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READY STEADY GO

1 :ヴィンセント :2004/09/08(水) 16:47
前に青板でやっていたのですが、
パソコンが壊れたため更新できず、そのまま落ちてしまいました。
こっちで頑張らせていただきます!
2 :are you READY?? :2004/09/08(水) 16:49
READY STEADY CAN'T HOLD ME BACK

READY STEADY GIVE ME GOOD LUCK

READY STEADY NEVER LOOK BACK

LET'S GET STARTED READY STEADY GO!
3 :始まりの合図 :2004/09/08(水) 16:50
『ZZZ・・・』
「・・・ちゃん。」
『ZZZ・・・』
「・・・ちゃんってば!」
『ZZZ・・・』

・・・ちゅっ

『ん・・・?』
「やっと起きた・・・。」

目の前に顔が・・・なんで真っ赤なんだ?
・・・ま、いっか。

『・・・なんでお前がここにいるんだよ?』
「亮ちゃんを探しに来たんだよ。」
『なんで?』
「なんでって・・・それは・・・」
『それは?』
「そのぉ・・・」
『その?』
「・・・もう、いいじゃん!そんな事!」
『そこまで言っといてお前、逆切れはねぇだろ!』
「だってうまく言えないんだもん!」
『じゃあ答えようとするなよ。』
「だって、亮ちゃんが『なんでここにいるんだ?』なんて言うから・・・」
4 :紹介。 :2004/09/08(水) 16:51
俺は亮。『萩嶋 亮(はぎしま りょう)』

『藤島学園高等部』の2年生。

ここは、その『藤島学園高等部』の校舎の屋上。

・・・で、俺の事を

「亮ちゃんってば!」

って言ってるのが・・・

茶髪のショートヘア。背は俺の肩ぐらい。
笑うと可愛い、すねると手がつけられない。

『安倍 なつみ(あべ なつみ)』 俺と同じく『藤島学園高等部』の2年生。

まあ・・・『ある出来事』があってから、俺にくっつく様になっちまったんだけど・・・
それは追々って事で・・・。

結構男子から人気があるらしく、よくクラスの奴からいろいろ聞かれる。

好きなタイプはどんな奴だ?

とか

好きな食べ物は?

とか

どんな下着付けてるんだよ?

とか

・・・んな事、俺が知るか!!

「亮ちゃん!!」
5 :とりあえず移動。 :2004/09/08(水) 16:52
『な、何だよいきなり!?そんな大声出して。』
「どうしたの?ぼぉ〜っとして・・・」
『ん?・・・別に。』
「・・・変なの。」

♪キーン コーン カーン コーン♪

『授業、終わったな。』
「そうみたいだね。」
『さってと!』

体を起こして立ち上がる・・・やっぱりなつみも立ち上がる

『めし食おう!めし!』
「もぉ・・・亮ちゃんは何のために学校に来てるの?」
『ん〜・・・めし食うため?』
「む〜・・・。」
『何ふくれてんだ、行くぞ!』
「あ〜!待ってよぉ〜!」
6 :ヴィンセント :2004/09/08(水) 16:53
本日分更新終了。
7 :名無飼育さん :2004/09/09(木) 02:06
こっちに来たんですか!
楽しみにしてます!
8 :名無飼育さん :2004/09/09(木) 21:58
パソコンが壊れちゃったんですか・・・
でも、また見れるということがうれしいです。
応援してます!
9 :ヴィンセント :2004/09/13(月) 21:28
>>7
はい、来ました。こういう板が出来てたんで。(w
楽しくなってくれれば、これ幸いです。

>>8
そうなんですよ・・・ウィルスが入っちゃったみたいで・・・。
応援ありがとございます!頑張って行きます!!そこそこに。(w
10 :我が友人。 :2004/09/13(月) 21:31
なつみと一緒に屋上からの階段を下りて、校内に戻ると・・・

学校の生徒の皆々様・・・特に男子生徒が慌ただしく行動している。
まぁ、購買部の人気商品目当てだろう。

・・・と

俺を見て立ち止まり、こっちに近づいてくる男が一人・・・。

「亮!お前今までどこ行ってたんだよ!」
『ん?・・・屋上で寝てたけど。』
「ったく・・・つくづくうらやましいよ、お前という男が・・・ん?」

今時貴重?な黒髪。
俺が身長175cmだから、180cmぐらいかな?
額に切り傷がある青年。

俺の友人の『寺崎 慎司(てらさき しんじ)』
我が『藤島学園高等部』の自慢が一つ
『常勝軍団』藤島学園高等部バスケ部の男子バスケ部のキャプテン。

・・・だからか?
こいつがモテるのは・・・。
11 :・・・・? :2004/09/13(月) 21:32
慎司の視線がふいになつみの方へ・・・視線がこっちに戻り、怪しく笑う・・・。

『なんだよ、急にそんな顔して・・・気持ち悪!』
「そういう事かよ、おい!言ってくれればいいのによ〜!」

俺の胸を肘で軽く、何度も叩く・・・というかつつく。

『はぁ?』

今度は急に俺の腕を取り、物陰に俺を連れ込む・・・
12 :バカな友人。 :2004/09/13(月) 21:33
『いてて・・・いってぇよ!引っ張りすぎなんだよ、腕!・・・で?何?いきなり。』
「お前も大胆な野郎だなぁ、おい!」
『・・・何が?』

「授業サボって、恋人と昼間から×××や×××かぁ、おい!」

・ ・ ・ ・

ガンッ!

「いってぇ〜!!」

思いっきり頭をげんこで殴ってみました。

「何すんだよ、いきなり!」
『どこに白昼堂々と、学校の屋上で秘め事する奴がいるんだよ。』
「お前だったらやりそうだけどなぁ・・・。」
『しねーよ!』
「またまたぁ!」

慎司が肘で胸をつついてくる・・・なんでこんな奴がバスケ部のキャプテンなんだろう?

『はいはい・・・で、お前購買に用があったんじゃねぇの?』
「・・・あぁーー!!そうだったぁーー!!」
『馬鹿一人発見。』
「じゃあなぁ〜!!」

走り去っていく慎司。
購買部一番人気の商品『チーズカツサンド』が目当てだろうが・・・ご愁傷様です。

『はぁ・・・無駄なカロリー消費したよ・・・。』
13 :いやな予感・・・ :2004/09/13(月) 21:34
「・・・わっ!」

『うわぁ!!』
「あははははは・・・・」
『おどかすなよ、お前よぉ・・・。』
「ごめんごめん、あはははは・・・・で?何だったの?慎司君。」
『ん?・・・別に。』
「怪しいぞぉ〜??」
『知りたいの?』

無言で二回ほどうなずくなつみ。

『ほんとに?』

無言で二回ほどうなずくなつみ。

『はぁ・・・。』

しゃーないな。
14 :やっちまいました。 :2004/09/13(月) 21:36
『屋上で、俺とお前が×××や×××してたんじゃないか?だってさ。』
「・・・・。」

案の定、顔を真っ赤にして俯いてしまったなつみ・・・。
だ・か・ら、はぶらかしたのによぉ・・・。

「・・・・。」
「(そうだ!今の内に・・・)」

購買へと向かうとしましょうか。

『おっ?』

前に進もうとしたんだけど・・・左腕が引っ張られ、体が前に行かない・・・。

「・・・どこ行くの?」

振り向くと、なつみが俺の制服の左腕の袖を引っ張っている・・・。
しかも・・・目を潤ませながら・・・上目使いで。

『い、いや、購買に。』
「置いてこうとしたでしょ?」
『えっ?い、いや、そ、それは、そのぉ・・・』
「・・・・。」
『はい、置いていこうとしました、ごめんなさい。』
「・・・ぐすっ・・・。」

あ〜・・・泣き出しちゃったよ・・・。
うわぁ・・・近くを通る女子の皆さんの、つめた〜い視線がと〜っても痛い・・・。
15 :学園のマドンナ :2004/09/13(月) 21:37
『いや、だから、謝ってるじゃんか、な?』
「・・・ぐすっ・・・うぐっ・・・」
『はぁ・・・まいったなぁ・・・。』

「また泣かせてる!亮は得意だねぇ、なっち泣かせが。」

『あ!「圭織」じゃん!ちょうど良かったぜ。』

長身で茶髪のロング。
制服姿がとてもそそる・・・もとい・・・とても似合う女子高生。

それが今、俺の目の前に立っている『飯田圭織(いいだかおり)』
『藤島学園高等部』の自慢が一つ
『常勝軍団』藤島学園高等部バスケ部の女子バスケ部のキャプテン。

そのパーペキなプロポーションから異性はもちろん。
その性格の良さから同性にも人気がある。
要は『この学園のマドンナ的存在』・・・かな?
16 :密談。 :2004/09/13(月) 21:38
「ちょ!ちょっと!!」

圭織の腕を掴んで、なつみから少し離れた所へ連れていく・・・。

『頼む!何とかなっちを泣きやませて!!』
「え〜!あたしが!?」
『今はお前しかいないんだよ、頼む!』
「う〜ん・・・・考えてもいいけどぉ。」
『(・・・やな予感。)』
「・・・昼食三日間おごるって事でどう?」
『うわぁ・・・きっついなぁ・・・。』
「安いもんでしょ?」
『・・・はぁ・・・しゃーない、それでお願い。』
「まいどあり。」
17 :雨降って地固まる? :2004/09/13(月) 21:39
圭織がいまだに泣きじゃくる(?)なつみに近づいて、いろいろと語りかけている。
・・・その姿はまるで子供と母親。

あ、泣きやんだ・・・あ、こっち来る。

「はい、泣きやんだなっち一つね。」
『人を売り物みたいに言うなよ。』
「あははははは・・・ついつい。」

圭織の家は八百屋さんで、時々、店を手伝ってるみたい。
そんな時は売り上げが通常の3倍にまで跳ね上がってるらしい。

『なつみ。』
「・・・・。」

思いっきり上目使いなんですが・・・ちょっと顔も赤いし・・・。

『なつみ?』
「・・・・。」

なんか・・・また目が潤んできたんですけど・・・?

「圭織。」
「な、何?なっち。」
「話と違うじゃん!」
「あ、いや、それは、そのぉ・・・」

上目使いで目を潤ませて、さらに頬を膨らまして圭織を見つめるなつみ。
んでもって、そんななつみに見つめられてあたふたしてる圭織。

・・・何があったんだ?

『圭織。』
「な、何?」
『お前、なつみに何吹き込んだんだ?』
「失礼ね!吹き込むだなんて・・・
 私は『これから亮がなっちを恋人らしく「なっち」って呼ぶから許して!だって。』って・・・。」
『そんな事勝手に吹き込むな!』
「だってぇ、それしか方法見つかんなかった・・・。」
『はぁ・・・お前を頼った俺が未熟だった・・・。』
「・・・すんません。」

『・・・はぁ・・・もうこんな時間、早くしねぇとなぁ・・・
 ほら!いつまでもすねてねぇで、行くぞ「なっち」!』

「!! 今・・・亮ちゃん・・・なんて?」
『ほら!早く行くぞ・・・「なっち」。』

なんか・・・恥ずかしい。
背を向けながら、俺はなっちへ手を差し出す。

「・・・うん!!」

差し出した腕に抱きついてきたなっち。

抱きつく強さと声のトーンから、なんとなく・・・
なんとなくだけど・・・なっちが満面の笑顔を浮かべているのが分かった。
18 :ヴィンセント :2004/09/13(月) 21:40
本日分更新終了。
19 :なつまり。 :2004/09/13(月) 21:59
更新お疲れ様です。
こういう文章を常々書きたいなと思うのですが、中々うまくいかないなつまり。という者です。
初めまして。
スキだという態度丸出しのなっちが可愛らしいです。
いいですね、こんなの。
更新お待ちしております。
20 :ヴィンセント :2004/09/20(月) 20:37
>>19
はじめまして。
表現がいまいちうまくいかないヴィンセントです。(w
なっちのキャラはほぼ100%作者の願望ですから。こういうなっちいいなぁって。(w
これからもよろしくお願いします。
21 :放課後・・・ :2004/09/20(月) 20:38
あれから大変だった・・・。
なっちが何度も何度も「もっかい呼んで。」って・・・。
はぁ・・・・疲れる。

そんな今は放課後。
なぜか、な〜んにもやる事の無い俺は、
なぜか、教室でぼけ〜っとしてる。

♪なんでだろ〜、なんでだろ〜、なんでだ、なん・・・

「亮!」
『うわぁ!』

もうちょっとで歌いきれたのに・・・って・・・

『なんだよ、慎司・・・いきなり大声で。』
「・・・・。」
『なんだ!って聞いてんだよ?』

ザッ!

と、勢い良く頭を下げる慎司。
・・・嫌な予感を・・・とてつもなく感じる。

「頼む!力貸してくれ!!」
『・・・どういう事だよ?』

体勢はそのままで、顔を上げる慎司。

「実はさ・・・」
22 :嫌な予感の内容。 :2004/09/20(月) 20:40
慎司の話は脱線が多くて、長くなったんで、簡単にまとめると・・・

顧問が紅白戦をすると言いだして、
さらには男子バスケ部と女子バスケ部のスキルアップを狙って、男女混合で行うらしい・・・。
で、くじびきで紅組か白組かを決めたらしいが、
男子バスケ部の主力メンバーと女子バスケ部の主力メンバーが固まってしまい、
顧問に抗議をしたが、受け入れられなかったらしい・・・。
で、それなら助っ人を連れてきていいですか?との慎司の申し入れを顧問が受け入れたらしく、
こうして俺を呼びに来たらしい・・・。

いろいろとおかしい所があるが、あえてツッコまないでおこう。
23 :交渉成立って事で。 :2004/09/20(月) 20:41
「頼むよ!あの顧問をぎゃふんと言わせてやりたいんだよ!」
『う〜ん・・・やってもいいけどよ・・・。』
「マジでか!?」
『報酬次第・・・だな。』
「う〜ん・・・・わかった!まかしとけ!」
『決まりだな!』

慎司の掲げた手を叩き、空中でクラップさせる。
普通に言えばハイタッチってやつ?言い方が分からないんだよ。
バスケをやってた頃から仲間と意気投合する時は自然に起こす行動だ。

「頼むぜ!『シューティングスター』!!」
『・・・『元』だよ、『元』。』

「シューティングスター」については、なっちが俺につきまとう事になった「ある出来事」の時にでも話すよ。
24 :GET's! :2004/09/20(月) 20:44
藤島学園高等部 体育館

「おっまたせぇ〜!!」

体育館中に響く慎司の声・・・うるせぇなぁ。

俺は慎司に言われて、慎司の背中に隠れている。
バスケ部の皆様達を驚かせようとしているんだろうけど。

「どこ行ってたんすか?キャプテン。」
「言ったろ?弱小になっちった紅組を救う頼もっし〜い助っ人を呼んでくるって。」

なんちゅう表現だ・・・。

「そんな人間、バスケ部以外にいる?」

圭織の声が聞こえた・・・驚きの表情が楽しみな一人だ。

「圭織の言うとぉ〜り!男女バスケ部レギュラーの集まった白組に、
 どこかの誰かが一人入った所で、勝てる訳無いじゃんか!」

この声は・・・「あのチビッコ」か。
・・・こいつの驚きの表情が一番楽しみだ。

「それでは、皆さんに紹介しましょ〜!この方!」

ゲッツ!なコメディアンの様に横へ移動するな!
と心の中でツッコミつつも、そのノリに乗る事にした。

『ゲッツ!!』

腰を落として大股開き、両手を拳銃の形にして前方へ向ける。

「・・・・。」

体育館内の空間の流れが止まった・・・そんな気がしたのは、気のせい?

