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ももち先生といっしょ 〜今日は1日6時限

1 :セル :2017/06/10(土) 16:25
出演:桃子
   梨沙
   愛香
   知沙希
   舞
   奈々美
   結
   俺  他

※この作品はフィクションです。

週明けには書き始める予定です。
2 :名無し飼育さん :2017/06/13(火) 08:44
おっ!
某サイトの書き込み見て来たら
新作始まるんじゃん
楽しみにしてるんでよろしく
3 :名無し飼育さん :2017/06/15(木) 18:39
週はとっくにあけたけど、
まだかな?
4 :セル :2017/06/16(金) 23:53
そろそろ始めようと思ったところで
カントリー・ガールズの衝撃的ニュースが入り、
止まってしまっていました。
来週になったら書きます。
5 :名無し飼育さん :2017/06/22(木) 20:01
始まらないの?
ももち、卒業しちゃうよ。
6 :セル :2017/06/24(土) 00:15
今日から始めます。
7 :セル :2017/06/24(土) 00:17
===
<ショートホームルーム>

“き〜ん こ〜ん か〜ん こ〜ん”

“ガッ”  勢いよく教室の扉が開くと、
「はーい。みんな、はじめるよー。」 ももち先生こと桃子の元気な声が響いた。

梨沙「きり〜つ」 “ガタガタッ”
梨沙「礼」
一同「おはようございまーす。」
梨沙「ちゃくせ〜き」 “ガー ガタンッ”

桃子「はい。今日は最初に教育実習の先生を紹介するね。聖先生だよ。
みんな、よくしてあげてね。じゃ、自己紹介をお願い。」
聖「はい、聖です。3週間という短い期間ですが、よろしくお願いします。」

愛香「あの〜、聖先生。なんで涙ぐんでるんですか?」
梨沙「私たち、なにか変なことしました?」
聖「ううん、違うの。ももち先生・・・、桃子先生のもとで実習するのが夢だったから。
もう、感激のあまり体がほてっちゃって。」
桃子「こらー、なに言ってんの。まじめにやってくれないと困るよ〜。」
聖「はい、桃子先生。手取り足取り腰取りで、よろしくお願いします。」
8 :セル :2017/06/24(土) 00:19
桃子「なんか最後よけいな一言が。大丈夫かな。ま、いいや。じゃ、出席とるよ。
梨沙ちゃん。」
梨沙「はい。」
桃子「愛香ちゃん。」
愛香「はーい。」
桃子「知沙希ちゃん。」
知沙希「はい。」
桃子「嬉唄ちゃん。」
・・・、
桃子「あれ。嬉唄ちゃんは?」
梨沙「今日もお休みです。」
桃子「まったく、しょうがないなー。いつまで登校拒否してんのよ。
とっとと戻ってくればいいのに。ま、いいや。じゃ、次。舞ちゃん。」
9 :セル :2017/06/24(土) 00:19
舞「ううぅっ。嬉唄ちゃん。」
桃子「なに泣いてんのー。」
舞「だって、嬉唄ちゃんが。」
桃子「いないものは、しょーがない。」
舞「将来を約束し合った仲なのに・・・、うぅ。」
知沙希「もう。私がいるからいいじゃん。ね、舞ちゃん。ほら、チュッてしてあげるから。」
“ちゅっ”
“ごしごし”
知沙希「あぁ、今拭いた。ひどいよ。あ、なんで目をそらすの。」
舞「他のみんなとも目を合わせたいから、ひっく。」
知沙希「なんで?」
舞「今日だけでも、もう3回は目を合わせてるよ、うぅ。」
知沙希「他の子とは、5回は目を合わせてる!私とは3回だけって少なくない?」
梨沙「舞ちゃんは、ちぃだけのものじゃないんだよ、ね。」
知沙希「えっ?」
10 :セル :2017/06/24(土) 00:20
桃子「なに私語してるの。ほら、舞ちゃんもクヨクヨしない。いるんだったら返事して。」
舞「うっうっ、ひっく・・・、はい。」
桃子「よーし、よく返事できた。次、奈々美ちゃん。」
奈々美「先生、その言い方ひどくないですか。逆に舞ちゃんの身になってみてください。
女心というものをご存じない?」
桃子「分かったわかった。気を付ける。もう一度、奈々美ちゃん。」
奈々美「はぁい。」
桃子「結ちゃんはいるね?」
結「ヴぁ〜い。」
桃子「今日もしゃがれた声してるね。キャバクラ焼け?」
結「私、まだ子どもですよ。」
桃子「おぉ、そうかそうか。悪かった。ハスキーボイスが特徴だったね。」
結「みんな、この声がかわいいって言ってくれます。」
桃子「はいはい、分かったわかった。」
奈々美「はぁ、いやな言い方。」
11 :セル :2017/06/24(土) 00:22
桃子「聖先生。こんな感じなんだけれど、基本的にいい子たちだからよろしくね。
・・・、聖先生?」
聖「あ、は、はい。分かりました。」
桃子「話、聞いてた?」
愛香「聖先生、さっきからず〜っと半笑いで、ももち先生に怪しい視線を送ってました。」
聖「え、だって、桃子先生があまりに・・・、」
桃子「あ〜、もういい。はい。今日は6限まであるからね。
最後までしっかり集中して授業受けてよー。」
舞「長すぎるよ〜。」
桃子「ほら、文句言わない。お菓子解禁日、減らすよ。」
舞「えぇーーーっ。」
桃子「体調悪い人、いる?」
“しーん”
桃子「よし、平気だね。連絡事項ある人。」
知沙希「お菓子解禁日を減らすのだけは、許してください。私、死んじゃいます。」
桃子「鉄人がなに言ってんのー。舞ちゃんがいい子にしてたら減らさないよ。」
舞「えー、なんで私だけー。」
奈々美「お菓子がだめなら、パンケーキを食べればいいんです。」
愛香「なんか、マリーアントワネットみたいだね。」
梨沙「逆だけれどね、食べ物の立場が。」
12 :セル :2017/06/24(土) 00:23
“き〜ん こ〜ん か〜ん こ〜ん”

