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LIVE AGAIN〜孤独に怯えた桃子が優しさに溢れるまで

1 :セル :2017/12/28(木) 23:57
作者:セル
出演:桃子
千奈美
梨沙
舞美
俺 他
※この作品はフィクションです。
183 :セル :2018/02/27(火) 00:13
「育児もあるし、やっぱり遠慮するよ。」
研究室を奇襲した桃子からの食事の誘いを、俺はやはり断った。
「そう言うと思いました。はいっ!」
桃子はトートバッグを頭上に掲げて見せた。
「それは?」
「お仕事終わったら、おうちにまっすぐ帰るんですよね?」
「うん。あ、いや、保育園には寄るけれど。」
「食材を買ってきたので、私が手料理を振る舞わせていただきます!」
「えっ?」
「いろいろ買ってきたんですよ。黒毛和牛に仙台牛に、あとはお野菜も。」
「ご、豪勢だね。」
「とても1人じゃ食べきれない量なんです。だから、お願いします。」
強引なまでの桃子のやり方に、俺はあらがいきれなくなった。
「ええと、じゃあ、お願いします。」
「はい!あの、お部屋の鍵、お借りしていいですか?図々しくて申し訳ないですが。」
「鍵?」
「いや、その。お子さんをわざわざうちに連れて来ていただくのも悪いですし、
ご自宅へ私が先に行って作っておけば、お帰りになってすぐに食べられるなって。」
「・・・、そうだね。」
「よ〜し、張り切ってお子様大好きディナーを作りますよ〜!」
もう、俺に桃子を止める手立てはなかった。
184 :セル :2018/02/27(火) 00:14
「お帰りなさ〜い。」
桃子の明るい声が響いた。
“お父さん、このおばちゃん、誰?”
“お母さんが、とっても大好きだったお友達だよ。”
手話で会話する俺と息子。
桃子から、なんて話しているのかと尋ねられ、
俺は思わず「おばちゃん」と、息子が手話で語ったそのままの単語を使ってしまった。
一瞬“むっ”とした表情を見せた桃子だったが、
カバンからメモ帳とペンを取り出すと、筆談で息子と会話を始めた。
『ももちだよ。よろしくね。あと、『おねえちゃん』ってよんでくれるとうれしいな〜。』
“ほら、ごあいさつしなさい。”
手話と筆談と声。さまざまな会話が入り混じる。
185 :セル :2018/02/27(火) 00:15
“こんばんは。おばちゃん。”
『こんばんは。う〜ん。やっぱり、『おねえちゃん』って呼んでほしいな〜。』
“お父さん。なんでおばちゃん来てくれたの?”
『なんできたのかな〜。あと、なんで『おねえちゃん』じゃないのかな〜。』
“今日は、ごはんを作りに来てくれたんだって。”
『カレーライスと、ぎゅうしゃぶサラダと、コーンスープだよ〜。』
“え〜、やった〜。ありがとう、お姉ちゃん。”
「現金な子だな。こういうところは千奈美に似たのかな。」
急に筆談をやめてしゃべり始めた桃子が、独り言のように言った。
俺は、なんだか息子と桃子のやり取りがたまらなく楽しくなった。
そして、久しぶりに心の底から笑っている息子の姿を見て、
桃子に感謝せずにはいられなかった。