「・・・・。」

口をぽっかり開けて、目を見開いて、まさに驚いてますって表情の圭織。
・・・ナイスリアクションです。
25 :ちいさな親友。 :2004/09/20(月) 20:45
「えぇぇぇぇぇぇ!!!!」

俺の目の前でとっても驚いているこのチビッコ。
お前・・・ナイスリアクションすぎ。

髪はショートで金色に染めている。
身長は150cmも無いが俺と同学年。

そんなこいつが『矢口真里(やぐちまり)』

『藤島学園高等部』の自慢が一つ
『常勝軍団』藤島学園バスケ部の女子バスケ部不動のレギュラー。

こいつのずば抜けた明るい性格には、俺はついていけない。
黙ってりゃ、可愛いんだけどねぇ・・・。
26 :俺と慎司と圭織と真里。 :2004/09/20(月) 20:47
『どうした?真里・・・そんな大声出して。』
「だ、だって!あんたが入ったら、話にならないじゃん!」
「けど真里ちゃんよぉ!先生は助っ人認めたぜぇ〜?」

慎司の鼻につく様な言い方。

「ムカつく〜!」
『・・・子供のケンカだな。』
「私はいっこうに構わないよ。」
「圭織〜!」

ゆっくりと俺に近づいてくる圭織・・・。
そのまっすぐな瞳に・・・なんか、吸い込まれそうになった。

「久々だね。亮の『ダンス』が見れるのは。」
『何年かバスケから離れてたんだ。昔の面影は、無くなってると思うぜ。』
「いいんだよ・・・また見られるってだけでも。」
『・・・そうなの?』
「そうなの。」

ふと、慎司と真里の方へ目を向ける・・・

「♀$%)◆△▽※¢@¥$(♂$%'&%'$!!!」
「∠√♪)±÷×¢#&&@)§$%'&%'$!!!」

なんか言葉にならない事を言い合っている。
・・・ほんとに子供だな、二人とも。
27 :ムカつき度120%! :2004/09/20(月) 20:49
「おい!!」

太い声が体育館に響き、体育館内の全ての音が止まった。

「始めるぞ。」

バスケ部顧問の山崎が言い放つ。
・・・ゆっくりと俺に近づいてくる顧問の山崎。

「寺崎が連れてきたぐらいだ、相当の実力なのかもしれないな・・・。」

山崎の顔を見るしか出来ないほどの・・・威圧感。
ここのバスケ部が「常勝軍団」な意味が、分かった気がする。

「だが・・・うちのバスケ部のレギュラーは男女共に最強だ。
 君一人が入った所で、レギュラー達に勝てるとは思えないな。」

後方へ振り返り・・・

「まぁ、せいぜい楽しませてくれ。」

捨てぜりふと共に、スコアボードの近くの椅子へ向かっていく・・・。

『・・・ムカつく。』

久々に、体の中に熱い物がこみ上げた。
今なら・・・120%以上の力が発揮できそうだ!
○ブ・○ップにも勝て・・・・そうもないな。
28 :試合開始! :2004/09/20(月) 20:50
「全員整列!」 男子バスケ部員の審判員が声をかける。

コートのセンターラインを挟むように、紅組と白組が整列する。
キャプテンのポジションには慎吾と男子バスケ部の副キャプテンが向かい合う。
慎吾の右隣に俺がいて、その俺の向かい側には、人を見下した様子の笑みを浮かべる男子部員。

・・・・数分後が楽しみだ。

「今から紅白戦を行います、全員、礼!」

「「「「お願いします!!」」」」 体育館に響く10人の挨拶。
29 :ヴィンセント :2004/09/20(月) 20:51
本日分更新終了。
30 :なつまり。 :2004/09/20(月) 22:14
更新お疲れ様です。
次回はバスケですか、楽しみです。
飯田さんと矢口さんがどんなプレーを見せてくれるのか・・。

・・・メンバーって男女混合で良いんですよね?
31 :名無飼育さん :2004/09/22(水) 21:59
試合楽しみデース♪
32 :名無し :2004/10/05(火) 02:51
更新乙です!
主人公のプレイが楽しみです!主人公中心のからみがとってもいいですね!次回も楽しみにしてます。
33 :ヴィンセント@お詫び :2004/10/05(火) 18:20
大変遅れて申し訳です。
実は・・・バスケの部分は主人公をちょちょいと活躍させただけで、
飯田さんと矢口さんは全く関係ない場面だったんですが、
皆様期待してくださってる(?)みたいなんで、追加してました。
そしたら、だいぶ日にち経っちゃいました。ほんとに申し訳。

>>30
バスケでございます。
飯田さんと矢口さんは体格を生かした(?)プレイになってると思います。
・・・多分。
一応 紅組:亮・慎吾・男子バスケ部員A・女子バスケ部員A・B
   白組:男子バスケ部副キャプテン・圭織・真里・男子バスケ部員B・C
がスターティングメンバーです。

>>31
そんなに期待しないでください。(w
主は恋愛ですので、バスケは極力減らしていきたいんで。
(ほんとは表現がうまく出来ないから、書きたくないんです・・・)

>>32
念のためにもう一度。そんなに期待しないでください。(w
楽しんでもらえるように頑張ります。

明日には更新出来ると思いますので、よろしくお願いします。(?)
34 :試合前のミーティング :2004/10/06(水) 21:37
それぞれコートに散って、紅組白組共に円陣を組んで、作戦会議。

「いいかみんな・・・ボールが渡ったら出来るだけ、こいつに渡せ。」
『はぁ?』
「お前は俺達を勝利に導いてくれる助っ人だ!お前に活躍してもらわないとな。」
『あのなぁ、俺はもう一線を退いてんだ・・・すぐにカンは取り戻せねぇよ。』
「だからこそだ。
 お前に少しでもボールを持ってもらって、カンを取り戻してもらうんだよ。」
『・・・・。』
「どうしたんだよ?そんなに見つめて・・・気持ち悪い。」
『いや・・・別に。』

慎司がバスケ部のキャプテンな理由が、少しだけ分かった気がする。

「・・・よっし・・・行くか!」

「「『おう!!』」」 気合いを入れる俺達紅組。
「「「おう!!」」」 俺達の反対側で気合いを入れる白組。

いよいよ・・・決戦だ!
35 :最初が肝心。 :2004/10/06(水) 21:39
それぞれが自分のポジションにつく。
とりあえず俺は亮の真後ろの位置へ。

ジャンプボールは紅組の慎吾と白組の男子バスケ部副キャプテン。
二人の身長差はほとんどない、どちらが制してもおかしくない状態だ。

ピィーーーーー!!!!

試合開始のホイッスルと共に、ボールが審判の手で宙を舞う。
二人がほぼ同時に飛び上がる!

『・・・どっちだ?』

空中でバン!とボールを弾く音がした。

「亮!」

俺を呼ぶ声・・・弾いたのは慎吾!
俺の元に、ボールが吸い込まれるかのようにやってくる。

バン!

両手でしっかり掴む・・・この感覚だ!
すぐにドリブルでゴールに向かって走り出す。
36 :流星 :2004/10/06(水) 21:41
一人抜き、また一人抜いた所で、
俺の前にさっき笑みを浮かべた男子部員が立ち塞がる。

「抜けるかい?ど素人さん。」
『(・・・カッチーン!!)』
「どうしたぁ?」
『・・・・調子乗んなよ、格下が。』
「あん?」

俺は右に抜けようとする。
男は左に移動し、俺に立ち塞がる。

「甘いぜ、ど素人!」
『だから格下なんだよ。』

俺は男の右側を抜けて、ゴール下へ。

「クロスオーバー!?」

ガチャン!というパイプ椅子の音と共に、顧問の山崎の声が聞こえた。
俺は意に返さず、そのままレイアップシュートへ持ち込む・・・・

「させるか!!」

白組一の身長の男子バスケ部副キャプテン。
俺の行く手を阻む!

『甘いってば。』

ボールを下げ、副キャプテンの脇を通し、ボールをゴールへと運ぶ。

「ダブルクラッチ!?」

副キャプテンの驚いた声が俺の耳に入ってくる。
そんなに驚くような事じゃねぇと思うんだけど・・・。

ボールは吸い込まれる様にゴールへ。

「「「・・・・。」」」 体育館中の音が一瞬止まる・・・。

『うっし!』
37 :ちびっこ盗賊 :2004/10/06(水) 21:43
試合開始後8分経過
紅:17点 白:15点

「よっしゃ!一本いこ!」

慎吾がボールを弾ませながら、歩いている。
その間に紅組はフォーメーションを組み立てる。

「ほい。」

紅組の男子部員にボールを渡す。

「行かせないもんね。」

矢口が前に立ち塞がる。
・・・背が低いので立ち塞がっているかはわからないが。

『お。』

男子部員が矢口を抜き去った・・・が。

「あれ??」

不思議がっている男子部員。その手にはボールは無い。
その後ろで・・・

「そっこ〜!!」

矢口がドリブルで攻め上がる。

『伝家の宝刀ですか。』

そう。矢口の得意とする技「スティール」をばっちり決められたのだ。
矢口のスティールは一級品。俺もしょっちゅうやられたなぁ・・・。
38 :美しき狙撃手 :2004/10/06(水) 21:44
試合開始後19分後
紅:34点 白:33点

矢口がスティールをまた決めてボールを奪い、ドリブルで突っ込んでくる。

『おっと。』

前に立ちふさがる俺。

「絶対に抜いてやるぅ!」
『過去に俺を抜いた事あったっけ?真里ちゃん。』
「くそぉ〜!」

「矢口!」

後ろの方から矢口を呼ぶ声が聞こえた。
それと同時に声の聞こえた方へ向け、矢口がボールを投げる。

しっかりボールを掴む人物。それは・・・

「ナイスパス。」
『圭織か!』

あいつがパスを要求する時は必ず狙ってくる。

『3ポイント。』

圭織が綺麗なフォームでシュートを放つ。
ボールは美しい放物線を描き、ゴールに吸い込まれた。

「ナイス3ポイント!」

矢口がはしゃぐ。
無言でうなずく圭織。
やられたぁって顔してる紅組の面々。

やられたぁって顔したんだろうな、俺も。
39 :そんでもって・・・ :2004/10/06(水) 21:45
時間は過ぎ・・・

40 :試合終了! :2004/10/06(水) 21:47
「72対59で、紅組の勝ち!」

「「「「ありがとうございました!!」」」」

俺達は勝った・・・常勝軍団ドリームチームに・・・。

「さっすが亮様!やってくれましたねぇ!」
『・・・たまたまだよ。』
「ご謙遜!ご謙遜!」

紅組の仲間(っていうか慎吾だけ。)と喜びを分かち合っていると・・・
41 :ボーイッシュな後輩 :2004/10/06(水) 21:48
前から女子バスケ部の子だろうか?
こっちに向かって歩いてくる・・・・タオルを持って。

「お疲れ様です!先輩!」

タオルを差し出す女子バスケ部の子。

「おっ!サンキュー!」

慎吾がタオルを取ろうとすると・・・

サッ!

っとその手を避けるようにタオルを手前に引く。

「なぬ?」
「このタオルは、そちらの先輩に使ってもらいたいんです!」
『お、俺?』
「はい!」

とびっきりの笑顔で俺を見る・・・結構可愛い。

茶髪のショートヘアで、もちろん今はジャージ姿。
背は圭織ぐらいで、顔にほくろがちょっと多いかな?
見た目ボーイッシュな女の子。

「あ、私!『吉澤ひとみ(よしざわひとみ)』って言います!」

まさにスポーツ少女!って感じだ。

『じゃあ、遠慮なく使わせてもらうよ。』
「はい!」

タオルを嬉しそうに差し出す吉澤さん。
それに応えて(?)タオルを受け取る俺。

なんか・・・少女マンガみたい・・・。
42 :もう一戦行きますかぁ! :2004/10/06(水) 21:50
「おいお〜い!!」
『なんだよ、いきなり!耳元でうるせぇなぁ。』
「二股はいかんぞ!二股わぁ〜!!」
「えっ?先輩、彼女いるんですか・・・?」
『あのなぁ、慎司・・・なつみとは、別にそうゆう仲じゃ無いから。』
「またまたぁ!あんな事やこんな事してんだろぉ?」

堪忍袋の緒が切れるっていうのは、こんな感じなんだろう。

『・・・その首へし折ってやるわぁ!!』

慎司の背後に回り込んで、スリーパーホールド!
慎司の両腕が宙をさまよう。

『どうだぁ!!』 30%ほどの力で。

「うー!うー!!」

『まだまだぁ!!』 50%ほどの力で。

「・・・ギブ、ギブ!!」

俺の腕を早押しクイズのボタンの様に素早く何度もタップ。
約10秒、スリーパーホールドで萩嶋選手の勝ち。

『ったく・・・。』

しぶしぶ腕を外す。
慎司はすぐさましゃがみ込んで、むせている。

無駄な汗かいた・・・吉澤さんのタオルが役立つ。
43 :そうかもだし、そうじゃないかもだし。 :2004/10/06(水) 21:52
「あの!」
『うわぁ!』

急に声をかけられてびっくりした。
吉澤さんの事忘れてた・・・。

「彼女・・・いないんですよね?」

上目使いで聞いてくる・・・。

『あぁ!』

なぜか胸を張って答えてしまった。

「・・・よかった。」
『ん?なんか言った?』
「いいえ!なんにも。」
『・・・そっか。』

吉澤さんと話していると・・・
44 :お疲れさんです。 :2004/10/06(水) 21:54
「おつかれ。」

タオルで汗を拭きながら、こっちに歩いてきた。

『おう、圭織。』
「錆び付いてなかったね、バスケのテクニック。」
『以前のキレは、無くなってたと思うけど?』
「そんな事ないよ・・・・全然変わってない。」
『気分が悪そうなキャプテンはどう思う?』
「・・・だいじょぶ・・・十分・・・。」
『・・・だってさ。』
「ははははは・・・・」
『ははははは・・・・』
「・・・ねぇ?」

圭織がまっすぐ俺を見つめる・・・。

『ん?』
「もっかいさ・・・バスケする気、ない?」

言うと思った。
45 :今のままでいいや。 :2004/10/06(水) 21:54
『・・・・ない。』
「えぇ!?先輩がいれば常勝に拍車がかかるってもんじゃないですかぁ!!」
『バスケしてる時よりさ、今の気楽な方が楽しいからさ。』
「そうですか・・・。」

吉澤さんの顔が少し悲しそうに見えた。

・・・ん?
46 :カッチーン!!(怒 :2004/10/06(水) 21:56
正面の方から人が歩いてくる・・・顧問の山崎だ。

「・・・・。」
『お疲れさんです。』
「・・・正直驚いたよ。」
『・・・うっす。』
「どうだ?バスケ部に来ないか?」

俺の中の何かの逆鱗に触れたみたいだ、こいつ。

「そうすれば、この・・・」

『お断りさせて頂きます。』

「何?」
『試合前に先生は言いましたよね?
 「このバスケ部のレギュラーは男女共に最強だ、
  俺一人が入った所で勝てるとは思えないな。」
 ・・・ってね。』
「それは・・・・」
『つまり、俺がいなくてもこのチームは最強。別にいなくてもいいでしょ?俺。』
「・・・・。」
『なので、お断りさせて頂きます。』

俺は山崎から離れた・・・。
あいつの悔しそうな顔・・・俺の中の何かがほくそ笑んでいる。
47 :このままでいいんです。 :2004/10/06(水) 21:57
「ちょっと!」

後ろから圭織が走ってきた。

『何?』
「あんな言い方ないんじゃない?」
『意見をコロコロ変える奴は嫌いだし、人を見下す様な奴も嫌いだから。』
「だけど・・・」
『それに・・・俺にはもうバスケは必要ないかな。
 今の方が、なんか・・・こう・・・充実してる!って感じだからな。』
「・・・そっか。」

圭織の表情が悲しげになったように見えたのは、気のせいだろうか?

・・・あれ?
48 :うわぁ・・・ :2004/10/06(水) 21:58
『そういえば、真里は?』
「矢口なら、あそこ。」

圭織が体育館の端を指差す・・・いた。
うっわ〜・・・真里の周りにどんよ〜りした空気が流れてるなぁ・・・。

『なんだ?あれ。』
「試合に負けるといっつも。翌日の朝練には治ってるけどね。」
『・・・ちょっと行ってみるわ。』

ねぎらいの言葉をかけるために近づいてく俺。
でも・・・なんか・・・こっちまで空気に飲まれそう・・・。
49 :こんなんだっけ?こいつ。 :2004/10/06(水) 22:00
『よう!真里。』
「・・・負けた・・・負けたよ・・・しかも惨敗じゃん・・・」

なんか、一人でつぶやいている。
・・・こんなんだったっけ?真里って。

『勝負は時の運って言うだろ?たまたまだよ、たまたま。』
「運・・・運に見放された・・・だから負けたんだ・・・運が無いんだ・・・」
『・・・・。』

より一層深みへとはめてしまった・・・。
恐るべし・・・矢口真里ネガティブモード。

『元気出せって!ほら、片づけ始めっぞ!』

手を差し出す俺。
真里はしぶしぶ手を伸ばして、俺の手を掴む。

『よいしょっと!』
「・・・・。」

俯いたままの真里・・・なぜだろう・・・放っておけない気分。
50 :簡単だな、おい。(笑 :2004/10/06(水) 22:01
『・・・帰りになんかおごってやるから、元気出せって。』
「・・・ほんと?」
『男に二言はねぇ!』
「・・・・。」

また黙っちゃった・・・なんか、まずい事言った?

