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私はれいなを抱きしめていたい

1 :名無飼育さん :2005/10/01(土) 20:01
みんなれいなのことを何だと思ってるんだ!
れいなに愛を込めて書きます。
2 :名無飼育さん :2005/10/01(土) 20:02
半年ほど前のことだ。
れいなが高校生になったということで、真新しい制服を着て家にやって来た。
「この制服かわいいっちゃろ、この制服のためにこの高校受けたんだっちゃ」
れいなはそう言って私の前でモデルのように何度もくるくると回って見せた。
私は少しスカートが短過ぎやしないかと思ったが、そのことは指摘せずに
「かわいいね、よく似合ってるよ」とだけ言った。
れいなは「そうっちゃろー」と言ってニヒヒと笑った。

「でも下着の色は黒よりも白の方がいいよ、れいなちゃんには白の下着が良く似合うから」
「いやらしか、どこ見てるの?」
「そういう言い方は良くないな、いつものようにどこ見てるっちゃ?と言ってくれなきゃ」
「れいなは高校生になったけん、方言は慎むことにしたっちゃ」
「へえーそうなんだ、れいなちゃんはその訛りが良いのに」
「せからしか」
3 :名無飼育さん :2005/10/01(土) 20:02
私はソファーに腰掛けると「ところでれいなちゃん何飲む?オレンジジュース?」と尋ねた。
れいなは座卓の前の座布団にペタンと腰を下ろすと「コーヒーが良いっちゃ」と言うので、
砂糖とミルクをたっぷり入れたコーヒーを渡してやった。

「違うっちゃ、れいなはブラックが飲みたいっちゃ」
「どうして?れいなちゃんにはブラックは無理だよ、だって猫舌でしょう?」
「猫舌は関係無いっちゃ」

私は「そうかなあ」と呟いて、今度はゲル状になるぐらい濃いコーヒーを入れてやった。
割合的に言うと、お湯100mlにつきネスカフェゴールドブレンド50mgの濃いコーヒーだ。
れいなはそれを見て「なんかドロドロしてるっちゃ」と言ったが、
私が「それが本当のブラックコーヒーだよ、大人はこういうのを飲むのさ」と言うと、
「これはこれでなかなか美味ですわね」と言って顔をしかめしかめ全部飲んだ。
4 :名無飼育さん :2005/10/01(土) 20:03
「れいなちゃん、水欲しくない?」
「欲しいっちゃ」
「あげないけどね」
「田中さんはいじわるだっちゃ」
「え?今何て言った?」
「田中さんはいじわるだっちゃ」
「もう下の名前で呼んでくれないんだね」
「実はお父さんに、もうあんな男の家に行くのは止せって言われたんです」
「へえ、それは残念だな、でもこうして来てくれるからには、これからも来てくれるんでしょう?」
「もう親戚同士という付き合いでしか来れないっちゃ」
「そりゃあ実に残念だなあ、でも元々それ以上の付き合いなんかしたことないけどね」
「お父さんは何か勘違いしてるっちゃ」
「兄さんも勘違いしてるけど、れいなちゃんも何か勘違いしてると思うよ」
5 :名無飼育さん :2005/10/01(土) 20:03
私は席を立ってズボンのベルトを緩めた。
れいなは「な、何するつもりだっちゃ」と言って後退りをした。
私は「何もしないよ、ただちょっとズボンがきつくてね」と言ってジッパーを下ろした。
れいなは顔を背けた。私はズボンとシャツを脱いでパンツ一枚になると、ソファーに座り直した。
6 :名無飼育さん :2005/10/01(土) 20:04
「いや最近お腹が出てきてね、ズボンとかシャツとか前のサイズが合わなくなってしまったんだよ」
「だからって今脱がなくてもいいばい」
「そう言うなよ、なあれいなちゃん、こっち見ろよ」
「何だっちゃ」
「欲しいものがあったら叔父さんが買ってあげるよ」
「とりあえずその股間のふくらみをどうにかして欲しいっちゃ」
「それは無理だよ、切るわけにもいかんしね」
「切っても別にれいなは困らないっちゃ」
「ほら、何か欲しいものはないの?言ってごらん?これが欲しくないの?」
「そんなもん揺らさないで欲しいっちゃ、援助交際みたいだっちゃ」
「違うよ。これは叔父から姪への入学祝いプレゼントだ。何も遠慮することはないんだ。
 叔父さんがれいなちゃんを大人の女にしてあげよう、兄さんは何も分かっちゃいないんだから」
「そんなこと言われても困るばい、お父さんに怒られるっちゃ」

私は「兄さんは全く分からずやだなあ」と言うと、しばし考えた。
7 :名無飼育さん :2005/10/01(土) 20:04
「れいなちゃん、そういえば高校生になったらピアス開けるとか言ってたね」
「言ってたかも知れないっちゃ」
「ピアス買ってあげるよ、れいなちゃんによく似合う奴を」
「いらないっちゃ」
「どうして?」
「お父さんに怒られるばい」
「それはピアスを開けることに対して?それとも叔父さんがピアスを買ってあげることに対して?」
「両方だっちゃ」
「れいなちゃんも分からずやだなあ。ねえ、キスしようか」
「絶対嫌ばい、れいなはただ制服を見せに来ただけだっちゃ」
「それはれいなちゃんが叔父さんのことを好きだからだろう?」
「違うばい、お父さんに一応あいつにも見せに行ってやれって言われたからだっちゃ」
「なんてことだ、薄情だな兄さんもれいなちゃんも、叔父さんが何をしたっていうんだ」
「現に今セクハラしてるっちゃ」
「何言ってやがるこの淫乱メス豚め、こうしてやる」
8 :名無飼育さん :2005/10/01(土) 20:05
私はれいなを押し倒すと股を大きく開かせた。
れいなは「や、止めるっちゃ!」と叫んだが私はそんな言葉には耳を貸さない。
そしてれいなの膝を何度も指先でさすった。何度も何度もその膝を指先でさすった。

「やめるばい、気持ち悪か」
「なあれいなちゃん、嘘言うなよ、本当は気持ち良いんだろ、なあ」
「全然気持ち良くないっちゃ、こそばゆいだけっちゃ」
「それは素質があるよれいなちゃん、ねえ、今叔父さんはれいなちゃんのどこを触ってるのかな?」
「膝」
「はぁはぁはぁはぁ、も、もう一度言ってごらん?私はれいなちゃんのどこを触ってるのかな?」
「膝ばい」
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」
「気持ち悪か」
9 :名無飼育さん :2005/10/01(土) 20:05
れいなは私の手を払ってすくっと立ち上がると門限5時だから帰るっちゃと言って帰った。
私はうんそれじゃあまたねはぁはぁはぁと言って手を振った。れいなが帰ったら途端に寂しくなって、
さっきまでれいなが座っていた座布団を拾い上げると、鼻にあてて思いきり息を吸ってみた。
意外にも大人の女のニオイがした。その座布団を抱きしめた。私はれいなを抱きしめていたい。


おわり
10 :名無飼育さん :2005/10/01(土) 20:06
タイトル入れるの忘れてた。
>>2-9 「大人の女」
11 :名無飼育さん :2005/10/01(土) 20:57
最高です。作者さんのれいなへの愛を感じました。
僕もこんな目に合うあんな目をしたれいなが大好きです
これからも楽しみにしてますです
12 :名無飼育さん :2005/10/02(日) 14:04
れいな好きな人に悪い人はいないって、れいなが言ってた
13 :名無飼育さん :2005/10/02(日) 14:05
「オシャレな女」
14 :名無飼育さん :2005/10/02(日) 14:05
れいなが「もっとオシャレになりたいっちゃ、みんなにヤンキーって馬鹿にされるっちゃ」
と言って私の袖にすがりついてさめざめと泣くので、れいなのために服を買いに行った。

「れいな、どうだこれなんか、最高にかわいいぞ」
「こんなん嫌だっちゃ」
「なんでだ、これのどこが嫌なんだ。フリフリだぞ、イケイケのノリノリだぞ、アンミラみたいだ。
 これをお前に着せて窓拭きをさせるのが私の夢だったんだ」
「絶対嫌だっちゃ」
「生意気を言うな、とりあえず着てみなさい」