<つづく>
186 :セル :2018/02/28(水) 22:55
<つづき>

食べ疲れ、遊び疲れたのか、息子は風呂にも入らずに寝てしまった。
「ごめんなさい。長居しちゃったせいで、お風呂に入れ損ねちゃったみたいで。」
桃子は、申し訳なさそうにいった。
「気にしないで。時々あるんだ。仕事で遅くなったりしてね。明日の朝、入れるよ。」
「あと、もう一つ。実はお米を持ってくるのを忘れちゃって、勝手に借りてしまいました。」
「そんなことなら、気になさらずに。」
「ちゃんと、無洗米じゃないのを確認して、研いでから炊いたので。」
「さすがだね。」
「すみません。じゃ、洗い物したら帰りますね。」
「それは俺がやるから。」
「でも。」
「そこまでやってもらったら、申し訳ない。」
「・・・、分かりました。それじゃあ、今日はこれで。」
「子供があんなに楽しそうにするの、初めて見たかも。俺も楽しかったよ、ありがとう。」
「こちらこそ。こんなことでしかお礼ができなくて。」
187 :セル :2018/02/28(水) 22:56
「駅まで送っていきたいところなんだけれど、子供1人置いていくわけにもいかないので。」
「大丈夫です。近くだし、暗い道でもないから。」
「ごめんね。」
「それじゃあ、帰りますね。」
「ありがとう。お気をつけて。今日は、ごちそうさまでした。」
「・・・、あの。」
「どうしたの?」
「あの、どうして、なにもしてくれないんですか?」
「え?」
「私の気持ち、分かってるんでしょ?」
「気持ち?って・・・。」
「しらばっくれても、ダメです。」
「・・・、俺は別に、その・・・。君のことはなんとも思っていないよ。」
「うそ。私、分かってるんですから。」
「・・・。」
「千奈美なんですか?」
「・・・」
「千奈美なんですね。」
「・・・、あぁ、そうだよ。」
「どうして?」
「妻のことを、忘れられない。」
188 :セル :2018/02/28(水) 22:57
「分かってます。私にとっても千奈美はかけがえのない存在です。」
「なら・・・。」
「違う。どんなに大切だとしても、千奈美はもうこの世にはいないんです。
それに、もう2年近く経つのに。
私の一方通行だったら、こんなことは言いません。
本当にいいんですか?ずっと、過去に縛られたままで。
これからの人生を、大切にしなくていいんですか?
私は、愛してます。あの頃からずっと変わらず、今でもずっと。」
「知ってる。」
「私、告白されたんです。」
「え?誰に。」
「『出資する代わりにというわけじゃない。俺は昔から君のことが好きだった。
だから、家に来ないか。そして、ずっとそばにいてくれないか。』って。」
桃子は、告白した主が誰だか答えないまま、言われた言葉を俺に話した。
だが、その主が誰であるかは、すぐに分かった。
189 :セル :2018/02/28(水) 22:58
「あいつ。」
俺は友人に対する怒りに震えた。しかし、すぐに冷静になって考えた。
なんで俺に、友人を責める権利があるだろうか。
あいつだって独身。桃子のことが好きなら、それは当たり前の行動だった。
「でも、すぐにお断りしました。そうしたら、
『やっぱりだめか。ま、予想していたよ。嗣永さんに好きな人がいるの、分かってたしね。
早く行ってやんな。あいつだって、本当は君のこと、待ってると思うぜ。』って。
その言葉を聞いて、なにか背中を押してもらった気がして。
すごく気持ちが楽になったんです。
だから、私も自分に素直になろうって決めたんです。」
190 :セル :2018/02/28(水) 22:59
俺の中で、なにかがぐるぐるとまわり始めた。
耳の中で、桃子の言葉が繰り返し響いた。
「桃子。」
俺は桃子の目をじっと見ると、彼女のことを思い切り抱きしめた。
だが、その時間はわずかだった。
桃子のことを引き離すと、
「今日はもう帰ってくれないか。」と、ぶっきらぼうに突き放した。
自分の中で、また違うなにかがぐるぐるとまわりだした。
頭の中で、いろいろな音がノイズのように響き渡った。
「意気地なし。」
桃子はそう叫ぶと、目を抑え、玄関の扉を叩きつけるようにして出て行った。
俺は、茫然と立ち尽くした。

<つづく>
191 :名無し飼育さん :2018/03/01(木) 08:34
ももち攻めるね
192 :セル :2018/03/01(木) 22:41
<つづき>