桃子「はい、じきに1限だからね。ちゃんと準備しといてよー。」
愛香「あれ?ももち先生、行っちゃうんですか。すぐ始まるのに。」
桃子「いや、朝食を食べ損ねちゃって。ちょっと咥えて・・・、じゃない、食べてくる。」
結 「なにを食べるんですか?」
桃子「イチゴのショートケーキとチョコレート。」
一同「え〜、ずる〜い。」
桃子「みんなも早く、大人になりなー。」
奈々美「なんなのよ、ももち先生ってホント。」
そんな会話が続く中、聖だけは顔を紅潮させて、天井を見つめていた。

<つづく>
13 :セル :2017/06/24(土) 17:56
<つづき>

<1時限目・国語>

“き〜ん こ〜ん か〜ん こ〜ん”
“ガラッ”

桃子「さて、おなかも膨れたし、糖分も補給したし、頑張って授業するかな。」
一同“ぶすぅ”
桃子「ほらほら、そんな顔で先生を見ない。はーい。最初は国語だね。
前回、提出してもらった読書感想文、みんなよく書けてたよ。」
一同「おぉ〜っ。」
結「しょっぱなから、ももち先生に褒められちゃった。うぃー。」
桃子「ちょっと褒めたくらいで、調子に乗らないの。
で、その中でも特によく書けていたのがあったから、みんなにコピー配るよ。
これを読んで、みんなで意見を出し合ってみよう。」
知沙希「誰のですか?」
舞 「私のですよねっ!」
桃子「残念。梨沙ちゃんでした。はい、じゃあ、みんなにまわしてー。」
愛香「うわっ、たくさん書いてある〜。」
桃子「じゃ、梨沙ちゃん。なにを読んだか発表して。」
梨沙「はい。『チャタレイ夫人の恋人』です。」
14 :セル :2017/06/24(土) 17:58
一同「なに、それ?」
桃子「この作品はね、1920年代のイギリスが舞台なんだけれど、
うーん、詳細は梨沙ちゃんに発表してもらおう。
あと、副教材があるよ。聞きなれない単語が出てくるとおもうけど、
そのときは、今から配る『フランス文化用語辞典』で調べてね。
じゃ、梨沙ちゃん、よろしく。」
梨沙「この小説は、階級制度や工業化、精神と肉体の分合など、
深〜い、テーマを扱ってます。」
桃子「そうだね。主人公のコニーは、
準男爵で陸軍将校のクリフォードと結婚するんだけれど、
すぐに戦争で重傷を負って、夫婦生活を営めなくなっちゃうんだ。」
結「夫婦生活?」
桃子「ま、その辺は聞き流しておいて。君にはまだちょっと早いから。じゃ、梨沙ちゃん。」
梨沙「はい。そうしたら、夫のクリフォードさんが、信じられないことを。
後継ぎがほしいから、別の男性との間に子供をもうけてくれって。」
結「別の男性と?なんのこっちゃ。」
桃子「(スルースルー。)」うん。女性からしたらショックだよね。
私は子供を産むためだけの道具なの?って思っちゃうよね。」
15 :セル :2017/06/24(土) 18:00
梨沙「コニーさんは、森番をしていたオリバーさんと恋に落ちちゃうんですけれど、
そのことをクリフォードに猛反対されちゃうんです。」
桃子「オリバーは労働者階級出身で元陸軍大尉。
クリフォードからしたら、そんな低い身分の男との間に生まれた
子供は後継ぎにはしたくなかった。」
梨沙「私には、クリフォードさんの考えが全然理解できないんですけれど、
この当時の時代背景や、イギリスの階級社会を知ることができました。」
桃子「はい、よくできました。みんなはどう思った。」
愛香「いや、すごいですよ〜。こんな深い内容を読み解くなんて〜。」
舞「ほんと、ほんと。私なんか、見てると字が二重になってきちゃうんで、
頭が痛くなってきて、短い本でも1冊読みきれないし。」
奈々美「舞さん。自慢できる話じゃないですよ。」
舞「は?なによそれ。ケンカ売ってんの。」
桃子「はい、そこ、やめなさい。
っていうか、それじゃ舞ちゃん、今回の感想文、どうやって書いたのよ。」
舞「あ、いや。あらすじとあとがき見て終わりです。案外埋まるんですよ。
あらすじとあとがき、あれはけっきょく本をまとめた文章じゃないですか。」
奈々美「だから、自慢できる話じゃないですって。」
舞「はぁっ?」
桃子「もう、やめなさいって言ってるでしょ。舞ちゃん、あとで職員室来てね。」
舞「え〜。」
16 :セル :2017/06/24(土) 18:05
桃子「話を感想文に戻すよ。でもね、梨沙ちゃんが読んだのは、修正版のほうなんだ。
書き換える前の無修正版を読むと、もっと深く掘り下げることができるよ。」
梨沙「・・・。」
愛香「なんで修正されちゃったんですか?」
結「ほんまやな。」
奈々美「時代によって、表現にはいろいろ制約がつくことがあるんじゃないかしら。」
知沙希「そんなの嫌だよね。」
桃子「確かにね。じゃ、プリント配るね。はい、まわして〜。みんなもらった?
全部ってわけにはいかないから、無修正版の一部を配ったよ。
赤で線が引いてあるところが、修正で消されちゃったところ。
じゃ、さっきから不思議そうにしていた結ちゃんに読んでもらおうかな。」
結「先生、こんなの読めません。」
知沙希「ほんとですよ。こんないやらしいの、読ませないでください。」
舞「さっき、修正されるのは嫌だって言ってなかった?」
知沙希「うるさいな〜。いいの。」
愛香「先生。2人とも顔が真っ赤ですよ。知沙希ちゃんは耳まで。そうとう怒ってますよ。」
17 :セル :2017/06/24(土) 18:06
桃子「知沙希ちゃんはいつものことじゃん。あのさ、もう子供じゃないんだから、
いろいろな表現からことばを学んでいかないといけないんだよ。」
結「それにしたって・・・。」
梨沙「先生。ごめんなさい。本当は私、無修正版も読んだんです。
そっちの感想文も書いたんです。でも、なんか恥ずかしくて。
だから、今度それを発表することで、みんなに読ませるのは勘弁してあげてください。」
桃子「どうしようかなぁ。」

