■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 最新50

READY STEADY GO

1 :ヴィンセント :2004/09/08(水) 16:47
前に青板でやっていたのですが、
パソコンが壊れたため更新できず、そのまま落ちてしまいました。
こっちで頑張らせていただきます!
2 :are you READY?? :2004/09/08(水) 16:49
READY STEADY CAN'T HOLD ME BACK

READY STEADY GIVE ME GOOD LUCK

READY STEADY NEVER LOOK BACK

LET'S GET STARTED READY STEADY GO!
3 :始まりの合図 :2004/09/08(水) 16:50
『ZZZ・・・』
「・・・ちゃん。」
『ZZZ・・・』
「・・・ちゃんってば!」
『ZZZ・・・』

・・・ちゅっ

『ん・・・?』
「やっと起きた・・・。」

目の前に顔が・・・なんで真っ赤なんだ?
・・・ま、いっか。

『・・・なんでお前がここにいるんだよ?』
「亮ちゃんを探しに来たんだよ。」
『なんで?』
「なんでって・・・それは・・・」
『それは?』
「そのぉ・・・」
『その?』
「・・・もう、いいじゃん!そんな事!」
『そこまで言っといてお前、逆切れはねぇだろ!』
「だってうまく言えないんだもん!」
『じゃあ答えようとするなよ。』
「だって、亮ちゃんが『なんでここにいるんだ?』なんて言うから・・・」
4 :紹介。 :2004/09/08(水) 16:51
俺は亮。『萩嶋 亮(はぎしま りょう)』

『藤島学園高等部』の2年生。

ここは、その『藤島学園高等部』の校舎の屋上。

・・・で、俺の事を

「亮ちゃんってば!」

って言ってるのが・・・

茶髪のショートヘア。背は俺の肩ぐらい。
笑うと可愛い、すねると手がつけられない。

『安倍 なつみ(あべ なつみ)』 俺と同じく『藤島学園高等部』の2年生。

まあ・・・『ある出来事』があってから、俺にくっつく様になっちまったんだけど・・・
それは追々って事で・・・。

結構男子から人気があるらしく、よくクラスの奴からいろいろ聞かれる。

好きなタイプはどんな奴だ?

とか

好きな食べ物は?

とか

どんな下着付けてるんだよ?

とか

・・・んな事、俺が知るか!!

「亮ちゃん!!」
5 :とりあえず移動。 :2004/09/08(水) 16:52
『な、何だよいきなり!?そんな大声出して。』
「どうしたの?ぼぉ〜っとして・・・」
『ん?・・・別に。』
「・・・変なの。」

♪キーン コーン カーン コーン♪

『授業、終わったな。』
「そうみたいだね。」
『さってと!』

体を起こして立ち上がる・・・やっぱりなつみも立ち上がる

『めし食おう!めし!』
「もぉ・・・亮ちゃんは何のために学校に来てるの?」
『ん〜・・・めし食うため?』
「む〜・・・。」
『何ふくれてんだ、行くぞ!』
「あ〜!待ってよぉ〜!」
6 :ヴィンセント :2004/09/08(水) 16:53
本日分更新終了。
7 :名無飼育さん :2004/09/09(木) 02:06
こっちに来たんですか!
楽しみにしてます!
8 :名無飼育さん :2004/09/09(木) 21:58
パソコンが壊れちゃったんですか・・・
でも、また見れるということがうれしいです。
応援してます!
9 :ヴィンセント :2004/09/13(月) 21:28
>>7
はい、来ました。こういう板が出来てたんで。(w
楽しくなってくれれば、これ幸いです。

>>8
そうなんですよ・・・ウィルスが入っちゃったみたいで・・・。
応援ありがとございます!頑張って行きます!!そこそこに。(w
10 :我が友人。 :2004/09/13(月) 21:31
なつみと一緒に屋上からの階段を下りて、校内に戻ると・・・

学校の生徒の皆々様・・・特に男子生徒が慌ただしく行動している。
まぁ、購買部の人気商品目当てだろう。

・・・と

俺を見て立ち止まり、こっちに近づいてくる男が一人・・・。

「亮!お前今までどこ行ってたんだよ!」
『ん?・・・屋上で寝てたけど。』
「ったく・・・つくづくうらやましいよ、お前という男が・・・ん?」

今時貴重?な黒髪。
俺が身長175cmだから、180cmぐらいかな?
額に切り傷がある青年。

俺の友人の『寺崎 慎司(てらさき しんじ)』
我が『藤島学園高等部』の自慢が一つ
『常勝軍団』藤島学園高等部バスケ部の男子バスケ部のキャプテン。

・・・だからか?
こいつがモテるのは・・・。
11 :・・・・? :2004/09/13(月) 21:32
慎司の視線がふいになつみの方へ・・・視線がこっちに戻り、怪しく笑う・・・。

『なんだよ、急にそんな顔して・・・気持ち悪!』
「そういう事かよ、おい!言ってくれればいいのによ〜!」

俺の胸を肘で軽く、何度も叩く・・・というかつつく。

『はぁ?』

今度は急に俺の腕を取り、物陰に俺を連れ込む・・・
12 :バカな友人。 :2004/09/13(月) 21:33
『いてて・・・いってぇよ!引っ張りすぎなんだよ、腕!・・・で?何?いきなり。』
「お前も大胆な野郎だなぁ、おい!」
『・・・何が?』

「授業サボって、恋人と昼間から×××や×××かぁ、おい!」

・ ・ ・ ・

ガンッ!

「いってぇ〜!!」

思いっきり頭をげんこで殴ってみました。

「何すんだよ、いきなり!」
『どこに白昼堂々と、学校の屋上で秘め事する奴がいるんだよ。』
「お前だったらやりそうだけどなぁ・・・。」
『しねーよ!』
「またまたぁ!」

慎司が肘で胸をつついてくる・・・なんでこんな奴がバスケ部のキャプテンなんだろう?

『はいはい・・・で、お前購買に用があったんじゃねぇの?』
「・・・あぁーー!!そうだったぁーー!!」
『馬鹿一人発見。』
「じゃあなぁ〜!!」

走り去っていく慎司。
購買部一番人気の商品『チーズカツサンド』が目当てだろうが・・・ご愁傷様です。

『はぁ・・・無駄なカロリー消費したよ・・・。』
13 :いやな予感・・・ :2004/09/13(月) 21:34
「・・・わっ!」

『うわぁ!!』
「あははははは・・・・」
『おどかすなよ、お前よぉ・・・。』
「ごめんごめん、あはははは・・・・で?何だったの?慎司君。」
『ん?・・・別に。』
「怪しいぞぉ〜??」
『知りたいの?』

無言で二回ほどうなずくなつみ。

『ほんとに?』

無言で二回ほどうなずくなつみ。

『はぁ・・・。』

しゃーないな。
14 :やっちまいました。 :2004/09/13(月) 21:36
『屋上で、俺とお前が×××や×××してたんじゃないか?だってさ。』
「・・・・。」

案の定、顔を真っ赤にして俯いてしまったなつみ・・・。
だ・か・ら、はぶらかしたのによぉ・・・。

「・・・・。」
「(そうだ!今の内に・・・)」

購買へと向かうとしましょうか。

『おっ?』

前に進もうとしたんだけど・・・左腕が引っ張られ、体が前に行かない・・・。

「・・・どこ行くの?」

振り向くと、なつみが俺の制服の左腕の袖を引っ張っている・・・。
しかも・・・目を潤ませながら・・・上目使いで。

『い、いや、購買に。』
「置いてこうとしたでしょ?」
『えっ?い、いや、そ、それは、そのぉ・・・』
「・・・・。」
『はい、置いていこうとしました、ごめんなさい。』
「・・・ぐすっ・・・。」