「・・・パフェ。」
『は?』
「学園前駅の近くの喫茶店のDXフルーツパフェね!」

真里が顔を上げる。
なんか、とっても力が隠った表情をしてる・・・なんか怖い。

『・・・わ、わかった。』
「やったぁ!!よし!そうと決まればさっさと片づける!ほら、急いで急いで!」

いつもの真里に手を引っ張られ、バスケ部の片づけを手伝う事に。

・・・なにはともあれ、よかったよかった。
・・・なんて思ったのは、その時だけだった。
51 :ヴィンセント :2004/10/06(水) 22:02
本日分更新終了。
52 :なつまり。 :2004/10/06(水) 22:11
更新お疲れ様です。
リアルタイムで読ませて頂きました。
すごいですね、ダブルクラッチに一級品のスチール、それに正確なスリー。
見てみたいって思いますね。
亮はバスケ部に入れば良かったのにって思ったんですけど、これで良かったなとも思っています。
次回もお待ちしてます。
53 :ヴィンセント :2004/10/19(火) 19:58
>>52
ありがとうございます。
自分も正確かつ華麗な飯田さんの3Pシュートは見てたいかも。(w
亮は入りたかったんですが、入れなかったんです・・・けど、それはまた別のお話。(w
54 :片づけ終了のち放課後。 :2004/10/19(火) 20:01
片づけが終わった後、
真里に連れられて駅前の大通りの喫茶店で、
予告通りのDXフルーツパフェ。

・・・でか!

ってな感じでさ、
そうだなぁ・・・真里の身長の半分ぐらいとでも言っておこう。

で、結局真里一人で食えなくなって、俺も消化作業に参加・・・30分ぐらいかかった。

・・・予想以上に腹にたまってる・・・重い足取りで家路に着く。
55 :俺の状況。 :2004/10/19(火) 20:02
俺の住んでいる所は一般に言う「高級マンション」って所だ。
15階建てで、駅前から歩いて徒歩20分ぐらい。
よく知らないんだけど2LDKとかいう奴みたい。

ペットも飼っていいとかで、高級そうな犬連れた高級そうなおばさんをよく見かける。

俺が住んでいるのは10階の一番端っこ。
なんかあった時には非常階段が玄関を出てすぐ左にあるから便利。

俺がそんな所に住んでいるのは親のおかげ。

父親はアメリカの大手コンピュータ会社の社長の右腕として働いており、
社長から絶大なる信頼を得ている。

母親は日本の大手製薬会社の薬品開発部の主任。
会社の近くにマンション借りて生活してるから、めったに帰ってこない。

そんなとんでもなく上の上な夫婦から生まれたのがこの俺。
普通・中の中。それが俺。

俺にはこだわりがあって、エレベータを使わずに階段で10階まで上がる。
なぜならこのマンションにはジンクスがある。

「一息もつけずに10階まで行ければ、明日はいい事がある。」

なんてね。勝手に作ったジンクス。







はぁ・・・7階の途中でストップ。明日も普通っぽい。

10階に到着。
沈む夕日を見つめながら、他の部屋を通り過ぎていく。
56 :帰宅・・・そして・・・ :2004/10/19(火) 20:04
・・・着いた。
俺の住居の「1007号室」に。

鍵を開ける。
ガチャリという鍵の開いた音。
ゆっくりとドアを開ける。

『ただいまぁ。』

なんとなく言ってみた。
当然、返事はない。あったら怖い!

『はぁ・・・気持ち悪い。』

一人暮らしって、独り言多くならない?
・・・俺は多いよ。

『ふぅ・・・。』

リビングを抜けて、部屋へと入る。

ベッドと勉強机、パソコンにMDコンポにテレビ。
部屋の設備は上の上。そんな部屋で毎日を過ごしている中の中。

ブレザーを脱ぎ捨て、シャツと制服のズボンだけになってベッドに倒れ込む。
あぁ・・・疲れたぁ・・・。

久々にバスケしたから、使ってない筋肉が悲鳴を上げてるよ・・・。

なんとなくズボンのポケットをさぐり、折り畳み式の携帯電話を取り出す。
なんとなく携帯電話を開いて、時間を確認する。

PM17:46・・・・ちょっと早いけど、行くか!

俺が学校が終わった後に行く場所。
それは・・・
57 :アルバイト。 :2004/10/19(火) 20:06
とりあえずマンションの家賃は親が払ってくれている。
学費も申し訳ないが頼りにさせてもらっている。
生活費も一ヶ月ごとに送られてくる。

だけど・・・それには手を付けていない。

俺だってアルバイトぐらいは出来る。
だから衣類や食料ぐらいは自分で・・・ってね。

学園前の駅から急行の電車に乗り込み、3つ目の駅で降り、徒歩20分の通りにある静かなBAR。
表に看板も無く、店の扉には壁掛けの一つも無い、まさに通のみぞ知る穴場。
それが俺のバイト先。

『ち〜っす。』
「おう、今日はえらい早いなぁ?」
『ちょっとね。』
「ふ〜ん・・・ま、ええわ。店の準備手伝って。」
『あいよ。』

金髪のショートカット。
大阪弁の京美人。
一言でいうなら「大人の女性」って奴かな?

俺のバイト先のBARのマスター『中澤裕子(なかざわゆうこ)』さん。

店の常連から「姐さん(ねえさん)」と呼ばれているので、俺も「姐さん」と呼びたいのだが、
異様なまでに怒るので、俺は「裕子さん」と呼んでる。

実は裕子さんにはちょっとした秘密がある・・・それは・・・学校でお話するとしましょう。
58 :開店準備完了。そして・・・ :2004/10/19(火) 20:07
『ふぅ・・・終わったぁ。』

カウンターの椅子にへたれこんでしまう俺の体。

「ごくろうさん。」

カップを2つ持って店の奥から出てきた裕子さん。
一つを俺の前に置く。

『ありがとうございます。』
「どうしたん?なんかいつもより疲れてるみたいやけど?」
『実は・・・・』

今日あった事を裕子さんに話す。
思い出しながら話してたんだけど・・・今日一日、いろいろあったなぁ。

「へぇ〜!亮ってバスケしてたんや。」
『中2の時までですけどね。』
「でも凄いなぁ・・・亮って器用なんやねぇ。」
『そうでもないですよ。』

裕子さんが俺の事を器用って言ったのは多分・・・

「もうやってるのかい?」

気付かぬ間にドアが開いていて、そこには常連さんの一人が立っていた。

「いいですよ。」
『どうぞ、こちらへ。』

そんなこんなでお店が開店・・・忙しくなりそうだ。
59 :ヴィンセント :2004/10/19(火) 20:08
本日分更新終了。
60 :なつまり。 :2004/10/20(水) 13:10
更新お疲れ様です。
楽しみに待ってました。
更新されてるのを見たとき、おっ、きたぁ!って思わず叫んでしまいました。

真里の身長の半分ってことは70ちょっと?でかいっすね!
亮は良いですね、その歳で一人暮らしなんて羨ましいです。
中澤さんがBARのマスター・・。
かっけー!なんて思ったり・・。

次回も待っています。
61 :名無し飼育さん :2004/10/22(金) 10:08
おお、なんか主人公の周りがおぼろげながら見えてきましたね。
秘密ってなんだろ?楽しみです。更新待ってます
62 :匿名 :2004/11/02(火) 08:16
10階まではシンドイですね(^^;)
多分……なんでしょう(笑)
次回更新お待ちしています。
63 :ヴィンセント :2004/11/06(土) 18:29
>>60
お疲れ様です。
ほんとだ。パフェでか!(w
恋愛モノで主人公が一人暮らしなのは必要不可欠な要素ですからね。(w

>>61
主人公の周りがはっきりと見える時は来るのだろうか・・・(w
秘密は「ありえないでしょ!」って様なものですので、
お楽しみに。(w

>>62
かなりしんどいと思います。がんばれ!亮!(w
多分……の後は大した事ないんです。(w

今回の更新以降の話でかなり行き詰まってしまってます。
なので、更新がかなーーーり遅めになってしまうかもしれません。
申し訳。
64 :特技。 :2004/11/06(土) 18:31
いつのまにか常連さんや一見さんで店が賑やかになっていた。
そんな時の事。

「おう!亮ちゃん!」

常連の孝雄さん=通称「ベーヤン」さんが、ほろ酔い気分で俺を呼ぶ。

『なんっすか?』
「今日も『一曲』いいかい?」

ポケットから500円玉を取り出すベーヤンさん。

俺は裕子さんに目を向ける。
グラスを磨きながら、俺に向かって微笑み、静かにうなずく裕子さん。

500円を受け取って・・・

『何がいいですか?』

オーダーを取る。

「おまかせでいいよ。いつも裕子ちゃん目当てで来てたけどさぁ、
 最近は、亮ちゃんの『曲』目当てで来てるようなもんだからなぁ!」
「よかったなぁ、亮。ファンを一人ゲット!」
『裕子さん。』
「はははははは・・・・」
『じゃあ、ちょっと準備しますね。』

俺はカウンターの横にある小さなステージへと向かう。

裕子さんが俺を器用と言った訳。
俺がこの店で働くきっかけにもなった事。

この店で俺は「サックス」を吹いている。
まぁ、それだけの事なんだけど。
65 :THE REAL FOLK BLUES :2004/11/06(土) 18:32
マウスピースをくわえ、トーン・ホールの人差し指と中指の部分を押さえ、
精神統一(?)のために目を閉じる・・・。

サックスに息を吹き込み、楽曲という命を店内に響かせる・・・。

俺が演奏してる曲は「THE REAL FOLK BLUES」。
某アニメのEDテーマになった曲。

この曲はボーカルがいてこそ光る楽曲なんだが、この店にはボーカルはいない。

俺は演奏中はずっと目を閉じているので、店の様子はわからない。
だけど、これだけは分かった。

ドアの開く音は聞こえない。

誰も店を出ていかないって事。

俺の命はお客さんに届いているって事。







曲を終える・・・静かに目を開く。
66 :スタンディングなんとか・・・? :2004/11/06(土) 18:33
「ブラボー!!」 「最高ー!!」 「ピィーーー!!」

店中の客が一斉に拍手をしてくれた。
指笛も聞こえている。
いつも5、6人の前でしか演奏しないからかな?この変な気分は。

・・・なんか・・・性に合わないっす。

思わず恥ずかしくなって、裕子さんの元へ・・・。

「よかったで〜!さすがは私の見込んだ男だけあるわ。」
『あ・・・ありがとござます。』
「なんや?顔赤くして・・・。」
『いや・・・いつもは、こんなに人いないから・・・
 なんか・・・恥ずかしくなっちゃって。』
「そやなぁ、確かにいつもよりお客さん入ってるからなぁ。」
67 :客寄せパンダ :2004/11/06(土) 18:36
「知らないのかい?」

俺と裕子さんの会話を聞いていたらしいベーヤンさんが話しかけてくる。
とても上機嫌そうだ。

『何がです?』
「今日は来てないみたいだけど、五木さんがさ!
 お前の事気に入ったみたいでさ!いろいろ言ってるみたいだぜぇ。」
『いろいろ・・・?』
「そう!つまりだ!五木さんが部下に広め!その部下が友達に広め!
 って感じじゃないのかねぇ?」
『・・・酔ってません?』
「べらぼうめぇ!おいらはまだ@¥$(♂$%'&%'$・・・」

ほとんど解析不能。

「って事は・・・もっとお客さんが増えるっちゅう事やね。」
『まぁ、結論から言えば、そうなるかもしれませんね。』
「ま、これからも忙しくなるって訳やね!頑張りや、客寄せパンダ君!」
『客寄せパンダって・・・。』

「もう一曲頼むよ!」 「いいぞー!」 「やれー!」

アルコールに酔っているお客の、乱暴なアンコール。
俺がこの店のアルバイトじゃなきゃ、確実に殴ってるな・・・。

『う〜ん・・・でもなぁ・・・。』
「もう一曲頼むで、客寄せパンダ君。」
『裕子さんまで・・・・わかりましたよ!』







お客の要望に答える形で、もう2曲演奏した。
68 :・・・・なんだかなぁ。 :2004/11/06(土) 18:37
演奏後に「取っといて。」なんて言われて、
いろんなお客さんからチップを頂いた。

その後、裕子さんにそれを渡そうとしたら・・・

「もらっとき。」
『いや、でもこれは・・・』
「それは、亮の演奏へのチップなんだから、亮がもらっとき。」
『・・・わかりました。』

なんてな事になって、結局俺が全額貰う事になった。

・・・・なんだかなぁ。
69 :電車の魔術 :2004/11/06(土) 18:39
店の後かたづけをして、駅まで電車で家へ帰る。

会社帰りのサラリーマンが、電車の魔術にかかって、こっくりこっくりと座席で居眠り。
OLさんも魔術にかかって居眠りしてるもんだから、
パンツが見えそうなぐらいに足が開いちゃって、無防備すぎ。

俺は、そんな魔術に掛からないように、立ったままで電車のドアにもたれかかる。

ドアから見える夜の街は、ネオンが綺麗って言えば綺麗だけど、
嫌になるぐらいに眩しくて、その中身なんて外からじゃ見えやしない・・・。

お金になるからって、自分のはいてる下着を、
その場で脱いで売ったりする女子高生。

同じく金欲しさに制服着て、歳誤魔化して、
40代前半のオッサンと、平気で体を重ねる30代のお姉さん。

たった一人のオッサンの手持ちの金狙いで、平気な顔して、
しかも多人数でオッサンの頭を鉄パイプで殴る同世代。

・・・目を塞ぎたくなるよ、ほんと。

外見は綺麗でも、中身が汚すぎ・・・嫌な街に住んでるんだなぁ。

・・・そんな風に思えた電車の中。
70 :ヴィンセント :2004/11/06(土) 18:40
本日分更新終了。
71 :なつまり。 :2004/11/08(月) 21:13
更新お疲れ様です。
読んでいく内に歌かギターかと思ったのですが、両方ハズレでした。
サックスとは・・・。
やることも考えも大人ですね、亮は。

次回もお待ちしてます。
72 :名無し飼育さん :2004/11/10(水) 13:08
うーん。魅力的ですね。
亮の世界に割りこんで?くるのは誰なんだろう?
いいかんじですよ!
次回も楽しく待ってます
73 :ヴィンセント :2004/12/04(土) 16:59
>>71
ギターにしようとも思ったんですけど、ありきたりかなぁ。
と思ったんでサックスに。
大人ですよねぇ・・・こんな高校生になりたかったです。(w

>>72
ありがとうございます。こんなんでも魅力的に見えますか?(w
割り込むのは誰なんでしょうねぇ?
なっちが無理矢理割り込んできてる気もしないでもないですけど。(w

本当に更新遅くて申し訳。
こんなペースがず〜っと続くと思いますが、よろしくお願いします。(?)
74 :翌日の朝 :2004/12/04(土) 17:00
ジリリリリリリリ!!

『う〜ん・・・・』

ジリリリリリリリ!!リン・・・・

目覚まし時計を止め、身体を起こし、上体を伸ばす。

『・・・今、何時だ??』

・ ・ ・ ・

「うわっ!!」

登校時間は8:30分まで。今は8:11分。
ここから学校まで全力疾走も20分はかかる・・・。

『遅刻するぅ〜!!』

すぐに制服に着替えて、家を出る・・・あ。

『鍵かけとかないと。』

鍵をかけて、左にある非常階段を下りる。
遅刻するかもって非常事態なんだから、使っても文句ないだろ!