“き〜ん こ〜ん か〜ん こ〜ん”

桃子「わかった、いいよ。それで手を打とう。はい。じゃあ国語はこれでおしまいね。
次、数学だから、ちゃんと準備しといて。」

そんな会話が続く中、聖だけは顔を紅潮させて、うつむき、体を震わせていた。聖も無修正版を読んだことがあった。

<つづく>
18 :名無し飼育さん :2017/06/24(土) 23:39
カントリーショックの余波がここまできてたのか
楽しみにしてます
19 :セル :2017/06/25(日) 23:02
>>18
レスありがとうございます
ショックと怒りが込み上げていましたが
あと1週間 ももちを応援します
にもかかわらずくだらない小説でごめんなさい
20 :セル :2017/06/25(日) 23:04
<2時限目・数学>
“き〜ん こ〜ん か〜ん こ〜ん”
“ガララッ”

桃子「はい。数学の授業始めるよ。教科書の666ページ開いて。」
一同「は〜い。」
桃子「今日は指数関数について勉強するよ。」
結「指数関数?」
知沙希「先生。結ちゃんには、まだちょっと早いと思います。」
桃子「みんな平等に勉強するの。
(いや、とにかくやっぱり分かってないでしょ、知沙希ちゃん、あんたも。)」
舞「放物線のことですよね。」
桃子「んー、ちょっと、いや、だいぶ違うな。」
愛香「え?違うんですか。私もそうだと思ってた。」
桃子「梨沙ちゃんはわかるよね。じゃ、ちょっと黒板にグラフを書いてみて。」
梨沙「はい。」
21 :セル :2017/06/25(日) 23:06
“カッ カッ カーッ カカッツ カーーーッ”
梨沙「書けました。」
桃子「はい、ありがとう。正解。」
知沙希「あれ〜。イメージしてたのと違う。」
奈々美「知沙希さん、さっき知ってる風な口をきいてませんでした?」
結「そうだそうだ。私にはまだ早いって言ってた。」
知沙希「あ、いや、それは、その。」
桃子「ほら、勝手に話さない。知沙希ちゃんの耳、真っ赤になっちゃったじゃない。」
知沙希「・・・」
桃子「放物線と指数関数の違いを数式で言うよ。放物線はXの二乗ややXの三乗のことね。
で、指数関数は2のX乗や3のX乗。グラフの違いは分かるよね、舞ちゃん。」
舞「放物線はすり鉢型だけれど、指数関数は急な坂道みたい。」
桃子「そうだね。放物線は愛香ちゃん、指数関数は梨沙ちゃんみたいだね。」
愛香・梨沙「どういう意味ですか?」
桃子「二人の胸の形を見てみて。愛香ちゃんは大きく膨らんで突き出してるでしょ。
梨沙ちゃんはなだらかな坂みたい。」
梨沙「ちょっと、先生、ひど〜い。」
知沙希「でも、なんとなく合ってるかも。」
梨沙「ち、ちぃまで言う?」
22 :セル :2017/06/25(日) 23:09
舞「え?で、ももち先生はどっちなんですか?」
桃子「もちろん放物線だよ〜。あとは、結ちゃんもかな。」
結「えへへ。」
奈々美「もう、そんな例えはやめてください。で、私はどっちなんですか。」
桃子「気にしてんじゃん。
まあ、奈々美ちゃんと知沙希ちゃんと舞ちゃんは、梨沙ちゃんの仲間だよね。」
舞「やったー。」
知沙希「褒められてないよ。」
舞「え、そうなの?ひど〜い。」
奈々美「先生。私は最近放物線化してきてるんです。訂正してください。」
愛香「まあまあ。ももち先生も冗談で言ってるんだから、軽く流そうよ。」
梨沙「ふん。ちょっと大きいからって、上から目線で見ないでよね。」
愛香「いや、そんなつもりじゃぁ。」
舞「そう言いながら、背筋伸ばしてアピってますよね。」
桃子「はい、私語をしない。
23 :セル :2017/06/25(日) 23:09
今度の水泳の授業で再評価するから。みんなちゃんと努力するようにね。」
舞「はい、わかりました。」
知沙希「がんばります。」
梨沙「道重さんの写真集で復習しておきます。」
愛香「せいぜい頑張ってね。」
結「そうやで。」
奈々美「頑張るって、いったいなにをどうするんですか?」
“き〜ん こ〜ん か〜ん こ〜ん”
桃子「ちょうどきりがいいか。はい。じゃ、数学の授業を終わります。」

そんな会話が続く中、聖だけは顔を紅潮させながら自分の胸を見つめ、
心の中でつぶやいた。
「私も放物線です、桃子先生。私のも思う存分評価してほしいです。」
24 :セル :2017/06/25(日) 23:12
<3時限目・理科>
“き〜ん こ〜ん か〜ん こ〜ん”
“ガラララッ”