あ〜・・・泣き出しちゃったよ・・・。
うわぁ・・・近くを通る女子の皆さんの、つめた〜い視線がと〜っても痛い・・・。
15 :学園のマドンナ :2004/09/13(月) 21:37
『いや、だから、謝ってるじゃんか、な?』
「・・・ぐすっ・・・うぐっ・・・」
『はぁ・・・まいったなぁ・・・。』

「また泣かせてる!亮は得意だねぇ、なっち泣かせが。」

『あ!「圭織」じゃん!ちょうど良かったぜ。』

長身で茶髪のロング。
制服姿がとてもそそる・・・もとい・・・とても似合う女子高生。

それが今、俺の目の前に立っている『飯田圭織(いいだかおり)』
『藤島学園高等部』の自慢が一つ
『常勝軍団』藤島学園高等部バスケ部の女子バスケ部のキャプテン。

そのパーペキなプロポーションから異性はもちろん。
その性格の良さから同性にも人気がある。
要は『この学園のマドンナ的存在』・・・かな?
16 :密談。 :2004/09/13(月) 21:38
「ちょ!ちょっと!!」

圭織の腕を掴んで、なつみから少し離れた所へ連れていく・・・。

『頼む!何とかなっちを泣きやませて!!』
「え〜!あたしが!?」
『今はお前しかいないんだよ、頼む!』
「う〜ん・・・・考えてもいいけどぉ。」
『(・・・やな予感。)』
「・・・昼食三日間おごるって事でどう?」
『うわぁ・・・きっついなぁ・・・。』
「安いもんでしょ?」
『・・・はぁ・・・しゃーない、それでお願い。』
「まいどあり。」
17 :雨降って地固まる? :2004/09/13(月) 21:39
圭織がいまだに泣きじゃくる(?)なつみに近づいて、いろいろと語りかけている。
・・・その姿はまるで子供と母親。

あ、泣きやんだ・・・あ、こっち来る。

「はい、泣きやんだなっち一つね。」
『人を売り物みたいに言うなよ。』
「あははははは・・・ついつい。」

圭織の家は八百屋さんで、時々、店を手伝ってるみたい。
そんな時は売り上げが通常の3倍にまで跳ね上がってるらしい。

『なつみ。』
「・・・・。」

思いっきり上目使いなんですが・・・ちょっと顔も赤いし・・・。

『なつみ?』
「・・・・。」

なんか・・・また目が潤んできたんですけど・・・?

「圭織。」
「な、何?なっち。」
「話と違うじゃん!」
「あ、いや、それは、そのぉ・・・」

上目使いで目を潤ませて、さらに頬を膨らまして圭織を見つめるなつみ。
んでもって、そんななつみに見つめられてあたふたしてる圭織。

・・・何があったんだ?

『圭織。』
「な、何?」
『お前、なつみに何吹き込んだんだ?』
「失礼ね!吹き込むだなんて・・・
 私は『これから亮がなっちを恋人らしく「なっち」って呼ぶから許して!だって。』って・・・。」
『そんな事勝手に吹き込むな!』
「だってぇ、それしか方法見つかんなかった・・・。」
『はぁ・・・お前を頼った俺が未熟だった・・・。』
「・・・すんません。」

『・・・はぁ・・・もうこんな時間、早くしねぇとなぁ・・・
 ほら!いつまでもすねてねぇで、行くぞ「なっち」!』

「!! 今・・・亮ちゃん・・・なんて?」
『ほら!早く行くぞ・・・「なっち」。』

なんか・・・恥ずかしい。
背を向けながら、俺はなっちへ手を差し出す。

「・・・うん!!」

差し出した腕に抱きついてきたなっち。

抱きつく強さと声のトーンから、なんとなく・・・
なんとなくだけど・・・なっちが満面の笑顔を浮かべているのが分かった。
18 :ヴィンセント :2004/09/13(月) 21:40
本日分更新終了。
19 :なつまり。 :2004/09/13(月) 21:59
更新お疲れ様です。
こういう文章を常々書きたいなと思うのですが、中々うまくいかないなつまり。という者です。
初めまして。
スキだという態度丸出しのなっちが可愛らしいです。
いいですね、こんなの。
更新お待ちしております。
20 :ヴィンセント :2004/09/20(月) 20:37
>>19
はじめまして。
表現がいまいちうまくいかないヴィンセントです。(w
なっちのキャラはほぼ100%作者の願望ですから。こういうなっちいいなぁって。(w
これからもよろしくお願いします。
21 :放課後・・・ :2004/09/20(月) 20:38
あれから大変だった・・・。
なっちが何度も何度も「もっかい呼んで。」って・・・。
はぁ・・・・疲れる。

そんな今は放課後。
なぜか、な〜んにもやる事の無い俺は、
なぜか、教室でぼけ〜っとしてる。

♪なんでだろ〜、なんでだろ〜、なんでだ、なん・・・

「亮!」
『うわぁ!』

もうちょっとで歌いきれたのに・・・って・・・

『なんだよ、慎司・・・いきなり大声で。』
「・・・・。」
『なんだ!って聞いてんだよ?』

ザッ!

と、勢い良く頭を下げる慎司。
・・・嫌な予感を・・・とてつもなく感じる。

「頼む!力貸してくれ!!」
『・・・どういう事だよ?』

体勢はそのままで、顔を上げる慎司。

「実はさ・・・」
22 :嫌な予感の内容。 :2004/09/20(月) 20:40
慎司の話は脱線が多くて、長くなったんで、簡単にまとめると・・・

顧問が紅白戦をすると言いだして、
さらには男子バスケ部と女子バスケ部のスキルアップを狙って、男女混合で行うらしい・・・。
で、くじびきで紅組か白組かを決めたらしいが、
男子バスケ部の主力メンバーと女子バスケ部の主力メンバーが固まってしまい、
顧問に抗議をしたが、受け入れられなかったらしい・・・。
で、それなら助っ人を連れてきていいですか?との慎司の申し入れを顧問が受け入れたらしく、
こうして俺を呼びに来たらしい・・・。

いろいろとおかしい所があるが、あえてツッコまないでおこう。
23 :交渉成立って事で。 :2004/09/20(月) 20:41
「頼むよ!あの顧問をぎゃふんと言わせてやりたいんだよ!」
『う〜ん・・・やってもいいけどよ・・・。』
「マジでか!?」
『報酬次第・・・だな。』
「う〜ん・・・・わかった!まかしとけ!」
『決まりだな!』

慎司の掲げた手を叩き、空中でクラップさせる。
普通に言えばハイタッチってやつ?言い方が分からないんだよ。
バスケをやってた頃から仲間と意気投合する時は自然に起こす行動だ。

「頼むぜ!『シューティングスター』!!」
『・・・『元』だよ、『元』。』

「シューティングスター」については、なっちが俺につきまとう事になった「ある出来事」の時にでも話すよ。
24 :GET's! :2004/09/20(月) 20:44
藤島学園高等部 体育館

「おっまたせぇ〜!!」

体育館中に響く慎司の声・・・うるせぇなぁ。

俺は慎司に言われて、慎司の背中に隠れている。
バスケ部の皆様達を驚かせようとしているんだろうけど。

「どこ行ってたんすか?キャプテン。」
「言ったろ?弱小になっちった紅組を救う頼もっし〜い助っ人を呼んでくるって。」

なんちゅう表現だ・・・。

「そんな人間、バスケ部以外にいる?」

圭織の声が聞こえた・・・驚きの表情が楽しみな一人だ。

「圭織の言うとぉ〜り!男女バスケ部レギュラーの集まった白組に、
 どこかの誰かが一人入った所で、勝てる訳無いじゃんか!」

この声は・・・「あのチビッコ」か。
・・・こいつの驚きの表情が一番楽しみだ。

「それでは、皆さんに紹介しましょ〜!この方!」

ゲッツ!なコメディアンの様に横へ移動するな!
と心の中でツッコミつつも、そのノリに乗る事にした。

『ゲッツ!!』

腰を落として大股開き、両手を拳銃の形にして前方へ向ける。

「・・・・。」

体育館内の空間の流れが止まった・・・そんな気がしたのは、気のせい?