この日以来、俺と桃子は疎遠になりかけた。
“桃子ちゃん、もうこないの?ぼくのせいかな。おばちゃんなんて言っちゃったから。”
長男の言葉が重く心に響いた。
“お父さん、桃子ちゃんのこと、好きなんでしょ。
ぼくも、桃子ちゃんのこと、大好きなのにな〜。“
「息子がそう言うのなら。」
俺はいまだに素直になれないまま、桃子に連絡を取った。

「こんばんは。久しぶり!」
久々にやってきた桃子の表情は、以前と変わらず明るかった。
だが、言葉の先の視線は、常に息子を向いていた。
193 :セル :2018/03/01(木) 22:42
合びき肉、レタス、トマト、味噌、チーズなどなど。
桃子は台所で袋から食材を取り出した。
「お米、もらいま〜す。」
桃子は、まるで我が家のように料理を始めた。
「あの、なにか手伝おうか?」
「いいから。お子さんと遊んであげてください。」
桃子は視線を合わさずに言った。
194 :セル :2018/03/01(木) 22:43
「できたよ〜。今日はタコライスで〜す。」
子供の口にも合うように、辛さを抑えたタコライスが食卓に並んだ。
「「いただきます。」」
スプーンからポロポロこぼしながら食べる息子に、
俺がタコライスのすくい方を教えていると、
「これ、持ってきました〜。」と、桃子がワインを取り出した。
「私のお気に入りです!」
桃子は慣れた手つきでコルクを抜くと、
俺と自分とにワインを注ぎ、香りを楽しんでから、“ぐいっ”と飲み干した。
「うん。やっぱり、これだな〜。」
「おいおい、大丈夫かい。」
「ワインの飲み方は、私のほうが分かっていると思いますよ〜。」
俺たち3人は、和やかな雰囲気で食事を楽しんでいた。
俺と桃子の間にあったわだかまりも、いつしか消えてなくなっていた。
195 :セル :2018/03/01(木) 22:44
「それじゃあ、帰りますね。」
桃子は、前回の来訪時とまったく同じ言葉を発して一礼すると、
ドアノブに手を伸ばし、俺に背を向けた。
その瞬間、俺は背中から桃子を抱きしめた。
“びくっ”と体を震わせた桃子だったが、
「どうしちゃったんですか?今日は?」と、意外なほど冷静に、俺に問いかけた。
しばらくの沈黙が訪れた。
桃子も、その後は無言だった。背中越しに伝わる俺の鼓動を感じながら、
次の一言を待っていた。
196 :セル :2018/03/01(木) 22:45
先日のことがあってから、俺は自問自答を繰り返していた。
そして、息子の言葉を受けて桃子に連絡を取った後、
ひとつの結論を導き、ある決意を固めた。
桃子がやってくる少し前、俺は仏壇に手を合わせて、許しを請うていた。

「俺は、嗣永桃子さんのことを愛しています。」
やっとのことで言葉を絞り出した。だが、その後、再びその場を沈黙が支配した。
その静寂を打ち破ったのは、桃子だった。
「もっと、素直になって甘えてください。」
その言葉で、俺の肩から力が抜けた。
そして、肩ごしに桃子の瞳をじっと見つめ、そっと唇を桃子の唇に触れさせた。
「また、来てくれるかな。子供と、そして、俺のために。」
「はい!」
桃子は、優しくも力強い返事を俺にした。
そして、「ありがとうございます。」と言って、扉を開けた。
「こちらこそありがとう。じゃあ、また、ぜひ。」
俺は、力こそ抜けたが、まだ緊張した面持ちで言葉を発した。
197 :セル :2018/03/01(木) 22:47
“バタン”
「頑張ったね。」
閉まった扉の向こうで、桃子は母親のような優しい表情を見せた。
何事が起ったのかと茫然と立ち尽くしていた息子の顔にも、笑みが浮かんでいた。
198 :名無し飼育さん :2018/03/02(金) 08:33
ももちがどんどん強くお母さんみたいになってってるな
199 :セル :2018/03/04(日) 22:19
<つづき>