桃子「は〜い。理科の授業始めるよ。今日は生物だね。先日配った副教材出して。」
知沙希「先生、この教材、なんなんですか?植物と虫のアップ写真ばかりですけれど。」
結「しかも、変なアングルのばっかり。ちょっと気持ち悪い。」
桃子「この写真が重要なんだから。」
愛香「なんか、怖いな。」
梨沙「覚悟を決めようよ。」
桃子「みんなは、花がどうやって増えていくか知ってる?」
舞「え?茎が枝分かれして増えていくんじゃないんですか?細胞分裂みたいな。」
奈々美「舞さんは、受粉をご存じない?」
桃子「そう。奈々美ちゃんがいきなり正解言ったね。
受粉して、種を作って、増やしていくんだね。
まあ、木には接ぎ木で増えるのもあるんだけれど。」
知沙希「舞ちゃん、そんなことも知らなかったんだ〜。」
舞「ちょっと、なによ。そのとげのある言い方。
まさか、まだ目を合わせてくれないとか、根に持っていうんじゃないよね。」
知沙希「どうかな〜。」
結「花の話してるときに、『とげ』だの『根』だのをぶち込んでくるとは、
舞さんもなかなかやりよるな。ほんまは大阪人なんじゃ?」
舞「ふぁっ?!」
25 :セル :2017/06/25(日) 23:13
桃子「はい、そこ、うるさい。」
愛香「受粉して、花が咲いて実がなって。
その実を私が『あ〜ん』って食べさせてあげたら、
みんな、もう私にメロメロになっちゃうだろうなぁ。」
桃子「愛香ちゃん、今、授業中。妄想は後にして。」
愛香「私は逆に、妄想させるのが得意なんです。」
結「ももち先生、聖先生がなんか変です。」
舞「ほんとだ。口を半開きにしてあさっての方向を向いてる。」
桃子「聖せんせー、どうしたー。」
聖「あ、いえなにも。私、桃子先生とあんなことやそんなことしている妄想だなんて全然。」
奈々美「ももち先生。話が脱線ばかりで、全然先に進んでいません。」
桃子「おっと、いけない。じゃ、どうやって受粉するかはわかる?」
梨沙「はい。おしべが出した花粉を、虫や風が運んで、めしべにつけま〜す。」
桃子「大正解。副教材の5ページに絵が書いてあるから、よく見ておいてね。」
一同「は〜い」
26 :セル :2017/06/25(日) 23:15
桃子「花の増え方はわかったね。じゃ、虫はどうやって増えていくと思う。」
知沙希「副教材の8ページに、なにか書いてありますけれど。」
桃子「先に答えを見ちゃダメー。」
奈々美「虫のことはよくわかりませんけれど、私が子供のころ、
『弟がほしい』って両親にお願いしたら、その後2人でじーっと見つめあって。
そうしたら1年くらいして弟が生まれたので、
見つめ合うことによって増えるんじゃないんですか?」
愛香「え?奈々美ちゃん、それ本気で言ってる?」
梨沙「そういうところは、まだお子ちゃまなんだね。」
奈々美「それって、どういうことですか?私のこと、バカにしてます!?」
桃子「今は虫の話してるんだよ。人間のことは置いといてー。」
舞「カブトムシを飼ってたことあるんですけれど、
夏休みの宿題でアサガオの観察しようと早起きしたら、
オスがメスの上に乗っかって、お尻をくっつけあってたのを見ました。
それって関係あるのかな?」
結「そんなん、見たことないな。一緒におトイレでもしてたんちゃうの?」
奈々美「もう、お尻だのおトイレだの、そういう話するのやめてください。」
27 :セル :2017/06/25(日) 23:17
桃子「話の腰折って悪いけれどさ、なんの話してるのかなー。
でもねー、舞ちゃんが正解なんだ。」
奈々美「えっ。そうなんですの?」
桃子「じゃ、これについて説明できる子、いるかな?」
“シーン”
桃子「あれ?どうした。梨沙ちゃんはどう?」
梨沙「え、いやその、わかんな〜い。」
桃子「愛香ちゃんは?」
愛香「えぇ〜、そんな恥ずかし・・・、
ううん、キスをしたら赤ちゃんができるんじゃないんですか〜。
もう、恥ずかしくて言えな〜い。」
桃子「あざといな。わかったわかった、もういいよ。」
聖「あの、じゃあ私から解説を、うふ。」
桃子「いや。なんか嫌な予感がするから遠慮しとく。」
聖「えぇー。」
桃子「みんな、玉子は食べたことあるよね。」
一同「はい。」
桃子「でも、あの玉子をあっためても、ひよこは生まれないでしょ。」
舞「そうなんですよね。
舞、子供の頃にひよこにしようと思って、やったことあるんですけれど、ダメだった。」
桃子「そう。メスが卵を産んでも、それだけじゃひよこは生まれない。」
奈々美「じゃあ、どうすればいいんですか。」
28 :セル :2017/06/25(日) 23:18
桃子「メスが卵を産むように、オスも赤ちゃんの素になるものを持っているのね。」
結「え?そんなの見たことないで。スーパーで売ってますの?」
桃子「卵とは違って、目に見えないくらい小さいからね。」
愛香「でも、フグのしらこ・・・、あ、いえ、なんでもありません。」
奈々美「しらこ・・・?海苔のことですか。」
梨沙「もうその話は、いいんじゃないかな〜。」
桃子「やれやれ。」
知沙希「そんなに小さいんですか。」
桃子「そっ。虫の場合は、オスが尾のところから、赤ちゃんの素をメスにあげるの。」
舞「どうやって?あ、カブトムシのオスがメスの上に乗っかって、
お尻をくっつけあってたのって、ひょっとして。」
桃子「そう。お尻を介して赤ちゃんの素をめぐり合わせてるんだよ。
それを、『交尾』っていうの。」
舞「知らなかった。」
梨沙「種と卵で違うけれど、やり方は、植物も虫もおんなじなんですね。」
桃子「いいところに気付いたね〜。
虫と植物、全然違うように見えるけれど、子孫の残し方は、基本的におんなじなんだよ。」
奈々美「そうか〜。勉強になりました。
これまでにももち先生に教えていただいた中で、いちばんためになったかも。」
桃子「私は今までなにも教えてこなかったって言いたいの?」
奈々美「いえいえ、そんなことは露ほども思っておりません。」
29 :セル :2017/06/25(日) 23:20
愛香「じゃあ、人間はどうやって子孫を残すのかなぁ。不思議だなぁ。」
梨沙「あざといな。」
愛香「えぇ〜、梨沙ちゃんに言われちゃった。で、どうなんですか?ももち先生。」
桃子「私も、わかんな〜い。」
結”ビシッ”「おいっ」
桃子「ま、これはみんなが大きくなったら、自然と覚えるよ。」
舞「えっ、えっ、どういうことですか。」
桃子「あと、人間と他の動物とでは、決定的な違いもあるんだけれどね。」
奈々美「気になって眠れなくなってしまいそうですから、教えてください。」

