ると、すっごい幸せそうな顔で寝てるし。

亜佑美ちゃんが横向いて寝てるから、それに合わせてうちも向き合うようにしてみる。

すー、すー、と規則正しい息遣いが聞こえて。
うちはそれだけで異様な感覚を覚えた。

あぁ、今隣で自分の好きな子が寝てるんだ、って。

今なら起きない?
今ならバレない?

うちは、亜佑美ちゃんのぷるぷるの唇に手を伸ばす。

柔らかいほっぺたを押さえて、親指で唇をなぞる。
あぁ…すごい。

なんだろうこのなんともつかないような感覚は。

喉からせりあがる何か。
指先がチリチリして、髪の毛の先まで鳥肌が立つみたいにゾクゾクした。

「あ、ゆみ…ちゃん…」

キスしてもいいかな、いいよね?

寝てるんだから、寝てるからさ。うん。

多少強引にしてもいいよ、大丈夫大丈夫。
卑怯だって分かってても。

そのまま唇を合わせる。

柔らかくて、気持ちいい。
好きな人とキスするってこんなに幸せなんだなって。

そのまま舐めたり、唇ではむっとしたり。
すごい幸せ。
126 :夜ぞ現 :2013/01/01(火) 23:19

――好きだよ、大好きだよ。

何度言葉にしても足りないぐらい。
だから、行動で表現する。

本人には内緒で、こんなことをするぐらいに。
それぐらい好きなんだよ。

ちゅっ、ちゅっと音を立てながら、右手を持て余してることに気づいて。
そのまま、亜佑美ちゃんの腰を抱いてみた。

細い。

そのまま手を少し下にずらしていったら、こないだ触れなかった形のいいおしりに辿り着く。

あー、これだよこれ。
これが触りたかったの。
すっごい触り心地いいし。

でもうちすごい変態みたい。
おしりさわさわしてるし。

「んっ…?」

あ、やば。と思った瞬間。

「んっ…??んーっ!!」

自分から唇引くのが間に合わなかった。
亜佑美ちゃんがもがいて弾かれるように、亜佑美ちゃんとうちがお互いに引いてしまう格好になってしまった。

「…さやしさん、何してんですかぁ」
「えっと…ちゅーをですね…したくて」
「私の寝てる間にですか…」

眠そうな顔で亜佑美ちゃんがムッとしてる。
目をこすって、ようやく覚醒したみたいになって、あ。と声を出す。

「この手はなんなんですか、鞘師さん」
「えーっと…素敵な、おしりだなと…」
「セクハラですよ!」
「ご、ごめん…」

慌てて手を引くうち。
亜佑美ちゃんとの距離は少しだけ離れてしまった。

たかだか何センチかだけど、すごく距離があるように感じてしまった。
罪悪感がそう感じるのかもしれない。

「起きてるときに…すればよかったのに…」
「えっ」
「もう言わないですからね!」
「えーっえーっ、なんで!言ってよ!」

顔がニヤニヤしてくるのが分かる。
現金なもので、急に距離が縮まった気がした。

亜佑美ちゃんは怒っても照れてる風で、すごくかわいい。
やっぱりこの人を好きになってよかった。
127 :夜ぞ現 :2013/01/01(火) 23:20

「ホントに?」
「…何がですか」
「起きてるときにしていいの?」
「…もう言わないって言ったのに」
「じゃあ勝手にする。いいよね?」

好機とはこのことだ。
勉強しててよかった。
チャンスだよチャンス。

「……」
「沈黙は肯定と受け取りますが」
「の、臨むところだ」
「いいねぇ」
「もぉ…ばか」

二人して顔赤くしてるんだから、ケンカにもなるはずもなくて。
バカみたいだけど、すごく、すごく緊張して、嬉しくて、色んな感情が混ざり合ってた。

「脱がすよ?」
「えっ、えっ、そういう系!?」
「えっ、違うの?」

え、どうしよう!違ってたのか!
やばい超恥ずかしい、と思ったけど、今更後には引けない。

「ち、違ってもいい…です」
「今日は素直なのか捻くれてるのか分からんね、亜佑美ちゃん」
「もう…」
「ごめんね?」
「謝んないでくださいよ…イヤとかじゃ…ないですもん。むしろ…」
「むしろ?」

そうやって聞くと、イーッて顔をされた。
照れてるときの顔。
かわいいなぁ。

「ホントもう…超恥ずかしい…」
「ほらほら」
「わ、分かるでしょ?」
「分かんない分かんない」
「もー…鞘師さん、意地悪しないで…」
「うわ…」

かわいい。
何この子、すごいかわいい。
どうしよう。
ごめんなさい、もう無理。焦らすの無理です。

「ごめんね…?」
「ん…」
「ほんっとごめん、我慢できない」
「えっ、ちょっ…やっ、急に!」

パジャマのボタンをはずしにかかるけど、焦ってるのかなんだかうまくいかない。
128 :夜ぞ現 :2013/01/01(火) 23:20

「んー、もういいや」
「えっ、ちょぉっ」

そのままインナーごとたくし上げて、中に手を差し入れた。

「すごい綺麗な身体してるんだよね、亜佑美ちゃんって」
「嘘です、もぉ」
「嘘じゃないよ。ホントに。お腹とか好き」
「ちょっ、やだもう…」
「触るよ?」

結構真面目なトーンで言ったら、うんって頷いてくれて。
うちから目をそらした。
恥ずかしいのはうちだって一緒だ。
でも、これ以上は強制みたいなことはできない。

「うちね、亜佑美ちゃんの胸…結構好き」
「…ちいさいですよ私」
「そうかもしれんけど。でも好きなの」

そのまま上に手を滑らせた。
控えめだけど、柔らかいし形も好き。
触るたびに、ぴくん、ぴくんって身体が小さく跳ねるのがたまらなくかわいかった。

「鞘師さんって…ほんっと、変態ですよね」
「うちが変態なら、亜佑美ちゃんはうちにとってめっちゃやらしい子じゃけ」
「私は別に…やらしくないですもん」
「うちから見たら…すごいエロく見えるけぇ、触りたくなる」
「……そうですか…」
「そうなんだよ。だから、いいよね?」
「…も、好きにしてください」

上気した顔が本当に色っぽくて。
目もうるうるしてて。

「ホントに好きにするよ?」
「ん…」
129 :夜ぞ現 :2013/01/01(火) 23:21

亜佑美ちゃんの方から、キスされた。
いつもの軽いものじゃなく、より深く。

それがスイッチになって。

もうそこから記憶がばらばらで。
とにかく思うが侭に求めた気がする。

唇も。

胸も。

……も。

そのたびに跳ね上がる亜佑美ちゃんの身体。
色っぽい声。

お互いじんわり汗もかいて。
夢中で求めた。

なんだか、こっちが主導権握ってるはずなんだけど…不思議と甘えてる感じがした。
亜佑美ちゃんを抱いてるはずなのに、包み込まれてる感覚。

ずっとこのままでいたかった。
ふたりだけでずっと。
130 :夜ぞ現 :2013/01/01(火) 23:21

「鞘師さん」
「んー?」

仰向けになってたうちに亜佑美ちゃんが声を掛ける。
うちは視線だけ亜佑美ちゃんに移したら、意地悪っぽい顔で笑ってる。

「変態っ」
「なんてことを言うんだ」
「だって…こんなの中学生がすることじゃないですよ、もう。どこで覚えてきたんですかっ」
「いやー、ンフフ。そりゃ、まぁなんていうか、色々?」

まぁホントに色々なので、それはまぁなんというか、亜佑美ちゃんには言えない感じですけど。

「でも…そういうとこも、実は好き、です」
「なんっ、…あーもう、なんでそういうこと…言うかな」
「鞘師さん照れてるー」
「照れてないっ、も、もぉ、君が悪いんだぞ!いっつもうちのこと煽って!」
「私普通にしてるだけですもん。いっつもいやらしい目で私のこと見てるからですよ」
「うー…」

そう言われると否定は…できない。

「さっきも言いましたけど、そういうとこ好きなんですよっ」
「んー…」
「仕事熱心なところも、頭いいところも、だらしないところも、ちょっとエッチなところも…私のこと、好きでいてくれるところも」
「…そっ…か」
「そうなんですっ」