「・・・・。」

口をぽっかり開けて、目を見開いて、まさに驚いてますって表情の圭織。
・・・ナイスリアクションです。
25 :ちいさな親友。 :2004/09/20(月) 20:45
「えぇぇぇぇぇぇ!!!!」

俺の目の前でとっても驚いているこのチビッコ。
お前・・・ナイスリアクションすぎ。

髪はショートで金色に染めている。
身長は150cmも無いが俺と同学年。

そんなこいつが『矢口真里(やぐちまり)』

『藤島学園高等部』の自慢が一つ
『常勝軍団』藤島学園バスケ部の女子バスケ部不動のレギュラー。

こいつのずば抜けた明るい性格には、俺はついていけない。
黙ってりゃ、可愛いんだけどねぇ・・・。
26 :俺と慎司と圭織と真里。 :2004/09/20(月) 20:47
『どうした?真里・・・そんな大声出して。』
「だ、だって!あんたが入ったら、話にならないじゃん!」
「けど真里ちゃんよぉ!先生は助っ人認めたぜぇ〜?」

慎司の鼻につく様な言い方。

「ムカつく〜!」
『・・・子供のケンカだな。』
「私はいっこうに構わないよ。」
「圭織〜!」

ゆっくりと俺に近づいてくる圭織・・・。
そのまっすぐな瞳に・・・なんか、吸い込まれそうになった。

「久々だね。亮の『ダンス』が見れるのは。」
『何年かバスケから離れてたんだ。昔の面影は、無くなってると思うぜ。』
「いいんだよ・・・また見られるってだけでも。」
『・・・そうなの?』
「そうなの。」

ふと、慎司と真里の方へ目を向ける・・・

「♀$%)◆△▽※¢@¥$(♂$%'&%'$!!!」
「∠√♪)±÷×¢#&&@)§$%'&%'$!!!」

なんか言葉にならない事を言い合っている。
・・・ほんとに子供だな、二人とも。
27 :ムカつき度120%! :2004/09/20(月) 20:49
「おい!!」

太い声が体育館に響き、体育館内の全ての音が止まった。

「始めるぞ。」

バスケ部顧問の山崎が言い放つ。
・・・ゆっくりと俺に近づいてくる顧問の山崎。

「寺崎が連れてきたぐらいだ、相当の実力なのかもしれないな・・・。」

山崎の顔を見るしか出来ないほどの・・・威圧感。
ここのバスケ部が「常勝軍団」な意味が、分かった気がする。

「だが・・・うちのバスケ部のレギュラーは男女共に最強だ。
 君一人が入った所で、レギュラー達に勝てるとは思えないな。」

後方へ振り返り・・・

「まぁ、せいぜい楽しませてくれ。」

捨てぜりふと共に、スコアボードの近くの椅子へ向かっていく・・・。

『・・・ムカつく。』

久々に、体の中に熱い物がこみ上げた。
今なら・・・120%以上の力が発揮できそうだ!
○ブ・○ップにも勝て・・・・そうもないな。
28 :試合開始! :2004/09/20(月) 20:50
「全員整列!」 男子バスケ部員の審判員が声をかける。

コートのセンターラインを挟むように、紅組と白組が整列する。
キャプテンのポジションには慎吾と男子バスケ部の副キャプテンが向かい合う。
慎吾の右隣に俺がいて、その俺の向かい側には、人を見下した様子の笑みを浮かべる男子部員。

・・・・数分後が楽しみだ。

「今から紅白戦を行います、全員、礼!」

「「「「お願いします!!」」」」 体育館に響く10人の挨拶。
29 :ヴィンセント :2004/09/20(月) 20:51
本日分更新終了。
30 :なつまり。 :2004/09/20(月) 22:14
更新お疲れ様です。
次回はバスケですか、楽しみです。
飯田さんと矢口さんがどんなプレーを見せてくれるのか・・。

・・・メンバーって男女混合で良いんですよね?
31 :名無飼育さん :2004/09/22(水) 21:59
試合楽しみデース♪
32 :名無し :2004/10/05(火) 02:51
更新乙です!
主人公のプレイが楽しみです!主人公中心のからみがとってもいいですね!次回も楽しみにしてます。
33 :ヴィンセント@お詫び :2004/10/05(火) 18:20
大変遅れて申し訳です。
実は・・・バスケの部分は主人公をちょちょいと活躍させただけで、
飯田さんと矢口さんは全く関係ない場面だったんですが、
皆様期待してくださってる(?)みたいなんで、追加してました。
そしたら、だいぶ日にち経っちゃいました。ほんとに申し訳。

>>30
バスケでございます。
飯田さんと矢口さんは体格を生かした(?)プレイになってると思います。
・・・多分。
一応 紅組:亮・慎吾・男子バスケ部員A・女子バスケ部員A・B
   白組:男子バスケ部副キャプテン・圭織・真里・男子バスケ部員B・C
がスターティングメンバーです。

>>31
そんなに期待しないでください。(w
主は恋愛ですので、バスケは極力減らしていきたいんで。
(ほんとは表現がうまく出来ないから、書きたくないんです・・・)

>>32
念のためにもう一度。そんなに期待しないでください。(w
楽しんでもらえるように頑張ります。

明日には更新出来ると思いますので、よろしくお願いします。(?)
34 :試合前のミーティング :2004/10/06(水) 21:37
それぞれコートに散って、紅組白組共に円陣を組んで、作戦会議。

「いいかみんな・・・ボールが渡ったら出来るだけ、こいつに渡せ。」
『はぁ?』
「お前は俺達を勝利に導いてくれる助っ人だ!お前に活躍してもらわないとな。」
『あのなぁ、俺はもう一線を退いてんだ・・・すぐにカンは取り戻せねぇよ。』
「だからこそだ。
 お前に少しでもボールを持ってもらって、カンを取り戻してもらうんだよ。」
『・・・・。』
「どうしたんだよ?そんなに見つめて・・・気持ち悪い。」
『いや・・・別に。』

慎司がバスケ部のキャプテンな理由が、少しだけ分かった気がする。

「・・・よっし・・・行くか!」

「「『おう!!』」」 気合いを入れる俺達紅組。
「「「おう!!」」」 俺達の反対側で気合いを入れる白組。

いよいよ・・・決戦だ!
35 :最初が肝心。 :2004/10/06(水) 21:39
それぞれが自分のポジションにつく。
とりあえず俺は亮の真後ろの位置へ。

ジャンプボールは紅組の慎吾と白組の男子バスケ部副キャプテン。
二人の身長差はほとんどない、どちらが制してもおかしくない状態だ。

ピィーーーーー!!!!

試合開始のホイッスルと共に、ボールが審判の手で宙を舞う。
二人がほぼ同時に飛び上がる!

『・・・どっちだ?』

空中でバン!とボールを弾く音がした。

「亮!」

俺を呼ぶ声・・・弾いたのは慎吾!
俺の元に、ボールが吸い込まれるかのようにやってくる。

バン!

両手でしっかり掴む・・・この感覚だ!
すぐにドリブルでゴールに向かって走り出す。
36 :流星 :2004/10/06(水) 21:41
一人抜き、また一人抜いた所で、
俺の前にさっき笑みを浮かべた男子部員が立ち塞がる。

「抜けるかい?ど素人さん。」
『(・・・カッチーン!!)』
「どうしたぁ?」
『・・・・調子乗んなよ、格下が。』
「あん?」

俺は右に抜けようとする。
男は左に移動し、俺に立ち塞がる。

「甘いぜ、ど素人!」
『だから格下なんだよ。』

俺は男の右側を抜けて、ゴール下へ。

「クロスオーバー!?」

ガチャン!というパイプ椅子の音と共に、顧問の山崎の声が聞こえた。
俺は意に返さず、そのままレイアップシュートへ持ち込む・・・・

「させるか!!」

白組一の身長の男子バスケ部副キャプテン。
俺の行く手を阻む!