俺も桃子も、多忙な毎日を送っていた。
だが、あの日以降、桃子は時間を作っては、
俺の家に来て、一緒に食事をとり、息子と遊ぶようになっていた。
息子の風呂のこともあったので、当初は早めに帰っていた桃子だったが、
ある日『おねえちゃんとおふろはいろうか?』と、息子に書き始めた。
「え?それはちょっと。」
俺は驚いて、桃子を制そうとした。
だが息子は、“入る入る!”と無音のジェスチャーで騒ぎだし、
ついに2人は一緒に浴室へ向かった。
なにやら、楽しげな声が、エコーを効かせながら浴室から響いてきた。
むろん、声の主は桃子だけなのだが、それはなにか会話のようだった。
俺がどぎまぎしながら洗い物をしていると、頬を紅潮させた桃子と息子が、
「いいお湯だったね〜。また一緒に入ろうね〜。」
と、脱衣所から出てきた。
桃子の声が聞こえているはずのない息子も、大きくうなずいていた。
だが、その目はもう半分閉じかけていた。
200 :セル :2018/03/04(日) 22:21
俺が寝室に連れて行くと、息子は穏やかな寝息を立て始めた。
ダイニングに戻ると、桃子は申し訳なさそうな顔をして、
「すみません、ドライヤーを貸していただけないでしょうか。
頭は洗わないつもりだったんですけれど、つい一緒になって。」と言って、頭をかいた。

ドライヤーで髪を乾かす桃子の後姿が、俺の目に映った。
何度となくかき上げられる髪、
そして、その下からのぞくうなじから、大人の色香が漂ってきた。
その途端、俺は急に鼓動が早まり、正常でなくなっていくのを感じた。
201 :セル :2018/03/04(日) 22:22
「もう、帰ってくれないかな。悪いけれど。」
「え、どうしてですか?」
「なんでもないけれど、帰ってほしいんだ。」
「・・・、分かりました。でもすみません、髪だけは。」
桃子は驚きと寂しさとを含んだ声を、俺に向けた。
「いや、すぐに。いますぐに帰ってくれないか。」
そう言い放つ俺に、「また、逆戻り?」と、桃子は悲しみにあふれた表情を向ける。
「理性を失いそうなんだ、早く。」
俺は本音をぶちまけた。
その言葉を聞いた桃子の表情が、目まぐるしく変化する。
すると、なにかを決意したように俺に近づき、
頬を桃色に染めて、「いいですよ。」と、上目づかいで見た。
時が止まり、静寂が訪れた。
俺の心臓は一度停止したようになった後、一気に拍動を速めた。
「前にも言いましたよね。もっと甘えてくださ、んうっ。」
息が詰まったような桃子の声と、“ガバッ”という雑な音が部屋に響く。
俺は見苦しいまでに、桃子の唇を口で覆っていた。
202 :セル :2018/03/04(日) 22:24
なにも抵抗しない桃子だったが、俺が息継ぎのために口を離すと、
“すっ”と、滑らかに俺の頬を唇で撫で、そして、優しく俺の耳を噛んだ。
俺はその柔らかな感触に震え、“はっ”と息を吐き出して、
わずかではあるが、冷静さを取り戻した。
彼女をそっと抱き寄せ、すべすべとした背中を撫でる。
桃子は、“ふぅ〜”と息を吐くと、俺の腰に手を回し、
「ずっと、ずっと大好きでした。千奈美と結婚した後も、それでも、ずっと。」
そう言って、俺の胸に顔をうずめた。
203 :セル :2018/03/04(日) 22:25
ソファに倒れこむと、互いに愛撫し合った。
やおら、桃子のシャツのボタンをそっと外し始めると、桃子は驚いた表情を見せ、
「こういうときって、男の人が脱がせてくれるんですね。」と、恥じらった。
下着の上から胸をまさぐると、ピンク色の乳首がブラジャーの下端から顔をのぞかせる。
俺は、その乳首をそっと吸った。
俺の舌とブラジャーとにはさまれ、こすられた刺激で、乳首は膨らみ固くなった。
そして、桃子は「あふっ」という声を、緊張を伴いながら漏らす。
俺は、左手で下の突起物を、右手で乳首をやさしく愛撫しながら、
もう片方の乳首をさらに吸った。
「はぁ〜っっん」
言葉とも、吐き出す息の音ともつかない声が、桃子からあふれる。
俺が刺激を強めていくと、桃子の体は硬直していき、
体を小刻みに震わせながら、
「あん、だめ。」と、桃子は紅潮させた顔を左右に小さく振りながら身悶えた。