なんか、持って行かれた気がする。
こういうとき、急に亜佑美ちゃんはお姉さんになる。

負けてるんだなぁ、うち。
勘違いしてたのかもしれない。
主導権握ってるって。
でもホントは、亜佑美ちゃんの手のひらの上なのかもしれない。
 
131 :夜ぞ現 :2013/01/01(火) 23:21
 
132 :夜ぞ現 :2013/01/01(火) 23:21
133 :夜ぞ現 :2013/01/01(火) 23:22
 
134 :夜ぞ現 :2013/01/01(火) 23:22
 

「…っていう夢を見たんじゃけど」
「事細かに説明しなくていいですよ。っていうか詳しすぎですよ、どんだけ覚えてるんですか…ていうかエロい夢だし…」
「それが素晴らしかった…」
「ていうか、夢って人に言うと叶わないとか言いません?」

「でもさ、そういうこと、したくない?」
「……でもさの意味が分かりませんけど」
「したくない?」

「……」
「沈黙は肯定と受け取りますが?」
「…好きに受け取ってください、もぉ」

「じゃあ、頂きます」
「もぉ…ホント、バカじゃないの、鞘師さん」

そういう亜佑美ちゃんの顔、真っ赤だけど言わないでおいてあげるよ。

好きだからね。

 
135 :高津 :2013/01/01(火) 23:23
明けましておめでとうございます!
新年一発目がこんな感じですいませんw

とりあえず自分の中で年明けにちょいエロを更新っていうのを有言実行ということでひとつ。
136 :名無飼育さん :2013/01/03(木) 05:50
エロ師降臨!夢オチからの現実でヨカッタヨカッタと思ったけど
無限ループに入りそうな感じの終わり方ですねw
ここの鞘師さんは明け透けでエロくてあほですねw可愛い
137 :LUNAR FEVER :2013/01/04(金) 22:25



――目覚めたら今までの私じゃなかった。


抱きしめたら急に大人になった気がした。
年の差なんてなかったみたいに。



 
138 :LUNAR FEVER :2013/01/04(金) 22:25

横で布団を被り、寝ている顔を見つめたら自然にこっちも笑顔になる。
ふと窓を見ると暗く、まだ朝には早いみたい。

そっとベッドを抜け出して、カーテンを少しだけ開ける。

暖房を切った部屋は、やっぱりこんな時間だと寒い。
ぶるっと震え、すぐにでも布団に戻る。

携帯を見たら、2時。

まだこんな時間かと思い、背向けていた反対側に寝返り、亜佑美ちゃんの方を向いたら急に目が開いた。

「さやしさん?」
「ごめ、起こしちゃったね。うちももう寝るから」
「んー…ねむれないんですか…?」

眠そうな顔で言うもんだからかわいい。

「違うよ、急に目が覚めちゃったけぇ。大丈夫、もう寝るよ」
「うん、おやすみ…」
「おやすみ、亜佑美ちゃん」

眠すぎて敬語抜けてるのがかわいい。
亜佑美ちゃんのさらさらの髪を撫でて、肩に手を置く。

まるでうち、年上みたい。
そんな錯覚を起こすぐらい、亜佑美ちゃんがかわいく思える。
139 :LUNAR FEVER :2013/01/04(金) 22:25

昨日の夜が嘘だったみたい。
熱に浮かされたみたいに亜佑美ちゃんを求めた。

まるで夢の時みたいに。

ぎこちない子供同士のやりとりだったかもしれない。
でも、亜佑美ちゃんは優しく応えてくれた。

それが嬉しかったし、心を揺さぶった。


この人をいつまで自分の元に置いておけるんだろうって。

思ってから気付く。

思い上がってるなぁ、うち。
手に入れたつもりだったのかな、と。

実際お互い好き同士で、キスもして、結ばれて。
最後ってどこなのか考えもしなかった。

好きの先ってどこなんだろう。

亜佑美ちゃんとうちはどこまでいけるんだろう。

きっと考えても答えは出ないのかもしれない。
それでもうちは亜佑美ちゃんを手放すつもりなんかなくって、ずっと一緒にいたい。

誰かに抱きついてるのを見るだけで、嫉妬でおかしくなりそう。
子供じみた独占欲かもしれない。

 
140 :LUNAR FEVER :2013/01/04(金) 22:26

目に映る亜佑美ちゃんはすっかり寝入ってしまって、かわいい寝顔を見せてくれてる。
口がちょっと開いてるし。

「ふふ、垂れそう…」

今、うち最高に変態っぽいこと考えてしまった。
でも、引く気はない。最初から。

零れ落ちてきそうなところを、舌で舐め取ってしまった。
そのまま唇の端をつっ、となぞる。

頭の中がピリピリしてる。
恥ずかしいともまた違う感覚。

ぞわっと身体が震える。

ああ、うちって最悪。
亜佑美ちゃんのすべてを手に入れたいと思ってる。

これってきっと気付いちゃいけなかった。


真っ暗な部屋の中、さっき明けたカーテンの少しの隙間から月明かりが伸びる。

そう、今夜は月夜の晩なんだ。
そうだよ。うちは今日変わったんだよ。

今までとは違う。
どこか違う一歩を踏み出してしまったんだ。

亜佑美ちゃんに軽くキスをして、うちは目を瞑る。


そう。すべて月のせいにしてしまおう。


 
141 :高津 :2013/01/04(金) 22:28
更新しました。
短めのをw

エロ師なかなか離れてくれないなーw

>>136
降臨させてみましたw
無限ループとは考えてませんでしたが、今回はちょっとした続きではありますw
うちの鞘師匠に関しては136さんの感想がすごく嬉しいですw
そのつもりで書いてましたので…w
142 :Love Dealer :2013/01/07(月) 00:35

初めて見たのは、オーディションの番組。
誰が受かるか、どの子が後輩になるのかドキドキしていた。

結果、やっぱり!と思った。
ダンスのできる子が入ってきたって思った。
とにかく嬉しかったことを覚えてる。

それからもう半年過ぎた頃のシングルで、運命だと思ってしまった。
何かに目覚めたというか。

どっかでも何回か言ってるけど、とにかくタイプだったんだと思う。
なんで気付いてなかったんだろうって。

それだけ魅力的だった。
頭のてっぺんからつま先まで。

目が釘付けになってしまった。
あの時撮影のチェックしてる自分は、我ながら相当キモかったと思う。

あれからのうちは大変だった。
何をこんなに動揺してるのかってぐらいに動揺してて。
それを表に出さないようにするのは一苦労だった。

でもそれが、何をきっかけにしたのか分からないけれど、自分の中から溢れるようになってきてしまった。

止められなかった、好きが。

だって、だって、好きになってしまった。
だから積極的にくっついていった。

うちのことを見て欲しかった。
ただの先輩だけじゃなくて、鞘師里保っていう存在を刻み付けて欲しかった。
143 :Love Dealer :2013/01/07(月) 00:36
あの時はあまりに気持ちが溢れすぎて、そのあとのことをまったく考えてなかったのは失敗だったなぁ。
結果オーライだったからよかったけど。

でもホントよかった!
亜佑美ちゃんが、うちのこと好きになってくれた!

うち、天国にでも行った気分だった。
行ったことないけど!

たくさんぎゅーってした。
たくさんちゅーもした。
ちょっと、一歩進んだことも…した。


――あなたと巡り会えて、少しずつ変わっていった。


世界が広がるみたいになった。
眩しくなった。


だから―


 
144 :Love Dealer :2013/01/07(月) 00:36

「ねえ、亜佑美ちゃん」

隣で雑誌を読んでるあなたに声をかける。

「なんですかー?」

目線は雑誌のまま、次のページをめくる。
細くて小さい指に惹かれる。

「ずっと好きでいてね?」

バッと、キレのいい動きでうちの方に向く。
その顔は真っ赤になってて。

うちはつい笑ってしまった。

「な、ちょっと何笑ってんですかっ」
「なんにもー。それよりも答えて欲しいなぁ」
「…笑ったから答えませんよ」

そうやって拗ねるあなたが大好きで。

「てか急に…何いってんですか、もぉ」
「照れてるー!」
「照れますよそりゃ!」
「で?」
「え?」

いつまでも照れてくれるあなたが大大大好きで。

「……そりゃ、好きでいますよ。鞘師さんのこと」
「ウフフィヒヒ」
「キモイ!」
「あー、亜佑美ちゃん遠慮がなくなってうちは悲しいですよ」
「だって鞘師さん!」
「ウヒヒッ」

かわいい。
かわいいです。

こういうやりとりができるようになったことも、なんていうか収穫みたいな感じで。
楽しくてしょうがない。

「ちゅーしよ」
「もぉ…いいですよ」

「んっ…」

唇はすぐに離れた。
少し見詰め合って、自分のおでこであなたのおでこをぐりぐりしてみた。
145 :Love Dealer :2013/01/07(月) 00:36

「わっ!なんですかぁ…ふふ」
「おでこ好きです」
「それはどうも」
「全部好きです」
「あ、ありがとうございます」

目を開いてこんなに近くで見ることって意外となかったかもしれない。
一緒に寝るときは暗いから細かいところまで分かんないし。

「目ぇホント茶色だよね」
「色素薄いんですかね?」
「そういうよね。茶色の人って」
「…目も好きですか?」
「好きだよ」
「顔も?」
「だってタイプだもん。好きだよ?」
「うぅ…」

言って恥ずかしくなってるし。ウケる。

だからいきなりチュッてしてみた。

あなたは、目を細めて笑ってくれて。
うちも笑った。

あなたと一緒ならもっと頑張れる。
あなたと一緒ならもっともっと楽しい!