れいなは渋々その服を受け取ると試着室へ入ろうとするので、私は「ちょっと待て」と引き止めると、
「わざわざ試着室へ入る必要はないよ、折角皆さんが見てくださってるんだから、ここで着替えなさい」
私は森高の私がオバさんになってもを歌いながら、れいなの服を脱がして着せ替えた。
ちょっとサイズが大き過ぎたのかれいなの胸が小さ過ぎるのか、胸の部分がやや貧相になってしまったが、
その分だけ背徳的な感じがして興奮した。
15 :名無飼育さん :2005/10/02(日) 14:05
「ほらどうだい、素敵じゃないか」
「著しく人権を侵害された気分だっちゃ」
「生意気を言うな、お前がオシャレになりたいって言い出したんじゃないか。
 自分の言葉に責任を持つのが人権だ。自由や権利ばかりを主張するのは甘ちゃんだぞ、れいな。
 私はれいなにはそんな人間にはなって欲しくないんだ、れいなには節度のある正しい人間になって欲しい」
「難しくてよくわからないっちゃ」
「分からないでいい、これは購入だ。サイズは胸以外丁度いいな?」
「スカートが短過ぎるっちゃ」
「そんなこと知ったことじゃない、スカートとスピーチは短ければ短いほどいいんだ」

私はれいなから服を剥ぎ取ると、それを店員に「これをキープ」と手渡し、次の試着へ移った。
16 :名無飼育さん :2005/10/02(日) 14:06
「じゃあ次はこれなんかどうだ」
「ただのブルマだっちゃ」
「そう、ただのブルマだ。正しくはブルマーと言う。しかしブルマーと一口に言ってもこれは上質のブルマーだ。
 このハイレグ具合と生地の薄さ、もうクロッチの染みまでスケスケだぞこの薄さは。履いて無いのと同じだ。
 しかしこの薄布一枚が大事なんだ。そして何よりこの色だ。紺色のブルマーはやはり男の夢だ」
「ブルマなんて外で着れないっちゃ」
「うるさい。スウェットの上下で外出するような女が何を言う」
「ブルマよりスウェットの方がましばい」
「れいな、私に歯向かうんだね?」
「そういうわけじゃなかと」
「じゃあ大人しく着なさい」

私はまたれいなにブルマーを着せようとしたのだが、気付くとれいなが下着姿だったので驚いた。
「れいな、なんで君は下着姿なんだい?みっともない。はやくこれを着なさい、極薄のブルマーだ」
私はれいなの左足を上げさせて、ブルマーを左足に通し、続いて右足も上げさせて右足にも通した。
そしてぐいぐいと股間に食い込むようにブルマーを上げ切ると、私は後ろから回ってれいなのお尻を見た。
私はれいなのような細過ぎる身体にはブルマーは似合わないかもしれないという一抹の不安を抱いていたのだが、
この足なんかは少し細過ぎる感じなのに、お尻の肉は意外と豊かでぷりんとしているのが、妙にエロチックだった。
17 :名無飼育さん :2005/10/02(日) 14:06
「素敵だ。最高だぞれいな。ちょいといいかな、一度ブルマーを下げさせてもらうよ」
「何でだっちゃ」
「こうするのが礼儀なんだ、ブルマーというのはこうするのが礼儀なんだ」
「そんな礼儀聞いたこと無いっちゃ」

私はれいなの言葉を無視して、ブルマーをずりずりと膝まで下げてそこで止めた。
そしてぐるぐるとれいなの周りを周りながら叫んだ。「最高だぞれいな!最高だ!」

「この極薄のブルマーが膝に丸まっている感じが最高だ!ちょっと左足だけブルマーから抜いてごらん」
「こうだっちゃ?」
「違うよ、それは僕のおちんちんだ」
「間違えたばい、こうだっちゃ?」
「違うよ、それは右足だよ、まあどっちでもいいんだけどね。いいじゃないか、れいな、最高じゃないか」
「ちっとも最高じゃないっちゃ、こんな格好じゃ外歩けんばい、さゆとえりにも自慢できんっちゃ」

れいなの口から聞き慣れない単語が飛び出したので私は少し動揺して、れいなの目の前で足を止めると、
その口元に耳を寄せた「何?なんだって?もう一度言ってごらん」
18 :名無飼育さん :2005/10/02(日) 14:06
「こうだっちゃ?」
「違うよ、それは僕のおちんちんだ」
「間違えたばい、こんな格好じゃさゆとえりに自慢できんっちゃ」
「なんだいそのさゆとえりっていうのは。サトエリの一種かい?それともサリエリかい?
 モーツアルトかい?ウルフギャングなのかい?ねえれいな、私に何か隠し事でもしてるのかい?」
「別に隠し事してるわけじゃないっちゃ、さゆとえりはれいなの友達ばい」
「嘘だろうれいな、仮に事実だとしてもそれは勘違いだよ。れいなを愛せるのは私しかいないんだから」
「そんなこと無いっちゃ、れいなはクラスの人気者なんだっちゃ」
「嘘だろうれいな、それは嘘だ」
「本当だっちゃ」
「嘘だよ、それは自己欺瞞だ」
「ジコギマン?何だっちゃ?」
「いや、そんなことはどうでもいい、もう一度尋ねるけど、本当に君には友達がいるのか」
「いるっちゃ、さゆとえりは友達だっちゃ」
「よし分かった、今からそのさゆとえりというのを呼んできなさい、説教してやる」
「何で説教する必要があるっちゃ?」
「れいなを愛せるのは私だけなんだ、私以外の人間がれいなを愛してるとしたら……私は……」
「私は?」
「れいな、結婚しよう」
「嫌ばい」
19 :名無飼育さん :2005/10/02(日) 14:07
私はれいなの左足に絡まっているブルマーを取ると、店員に「これもキープ」と手渡した。
そしてつくづくと下着姿のれいなを眺めてみた。れいなは私の大嫌いな真っ黒な下着を着けている。
あれほどれいなには白か水色の下着が似合うと言っているのに、れいなが一度として黒以外の下着を
着けているのを見たことがない。私はなんだか腹が立ってきた。

「れいな、君は一体どうしたいんだい?」
「どうもしたくないっちゃ」
「それは当たっているのだろうね。結婚はしたくないと言うし、
 その割には私の変態的な行為に付き合ってくれるし、でも友達はいるというし、
 君は実はあまり何も考えずに人生をただ刹那的に生きているのではないか?」
「その通りばい」
「なあれいな、結婚してくれよ」
「嫌ばい」
「どうしたら結婚してくれる?」
「どうしても嫌ばい」
「ねえ、そういうつれないこと言わずにさあ」
「嫌なものは嫌ばい」
20 :名無飼育さん :2005/10/02(日) 14:07
私はイライラして思わずれいなの頬を強く張った。
れいなは「ぶふっ」と言う変な音を立てた。メス豚っぽかった。

「もういい!このメス豚め!お前なんぞさゆとえりとかいう友達と地獄に落ちればいいんだ!」

私は怒って店を出た。店を出てしばらく歩いていると肩を叩かれたので、ふっれいな、かわいい奴め、
どうあっても私のことが好きなのだなと思って振り向くと、眉を釣り上げた店員に先ほどのメイド服と
ブルマーを購入させられた。一万五千円だった。

家に帰ると私はそのメイド服とブルマーをベッドの上に広げて、れいながこれを着ていた姿を思い出した。
胸の奥から何か熱いものが込み上げてきて、私はメイド服とブルマーに顔を埋めてワンワンと泣いた。
かすかなれいなの残り香が一層悲しかった。私は泣きながらメイド服を着て、ブルマーを頭に被った。
はぁはぁはぁ。そしてまた一層大きな声を張り上げて泣いた。泣き過ぎて頭の中が空っぽになったような感じがした。
私はれいなを抱きしめていたい。


おわり
21 :名無飼育さん :2005/10/02(日) 14:08
「禁じられた遊び」
22 :名無飼育さん :2005/10/02(日) 14:09
今日は祝日で朝から暇だったので、れいなとイケナイ遊びをすることにした。