<つづく>
204 :名無し飼育さん :2018/03/05(月) 10:02
えっ?
今作もいちゃラブありなの
205 :名無し飼育さん :2018/03/05(月) 13:02
ないと思ってたのでありがたい
206 :セル :2018/03/05(月) 22:51
そうえいえばスレ立て時にエロありって書いてなかったのですね
最初の頃の小説は書いていたのに
今回も多少ありますのでいまさらながらお知らせです
207 :セル :2018/03/05(月) 22:53
<つづき>

気が付くと、2人とも生まれたままの姿になっていた。
千奈美が体調を崩して以降、俺は自分が男であることをすっかり忘れていた。
いや、忘れなければならないと言い聞かせていた。
子供と仕事のために生きると決めつけていた。
“はっ、はぁっ”と、息を吐きながら、
小刻みに体をぴくつかせる桃子の姿を見て、
俺は封印していた感情を、解放することに成功した。
乳首から口を離し、今度は桃子の口を吸った。
ゆっくりと、まとわりつくような接吻をしていると、
驚いたことに、桃子のほうから舌を入れてきた。
互いに舌を絡ませあいながら、俺は両手で桃子の上と下の2つの突起物を撫で続けていた。
208 :セル :2018/03/05(月) 22:56
本能だろうか。気が付くと桃子の左手が俺の息子を握り、上下にゆっくりとしごいていた。
「嗣永さん、いいかい?」
驚くほど冷静な声をかけて、桃子の上に体を重ねた。
「はい。」
硬い声で返事をした後、桃子は目を閉じて体を硬直させると、
次第に呼吸が荒くなっていった。
“ふぅっ”と大きく息を吐くと、うっすらと目を開けたが、
緊張からだろうか、俺から外した視線を下に向けた。
すると、目を大きく見開き、「えっ?!」と、小さな叫び声をあげた。
「どうしたの?」
「こ、こんなに大きくなっちゃうんですか?男の人のあれって。」
「いや、標準サイズだと思うけれど。」
「これで?」
「うん。だから、安心して。」
「入るかな。」
「大丈夫。」
209 :セル :2018/03/05(月) 22:58
桃子の両手首をつかんで頭のほうに上げ、
開いた腋をぺろぺろなめると、
桃子は、「あっあっ、だめ。あぁっ、ああふっ、うぅ〜ん。」と悶えだした。
当初は体をまっすぐに伸ばし、体をこわばらせていた桃子だったが、
俺が全身を優しく包んでやると、自然と力が抜けて体をくねらせはじめ、
そして、ゆっくりと股が開いた。
210 :セル :2018/03/05(月) 23:00
俺が腰に力を入れ、体をゆっくりと沈み込ませると、
「だめだめだめだめだめだめ、やっぱりだめです。」と、桃子は急に怖がり始めた。
「でも、もうぐっしょり濡れてるよ。」
「恥ずかしい。」
顔をそむけた桃子に対して、再び俺はもうひとつの俺を、桃子の股間に押し付けた。
「いっ。」
「ごめん。大丈夫かい?」
「ううん、しょうがないんです。」
「え?」
「私の体のせいだから。」
「あの、さっきから気にはなっていたんだけれど、やっぱりひょっとして・・・?」
数秒の静寂の後、桃子は無言のままコクリとうなずいた。
「こんなおばちゃんなのに、びっくりしたでしょう?」
「そんなことない。嗣永さんはお姉ちゃんだろ。前に子供に言ってたじゃない。」
「え?」
一瞬なんのことかわからなかった桃子だったが、初めて俺の家を訪ねた時の
長男とのやり取りを思い出すと
“ぷっ”笑いが漏れ、一気に力が抜けていった。
211 :セル :2018/03/05(月) 23:01
「嗣永さん。」
俺はそのタイミングで見逃さずに桃子を抱きしめると、
まるでもう一つの俺が、自らの意思でそうしたかのごとく、
桃子の中に“するっ”と入り込んでいった。
「あぁ〜っ。」
桃子は叫び声とも悲鳴ともつかない声で絶叫した。
「うぅっ。」
やや苦しそうにしながらも、桃子は満ち足りた表情を見せていた。
「女の人の体って、こんなにあったかかったっけ?」
初めて桃子を抱いた俺は、そんなことを思いながら、彼女のことをむさぼり始めた。