家を出てから10分ぐらいだろうか・・・疲れた。
75 :天使?悪魔? :2004/12/04(土) 17:03
『もぅ・・・だめ。』

そんな時。

「何ダラダラしてんの?青年。」

後ろから声がした。振り向くと・・・

『また今日も派手な車に乗ってますね、裕子さん。』
「そう?これはコレクションの中でも割と質素な方だと思うで。」
『そのコレクションが全部派手だと思うんですけど・・・。』
「まぁ、全部外車やからね・・・で、どうする?」
『どうする・・・と言いますと?』

「・・・乗っていかへん?」

俺に天使が舞い降りたぁ・・・。

『ほんとですか!?助かったぁ・・・。』
「たーだーし!」
『・・・・嫌な予感。』

「一日デートしよ。」

前言撤回。

『えー。』
「じゃ、さよなら〜。」
『ま、待った〜!』
「・・・どするん?」

不敵に微笑む裕子さん・・・あなたの頭に悪魔の角が生えて見える・・・。
76 :Driver's high :2004/12/04(土) 17:05
『・・・今度の店の定休日にならいいですけど。』
「決まり!ささ、乗った乗った!」

ガルウイングの助手席を開け、裕子さんの車に乗り込む。

『助かったぁ・・・。』
「じゃ、飛ばすで〜!!」
『え・・・・?』

アニメの様にギアを素早く動かす裕子さん。まさか・・・・。

「ごぉ〜〜〜!!!」

裕子さんがアクセルを踏み込む。
勢い良く車が発進する!

『うわあぁぁぁぁぁぁ!!!!』







「到着〜。」
『・・・・。』
77 :裕子さんの秘密。 :2004/12/04(土) 17:06
「やっぱ朝は車の通りが少なくて最高やね〜。」

絶叫マシーンが苦手な俺にとってはかなり最悪でしたが・・・。

「さ、もうすぐHRの時間ちゃう?」
『少し気持ち悪いです・・・。』
「じゃ、保健室で休んでく?」
『え?』
「優しく介抱してあ・げ・る。」
『HRに行かせていただきまぁす。』
「なにぃ!」
『ありがとうございました、「中澤先生」。』
「いいから、はよ行き。」

前に触れた裕子さんのちょっとした秘密。
それは・・・・裕子さんはBARのマスターであり藤島学園高等部の保健の先生って事。
そんなに大した事じゃなかったでしょ?
78 :教室に入って・・・ :2004/12/04(土) 17:09
ほんの少しの気分の悪さを引きずり、HR前の騒がしい教室に入り、自分の座席に座る。

「おはよ。」

俺の席は校庭が見える窓側。
俺の隣の席に座っているのが・・・・

『朝から元気だな、お前は。』
「それがなっちの取り柄だも〜ん。」
『・・・・。』
「・・・どうしたの?じ〜っとこっち見て。」
『・・・・。』
「そんなに見られると・・・恥ずかしい・・・。」
『・・・・今日のなっち、可愛い。』
「えっ!?・・・・ほんと?ほんと?」
『嘘。』
「むぅ〜!!」

で、俺の席の右斜め前の席。
つまりなっちの前の席に座ってるのが・・・・

「こんな朝早くから夫婦喧嘩?妬けちゃうねぇ〜。」
『うるさいぞ、ちびっこ。』
「ちびっこ言うなぁ〜!!」
『じゃあ聞くけど・・・真里ちゃん、中学の時から身長は伸びましたかぁ?』
「・・・・。」
『ちびっこ〜。』
「くっそぉ〜!!」

♪キーン コーン カーン コーン♪

『あ〜・・・・眠〜い。』







「・・・ちゃん。」
『ZZZ・・・』
「・・・〜。」
『ZZZ・・・』

「「起きろぉ〜〜!!!」」
79 :次は体育か・・・ :2004/12/04(土) 17:10
『うわぁ!!』

「やっと起きたか。」
「おはよ、亮ちゃん。」
『なっちに真里か・・・・どしたの?』
「どしたの?じゃないでしょ!」
「次は体育の授業だよ?」
『体育・・・・そっか。』

HR後に体育の授業か・・・・何考えてんだ、この学校は。
80 :ヴィンセント :2004/12/04(土) 17:11
本日分更新終了。
81 :なつまり。 :2004/12/05(日) 01:54
お疲れ様です。
楽しみに待ってました。

中澤さんがマスターに保健の先生かぁ〜・・・って大したことありますよ!(?)
良いとこ取りじゃ無いですか!(??)
中澤さんに介抱された〜いなんて思ったり・・。

次回もお待ちしてます。
82 :ヴィンセント :2004/12/15(水) 18:35
>>81
お疲れさまです。
裕子さんの秘密、大した事ありました?(w
中澤さんに介抱されると解放されなくなりますよ?なんちゃって。(寒!
83 :まった〜り・・・ :2004/12/15(水) 18:37
とりあえず眠いし、めんどくさい。
そんな訳で自分の身体にいろいろな病気を付けて、授業を見学する事にした。

近くの芝生に寝転がる。
あぁ・・・・雲が静かに流れてるねぇ・・・・平和だぁ。

・・・・ん?
84 :見た事あるような・・・ :2004/12/15(水) 18:39
ふと右を向いてみると・・・
体育座りで芝生に座って、本を読んでいる眼鏡をかけた女子一人。

「・・・・。」

黙々と本を読んで・・・あ。

「何?」

じ〜っと見てるのに気づかれたみたい。

『いや、特に理由は無いんだけど』
「そ。」
『・・・・。』
「な、何?理由がないならそんなに見ないでくれる?」
『・・・・あ!』
85 :隣のクラスの秀才さん。 :2004/12/15(水) 18:40
「今度は何?」

身体を起こしてみる。

『どっかで見た事あると思ったんだ。』
「え?」
『「保田」さんでしょ?』
「そうだけど?」

毎回うっとおしいテストの結果発表の張り出し。
その上位で必ず見る名前。

『保田 圭(やすだ けい)』 俺達C組の隣のクラスD組の秀才さん。

メガネをかけて、本を読んでる姿はまさに優等生!って感じ。

『なんか病気なの?』
86 :意外な面 :2004/12/15(水) 18:41
「全然。なんで?」
『だって、ここで本読んでるから・・・。』
「体育は苦手だから、仮病でね。」
『ふ〜ん・・・。』
「何よ、その目は。」
『秀才さんにもそんな一面があるとはねぇ。』
「秀才だって、そんな物よ?」
『そうなのか・・・・。』

・・・・ん?
87 :優等生−眼鏡=かわいい。 :2004/12/15(水) 18:44
「今度は何??」

もしかしたら・・・・。

『・・・・。』
「・・・・。」

ひょい。

「ちょっ!ちょっと!眼鏡返してよ!!」
『やっぱり。』
「えっ?」
『保田さん、眼鏡しない方が可愛いよ。』
「っ!!」
『わっ!』

本を閉じ、眼鏡を無言で取って、俺と距離をとってしまった。

『怒っちゃったのかなぁ・・・?』
88 :・・・デジャヴってこういう事? :2004/12/15(水) 18:46
ま、いっか・・・・寝よ。







「・・・ちゃん。」
『ZZZ・・・』
「・・・〜。」
『ZZZ・・・』

「「起きろぉ〜〜!!!」」

『うわぁ!』

なんか・・・・さっきもこんな感じで起きたような。
これが・・・・デジャヴ??

「おはよ、亮ちゃん。」
『なっちか・・・どした?』
「どしたじゃないよ・・・授業終わったよ。」
「・・・そっか。」

眠たい目をこすり、身体を起こし、身体を伸ばし、立ち上がる。

・・・・ん?
89 :やっぱ変わってるな、この学校。 :2004/12/15(水) 18:47
なっちの横に立っている矢口に視線を移す。

「な、何?じ〜っと見て。」

それにしても・・・・

「あ〜・・・おいらのこの姿にクラッと来たかぁ??」
『いや・・・クラッとどころか、そんな姿だと小学生にも見えるなぁって。』
「なにぃ!!」

この学校は少し変わっている所がある。
それは・・・・体育の授業及び体育大会は女子はブルマだという事だ。
そのため、この学校の体育大会は他の学校の男子がこぞって見に来る一大イベントと化している・・・。

『はいはい、次の授業始まっちゃうよ〜。』
「くぅぅぅ〜!!!」

やっぱ矢口をからかうのは面白い。
90 :ヴィンセント :2004/12/15(水) 18:48
本日分更新終了。
91 :名無し飼育さん :2004/12/15(水) 20:07
ブルマーいい!
92 :なつまり。 :2004/12/19(日) 15:31
更新お疲れさまです。
保田さんのメガネ姿ってなんか新鮮ですね。
掛けたら頭良さそうなイメージですよね。
93 :ヴィンセント :2005/01/08(土) 19:27
>>91
ブルマは男のロマンですよね。(笑

>>92
お疲れさまです。
そうなんですよ。
保田さんは眼鏡かけたら頭良さそうな感じなんで、かけさせてみました。
94 :ヴィンセント@新年のあいさつ :2005/01/08(土) 19:39
あけましておめでとうございます。
今年も更新速度はグダグダですが、よろしくお願いします。

で、この場を借りて、ひとつアンケートを。

選択肢って出してみていいでしょうか?

例えば「なつみが一緒に帰ろうと誘ってきた。
    どうしようか・・・?」
A:一緒に帰る。
B:今日は一人で帰る。

の様に選択肢を出して、読んでくれているみなさんに選んでもらい、
票の多かった方の話を書いていく。

っていう形を取っていいかどうか知りたいです。
是か非かという意見だけでなく、様々な意見を聞いて参考にしたいと思います。

よろしくお願いします。
95 :なつまり。 :2005/01/14(金) 22:27
私は賛成ですね。

前に選択肢があった小説を見掛けたことがあるんですが、
残念ながらリアルタイムで参加出来なかったので、
今度は是非ヴィンセントさんの小説で参加出来たらなと思います。

ですが一つ注意点というか問題点というか。

選択肢が決まってそれに沿って物語を書く。
その選択肢によっては物語が壊れる可能性があると思うんですよ。
前見た小説は選択肢を選んで進めるゲームが元ネタとなっていた為、
やり直しが出来たと思うんですが、この小説はそういう訳にもいかないと思うので、
選択肢決定後の物語をある程度思い描いてから、出された方が良いと思いますよ。
(その作者さんも考えていなかった訳ではないと思いますが)

なるべく選択肢を多くして頂ければ、こちらにとっては選ぶ楽しみが増えますので。

では、長文失礼致しました。
96 :ヴィンセント :2005/01/15(土) 18:22
>>95
なるほど・・・。
貴重なご意見ありがとうございます。
97 :ちょっとしたアクシデント :2005/01/15(土) 18:25
あっ!という間に時間は過ぎ、昼休み。

『さぁ〜てと、学食にでも行くかな。』

そそくさと教室を出て、校舎の一階へと降りていく。

曲がり角を曲がって・・・・

ドン!!!

『うわっ!』
「きゃっ!」

俺の前方で女の子がしりもちを突いている。
どうやらこの子が勢い良く俺にぶつかったみたいだ。

『大丈夫?』
98 :少女マンガのワンシーン? :2005/01/15(土) 18:26
倒れているその子に手を差し出す。

「は、はい・・・大丈夫で・・・」

なんか・・・ものすごく見られてるんですが・・・

『あの・・・』
「・・・あ、すみません。」

俺の差し出した手を取る女の子。

『よっと。』

手をしっかり握り、女の子を起こす。

『怪我はない?』
「はい・・・大丈夫だと思います。」
『よかった・・・じゃ。』

食堂へ行こうとする・・・んだけど。

『・・・・あの。』
「はい?」
『手。』

ずっと握られてるんですが・・・・。

「あ!すみません!」

慌てた様子で手を離す女の子。

『じゃ。』

結構なタイムロス。
ちょっと駆け足で食堂へ向かいますか。
99 :ここの食堂について。 :2005/01/15(土) 18:29
購買の隣にある食堂は昼休みにはいっぱいになる。
メニューも豊富でオープンテラスもある。
そんな訳で女生徒には評判が良く、昼休みに食堂を使ってる大半は女生徒。
そんな昼休みの女生徒目的で来る奴もいるけどね・・・お、俺は違うぞ!

「せ〜んぱい。」
『ん?』

後ろから声と共に右肩を叩かれた・・・振り向いてみると・・・
100 :あら、偶然。 :2005/01/15(土) 18:31
「ども。」
『えっと・・・吉澤さん。』
「あ、覚えててくれてよかったです。」
『吉澤さんも昼食?』
「はい。友達が今日は食堂で食べよって。」
『ふ〜ん。』
「そっけないなー。」
『ははははははは・・・。』

「あ、よかったら先輩も一緒にどうです?」
101 :お食事のお誘い。 :2005/01/15(土) 18:32
『ん?』
「食事。一緒にしませんか?」
『いや、その友達に悪いよ。』
「大丈夫です。梨華ちゃんも先輩の事気に入ってくれますよ。」

梨華ちゃん?・・・・友達の名前かな?

『じゃあメニュー取ってくるから、
 その友達が混乱しないように事情を説明しておいてよ。』
「了解です。」
『何食べるの?』
「そうだなぁ・・・・先輩と同じでいいですよ。」
『俺のは特別メニューだけど・・・大丈夫?』
「体育会系をなめないでください。」
『その友達は何食べるの?』
「梨華ちゃんは・・・・同じでいいです。」
『普通の女の子は量がきついと思うよ、俺の。』
「その時は私が何とかします。」
『ん〜・・・・わかった。じゃあ、適当な所で待ってて。』
「了解です。」

吉澤さんはテーブル席の方に。
俺はメニューを取りにカウンターへ。
102 :ヴィンセント :2005/01/15(土) 18:35
本日分更新終了。

お詫び
>>99
×:昼休みに食堂を使ってる大半は女生徒。

○:昼休みに食堂を使ってるのは大半は女生徒。
103 :特別メニュー :2005/01/21(金) 18:07
『おっす、おばちゃん。』
「あら亮君。いらっしゃい。」
『いつものを3つ。』
「3つもかい?」
『一緒に食べる子が俺と同じのでいいって言うからさ。』
「相変わらずもてもてだねぇ。」
『そうじゃないって・・・。』
「ちょっと待っててね。」
『うっす。』

いつものってのがこの食堂の特別メニュー。
慎司が教えてくれたんだけど、運動部のみのメニューらしい。
食堂のおばちゃんが俺の事気に入ってくれたみたいで、特別に出してくれてる。
けど、最近はメニューの存在自体が忘れられてきてるらしく、ここ一年は俺しか頼んでないらしい。
・・・なんか、寂しいな。







「はい、お待ちどう。」
『ありがと。はい、2400円。』
「よく噛んで食べなさいね。」
『ほ〜い。』
104 :チャーミングな後輩 :2005/01/21(金) 18:09
さて・・・・吉澤さんはどこにいるのかなぁ。
・・・いた。
ん?吉澤さんの向かいに誰か・・・あ、さっき言ってた吉澤さんの友達か。

『おまたせ。』
「先輩、遅いですよ。」
『ごめんごめん。』
「あ、紹介します。私の友達の梨華ちゃん。」
「はじめまして。私、よっすぃ〜の・・・あ!」
『あ!・・・さっきの。』

茶髪のセミロング。制服姿がとても似合ってる・・・って言い方もおかしいけど。

「『石川梨華(いしかわりか)』です。よろしくお願いします。」

吉澤さんと違ってまさに女の子!って感じの子。って吉澤さんも女の子なんだけどね。

「先輩と梨華ちゃん、知り合いだったの?」
『食堂に来る時にぶつかってね。』
「あの時はすみませんでした。」
『いいよいいよ。さ、昼飯食べよ。』
105 :だから言ったのに・・・ :2005/01/21(金) 18:10
初対面の人の隣ってのもどうかと思うんで、吉澤さんの隣に座らせてもらおう。

「で、特別メニューってどんなんですか?」
『これだよ。はい。』
「うわぁ!凄いボリューム!」
「うわぁ・・・。」
『だからさっき聞いたんだよ。大丈夫?って。』
「だ・・・大丈夫です!」
「私は無理かも・・・。」
『さっき吉澤さんが「そんな時は私が何とかします」って言ってたよね?』
「た・・・確かに言いました。」
『だそうです。』
「よっすぃ〜、ありがとね。」
「はい・・・。」
106 :不思議なもんだなぁ、友達って。 :2005/01/21(金) 18:11
不思議だよなぁ・・・。
体育会系の男みたいな性格の吉澤さんと女の子らしい女の子って感じの石川さん。
いや、吉澤さんも女の子なんだけどね。
でも、こんな全く正反対の性格の二人が友達なんてなぁ・・・。

