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Love Song 2 〜Chain of Love〜

1 :匿名 :2006/06/14(水) 20:38
倉庫の続き。
作中では四年ほども前になります。

読んでくださる方がいるのなら、レスは嬉しく思います。
312 :亜希 :2006/07/23(日) 18:28
お疲れ様でした
読んでて涙が止まらない・・・・
やっぱりハッピーエンドが一番ですよね
前作はごっちんかわいそうな役でしたけど
今回は梨華ちゃんに負けないくらいの幸せ者でよかった
大きい壁を乗り越えた二人はきっと幸せになれますよね?
そう信じたいです

またいつか・・・作者さんの作品が見たいです!
313 :名無しごっちん(88) :2006/07/23(日) 22:33
完結おつかれさまでした。
感想を書きたいのですが、ネタバレしちゃいそーなんで一言。
最初ドキドキ、中盤ハラハラ、最後ほわっとしました。(なんじゃそりゃ)
なんか続きが読みたくなる作品でした。
314 :匿名 :2006/08/11(金) 21:14
スレッド整理……もう少しここを埋めたい感じでしょうか。
SSサイズぐらいでなんとか考えようかな。

>>311 TACCHIさん
最後までお付き合いいただけて感謝です。
もうお解りかとも思いますが、そういうことで。
お名前に記憶があったので……
あそこ、だいぶ前に知ってはいたのですが、マークして忘れていました(^^;)
どうぞよろしくお願いします。

>>312 亜希さん
最後までお付き合いいただけて感謝です。
ええ、二人は幸せにやっていますよ(笑)
またなにか書く……というか、載せることがあったら、よろしくお願いします。

>>313 名無しごっちんさん
最後までお付き合いいただけて感謝です。
個人的にはネタバレ等、あまり気にしないのですが(爆)
普通にIE等で読まれている方は、やはり難しいのでしょうね。
もし後日談でも書けましたら、その際はよろしくお願いします。

前のヤツの後日談だったら、作者フリーにあるんですが……皆様はあそこも見てるのかな。
315 :名無飼育さん :2006/08/15(火) 18:39
>>314
作者フリー見てるよ
こっちの後日談書いてほしいなー
316 :匿名 :2006/08/18(金) 22:55
おぉ、読んでくださってますか。どもです。
なんかまぁ、色々あるようですが、それはそれ、これはこれ(笑)
パッと何かが降りてきたらチャッチャと書きたいと思います。
317 :匿名 :2006/08/21(月) 18:21
↑と書きはしたものの、どう続くのか思い浮かびません(^^;)
他のメンバー向きの話は降りてくるんですけどねえ……ごっちんごっちん……
318 :名無飼育さん :2006/08/22(火) 19:16
>>317
wがんばれ
319 :ダイコン :2006/08/23(水) 00:07

段々と夏も終わりに近づいていく夜。
チャイムの音に開けたドアの向こうで、両手に買い物袋を下げた真希が笑っていた。

「あっ、早い」
「そ? お腹減らしてるかなぁと思ってさ」
「ありがと。そりゃ減ってるけど、がっつくほどでもないかな」
「そーなの? じゃあそれなりに作るから、いい子にしててね」
「はいはい」

そそくさとキッチンへ向かう真希を見送りながら、ひっくり返ったパンプスを揃えた。
買い物袋を床に広げ、なにやら人の冷蔵庫へポンポンとしまい込んでいる真希に背中に問いかける。

「なにをそんなに買ったワケ?」
「や〜、色々とねぇ。こないだきたときカップラーメンなんて食べてたじゃん」
「まぁそういうこともある」
「良くないよ。ふせっせーっだよ」
「不摂生ねぇ……そうだけどさ。二人で食べるときはともかく、一人んときは面倒になってきてさ」
「あはっ、ダメじゃん。男の人ってのは……しょーがないねぇ」

320 :ダイコン :2006/08/23(水) 00:07

昔はそうでもなかったハズなんだけど、どうにも甘えるクセがついてきてしまっている。
もちろん、やれないわけじゃない。実際、俺が作って二人で食べるということもある。
が、一人のときには面倒に感じてしまうだけの話だった。

「いくつか仕込んどいて、チンすれば簡単にできるよーなの、冷凍庫に入れといたげるからね」
「ういっす。お世話になります」
「はいはい、じゃあ美味しいもの作るから、向こうで座って待っててね」