“き〜ん こ〜ん か〜ん こ〜ん”

桃子「はい、時間だね。みんなも大人になればわかるよ。
じゃ、次は体育だから、ほらみんな早く着替えて、体育館に集合!」
結「あ〜、もう。逃げられた。」
桃子「じゃ、先生も着替えてから行くからね。」

そんな会話が続く中、聖だけは体をぶるっと震わせながら、
「私の初交尾の相手になってくださいって言ったら、なんて返事してくれるかな。」
そうつぶやいて、濡らした。うっすらと流れる汗で頬を。

<つづく>
30 :名無し飼育さん :2017/06/26(月) 08:50
お!きてた
でえーここにきてコメディ!?
でも楽しみにしてます
31 :セル :2017/06/26(月) 23:11
<つづき>
<4時限目・体育>
“き〜ん こ〜ん か〜ん こ〜ん”
桃子「みんあ、集まってる〜。それじゃ、今日はマットを敷いて。」
梨沙「何枚敷けばいいですか?」
桃子「8枚使って正方形にして。それを2セットね。」
愛香「2セットもですか?今日はいったい。」
桃子「口だけ動かしてないで、さっさとやる。」
舞「は〜い。」
桃子「返事したのは舞ちゃんだけ?しかも、なんか間延びした言い方。」
一同「はい!」
桃子「やればできる。」
結「ももち先生。できました。」
桃子「今日は、柔術の練習をやるからね。」
知沙希「じゅうじゅつ?」
奈々美「なんですか?それ。」
結「妖術みたいなもんでっか?」
桃子「う〜ん、柔道の延長のようなもんだ。」
梨沙「まったく想像がつかない。」
愛香「なんか、痛そうだね。」
32 :セル :2017/06/26(月) 23:13
桃子「特別講師を呼んでいるよ。ミカ先生、どうぞ。」
ミカ「こんにちは。ミカです。よろしく。」
一同「よろしくお願いします。」
桃子「ミカ先生は、ミニモニ・・・、じゃない、体格はミニサイズだけれど、
とっても強いよ。って、聖先生、あんたなんて格好してるの。」
聖「え、だって組み技のある格闘技やるって聞いたから。
レスリングのイメージだったんですけれど、でもレスリング着持ってなかったから。」
桃子「だからと言って、そんなハイレグのレオタード着てくることないでしょ。」
聖「すみません。それより桃子先生、せっかく一緒に着替えようと思っていたのに、
なんでも先に着替えちゃってたんですか?」
桃子「いや、聖先生、なんか怖いから。
ももぅ、それはいいから、早くジャージかなんかに着替えてきて。」
聖「はい。(ちぇっ、せっかくももち先生を悩殺しようと思っていたのに。)」
桃子「なんか言った?」
聖「あ、いえ、なにも。じゃ着替えてきます。」
桃子「聖先生がちょっと言っていたけれど、組み技もあるからね。
最近、痴漢だのなんだの、女の敵が多いからさ。今日は護身術として練習するよ。」
梨沙「そういうことですか。」
33 :セル :2017/06/26(月) 23:14
桃子「じゃ、ミカ先生、お願いします。」
ミカ「よし。じゃ、まずはストレッチからね。」
桃子「普段、ダンスレッスンする前のストレッチ、各自でやって。」
一同「はい。」
ミカ「さすが。みんな柔らかいね。あれ、ひとりコチコチの子がいる。」
梨沙「すみません。どうしても柔らかくならなくて。
このあいだ、ダンスの時に足があまり上がらなくて、
ももち先生の頭、蹴っちゃったこともあって。」
桃子「あれ、痛かったな〜。内申に響かないといいね。」
梨沙「え〜、そんな〜。」
桃子「冗談だよ、冗談。顔と同じで性格もいいんだから、私。」
愛香「やれやれ。」
ミカ「そろそろいいかな。じゃ、まずは基本のすり足からやってみよう。
足の裏を地面から離さずに、前後左右に動いてみて。」
奈々美「お、けっこう難しい。」
舞「つった、つった。」
知沙希「なんでうまくいかないのかな。」
34 :セル :2017/06/26(月) 23:15
ミカ「いや、みんなけっこううまいよ。その調子。あ、あなたは、ちょっとガニマタ。」
結「え〜。ほんまでっか。股を閉じてと。」
ミカ「うん、よくなった。今度は、自分の前や後ろに人が立っているイメージで。
その人に飛びつくように。あ、すり足でだよ。」
聖「着替えてきました。」
桃子「お帰り。その格好なら大丈夫。」
ミカ「よし、じゃあペアになって。
次は、相手がいる状況で、今のすり足で相手に飛びついてみよう。
お手本を見せるので、聖先生、こっちに。」
聖「はい。」
ミカ「いくよ。みんなよく見ておいて。」”シュザッ”
聖「きゃー。は、速い。気が付いたら組みつかれちゃってた。」
ミカ「本当は道着を着ているから、柔道のように手でつかみながらでいいんだけれど、
今日は体操着なんでね。ちょっと、レスリング風のタックルぽくやってみました。」
”パチパチパチ”
ミカ「じゃ、みんなもやってみて。せっかくだから、桃子先生と聖先生もどうぞ。」
聖「私は、桃子先生とやります。いいでしょ。ね、みんな。」
愛香「え、あ、はい。かまいませんけれど・・・。」
35 :セル :2017/06/26(月) 23:16
舞「いくよ〜、えい。あ、ごめん。ちょっと頭がぶつかっちゃった。
あ、腫れ上がっちゃってる。大丈夫?」
知沙希「もう、あなたってなんにもわかってない。耳が赤くなるのはいつものことだよ。」
梨沙「きゃ〜。あ、ありがとう。支えてくれて。」