「どうかしましたか?」
『ん?』
「なんか、ぼーっとしてたみたいですけど。」
『いや、不思議だなぁってね。』
「何がです?」
『吉澤さんと石川さんって全然違う性格してるのに、友達だって事がさ。』
「そんな事、考えた事無かったなぁ。」
「そうだね。」
『そんなもんなのかな、友達って。』
「そんなもんですよ、多分。」
「そんなもんです。」

「「『あははははは!!!』」」
107 :よく頑張りました。 :2005/01/21(金) 18:13
結局石川さんの食事は半分ほど残ってしまい、公約通り吉澤さんが頑張りました。

「じゃあ先輩、ご飯ごちそうさまでした。」
『吉澤さん・・・大丈夫?』
「だいじょぶ・・・です・・・多分・・・。」
『じゃあ、また。』
「ありがとうございました。」
「ありがと・・・ござい・・・ました・・・。」

めちゃめちゃ苦しそうな表情してたけど・・・
本当に大丈夫なんだろうか・・・。
108 :嫌な予感が止まらない放課後 :2005/01/21(金) 18:14
そして、午後の授業も終わって、放課後。

『さてと、帰ろっと。』

けど・・・な〜んか嫌〜な予感がする・・・。

「いた!」

教室のドア付近から声がした。見てみると・・・

『圭織?』

俺と目が合うと満面の笑みでこっちに向かってきた・・・。

「ちょっと借りま〜す。」

俺の目の前の席に座り、背もたれの所に腕をのせる。
そして・・・未だに満面の笑顔・・・。

『な、何だよ・・・。』
「・・・・。」
『笑ってるだけじゃわからんだろが。』

「お願い!力貸して!!」

頭を下げ、下げた頭の前で両手を合わせ、拝んでいる・・・訳ではないな。
109 :めんどくせぇなぁ・・・ :2005/01/21(金) 18:16
『・・・何だよ。』
「あのね、今度の日曜日に、中等部のバスケ部にバスケの指導をする事になったの。」
『ふ〜ん・・・で?』
「でね、その日の予定が空いてた私と矢口と吉澤で教える事になったんだけど・・・。」
『だけど?』
「ポジションが、私はC(センター)で、矢口がPG(ポイントガード)、
 吉澤がPF(パワーフォワード)なのね。」
『吉澤さんPFなんだ・・・で?何か問題でも?』
「SF(スモールフォワード)とSG(シューティングガード)を教える人が
 いないんだよねぇ・・・。」
『・・・まさか。』
「そう、そこを亮に頼みたいんだぁ。」
『ってか、なんで俺なんだよ!慎司に頼めばいいだろ?』
「そう思ったんだけど、男子は他校との練習試合があるらしくて。」
『でも、なんで俺な訳?』
「だってぇ〜、亮しか思いつかなかったんだもん・・・。」
『ったくぅ・・・。』
「すんません・・・。」
110 :力、貸してやるか。 :2005/01/21(金) 18:18
『・・・しゃぁねぇな。やってやるか。』

「ほんと!?」
『ただ〜し!条件がある。』
「じょ、条件・・・。」
『一つ、昨日のなっちの件の昼飯三日分はチャラ。』
「あ、忘れてた。」
『マジかよ・・・んでもって、二つ、日曜日の昼飯おごれ。』
「・・・わかった。それで手を打ちましょう。」
『じゃ、決まり。』

右手を掲げる。

「ありがと。」

圭織が右手で俺の右手を叩き、クラップさせる。

「久しぶりだね、亮とこれするの。」
『中学の時以来か?』
「そういう事になるね。」
111 :ロマンティックが止まらない放課後 :2005/01/21(金) 18:21
夕日が差し込む教室。
いつの間にか教室内には俺と圭織だけしかいなくなっていた。

「・・・ねぇ。」
『ん?』

「・・・・。」

圭織の大きな瞳に見つめられる俺・・・・。

『な、何だよ・・・。」
「・・・何でもない。」
『・・・は?』
「何でもない。何か言おうとしたんだけど、言いたい事忘れちゃった。
 だから・・・何でもない。」
『訳わからん。』
「何でもないったら何でもないの!」
『・・・変なの。』
112 :ヴィンセント :2005/01/21(金) 18:24
本日分更新終了。

一言:>>111のタイトルは完全に作者の暴走です。(w
二言:梨華ちゃんに矢口しゃん、誕生日おめめ〜!!
113 :take :2005/02/03(木) 15:34
見かけたお名前でしたので、長々と読ませていただきました。
作者さん、お久しぶりです。(覚えてるかな?

なんだか面白い展開になってきているので続きを楽しみにしてますね〜
114 :ヴィンセント :2005/02/11(金) 18:09
>>113
お久しぶりです〜。バルセロナオリンピック以来ですかね。(w
ありがとうございます。お互いに頑張って行きましょう!

選択肢出すとレスいっぱいつくんだねぇ・・・(ボソッ
115 :・・・買おうかな。 :2005/02/11(金) 18:12
そんな訳で日曜日に何故か圭織達と一緒にバスケを教える事になった。
面倒な事になったもんだ、全く。

詳しい事を話し合って、この日は帰宅・・・しようとしたんだけど・・・

『・・・バッシュ・・・買おうかな。』

バッシュ。もちろんバスケットシューズの事。
中学の時のバッシュが家にあったとしても、3年も経ってれば、足のサイズなんて変わってるわな。
教わる後輩を前に教える先輩が普通の上履きってのも、何かかっこ悪いしなぁ・・・。

・・・・買いにいこ。

いつもの通りを曲がり、駅前の大通りへ・・・。
116 :藤島学園運動部御用達。 :2005/02/11(金) 18:14
『久々だなぁ・・・ここ。』

駅前の大通りにある唯一のスポーツ用品店。藤島学園の運動部の御用達の店。
外装も3年前と全然変わってない。親父さんの事だから、内装も変わってないんだろうな。
店の入り口の上に赤いネオンサインで店の名前が点滅する。
「スポーツ」「ショップ」「亀井」「スポーツショップ亀井」の順番で。

自動ドアが開くと必ず聞こえてくるのが・・・

「いらっしゃいませぇ!!」

この店の主人の威勢のいいかけ声。

『久しぶりっす、おやっさん。』
「ん?・・・おお!亮君じゃないか!久々だなぁ!」
『3年ぶりぐらいっすかね。』
「もうそんなになるか・・・道理でうちのも大きくなる訳だ。」
『ああ・・・元気にしてるの?』
「元気も何も・・・反抗期ってやつか?最近俺だけじゃなくて、母ちゃんにも冷たくってなぁ。」
『年頃の女の子なんて、そんなもんですよ。』
「そうかぁ?」
『だと思うけど。』
117 :ハイテンションな正統派。 :2005/02/11(金) 18:17
「お父さん。」

「ん?なんだ?『絵里』。」
「お母さんが呼んでる。」
「珍しいお客さんが来たんだ。後にしてくれって言っておいてくれ。」
「珍しい?」
『おっす。』
「・・・・亮さん?」
『久しぶり。』
「・・・・。」
『・・・・?』

「お久しぶりですぅ!」

店の奥からサンダルを履いて、お店の方に入ってきて、俺に向かって走ってくる。

がばっ!

『うわ!』

いきなり抱きついてこられても・・・。
む・・・胸が・・・むにって・・・いかんいかん!

「急に来なくなったから、絵里寂しかったですよぉ〜!」
『いろいろあってさ・・・それにしても大きくなったね、絵里ちゃん。』
「もう中学3年生なんですから、子供扱いしないでください。」

黒髪のロング。オーバーオールを着た正統派な美少女(?)。

『亀井絵里(かめいえり)』 スポーツショップ亀井の一人娘。

小学6年生の時からここにジャージとかバッシュを買いにきてて、その時から一緒に遊んでた。
だけど、幼なじみって訳でもないんだよなぁ・・・歳離れてるし。
118 :積もる話もいろいろと・・・ :2005/02/11(金) 18:20
『藤島の中等部?』
「そうですよ。」
『へぇ・・・部活とかはしてるの?』
「補欠ですけど、バスケ部に。」
『バスケ部!?』
「亮さんから教えてもらってから面白くなって・・・それで入ったんです。バスケ部。」
『まいったなぁ・・・。』
「何がです?」
『いや・・・今度の日曜日、高等部の女子バスケ部が指導に来るんでしょ?』
「よく知ってますねぇ、そうなんです。」
『・・・・俺も指導に行く事になってさ。』
「えぇ!?」
『高等部の女子バスケ部のキャプテンが俺の友達で、
 指導するメンバー足りないから手伝ってって言われてさ・・・。』
「そうなんですかぁ・・・。」
『それで、そのためのバッシュを買いに来たんだよね。』
「バッシュかぁ・・・亮君、サイズは?」
「せっかくの二人だけの会話に割り込まないでよ!」
『この靴で丁度いいから、29cmで。』
「亮さんまでぇ〜!」
「あいよ、ちょっと待ってな。」
「じゃあ、私も選ぶ。」
「いいんだよ、お前は。」
「久しぶりに手伝ってあげようとしてるんじゃん。」
「いいから。お前は母さんに手が放せないって伝えてこい。」
「はぁい・・・じゃあ亮さん、日曜日にまた。」
『またね。』

笑顔で手を振りながら、店の奥から自宅へと帰る絵里ちゃん。
大きくなったなぁ・・・・って、おっさんみたいだな、俺。







「お待たせ。」
『うっす。』
119 :おやっさんのセールストーク。 :2005/02/11(金) 18:22
「これはどうかな?」
『・・・ナイキ?』
「そう。ナイキの『AIR ZOOM SWIFT V(エアズームシフトスリー)』ってやつでな、
 ステップ時に一番ストレスが強くかかるつま先の外側部の形を変えて、
 つま先のフィッティングがより日本人にあった物になってるんだ。」
『ほうほう・・・。』
「でもって、コートと密着するアウトソールは前のやつよりもグリップ性を高めるため、
 ソール素材の配合率の見直しをし、より柔らかいものへと進化してるんだ。
 あとは、ドット部分(丸いデコボコ)も接地面を増やし、
 グリップ性の向上をさせるためにその数と位置が改良してあるんだ。」
『ふむふむ・・・。』
「そして、アウトソール中心に位置するくぼみによって過度のねじれを防ぎよりよい安定性を実現。
 さらに!そこに通気孔を設けたため、この角度により走るたびに空気を取り入れることができ、
 抜群の通気性を得られるんだなぁ。」
『・・・・。』
「でもってだなぁ・・・」
『もういいから!もういいから・・・もう。』
「そうか?まだまだセールスポイントあるんだけどねぇ・・・。」
120 :ま、いっか。 :2005/02/11(金) 18:25
『もう大丈夫です・・・じゃあ、これで。』
「あいよ。」
『いくら?』
「1万円でいいよ。」
『えっ?もっとするでしょ、最新のやつだし。』
「久々の来店記念って事で、1万円でいいよ。」
『・・・ありがと、おやっさん。』
「また来てくれよ。」
『なるべく来る様には努力するよ・・・絵里ちゃんとおやっさんには仲良くしてもらわないと。
 思春期なんだし、なおさらね。』
「ありがとな。亮君が来てくれたおかげで、絵里のあんな嬉しそうな笑顔見れたんだ。
 それだけでも、一日の売り上げぐらいの儲けもんだよ。」
『大げさだよ。』
「まいどあり〜。」
『ども〜。』

店を出て、夕日が沈むのを見ながら家路に就く。
でも・・・・今考えると・・・・

『痛い出費だなぁ、これ。』

何で次の日曜日の一日のためだけに見栄張って最新のバッシュなんて買ったんだろ・・・。

はぁ・・・。
121 :ヴィンセント :2005/02/11(金) 18:26
本日分更新終了。

今考えると・・・メーカーとか実名で出してよかったのかな?
そういう事疎いので・・・。
122 :名無飼育さん :2005/02/23(水) 00:08
たぶん大丈夫ッスよ。
これからも楽しみにシテマース
123 :なつまり。 :2005/03/01(火) 16:15
更新お疲れさまです。
靴のサイズでっかいですね〜。
まだまだ身長伸びますね、羨ましいです・・。

SWIFTVですか〜。
あれって確か『迅』っていう漢字が入ってましたよね。

実際に1万で手に入ったらいいですね、もう少ししますもんね。
1.5倍くらいでしたっけ?

あ、小説と離れてしまいましたね。
次回も楽しみにしています。
124 :ヴィンセント :2005/03/07(月) 18:45
>>122
たぶん大丈夫っすか。じゃあたぶんOKですね。
ありがとうございます。頑張ります!

>>123
いつもレスありがとうございますです。
靴のサイズは作者と同じです。(w
よく知ってますねぇ!値段もそのぐらいです。
ありがとうございます。頑張ります!

えー・・・行き詰まってます。申し訳。
なんとか頑張ってますので、もうしばらくお待ちくださいませ。
本当に申し訳です。
125 :時は過ぎて、日曜日。 :2005/03/22(火) 21:05
♪〜 ♪〜

『ZZZZ・・・・』

♪〜 ♪〜

『ん・・・?』

♪〜 ♪〜

手探りでベッドの上の方にあるはずの音の発信源を探す。

・・・あった。

♪〜 ピッ

『・・・もしもし?』
《この寝ぼすけぇ!!》
『うわぁ!!』

ベッドから自然に身体が飛び起きる。

『なんでお前がこの番号知ってんの?』
《圭織に教えてもらったからだよ〜ん。》
『・・・で?何の用?』
《開けて。》
『・・・・は?』
《開けてってば。》
『・・・・何を?』
《部屋のドア。》
『・・・・は?』
《だから、部屋のドア開けてってば。》
『どゆこと?』

ピ〜ンポ〜ン・・・

《こゆこと。》
『・・・了解。』

寝ぼけ眼で玄関に向かい、ドアを開けると・・・
126 :突然の訪問者 :2005/03/22(火) 21:07
「遅いぞ。」

黒地に赤のストライプのジャージを着たちっちゃいのが立っていた。

『・・・なんで真里がここ知ってんの?』
「ここも圭織に教えてもらったんだよ〜ん。」
『だったら圭織が来れば良かったんじゃね?』
「そうなんだけど・・・ちょっとね。」
『ちょっとって、何だよ。』
「亮ってどんな所に住んでるのかって、ちょっと気になったんだよねぇ〜。」
『・・・・。』
「あがっていい?」
『・・・どうぞ。』
「おっじゃまっしま〜っす。」
『俺以外誰もいないっての。』

靴を脱いで、そそくさと家のリビングに進んでいく真里。

「うっわぁ〜!ひっろ〜い!!」
『ちょろちょろするな、虫みたいに。』
「ここに一人で住んでるの?」

いつの間にかソファーに座ってくつろいでる真里。
・・・行動早!!
127 :日曜の朝なのに、めんど〜だな。 :2005/03/22(火) 21:11
『親父は外国、母さんは会社の近くにマンション借りてる。
 だから俺一人だけ。』
「いいなぁ・・・こんなに広い所に一人なんて。」
『広い所に一人ってのが、寂しい時もあるけどね。』
「あー・・・それはあるかもねぇ。」

ぐぅ〜

「・・・・。」
『・・・・。』

「・・・・てへ。」

『てへじゃねぇよ。』
「朝ご飯食べてくるの忘れちゃって・・・。」
『・・・俺も朝ご飯まだだし、お前の分も作ってやるよ。』
「本当に!?」
『ついでだ、ついで。』
「ありがと〜!!」
『適当でいいよな。』
「適当でいいっすよ〜。」

冷蔵庫を開ける・・・入ってないなぁ、大した物が。
まぁ、朝食二人分ぐらいの材料はありそうだな。







『出来ましたよ〜。』
「待ってましたぁ!」

とりあえず冷蔵庫にあった物をフルに使って作ってみました。

「すっごぉい!亮ってこんなに料理上手だったの!?」
『一人暮らしすれば自然に上手くなるって。』
「一人暮らしかぁ・・・お父さんが許してくれないんだよなぁ。」
『娘を持つ親ってそんなもんだって。』
「いっただっきまぁす!」
『人の話聞けっての。』
「おいしい!これ!」
『・・・・いただきます。』
128 :食後の一服ってやつ? :2005/03/22(火) 21:13
「ごちそうさまでしたぁ〜。」
『お粗末様でした。』
「ふぅ〜・・・おなかいっぱいだぁ〜。」
『そういえばさ・・・時間は大丈夫なのか?』
「うん。高等部の校門前に10時に集合だから、まだ全然大丈夫。」
『そっか・・・あ、コーヒーでも飲むか?』
「お願いね、ダーリン♪」
『誰がダーリンじゃ!』
「きゃははははは!!!」

キッチンへ行き、食器棚からコーヒーカップを2つ取り出す。
サッと水洗いし、インスタントコーヒーをカップの中に入れる。
ポットからお湯を注いで・・・・

『あ!』
「どしたの?」
『・・・お湯がない。』
「沸かせばいいじゃん。」
『めんどーだなぁ・・・。』
「いいじゃん。時間はまだまだあるんだし。」
『まぁな。』

やかんに水を入れ、コンロの上に置き、火をつける。
お湯が沸くまで椅子に座って一休み。
129 :ヴィンセント :2005/03/22(火) 21:14
本日分更新終了。
ほんとに少しだけで申し訳。
130 :名無飼育さん :2005/03/31(木) 19:00
先が気になる
131 :名無飼育さん :2005/04/17(日) 22:07
おお!久しぶり!!
めちゃくちゃ続きが気になるぞ!
132 :ヴィンセント :2005/04/18(月) 18:22
>>130
ありがとうございます。一言でも嬉しいものですね。
最近スランプぎみなんです…でも、頑張ります!