『甘いってば。』

ボールを下げ、副キャプテンの脇を通し、ボールをゴールへと運ぶ。

「ダブルクラッチ!?」

副キャプテンの驚いた声が俺の耳に入ってくる。
そんなに驚くような事じゃねぇと思うんだけど・・・。

ボールは吸い込まれる様にゴールへ。

「「「・・・・。」」」 体育館中の音が一瞬止まる・・・。

『うっし!』
37 :ちびっこ盗賊 :2004/10/06(水) 21:43
試合開始後8分経過
紅:17点 白:15点

「よっしゃ!一本いこ!」

慎吾がボールを弾ませながら、歩いている。
その間に紅組はフォーメーションを組み立てる。

「ほい。」

紅組の男子部員にボールを渡す。

「行かせないもんね。」

矢口が前に立ち塞がる。
・・・背が低いので立ち塞がっているかはわからないが。

『お。』

男子部員が矢口を抜き去った・・・が。

「あれ??」

不思議がっている男子部員。その手にはボールは無い。
その後ろで・・・

「そっこ〜!!」

矢口がドリブルで攻め上がる。

『伝家の宝刀ですか。』

そう。矢口の得意とする技「スティール」をばっちり決められたのだ。
矢口のスティールは一級品。俺もしょっちゅうやられたなぁ・・・。
38 :美しき狙撃手 :2004/10/06(水) 21:44
試合開始後19分後
紅:34点 白:33点

矢口がスティールをまた決めてボールを奪い、ドリブルで突っ込んでくる。

『おっと。』

前に立ちふさがる俺。

「絶対に抜いてやるぅ!」
『過去に俺を抜いた事あったっけ?真里ちゃん。』
「くそぉ〜!」

「矢口!」

後ろの方から矢口を呼ぶ声が聞こえた。
それと同時に声の聞こえた方へ向け、矢口がボールを投げる。

しっかりボールを掴む人物。それは・・・

「ナイスパス。」
『圭織か!』

あいつがパスを要求する時は必ず狙ってくる。

『3ポイント。』

圭織が綺麗なフォームでシュートを放つ。
ボールは美しい放物線を描き、ゴールに吸い込まれた。

「ナイス3ポイント!」

矢口がはしゃぐ。
無言でうなずく圭織。
やられたぁって顔してる紅組の面々。

やられたぁって顔したんだろうな、俺も。
39 :そんでもって・・・ :2004/10/06(水) 21:45
時間は過ぎ・・・

40 :試合終了! :2004/10/06(水) 21:47
「72対59で、紅組の勝ち!」

「「「「ありがとうございました!!」」」」

俺達は勝った・・・常勝軍団ドリームチームに・・・。

「さっすが亮様!やってくれましたねぇ!」
『・・・たまたまだよ。』
「ご謙遜!ご謙遜!」

紅組の仲間(っていうか慎吾だけ。)と喜びを分かち合っていると・・・
41 :ボーイッシュな後輩 :2004/10/06(水) 21:48
前から女子バスケ部の子だろうか?
こっちに向かって歩いてくる・・・・タオルを持って。

「お疲れ様です!先輩!」

タオルを差し出す女子バスケ部の子。

「おっ!サンキュー!」

慎吾がタオルを取ろうとすると・・・

サッ!

っとその手を避けるようにタオルを手前に引く。

「なぬ?」
「このタオルは、そちらの先輩に使ってもらいたいんです!」
『お、俺?』
「はい!」

とびっきりの笑顔で俺を見る・・・結構可愛い。

茶髪のショートヘアで、もちろん今はジャージ姿。
背は圭織ぐらいで、顔にほくろがちょっと多いかな?
見た目ボーイッシュな女の子。

「あ、私!『吉澤ひとみ(よしざわひとみ)』って言います!」

まさにスポーツ少女!って感じだ。

『じゃあ、遠慮なく使わせてもらうよ。』
「はい!」

タオルを嬉しそうに差し出す吉澤さん。
それに応えて(?)タオルを受け取る俺。

なんか・・・少女マンガみたい・・・。
42 :もう一戦行きますかぁ! :2004/10/06(水) 21:50
「おいお〜い!!」
『なんだよ、いきなり!耳元でうるせぇなぁ。』
「二股はいかんぞ!二股わぁ〜!!」
「えっ?先輩、彼女いるんですか・・・?」
『あのなぁ、慎司・・・なつみとは、別にそうゆう仲じゃ無いから。』
「またまたぁ!あんな事やこんな事してんだろぉ?」

堪忍袋の緒が切れるっていうのは、こんな感じなんだろう。

『・・・その首へし折ってやるわぁ!!』

慎司の背後に回り込んで、スリーパーホールド!
慎司の両腕が宙をさまよう。

『どうだぁ!!』 30%ほどの力で。

「うー!うー!!」

『まだまだぁ!!』 50%ほどの力で。

「・・・ギブ、ギブ!!」

俺の腕を早押しクイズのボタンの様に素早く何度もタップ。
約10秒、スリーパーホールドで萩嶋選手の勝ち。

『ったく・・・。』

しぶしぶ腕を外す。
慎司はすぐさましゃがみ込んで、むせている。

無駄な汗かいた・・・吉澤さんのタオルが役立つ。
43 :そうかもだし、そうじゃないかもだし。 :2004/10/06(水) 21:52
「あの!」
『うわぁ!』

急に声をかけられてびっくりした。
吉澤さんの事忘れてた・・・。

「彼女・・・いないんですよね?」

上目使いで聞いてくる・・・。

『あぁ!』

なぜか胸を張って答えてしまった。

「・・・よかった。」
『ん?なんか言った?』
「いいえ!なんにも。」
『・・・そっか。』

吉澤さんと話していると・・・
44 :お疲れさんです。 :2004/10/06(水) 21:54
「おつかれ。」

タオルで汗を拭きながら、こっちに歩いてきた。

『おう、圭織。』
「錆び付いてなかったね、バスケのテクニック。」
『以前のキレは、無くなってたと思うけど?』
「そんな事ないよ・・・・全然変わってない。」
『気分が悪そうなキャプテンはどう思う?』
「・・・だいじょぶ・・・十分・・・。」
『・・・だってさ。』
「ははははは・・・・」
『ははははは・・・・』
「・・・ねぇ?」

圭織がまっすぐ俺を見つめる・・・。

『ん?』
「もっかいさ・・・バスケする気、ない?」

言うと思った。
45 :今のままでいいや。 :2004/10/06(水) 21:54
『・・・・ない。』
「えぇ!?先輩がいれば常勝に拍車がかかるってもんじゃないですかぁ!!」
『バスケしてる時よりさ、今の気楽な方が楽しいからさ。』
「そうですか・・・。」

吉澤さんの顔が少し悲しそうに見えた。

・・・ん?
46 :カッチーン!!(怒 :2004/10/06(水) 21:56
正面の方から人が歩いてくる・・・顧問の山崎だ。

「・・・・。」
『お疲れさんです。』
「・・・正直驚いたよ。」
『・・・うっす。』
「どうだ?バスケ部に来ないか?」

俺の中の何かの逆鱗に触れたみたいだ、こいつ。

「そうすれば、この・・・」

『お断りさせて頂きます。』

「何?」
『試合前に先生は言いましたよね?
 「このバスケ部のレギュラーは男女共に最強だ、
  俺一人が入った所で勝てるとは思えないな。」
 ・・・ってね。』
「それは・・・・」
『つまり、俺がいなくてもこのチームは最強。別にいなくてもいいでしょ?俺。』
「・・・・。」
『なので、お断りさせて頂きます。』

俺は山崎から離れた・・・。
あいつの悔しそうな顔・・・俺の中の何かがほくそ笑んでいる。
47 :このままでいいんです。 :2004/10/06(水) 21:57
「ちょっと!」

後ろから圭織が走ってきた。

『何?』
「あんな言い方ないんじゃない?」
『意見をコロコロ変える奴は嫌いだし、人を見下す様な奴も嫌いだから。』
「だけど・・・」
『それに・・・俺にはもうバスケは必要ないかな。
 今の方が、なんか・・・こう・・・充実してる!って感じだからな。』
「・・・そっか。」

圭織の表情が悲しげになったように見えたのは、気のせいだろうか?