愛香「危なく転びそうになっちゃったね。平気だった?」
梨沙「愛香ちゃんの体、マシュマロみたいに柔らかいから、全然痛くなかったよ。」
結「うりゃ、せや、どや。どや、私のタックル。どんな感じや?」
奈々美「逆に、結はどんな手応え?」
聖「桃子先生。よろしくお願いします。え〜い。」
桃子「ちょ、ちょ〜っと。ただ飛びついてきてるだけじゃん。
なんで手を腰に絡めてしがみついてるの。やめーい。」
ミカ「みんな、なかなかうまいよ。聖先生は、基本からもう一回やろうか。」
聖「いえ、このままでけっこうです。」
36 :セル :2017/06/26(月) 23:17
ミカ「さ、一通り基本練習も終わったことだし、今度は実技練習をやるよ。」
知沙希「どんなこと、するんですか?」
ミカ「投げ技や極め技、あとは絞め技も。」
奈々美「え?痛そう。」
結「なんや、おもろそうやんけ。」
ミカ「ちゃんと教えたとおりにやれば大丈夫。」
舞「なんか舞、楽しくなってきちゃった。」
知沙希「舞ちゃん、痛いのやだから、手加減し・・・」
聖「桃子先生、またよろし・・・、」
ミカ「はい、今度は相手変えて。」
知沙希「え〜っ。」
聖「・・・」
舞「また今度やろうね。」
桃子「ホッ」
37 :セル :2017/06/26(月) 23:18
ミカ「みんな四苦八苦してて、どうしたものかと思ったけれど、
なかなかどうして様になってきたね。」
桃子「けっこうきついよ、これ。」
奈々美「何度も持ち上げていたら、腰が・・・。」
桃子「ちょっと、先生が重いとでも言いたいの〜?」
奈々美「そんなこと申し上げておりませんわ、お姉さま。」
桃子「お、おねえさま?!」
結「先生の弟さんに気に入られたもんやから、もうその気になってるんちゃうん。」
梨沙「うそでしょう?」
愛香「なんか、不思議な組み合わせができちゃってたんだ・・・。」
桃子「いいわねぇ〜。 なにをしてもかわいく見えちゃうんだもん。若気の至りよね。」
奈々美「私は、なんとも思っていませんから。」
桃子「あ〜、よかった。一安心。
最近、奈々美ちゃんが夢にまで出てきて、うなされてるんだから。」
38 :セル :2017/06/26(月) 23:19
結「なにウソついてんねん。弟さんとラインしたいって、言うとったやん。」
桃子「ええ〜っ。」
梨沙「私が聞いてあげよっか?って言ったら、目を輝かせて喜んでたくせに。」
愛香「あんな奈々美ちゃん、初めて見たよ。」
桃子「もう、奈々美ちゃんの眉とか産毛とか見るだけでも、イライラしてくる!」
舞「いいじゃないですか。あとはお若い人にお任せすれば。」
桃子「任せておけないよ。って、私は若くないってか。」
知沙希「まあまあ、そうおっしゃらずに。
いつか弟さんが奈々美ちゃんを家に連れて来るかもしれないんですから。」
結「奈々美ちゃんが、ももち先生の妹になるかもしれへんな。」
桃子「つぐながななみ!「な」が多い。子供が来たって、お小遣いなんかあげないから!」
梨沙「そんなことまで想像していらっしゃる?!」
知沙希「予行演習ですね!」
愛香「もはや、妄想の世界だよね。」
39 :セル :2017/06/26(月) 23:20
桃子「もう、奈々美ちゃんには絶対に会わせない!
文化祭に来たいって言っても、男子禁制だからダメー!って言う。
奈々美ちゃんなんか大嫌い!」
奈々美「あの、わたし、全然悪くないですよね?」
一同「うんうん。」
ミカ「あの〜、盛り上がってるところ悪いんだけれど、授業に戻っていいかな。」
桃子「あ、ご、ごめんなさい。」
ミカ「じゃ、最後の仕上げに、マススパーリングでもやろう。」
聖「『マス』スパーリング?」
ミカ「スピードは全力で、打撃や技は軽く手加減してやるスパーリングのことだよ。」
結「そもそも、『スパーリング』ってなんですの?」
梨沙「え?そこから。」
舞「スパだから、温泉かなにかかな?」
愛香「ここ、学校だよ。」
桃子「意味わかってる子、いる?」
“シーン”
ミカ「実戦形式の練習のこと。」
奈々美「そうなんですね。」
知沙希「ちょっと怖いな。」
40 :セル :2017/06/26(月) 23:22
桃子「まあまあ、手加減してやれば平気だよ。(私も意味知らなかったよ、ホッ。)」
聖「私、てっきりマスターベ・・・、あ、いえ、なんでもないです。」
桃子「・・・」
ミカ「よし、それじゃ、同じくらいの体格の子同士でペアになって。」
桃子「舞ちゃんと梨沙ちゃん、奈々美ちゃんと愛香ちゃん、知沙希ちゃんと結ちゃんね。」
ミカ「そんなところね。」
桃子「しかし、2年前に比べたらずいぶん変わったね。背の順の整列、順番変えないと。」
奈々美「私がいちばん前って、絶対におかしいと思ってたんです。」
結「ほんま、私より小さかったのにな。今じゃ後ろのほうでいいくらいや。」
奈々美「成長というシステムでございます。」
愛香「う〜ん、こっちの2つのふくらみも、だいぶ大きくなったよね。
私も、ももち先生もうかうかしてられないな。」
結「ほんまや。私もやばい。」
梨沙「うーん。」
舞「・・・。」
桃子「ほら、無駄口聞かない。ミカ先生、よろしくお願いします。」
ミカ「よし。じゃあ、今日教えた事を、対戦相手に向かって、いろいろやってみて。
痴漢が襲ってきたつもりになって。ただし、ちゃんと手加減はしてね。」
一同「はい。」