>>131
久しぶりと言っても前回の更新から、
約一ヶ月経とうとしてたんですけどね。(w
少しずつの更新になっていくと思いますが、
これからもよろしくお願いします。
133 :空気が重… :2005/04/18(月) 18:25
「亮。」
『ん?』

急に悲しげな表情で俯きながら、真里が話し始める。

「・・・ごめんね。」
『・・・何が?』
「・・・実は・・・ね。」
『何?』
「あのね・・・。」
『だから、何だよ。』
「おいらなんだ。」
『・・・何が?』
「中等部の女子バスケ部の指導、
 亮に手伝ってもらったらって圭織に言ったの・・・おいらなんだ。」
『お前が差し金だったの!?』
「ごめんね・・・・。」
『別にいいって。』
「でも・・・。」
『でも・・・何?』

「だって・・・『足』がまだ・・・」
134 :だいじょーぶい!(古! :2005/04/18(月) 18:26
おいおい、本人は吹っ切ったのに・・・こいつはまだ引きずってんのか。

『この前の試合の時も何ともなかったし、大丈夫だろ。』
「でも・・・」
『大丈夫ったら大丈夫だってぇの!本人が全く気にしてないんだから。』
「・・・・。」
『とにかく!大丈夫なんだから、心配すんな。』
「うん・・・・ごめんね。」
『悪いと思ってんなら、今度飯でもおごってくれ。』

「・・・・おう!」
135 :朝からテンション高! :2005/04/18(月) 18:29
『でも、意外だったな。』
「何が?」
『お前が俺の「足」の事気にしてるなんてな。』
「それはその・・・。」
『ん?』

「亮の事が・・・・」

ピィーーーーーーーーーー!!!!

『うわっ!』
「びっくりしたぁ・・・。」
『お湯が沸いたんだな。』
「・・・じゃ、じゃあ、コーヒーお願いね。ダーリン♪」
『OKだよ、ハニー♪って誰がダーリンじゃ!!』
「きゃはははははは!!!」
136 :明るいだけが取り柄だな、こいつ。 :2005/04/18(月) 18:31
まずは矢口の分のカップにお湯を注ぎ、
コーヒーをコースターにのせ、矢口に持っていく。

『ほい。』
「ありがと〜・・・あ、砂糖ある?」
『ちょっと待ってろ。』

自分の分のカップにもお湯を注ぎ、
キッチンの棚からスティックシュガーを一本取り出し、
真里に手渡す。

『ほい。』
「ありがと〜。」
『よいしょっと。』
「ぷっ。」
『何だよ。』
「椅子に座るのによいしょっとっておっさんじゃん。」
『うるせぇ。』
「きゃはははははは!!!」
137 :準備完了。 :2005/04/18(月) 18:32
そんなたわいもない話で時間を費やし・・・

『もうそろそろ行くか。』
「そうだね。」
『じゃ、行きますか。』
「れっつらご〜!」

意気揚々と変なテンションで家を出る俺と真里。
周りからしたらかなり迷惑だっただろうなぁ・・・。
138 :ヴィンセント :2005/04/18(月) 18:33
本日分更新終了。
139 :名無飼育さん :2005/05/03(火) 15:31
続き見たーい
140 :ヴィンセント :2005/05/17(火) 21:25
>>139
続き…頑張ってます…。
かろうじて…頑張ってます…。(泣

超スローな更新ですが、よろしくお願いします。
正直に言ってしまうと…この「バスケ指導編(仮」の後の展開はいっぱい出てきてるんですが…
この「バスケ指導編(仮」の展開に四苦八苦しております…。何とか頑張ります…何とか…。
141 :合流。 :2005/05/17(火) 21:27
商店街を抜け、高等部の校門前に・・・いた。
赤いジャージの髪の長い人物と緑のジャージを着た髪の短い人物が。

「お待たせ〜。」
『おっす。』
「おはよう。こっちも丁度今来た所。」
「先輩、おはようございます。」
『おはよう、吉澤さん。』
「おはよ〜!よっすぃ〜!」
『よ・・・よっしー?』

あのキノコを食べると大きくなるヒゲ男のゲームに出てくるキャラ?

「し〜じゃなくてすぃ〜。よっすぃ〜。おいらがつけたあだ名。」
『よっすぃ〜ねぇ。』
「あの・・・好きな様に呼んでください。」
『ん〜・・・俺は吉澤さんのままでもいいかな。』
「じゃ、そろそろ行こっか。」
「はい。」
「ビシビシ行くぞぉ!」
『気楽に行こ。気楽に。』
142 :中等部についての説明および想い出。 :2005/05/17(火) 21:29
高等部の校舎から歩いて5分ぐらいの所にあるのが『藤島学園中等部』。

普通なら中等部を卒業したら、エスカレーター式に高等部に行ける・・・訳ではない。
中等部に上がるための試験があって、それに合格しないと高等部に行けないんだよなぁ、これが。

慎司と圭織はスポーツ推薦でエスカレーター。
俺と真里は必死に頑張ってなんとかエスカレーター。
なっちは別の中学だったから・・・どうだったんだろ?

そんな事考えながら歩いて、中等部の体育館の前に到着。
143 :いいのか?俺が行っても… :2005/05/17(火) 21:31
「お〜、やってるねぇ。」

体育館の中から女子中学生の甲高い声やシューズのキュッキュッって音が聞こえてくる。

『なんか・・・踏み込んではいけない気がする。』
「ここまで来たら文句言わな〜い!」
『お前のせいだろが。』
「・・・すんません。」
「無駄話しない!行くよ!」
「『了解で〜す。』」

靴をバッシュに履き替え、体育館の中へと入っていく。
144 :はしゃいじゃいました。 :2005/05/17(火) 21:35
中では中等部の女子バスケ部が奥と手前の2つのコートで試合をしていた。

『練習試合か。』
「なんか、若さ爆発!って感じだね。」
「矢口さん、おばさんっぽいですよ。」
「よっすぃ〜!(怒」
『吉澤さんに座布団一枚。』
「亮〜!!(怒」
「何してんの!早く来る!」

「「『は〜い。』」」

キャプテンにまた怒られちゃいました。







圭織についていくと手前のコートの試合を椅子に座ってみている女性の前に。
145 :クセのありそうな先生だなぁ… :2005/05/17(火) 21:39
「稲葉先生。」
「お、圭織ちゃ〜ん!今日はありがとねぇ〜。」
「いいえ・・・あ、紹介します。まず私の隣がレギュラーでPGの矢口です。」
「矢口真里でっす!」
「矢口さんね・・・あんた、ちっちゃいなぁ。」
「背が小さくてもいい仕事出来ます!」
「あはははははは!!!・・・おもろいなぁ自分、よろしくな。」
「で、その隣が部員でPFの吉澤です。」
「よろしくお願いします。」
「がっちりしてんなぁ・・・いいPFになるよ、きっと。」
「なんか・・・照れます・・・。」
「で、その隣が・・・」

「『藤島の流星(シューティングスター)』・・・萩嶋亮やろ?」

「知ってたんですか!?」
「当たり前やん!藤島でバスケに関わってる人間に、藤島の流星知らん奴はおらへんよ。」
『まぁ・・・「元」ですけどね。』
「よろしく頼むね。」
『うっす。』
146 :深いトークを展開…なんちゃって。 :2005/05/17(火) 21:45
自己紹介してる間にも目の前のコートでは試合が進んでいた。
得点は・・・25対32で白が勝ってるか・・・でも・・・

『赤の方が個人のポテンシャル高いっすね。』
「よう分かったなぁ!赤の方はレギュラーが3人おるんよ。」
『ほほう。』
「で、あとの二人のレギュラーは奥のコートで試合してるんよ。」
『いつも一緒にプレイしている仲間以外の人とプレイする事になっても臨機応変に対応できる。
 それが一流への第一歩・・・ですか?』
「・・・名コーチになれるわぁ、君。」
『なるつもり無いっす。』
「それは残念。」
147 :試合終了のち全員集合。 :2005/05/17(火) 21:46
ピピィーーーーー!!!!

試合終了のホイッスルが鳴る。

「さてと・・・全員集合〜!!」

体育館中の女子バスケ部員が手前のコートに集まってくる。

「とりあえず座ってや。」

先生の一言で女子バスケ部員が一斉に座る。
148 :ヴィンセント :2005/05/17(火) 21:47
本日分更新終了。
149 :なつまり。 :2005/05/17(火) 22:08
え〜・・めちゃめちゃお久しぶりです。
更新速度のことは気になさらずに頑張ってください(人に言えた立場ではないんですけど・・)
次回も楽しみにしています。
150 :ヴィンセント :2005/06/15(水) 19:54
>>149
はい、めちゃめちゃお久しぶりです。
更新を気にしないと平気で3ヶ月更新無しとかやってしまう様な性格(?)なもんで・・・。
これからも頑張らせて頂きたいです。よろしくお願いします。
151 :先輩達の紹介 :2005/06/15(水) 19:55
「えー・・・今日は前にも言った様に、高等部の先輩からバスケを指導してもらいます。」

なんかざわざわしてきたな。
しかも・・・ざわざわしてる子みんな・・・俺の方見てるんだけど・・・。

「まず私の隣にいるこの子が、高等部の女子バスケ部の部長の飯田圭織ちゃん。」
「よろしく。」
「「「よろしくお願いします。」」」

声がぴったりで綺麗な声ですなぁ・・・男子バスケのごつい声とは大違いだな。

「で、その隣のちっちゃいのが・・・」
「ちっちゃい言うな!」
「隣のちびっ子が、高等部の女子バスケ部レギュラーの矢口真里ちゃん。」
「・・・よろしく〜。」
「「「よろしくお願いします。」」」

真里、だいぶ機嫌が悪くなってるなぁ・・・あの稲葉って先生、性格悪いなぁ。

ん?なんか・・・似たような人が高等部にもいたような・・・?

「で、その隣の子が、高等部の女子バスケ部の部員の吉澤ひとみちゃん。」
「よろしくです。」
「「「よろしくお願いします。」」」
152 :えぇー・・・ :2005/06/15(水) 19:56
吉澤さんの紹介が終わると・・・強めの目線が一気にこっちに向けられた様な気がする。

「で、その隣が・・・みんな、中等部の男子バスケ部が全国で二連覇したのは知ってる?」
「「「はい。」」」
「その時の立役者。人呼んで『藤島の流星(シューティングスター)』こと、萩嶋亮君。」
『ども。』
「「「・・・・。」」」

なんで黙っちゃうのよ。
153 :指導開始! :2005/06/15(水) 19:57
「じゃあ、早速ご指導願いましょうか。」
「はい。じゃあ、それぞれ分かれて個別指導で行きましょう。
 ポジションがCの子は私が。で、PGの子は矢口に。」
「みんな、ついてこい!」
「で、PFの子は吉澤さんに。」
「お手柔らかに。」
「その他のポジションの子は亮に指導してもらって下さい。」
『大変だ、こりゃ。』

ってな訳で、ポジションごとにそれぞれ分かれて個別指導って事になった。

俺は体育館奥のコートで教える事に。
154 :大いに語らせて頂きます。 :2005/06/15(水) 20:00
『とりあえず、座ってもらっていいかな。』

2つのポジションの子達だけあって、圭織や矢口や吉澤さんよりも人数が多め。

『最初にこれだけは言っておきたいと思います。
 与えられたポジションの役割ってのをしっかり把握し、完璧にこなす・・・ってのもいいんだけどね。
 相手の戦術や試合展開、突然のアクシデントなどに臨機応変に対応しなくちゃいけない訳よ、バスケって。
 だから、あの子がPGだからPGの役割は任せればいい。なんて考えてると足下すくわれちゃう訳で。
 つまり・・・ポジションってのはそれほど厳密じゃなくて、各選手が多くの役割をこなせる事が理想形なんだよね。』

「・・・・。」

皆様、頷いたりして凄く感心されてる様子でございますな。

で、話はそれから結構長くなりまして・・・







『・・・って事なんです。わかってもらえたかな?』
「「「はい!」」」

いいお返事だこと。

『じゃあ、テクニックを教えていきます。
 まずはF以外のポジションの大事な役割、遠距離からのシュートを教えていきたいと思ってます。
 じゃあ、とりあえずみんな一本づつ3ポイントラインからシュートを打ってもらえるかな?』
「「「はい!」」」
155 :ヴィンセント :2005/06/15(水) 20:02
本日分更新終了。

>>154の改行失敗しました。。。
156 :ふむふむ・・・ほうほう・・・ :2005/07/18(月) 15:51
全員が立ち上がり、一列に並ぶ。

最初の子がシュートを打つ・・・なるほど。
最初の子が最後の子の後ろにつき、次の子がシュートを打つ・・・なるほど。







最後の子がシュートを打つ・・・なるほど。

『はい、わかりました。じゃあ・・・君。』
「私・・・ですか?」
『そう。ちょっとこっち来て。』
「はい。」
157 :わかりやすく(?)説明を… :2005/07/18(月) 15:53
ポニーテールの女の子がこっちに歩いてくる。

『じゃあ、さっきみたいにシュートを打ってみて。』
「はい。」

ボールを構え、足を少し曲げ、彼女がボールを放とうとする・・・

『ストップ!!』
「えっ!?」

ボールは彼女の手元を離れ、俺のいきなりの声で彼女の足下に転がる。

『みんな、ここに注目。』

彼女の腕を指さす。

『大半のみんなの腕には力が入ってると思うんだ。
 一通り見てたけど、リングにぶつかって入る子や外れた子は多分腕に力が入ってるんだと思うんだ。
 彼女と数人の子はスッと入ったんだよね。見てると無駄な力が抜けてるんだよね。』

彼女の足下に転がっているボールを拾う。
158 :緊張の一投・・・ :2005/07/18(月) 15:57
『ちょっとどいてもらっていいかな。』

彼女に少し横に移動してもらい、ゴール正面の3ポイントラインに立つ。

『右腕は脇を締め、手首を柔らかく・・・左手はボールに添えるだけ。』

言いながら自分で自分の動作を確認していく。

『足を少し曲げて・・・力を抜いて、放り投げる感じで!』

程よい屈伸動作から身体を浮かせジャンプし、シュート!

俺の放ったボールは放物線を描き、吸い込まれる様に・・・

パシュ

っと乾いた音と共にゴールに入る。
159 :なんか・・・恥ずかしいです。 :2005/07/18(月) 16:00
『ふぅ・・・こんな感じで。』

・・・あれ?

「・・・・。」

・・・あれ??

「「「・・・・。」」」

皆様・・・呆気にとられた様な顔してこっちを見てるんですけど。
何か・・・やらかしちゃいましたか??

パチパチパチパチパチパチ!!!