この甘くて切ない気持ちをずっと受け止めていて欲しい。
だからあなたももっと甘えて、もっと好きになって。

うちが全部受け止めてあげるから。

だから、だからね?



こんな日々がずっと続きますように!



 
146 :高津 :2013/01/07(月) 00:38
だーちゃん誕生日おめでとう!更新!
まるで誕生日らしさのない鞘師匠目線ですw

もうちょっと何か書きたいかなーとか思ってますが、予定は未定ですw
147 :名無飼育さん :2013/01/07(月) 10:02
誕生日更新きてた!
2人の関係が少しづつ進んでいくのがかわいすぎてw
ついつい見守りたくなりますね。
また歳の差が離れたけどいつか主導権にぎれるように鞘師ガンバレ!w
148 :2015年1月6日22時25分。 :2013/01/07(月) 23:23

「もー…いい加減掃除して下さいよ」
「えー?」

部屋はとっちらかった状態。
ソファーの上には服が散乱。
テーブルの上にはお菓子のカラが散乱。
床には仕事の資料が散乱。

「ホント何度も言い続けてる私これ」
「イヒヒ」

そういって、すんませんなぁとニヤニヤ笑う鞘師さん。

「何度もっていうか年単位になってきたんですけど?」
「そう?」
「そうですよ。ていうかね、結構私やってますよね?というかすべてやってますよね」
「そしてうちは料理ができるように…」
「なってないですからね?」

間髪容れず突っ込むと、うっ、と詰まる。
そりゃそうですよね、あなた何もしてませんよホントいつもいつも。

「料理も掃除も私がやってますし」
「でもでもうち洗濯はしてるよ?」
「でも出して干すのは私がしてます」
「…ハイ」
「一体鞘師さんは私に何を与えてくれてんのかって話ですよ」
「愛を?」
「バッカじゃないの?」
「あぁん亜佑美ちゃんが冷たい…」

拗ねて服がとっちらかったソファーの上でごろつこうとしたため阻止。
せめて避けてから座って。
ほらほら、と言いながらかけてあった服をよけて少ししわを伸ばして畳む。

そうすると、ほら。
すぐくつろぎ始める。
149 :2015年1月6日22時25分。 :2013/01/07(月) 23:23

「まったくもう…私は鞘師さんのメイドじゃないんですからね?」
「あ!」
「…なんですか」
「そういえば昔亜佑美ちゃんの誕生日に執事やったよねー、うち」
「そんなこともありましたよねー…って騙されませんから、とっとと片付ける!どっちも努力すればなんとかなるんですから!」
「えー!、もう夜だよ!!」
「えーじゃない!ちゃっちゃとやる!」

はぁいと呟いてしぶしぶ動くもんだから、おしりを軽く叩いてハッパをかける。
まったく私はこんな日に何やってんだろと思う。

まぁ、この年下の先輩は仕事はできるけど、自分の身の回りのことが一切できない人だからもうしょうがないのも分かってる。
やらせなきゃだらしない状態のまま過ごしてしまう人だし、クセをつけるのもイヤだし叱り飛ばしてるわけで。

「まったく…鞘師さん服のセンスいはいいんだから、料理とかだったらうまくりなりそうなもんなのに」
「めんどい」
「コラッ!」

結局ハイハイ言いながら煽ったら30分ぐらいで片付けてくれた。
いつもこうなら何の文句もないんだけどなぁ。

「ほら、散らかってるだけなんだから整理すれば綺麗になるじゃないですか」
「うちすごいじゃろ」
「指示は私ですけどね?」

フフンとばかりにふんぞり返る鞘師さん。

「偉そうな意味が分からない」
「やー、でもね、うち2人暮らしで良かったよホントに」
「私が全部やるからでしょ?」
「ちが、違うんだ。だってだってね、ホントうち何もできないから。1人だと死んでた」
「結局私が全部やってるって話じゃないですか」

そう笑いながら言うと、そうだけどさぁなんて呟いて口を尖らせる。
こういうところは本当にいつまで経っても変わらない。
150 :2015年1月6日22時25分。 :2013/01/07(月) 23:23

「あとうちね、年上が好きだから安心すんの。亜佑美ちゃんといると」
「それはどうも」
「愛されてますよ石田さん」
「…それはどうも」
「嬉しくなさそう!」
「あはは、嬉しいですって」
「ホントー?…ていうかね、ホント真面目な話!うちもさぁ、高校入学して1人暮らししてみたいとか親に言ったら、里保は絶対に無理とか言われるしね」
「そりゃそうでしょうねぇ」

テーブルについて、私が出したコーヒーを啜る。
いつも向かい合って喋ってるはずなのに、なんだか今日はいつもと雰囲気が違う気がする。

「誰かと一緒ならいいよって言ってくれたから助かったけどさ。オカゲサマで」
「まぁあの時は私のとこも親が仙台戻るって言ってたときでしたからね。良かったですよ。私も18ですしね、明日で。ちょうどよかった」
「そうだよね。早いけど誕生日おめでとう。改めて」
「ありがとうございます」
「遅くまで仕事できるじゃん。いいよねー。うちは夜中できないもん、まだ」

コーヒー越しに頬杖をついてる姿が様になってる。
鞘師さんホント美人になったなぁ。

初めて会ったときはかわいい子だなぁと思ったんだけど、2年って早い。

「あと2年ですよ」
「長いよー。あ、でももううち結婚できるからね?」
「いきなり何の話かと思ったけど、まぁそうですよね」
「亜佑美ちゃんと結婚したい」
「法律変えてくださいよ」

ズッとコーヒーを啜りながら思う。
ホント、2年で私たちはどれぐらい変わっただろう。
きっとたくさんあるだろうとは思う。

まぁ、自分たちの中での大きな出来事は、この一つ屋根の下に一緒に住んでるってことだけど。
151 :2015年1月6日22時25分。 :2013/01/07(月) 23:24

「えー、無理。あーでもさ、うちらがカミングアウトしたら大変なことになっちゃうよね!」
「大変なんてもんじゃないでしょ!」
「うちが男になるしかないか…」
「唐突に何言ってんですか…」
「もー亜佑美ちゃんのってくんないんだもん!」
「鞘師さんの意味が分からないからのれないですし」

唐突に話が変わるし、ツボも全然違う。
1人でイヒイヒ笑ってるのも見てて面白いし、いつでもわりとニコニコしててくっついてくるのもかわいい。

この人と結ばれるのは必然だったのかなって思う。

最初はライバルとか場違いなこと言ってたけど、自分は。
若気の至りかもしれないけれど、頑張れば肩を並べられるってあの時は本気で思ってた。
でもそうじゃなかった。
鞘師さんは私のずっと前を歩いていて、私は全然追いつけなくて、あるとき競うのを諦めた。

それでも鞘師さんは私に振り向いて、手を差し伸べて待ってくれる。
この人はそういう人だ。

なんか感慨深くなっちゃったな。
とか思ってると、なんだか目の前の人はそわそわし始めた。

「どうしたんですか?」
「とりあえず片付けたしケーキ食べようよ」
「変わり身早っ!!てか私の誕生日だし!」
「まぁまぁ」
「何のまぁまぁか分かんないし!」

目を細めてイヒッと笑う。

「ホールは食べきれないからいっぱい買った」
「うわ、ホントだ」
「亜佑美ちゃん何がいい?」
「じゃあチョコレートで」
「じゃあうちはいっちごショートー!」

すっすっとお皿にとりわけてくれて、誕生日おめでとうをもう1回頂いて。
そして鞘師さんのフォークは私のチョコレートケーキに。
152 :2015年1月6日22時25分。 :2013/01/07(月) 23:24