<つづく>
212 :名無し飼育さん :2018/03/06(火) 03:38
初めてなのかよ
びっくり
213 :名無し飼育さん :2018/03/06(火) 08:29
さすがはももち
ずっとアイドルの意識を持ち続けてたのかな
このとき何歳の設定かわかんないけど
214 :セル :2018/03/06(火) 22:46
ももち お誕生日おめでとうございます
215 :セル :2018/03/06(火) 22:47
このとき35歳設定です
つづきはまた明日書かせていただきます
216 :名無し飼育さん :2018/03/07(水) 08:54
さ さんじゅうご〜
ももちがんばりすぎ
217 :セル :2018/03/07(水) 22:31
<つづき>

腰を大きくゆっくりと動かしながら、久しぶりの感覚に興奮した俺は、
「嗣永さん!」と、大きな声を桃子にかけた。
「あっ、あっ、あぅっ。あぁ〜ん。」
痛みに襲われると同時に、歓びに包まれた桃子は、
これまでに経験したことのない不思議な感覚に陥りながらも、
「つっ、うっ、嗣永さんは、や・やめて。
はぁっ、も、ももっ、はっくっ、ももちって、あぁ〜っ。」
と、必死に俺になにかを訴えようとしていた。
彼女がなにを言おうとしているのか理解したつもりになった俺は、
「桃子―っ。」と、絶叫した。
218 :セル :2018/03/07(水) 22:33
豊かな尻が、もうひとつの俺をグッと締め付ける。
程よい大きさと形、そして弾力の乳房が、“ぷるんぷるん”と上下し、
ピンク色の乳首が、二重にも三重にも残像を残しながら揺れていた。
もう一つの俺を、桃子からあふれる液体がぬらぬらと濡らし、
突くたびに、桃子の下の口に小さな泡が立った。
痛みに耐えながらも、「あ、あぁっ、愛してます。」と叫んだ桃子だったが、
ついには口を真一文字に結び、体を硬直させた。
鮮血が下の口から滴ってソファを染める中、
俺は、これまでため込んで思いを、ついに桃子の中で爆発させると、
桃子の中に、白濁した液体をドクドクと注入するのを感じていた。
桃子は女になった。
219 :セル :2018/03/07(水) 22:38
狭いソファで体を寄せ合い、抱きしめあうようにして並んで横たわる俺と桃子。
「ごめんなさい。」
2人の激しい息遣いが続く中、桃子の小さな声がこだました。
「どうして?桃子。」俺も息を切らしながら問いかけた。
「気をつかわせちゃって。」
「そんなことないよ。」
「フラれた後も、なかなか次の一歩に踏み出せなくて。
それに、沖縄の事件もあったし。
でも、留学中は日本では考えられないくらい、次から次へとナンパされて、
なにがなんだかわけわかんなくなっちゃって。
あと、大学生の頃もいろいろあって・・・、」
一気にまくしたてる桃子の唇に、
俺はまっすぐに伸ばした右手の人差し指をそっとつけると、
桃子は“ハッ”として、ようやく冷静になった。
220 :セル :2018/03/07(水) 22:39
「ごめんなさい。」
「いやいや。」
「でも、これだけは言わせてください。ありがとう。」
「どういたしまして。」
「あなたと会えていなかったら、今の私は絶対にない。
ううん、もう、この世にいなかったかもしれない。」
「そこまで遡る?」
「はい。」
「そうか。役に立ったのかな、俺。」
「うん。」
「俺も、桃子に会えてよかった。」
「嬉しい。」
そう言うと桃子は、俺の首筋にチュッとし、頬ずりをした。
221 :セル :2018/03/07(水) 22:44
「でも。」
急に沈んだ声になる桃子。
心配になった俺も、やや低い声で、「どうしたの?」と、尋ねる。
「あの、こんなときに申し訳ないんですけれど。」
「うん。」
「嫌なんです、私。『桃子』って。」
「え?」
「『桃子』って呼ばれるの、嫌なんです。」
「どうして?」
「古風というか。
『ももえ』とか『ももな』とかあるのに、なんか古い感じが好きになれなくて。」
222 :セル :2018/03/07(水) 22:45
「名前が人を作るんじゃないよ。人が名前を高めるんだよ。」
俺はそう言って諭したが、
「でも。」と、桃子は渋い顔をした。
「まあ、君が嫌だと言うなら。」
「ごめんなさい。」
「じゃあ、なんて呼ぼうか。そうだ、『桃ちゃん』なら平気かい?」
「はい。それでお願いします。」
桃子は、ほっとしたまなざしを俺に向ける。
緊張感が取れ、力みの抜けた彼女の下のほうから、
朱色の混じった白濁液が溢れ出していた。