押されるようにリビングに追いやられ、感謝しながらも苦笑い。
聞こえてくる鼻歌と、トントン、ジュウジュウ、気持ちのいい音が聞こえてくる。
一人で座っているけれど、聞こえてくるそれだけで二人でいる楽しげな気分にさせてくれた。

よほど色々作ったんだろうか、それなりの時間が過ぎた頃、大きなトレイを持った真希がリビングへ入ってきた。

「凍らせるものはあっちで冷ましてるトコだからね。今日はこんな感じ」

そう言いながら、トントンとテーブルに並べられていく料理。
山盛りのご飯、ぶり大根、大根と鶏肉の、なんだろう、少し辛そうな噌煮込みかな、おまけに大根サラダ。
あさりとニラの入った和え物? おぉ、みそ汁まで大根……。

321 :ダイコン :2006/08/23(水) 00:08

「…………」
「どうしたの?」
「妙に大根ずいてるのね」
「……あはは、安かったからさ、つい」

なるほど、買い物上手なワケね。
並べられた品々を見て、そこで急に思いだしたことがある。
少し前にテレビで見たことを。

「大根……真希」
「え?」
「ダイコンマキ。思いだした」
「……な、なんで知ってんのっ!? だってライブでしかやってないし、きてないじゃん!」

慌てて早口になり、微妙にドモリながら真希が言う。
そうか、知らないと思ってたのか。

322 :ダイコン :2006/08/23(水) 00:09

「行ってないけど。ホラ、スカパー入ったじゃん?」
「あっ……」

どうやら思いだしたらしい。
しかも彼女の希望もあってのアンテナ設置だったのだ。
よほどあの姿を見られたことが恥ずかしいのか、おかしいくらいに頬を赤らめてわたわたと挙動不審な動作を繰り返す。
こうなると、日頃からかわれたり悪戯をされることが多いだけにやりかえしたくなるってものだ。

「大根、ダイコンね……ぷぷっ」

ワザとらしく呟いてみては楽しんでいると解るように笑ってみせる。

323 :ダイコン :2006/08/23(水) 00:09

「もういいってば! あ〜、ほんとヤっ。暑くなってきちゃった」

朱に染まった頬を隠すように手を当ててみては両手でパタパタと扇ぐ仕草。
そんな真希をニヤニヤと見つめている俺を見て、更に恥ずかしくなったらしく顔を覆ってしまった。

「あははっ、可愛いんでやんの」
「もうっ! バカぁ、早く食べなさぁい!」

ついに堪えきれなくなったんだろう、投げやりな言葉でごまかしてきた。
いい加減こっちも楽しんだし、そろそろ違う楽しみに切り換えさせてもらうことにした。

「ほーい。いただきまっす。……あっ、うまっ♪」

ダイコン……美味しく頂きました。
324 :匿名 :2006/08/23(水) 00:13
急に思い出しました。ダイコンマキ(苦笑)
んー、ショートショートですね(^^;)
もしご存じでない方は『ダイコンマキ』で検索してみてください。
どっかに画像も転がってると思います。

またなにか降りてきたらいいな。


>>318 名無飼育さん
頑張ってみましたがこんなもんでした(汗)
また頑張ってみようと思います_| ̄|○
325 :名無飼育さん :2006/08/23(水) 18:18
更新乙です
だいこんマキ・・・w
生でもスパかーでも見れた私は幸せだったなー
気が向いたときまた書いてくださいね
待ってます
326 :名無飼育さん :2006/08/25(金) 02:10
今さらここの小説読みました!
気づくのおせー
まじでいいっす作者さん!
これからも更新期待していいですか?
ごっちんが幸せそうなら何でもいいですw
楽しみにしてます!
327 :匿名 :2006/08/25(金) 23:36
更新じゃないんですが、ちょっと確認しにきたのです。
だもんでレスだけ(^^;)

>>325 名無飼育さん
おー、当たったんですね。すごい。
なんか風の噂ではスタンディングは結構な修羅場だったとか。大丈夫でしたか?(笑)
気だけは常に向いているので、神が(ネタが)降りてき次第で。

>>326 名無飼育さん
読んでくださって、レスまでしていただけるのは、いつでもありがたいことです(笑)
幸せそうならですか……
きっと不幸にしようとすると、また無駄に長い話になるので、幸せな話にはなると思います(^^;)