「よしれいな。今から禁じられた遊びをするぞ」
「何だっちゃ?」
「禁じられた遊びだ。私はこの遊びを祖父から禁じられていたんだが、
 こんなに暇ならしょうがない。れいな、一緒に遊ぼう」
「あんまり気乗りがしないっちゃ」
「生意気を言うな、じゃあ何か他に良い暇つぶしの案でもあるのか?」
「別に無いばい」
「よしそれじゃあ遊ぶぞ、まずルールを説明するから良く聞きなさい」
「はいはい」
「気に入らないな、返事は一回でいいんだ」
「はい」
「ルールというのは簡単でな、私の指示に従って質問に答えればいいんだ。
 例えばこういう感じだ。れいな、ピザって10回言ってごらん」
23 :名無飼育さん :2005/10/02(日) 14:09
「……それって」
「文句を言わずにピザって10回言えばいいんだ。ほら、ピザって10回言ってごらん」
「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」
「おいれいな、一回足りないぞ、やり直しだ」
「そんなんどうでもよかばい」
「どうでも良くない、この回数が大事なんだ、さあもう一度。ピザって10回言ってごらん」
「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」
「今度は一回多いぞ、君は数も数えられないのか?」
「ジョークだっちゃ」
「気の利かないジョークなんかやらずにさっさとちゃんと10回ピザって言えばいいんだ」
「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」
「よし、今度はちゃんと言えたな。さて、ここは何だい?」
24 :名無飼育さん :2005/10/02(日) 14:10
「クリトリス」
「OH!そうだよ、良く言えたなれいな、君は見た目によらず偉い子だ。
 ルールは分かったな?じゃあ次はれいなが出題する番だ。私を楽しませてくれ」
「じゃあ、くるぶしって10回言って欲しいっちゃ」
「くるぶしくるぶしくるぶしくるぶしくるぶしくるぶしくるぶしくるぶしくるぶしくるぶし」
「ここは何だっちゃ?」
「それは私のおちんちんだ」
「正解ばい」

私はれいなを抱きしめていたい。


おわり
25 :名無飼育さん :2005/10/02(日) 14:11
リスペクトトゥーれいなの万華鏡&舌足らず
26 :名無飼育さん :2005/10/05(水) 00:01
「ラブ・ストーリーは突然に」
27 :名無飼育さん :2005/10/05(水) 00:02
その女子高生は変なイントネーションでおじさん私と遊ばない?と言って肩をすくめた。
私は足を止めてその子の顔をじっくりと見た。手放しでかわいいとは言えないが、
猫のようにくりっとした愛嬌のある目に妙に惹き込まれて、思わずいいよと応えた。
その子はやった!と言ってぴょこんと私の腕に飛びつくと、上目遣いに僕の目を見て、
じゃあコーヒーでも飲みに行こうよと、また変なイントネーションで囁いた。
私はその子の目を見つめ返して、あぁそうだねそうしようそうしようと応えた。
どんなに目を合わせても目が合わないのが不思議だったが、
それが魅力的なのかも知れないと思った。
私とその子は道すがら色んな話をした。
28 :名無飼育さん :2005/10/05(水) 00:02
「君の名前はなんていうの?」
「田中れいな」
「れいなか、いい名前だね。女の子の三文字の名前ってのはいいものだよ、なつみ、ひとみ、のぞみ、ゆうこ……」
「おじさんの名前は?」
「私?私はの名前は、そうだな、近藤さん」
「近藤さん?下の名前は?」
「ジョニー」
「嘘、つまらないんだからそんなジョーク」
「嘘じゃないよ、私はこう見えてもロシア人とスペイン人のクオーターでね、祖父は日本海軍の大将だったんだ」
「ウソウソ」
「失敬だな、いきなり人を呼びとめておいてウソツキ扱いかい、私の祖父はかの海軍大将加藤友三郎だぞ」
「だってウソツキなんだもん」
「そういえばさっきからちょっとイントネーション変だよね、どこ出身なの?」
「福岡」
「ああやっぱり、道産子っぽいと思ったよ」
「道産子?道産子は北海道じゃないっちゃ?」
「ジョークさ、面白くなかったかな?」
29 :名無飼育さん :2005/10/05(水) 00:02
「つまらんばい」
「それはあれかな、薩摩隼人とかいう奴かな」
「よくわかんない」
「そうだろうね、私の分からないことが君みたいなバカな女子高生に分かってたまるもんか!」
「君じゃなくてれいなって呼んで欲しいっちゃ」
「そうかれいな、れいなは高校生だろう?学校はどうしたの?」
「おじさんこそ仕事はどうしたっちゃ?」
「おじさんじゃなくてジョニーさんと呼んで欲しいね、これでも私は25なんだ」
「ジョニーさんの仕事は?」
「こうしてることが仕事さ、私は警官なんだ、不良高校生を補導する……」
「もうウソはいいっちゃ、これ以上ウソつくならここでお別ればい」
「ジョークだよ、ウソとジョークは違うんだよ。ジョークってのはユーモアでね、イギリスでは……」
「スタバでいいっちゃろ?」
「ん?ああ。スタバでいいよ」
30 :名無飼育さん :2005/10/05(水) 00:03
スタバに入ると、私はとりあえずコーヒーを下さいと言ったのだが、
店員さんが困った顔をしたので、私も困った顔をした。
れいなはカフェラテを下さいと言った。

「実は私はスタバに初めて入ったんだが、コーヒーってのは実にたくさんの種類があるんだな」
「信じられないっちゃ、ジョニーさんそれでも25?」
「ああ、実はまだこっちに来て日が浅いから日本のことはよく分からないんだ」

れいなは「ふーん」と言ってカフェラテを啜った。
私もれいなの真似をして注文したカフェラテを啜ってみた。
想像よりも苦くて私は思わず顔をしかめたが、れいなは案外平気そうだった。
31 :名無飼育さん :2005/10/05(水) 00:03
「苦くないの?」
「れいなは大人だからこれが丁度いいっちゃ」
「へえ。ちょっと飲ませてよ」
「ダメばい」
「いいじゃん、ちょっと」
「あっ、ダメっ」
「なんだよ砂糖入れてるじゃないか、コレ」
「自分の身の丈を知るのが大人というもんだっちゃ」
「知ったようなことを言うな!バカのくせに!」
「れいなはバカじゃないっちゃ、ジョニーさんの方がバカだっちゃ」
「なんだと!よしれいな、ちょっと表に出ろ、その身体で分からせてやる」
「嫌だっちゃ、れいなはコーヒー一杯で身体を売るほど安い女じゃないっちゃ」
「何をバカなことを!ここの代金はれいなが払うんだ。ほら!さっさと払え!」
「信じられんばい」
32 :名無飼育さん :2005/10/05(水) 00:04
れいなに代金を払わせて、私は先に店を出た。
タバコを吸って待っていたのだが、れいなはなかなか出てこない。
何をしているんだかと思って一寸店内を覗いてみると、れいなが赤い顔をして必死に何かを拾っている。
大方サイフをひっくり返して小銭でも落したのだろうなと思って、それをニヤニヤしながら見ていると、
タバコを一本吸い終わった。二本目に火を付けようとしたところでれいなが出てきた。
れいなが笑顔でコーヒー美味しかったねと言うので、私もああそうだったねと言った。
33 :名無飼育さん :2005/10/05(水) 00:05
それから公園に行った。平日の公園というのは実に牧歌的だった。
じっとベンチに座ってハトを見つめたまま、猫が秋の心地良い日差しに身を任せていたり、
リストラされたのを家族に隠しているようなスーツ姿の中年男がハトにエサをやっていたりした。
れいなはそれを指差すとああいう生き方がしたいと言うので、私はそりゃ止めた方がいいよと言った。

「どうしてだっちゃ?猫って一日中ああして日に当たって、楽そうじゃん」
「ああ猫のことか」
「何のことだと思ったっちゃ?」
「いや別に、知らなくてもいいことだよ」
「気になるばい」
「気にしなくてもいいさ、そんなことよりお腹が空かないか?」
「さっきコーヒー飲んだばっかりだっちゃ」
「コーヒーじゃ腹の足しにはならないよ、どこかファミレスにでも行こう」
「そのお金はれいなが払うん?」

私はHAHAHAと笑ってもちろんだろうと言った。
れいなは仕方がないっちゃねと言ってAHAHAと笑った。
れいなのその笑顔を見てると唐突に思った。私はれいなを抱きしめていたい。


おわり
34 :名無飼育さん :2005/10/16(日) 22:18
「家猫娘」
35 :名無飼育さん :2005/10/16(日) 22:23
れいなは少し頭のおかしい女の子だった。
屋根裏をトトトトと走り回る小動物の足音に反応して舌なめずりをしたり、
「おいれいな」と呼びかけると「にゃん?」と応えたりすることが多々あった。
私は別にそのことを気にしてはいなかったけれど、れいな自身は少し気にしていた。

「れいなは時々自分が猫じゃないかって思うと」

そう言ってれいなは鼻をくしゅくしゅさせて笑うのが常だったのだが、
私はそのれいなの表情が子猫のそれに似ているのを良く知っていたから、
「そうだね、確かにそんな感じがすることもあるよね、でもれいなはれいなさ」
と言って、鼻で笑ってみせていた。そうしないとれいなは不安がって、
朝まで私の部屋の網戸をガリガリやって外へ出せにゃーにゃーと鳴くのだから。
36 :名無飼育さん :2005/10/16(日) 22:24
私は決してれいなを放し飼いにしようとは思わなかった。
れいなは家猫娘の箱入り娘なので、決して外に出してはいけない、
私はそう考えていた。外は何かと誘惑が多いものだ。
膝上35cmのミニスカートだったり、漆黒のブラジャーとパンティだったり、
得体の知れない若い男のそそり立った男根であったり、チラツク4,5枚の夏目漱石と、
脂ぎった親父のスケベ顔であったり、もっともそれは私の過去の姿なのだが、
今思い出すとぞっとしないものだ。