・・・あれ?
48 :うわぁ・・・ :2004/10/06(水) 21:58
『そういえば、真里は?』
「矢口なら、あそこ。」

圭織が体育館の端を指差す・・・いた。
うっわ〜・・・真里の周りにどんよ〜りした空気が流れてるなぁ・・・。

『なんだ?あれ。』
「試合に負けるといっつも。翌日の朝練には治ってるけどね。」
『・・・ちょっと行ってみるわ。』

ねぎらいの言葉をかけるために近づいてく俺。
でも・・・なんか・・・こっちまで空気に飲まれそう・・・。
49 :こんなんだっけ?こいつ。 :2004/10/06(水) 22:00
『よう!真里。』
「・・・負けた・・・負けたよ・・・しかも惨敗じゃん・・・」

なんか、一人でつぶやいている。
・・・こんなんだったっけ?真里って。

『勝負は時の運って言うだろ?たまたまだよ、たまたま。』
「運・・・運に見放された・・・だから負けたんだ・・・運が無いんだ・・・」
『・・・・。』

より一層深みへとはめてしまった・・・。
恐るべし・・・矢口真里ネガティブモード。

『元気出せって!ほら、片づけ始めっぞ!』

手を差し出す俺。
真里はしぶしぶ手を伸ばして、俺の手を掴む。

『よいしょっと!』
「・・・・。」

俯いたままの真里・・・なぜだろう・・・放っておけない気分。
50 :簡単だな、おい。(笑 :2004/10/06(水) 22:01
『・・・帰りになんかおごってやるから、元気出せって。』
「・・・ほんと?」
『男に二言はねぇ!』
「・・・・。」

また黙っちゃった・・・なんか、まずい事言った?

「・・・パフェ。」
『は?』
「学園前駅の近くの喫茶店のDXフルーツパフェね!」

真里が顔を上げる。
なんか、とっても力が隠った表情をしてる・・・なんか怖い。

『・・・わ、わかった。』
「やったぁ!!よし!そうと決まればさっさと片づける!ほら、急いで急いで!」

いつもの真里に手を引っ張られ、バスケ部の片づけを手伝う事に。

・・・なにはともあれ、よかったよかった。
・・・なんて思ったのは、その時だけだった。
51 :ヴィンセント :2004/10/06(水) 22:02
本日分更新終了。
52 :なつまり。 :2004/10/06(水) 22:11
更新お疲れ様です。
リアルタイムで読ませて頂きました。
すごいですね、ダブルクラッチに一級品のスチール、それに正確なスリー。
見てみたいって思いますね。
亮はバスケ部に入れば良かったのにって思ったんですけど、これで良かったなとも思っています。
次回もお待ちしてます。
53 :ヴィンセント :2004/10/19(火) 19:58
>>52
ありがとうございます。
自分も正確かつ華麗な飯田さんの3Pシュートは見てたいかも。(w
亮は入りたかったんですが、入れなかったんです・・・けど、それはまた別のお話。(w
54 :片づけ終了のち放課後。 :2004/10/19(火) 20:01
片づけが終わった後、
真里に連れられて駅前の大通りの喫茶店で、
予告通りのDXフルーツパフェ。

・・・でか!

ってな感じでさ、
そうだなぁ・・・真里の身長の半分ぐらいとでも言っておこう。

で、結局真里一人で食えなくなって、俺も消化作業に参加・・・30分ぐらいかかった。

・・・予想以上に腹にたまってる・・・重い足取りで家路に着く。
55 :俺の状況。 :2004/10/19(火) 20:02
俺の住んでいる所は一般に言う「高級マンション」って所だ。
15階建てで、駅前から歩いて徒歩20分ぐらい。
よく知らないんだけど2LDKとかいう奴みたい。

ペットも飼っていいとかで、高級そうな犬連れた高級そうなおばさんをよく見かける。

俺が住んでいるのは10階の一番端っこ。
なんかあった時には非常階段が玄関を出てすぐ左にあるから便利。

俺がそんな所に住んでいるのは親のおかげ。

父親はアメリカの大手コンピュータ会社の社長の右腕として働いており、
社長から絶大なる信頼を得ている。

母親は日本の大手製薬会社の薬品開発部の主任。
会社の近くにマンション借りて生活してるから、めったに帰ってこない。

そんなとんでもなく上の上な夫婦から生まれたのがこの俺。
普通・中の中。それが俺。

俺にはこだわりがあって、エレベータを使わずに階段で10階まで上がる。
なぜならこのマンションにはジンクスがある。

「一息もつけずに10階まで行ければ、明日はいい事がある。」

なんてね。勝手に作ったジンクス。







はぁ・・・7階の途中でストップ。明日も普通っぽい。

10階に到着。
沈む夕日を見つめながら、他の部屋を通り過ぎていく。
56 :帰宅・・・そして・・・ :2004/10/19(火) 20:04
・・・着いた。
俺の住居の「1007号室」に。

鍵を開ける。
ガチャリという鍵の開いた音。
ゆっくりとドアを開ける。

『ただいまぁ。』

なんとなく言ってみた。
当然、返事はない。あったら怖い!

『はぁ・・・気持ち悪い。』

一人暮らしって、独り言多くならない?
・・・俺は多いよ。

『ふぅ・・・。』

リビングを抜けて、部屋へと入る。

ベッドと勉強机、パソコンにMDコンポにテレビ。
部屋の設備は上の上。そんな部屋で毎日を過ごしている中の中。

ブレザーを脱ぎ捨て、シャツと制服のズボンだけになってベッドに倒れ込む。
あぁ・・・疲れたぁ・・・。

久々にバスケしたから、使ってない筋肉が悲鳴を上げてるよ・・・。

なんとなくズボンのポケットをさぐり、折り畳み式の携帯電話を取り出す。
なんとなく携帯電話を開いて、時間を確認する。

PM17:46・・・・ちょっと早いけど、行くか!

俺が学校が終わった後に行く場所。
それは・・・
57 :アルバイト。 :2004/10/19(火) 20:06
とりあえずマンションの家賃は親が払ってくれている。
学費も申し訳ないが頼りにさせてもらっている。
生活費も一ヶ月ごとに送られてくる。

だけど・・・それには手を付けていない。

俺だってアルバイトぐらいは出来る。
だから衣類や食料ぐらいは自分で・・・ってね。

学園前の駅から急行の電車に乗り込み、3つ目の駅で降り、徒歩20分の通りにある静かなBAR。
表に看板も無く、店の扉には壁掛けの一つも無い、まさに通のみぞ知る穴場。
それが俺のバイト先。

『ち〜っす。』
「おう、今日はえらい早いなぁ?」
『ちょっとね。』
「ふ〜ん・・・ま、ええわ。店の準備手伝って。」
『あいよ。』

金髪のショートカット。
大阪弁の京美人。
一言でいうなら「大人の女性」って奴かな?