「すごーい!!」
「きゃー!!」
「かっこいー!!」

黄色い声援と拍手喝采が俺に向けられてる・・・すごく恥ずかしいんですけど・・・。

『まぁ・・・こんな感じでやればいいと思うんで、頑張ってね。』
「「「はい!!」」」

なんか、さっきより眼がキラキラしてないか?
ま、どうでもいっか。
160 :ヴィンセント :2005/07/18(月) 16:01
本日分更新終了。

更新遅くて申し訳・・・。
バスケの知識が浅すぎて申し訳・・・。
161 :ヴィンセント :2005/07/23(土) 16:49
あ、よく見たら>>154でもやらかしてるな…改行ミス…。
ほんとに申し訳です…
162 :名無飼育さん :2005/08/12(金) 16:20
話が面白くていいです。
楽しみにしてるのでがんばってください。
163 :ヴィンセント :2005/08/18(木) 21:26
>>162
あざーっす!!(笑
期待に応えられる様に少しずつ頑張ります。

前にちょっと話題にした事をやってみようと思います。
試験的ですので、気軽に参加よろしくお願いします。
164 :誉められた後も・・・ :2005/08/18(木) 21:29
いろいろと指導しました。で、全体指導が終わった後。

「亮さーん!」
『ん?』

声がした方に振り向くと・・・こっちに向かってくる女の子が一人。
165 :俺×絵里ちゃん。 :2005/08/18(木) 21:32
「お疲れさまです。」
『おつかれ、絵里ちゃん。』
「かっこ良かったですぅ!あのシュート!!」
『プロの選手はもっと格好良く撃つけどね。』
「素直に誉めてるんですから、素直に喜んで下さいよ〜。」
『誉められる事に慣れてないから。』

とか、いろいろ話してたら・・・

「絵里ー!片づけ手伝ってー!」
「ごめ〜ん!今行く〜!!」
『サボっちゃダメじゃん。』
「だってぇ〜・・・。」
『友達待ってるから、早く行ってきなよ。』
「は〜い。」
『またね、絵里ちゃん。』
「今度はお店じゃなくて、家に来て下さいね!」
『う〜ん・・・考えておくよ。』
「絶対ですよ〜!」

手を振りながら、呼んだ友達の元へ向かう絵里ちゃん。
大きくなったんだなぁ・・・。

「あのぉ。」
『ん?』

後ろから声が。
166 :ポニーテールな美人ちゃん :2005/08/18(木) 21:34
「今日はお疲れさまでした。」

指導の時に見本としてシュートを見せた時のポニーテールの子が立っていた。

『お疲れさまでした。』
「あの・・・。」
『・・・何でしょう?』
「どうすれば、あんなに綺麗なフォームになるんですか?」
『いや・・・えっと・・・』
「あ、自己紹介してませんでしたね。」

瞳の大きなポニーテールの女の子。
だからかな?背が大きい感じがする。

「私『高橋愛(たかはしあい)』っていいます。
 よろしくお願いします。」

改めて見直すとスラッとした体型だなぁ・・・フォームが綺麗に見える訳だ。

『高橋さん。』
「はい。」
『高橋さんのフォームも綺麗だったよ。』
「いえいえ、全然そんな事無いです。」
『基礎がちゃんと出来てる証拠だよ。自信持って。』
「・・・・はい!ありがとうございました!」
『どういたまして。』

片づけが行われている方へ向かって走っていく高橋さん。
途中でこっちに振り返って深々と頭を下げ、また振り返って走っていく。
167 :やっぱりこんな感じの3人 :2005/08/18(木) 21:36
「あれは間違いなく惚れちまったなぁ。」
「間違いないね。」
『うわっ!!』

俺の後ろにいつの間にか真里と圭織が立っていた。

『びっくりしたなぁ・・・。』
「お疲れさま、亮。」
「おつかれ〜。」
『疲れた・・・二度とこんな事が無い様にしてくれ。』
「あんなに綺麗なシュート見せられたら、そうはいかないよねぇ?圭織〜。」
「そうだねぇ〜。」
『キャプテンには負けてますよ。』
「ん?どういう事?」
『それはいいとして・・・吉澤さんは?』
「片づけ手伝ってくるってさ。」
『へぇ〜。』
「ねね、どういう意味?」
『もう帰っていいの?』
「どうなの?キャプテン。」
「うん。これで解散でいいよ・・・で、さっきのどういう意味なの?」
『んじゃ、お疲れ様〜。』
「またねぇ〜。」
「どういう意味なのってばぁ〜!!」

圭織を完全にスルーして、帰路に就く事にした。
まぁ、真里がフォローしてくれるでしょ。
168 :家に帰る途中の出来事 :2005/08/18(木) 21:39
商店街を抜け、目の前にマンションが見えてきた丁度その時・・・

PRRRRRR

ん?

PRRRRRR

この質素な着信音は・・・俺の携帯しかで無いな。
今、着メロとか着歌とか着声とか流行ってるけど・・・ええ、流行に乗れてませんよ。

PI

『もしもし?』
「亮〜!!」
『うわっ!』

耳元からいきなり大声が。

『いきなり何だよ!圭織。』
《さっき言った事、あれどういう意味なの?》
『・・・まだ引っ張ってんの?』
《矢口に聞いてもにひひひって笑うだけだし・・・。》
『・・・まぁ、いいじゃん。気にしない!気にしない!』
《まぁ、いいんだけどさ・・・。》
『で?そんな事で電話してきたの?』
《あ、そうそう・・・実は・・・。》
『何?』
《一応ね、念のために、今日亮に会ったら聞こうと思った事があってね。》
『ほうほう・・んで?その聞こうと思った事って?』
《あのね・・・私ね・・・。》
『もったいぶらずに言いなさいって。』

《・・・髪、切ろうかなって思うんだけど・・・どうかな?》
169 :究極の選択ってヤツか・・・? :2005/08/18(木) 21:46
『・・・・。』
《・・・亮?》
『・・・・。』
《亮!!》
『うわっ!びっくりした・・・なんか遠い所行ってた。』
《交信しちゃった?》
『軽くね。・・・けどさ、今の話・・・マジ?』
《うん・・・最近は女子バスケのみんなのレベルも上がってきて、素早い動きをしなきゃいけなくなってきて、
 そうすると髪が目にかかって視界が塞がれる事とか最近増えてきちゃって・・・
 そんな事でみんなに迷惑かけられないなって思って。》
『なるほど・・・。』
《でもね・・・小さい頃から髪の長い女性に憧れてて、ず〜っと伸ばしてたってのもあって、
 切るってなるとなんかこう・・・名残惜しいっていうか・・・寂しくなるっていうか・・・。》
『なるほど・・・。』
《だから、一人で決められなくて・・・それで亮に意見を聞こうと思ったんだ。》
『何で俺に?矢口とか吉澤さんとか、同じ女性に聞いたらいいんじゃない?』
《前に髪の毛の話になった時、矢口もよっすぃ〜も、ここまで長くした事が無いっていうから、
 あんまり参考にならないかな〜と思って。》
『俺だって長くした事無いんですけど。』
《いや、だから、女の子って髪が大事だから、客観的に考えてくれないと思うんだよね。
 でも、亮なら男性だし、小さい頃から私の事良く知ってるし、そんなに真面目じゃないじゃん?》
『失礼だぞ。』
《あはははは・・・ごめんごめん・・・でも、だから客観的に見てくれるかなって思ったんだ。》
『なるほどねぇ。』
《・・・で?どうかな?》
『ん?』
《切った方がいいかな?》
『えっ!?今答えるの?』
《こういうのは早い方がいいから。》
『う〜ん・・・・』

髪の短くなった圭織を見てみたい気もする・・・。

でも。

髪が長い今のままの圭織でもいい気がする・・・。

う〜ん・・・・

1:『切ってみたらいいんじゃない?』
2:『今のままでもいいんじゃない?』
170 :ヴィンセント :2005/08/18(木) 22:00
本日分更新終了。

>>169
改行やらかしちゃいました・・・どうも慣れないです・・・。

とりあえず前に話題にした「選択肢」を試験的に取り入れてみました。
どっちにしても話に多大なる影響は及ぼさないとは思います・・・。
で、とりあえず、選択肢は「9月1日〆切」でお願いします。
(不器用なんで2つもシナリオ書けないんです・・・orz)
試験的ですので、気軽に参加よろしくお願いします。
171 :ヴィンセント :2005/08/19(金) 19:38
>>170
>で、とりあえず、選択肢は「9月1日〆切」でお願いします。

お願いしてどうするんだろ。(笑
9月1日で選択肢投票は〆切です。って事です。
172 :katu :2005/08/19(金) 22:46
1で
173 :Fulcrum :2005/08/23(火) 02:32
あえて2で
174 :名無飼育さん :2005/08/25(木) 03:18
2でお願いします。
175 :名無飼育さん :2005/09/01(木) 20:27
1で
176 :ヴィンセント :2005/09/01(木) 22:37
うわ…2対2ですか…サドンデスに突入って事で。(謎
177 :名無飼育さん :2005/09/02(金) 01:15
では1で
178 :ヴィンセント :2005/09/02(金) 18:29
じゃあ1で進めて行きたいと思います。
投票ありがとうございました。
今月の11日の衆議院選挙の投票にもみなさん行きましょう。
(自分ももちろん行きます。)
179 :切ってみたらいいんじゃない? :2005/09/18(日) 23:22
『・・・切ってみたらいいんじゃない?』
《え?》
『バスケの事を考えて切るって考えもいいけど、それだとつまんなくない?』
《そう?》
『だから・・・イメチェンって考えれば楽じゃない?』
《イメチェン・・・。》
『それに、俺も髪の短い圭織も見てみたいって思ってたし。』
《そう・・・なの?》
『ま、想像つかないんだけどさ。』
《・・・ありがと、参考にするね。》
『・・・参考?』
《うん。参考までに聞こうと思って。》
『え?だって、お前・・・』
《別に亮の意見にするとか一言も言ってないし。》

そういえば・・・そうだな。

《今日はいろいろとありがとね。》
『約束、忘れんなよ。』
《あ・・・覚えてたの。》
『当たり前だ。』
《じゃあね。》
『またな。』

PI

通話終了ボタンを押して、携帯をポケットにしまい、家へと急ぐ。

でも・・・髪の短い圭織かぁ・・・やっぱ、全然想像出来ないな。
180 :姉さん・・・事件です。(姉なんていないけど。) :2005/09/18(日) 23:23
いつもの様に7階の途中でスタミナ切れ。
歩いて階段を上って10階に。

はぁ・・・いつもよりも疲れたぁ。

鍵を開ける。
ガチャリという鍵の開いた音。
部屋のドアを開ける。

『ただいまぁ。』

いつもの様になんとなく言ってみた。
当然、返事は・・・

「おかえり〜。」

・・・え?

よく見ると、見た事のない靴が玄関に。
急いで中に入ると、そこには・・・
181 :まさにサプライズ。 :2005/09/18(日) 23:24
「日曜日に出かけるなんて、珍しいわね。」

ソファーに座って、テレビを見ていた女性がこっちに振り返る。

『か・・・母さん!?』
「久しぶり。」
『連絡ぐらいくれればいいのに。』
「サプライズよ、サプラ〜イズ!」
『そんなサプライズは別にいらないから。』
「つまんないわねぇ。」
『つまんなくていいの。』

こんな話を少しした後、部屋に行って、着替えた後も母さんと話をしてたら・・・

「あ、そうだ。」
『ん?』
「亮にね、言わなきゃいけない事があったのよ。」
『何?』
「あのね・・・『れいな』ちゃんの事、覚えてる?」
『れいな・・・あぁ!あの福岡に住んでる伯父さんのとこの。』
「そうそう・・・ってよく覚えてるわね。」
『今、思い出したんだよ・・・で?れいながどうしたの?』

「・・・ここで一緒に住んでくれない?」
182 :ヴィンセント :2005/09/18(日) 23:26
本日分更新終了。

あまり進んでなくて申し訳・・・。
183 :名無飼育さん :2005/09/19(月) 02:07
おっとれいなさんが意外なカタチで登場ですね。
どうなるのか楽しみです
184 :みっくす :2005/09/19(月) 05:15
更新はっけーーーーん。
なんかドキドキな展開になってきましたね。
続きたのしみにしてます。
185 :名無飼育さん :2005/10/11(火) 20:51
これすげぇ好き。
楽しみに待ってます
186 :ヴィンセント :2005/10/18(火) 21:33
>>183
ちょっと強引なカタチですけどね。

>>184
ありがとうございます。
ちょっとづつですが、頑張ってます。

>>185
嬉しいお言葉ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。

訂正
>>181
×:『れいな・・・あぁ!あの福岡に住んでる伯父さんのとこの。』
○:『れいな・・・あぁ!あの福岡に住んでる叔父さんのとこの。』

伯父さんは親の兄の場合に使い、叔父さんは親の弟の場合に使うそうです。
187 :れいながここに来る理由 :2005/10/18(火) 21:36
『・・・は?』
「だから、ここで住ませてあげてほしいの。」
『理由ぐらい話してくれよ。』
「あ、そっか。ごめんごめん。」
『母さんの悪い癖だぞ。相手も分かってると思って物事を話すの。』
「ごめんごめん。あのね・・・」
『うん。』
「・・・離婚する事になりそうなのよ、あいつ。」
『えっ!?』
「それでね、事実上の離婚協議をする事になったんだけど、そんな父親と母親の姿を見せたくないからって、
 れいなちゃんを預かってくれないかって言われたのよ。」
『叔父さんらしいね。』
「でもね、私も俊介さんも忙しいし、だからって断る訳にはいかないし・・・って事で・・・」
『空き部屋がいっぱいある所で一人暮らししてる俺に預けるって事になった訳か。』
「ご名答。」
『でもさ、れいなだって年頃の女の子なんだから、一人暮らしの男の部屋に住むなんて嫌がるんじゃない?』
「別にいいって。」
『え?』
「本人に聞いたら、別に構いませんって。」
『へぇ・・・。』

ま、男として見られてないって事ですよね。
188 :それだけのために・・・? :2005/10/18(火) 21:37
「実はそれを言うためにここに来たんだよね。」
『えっ!?それなら電話でいいじゃん。』
「どこ行ってたかは知らないけど、ここの電話は繋がらないし、
 携帯にかけても繋がらなかったのよ。」
『・・・あ!携帯忘れてた。』
「ま、仕事抜ける口実が出来たからいいんだけどねぇ〜。」
『また人任せにしてきたの?』
「みんな優秀だから大丈夫。」
『それを人任せって言うんですよ、薬品開発部主任。』
「・・・すみません。」
『ん?』

ふと時計に目を向けると、7時40分。
189 :作る人、食べる人。 :2005/10/18(火) 21:39
『もうこんな時間か・・・母さん、飯どうする?』
「う〜ん・・・出前でも取ろうよ。」
『いっつもそうなんだから・・・もう歳なんだし、身体の事気にしないと。』
「余計なお世話よ。」
『俺が何か作るよ、それでいいっしょ?』
「大丈夫〜?」
『俺を誰だと思ってんの。』
「じゃ、期待してまぁす♪」







冷蔵庫にあった食材を使って4品ほど作ってみました。

「う〜ん!さすがは俊介さんと私の子ね。」
『どういう意味さ。』
「俊介さんって、ああ見えてもすごい料理上手いんだよ。」
『へぇ〜・・・父さんがねぇ。』
「いっただっきまぁ〜す。」
『もう食べてるし。』

また凄い食欲ですな、お母様。
俺が手をつけずに皿の上の料理がどんどん消えていく・・・。
190 :あ、そういえば。 :2005/10/18(火) 21:41
母さんの食欲が箸の勢いが治まった所で、
ちょっと気になった事があったんで、聞いてみる事に。

『母さん。』
「ん?」
『れいなの事なんだけどさ。』
「何?今頃ダメとか言われても無理よ。」
『こっちがダメとか言ってもどうにもならないって事ぐらい分かってるから、
 今更文句は言わないよ。』
「だったらいいんだけど・・・で?何?」
『いつ来るのさ?れいなは。』

言いたい事を言えたんで、お茶をすする俺。

「明日。」
『ぶっ!!』

とんでもない事を聞いたんで、お茶を吹き出す俺。

「もう、汚いなぁ。」
『急ぎすぎない?明日って。』
「急がば回れって言うじゃない?だから、こういう事は早い方がいいのよ。」
『・・・急がば回れの使い方間違ってるよ。』
「気にしない♪気にしない♪」