次回なにか書くのは、ここか、別にスレッドお借りするかどちらかで。
ではでは。
328 :TACCHI :2006/09/13(水) 04:05
更新されてることに今さっき気づいて慌てて読みましたw
教えてくれないんだもんなぁ〜wwwあそこで、教えてくれてもいいのに(汗)w
今度の話もいい感じですね♪
あそこでも、こんな話しいっぱい書いてくださいねw
あと、梨華ちゃんと拓巳さんの話しも書いてくれたら幸いです(^^;)
329 :名無飼育さん :2006/09/16(土) 19:11
ごっちんの誕生日には何か書いてほしいです
330 :匿名 :2006/09/17(日) 03:38
なにかレスがついててビックリ。

>>328 TACCHIさん
いえ、あそこで告知するようなものでもないので(^^;;;
石川さんたちの方は……はて。

>>329 名無飼育さん
もうじきですねえ。
なんとかしたいとは思います(^^;;;
331 :匿名 :2006/09/23(土) 22:06

「そんな顔しなさんなって」
「っても眠ーい」
「はいはい。これ背負って」
「んもー。せっかく休みなのに朝早くに起こされて、荷物まで持つのー?」
「どうせバイクなんだからいいだろ? ほれ。いくぞ」

よく寝ていた真希を無理矢理起こして連れ出したのは午前八時を半ば過ぎた頃だった。
前日から内緒で用意していた荷物を背負わせて、しっかりと整備したバイクに乗せて走り出す。
目的地までは多少遠回りになっても、混まずにスイスイと走っていける道を選んでいく。
時折後ろを振り返り、間違っても寝てやしないだろうな、なんてからかうように話をしながらの道程だった。

「なーに? 公園……?」
「そう。今日の目的地」
「……ふーん」

せっかくの休みに朝早く起こされて……って言いたそうだけど、これからだから。
真希に背負わせていた荷物を手に園内を奥へ奥へと歩いていく。
朝も早い園内は人気も少なくて、チラホラと見える人影も、まず真希の事なんて知らないであろう年配の人ばかりだった。
だからこのこの場所を選んだんだけどな。
332 :匿名 :2006/09/23(土) 22:06

しばらくの間、大きな池に沿った園路を歩いていくと少しばかり木々が深くなってくる。
そこであえて園路から外れて木々の間を縫うように木立の中へ踏み込んでいく。
後でなにか言いたげにしている真希を、時折振り返ってはなだめるように笑ってみせて。
しばらく歩いたところでふいに木々が開けた場所に出た。

「今日はここでゆっくりすごそう」
「……こんなトコあったんだ」

真希にとって都心から僅かな距離で、これくらい落ち着いた雰囲気に浸れる場所はそうはないだろう。
ここにしたってこの時間、この場所だからこそこうしてゆっくりしていられる条件が揃うんだから。
木々の隙間から見える大きな池に野鳥の姿が見え、木々の隙間から木漏れ日が差し込む。
穏やかな風が過ぎていく空間に大きなレジャーシートを広げて、その上に柔らかなタオルケットを重ね敷いた。

「ほい、座った座った」
「うん」
「たまにはいいっしょ。こんなのも」
「いーね。んー……。なんか癒されるよねえ」

ポスッと腰を下ろした真希が大きく伸びをして深呼吸を一つ。
隣に座った俺は後ろ手に体重をかけて木々の隙間から空を見上げた。
そう広い空じゃあないけれど、そこから見える空は人工物のない自然な空。
真希を同じ姿勢で空を見上げながら「青空だね」と呟いた。
しばらくそうやってポツリポツリと言葉を交わして静かな時間を共有していた。
333 :匿名 :2006/09/23(土) 22:07

「さて。ちょっとここにいてくれる?」
「んぁ? なに、どこいくの?」
「ちょっと荷物を取りに」
「……へえ?」
「いいからいいから。すぐ戻ってくるから」

不思議そうな真希を残して歩いてきた道を小走りに戻っていく。
公園の入り口にある建物の中で、頼んで置いた荷物を受け取って、帰りは少し慎重に急いで歩く。
カサリと踏みしめた草の音で、寝ころんで待っていた真希が身体を起こした。