俺のバイト先のBARのマスター『中澤裕子(なかざわゆうこ)』さん。

店の常連から「姐さん(ねえさん)」と呼ばれているので、俺も「姐さん」と呼びたいのだが、
異様なまでに怒るので、俺は「裕子さん」と呼んでる。

実は裕子さんにはちょっとした秘密がある・・・それは・・・学校でお話するとしましょう。
58 :開店準備完了。そして・・・ :2004/10/19(火) 20:07
『ふぅ・・・終わったぁ。』

カウンターの椅子にへたれこんでしまう俺の体。

「ごくろうさん。」

カップを2つ持って店の奥から出てきた裕子さん。
一つを俺の前に置く。

『ありがとうございます。』
「どうしたん?なんかいつもより疲れてるみたいやけど?」
『実は・・・・』

今日あった事を裕子さんに話す。
思い出しながら話してたんだけど・・・今日一日、いろいろあったなぁ。

「へぇ〜!亮ってバスケしてたんや。」
『中2の時までですけどね。』
「でも凄いなぁ・・・亮って器用なんやねぇ。」
『そうでもないですよ。』

裕子さんが俺の事を器用って言ったのは多分・・・

「もうやってるのかい?」

気付かぬ間にドアが開いていて、そこには常連さんの一人が立っていた。

「いいですよ。」
『どうぞ、こちらへ。』

そんなこんなでお店が開店・・・忙しくなりそうだ。
59 :ヴィンセント :2004/10/19(火) 20:08
本日分更新終了。
60 :なつまり。 :2004/10/20(水) 13:10
更新お疲れ様です。
楽しみに待ってました。
更新されてるのを見たとき、おっ、きたぁ!って思わず叫んでしまいました。

真里の身長の半分ってことは70ちょっと?でかいっすね!
亮は良いですね、その歳で一人暮らしなんて羨ましいです。
中澤さんがBARのマスター・・。
かっけー!なんて思ったり・・。

次回も待っています。
61 :名無し飼育さん :2004/10/22(金) 10:08
おお、なんか主人公の周りがおぼろげながら見えてきましたね。
秘密ってなんだろ?楽しみです。更新待ってます
62 :匿名 :2004/11/02(火) 08:16
10階まではシンドイですね(^^;)
多分……なんでしょう(笑)
次回更新お待ちしています。
63 :ヴィンセント :2004/11/06(土) 18:29
>>60
お疲れ様です。
ほんとだ。パフェでか!(w
恋愛モノで主人公が一人暮らしなのは必要不可欠な要素ですからね。(w

>>61
主人公の周りがはっきりと見える時は来るのだろうか・・・(w
秘密は「ありえないでしょ!」って様なものですので、
お楽しみに。(w

>>62
かなりしんどいと思います。がんばれ!亮!(w
多分……の後は大した事ないんです。(w

今回の更新以降の話でかなり行き詰まってしまってます。
なので、更新がかなーーーり遅めになってしまうかもしれません。
申し訳。
64 :特技。 :2004/11/06(土) 18:31
いつのまにか常連さんや一見さんで店が賑やかになっていた。
そんな時の事。

「おう!亮ちゃん!」

常連の孝雄さん=通称「ベーヤン」さんが、ほろ酔い気分で俺を呼ぶ。

『なんっすか?』
「今日も『一曲』いいかい?」

ポケットから500円玉を取り出すベーヤンさん。

俺は裕子さんに目を向ける。
グラスを磨きながら、俺に向かって微笑み、静かにうなずく裕子さん。

500円を受け取って・・・

『何がいいですか?』

オーダーを取る。

「おまかせでいいよ。いつも裕子ちゃん目当てで来てたけどさぁ、
 最近は、亮ちゃんの『曲』目当てで来てるようなもんだからなぁ!」
「よかったなぁ、亮。ファンを一人ゲット!」
『裕子さん。』
「はははははは・・・・」
『じゃあ、ちょっと準備しますね。』

俺はカウンターの横にある小さなステージへと向かう。

裕子さんが俺を器用と言った訳。
俺がこの店で働くきっかけにもなった事。

この店で俺は「サックス」を吹いている。
まぁ、それだけの事なんだけど。
65 :THE REAL FOLK BLUES :2004/11/06(土) 18:32
マウスピースをくわえ、トーン・ホールの人差し指と中指の部分を押さえ、
精神統一(?)のために目を閉じる・・・。

サックスに息を吹き込み、楽曲という命を店内に響かせる・・・。

俺が演奏してる曲は「THE REAL FOLK BLUES」。
某アニメのEDテーマになった曲。

この曲はボーカルがいてこそ光る楽曲なんだが、この店にはボーカルはいない。

俺は演奏中はずっと目を閉じているので、店の様子はわからない。
だけど、これだけは分かった。

ドアの開く音は聞こえない。

誰も店を出ていかないって事。

俺の命はお客さんに届いているって事。







曲を終える・・・静かに目を開く。
66 :スタンディングなんとか・・・? :2004/11/06(土) 18:33
「ブラボー!!」 「最高ー!!」 「ピィーーー!!」

店中の客が一斉に拍手をしてくれた。
指笛も聞こえている。
いつも5、6人の前でしか演奏しないからかな?この変な気分は。

・・・なんか・・・性に合わないっす。

思わず恥ずかしくなって、裕子さんの元へ・・・。

「よかったで〜!さすがは私の見込んだ男だけあるわ。」
『あ・・・ありがとござます。』
「なんや?顔赤くして・・・。」
『いや・・・いつもは、こんなに人いないから・・・
 なんか・・・恥ずかしくなっちゃって。』
「そやなぁ、確かにいつもよりお客さん入ってるからなぁ。」
67 :客寄せパンダ :2004/11/06(土) 18:36
「知らないのかい?」

俺と裕子さんの会話を聞いていたらしいベーヤンさんが話しかけてくる。
とても上機嫌そうだ。

『何がです?』
「今日は来てないみたいだけど、五木さんがさ!
 お前の事気に入ったみたいでさ!いろいろ言ってるみたいだぜぇ。」
『いろいろ・・・?』
「そう!つまりだ!五木さんが部下に広め!その部下が友達に広め!
 って感じじゃないのかねぇ?」
『・・・酔ってません?』
「べらぼうめぇ!おいらはまだ@¥$(♂$%'&%'$・・・」

ほとんど解析不能。

「って事は・・・もっとお客さんが増えるっちゅう事やね。」
『まぁ、結論から言えば、そうなるかもしれませんね。』
「ま、これからも忙しくなるって訳やね!頑張りや、客寄せパンダ君!」
『客寄せパンダって・・・。』

「もう一曲頼むよ!」 「いいぞー!」 「やれー!」

アルコールに酔っているお客の、乱暴なアンコール。
俺がこの店のアルバイトじゃなきゃ、確実に殴ってるな・・・。

『う〜ん・・・でもなぁ・・・。』
「もう一曲頼むで、客寄せパンダ君。」
『裕子さんまで・・・・わかりましたよ!』







お客の要望に答える形で、もう2曲演奏した。
68 :・・・・なんだかなぁ。 :2004/11/06(土) 18:37
演奏後に「取っといて。」なんて言われて、
いろんなお客さんからチップを頂いた。

その後、裕子さんにそれを渡そうとしたら・・・

「もらっとき。」
『いや、でもこれは・・・』
「それは、亮の演奏へのチップなんだから、亮がもらっとき。」
『・・・わかりました。』

なんてな事になって、結局俺が全額貰う事になった。

・・・・なんだかなぁ。
69 :電車の魔術 :2004/11/06(土) 18:39
店の後かたづけをして、駅まで電車で家へ帰る。

会社帰りのサラリーマンが、電車の魔術にかかって、こっくりこっくりと座席で居眠り。
OLさんも魔術にかかって居眠りしてるもんだから、
パンツが見えそうなぐらいに足が開いちゃって、無防備すぎ。