<つづく>
41 :名無し募集中。。。 :2017/06/27(火) 01:01
前回の感想になっちゃうけどももち先生が「赤ちゃんの素」とか「交尾」とか教えてるの興奮する
ももちが赤ちゃんの素発言はエロすぎる…
42 :名無し飼育さん :2017/06/27(火) 08:45
純愛路伝が一変して!
もちろんおもしろいけれどね。
作者さんのももち愛が伝わってくるけど、
ふくちゃんのことも大好きでしょ。よくでてくるし。
43 :セル :2017/06/27(火) 23:19
なるべく卑猥にはならないように配慮しつつ書いていますが
その中で楽しんでいただければ嬉しいです
まあいちゃラブになったらそれなりの表現は出てしまうかもしれませんが
44 :セル :2017/06/27(火) 23:23
<つづき>

舞「梨沙ちゃん、そんなになよなよしてたら、私に勝てないよ。」
“ビシッ”
舞「あ、ごめんなさい。顔に当たっちゃった。」
梨沙「親にも叩かれたことないのに、ひどい。それっ。」
舞「あ、足で挟まれた。きゃー、苦しい。いたた、つったつった。」
梨沙「乗馬で鍛えた足腰をなめないで〜。」

愛香「えっと、相手をつかんでバランスを崩させて、
その隙に頭を脇の下からまわしこんで、背中を押すように倒すんだっけ?」
奈々美「そうですけれど、そんなゆっくりやっていたら。」
愛香「え?あ、ちょっとダメ、きゃ〜。」
奈々美「ほ〜ら、ゆっくり過ぎて隙だらけですよ。私が倒しちゃったじゃないですか。」
愛香「う〜、うん、うふん。えい!」
奈々美「あ、きゃっ、しまった。後ろにまわられちゃった。」
愛香「体格は私のほうが勝ってるもんね。で、どうするんだっけ。」
奈々美「え〜い、それっ。う〜だめだ、離れない。」
愛香「体を密着させて、それで相手の首に両腕を回して。」
奈々美「ぐっ。し、しまる。首がしまって死んじゃいます。うぅっ。」
愛香「勝負の世界に情けは無用。さあ、降参しなさい。」
奈々美「あぁ、でもなんか背中にポニョポニョしたものが当たって気持ちいい。うぐふぅ。」
ミカ「愛香、そこまで!奈々美が落ちかけてる。え?なんで恍惚とした表情してるの?」
45 :セル :2017/06/27(火) 23:25
結「それっ。よし、潜り込んだで。」
知沙希「重心が低いと、そういうのやりやすそうだね。」
結「バカにしてますの?あ、知沙希先輩の前髪、さらさらやね。」
知沙希「そうだね。」
結「ツインテールの毛先までさらさらや。」
知沙希「うん。そうだね。・・・って、なんで結がそんなこと言うの?」
結「ええやないですか、減るもんやなし。」
知沙希「舞ちゃんに謝って。」
結「なんでですの?って、油断したらあきまへん。腕伸び切りましたで、動けんでしょ。」
知沙希「あっ。」
結「あとは、頭で伸ばした腕を固定して、左腕で知沙希先輩の首を絞って、と。」
知沙希「うくっ。」
結「肩固めやったっけ?ほ〜ら、がっちり入りましたで。」
46 :セル :2017/06/27(火) 23:25
知沙希「ぐぅっ。あっ、あぅ〜、はぁはぁっ。」
結「あ、知沙希先輩、耳真っ赤や。」
知沙希「バカにしてー。えいっ、あ、解けた。背中、とっちゃったよ。」
結「しまっ、あっ。」
知沙希「腕とれた。脇固め〜!だっけ?」
結「く、苦しい。知沙希先輩と違って胸大きいから、マットで圧迫されるー。」
知沙希「絶対にバカにしてる、許さない、えーい。」
結「ぎゃー、ホンマに死ぬ。ギブギブギブ。」
ミカ「そこまで。ケガするよ。」
結「イタタ、殺されるかと思ったでー。」
知沙希「惜しかったな〜。」
47 :セル :2017/06/27(火) 23:26
ミカ「よし。ひととおり済んだね。あ、でもまだちょっと時間あるな〜。」
聖「は〜い。せっかくなんで、私もやりたいで〜す。」
ミカ「よし、じゃあいっちょうもんであげようか。」
聖「え、やだちょっと。揉まれるなんて嫌です。それに私は桃子先生と。」
桃子「え?」
ミカ「初心者同士、いいかもしれないね。よし、やってみよう。」
聖「やった〜。」
桃子「・・・。」
48 :セル :2017/06/27(火) 23:27
聖「よろしくお願いします、優しくしてくださいね。」
桃子「眼が怖いよ。」
聖「(怯えた表情の桃子先生も、かわいい。)」
桃子「こういう時は、先手必勝!」
聖「あ、ずるい。きゃっ。」
桃子「てぇ〜い。あれ?それぇ〜い。」
聖「桃子先生、体格差を考えてください。そう簡単には投げられませんよ。」
桃子「もも〜、なんで動かないの。」
聖「それ、モモアタック!」
桃子「あぁ〜。私の必殺技なのに。」
聖「掟破りも戦術の一つです!」
桃子「負けてられない。よし、元祖モモアタック!」
聖「きゃ〜っ」
桃子「ふふふ、KAORIさん以外に負けるわけにはいかない。」
聖「イテテ。」
桃子「今がチャンス。よいしょ・・・、あ、きゃー。」
49 :セル :2017/06/27(火) 23:28
“ドシン”
聖「油断大敵。ほ〜ら、ちょっと体重かけただけで倒れちゃいましたよ。
この後はどうしようかなぁ。」
桃子「う〜、くふぅ〜、ああぁ〜。ダメだ、重くて動けない。」
聖「あ、ひど〜い。女の子にそんなこと言うなんて。お仕置きしないとだな〜。」
桃子「ちょっと、どこ触ってるの。」
聖「足を固めてひっくり返す方法、教わったじゃないですか。」
桃子「そこは足じゃなくて股だよ、きゃっ。」
聖「ももち先生のうなじ、きれい・・・。」
桃子「くすぐった〜い。息を吹きかけないで。」
聖「もう、全然力が入ってないですよ。好きにしちゃいますよ。」
桃子「耳をかまないで。そんなことされたら、力なんて入らなくなるよ。」
50 :セル :2017/06/27(火) 23:29
聖「うふ。もう極めちゃいますね。」
桃子「なんで胸を触ってるの、こらーっ。」
聖「首を固めようとしてるんです。ほらっ、スリーパーホールド入っちゃった。」
桃子「ちょっと、苦しい。って、なんで空いた手で胸の先っぽクリクリしてるの。」
聖「あ、ごめんなさ〜い。」
桃子「こらー。お股の中心をクリクリするのもダメー。」
聖「あ〜、もうガマンできない。桃子先生〜。」
桃子「きゃー、やめてー。」
ミカ「なにをやっとる。」“ギューッ”
聖「うぅ、首がしまっちゃう。」
51 :セル :2017/06/27(火) 23:30
ミカ「武道をバカにしないように。最後の試合のようなことは絶対だめだ。」
一同「は〜い。わかりました!」
ミカ「じゃ、ここまで。どうもありがとう。」
一同「ありがとうございました。」
聖「桃子先生、ありがとうございました。すてきな表情、見れちゃいました。」
桃子「聖先生。こんなこと、二度とダメだよ。」
聖「でも、なんか幸せそうな表情に見えますけれど。」
桃子「えーい、うるさい。」