「はい、あーん」
「…あ、あーん」
「おいしい?」
「んっ、んん、うん、おいしい!これ超おいしいですね!」
「じゃあそのおいしいチョコをうちもいただき」
「ちょっ、んんんーーーっ!」

この人こういうの好きだなぁ。
とか思いながら、テーブル越しに身を任せる。

好きだなぁ、と改めて思う。

好きの形は2年前と少し違う。
あんなに新鮮で激しい恋だったはずなのに、今はすっかり落ち着いてる。
もちろんそれは悪い意味ではなくて、自分の中に浸透したんだなって、そういう感じ。

鞘師さんの押し押しな感じも変わらないし。
私は2年前より少し強くなった気がする。
だから。

「鞘師さんもあーん!」
「あーん♪…ん、んー!おいひぃ」
「私もショートいただき!」
「んむぐっ…あひゅみひゃん、はやい!はひゃい!!」

唇の脇についてたクリームも舐め取ってやった。
ふっふっふ。

「やってやったぜ…!」
「仕返しされた…」

互いにバカみたいなことをして日々が過ぎていく。
まだ一緒に暮らし始めた私たち、何かまたたくさんいろんなことがある気がする。

もっともっと一緒にいたいな。

「ねえ鞘師さん」
「んー?」
「ここにいてくださいね?」
「ん?いるよー、うち、亜佑美ちゃんに追い出されない限りは。ふひひっ」
「ちゃんとしてくれれば追い出しませんよ」
「えーっ、うん、頑張る」
「頑張ってくださいね、先輩」

そういうと、頑張る、とはにかんだ。

 
153 :高津 :2013/01/07(月) 23:26
本日2度目の更新です。
だー誕2本目ですw

今回は趣向を変えて、ちょっと未来のお話。
2人が少しだけ大人になってますw

>>147
頑張ってかわいく書くようにしてるんですが、うまくいってないと思っていたものでw ありがとうございます!
また2歳差になりましたので、うまいこと距離感も書けていけるといいなと思ってますw
154 :高津 :2013/01/07(月) 23:30
あ、途中で出てくる執事の話は実在のネタじゃなくて、自分がぽしゃった誕生日ネタです…w
155 :名無飼育さん :2013/01/08(火) 02:19
未来の話は新しいですね!
二人はさぞかし綺麗になってるんんだろなぁ(*'A`)
156 :second impression :2013/01/15(火) 01:11
久々の2人の撮影。
私は浮かれていた。

雑誌のグラビア撮影。もちろんインタビューも兼ねて。

浮かれているのは私だけじゃなかったみたい。
鞘師さんもテンションが高くて、自惚れてもいいんじゃないかってぐらい嬉しそうだった。

「2人久々だね」
「ですねー!」
「イヒヒ」

嬉しさが笑った感じにも出てた。
それがすごくかわいくて、こっちもつられて笑ってしまった。

しばらく2人で話していて、一瞬スタッフさんの呼び声にも気づかなかったぐらい。
ダメだダメだ。
仕事はしっかりしなきゃ。

程なく撮影が始まって、最初は一緒に。
滞りなく進んだ。

私もようやく慣れてきたけど、鞘師さんはやっぱりうまいなぁって思う。
しかもかわいい。

その後は鞘師さんのソロ撮影。
私は待機。
その間鞘師さんの撮影をじっと見てたけど……。

ふと、気づく。

あれ?
鞘師さん、こんな感じだったっけ?

って。
157 :second impression :2013/01/15(火) 01:12
長い髪が緩くウェーブがかってて、鞘師さんの表情とか仕草を引き立てて。
スッと目を一瞬細めたのが印象的だった。

今まで、すごくかわいいけど、内面が年齢よりも上…っていう感じだと思ってて。
いや、でもそれだと大人っぽいってなるし、ていうか大人っぽくても別に何も問題ないし。

あれ?あれ?おかしいな。
何か自分の中で食い違ってる気がする。

そんなことを考えていたら、撮影が終わっていたようで。
鞘師さんに肩を叩かれる。
それにビクッとなってしまい、ちょっと鞘師さんを驚かせてしまった。

「亜佑美ちゃん、次」
「あっ、はーい」

今は考えないようにしよう。
ちょっと上の空気味だったけど、ちゃんと…できたはず。

けどやっぱり、終わったあともやっぱり腑に落ちない感じだった。

「お疲れ様ー」
「あ、お疲れ様です」

鞘師さんと会って、何か変な感覚が私に訪れる。
胸のあたりがチリッともつかないような、不思議な感覚。

「このまま帰る?」
「や、私ちょっと用事あって」
「あ、そうなんだ残念…」

一緒に帰れると思ってくれていたのか、鞘師さんはちょっと寂しそうな顔をする。
158 :second impression :2013/01/15(火) 01:12

「ごめんなさい!今度は一緒に帰りましょうねっ」
「いいよ、大丈夫だから!」
「よかった。じゃあまた…」

「あ、でも待って」

鞘師さんがそう声を掛けてくれた時。
ふわふわの黒髪が揺れる。
目を細めてにっこり笑ってくれて。

何かおかしい。
おかしな感覚が膨れあがる。

何かが喉の奥からせり上がってくる。

「またね!」

頬を両手で包み込まれて、キスされた。

目の前がパチパチする。

鞘師さんは、少し照れたような顔でバイバイと言って手を振って。
そのまま走って行った。

私は、呆然とそこに立ち尽くしていて。

心臓が早鐘を打つ。
息が苦しい。
涙が零れる。

前とは圧倒的に違う感覚。
回らない頭で必死に考えながら歩く。



――そっか…私。


 
159 :second impression :2013/01/15(火) 01:12
 
160 :second impression :2013/01/15(火) 01:12
161 :second impression :2013/01/15(火) 01:13
 
162 :second impression :2013/01/15(火) 01:13

その日の翌日から、亜佑美ちゃんはおかしかったんだと思う。
最初は気づかなかった。

「亜佑美ちゃん、一緒にご飯食べよ?」
「あ、は、はい…」

微妙に距離を取られる。
その時は仕事場だし気を遣ってるのかなと思ってた。

別の日も。

「亜佑美ちゃん、あのさー」
「あ、ごめんなさい、ちょっとトイレ行ってくるんで…」
「あ…うん」

また別の日も。

「あ!亜佑美ちゃ…」
「スイマセン!」

今度は走って逃げられた。

「……なんだよ」

なんなんだよ。
うちが何したっていうんだ…。

もしかしてキスがイヤだった?
でもその前までは嬉しそうにしてくれてたのに…。

突然こんなことになるなんて、納得いかない。

もしかして…うちのこと嫌いになった?

急に不安でいっぱいになる。
亜佑美ちゃんに嫌われてしまったら、うちはどうしたらいいの?

そう考えるだけで胸が締め付けられる。
苦しい、苦しいよ。
163 :second impression :2013/01/15(火) 01:13

あんなに一緒にいて、あんなにたくさん好きって言ったのに。
まだしたいことたくさんあるんだよ。
2人でもっとデートだってしたい。
ホントは一緒に暮らしたりしたい。
まだ何にも叶ってないのに。
それがこんな風に終わるなんて、とてもじゃないけど耐えられそうにない。

心臓が変な風にバクバク言う。
早く確認しなきゃ、亜佑美ちゃんに。

うちは納得いかないんだよ。

力の入らない足で、亜佑美ちゃんを探した。
どこ?どこにいるんだよっ…。

走るごとに不安になる。
もしかして亜佑美ちゃんが本当に、うちのことどうでもよくなっちゃってたら。
でも、分からない。
まだ期待を持ちたい。

そんなのがぐるぐるぐるぐる頭の中を回る。
めまいがしそう。

それでも聞かなきゃいけない。
本当のことが知りたい。


階段の前にきたら…重たい鉄の扉が閉まりきってない。
…ここ?