俺は、そんな魔術に掛からないように、立ったままで電車のドアにもたれかかる。

ドアから見える夜の街は、ネオンが綺麗って言えば綺麗だけど、
嫌になるぐらいに眩しくて、その中身なんて外からじゃ見えやしない・・・。

お金になるからって、自分のはいてる下着を、
その場で脱いで売ったりする女子高生。

同じく金欲しさに制服着て、歳誤魔化して、
40代前半のオッサンと、平気で体を重ねる30代のお姉さん。

たった一人のオッサンの手持ちの金狙いで、平気な顔して、
しかも多人数でオッサンの頭を鉄パイプで殴る同世代。

・・・目を塞ぎたくなるよ、ほんと。

外見は綺麗でも、中身が汚すぎ・・・嫌な街に住んでるんだなぁ。

・・・そんな風に思えた電車の中。
70 :ヴィンセント :2004/11/06(土) 18:40
本日分更新終了。
71 :なつまり。 :2004/11/08(月) 21:13
更新お疲れ様です。
読んでいく内に歌かギターかと思ったのですが、両方ハズレでした。
サックスとは・・・。
やることも考えも大人ですね、亮は。

次回もお待ちしてます。
72 :名無し飼育さん :2004/11/10(水) 13:08
うーん。魅力的ですね。
亮の世界に割りこんで?くるのは誰なんだろう?
いいかんじですよ!
次回も楽しく待ってます
73 :ヴィンセント :2004/12/04(土) 16:59
>>71
ギターにしようとも思ったんですけど、ありきたりかなぁ。
と思ったんでサックスに。
大人ですよねぇ・・・こんな高校生になりたかったです。(w

>>72
ありがとうございます。こんなんでも魅力的に見えますか?(w
割り込むのは誰なんでしょうねぇ?
なっちが無理矢理割り込んできてる気もしないでもないですけど。(w

本当に更新遅くて申し訳。
こんなペースがず〜っと続くと思いますが、よろしくお願いします。(?)
74 :翌日の朝 :2004/12/04(土) 17:00
ジリリリリリリリ!!

『う〜ん・・・・』

ジリリリリリリリ!!リン・・・・

目覚まし時計を止め、身体を起こし、上体を伸ばす。

『・・・今、何時だ??』

・ ・ ・ ・

「うわっ!!」

登校時間は8:30分まで。今は8:11分。
ここから学校まで全力疾走も20分はかかる・・・。

『遅刻するぅ〜!!』

すぐに制服に着替えて、家を出る・・・あ。

『鍵かけとかないと。』

鍵をかけて、左にある非常階段を下りる。
遅刻するかもって非常事態なんだから、使っても文句ないだろ!







家を出てから10分ぐらいだろうか・・・疲れた。
75 :天使?悪魔? :2004/12/04(土) 17:03
『もぅ・・・だめ。』

そんな時。

「何ダラダラしてんの?青年。」

後ろから声がした。振り向くと・・・

『また今日も派手な車に乗ってますね、裕子さん。』
「そう?これはコレクションの中でも割と質素な方だと思うで。」
『そのコレクションが全部派手だと思うんですけど・・・。』
「まぁ、全部外車やからね・・・で、どうする?」
『どうする・・・と言いますと?』

「・・・乗っていかへん?」

俺に天使が舞い降りたぁ・・・。

『ほんとですか!?助かったぁ・・・。』
「たーだーし!」
『・・・・嫌な予感。』

「一日デートしよ。」

前言撤回。

『えー。』
「じゃ、さよなら〜。」
『ま、待った〜!』
「・・・どするん?」

不敵に微笑む裕子さん・・・あなたの頭に悪魔の角が生えて見える・・・。
76 :Driver's high :2004/12/04(土) 17:05
『・・・今度の店の定休日にならいいですけど。』
「決まり!ささ、乗った乗った!」

ガルウイングの助手席を開け、裕子さんの車に乗り込む。

『助かったぁ・・・。』
「じゃ、飛ばすで〜!!」
『え・・・・?』

アニメの様にギアを素早く動かす裕子さん。まさか・・・・。

「ごぉ〜〜〜!!!」

裕子さんがアクセルを踏み込む。
勢い良く車が発進する!

『うわあぁぁぁぁぁぁ!!!!』







「到着〜。」
『・・・・。』
77 :裕子さんの秘密。 :2004/12/04(土) 17:06
「やっぱ朝は車の通りが少なくて最高やね〜。」

絶叫マシーンが苦手な俺にとってはかなり最悪でしたが・・・。

「さ、もうすぐHRの時間ちゃう?」
『少し気持ち悪いです・・・。』
「じゃ、保健室で休んでく?」
『え?』
「優しく介抱してあ・げ・る。」
『HRに行かせていただきまぁす。』
「なにぃ!」
『ありがとうございました、「中澤先生」。』
「いいから、はよ行き。」

前に触れた裕子さんのちょっとした秘密。
それは・・・・裕子さんはBARのマスターであり藤島学園高等部の保健の先生って事。
そんなに大した事じゃなかったでしょ?
78 :教室に入って・・・ :2004/12/04(土) 17:09
ほんの少しの気分の悪さを引きずり、HR前の騒がしい教室に入り、自分の座席に座る。

「おはよ。」

俺の席は校庭が見える窓側。
俺の隣の席に座っているのが・・・・

『朝から元気だな、お前は。』
「それがなっちの取り柄だも〜ん。」
『・・・・。』
「・・・どうしたの?じ〜っとこっち見て。」
『・・・・。』
「そんなに見られると・・・恥ずかしい・・・。」
『・・・・今日のなっち、可愛い。』
「えっ!?・・・・ほんと?ほんと?」
『嘘。』
「むぅ〜!!」

で、俺の席の右斜め前の席。
つまりなっちの前の席に座ってるのが・・・・

「こんな朝早くから夫婦喧嘩?妬けちゃうねぇ〜。」
『うるさいぞ、ちびっこ。』
「ちびっこ言うなぁ〜!!」
『じゃあ聞くけど・・・真里ちゃん、中学の時から身長は伸びましたかぁ?』
「・・・・。」
『ちびっこ〜。』
「くっそぉ〜!!」

♪キーン コーン カーン コーン♪

『あ〜・・・・眠〜い。』







「・・・ちゃん。」
『ZZZ・・・』
「・・・〜。」
『ZZZ・・・』

「「起きろぉ〜〜!!!」」
79 :次は体育か・・・ :2004/12/04(土) 17:10
『うわぁ!!』

「やっと起きたか。」
「おはよ、亮ちゃん。」
『なっちに真里か・・・・どしたの?』
「どしたの?じゃないでしょ!」
「次は体育の授業だよ?」
『体育・・・・そっか。』

HR後に体育の授業か・・・・何考えてんだ、この学校は。
80 :ヴィンセント :2004/12/04(土) 17:11
本日分更新終了。
81 :なつまり。 :2004/12/05(日) 01:54
お疲れ様です。
楽しみに待ってました。

中澤さんがマスターに保健の先生かぁ〜・・・って大したことありますよ!(?)
良いとこ取りじゃ無いですか!(??)
中澤さんに介抱された〜いなんて思ったり・・。

次回もお待ちしてます。
82 :ヴィンセント :2004/12/15(水) 18:35
>>81
お疲れさまです。
裕子さんの秘密、大した事ありました?(w
中澤さんに介抱されると解放されなくなりますよ?なんちゃって。(寒!
83 :まった〜り・・・ :2004/12/15(水) 18:37
とりあえず眠いし、めんどくさい。
そんな訳で自分の身体にいろいろな病気を付けて、授業を見学する事にした。

近くの芝生に寝転がる。
あぁ・・・・雲が静かに流れてるねぇ・・・・平和だぁ。

・・・・ん?
84 :見た事あるような・・・ :2004/12/15(水) 18:39
ふと右を向いてみると・・・
体育座りで芝生に座って、本を読んでいる眼鏡をかけた女子一人。