こんなイタイケナ少女を4000円で買うなんてどうかしている。
私はそう思って過去の自分を否定しつつ、れいなの様子を窺うのだが、
れいなは何も知らないような顔をしてぽかんと窓の外の暖かそうな日差しを眺めている。
37 :名無飼育さん :2005/10/16(日) 22:26
「れいな、君は外へ出たいのかい?」

私は自分の思いとは裏腹にそう尋ねてしまう。もちろんれいなは「にゃん」と答えるだろう。
れいなはそういう女の子だ。元々は茶髪で、真っ黒な生地にドクロ模様という悪趣味な下着を
好んで身につけるような気狂い女子高生なのだから、いくら私がここまでれいなを家猫娘に
仕立て上げたと言っても、人間の本来の性質はなかなかに変わるものではない。
もっとも、れいなは猫だが。

私がそう思って黙ってれいなの目を見つめていると、れいなの目は一瞬ギラリと太陽光を反射した。
私は思わず目を瞑る。そして次に目を開けた瞬間には、れいなは私の視界から消えているのだろう、
そしてもちろんそれは私とれいなとの永遠の別れを意味するのだろうなどと漠然と考え、
それを残念にも思ったし、それが本来的にはれいなのためではないのかとも思った。
れいなが幸せであれば、それでいいではないか。
38 :名無飼育さん :2005/10/16(日) 22:27
「そんなことないっちゃ、れいなは家が好きだっちゃ」

しかしれいなはそれだけ言うと、ヒラリと身のこなしも軽やかに真っ白なソファーに寝転がって、
くるりんと円くなった。目を見開いてそれを見た私は、れいなはまるで本物の猫のようだと思った。
いや、猫のような犬だと思った。

真っ白なソファーに、れいなの白くて細すぎる足が映える。
私がれいなを買う以前には、この足で何人の男の性欲を引き受けて来たのだろう。
私がその足をすっと撫でた。れいなは本物の猫のように「にゃんにゃん」と鳴いた。
続いてその白くてニシキヘビのようにフレキシブルな腕をさらりと撫でた。
れいなは「うっふんとろとろ」と吐く息も荒く鳴いた。私は感極まって、
「にゃんにゃん!れいなちゃんにゃんにゃん!」と鳴いた。
れいなも「にゃんにゃん」と鳴いた。OK、準備は全て整った。
39 :名無飼育さん :2005/10/16(日) 22:28
私はれいなの肩に手を掛けると、キャミソールの肩紐をそっとズラし、
もう一方の手でれいなのホットパンツに手を掛けた。
一緒にパンティを下ろしてしまわないように、細心の注意を指先にこめた。
私は唇をれいなの耳元へ近づけ、そして、私はれいなを抱きしめていたい。


おわり
40 :名無飼育さん :2005/10/23(日) 20:49
「ショッピング♪」
41 :名無飼育さん :2005/10/23(日) 20:50
れいなとコンビニに行った。
私はコンビニに入るとすぐにワンカップとつまみをカゴに入れた。
れいなはぶらぶらと雑誌コーナーに行ってヤンジャンを手に取って戻したり、
お菓子コーナーに行って竹の子の里を手に取って戻したりして、
一向に何を買うのだかはっきりしない。

「れいなは何も買わないのか?」
「そんなことないと」
「じゃあさっさと何買うか決めなさい」
「れいなのことは放っておいて欲しいっちゃ」
「そんな口のきき方は無いだろう、買ってやらないぞ」
「自分で買うからいいっちゃ」
「そんなこと言っても金を持ってないだろう、君は」
「じゃあ1000円貸して欲しか」
「いいよそんなことしなくたって、私のカゴに一緒に入れればいいんだ」
「れいなにはれいななりのプライドがあると」
「分かった分かった、じゃあ1000円でいいんだな?」
「それで十分だっちゃ、いずれ返すばい」
「まあアテにはしてないよ」
42 :名無飼育さん :2005/10/23(日) 20:50
私はれいなに1000円を渡して、先に自分の会計を済ませるとコンビニの外でれいなを待った。
それにしてもここ2,3日で一気に冷え込んだ。
もうそろそろれいなに秋冬物の服を買ってやらなくてはいけない。
まさか一年中極薄のブルマーというわけにもいかないし、
メイド服ならあとしばらく、秋の間は持つかも知れないが、
ミニスカやブルマーばかりを着させてれいなが風邪を引いたりしてしまうと、
れいなの親御さんに合わせる顔が無い。
もっともれいなは風邪なんか引かない丈夫な子だから大丈夫だろうが、念には念を、
2度あることは3度ある、仏の顔も3度まで、里田の耳に念仏、なっちに真珠、れいなに小判。
そういうことを考えていると、しばらく経ってれいなが満足そうにコンビニから出てきた。
43 :名無飼育さん :2005/10/23(日) 20:51
「この1000円はいずれ必ず返すばい」
「いいよそんなことは、ところで何を買ったんだい?」
「秘密だっちゃ」
「私とれいなとの間に隠し事なんて不必要だろう?」
「お菓子を買ったばい」
「ああそう。それはよかったね、よかったよかった」
「嬉しか」

家に戻るとすぐ、れいなはコンビニのビニール袋からガサガサとトッポを1箱取り出して、
それを大事そうに食べた。私はれいなが嬉しそうにトッポを食べている顔を見ながら、
ワンカップを片手にチーズちくわを食べた。れいなの笑顔を見ながら飲む酒は美味かった。
44 :名無飼育さん :2005/10/23(日) 20:52
れいなはトッポを1箱食べ終えると、もう眠かと言ってそのままソファーでうとうと寝てしまった。
私はちょっと気になって、れいなの抱えているビニール袋の中身をチラリと覗いてみた。
トッポがもう1箱と、携帯用のBanが入っていた。

私はそのビニール袋の中にコンドームを1箱そっと入れると、
寒そうに強張っているれいなの肩に毛布を掛けてやった。


おわり
45 :名無飼育さん :2005/12/12(月) 05:37
突然失礼します。
いま、2005年の飼育を振り返っての投票イベント
「2005飼育小説大賞」が企画されています。よろしければ一度、
案内板の飼育大賞準備スレをご覧になっていただければと思います。
お邪魔してすみませんでした。ありがとうございます。
46 :名無飼育さん :2005/12/25(日) 02:49
クリスマスにつき、たまにはさゆみを抱きしめてみたい。
47 :名無飼育さん :2005/12/25(日) 02:49
「やんぬるかな」
48 :名無飼育さん :2005/12/25(日) 02:50
圧迫感を感じて目を覚ますと、さゆみが腹の上に乗っかって、私の顔をじっと見つめていた。
「何してんの?」と訊くと、「見てたの」と答えていつもの調子でにっこりと笑った。私は追及する。

「何を?」
「顔を」
「楽しい?」
「別にー」
「ならやめればいい」

さゆみを腹の上から払いのけようとしたのだが、彼女は断固として動かない。
49 :名無飼育さん :2005/12/25(日) 02:52
「何がしたいんだ?」
「別に」
「ああそう、でも邪魔だからどいてよ」
「イヤ」
「わからずやだな」
「そう?」
「わからずやだ、この白痴」
「違うもん、さゆは白痴なんかじゃない」

私は答えの分かっている問いを投げかける。「じゃあなんだよ」
さゆみはまたにっこりと笑って言う。「さゆは天使なの」
50 :名無飼育さん :2005/12/25(日) 02:53
ああそうですかと私は思い、嘆息。
それから力任せにさゆみをどけて、小便を垂れ、顔を洗い、歯を磨いていると、
さゆみが台所の方で何やら不穏な動きを見せるので「おーい」と声を掛けると、
「なーに?」と剥き立てのゆで卵のような声が返ってくる。

「何やってんだ?」
「ご飯をね、作ってるの」
「そんなんできんだろ、お前に」
「できるもん、一人でできるもん」
「やめてくれ、片付けるのは私だぞ」
「さゆがちゃんと片付けるもん」
「ああそうかい、じゃあ勝手にしてくれ」
「卵はスクランブルエッグがいい?それとも目玉焼きがいい?それともターンオーバー?」
「何だ、ターンオーバーって」
「ターンオーバーっていうのはね、こう」