<つづく>
223 :名無し飼育さん :2018/03/09(金) 08:31
ところどころ実話が出てきていて
そういうとこがけっこうツボ
224 :セル :2018/03/11(日) 23:22
<つづき>

2人で一緒にシャワーを浴び、服を着る。
「そうだ。うっかりしてた。」
俺は仕事用のカバンを開け、桃子に小さな箱を手渡した。
「これは?」
「つい先日、誕生日だったでしょ。」
俺が桃子にプレゼントするのは、沖縄からの飛行機で渡して以来、2度目だった。
「用意してくれてたんですか?」
「うん。」
「ありがとうございます。開けていいですか?」
高揚した感じで、俺に礼を言う桃子。
箱の中には、万年筆が入っていた。
桃子は無言のまま目を輝かせ、落ち着いた光を反射させる万年筆に見入っていた。
その表情は、とても穏やかになっている。
寝室では、息子が静かな寝息を立てていた。
225 :セル :2018/03/11(日) 23:23
俺と桃子は、交際をスタートさせた。
あるときは恋人として、あるときは理解者として、またあるときは協力者として、
俺たちは一歩ずつ、着実に歩を進めていた。
そして、交際を始めてから1年。
俺は桃子の誕生日に、プレゼントを渡した。
3回目となる誕生日プレゼントも、また小さな箱が1つだけだった。
今回も、俺の目の前で箱を開ける桃子。
中には、決して大きなものではないが、ダイヤモンドの指輪が納まっていた。
驚いた桃子が俺を見る。
「桃ちゃん。俺と、いや、私と結婚してください。」
俺は、あらたまって桃子にプロポーズした。
桃子は、なにも言わずに、
下を向いたまま、“こくりこくり”と、小さく顔を上下させると、俺に抱き着いた。
226 :セル :2018/03/11(日) 23:24
「でも、ごめん。ひとつ謝らないといけないことが。」
俺の言葉を聞き、桃子は上を向く。
顔の下半分は俺の胸に埋まり、桃子の目と鼻だけが、俺の瞳に映りこむが、
その眼は、涙でうるんでいた。
「これしかないんだ。」
「え?」
「今日、桃ちゃんの誕生日なのに。肝心のプレゼントを用意していないんだ。」
「そんな・・・、」
「ごめん。怒ってるよね。」
「ううん。そんなことないって言おうとしたの。」
そう言うと、桃子は俺の首に手を回し、そっと口づけをした。
俺は笑顔だったが、桃子の顔は涙に濡れていた。
227 :セル :2018/03/11(日) 23:26
5月の大型連休、ようやくまとまった休み(とはいえ数日間だが)が取れた桃子は、
あの山村を訪ねていた。
「おばあちゃん。私、結婚します。今日はその報告に来ました。」
桃子は正面を見据え、にっこり微笑んだ。
「でも、もうちょっと早く来られればよかったですよね。」
手を合わせた桃子は、寂しげな表情を見せまいと、必死に笑顔を作った。
涙が溢れたが、「お線香の煙が目に入ったから。」と、自分に言い訳した。