少しためらう。
でも、開けなきゃ始まらない。

――いた。

踊り場で蹲っているのを発見。

心臓のバクバクはさっきよりも強くなる。
164 :second impression :2013/01/15(火) 01:14

「あゆみ、ちゃん」

ハッとしたように顔を上げて、階段を駆け上がる亜佑美ちゃん。
こういうときの反応はホントいいんだから。

でも、うちだってこういうとこでは負けてられん。

「待って…っ!」

ようやく掴んだ亜佑美ちゃんの右腕。

亜佑美ちゃんに触ったの、なんだかすごく久しぶりな気がした。

触った先からビリビリと感電するみたい。
ぞわぞわと鳥肌が立つ。

あぁそうだ、この感覚。
これを味わいたかった。

いつ触れても、うちはあなたのことがいつでも好きだった。
いつ見ても、ドキドキが収まることなんてなかった。

でも、今それを再び正面から感じることができるか、それを確認しなきゃならなかった。

「言いたいこと、分かるよね?」
「………」
「なんで?うち、何かした?」
「なん、も…してないです」

掴んだ手が震えてる。
何を怯えてるの?

「じゃあなんで…」

力なく掴んだ腕を下ろす。
亜佑美ちゃんはもう逃げるのはやめたのか、そのまま階段に腰掛ける。
うちもそれに倣って隣に座った。

そしてやっぱり、うちと亜佑美ちゃんの間には少しの距離があった。
亜佑美ちゃんが少し、横にズレたから。
それがやっぱりショックで、悲しくて。泣きたくなる。

「なんで、離れちゃうの…?」

えっ、と声を上げて自分がしていることに初めて気づいたみたいな反応だった。

それがなんだかうちには許せなくて。
あれだけ逃げてて、なんで、なんで!

亜佑美ちゃんの左腕を押さえて、うちの方を無理やり向かせる。
165 :second impression :2013/01/15(火) 01:14

「うち、なんかした?こうやって、距離取られてさ、なんでってずっと思ってた。
何かしたなら、言って欲しい。嫌いになったのなら…言って欲しい」

最後の方は情けないことに声が小さくなってしまって。
だって嫌われてるなんて思いたくなかった。
でも聞かなきゃ分からない。

言葉が出てこない、たくさん言いたいことがあるはずなのに。

亜佑美ちゃんは俯いたままで、涙が膝に落ちる。

「ごめ、ごめんなさい…!」
「ごめんだけじゃ分からんよ。ちゃんと、理由が聞きたい」
「ごめんなさい…!ごめんなさい!」
「うちだってねぇ、すごい苦しい!でも、こんなに好きでさ、なんでって思った。好かれてると思った。
でもうちは手放す気なんてないからね!?亜佑美ちゃんが何をしてもどう思ってもうちは…うちは、絶対手放さないからね」

息が上がる。
バカみたいな独占欲。
泣きたいのはこっちだ。

でも、逃げるなんてことがなくて、正直安心した。
今は。

とにかく亜佑美ちゃんが落ち着かないと先には進まない。
だから、うちの右手は亜佑美ちゃんの背中を撫でていて。
早く泣き止んで、落ち着いて。
お願いだから。

そうやってしばらくしたあと、ようやく亜佑美ちゃんが泣き止んで。

「…最初は、私も分からなかったんです」
「ん…?」
「あの、一緒の撮影の日、なんか自分の中で色んなことが起きて」
「うん」
「自分の中で、感じてた違和感みたいなのがあって…それがなんだか、わかんなくて。…でも、気づいちゃって」
「何に?」
「鞘師さんが、好きって」

え?と思った。
それまで、うちのこと好きっていってくれてたのはなんだったの?

「ずっと、好きだと思っててっていうか、好きなんです。ずっと。
でもあの時からなんか変なんです。鞘師さん見るだけで胸が苦しい。心臓がジリジリするし。電気がバチってなったみたいになるんです。
それが、怖くて。私、どうなっちゃうんだろうって。だから…逃げ、ました」

ホッとした。
嫌われていたわけではなかった。

さっきまでの黒い感情が嘘だったみたいに、靄が晴れていく。
166 :second impression :2013/01/15(火) 01:15
「触るのが、怖かった。好きすぎて、自分が分からなくなりそうで。
……私、鞘師さんのこともう1度好きになってた」

急速に胸が熱くなってくる。
さっきとは違うめまいを起こしそう。

この人はそれだけ私を好きになってくれてたんだ。そう思うとこっちまでおかしくなりそうだった。

「に、逃げたのは許しました」
「は…はい」
「亜佑美ちゃんの気持ちも、分かりました」
「ハイ…」
「罰として、うちへの思いの丈を形にして表現してください」
「えっ?」

許したけど、意地悪したくなった。
だってこんなにうちを困らせたんだ。これぐらいは許されるはず。

「表現って…えと」
「なんでもいいよ。ヒントはなしじゃけ、頑張って」

しばらくうんうん唸っていたけど、震える手を伸ばしてきて、うちの首の後ろに回してきた。
顔はうちの肩のところで表情は見えない。
身体も少し震えていた。
これが逃げた原因である『好き』であることだって実感して、うちはとろけそうになるぐらい嬉しかった。

「鞘師さんが、好きです」
「うん」
「すごく…好きです」
「うん」
「だから、ごめんなさい。今日まで苦しい思いさせて…ホントにごめんなさい」
「もういいよ、怒ってないよ」
「ありがとうございます…」

亜佑美ちゃんの声が涙声になってて、何故だかちょっと嬉しいなんて思ったりした。

そういえばと、行き場を忘れてたうちの腕を亜佑美ちゃんの腰に回す。
そのまま抱き寄せて、一呼吸。

「うちも、好きだよ」

そういうと、亜佑美ちゃんはうわぁぁってちょっと大き目の声を出して泣いた。
やっぱりそれが、うちには嬉しかった。

うちのことで泣いてくれるんだよね。
うちのことを思ってくれてるんだよね。

亜佑美ちゃんが好きで胸がいっぱいになる。

だから…抱きしめた腰をさっきよりも強くぎゅってした。
亜佑美ちゃんの身体はまだちょっと治まってなかったけど、それもまたいいかなって。

どんどん好きになって。
うちを離さないでいて。

きっとまた始まったんだよね。
亜佑美ちゃんはもう1度うちを好きになったって言ってくれた。

だからまた1から始めよう。
ね?
167 :高津 :2013/01/15(火) 01:17
更新しました。
2人でのグラビア撮影っていう話があったのでこんな話を。
つながりは一切ないですがw

>>155
そればっかりを想像して未来の話を書きましたw
ホント美人になってると思うんですよね!
168 :名無飼育さん :2013/01/15(火) 04:38
このふたりが可愛すぎてだーいしと一緒に泣きたいw
毎度、すごい萌えです!
できればでいいのですが、この話をだーいしsideだけでも読んでみたいですね
169 :名無飼育さん :2013/01/21(月) 07:24
にやにやきゅんきゅんが止まらんw
だーちゃん可愛いな(*´Д`)ホワワv
170 :はぐはぐアタックのその後で :2013/01/29(火) 22:11


メンバー内で流行っていることがあった。
とはいえ、それはある意味恒例行事のようなもので。

ただ、新メンバーさくらちゃんが入って来てからそれが顕著になった。

そう。
抱きつき合戦。


「うおおおっ」

「ちょぉ、小田ちゃんやーめーてー!きゃははは!」

「おっと、危ないよー!」

「さくらちゃんこういうの好きなん?」

「ふふふ、かわいいー」

「うおっと、ハハハ、甘いな!」

合戦ではないな。
さくらちゃん単独の特攻だ。

反応は様々。
うちはというと、結構抱きつかれる回数も多くて半ば諦めているところもある。
171 :はぐはぐアタックのその後で :2013/01/29(火) 22:11

「さくらちゃーん、もういいでしょー?」
「えー?いいじゃないですかー」

椅子に腰掛けてるところを後ろから抱きつかれてるところだったりする。

「えりぽんじゃないけどさぁ、好きなの?こういうの」
「うーん、えっと、うーん、そうですね、わりと」
「何その答えっ」

そういうとさくらちゃんは何かを含んだような笑い方をした。
謎だ。

さくらちゃんと仕事を重ね、お喋りを重ねていくうちに分かったことがある。
この子、すごく頭がいい。

客観的に物事を見ることができるし、何より人間関係もこの短期間でぐっと距離を縮めたところがある。
本人はまだですよーとか言ってるけどそんなことはない。
9期は10期のみんなが入ってくるまで先輩とも距離があったし、何よりうまいこと運ばせるようになるまで時間がかかってしまった。

それがさくらちゃんは1人でこうだもんなぁ。
すごいとしか言いようがない。


「お疲れ様でー……す」

あ、亜佑美ちゃんが撮影から帰ってきた!
んふふ、何の話しよっかなぁ。

「あ、亜佑美ちゃ…」

話しかけようとすると、ぎょっとされて、ぷいっとそっぽを向かれてしまう。

えっ、うち…何かした?