さゆみは手振りで伝えようとしているのだろうが、鏡を見ながら歯を磨いている私には
その手振りが見えない。よってさゆみが台所で何をしているのか全然分からない。
51 :名無飼育さん :2005/12/25(日) 02:54
「見えないよ、さゆ」
「見えるでしょ、見てよちゃんと」
「無理だよ、今歯磨いてるんだから」
「歯磨きなんていつでもできるから、こっちに来てちゃんと見てみなさい」

さゆみの命令に従って私は歯磨きを中断し、台所へ向った。
さゆみは台所で空っぽのフライパンを持って「ターンオーバーっていうのはね、こう」
と言って、手首でこねくりかえすようにしてフライパンを上下左右させた。
私はやっぱりよくわからんと思いながら「じゃあターンオーバーでよろしく」
さゆみは「うん分かった、楽しみにしててね」と笑顔になると、
フライパンにサラダ油をたっぷりと入れては戻し、入れては戻し。50分間。
私はそんなさゆみを見てやんぬるかなと思い、このまま時が過ぎて行くのを、
ただただ怠惰に見守ることしかできない。また嘆息。
52 :名無飼育さん :2005/12/25(日) 02:55
ぼんやりとテレビを見ていると今日はクリスマスなのだと言う。
すると昨日はイブだったらしい。私はそんなことちっとも知らなかった。
「さゆ、今日はクリスマスらしいよ。そんでもって昨日はイブだったらしい」
私は未だフライパンにサラダ油を入れたり戻したりしているさゆみにそう声を掛ける。
さゆみは不服そうに「そんなこと知ってるもん」きっと唇を尖らせ、頬を膨らませているのだろう。
油のパシャッとこぼれる音が聞こえた。
53 :名無飼育さん :2005/12/25(日) 02:56
「へえ、もの知りだなさゆは、白痴のくせに」
「ねえ、気持ちいいことしよっか」
「何?」
「キモチイイコト、しない?」
「何言ってんだお前」

振り向くと、さゆはいつもの笑顔で裸体。私は動揺。

「何してんだよお前、そういうのじゃないだろ、私とお前は」
「そういうのじゃないって、じゃあどういうのなの?」
「それはまあ、保護者と被保護者というか」
「知らないの、そんなの知らない」
54 :名無飼育さん :2005/12/25(日) 02:57
さゆみは嫌々するように首を振ると私に抱きつく。
私は腹の下がカッと熱くなって、動悸がした。
さゆみは「気持ちいい?」と上目遣い、いつもの笑顔で、私は小憎らしくなった。
「馬鹿!」と言ってさゆみを引き離すと、その頬を張った。
力が入らず、ペチッと弱々しい音が響いた。笑顔でさゆは言う。

「ねぇ、気持ちいい?」

私は力が入らなくなって腰を落した。そしてさゆみを見上げる。
下から見上げるさゆみは、その均整のとれた美しさ故に、恐ろしさを感じた。

「さゆみに包丁で刺されて気持ちいい?」

私はさゆみから目を背け、窓の外は暁。
今日が昨日なのか明日なのかわからなくなった。


おわり
55 :名無飼育さん :2005/12/25(日) 03:01
狼の「从*・ 。.・)<ねぇ、気持ちいい?」スレよりアイデアを拝借、どうもありがとう
56 :天使 :2006/08/07(月) 04:30
よければ更新しませんか?
57 :名無飼育さん :2007/07/01(日) 23:38
妄想に逃げねーで、現実の女抱けよ!
58 :名無飼育さん :2007/07/02(月) 20:12
>>57
なんだお前、世間知らずな奴だな。
59 :名無飼育さん :2007/08/10(金) 07:31
まだこのスレがあったことにびっくりした
60 :名無飼育さん :2007/08/10(金) 07:32
「海」
61 :名無飼育さん :2007/08/10(金) 07:32
私はれいなと海にいた。れいなには新しい水着を買ってやった。
れいなは別段に嬉しそうな顔もせずに「ありがとう」と言ったので、
私は努めて落胆した表情を見せずに「どういたしまして」と言った。
そこで笑った。面白くもなければ嬉しくもなかったが笑ってみた。

れいなは私の買ったサイズの合わないスクール水着を健気に着ては、
「ちょっときつい」と文句を言ったが、私はとりあわずに「本当に似合うよ」
と言って頭を撫でた。れいなは気持ちよさそうに目を閉じて、浜辺へ駆けた。
62 :名無飼育さん :2007/08/10(金) 07:32
寄せては返す波にれいなはじゃれるようにして遊んだ。
その姿は子猫が何かにじゃれている様によく似ていた。
違う点といえば、猫は本当に獲物を捕まえようとじゃれているのに対して、
れいなは波を決して捕まえようとはしていないところにあった。
いや、もしかしたられいなは本当に波を捕まえようとしているのかもしれないが、
それは私には分からない。私が「れいな、楽しいかい」と声を掛けると、
聞いているのかいないのかれいなの楽しそうな声が返ってきた。
63 :名無飼育さん :2007/08/10(金) 07:33
一際大きな波が来た。れいなはそのまま、波に包まれた。
私は思わず立ってれいなの傍に走り寄ったがそこには何もなかった。
残っているものといえば、れいなが波に包まれたその光景と、
その一瞬にれいなの顔に浮かんだ引きつった笑顔だった。
足元から砂を奪っていく波を、私は見つめ、砂を掬った。
れいなは波を捕まえられたのだろうか、ということを考えた。
私はれいなを、れいなの掴んだ波と、それを産み出した海と共に、抱きしめていたい。


おわり
64 :名無飼育さん :2007/08/10(金) 07:57
「コミュニケーション」
65 :名無飼育さん :2007/08/10(金) 07:57
れいなはうつぶせになって、カールを食べながらキャンキャンを読んでいた。
私はそれを見ながら酒を酌んだ。別に何が楽しいというわけではないが、
ぼんやりれいなの白い足や身体の割にしっかりとした尻を見ているのが好きだった。
れいなはカールを食べる手を止めると、鼻糞をほじった。それはそれはぐいぐいと、
たくましく鼻糞をほじった。私は酒を飲む手を止めて、その姿に見入った。
そしてその鼻糞を食べたいと思った。猛烈に食べたいと思った。
私は「れいな、ちょっとそれ」と声をかけ口をあんぐりと開けた。
れいなはそれを見てコクリと頷くと、鼻糞をポイッと捨てて、
カールを私の口に投げた。久しぶりに食べるカールは美味しく、
これはこれとして嬉しかったが、もどかしいやり切れなさを感じた。
私はれいなを抱きしめていたい。


おわり
66 :名無飼育さん :2009/04/16(木) 01:00
「ショートホープ」
67 :名無飼育さん :2009/04/16(木) 01:01
れいなが股間をグリグリしながら切ない吐息をついているので、
私は一瞬ギョッとしたのだったが、それはそれとして貴重なものを見た、
という気持ちになってしばらく観察を続けていると「あ、凄い反撃っちゃ」
とかちょっとよく意味の通らないことをぼそぼそ呟くので不安になった。

「どうかしたかれいな?」
「あ、それ以上激しくしたられいなおかしくなるけんあぅあああ」
「れいな、大丈夫か?」
「負けてしまったと」
「何に?」
「己自身に」

そうかっこよくキメるとれいなはぎこちない仕草でタバコを取り出し、
火をつけようとして「あれ?着かんと?」と呟くので、
「れいな、タバコってのは口に加えて息を吸わなきゃ火つかないんだよ」
「それは知らんかったばい」と照れて赤くなった。
れいなの吹き出すタバコの煙の香りはほろ苦く、オヤジ臭い。
「ショートホープ?」「ショートホープ」という会話に、
ぎこちなさと、照れと、憧れと、達成感が滲んでいた。
一人前に目を細めてタバコを吸うれいなの姿を見て、
あの頃からよほど時間が経ってしまったんだなと思ったけれども、
「さゆがね、えりがね」
と遠い目をして絶望と希望とがない交ぜになったあの視線上、
ショートホープが更に短くなるので、私はれいなを抱きしめていたい。