「うわっ、どーしたのそれ」
「そろそろお腹減ってきたっしょ?」
「うん。そりゃそーだけど。にしてもさ、こんなとこでピザ頼めるの?」
「お任せあれ」

事務所の人に頼み込んで無理矢理頼んでもらったデリバリーを片手に小洒落たポーズを取ってみせる。
クスクス笑う真希の横に座って、ピザとサラダ、ポテトにドリンクまで広げてささやかな朝食会。
334 :匿名 :2006/09/23(土) 22:08

空腹が満ちていくのに合わせて二人の口も滑らかに動くようになり、くだらない話で盛り上がっては声を上げて笑いあった。
すっかり空になったデリバリーのパッケージを片づけて、もう一つ、少し小さな箱を差し出す。

「あっ! ケーキ!?」

ちょっとテンションの上がった真希に笑いながらも、頷いて蓋を開けてみせた。
二人だけだから大きくはないけれど、なかなか凝った造りの美味そうなケーキだろうと思う。
真希の表情を見れば、彼女もそう思ってくれてるであろうコトは解る反応だった。
風を遮る位置に移って、立てたロウソクに火を付けた。
嬉しそうに笑う真希に、下手くそながらも歌を歌い出すと、クスリと笑いながら合わせて手を叩きだした。

「♪ ハッピーバースデイ トゥ ユー」

歌の終わりに合わせて、笑いを堪えながらも一息に火を吹き消した真希。
俺も顔が赤くなりそうなのを我慢して、テンション上げめで拍手をした。

「おめでとっ!」
「へへへ♪ ありがと。なんか嬉しーね、やっぱさ」

照れ臭そうに話す真希にケーキを切り分けて、想像以上に美味だったケーキに舌鼓を打ちますます笑顔になった。
すっかり満ち足りた気分になってもらえたようで、また大きく伸びをした真希が息をつきながらゴロリと寝転がる。
それを見た俺も同じように横に寝ころんで、二人並んで空を見上げる。

335 :匿名 :2006/09/23(土) 22:09

すっかりくつろいで、風の音、鳥の鳴き声、木の葉の揺れる音に耳を澄ませていると、ふいに右の手にやわらかい感触に包まれた。
なにも言わず、黙ったままで軽く手を握った。
しばらくそうしていると、すうすうと穏やかな寝息が聞こえてきた。

ここまでリラックスしてもらえるなら、それはそれで気分がいいもんだ。
夕方には真希の家でパーティがあるらしいからゆっくり休んで、そしてそのときにプレゼントを渡そう。
部屋の机に仕舞ってある小さな箱を脳裏に思い浮かべて。
それを渡した真希の反応を想像して頬が緩むのを意識した。

初めて一緒にいられる真希の誕生日。
いつまでも、ずっと覚えていられるような、そんな素晴らしい日になるかなって、そう思える始まりだった。
336 :匿名 :2006/09/23(土) 22:11
ごっちん21歳おめでと記念。
間に合ったぁ……。
けど、間に合わせただけな感じがバリバリ出てますね(^^;;;

まぁ、書くって言った分は書いたんで、こんなとこで。
ではでは。
337 :名無飼育さん :2006/09/24(日) 18:31
更新お疲れ様です
ごっちん21歳かぁ・・・早いものですよね
338 :名無飼育さん :2006/09/25(月) 21:57
更新おつかれさまです。
もう21歳なんですね。
最後の1スレを読んでると、非常に続きが読みたくなりますね。
339 :名無飼育さん :2006/11/14(火) 18:53
また更新してほしいなー
340 :匿名 :2006/11/18(土) 22:34
>>337
レスありがとうございます。
すっかり大人になっちゃっいましてねぇ。
でも、かっこかわいい方がいいなぁ……とか。

>>338
レスありがとうございます。
最後の一レス……実家でのくだりとか、箱の中身でしょうか。
設定はあったんですけど、思いのほか長くなりそうだし、間に合う気もしなかったので(^^;;;
今さら誕生日について……書けないですよねぇ(苦笑)

>>339
レスありがとうございます。
この続きを、ですか? 無いとは言いませんが。
手元に構想があるわけでなし(^^;;;
このシリーズの続きは準備中ですけど。