「・・・・。」

黙々と本を読んで・・・あ。

「何?」

じ〜っと見てるのに気づかれたみたい。

『いや、特に理由は無いんだけど』
「そ。」
『・・・・。』
「な、何?理由がないならそんなに見ないでくれる?」
『・・・・あ!』
85 :隣のクラスの秀才さん。 :2004/12/15(水) 18:40
「今度は何?」

身体を起こしてみる。

『どっかで見た事あると思ったんだ。』
「え?」
『「保田」さんでしょ?』
「そうだけど?」

毎回うっとおしいテストの結果発表の張り出し。
その上位で必ず見る名前。

『保田 圭(やすだ けい)』 俺達C組の隣のクラスD組の秀才さん。

メガネをかけて、本を読んでる姿はまさに優等生!って感じ。

『なんか病気なの?』
86 :意外な面 :2004/12/15(水) 18:41
「全然。なんで?」
『だって、ここで本読んでるから・・・。』
「体育は苦手だから、仮病でね。」
『ふ〜ん・・・。』
「何よ、その目は。」
『秀才さんにもそんな一面があるとはねぇ。』
「秀才だって、そんな物よ?」
『そうなのか・・・・。』

・・・・ん?
87 :優等生−眼鏡=かわいい。 :2004/12/15(水) 18:44
「今度は何??」

もしかしたら・・・・。

『・・・・。』
「・・・・。」

ひょい。

「ちょっ!ちょっと!眼鏡返してよ!!」
『やっぱり。』
「えっ?」
『保田さん、眼鏡しない方が可愛いよ。』
「っ!!」
『わっ!』

本を閉じ、眼鏡を無言で取って、俺と距離をとってしまった。

『怒っちゃったのかなぁ・・・?』
88 :・・・デジャヴってこういう事? :2004/12/15(水) 18:46
ま、いっか・・・・寝よ。







「・・・ちゃん。」
『ZZZ・・・』
「・・・〜。」
『ZZZ・・・』

「「起きろぉ〜〜!!!」」

『うわぁ!』

なんか・・・・さっきもこんな感じで起きたような。
これが・・・・デジャヴ??

「おはよ、亮ちゃん。」
『なっちか・・・どした?』
「どしたじゃないよ・・・授業終わったよ。」
「・・・そっか。」

眠たい目をこすり、身体を起こし、身体を伸ばし、立ち上がる。

・・・・ん?
89 :やっぱ変わってるな、この学校。 :2004/12/15(水) 18:47
なっちの横に立っている矢口に視線を移す。

「な、何?じ〜っと見て。」

それにしても・・・・

「あ〜・・・おいらのこの姿にクラッと来たかぁ??」
『いや・・・クラッとどころか、そんな姿だと小学生にも見えるなぁって。』
「なにぃ!!」

この学校は少し変わっている所がある。
それは・・・・体育の授業及び体育大会は女子はブルマだという事だ。
そのため、この学校の体育大会は他の学校の男子がこぞって見に来る一大イベントと化している・・・。

『はいはい、次の授業始まっちゃうよ〜。』
「くぅぅぅ〜!!!」

やっぱ矢口をからかうのは面白い。
90 :ヴィンセント :2004/12/15(水) 18:48
本日分更新終了。
91 :名無し飼育さん :2004/12/15(水) 20:07
ブルマーいい!
92 :なつまり。 :2004/12/19(日) 15:31
更新お疲れさまです。
保田さんのメガネ姿ってなんか新鮮ですね。
掛けたら頭良さそうなイメージですよね。
93 :ヴィンセント :2005/01/08(土) 19:27
>>91
ブルマは男のロマンですよね。(笑

>>92
お疲れさまです。
そうなんですよ。
保田さんは眼鏡かけたら頭良さそうな感じなんで、かけさせてみました。
94 :ヴィンセント@新年のあいさつ :2005/01/08(土) 19:39
あけましておめでとうございます。
今年も更新速度はグダグダですが、よろしくお願いします。

で、この場を借りて、ひとつアンケートを。

選択肢って出してみていいでしょうか?

例えば「なつみが一緒に帰ろうと誘ってきた。
    どうしようか・・・?」
A:一緒に帰る。
B:今日は一人で帰る。

の様に選択肢を出して、読んでくれているみなさんに選んでもらい、
票の多かった方の話を書いていく。

っていう形を取っていいかどうか知りたいです。
是か非かという意見だけでなく、様々な意見を聞いて参考にしたいと思います。

よろしくお願いします。
95 :なつまり。 :2005/01/14(金) 22:27
私は賛成ですね。

前に選択肢があった小説を見掛けたことがあるんですが、
残念ながらリアルタイムで参加出来なかったので、
今度は是非ヴィンセントさんの小説で参加出来たらなと思います。

ですが一つ注意点というか問題点というか。

選択肢が決まってそれに沿って物語を書く。
その選択肢によっては物語が壊れる可能性があると思うんですよ。
前見た小説は選択肢を選んで進めるゲームが元ネタとなっていた為、
やり直しが出来たと思うんですが、この小説はそういう訳にもいかないと思うので、
選択肢決定後の物語をある程度思い描いてから、出された方が良いと思いますよ。
(その作者さんも考えていなかった訳ではないと思いますが)

なるべく選択肢を多くして頂ければ、こちらにとっては選ぶ楽しみが増えますので。

では、長文失礼致しました。
96 :ヴィンセント :2005/01/15(土) 18:22
>>95
なるほど・・・。
貴重なご意見ありがとうございます。
97 :ちょっとしたアクシデント :2005/01/15(土) 18:25
あっ!という間に時間は過ぎ、昼休み。

『さぁ〜てと、学食にでも行くかな。』

そそくさと教室を出て、校舎の一階へと降りていく。

曲がり角を曲がって・・・・

ドン!!!

『うわっ!』
「きゃっ!」

俺の前方で女の子がしりもちを突いている。
どうやらこの子が勢い良く俺にぶつかったみたいだ。

『大丈夫?』
98 :少女マンガのワンシーン? :2005/01/15(土) 18:26
倒れているその子に手を差し出す。

「は、はい・・・大丈夫で・・・」

なんか・・・ものすごく見られてるんですが・・・

『あの・・・』
「・・・あ、すみません。」

俺の差し出した手を取る女の子。

『よっと。』

手をしっかり握り、女の子を起こす。

『怪我はない?』
「はい・・・大丈夫だと思います。」
『よかった・・・じゃ。』

食堂へ行こうとする・・・んだけど。

『・・・・あの。』
「はい?」
『手。』

ずっと握られてるんですが・・・・。

「あ!すみません!」

慌てた様子で手を離す女の子。

『じゃ。』

結構なタイムロス。
ちょっと駆け足で食堂へ向かいますか。
99 :ここの食堂について。 :2005/01/15(土) 18:29
購買の隣にある食堂は昼休みにはいっぱいになる。
メニューも豊富でオープンテラスもある。
そんな訳で女生徒には評判が良く、昼休みに食堂を使ってる大半は女生徒。
そんな昼休みの女生徒目的で来る奴もいるけどね・・・お、俺は違うぞ!

「せ〜んぱい。」
『ん?』

後ろから声と共に右肩を叩かれた・・・振り向いてみると・・・
100 :あら、偶然。 :2005/01/15(土) 18:31
「ども。」
『えっと・・・吉澤さん。』
「あ、覚えててくれてよかったです。」
『吉澤さんも昼食?』
「はい。友達が今日は食堂で食べよって。」
『ふ〜ん。』
「そっけないなー。」
『ははははははは・・・。』

「あ、よかったら先輩も一緒にどうです?」

続きを読む


掲示板に戻る 全部 次100 最新50

現在のスレッドサイズ:133454 byte

名前:

read.cgi ver5.27 + 0.02 (04/08/03)