おわり
68 :名無飼育さん :2009/04/16(木) 01:02
れいなの万華鏡更新記念リスペクト。
69 :にーじー :2009/04/30(木) 00:12
めちゃめちゃ面白い。
展開が唐突すぎて癖になります。
70 :名無飼育さん :2009/05/31(日) 08:15
ありがとうありがとう、読んでくれてる人がいるんだね。よかったねれいな。
71 :名無飼育さん :2009/05/31(日) 08:18
「存在と体臭」
72 :名無飼育さん :2009/05/31(日) 08:19
れいなが脱ぎ散らかした服を手に取ってじっと眺めていると、
どんな匂いがするのだろうと思うに至り、ついつい鼻先に押し付け、
思い切り息を吸い込んだら酷い香水の臭いで眩暈がした。
さすがに靴下まで香水の臭いってことはないだろうと思い、
靴下の先端、最も臭いの凝縮しているであろう部分に鼻を押し当て、
さあいよいよ臭いを嗅いでやるぞ思い切り嗅いでやるぞと意気込んだ所を
れいなに見られた。

「何をしてるばい、この変態」
「いや違うんだよ」
「何が違うっていうんだっちゃ」
「確認だよ確認、ほら健康管理。言うよねー」
「猿真似はつまらんばい、さようなら」
73 :名無飼育さん :2009/05/31(日) 08:19
れいなはそう言って部屋を飛び出した。
れいなの後を追うべきだ、直感でそう感じはしたのだけれども、
とりあえず靴下の臭いが気になって仕方がなかったので、
それはそれとして、靴下の臭いを改めて嗅ぐことに集中した。
納豆、とまでは言わないが若干茹でた空豆の臭いがしたので私は安心し、
「れいな!」と力の限り叫んでかられいなを追って部屋を飛び出した。

部屋を飛び出したのはいいもののれいながどこへ行ったのやら皆目見当がつかない。
もしかするとさゆとかえりとかいう「友達」の所へ行ってしまったのかと、
一瞬思ったけれども、れいなに限ってそんなことはあるまいあの性格ブスと思い直し、
とりあえず部屋に戻って、もう一度靴下の臭いを嗅いだ。癖になる臭いだった。
れいなは居なくても、しばらくの間はこの靴下の臭いだけで、
私は三度三度の食事を満足に取り、何不自由なく生きていくことができる。
74 :名無飼育さん :2009/05/31(日) 08:19
しばらくれいなの靴下をいじくり回していると、この靴下はどうやら最近流行の
ニーソックス、いわゆるニーソと呼ばれるものであるということが分かり始め、
丁度膝裏にあたる部分の臭いも足先の臭いとはまた別種の趣のある臭いである、
ということが知れ、靴下というのは深いものだなと思ったのであったが、
この靴下には決定的に何かが足りない。足りないのだ。れいなが足りない。
私の頭の中にあるれいなはこんな靴下のようなれいなのヌケガラによって補完されうるような、
そんなちっぽけな存在ではないのである。そうなのである。れいなが足りない。
れいなれいなれいなれいな。ああれいな。牛丼食べたい。

私は慌てて洗濯籠へ走り、れいなの洗濯物を片っ端から取り出し、
それが3日分しか無いことに絶望し、ベランダに揺れるれいなの服を見て後悔し、
とりあえず頭かられいなの洗濯物に突っ込んでみたのだがれいなが足りない。
そこにはれいなの残した臭いはあっても実存がない!れいなが足りないのだ!決定的に!
そもそも3日前の洗濯物は変にすっぱい臭いがする!
75 :名無飼育さん :2009/05/31(日) 08:20
「ああれいな!一体どこへ行ったんだ!帰って来いれいな!」
「なんね?」
「ああれいな!どこへ行っていたんだいれいな!
 もう帰ってこないかと思ったじゃないか!この性格ブス!斜視!歯覚過敏!」
「忘れもん取りに来ただけとよ」
「うるさいうるさい!バカ!クンニリングス!」

私は発作的にれいなに抱きついた。れいなは激しく抵抗したが、私の胸の中で暴れる
その身体感覚たるや!れいなの髪から香るハーバルエッセンスの匂いたるや!
れいなは上目遣いで物凄い目付きをしながら「離すっちゃ!くさいっちゃ!」と
怒鳴ったけれども、その音声が私の胸板と鼓膜に響く官能的な微振動たるや!
76 :名無飼育さん :2009/05/31(日) 08:20
「くさいとはどういうことだいれいな」
「風呂に入れ、ということだっちゃ」
「違うなれいな、君は分かっていないよ、風呂には入らない、いや入る必要がない。
 くさいのこそ美だ。官能だ。生き物のあるがままの姿だ。そして、私の!実存だ!」
「そんなことはないっちゃ」
「そんなことはなくないんだよれいな」
「そんなことはなくなくないんだっちゃ」
「頭の空っぽな女子高生みたいな言葉遣いをするんじゃない!」
「申し訳ない」
「分かればいいんだよれいな、じゃあ一緒にお風呂に入ろうか」
「それは嫌だっちゃ」
「言うよねー」

私はれいなを抱きしめていたい。

おわり
77 :名無飼育さん :2009/05/31(日) 08:22
タイトルはマルティン・ハイデッガーの『存在と時間』から拝借しました。
インテリジェンスでしょう。
78 :ふざけんなよーすけ :2009/06/11(木) 21:54
れいなの事を何だと思ってるんだ!だと?テメェが何だと思ってんだ?れいなが服を脱ぎ散らかす訳がないだろ?れいなはそんなに甘くネェーZeしかも、くだらない妄想してんじゃねぇ!馬鹿が!二度と書くなよ、このアホんだらぁ!
79 :名無飼育さん :2009/06/14(日) 02:06
最後の「言うよねー」が妙に面白いです
80 :ふざけんなよーすけ :2009/06/17(水) 05:06
言うよねー何か言わねぇだろーが!れいなはなぁ!そんなに馬鹿みたいな喋り方じゃねぇZo!
81 :私は私を抱きしめていたい :2009/07/10(金) 17:15
 唐突ですけれど、スレッドの中におけるレスというのは自分語り・解説などというのはもってのほかで、なるべく簡潔であればあるほどよく、それによって小説自体が際立つ様がクールなのだカッコイイというような風潮が昔はあったように思うし、もしかしたら今もあるのかもしれず無いのかもしれないが、僕も例に漏れずシコシコと話を書いては飼育の中いろんな所に投下して自分の饒舌さを押し込めつつ一喜一憂、「あの人の書く話は面白い」みたいなラベリングに憧れを抱きつつも決してそうはなれない反動からもっぱらそのようなありよう全体を敵視して俺はクールなのだカッコイイのだと無理矢理納得していたのだけれども、歳をとるにつれて単純に自分が面白ければいいんじゃないかなという気持ちになり、そもそも娘。小説なんてものは娘。のキャラクターを借りた自分語りに他ならずそれは自分が面白いから書くのであって、そしてそれをほんのちょっとでもいいから誰かに共感されたいというかつまりは僕を認めてよ!という大変現実的に切迫した心の叫びであって、その痛々しさをにやにやしながら見つめている人はそれはそれで面白いという相互にプラスなものであったように思うのに、小説とかいう奇妙な形態に囚われてしまったせいで表層さえ取り繕えばそれなりになんだか面白くなってしまうというのが問題で、愛がなければもう全くもって書いてはいけないというかもちろん書いてもいいのだけれどそれは楽しいのかい?あらゆる娘。小説の読者はもうその時点で必然的に作者なのであって、例えばれいなの万華鏡を読んでれいなやさゆやえりりんの顔や身振りや空気感を頭の中で想像して感じ取れる時点で、あなたは妄想を読んでいるのではなくてしっかりと自分で妄想を膨らましているのですよ。何が言いたいのか、と言われると僕は何も言えないし全てのことを言い繕いたいというメランコリックな現状に目下立たされているわけなのだけれども、「れいなの事を何だと思ってるんだ!だと?テメェが何だと思ってんだ?」という問いはもう驚くほどにスルドイなあ。みんなしてれいなのことを斜視だなんだといじめるけれども、そのいじめられ方が大変愛おしくて、だって考えてもみたらいいんだが、れいなかわいいねかわいいねという話とれいなの身体的特徴をひたすらつついていじめてちょっといじけるれいなとかもしかしたら超然としてそれがどうしたみたいな態度を取るれいなとか考えるにつけそっちの方が断然かわいいじゃないですか。僕は現状としてれいなにセクハラをし、そのセクハラに毅然とした態度で臨んでくるれいなのことをかわいい愛おしい抱きしめたいと思っているのでこれを書いているわけです。服を脱ぎ散らかすわけないとか言いますけれどもね、僕だって僕のお父さんだって服を脱ぎ散らかすのにれいなが服を脱ぎ散らかさないわけがないと思う。もちろんれいなが服を脱ぎ散らかさない!ちゃんと洗濯籠に畳んでいれる!という想像も「どうせ洗濯してしまうのになんで畳んでしまうんだ」という単純な滑稽さと、神妙な顔をして正座をして自分の脱いだパンティとかスクール水着を畳んでいるれいな、どうしよう大変かわいい!僕はどっちのれいなでもいいと思います!くだらない妄想ということに関してはもう正にその通りで、でもれいなが服を脱ぎ散らかすわけがないというのもくだらない妄想でしかないので、その点で僕とあなたは目下相互にプラスな関係にあると思うのですけれどどうなんでしょうか。馬鹿が!とかいう罵倒は結構好きです。お前の方こそ馬鹿だ!結構ちゃんと読んでるじゃねえか!二度と書くなと言われても僕はこれが楽しいので書き続けますよ、あなたも黒板で書いてくれると僕は大変うれしい。黒板はエロに特化した板だと思われがちだけれども、潜在的に男と女というメランコリーを含んでいる点でどの板よりも面白いと僕は勝手に思っているので、もっぱら読み専とかと言われる方々は黒板で妄想を書き連ねればいいんだよ。ブログで細々とというのも実にクールでいいけれども、折角楽しめる題材と場所がこんなに整えられているのだからもっとみんなで楽しくやったらいいんじゃないかと僕は昨晩寝る前に思いました。「言うよねー」という台詞はあと5年経ったら抱腹絶倒なぐらい面白いんじゃないかなと僕は思います。ありがとうありがとうこのスレを読んでくれている人全てにありがとう。
82 :私は私を抱きしめていたい :2009/07/10(金) 17:31
 あ、だから言いたいことはですね。そもそもスレッド形式で誰にでも投稿可能な形で連載されている小説というか話に、潜在的作者である読者の方々は苦情であれ感想であれただの罵倒であれ今日あった面白いことであれ腹が立ったことであれどんどんとレスを付けるべきであって、これは黒板でなくても掲示板で連載されているものなら全部そうだと思うのですけれど、スレッドはそのタイトルをつけた人のものではないわけですから、正確に言うなら管理人のものなのだけども、そんなことはまあいいとして、僕が一番言いたいのはそこのところですね。だから案内板に小説感想スレなんていらないのです。必要だとすれば過去ログに行ってしまったものについて話したい時だけでしょう。連載真っ盛りのものに関してはもうそのスレッドの中で感想をやりとりしたって別にいいと思うのですね。下手したらスレッドの乗っ取りなんてこともあったら楽しいですよね。もちろんそれを嫌がる人もいるのでしょうけれども、掲示板連載形式ではどうしたってそういう側面は排除できないわけですから、つまり飼育の狼化ですね。そしたらわざわざ飼育でやる必要なんて皆目無くなってしまうのですが、それはその時、現状の変な気だるさや閉塞感が僕は窮屈で仕方が無いのです。何の話だっけ。
83 :ななしいくさん :2009/07/10(金) 18:50
れいなはボーボー〜まで読んだ