「冥土に旅立った。」
軽トラックの男性から手紙を受け取ったのは、桃子が指輪をプレゼントされた翌月だった。
だが、手紙に書かれていた連絡先に電話をかけ、墓参にやってくることができたのは、
それから1年も経ってからだった。
桃子は現実を受け入れられなかった。
いや、受け入れるのを拒もうとし、読んだ手紙をすぐに引き出しの奥にしまいこんでいた。
228 :セル :2018/03/11(日) 23:27
「ご連絡が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。」
駅まで軽トラックで迎えに来てくれた男性に、桃子は頭を下げた。
「いやいや。遠いところ来てくれてありがとう。ばあさんも喜ぶよ。」
墓地に着くと、
「俺がいないほうがいいだろ。1人でばあさんにあいさつしてくるといい。」
そう言って男性は、墓地の入口に留まっていた。
「ありがとうございました。」
お参りを済ませた桃子は、礼を述べた。

「あの、もう一つお願いがあるんですが。」
「なんだい?」
軽トラに乗り込むと、桃子はあらたまって男性のほうを向いた。
「もう一度、もう一度だけ見たいんです。おばあちゃんの家を。」
「そうか。もちろんいいよ。」
そういうと男性は、軽トラを走らせ始めた。
229 :セル :2018/03/11(日) 23:28
「熱心にお参りしてたけれど、なにを話してきたんだい?」
「今度、結婚することになったんです。そのことを報告してきました。」
「そうなのかい、おめでとう。ばあさんも喜んだだろうな。」
「ありがとうございます。」
「いつ式を挙げるんだい?」
「6月です。」
「もう、すぐじゃないか。準備が大変なんじゃ。」
「いえ。親族と、ごくごく親しい友人しか呼ばない、簡素な式にする予定なので。」
「そうか。お休みは、いつまでだい?」
「あさってまでです。」
「他に予定はあるの?」
「いえ。ずっと慌ただしかったんで、少しゆっくりできればなあって。」
「急がないんだったら、泊まっていくかい?鍵あるよ、ばあさんちの。」
「え?あの、いいんでしょうか。」
「もちろん。嫁や孫、あぁ、長男の嫁な、再婚したけど。
その2人も、誰も仏壇をきれいにしなかったらかわいそうだろうって、
時々来てるんで、電気や水道も使えるはずだよ。」
「今日は、いらしていないでしょうか?」
「来るときは、事前に俺のところに連絡入るからね。
なんか、管理人みたいになっちまって。今日は来ないと思うよ。」
「そうですか。・・・じゃあ、せっかくなんで。」

<つづく>
230 :名無し飼育さん :2018/03/12(月) 08:40
ばあさん死んじまったのか
ももちを助けてくれてありがとう
231 :名無し飼育さん :2018/04/11(水) 08:41
お復旧してる
作者さん戻ってきて
232 :名無し飼育さん :2018/04/13(金) 21:12
作者さん
カムバ〜ック!

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