「石田さんどうしたんですかね??」

172 :はぐはぐアタックのその後で :2013/01/29(火) 22:12

あ…。
あーあーあー。
これは、なんというか。

まずい、非常にまずい。

ここ最近亜佑美ちゃんとあんまり話してなかった気はしていた。
でも繋がってると思ってちょっとスルー気味になってたのは事実。
メールもおやすみも普通にしてくれてたし。

でも…亜佑美ちゃんがいるときにもこの子はだれかれ構わず抱きつくもんだから、うちもおろそかになってた。


「さくらちゃん、も、いいから。うん、離れて、うん」
「えっ?」

後ろを向きながら、さくらちゃんに離れるよう促したと同時に。

「小田ちゃん」
「あっ、はいっ?」
「そういうの、やめな」
「えっ?」
「先輩とはある程度ね、一定の距離っていうのを保たなきゃいけないと思う」
「えっと…」

すっとうちから離れるさくらちゃん。
でも、きっとさくらちゃんにはさくらちゃんなりのルールがあってこういうことをしてるっていうのは分かってた。
それが何かは分からないけど。
でも、一定の距離っていう亜佑美ちゃんの意見も分かる。

ただそれを強要すべきじゃないっていうのも、またひとつの意見だと思う。

実際…さくらちゃんは納得いってないみたいだし。

「あっ、分かりました!」
「な、何が」
「石田さんは鞘師さんのこと好きなんですね!」
「なっ…!」
「ブッ…」

飲んでいたお茶を噴き出しかけた。
なんてことを言い出すんだこの子は!

「あー、なるほどね。そういえば小田は知らんかったもんね」
「あ、道重さんお疲れ様です!」
「「お疲れさまです」」

どうやらいつの間にやら道重さんも楽屋に戻ってきてたみたい。

「何がですか?」
「ちょ、ま、道重さん!!」
「石田はちょっと静かにしてて」
「はぃ…」

大好きな道重さんに窘められてしょんぼりの亜佑美ちゃん。
うん、ちょっとかわいいと思ってごめんね。
173 :はぐはぐアタックのその後で :2013/01/29(火) 22:12

「さゆみは小田のすることはいいことだと思うよ。先輩と距離を縮めるっていうのは。やっぱりコミュニケーション不足になるのは避けたいし。
10期だって佐藤が真っ先にれいなやさゆみに抱きついてきたわけだし」
「はい…」
「それを一時にヤキモチでダメっていうのはおかしいって分かってるよね?」
「……はい」
「さゆみも怒って言ってるわけじゃないし。それは分かって、ね?」
「すいませんでした…」
「謝るのはさゆみにじゃないよ」

うちは傍観するしかなかった。
やっぱりこういうのはうちからよりも先輩からの方がいい気がしていたし。
…実際うちが口出ししたらちょっと大変になってたと思う。

「小田ちゃん、ごめんね」
「えっ、いや、大丈夫ですよ!こちらこそスミマセン…」
「やっ、なんで小田ちゃんが!」
「いやいや、石田さんがそんなに鞘師さんのこと好きだと思ってなくて…本当にごめんなさい!」

なんだこのやりとりは。
うちの方が恥ずかしいぞ!

「やばい、小田超ウケる!こんな真面目な話した後なのに!」
「えっ、えっ、何がですか!?」
「そうだよね、石田はりほりほが大好きだもんね〜!あははは、やばーい!」

爆笑する道重さんの横で、顔を真っ赤にしてる亜佑美ちゃん。
そして何が何やら分かってないさくらちゃん。

「おおお、お茶買ってきます!」

ダッシュで逃げ出した亜佑美ちゃん。

うーん、これは…。

「えっ、石田さんどうしたんですか!?」
「さくらちゃん」
「は、はい?」
「えーっとだな、うちとね亜佑美ちゃんは…その、付き合ってるんよ」
「えっえっ、えーっ!?」

「ということで…道重さん、ちょっとうちもお茶買いに行ってきます…」
「あっはっは、いってらっしゃーい」

後ろで、さくらちゃんのそういうの、ありなんだぁ…という呟きが聞こえたけど気にしないことにした。
うん。これは気にしないほうがいい。


財布を握り締めながら、うちはちょっとニヤついて亜佑美ちゃんを追いかけた。


「かわいいなぁ、ホント」

 
174 :高津 :2013/01/29(火) 22:14
更新しました!
おださく初登場ですw

>>168
ありがとうございます!泣かないで!!w
序盤がだーちゃんサイドなので…あえてこのままにしたのでご容赦!w

>>169
にやきゅんありがとうございますw
だーちゃんは本当にかわいいですw
書くのが楽しいw
175 :ほっこりしまい :2013/02/05(火) 00:28
珍しいね、と譜久村さんが言いながらテーブルのほうを眺めていた。

「ですよね〜。私もちょっとほっこりしちゃって」
「里保ちゃん勉強できるのに宿題するのが苦手っていうのがわかんないよね」
「確かにそうですよね!」

鞘師さんが難しそうな顔をして教科書と向き合ってる。
その隣ではあゆみんが頑張って教えてるんだけど…。
それがなんだかちょっとほのぼのする光景で、私と譜久村さんはたぶんすっごく癒されてた。

「わかりました?」
「わかんない」

うんうん唸る鞘師さん。

「なんか今回は難しい。亜佑美ちゃん何でわかるの?」
「なんでって…そりゃ私が?高校生ですから?」

あゆみんはムフフとドヤ顔。
呆れた顔をする鞘師さん。

「もぉ、亜佑美ちゃんだと進まん!」
「嘘嘘、ちゃんと教えますって」

今度はちゃんと真剣な顔をして教科書+参考書と向き合ってる。
いいなー、私数学まったくできないからなぁ。
176 :ほっこりしまい :2013/02/05(火) 00:29

「いいなー」
「何が?」
「だって私数学全然ですもん。あゆみんどころか鞘師さんにだって教えられないですよー」
「聖も!聖バカだし。はるなんは国語できるからいいじゃん」
「私数学壊滅的ですよ!国語だって…そこそことかですよ?」
「そうなの?でもいいよねー、ああいうの。青春ぽくてかわいい」

お茶を飲みながら譜久村さんが微笑んでる。
この人はこの人ですごい貫禄というか、落ち着いた雰囲気っていうか。
もはや学生という感じではない感じというか。

そんな二人で眺めていると、聞こえてくる声が頑張ってるなぁという感じがして、こっちまで笑顔になってしまう。

「じゃあこれちょっとやってみてください。さっきの参考にして、ね?」
「うん…」

カリカリとシャーペンを動かす音が聞こえる。
きっとお気に入りの0.3mmの芯のシャーペンなんだろうな。

しばらく無言で頑張ってる鞘師さんを横目に、あゆみんも参考書を確認しつつ、ちらちら鞘師さんを覗きこんでる。

「で、できた」
「…うーん」
「どう?どう?」
「違いますね」
「えええー!」
「ここんとこは、こうやってこっちの公式当てはめるのが正解だったわけですねー。うんうん」
「ううううぅん、わかんない!難しいよ今回やっぱり」
「もぉー、数学は答えが1つなんだから公式さえわかれば大丈夫ですよ?」
177 :ほっこりしまい :2013/02/05(火) 00:29

わかんないを連呼してる鞘師さんが何かおかしかったのか、あゆみんは怪訝な顔。

「てかさっきからどこ見てんですか?」
「唇がねぇ、綺麗だなと思って。ウヒヒ」

人間観察が趣味です、とか趣味悪いー!とかいわれそうだけど、やっぱり楽しいなってちょっと実感してしまう瞬間。
現に隣の譜久村さんは、でたでたーとか言って笑いを堪えてる。
私だって微笑ましくって面白くて、自然にニヤけてきちゃう。

「ちゃんと聞いてくださいよもう!」
「亜佑美ちゃんの説明が下手くそじゃけ、いけんのよもー」
「私のせいですか!もー教えませんよ?」
「あぁん、嘘ー、教えて!これやってかないと怒られちゃう」

もうしょうがないなぁといいつつも、顔は頼られて嬉しそうなあゆみん。

ホントだったら甘い雰囲気とかになりそうな感じの2人なのに、なんだか今日はただの姉妹みたいで。
もちろん、あゆみんの方がお姉さんに見えるってことで。

私と譜久村さんはそれを見守るそのまた上の姉ってところなのかな?