つーか、この一連のやりとりを作中へ取り込んで
メタフィクションにしてしまえ<作者

それは流れが速い狼ではムリなことなんだから
84 :私は私を抱きしめていたい :2009/07/18(土) 00:21
メタフィクションって何だろうか。
例えば私は往々にして男たるもの飯と風呂とクソは極めて簡便にすませるべきである
という哲学を持っているから、年に数回親戚が顔を寄せ合って飯を食う風景などというものが
あるのだけれども、そういう時恐らくは入念に準備されたであろう飯を10分程で食べ終え、
どこそこの誰ちゃんが今度結婚するんだとかいう叔母さんの話を聞き流しながら
ぼんやりと目の前に座っている親戚の顔を眺めてタバコが吸いたいなあと思ったりする
のであるけれども、この禁煙ブームのご時勢なかなかそういうことも叶わず、
従兄弟の娘が小学校に入学するんだという話を聞いたりして、
あなたには今「いい人」はいないの?などとおばさん特有の持って回った
言い回しを不快に感じながらもやっぱり目の前の親戚の顔を
僕はタバコが吸いたいなあと思ってじっと眺めているのであり、
そこでふと、突如として、あまりにも唐突に霊感を得て、
「私は童貞の上真性包茎ですから、自身の下半身に全く自信がないのです。
 言い換えるのならばコンプレックス。女性に対するあまりにも生々しい偏見もあります。
 女性というのは淫乱か淫乱でないの二項対立しか存在していないような気がします。
 最も僕の内部には性欲という二文字しかございません。いい人なんていません。
 いい人というのは例えばこのような奇形じみた偏見と身体を持つ僕を何ら気にせず、
 淫乱でもないけれども全く淫乱でないわけでもない、時によって、刻々と、
 清純と淫乱を使い分ける狡猾な女性、そうですね、例えば田中れいなちゃん。
 そういう人が僕はいいなあ」
と喋ったところ、目前の親戚がマブタと瞳孔を一時にカッと見開いて、
私はそれを見て「アッ」と驚き、「あっ、まるで圭ちゃんのようだ!」と思った。
85 :名無飼育さん :2009/07/18(土) 19:16
なんつースレだ。
ちょいちょい覗くわ。
86 :私は私を抱きしめていたい :2009/07/24(金) 16:54
僕も酔っ払っていない冷静な頭で見返すとなんだこれはと思うけれども、
それはさておきメタフィクションとは何だ?

例えば、圭ちゃんが猫の目をして、
「聞いたよ、今田中ちゃんと一緒に住んでるんだって?」と言う時、
私は圭ちゃんの目を直視できずに「うん、そうなんだよ」とぼそりと呟き、
頭を掻き、脇汗のことを気にしながらふてくされる。
「あんたのことだからどうせ田中ちゃんのパンツの臭いとか嗅いだりしてるんでしょ?」
とまた圭ちゃんは猫の目をして言うので、私は思わず僕になってしまって、
87 :私は私を抱きしめていたい :2009/07/24(金) 16:55
「僕はそんなことしないよ!するわけないじゃいか!ないじゃないか!」
「何噛んでんのよ、図星かよ」
「図星とかそういうわけじゃなくて、そうそう、話があるんだよ、話が」
「何?」
「いやところで久しぶりだね圭ちゃん」
「そーね」
「もう二年ぶりとかそういう感じじゃないですか」
「半月ぶりぐらいだと思うけどね」
「そうでしたっけ?それでまあ、保田さんは元気にやっているんですかここ最近」
「なんで徐々に硬くなってんのよ、で、話って何?」
「徐々に硬くなるというか、僕は初っ端からマジ勃起ですけど」
「あっそう、別にいいけど、何?話しにくいこと?場所変える?」
「いやもう別にここでいいよ、あのね、僕が聞きたいのは」
88 :私は私を抱きしめていたい :2009/07/24(金) 16:55
と私はそこまで言ってハッと気がついて、圭ちゃんの猫の目を見てタバコを吸いたいと思い、
「タバコ吸っていい?」「どうぞ」というやりとりの後、ショートホープを取り出して一服。

「まだショートホープ吸ってるんだ」
「ネーミングがいいじゃない、短い希望だよ、吸えば吸うほど短くなっていくんだ」
「あんたいつから詩人になったの?」
「つい先日から」
「あっそう」

さくっとタバコを吸い終え、グリグリと灰皿にねじ込むようにしてこすりつけた。
今度は圭ちゃんが「私も吸っていい?」と訊くので「公衆の面前でフェラチオは勘弁な」と返すと、
「童貞が何言ってやがんだ、クソして寝ろ」と虎の目で凄まれたので「はい」と言った。
圭ちゃんは私のショートホープを勝手に吸った。
89 :私は私を抱きしめていたい :2009/07/24(金) 16:56
「で?早く本題に入って欲しいんだけど、いい加減」
「うん、私が訊きたいのはだね、れいなは陰毛が生えているのか、ということなんだけどね」
「はあ?」
「いやだからね、れいなに陰毛、いわゆるマン毛ね、それは生えているのかということだよ」
90 :私は私を抱きしめていたい :2009/07/24(金) 16:56
圭ちゃんは虎の目から更にレベルアップした獅子の目になって「はあ?」と言い、
私はまた思わず僕になってしまうのだけれども、
「生えてるに決まってるじゃない、何バカなこと言ってんの」
「やっぱりそうなのかな、そうだったらやっぱり僕はショックというか、
 うーん、なんて言うんだろう、世界が終わってしまったような気持ちになるのだけど」
「いや、そんなこと言ってもね、生えてるわよ、当たり前に、だって私見たことあるし」
「え?何々?今なんて言った?」
「いやだから田中ちゃんの裸見たことあるしね」
「何でだよ!私ですら見たことがないのに!不謹慎だろうそれは!」
「ああそう、でもしっかり生えてたから」
「じゃあ、じゃあだよ。仮にその時生えてたとしても、今生えているという確証はないわけだよね。
 だって人間というのは日々刻々と変化しているのだし、俺のオヤジだって昔は頭髪フサフサ
 だったもんだけど、今ではもう枯木も山の賑わい的な感じだものな。れいなだって多分そうだ。
 うぶ毛も丘の賑わい的な感じのはずだ」
91 :私は私を抱きしめていたい :2009/07/24(金) 16:56
圭ちゃんはフィルターまで燃えてるんじゃないかというぐらいにショートホープを吸ってから、
非常に蔑んだ流し目で僕の鼻頭のあたりをじっと見つめるので、不覚にも興奮してきて、
鼻頭のあたりがカッと熱くなり、汗がふきだした。言うまでもなく脇汗もかいているし、
亀頭のあたりもカッと熱くなり、汁がふきだしている。