どうなるにしろ、またいずれそのうちに(^^)
341 :『いつかの未来に夢を見る』 :2007/06/26(火) 21:48

「ほんと、びっくりだよねえ」
「そうだね」
「あのつーじーがだよ、あのちっちゃいのが春には……、びっくりよ」
「うんうん」

そう返事こそしても俺は会ったこともないしなあ。
あのって……まあテレビで見た限り、そう言いたくなるのも無理はないだろう印象だっけ。

「……おーい」
「なに?」
「なんかてきとーに聞き流そうとしてない?」
「いや、別にんなこたあないけどね」
「けど?」
「俺に言われてもなあ。いわば写真でしか知らない真希の友達の話を聞かされてるだけだし」
「そうだけどさあ…」

不服そうに呟く真希が頬をふくらませる。
子供っぽい仕草を見たのは久しぶりのような気がする。
けれどこういった様子を見せてくれるのは甘えてくれてるからなのかと思えば嬉しくもある。

342 :『いつかの未来に夢を見る』 :2007/06/26(火) 21:50

「ねっ、ねっ」

くるりと変えた表情で、子犬がじゃれついてくるときのような関心を惹く声。
この表情は…なんだったろう、何度か見た記憶のある種類の表情だけど。

「真人さ」
「…なんだよ」
「こども、嫌いだっけ?」
「……な、なんでよ」
「いいからっ。好き? 嫌い?」
「き、きら――」
「嫌いなのお!?」
「ばっ、違う。嫌いじゃないけど、って」
「あー、そっか。よかった」
「よかったって……。ど、どうしてよ?」
「やー、ほら、やっぱ欲しい? とかさあ」

な、なんだこの会話は。
ものすごく心拍数が跳ね上がるんだけど。

343 :『いつかの未来に夢を見る』 :2007/06/26(火) 21:52

「仮定、だよね?」
「かてい? 家庭に入ってほしーの?」
「いや、待て。そうじゃなくって。あの……そうっ、例えばの話だよね?」
「あー、そうだよ。なんだ、ちょっと焦っちゃったじゃんかあ。
 仕事辞めて欲しいなんて言われたら困っちゃうもんね」
「真希が好きでしてるんだから、それを辞めてくれなんて言うつもりはないよ」

っていうか、焦ったのはこっちだよ。
まさか、そんな……ねえ。

「でもダメだからね」
「え?」
「赤ちゃん」
「そんなの――、あ、当たり前だろ。だって――」
「まだ、ね」
「……はい?」
「いつか、そのときにはー、元気な赤ちゃんバンバン産んでみせるからねぇ」

肩をぶつけるように寄せてあどけなくすら見える笑顔で真希はそう言った。
な、なんだよ、そのときって。バンバンって……。
あれ? もしかして、もう俺の将来決まってる?
そんな未来を想像してみて思う……悪くないなあ、ってね。

344 :匿名 :2007/06/26(火) 21:57

……勘弁してって方もおられるかもしれませんが。
そこはほら、夢想みたいなものですから。

ということで。
こちらのスレではまたいつか。

345 :名無飼育さん :2007/07/19(木) 18:41
更新お疲れ様です!
ずっと待ってましたよ〜
つーじーに引き続き飯田さんも・・ですからね
ホントびっくりです
346 :名無飼育さん :2007/09/12(水) 19:08
9月23日…書いてほしいなー
347 :『Smile for the Moon』 :2007/09/23(日) 23:30

「あれ? ウソ、来てたの!?」
「お疲れさまでした」

派手に汗をかき頬を紅潮させた彼女が、後ろ手に閉めた扉の前で目を見開いた。
そりゃ来るさ。
自分の誕生日ならともかく、真希の誕生日なんだから。
来たことを意外がられ、ちょっとしかめた顔のままでそう話すとへにゃりと力の抜けた微笑みを返された。
この笑顔がたまらなく好ましいものだって知っていてされるんじゃないだろうか。
そう勘繰るほど、絶妙なタイミングでこうして真希は笑う。
けれど……
その笑顔だけで、わざわざお母さんにお願いしてまで、こうして別室を用意しておいてもらった甲斐があるってものだ。
348 :『Smile for the Moon』 :2007/09/23(日) 23:31

去年はスケジュールが空いたおかげでゆっくり過ごせたけれど、今年はそうはいかなかった。
それでも去年のあったかい時間を忘れられずにいた俺は、こうして場所と、そして時間をもらったんだ。