そんな会話をしながら、
「すっごく汗かいたし、いろいろ濡れちゃいました。」
顔を紅潮させ、聖はそうつぶやいた。
52 :セル :2017/06/27(火) 23:31
<お昼休み・お弁当>
聖「ね〜。私も一緒に食べていい?」
結「どうぞ〜。」
愛香「体育、すごいことになってましたね。」
聖「いや、どうしても桃子先生に勝ちたくてね。」
舞「それで、あれですか。」
聖「勝負に固執すると見境なくなっちゃうんだ。みんな、お弁当はなに?」
知沙希「ごはんに、から揚げに、たまご焼きに、あと野菜です。」
奈々美「私も似たような感じです。聖先生は?」
聖「え?牡蠣フライでしょ、レバニラ炒めのニンニク和え、うなぎの白焼き生姜乗せ、
ご飯にかけるように、山芋とゴマを入れた納豆。」
梨沙「すごいボリュームですね。」
聖「ううん。それぞれの量は少ないから。」
愛香「でも、バラエティ豊か。」
53 :セル :2017/06/27(火) 23:32
結「見せて見せて。」
聖「はい、どうぞ。」
奈々美「やっぱり、すごい量。」
聖「今日は桃子先生と会えたから、栄養つけなきゃと思って。
それに、みんなにもと思ってね。5人前作ってきちゃった。」
舞「え!くれるんですか。」
聖「どうぞ、召し上がれ。」
結「やった、うなぎいただきや。」
聖「仲良くね。」
愛香「え?食べたいの。しょうがないな。はい、あ〜ん。」
知沙希「誰にやってるんですか?」
奈々美「あざといですよね。」
舞「おいし〜。」
結「最高や。」
54 :セル :2017/06/27(火) 23:33
梨沙「なんか、体がポカポカしてきちゃった。」
聖「それはそうよ。だって、どの食材も精力をつけるのに最高なんですもの。」
結「勢力?」
奈々美「精力ですよ。ご存じない?」
舞「それって、なんなの?」
奈々美「え?そ、それはちょっと。なんて説明していいか。」
梨沙「元気の素って考えればいいじゃないかな。」
聖「そうだね。」
愛香「体育で疲れてたんですけれど、なんか活力がみなぎってきちゃいました。」
知沙希「なんか、私も汗かいてきちゃった。」
聖「それでいいのよ。じゃ、午後の授業も張り切っていきましょう。」
奈々美「なにか引っかかるんですよね、聖先生の言い方って。」
聖「うふっ。」
そんな会話をしながら、
「みなぎりすぎて、変な気持になっちゃう子はいないかしら。」
聖は優しい表情で、生徒たちを見つめていた。

<つづく>
55 :名無し飼育さん :2017/06/28(水) 01:19
俺はももち先生とプール授業がしたいです!!!!!!!!

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