「あのねえ、そんなくだらないこと訊くために私呼んだの?」
「そうだよ」
「だからいつまで経っても童貞なのよ」
「それとこれとは関係がないし、そもそも童貞というのを私は逆にプラスに考えているから、
 つまりだね、私は非童貞を逆に下に見ている。もちろん非処女もな!このビッチめ!」
「勝手にすればいいじゃない」
92 :私は私を抱きしめていたい :2009/07/24(金) 16:57
圭ちゃんは伝票をひょいと取って「じゃあ私忙しいから行くわ」とまだ流し目をしていて、
僕は途端に申し訳ない気持ちになり「忙しい中ごめんね」と言った。
圭ちゃんはハハッと笑うと「田中ちゃんの事好きなの?」とまるで小学生か中学生のような
率直さの子猫の目でもって訊くので「好きというか私はれいなの保護者のようなものだから」
「だから?」
「好きというか、私はただれいなを抱きしめていたいだけだよ」
「その腕に他の誰かは抱かないの?」

私はれいなを抱きしめていたい。
93 :名無飼育さん :2009/07/24(金) 23:45
そうきたか
おもしれえ
94 :名無飼育さん :2009/07/26(日) 09:45
ショートホープって頑固なイメージ
個人的にれいなは直毛イメージ
95 :私は誰かを抱きしめていたい :2010/04/17(土) 07:49
あれから、あれからというのがいつからなのかよく分からないけれども、
徒然にかつ実にありきたりになけなしの一年が経とうとしていて、
何にも抱きしめられないままこうしてまたれいなを抱きしめたいなと思うわけなのだけれども、
というかれいなでなくたってよっすぃーでも圭ちゃんでも
そこらへんにいる吉田さんとか加藤さんとか田中さんとか佐藤さんとか、
女であれば誰だっていいような気もし、でもそれではやっぱりダメなような気もし、
実際問題現実の肉感を伴った女を抱きしめたいのか、と言われると照れるから嫌だ、
でも俺の性欲は確実にそこにある柔らかくて暖かい肉を求めているので、
つい、豚肉を2kg買ってしまい、その冷たさと油っぽさに嫌気が指すのです。
96 :名無飼育さん :2010/04/17(土) 07:51
「水色の下着」
97 :名無飼育さん :2010/04/17(土) 07:59
二日前、耐え切れず抑え難い性欲に負けて2kgの豚肉を手にした私は、
それを冷蔵庫にしまいこんだまま、どうにも手がつけられないでいた。
豚肉は普通に考えて食べ物で、動物の命を食べるだなんておこがましい!おぞましい!
とかは別に思わないし、食えば美味いから食べるし、料理せよといわれれば料理をする。
料理は嫌いじゃない。自分一人で食べる、とかなればちょっと寂しいけども、
大体いつもれいなが学校帰りに遊びに来て「おじさんお腹すいた」と妙なイントネーションで、
ガタガタの視線で子猫のように訴えるので、「よしよし」と頭を撫でたりしながら、
「れいなちゃん、冷蔵庫に缶ビールがよーく冷えてるから、取ってきてくれ」
れいなは威勢よく「りょうかいしたと!」と言い放ち、冷蔵庫から缶ビールを取り出し、
「持ってきたとよ」と合ってるのか合ってないのかよく分からない福岡弁でそれを
手渡してくれるので私は満足し、豚肉や鶏肉、ちょっと贅沢な日なんかには牛肉!
それを切り刻み、油で強火、にんにくをたくさんいれて、ちょっと斜めに刻んだネギなんかを
最初に入れて、ネギの香り、それが実に食欲をそそるわけで、れいなは「おいしそう」とジュルりと
舌なめずりをしたついでにそれで顔を洗うので、私はそれを眺めて明日は雨が降るぞ!と思う。
98 :名無飼育さん :2010/04/17(土) 08:07
れいなはテレビをつけて、畳にペタンと座って、机に肘ついて頬杖、
後ろから見るとスカートが畳にごく自然にふわりと被さっていて、華奢な腰周り、
白いブラウスがだぶついて、うっすら透けて見える水色の下着、襟元には赤茶けた髪が
実にやさしくかかっていて、窓からは夕日が差し込み、テレビに映るのは忍たま乱太郎。
私はビールを開けるとそれをジョッキに移してから一口飲んで、襟元を正してから
料理に取り掛かるわけで「れいなちゃん、今日は何が食べたいの?」

「なんでもいいと、早く食べられれば」
「そうかそうか、じゃあ炒め物だね、にんにくとネギをしっかり利かしてさ」
「炒め物はもうあきたっちゃ」
「わがままだね、じゃあ何がいいの?」
「なんでもいいと」
「何でもいいんなら炒め物でもいいんじゃないの?」

「炒め物以外で!」とれいなは実に暴力的なことを言うので私はつい腹が立ってしまい、
「おいこられいな!作ってもらうのにそれは無いんじゃないのか!そんな言い方はないんじゃないのか!」
声を荒げると、れいなは冷たい流し目「じゃあ帰ります。もう二度と来ません」
99 :名無飼育さん :2010/04/17(土) 08:13
ハッと冷静になって「ごめんごめん、れいなちゃんごめんね、大人気なかったよおじさん」
となだめすかして「もう帰りますもう帰ります」を繰り返すれいなを必死で足止め。
「ほら、おじさんが、今から、すごく美味しい料理をつくってあげるから」
「炒め物は嫌です」
「ほらほら、敬語はやめてさ、いつものあの調子だよれいなちゃん、なんとかと!とかなんとかだっちゃ!とか」
「嫌ですたい」
「そう!それ!それだよ!れいなちゃんそれだよ!いやー!感動的だなあ!」
「そうだっちゃ?」
「いやあもう、泣けてくるね、れいなちゃん、おじさん泣けてくるよ、今日もかわいいね」
「ありがと」
どうしたって私はれいなに料理を食ってもらわないと困るし、でもちゃんとそれに対して、
感謝の言葉でも、態度でもなんでもいいから、そういうの、それを示して欲しい、
というか率直に言えばれいなのパンツ、水色のブラに対応するであろうところの、
水色の、薄い水色の、限りなく透明なようでいて、しかしすっきりと目の覚める、
二日酔いの午前5時の薄ぼらけの中で飲む、冷たい一杯の水のような水色のパンツ。
それが見たい。

100 :名無飼育さん :2010/04/17(土) 08:19
炒め物は止めて、煮物、どうも私は煮物というのが苦手なのだけれども、
これだけは上手く作れる!という自信作の一つに肉じゃががあり、じゃあ肉じゃが!
「れいなちゃん、肉じゃがはどうだろう?」
「肉じゃがはおかーさんの作った奴しか食べんと」
「私の肉じゃがはうまいぞ、ほっぺたが落ちるどころじゃないぞ」
「じゃあどうなると?」
「うーん、そうだな、例えば、食べたらもう死んでもいい!みたいな」
「れいな、まだ死にたくないとよ」
「いや、それはさ、ものの例えってもんだから、れいなちゃんが死んだら、おじさんどうしたらいいの?」
「お葬式に来てくれればいいっちゃ」
「そんな!いやだよ!おかしいだろ!だってそれはおかしいじゃないか!」
「どうしてだっちゃ?」
「だって、れいなちゃんは私よりも随分若いんだよ、具体的にいうと20歳も若いんだよ、
 そんな若者が、おじさんより早く死んでしまう、それはだって、おじさん不孝というもんだよ、
 第一親に申し訳ないじゃないか。親より遅く死ぬのが子のつとめってもんじゃないか」
「ムツカシイことはよくわからんとよ」
「そうだね、じゃあとにかく、うーん、カレーを作ろうか」
「カレー好きだっちゃ」
「よしよし、そうだね、カレーにしよう」

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