「ほら、去年一緒にいられたろ?」
「ん? うん。いい誕生日だったねえ」

相変わらずふにゃりと笑う真希は解っているんだろうか。
なかなかこんなことを言うのは照れ臭いんだけど、誕生日プレゼントみたいなものだと頑張っていることを。

「今年はこうやってツアーしてんだろ?」
「してるねえ。これはこれでいい誕生日だけどね……」

どうも解っていて会話を続けているような気がしてくる。
そんな表情に……見える、かな。
349 :『Smile for the Moon』 :2007/09/23(日) 23:32

「その前とかさ、とても行けるようなトコじゃなかったわけ」
「あー、どこだっけ、地方が多かったもんね」
「今年は横浜だしなあ。いや、ってか明日休みだしどこにでも行けたけどさ」
「あらぁ、やだ、ごとーってば愛されちゃってる?」
「チャカすなよチクショウ」

ヘラっとからかうような言葉の中に、喜んでいるような感じを混ぜるのは卑怯だ。
けれど計算じゃないところがまた厄介で、そしてどうしようもなく可愛いからまた卑怯だと思う。

「えへへ、ごめーん」
「いいよ、もう。……ちょっと手」
「ん?」
「出して」
「ほい」

ひょいと差し伸べられた手を軽く受け止めて。
少しだけ引き寄せた真希へ差し出したプレゼント。
350 :『Smile for the Moon』 :2007/09/23(日) 23:32

「お? ちゃんと用意してくれるのねえ。ありがと」

受け取った花束をしげしげと眺める真希は少し何とも言えない表情をしている。
やがてくるりと回した花束の中に収められた数枚の紙に気がつく。

「あれ? これなに?」
「二つ目のプレゼント」
「ら…レイク、レイクオブドリーム、かな。ムーン、ってなにこれ?」
「月。夢の湖ってとこの証書。2エーカー」
「へっ!? 証書って……もしかして土地!?」
「そう」
「月って……住めるの?」
「……いつかね」

そう笑って見せると、少し考えた真希が笑う。
俺をどうしようもなくさせる例の表情で。

「そっかー。そしたらいつか二人で住んじゃったりするんだ」
「しよっか」
「あはっ、どんな家がいーかな」

邪気の欠片も感じさせない笑顔でそう話す真希は、不意になにかを思いだしたように話を変える。
351 :『Smile for the Moon』 :2007/09/23(日) 23:33

「そう言えばさあ、この花って……」
「誕生花、だけど」
「あ、うん。そう」
「花言葉、知ってたりする?」
「えー、あ、うん」

ああ、やっぱり知っていたのか。
だからこその複雑な表情だったんだろう。
右手に花束を持った真希、その空いた左手を掴んで強引に引き寄せた。
わっと小さな声で俺の胸に収まった真希。

「ち、ちょ――、汗ぇ」
「そんなん知らね」
「どしたの急に」
「これ、花言葉の意味」
352 :『Smile for the Moon』 :2007/09/23(日) 23:33

「……あ〜、えっと。……嫉妬?」

抱き締められたままの窮屈な姿勢で、確かめるような問い掛け。

「そ。俺の気持ち」
「なんに、だろ」
「まあ……色々、かな」
「……って言われても」
「こうやって処理してると思って」
「……そっか」
「誕生日おめでとう」
「…ありがと」

抱き締めた腕の中で、どこか嬉しそうに聞こえる笑い声。
胸に押し当てられたその顔は見えないけれど。
俺にはその表情が見える気がした。
353 :『Smile for the Moon』 :2007/09/23(日) 23:34



HappyBirthday.
354 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/09/23(日) 23:36

三ヶ月ぶりの更新です。
二十二歳になりましたね。
色々なことがありますけど、幸せであってください。
355 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/09/23(日) 23:37

あ……もう一つも近々なんとか。
読んでくださる方には感謝をm(_ _)m
356 :名無飼育さん :2007/09/26(水) 20:48
うおー!!更新キテタ!!
頼んだ甲斐があったのかな?w
もう一つ…期待してます
357 :名無飼育さん :2007/10/03(水) 22:40
久しぶりに黒板覗いたら上にあったのでびっくりです。
更新してくれたんですね、ありがとうございます。

ごっちん、誕生日おめでとう!
358 :名無飼育さん :2007/12/23(日) 12:00
さすがにもうこないかな
359 :名無飼育さん :2007/12/23(日) 20:47
そうと決まったものでもない
360 :名無飼育さん :2008/05/20(火) 21:05
こちらも待ってます
361 :名無飼育さん :2008/09/25(木) 19:39
9月23日も無かったね

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