「かわいいよねー、ふたり」
「ですよねぇ」

目の前の妹2人を見つめる私たちの目はどんなだったかな。
そんなことを考えながら。

口元はやっぱり端っこがあがるのが抑えられなかった。
178 :高津 :2013/02/05(火) 00:32
更新しました!
ブラウザから直接なんで勝手が違った感じでしたが、短いのをひとつ。
いつも短いですけどw

最近鞘石ネタが多すぎて、動揺しすぎてしまい頭がついていきませんw
179 :高津 :2013/02/05(火) 00:44
あ!某所でネタ提供頂きましてありがとうございます!
と、この場を借りてお礼をば….w
180 :名無飼育さん :2013/02/06(水) 19:26
高校生チーム+鞘師きゃわわ(*´д`)ホワワv
181 :affection :2013/02/06(水) 21:43

もうわかっているはずなのに。
頬杖をつきながら、撮影中のあなたを眺める。

誰とでも仲がよくて、誰にでも好かれる。
性格ってすごく大事だと思う。

どうしてもえりぽんのようにはできない。
聖も愛情を一生懸命まっすぐに本人に伝えることができたなら、変わっていたのかもしれない。

悔しくて泣きそうになる。

本当は私のことが好きなんでしょ?

そうやって聞きたい。
聞いてしまいたい。

誰かと一緒の撮影風景を見ただけでこんななんて。
想いが溢れて零れだしてしまいそう。
 
182 :affection :2013/02/06(水) 21:43

「フクちゃんどしたの?」
「里保ちゃん…」

そんなにどうしようもない顔だったのか。
里保ちゃんがこんな風に心配して声を掛けるなんて珍しいことだった。

「えりぽんが気になるの?」
「撮影中はかっこいいよね、って思って」
「んふふ、そうかもね」

誤魔化しで言ったことに里保ちゃんも同意してくれた。
そんな風に思ってたんだね。
いつもはえりぽんのこと邪険にしてるのに。ちょっと意外。

「フクちゃん最近ちょっと元気ないね」
「そうかなぁ?聖前からこんな感じじゃない?」

この間もえりぽんに同じようなこと言われた気がする。
やっぱり顔に出てるのかな?

「んー、うちはそうは思わなかったけど」
「そう?」
「うん。あと、すっごいえりぽんのこと見てるよね」

さっきから意外なことを言われてる気がする。
里保ちゃんって結構鋭い?

「…そうかも。だって見てて面白いよ、えりぽん」
「そうだけどさぁ…うちが言いたいのはそんなんじゃなくてだな」

何かいろいろ聞きたいのかな?

「里保ちゃん、なんか気になってることあるの?」
「えっ…あー、うん」
「いいよ」
「…ほ、ほんとに?」
「うん」

何故か尻込みし始めた里保ちゃんがなんだかおかしくて、ちょっと笑ってしまった。
一瞬むーっと言ったものの、どうしても聞きたかったみたいで真剣な顔に戻る。
183 :affection :2013/02/06(水) 21:44
「フクちゃんはさぁ…えりぽんのことどう思ってる?」
「どう思ってるって……そうだね、大事な同期?」
「そういうんじゃなくてさ、もっと違うっていうか、なんか、あるじゃん」
「あぁー…そういうのを聞きたいの?」
「う、うん」

自分の中に思い留めてることを本人じゃない人に言ってしまう。

それも、……元自分の恋敵に。

ヘンなの。
別に本人は知ってるわけじゃないしね。
ていうか…そっか、もう、元になっちゃったか…なんて笑えてきちゃうけれど。

興味なのか、純粋に心配にしてくれてるのかはまだわかんない。
それでも、自分の中にこの思いを留めて置くことが今は少しつらかったから…。

「……好きだよ」
「そっ…か。やっぱ、そうか」
「やっぱりって?」
「最初はうちね、フクちゃんは亜佑美ちゃんのことが好きなのかと思ってた」
「そう、なの?」
「なんかそんな気がしてて。でも…最近違うかな?って思っててさ」
「へぇ…」
「最初はさ、亜佑美ちゃんだったら困るって思って。う、うちっ、うちの亜佑美ちゃんを渡すわけには…いかんって」

里保ちゃんは独占欲が強いと思う。
普段、自分のものだって自信を持って言うわけじゃないのに、自分のものだという表現をしてるから面白いなぁって。
今日は自信はなさそうだったけど、自分のものだってはっきり言ってきた。

…それが、聖を試したかったのかどうかは分かんないけど。
184 :affection :2013/02/06(水) 21:44
「里保ちゃん、案外鋭いんだね」
「何…えっ、えっ…ホントに?」

返事をする代わりに頷いた。

「あ、あぁあ亜佑美ちゃんはっ、うちのだから!うちの!」
「ふふ、もう…違うから、大丈夫だよ」
「ああ、あわぁ、そう、だよねそうだよね。さっき…えりぽんが…って言ったもんね」

うろたえる里保ちゃんがかわいい。
本当に亜佑美ちゃんのこと、大事に思ってるんだ。
羨ましい。

聖も早く、惜しみない愛情を受けられるようになりたい。

「いいな、里保ちゃんは」
「なっ、何が?」
「亜佑美ちゃんからも、たくさん好きーって言ってもらってるんでしょ?」
「ちょっ…フクちゃん、恥ずかしい!」

聖だって『愛』って使うのは恥ずかしいから、好きって使ったのに。
真っ赤になってぶんぶん手を振る里保ちゃん。

「照れてる。かわいいね里保ちゃん」
「やめてっ、やめてー」

いいな、いいなぁ。
えりぽんも早く聖に向かってきてよ。

もう待てないよ。
苦しいよ…。
185 :affection :2013/02/06(水) 21:45
向こう側では、10期のみんなとさくらちゃんがこそこそ遊んでる。
聖たちに気づいた亜佑美ちゃんが、手を振ってきたから振り返してみる。
そうすると、にこーっと笑って走ってこっちに向かってきた。

椅子を引く音が聞こえて、何を思ったのか里保ちゃんが亜佑美ちゃんに向かっていく。

「…なるほどね」

やっぱり抱きついてる。
急に抱きつかれた亜佑美ちゃんはびっくりしてはいるものの、嬉しそう。

「どうしたんですか急に!」

亜佑美ちゃんが言っても里保ちゃんは黙ったまま。
そうだよね、聖にヤキモチ焼いて亜佑美ちゃんに抱きつきました、なんていえないよね。

「いいなぁ」
「何がいいと?」
「きゃっ!……びっくりした」

横にはいつのまにか撮影を終わらせたえりぽんが立ってた。

「何?里保?」

視線の先に里保ちゃんたちがいたからなのか、そんなことを聞いてくる。

「そうだね…。ラブラブで羨ましいなって思ってた」
「羨ましいん?」
「…うん」

どうしようもない空気が聖たちの間に流れる。
ガタンと椅子に腰掛ける音が聞こえる。
聖の視線は里保ちゃんたちから離せない…というか、えりぽんを見ることができない。

見たらきっと、情けない顔してしまいそうで。
186 :affection :2013/02/06(水) 21:45
「…聖は、好きな人、おる?」

あ…。

きた。

こんなときにくるなんて。

「……なんでそんなこと聞くの?」
「聖のことが知りたいから」
「そう…」
「好きな人、おるん?」

ずるいよえりぽん。
もし聖がいないって言ったらどうするの?
いるって言っても…どうするんだろう。

「いるよ」
「うそっ!!」
「ちょ、声おっきい!」
「ごめ、ごめん……嘘や、ホントに…?」
「…ホント」
「そう…」

急に大きな声を出したと思ったら、明らかにすぐ落ち込んだ。
もう、勘違いするってわかってるから…言いにくかったのに。

結局聖も我慢できないし、もういいかな。
いいよね。

チラっと横目で確認する。

「だ、誰?」

ショック受けてるくせに、自分でそういうところまで追い込んじゃうの、えりぽんの悪い癖だよ。

…でも、そういうところも好き。

自分で全部確認したいんだよね。
ショック受けたとしても、知りたいんだよね。

だから聖はちょっとだけ。ほんのちょっとだけ意地悪をする。
187 :affection :2013/02/06(水) 21:46

えりぽんの右手をぎゅっと握った。
びくっとえりぽんが跳ねる。

「…誰だと思う?」
「えっ、えっ?」

横で何か動いてる。
たぶん確認してるのかもしれない。

「えっ、…え?うそ、嘘や。ホントに?ホント?」
「ホント」
「聖、はっきり言って!こんなんじゃ衣梨分からん」

もう、しょうがないなえりぽんは。

そういうところが好き。
全然我慢できないところも。

視線ははしゃいでる里保ちゃんたちからはずさずに。

手はぎゅっとしたまま、聖は答える。


「えりぽんだよ」


えりぽんの手が少し熱いなって思って横を見たら、口元がむにむにしててもうどう見ても嬉しそう。
こっちは恥ずかしいんだよ、えりぽん。

「やっつ…!!!!」
「えりぽん静かに!」

立ち上がって叫びそうになるえりぽんを小声で怒鳴る…ってヘンだけど、そうしてから椅子に座らせる。
落ち着いたのか、ため息なんかついてるし。

「嘘や、めっちゃ嬉しい!」

喜びを噛み締めてるのか、ホントに嬉しそうにしててこっちも嬉しいけど、ちょっとだけ呆れちゃう。
いつものえりぽんすぎて。

「えりぽんは?」

「衣梨奈?そんなん決まっとうよ」

ニコニコ顔で、耳元に口を近づけてきて…


「聖のこと、大好きっちゃん」


そんなの、聖もに決まってるよ!…とは言えずに、少し椅子を近づけて、えりぽんの肩に頭を乗せることで返事をした。
188 :高津 :2013/02/06(水) 21:48
更新しました!
久々のぽんぽんですw
どうしてもフクさんが大人になりすぎてしまうなぁ…w

>>180
かわいいですよね!
もっとかわいらしく10代らしく書けるように頑張りますw
189 :名無飼育さん :2013/02/06(水) 23:21
ぽんぽんコンビが可愛らしすぎるー
190 :名無飼育さん :2013/02/07(木) 01:30
ぽんぽん良かった!
しかし独占欲さやしすんカワユス(*´Д`)
191 :赤と青のバレンタイン :2013/02/14(木) 23:58

失敗した…と思いつつも、やってよかった。
慣れない気合の入ったお菓子作りで四苦八苦したものの、ようやくオーブンに入れ終わって満足。

最初は大口叩いただけにやらなきゃという気持ちだったけど…、ちょっと大きいこといいすぎたと後悔しはじめた頃。
隣ではやる気まんまんで、使ってる調理器具やらなんやら数々を揃えてくれた人がいるわけで。

…親ですけど。

やっぱやめない?と尻込んだら、あんたここまでやっといて何いってんの!といわれるし。
そりゃあそうですよね…そうなんですよ。

でもね、なんかやってたら楽しくなってきちゃって、みんなの喜ぶ顔が見れるんだと思うとやっぱりやってよかったと思う。

「へっへっへ」

遠くから何笑ってんの気持ち悪いとか言われて軽くショック。
お母さん買い物行くからね、ケーキは焼けたらオーブンから出して開けずにそのままにしておきなさいと釘をさされて、ドアが閉まる音がした。

…よし、ここから決戦だ。
お母さんが買い物に行くのは知ってたし、時間かかるのも知ってる。

自分の部屋に隠してたミルクチョコとさっきケーキに使ったココアパウダー。
そして冷蔵庫の奥底に置いておいた生クリーム。

大丈夫。
レシピサイトも見直したし、前に何度か作ってる。
192 :赤と青のバレンタイン :2013/02/14(木) 23:58
「よし、やるぞ!」

生クリームから湯せんして、チョコレートをゆっくり溶かして。
大丈夫大丈夫。
手順は間違ってない。

ボウルを水につけて、今度は硬くなるまで混ぜる。

「こんなもんかな」

ラップにとって、1つずつころころくるくる、まるくする。

「いいんじゃないの〜?」

10個ぐらい作れば大丈夫かな?
なんか形悪いのがあまっちゃったけど…これはお父さんにでいいや。

ココアパウダーの上を転がして完成。
ラッピング用の箱もちゃんと買ってきてる。

茶色かわいい箱。
喜んでくれるといいなー。

そんなことを考えながら、ひとつひとつ大事に入れていく。

「よしっ」

全部入れ終えて、ラッピングも完了。
赤に白のドットがいい感じ。
流石に中の箱までは赤にしちゃうとくどいから茶色にしてよかった。

カモフラージュ…ってわけじゃないけど、さらに茶色の袋に入れて冷蔵庫にイン。

よし、明日だ明日。
そんなことを考えながら、お母さんが帰ってくるのを待った。
193 :赤と青のバレンタイン :2013/02/14(木) 23:58
 
194 :赤と青のバレンタイン :2013/02/14(木) 23:58
195 :赤と青のバレンタイン :2013/02/14(木) 23:58
 
196 :赤と青のバレンタイン :2013/02/14(木) 23:59

いつもより多い荷物を持って会社に向かう。
冬だったらよっぽどあったかい部屋じゃない限り、ケーキは大丈夫だからそのまま冷蔵庫の上に。

定位置のバッグ置き場には、いつもと違うちょっとおしゃれな紙袋。

…緊張する。

なんでこんなに緊張するかなぁ。
私ってこういうときホント弱いっていうか。

はいどーぞ!ってすればいいんだ、よしよし、そうしよう。

そんなことを考えてくると、続々とみんなが集まりだした。
中学生組は学校が終わってからだからちょっと遅めの集合。

広げて見せたらみんな結構すごいすごい言ってくれて、やっぱり嬉しかった。
みんなチョコレート交換してて、なんだかかわいいなって思ってた。
譜久村さんなんかは生田さんへあげるチョコのサイズがなんか違ってて、まーちゃんにブーイング貰ってたりしてちょっと面白かった。

そして…私と鞘師さんは…まだお互いに意識して声をかけたわけじゃなかった。

もうすぐ握手会メンバーが移動する時間。
その前に絶対渡さなきゃ。

「さっ…鞘師さんっ!」

恥ずかしい!ちょっと声が裏返った。

「ん?」
「ちょっ、こっち…」
「おおう、おおおおう。待って待って、うちも持ってく」

意図を理解してくれたのか、鞘師さんも何か紙袋を持ってきてくれた。
197 :赤と青のバレンタイン :2013/02/14(木) 23:59
「あの…ハッピーバレンタイン…と、あのクリスマスのお礼も、です!」
「えっ!?ホント?嘘っ、嬉しい!ンフフ、やった」
「へへ、手作りですから!」
「えっ、嘘ぉ!?ケーキだけじゃないの?」

驚く鞘師さんに緊張してたのがちょっと落ち着いた。
なんとなくいつもどおりの私でいける気がする。

「実は違うんですよ〜。ふふー。流石にチョコは今食べれないと思いますけど」
「え?いいよ、食べるよ今。今すぐ食べたい」

ガサガサとラッピングを解いていく。
赤い袋だったのが嬉しかったのか、うちの色ーとか言いながら開けてくれるのがこっちも嬉しかった。

「とるふ!!噛んだっ、とりゅふ!」
「頑張りましたっ」
「よし、頂きます」

ひとつ手にとって、もぐもぐ、もぐもぐ。
んふーっと嬉しそうな顔をしてくれる。

「んっ、やばい、おいしいねこれ」
「よかったぁ…何度か作ったことあるけど、やっぱり鞘師さんが喜んでくれるかが気になってて…」
「えー?うちは亜佑美ちゃんが作ってくれればわりとなんでも嬉しいけど」
「そ、そうですか」
「うん。やばい、もいっこ」

むぐむぐ食べてる鞘師さんの顔がかわいくてかわいくて。
なんかこっちも幸せな気分になるというかもうなんだ、顔が熱い。
198 :赤と青のバレンタイン :2013/02/14(木) 23:59
「亜佑美ちゃんありがとね!うちはー去年の失敗がありますので…既製品で申し訳ないけれど」
「いえいえ、鞘師さんが選んでくれたんですから。嬉しいですよ!」
「そっ、そっか、んふふ。よかった」

そろそろ握手会へ行かなければいけない鞘師さんは、また私にありがとうと言ってくれてそのまま会場に向かった。
その後は残ったみんなでレッスンをしたあと、私が持ってきたケーキをまた食べてくれて、ケーキはありがたいことに売り切れになった。
199 :赤と青のバレンタイン :2013/02/15(金) 00:00
 
200 :赤と青のバレンタイン :2013/02/15(金) 00:00

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