急がば回れ:急ぐ時には、危険な近道より、
      遠くても安全な本道を通るほうが結局早い。
      安全で、着実な方法をとれという戒め。
191 :大変な事になってきたなぁ・・・ :2005/10/18(火) 21:43
「多分明日の夕方には来ると思うから、学校終わったら寄り道しないで帰ってきてよ。」
『えっ?どういう事?』
「れいなちゃんにはここの住所は教えてあるから多分大丈夫だと思うんだけど、
 もし場所が分からなくなったら、ここに電話する様に言っておいたから、
 電話にでる人がいないと困るのよ。」
『母さんは?』
「ずっとサボッてる訳にはいかないからね、明日の昼には帰ろうと思ってるけど。」
『れいなが来るまでいてくれればいいじゃんか。』
「そうしたいのは山々なんだけどさ・・・やっぱりこれ以上部下を困らせてもいけないし。」
『しょうがないか・・・はぁ。』
「頼んだわよ♪」
『わかったよ・・・ただし!!』
「な、何?」
『薬品開発部の皆さんによろしく。』
「・・・了解♪」

この後も他愛もない話を続けてたんだけど・・・お互いに疲れてるみたい。

なので、母さんはソファで寝る事に。
俺はもちろん部屋に戻って寝る事に。

はぁ・・・なんか大変な事になってきたなぁ。
192 :ヴィンセント@チラシの裏 :2005/10/18(火) 21:47
本日分更新終了。

>>187でまた改行やらかしちゃいました・・・orz

ちなみに「俊介さん」は亮のお父さんの名前です。
ちなみに亮のお母さんの名前は「瞳」です。
宝塚出身のあの方がモデルです。というか、そのままです。(笑
193 :名無し娘。 :2005/11/05(土) 14:45
更新乙です。
お母さんいいキャラですね〜「瞳」さんという名前に納得です。
これからの展開を楽しみにしてます♪
194 :ヴィンセント@お詫び :2005/11/18(金) 21:32
>>193
あの明るさとあの美貌を兼ねた母親がいたら、かなり自慢出来ますよねぇ。
いいなぁ…亮。(笑

申し訳。
この後の展開で…かなり行き詰まってしまってます。
「毎月18日更新」を目標に頑張ってたんですが…。
来月の18日までにはなんとか頑張ります…ほんとに申し訳です。
195 :名無飼育さん :2005/11/23(水) 17:55
楽しみに待ってます。
頑張ってください。
196 :名無飼育さん :2005/12/12(月) 05:38
突然失礼します。
いま、2005年の飼育を振り返っての投票イベント
「2005飼育小説大賞」が企画されています。よろしければ一度、
案内板の飼育大賞準備スレをご覧になっていただければと思います。
お邪魔してすみませんでした。ありがとうございます。
197 :ヴィンセント@お詫び :2005/12/16(金) 22:25
>>195
楽しみにされているのに、本当に申し訳ございません。
ありがとうございます。頑張ります。

本当に申し訳ありません。
どうやら次の更新はもしかすると来年になりそうです。
諸事情により忙しかったのですが、これから年明けまでがさらに忙しくなりそうで…。
なるべく早く次の更新が出来る様に努力します。
198 :193 :2005/12/21(水) 01:43
あせらずにヴィンセントさんのリズムで書いていってくださいね。
僕たちはいつまでも待ちますからw
無理をせず、体を壊さないように気をつけてくださいね。
僕が、少し風邪気味なので説得力ないですが…(汗)w
199 :ヴィンセント@新年の挨拶 :2006/01/18(水) 22:38
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
今年は頑張ります…はい。
200 :翌朝の変化 :2006/01/18(水) 22:39
ジリリリリリリリ!!

『ん〜・・・・』

ジリリリリリン・・・・

目覚まし時計を止め、身体を起こし、上体を伸ばす。

『・・・眠い。』

眠気を引きずりながら、顔を洗いに1階へ降りていくと・・・

『あれ?』

ソファで寝ているはずの母さんがいない。

『どこ行ったんだろ・・・ん?』

テーブルの上を見ると、紙が置いてあった。
テーブルの上のその紙を取ると、紙には文章が書かれてあった。
201 :手紙の内容 :2006/01/18(水) 22:41
亮ちゃんへ。

ごめんね〜。
急用が出来ちゃったみたいだから、一足先に帰りま〜す。
れいなちゃんの事、くれぐれもよろしくお願いね。

PS:今度、私が家に行く時には、彼女の一人ぐらい紹介しなさい。

                          母より。
202 :いつも通りの一日の始まり :2006/01/18(水) 22:43
『何言ってんだか。』

テーブルに手紙を置いて、顔を洗いに。







恥ずかしくない程度の身だしなみ、よし。
恥ずかしくない程度の制服の着こなし、よし。
朝食による栄養補給、よし。

『さてと、行きますか。』

準備万端。今日も頑張っていきますか。
203 :いつも通りにならない予感・・・ :2006/01/18(水) 22:47
『あー・・・眠たい。』

信号待ち。
この信号、なかなか青に変わらないな・・・あ。

ここ、押しボタン式でした。
う〜ん・・・頭がまだ眠ってるなぁ。

『・・・ん?』

押しボタンの下に何か落ちてる。
折角見つけたので、拾い上げてみる。

『・・・携帯電話?』

表面にデコレーションとかされていない、ごく普通の携帯電話。
ストラップはキティちゃん。

『近くに交番とか無いし、時間も無いしなぁ・・・しょうがないか。』

カバンの中に拾った携帯電話を入れる。
と同時に信号が青に変わった。

『よし!』

学校までダァ〜ッシュ!!
204 :立て!立つんだジョー! :2006/01/18(水) 22:49
『・・・・。』

燃え尽きたよ・・・真っ白に・・・おやっさん・・・。

・・・誰だ?おやっさんって。

「大丈夫?」

心配そうな顔でなっちが声をかけてきた。

『・・・大丈夫だと思う。』
「顔が大丈夫そうじゃないよ?亮ちゃん。」
『じゃあ・・・大丈夫じゃないんじゃない?』
「保健室行ったら?」
『・・・屋上で寝てくるわ。』

いい判断だ、俺。

「ちょ、ちょっと!亮ちゃん!!」

そんな言葉にも耳を傾けず、何かに導かれる様に、屋上へ・・・
205 :先客万来・・・なんてね。 :2006/01/18(水) 22:53
『疲れたぁ。』

屋上には暖かい風が吹いていて、まさに寝るにはぴったしの状態だ。

『さてと、いつもの場所で寝るか・・・』

すぅ〜

『ん?』

すぅ〜   すぅ〜

・・・何か聞こえる。

すぅ〜   すぅ〜

・・・誰かの・・・寝息?

すぅ〜   すぅ〜

聞こえる場所まで行ってみる。







寝息らしい音が聞こえる場所は、どうやら俺のいつもの場所らしい。
そっと覗いてみると・・・

「すぅ〜・・・すぅ〜・・・」

女の子が体を丸めて眠っていた。
206 :The Sleeping Girl :2006/01/18(水) 22:59
『先客・・・か。』
「すぅ〜・・・」
『ここじゃないと見つかるんだよなぁ、先生に。』
「すぅ〜・・・」
『じゃ、ちょっと失礼して・・・』

女の子を少し押して、スペースを作り、そこに座る。

『・・・非常に寝にくい。』

寝ている女の子を見てみる。
・・・いや、特に意味はないんだけど。

長い茶色の髪。
ちょっと目が離れてるかな・・・?

でも・・・なんか・・・子猫って感じがする。

なんとなくね・・・なんとなく。

「ん・・・」
『!?』

寝ぼけ眼でむくっと上半身を起こす女の子。
半開きの寝ぼけ眼は前方に向けられてる・・・。

『・・・・あれ?』
「すぅ〜・・・すぅ〜・・・」
『寝てる!?』
「ん・・・?」

寝ぼけ眼の女の子がこちらを向く。
か・・・かわいい。

いやいやいや・・・何考えてんだ、俺は。

「・・・萩嶋・・・先輩?」
207 :積極的なかわいい子猫 :2006/01/18(水) 23:04
『えっ!?』
「萩嶋先輩ですよね?」
『そうだけど・・・?』
「・・・・。」

なんか・・・目がキラキラしてるんですけど・・・?

「うにゃ〜!!」
『わわっ!!』

いきなり抱きつかれて、そのまま押し倒されて・・・

『いてっ!』

思いっきり背中をぶつけたみたい。

『ちょっ!ちょっと!!』
「ふにゃ〜・・・」

ふにゃ〜って・・・猫じゃないんだから。

『ちょっと!君!』
「んあ?」
『・・・・いきなり、積極的すぎない?』

何言ってんだ、俺は!?

「先輩が、魅力的だからですよ。」
『お・・・俺が?』
「知ってました?先輩って後輩から凄く人気あるんですよ?」
『・・・そうなの?』
「ん〜♪先輩っていいにおいがするぅ〜♪」
『話・・・聞いてないよね?』
「あ、自己紹介がまだでした。」

俺から離れると、少し足を崩した正座みたいな状態になる女の子。

「私、1年C組の『後藤真希(ごとうまき)』です♪」

敬礼みたいなポーズをとって、ふにゃっとした笑顔の真希ちゃん。
208 :ヴィンセント :2006/01/18(水) 23:05
本日分更新終了。

新年早々怒濤の展開!(爆
今後ともよろしくお願いします。
209 :名無飼育さん :2006/01/31(火) 11:57
まってたよーーーーーーー
次回も楽しみにしてるよー
210 :名無飼育さん :2006/02/20(月) 19:43
ごっちんが登場しましたね〜次なる展開楽しみにしときます。
211 :ヴィンセント@病み上がり。。。 :2006/02/27(月) 19:58
>>209
なかなか更新できずに申し訳です。
これからもよろしくお願いします。

>>210
はい。登場させました。(笑
ただ…このお話で出てくるごっちんは、
実際とはかな〜り!違うんで、覚悟しておいてください。(謎

と、レス出来る状態にまで復活しました。
が、まだ少しフラフラします。
あ、過労でぶっ倒れちゃって、自宅で静養してまして…。
なので、更新はもう少しお待ちください。
本当に申し訳ないです…。
212 :名無飼育さん :2006/04/05(水) 19:50
気長にお待ちしております♪
213 :名無飼育さん :2006/07/23(日) 01:54
待ちます!!
214 :名無飼育さん :2006/08/07(月) 19:50
まだ、待てる!!
215 :名無飼育さん :2006/09/14(木) 03:45
まだ…まだ…
216 :take@(o|o)/ :2006/09/15(金) 22:33
>ヴィンセントさん
お久しぶりです。覚えていらっしゃいますでしょうか?
少しずつですが、お話読ませてもらってます。
また、体調がよろしくみたいですが、大丈夫でしょうか?
更新お待ちしてますね。

PS.長年放置してしまった某所のアレですが、sage進行で更新してます(w
私信スマソ
217 :ヴィンセント@遅すぎるごあいさつ :2007/01/29(月) 21:51
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
って遅すぎですね。。。

>>212
>>213
>>214
>>215
本当に長い間申し訳ございません。
なんせ自らもトラブルにあい、さらには親戚のトラブルに巻き込まれまして、
もういっぱいいっぱいだったんです。。。(T▽T)

>>216
ほんとにお久しぶりです。
体調はすこぶるばっちりだったんですが、なんせいろいろあったので・・・。

だいぶブランクがあったので、かなり苦戦中です。。。
これからどんな展開にしようとしたんだっけなぁ・・・とか。
この子はどんな設定で出すんだっけなぁ・・・とか。
もういっその事全部一から作りなおして、一からスタートしようかなぁとか。(ぉ

もがき苦しんでおります。もうしばらくお待ちください。
m(__)m
218 :名無飼育さん :2007/01/30(火) 01:28
今このスレを見つけて頭から読みました。
「これはいい!!」と思ったら長期未更新・・・。
と思ったら、ついさっき作者さんの更新、これは運命か・・・。
気長に待ってます。
219 :名無飼育さん :2007/03/25(日) 12:41
待ってます…
220 :ヴィンセント@もう春ですか。。。 :2007/03/28(水) 23:32
>>218
新規さんいらっしゃ〜い。(三枝風
ほんとにごめんなさい・・・いろいろあったんです。
これからもこんな感じが続くと思いますが、よろしくお願いします。

>>219
申し訳です。
もがき苦しみながら頑張ってみたいと思います。
221 :若いうちは勉強しなさい :2007/03/28(水) 23:36
『ど、どうも。』
「でも、どうして先輩がここにいるんですか?」
『ああ・・・退屈な時とか疲れた時は、いつもここに来て寝てるんだよ。』
「私も朝は眠いんですよぉ。だから、いつも午前中はここにいる事が多いんです。」

こんな他愛もない話を続けていると・・・

キーン コーン カーン コーン

『お、一時限目終了か・・・もう少し寝るかな。』
「じゃあ、ごとーもぉ〜。」
『真希ちゃんは授業行った方がいいんじゃない?』
「何でですかぁ?」
『一年生なのに留年はまずくない?』
「う〜ん・・・確かにまずいかも・・・。」
『でしょ?』
「・・・わかりました。」

立ち上がり、制服の乱れを直し、

「ごとーは授業に行ってまいります。」

敬礼みたいなポーズをとって、ふにゃっとした笑顔で俺に報告。

『頑張ってらっしゃいませ。』

真希ちゃんと同じポーズで返事を返す。

「いってきまぁす♪」

小走りで入り口から出て行く真希ちゃん。
それを見送って、再び横になる。
222 :懐かしい気持ち :2007/03/28(水) 23:38
『ふぅ・・・。』

真希ちゃんと話してたら、なんか眠気覚めたなぁ。







空ってこんなに青かったっけなぁ・・・。







雲ってこんなに大きかったかなぁ・・・。







あの時の空も・・・あの時の雲も・・・こんなんだったのかなぁ?






223 :さよなら懐かしさ。こんにちわ急展開。 :2007/03/28(水) 23:41
♪〜 ♪〜

『うわっ!!」』

ブレザーの右ポケットから聞こえてくる聞き覚えのあるメロディ。

そりゃそうだろうな。
俺の携帯の着信音だからな。

PI

『もしもし。』
《もしもし?亮ちゃん?》

この声は・・・

『なつみか。』
《亮ちゃん。もう昼休みだよ?》
『あ、もうそんな時間か。』
《亮ちゃん。》
『今度は何だ?』
《昼休みに入ってから、ずっと亮ちゃんのカバンの中から、
 ぶ〜ぶ〜って音が聞こえるんだけど・・・》
『カバンの中?』
《うん。なんか、ぶ〜ぶ〜って。》

ぶ〜ぶ〜・・・ぶた?

カバンの中から・・・ぶた?

カバンの中・・・・あ!!

『サンキュウ、なつみ。』
《あ、ちょっと!》

PI

電話を切り、教室へ急ぐ。
224 :着信アリ。 :2007/03/28(水) 23:43
『なつみ。』
「あ、亮ちゃん。」
『まだ鳴ってるか?』
「うん。」

カバンの方へ耳をすますと・・・

ぶ〜・・・ぶ〜・・・ぶ〜・・・

『鳴ってるな。』

俺の携帯はブレザーの右ポケットに入ってる。

って事は・・・!

慌ててカバンを開け、中をガサゴソしてみる。

『忘れてた・・・』

カバンの底の方で一定のリズムで振動を繰り返している、
キティちゃんのストラップのついた携帯電話。

『とりあえず電話にでないとまずいよな。』

携帯を開く。
通話ボタンを押す。
電話にでてみる。
225 :イライラ20%増 :2007/03/28(水) 23:46
『もしもし。』
《もしもし。それ、あたしの携帯なんですけど。》
『えっと・・・落ちてたんで、拾ったんですよ。』
《あ、そうなんだ・・・じゃあ、持ってきてもらえます?》

生意気だなぁ。
明らかに礼儀を知らない今時の女子高生だな、この携帯の主は。

『えっと・・・時間はいつにしましょうかね?』
《今、昼休みなんで、出来たら今すぐがいいんですけど。》

ん?今、昼休み?
俺も今、昼休み。

まさか・・・

『もしかして・・・藤島学園高等部の人ですか?』
《え?なんで分かったの!?》

ビンゴ。

『僕も藤島学園高等部なんですよ。』
《ほんと!?超助かったぁ!》

超とか言うな。超とか。

《じゃあ・・・体育館の裏で待ち合わせで。》

俺、怖いお兄さんにボコボコにされるんですか?

『わかりました。』
《すぐ来てね!すぐ!!》
『はい・・・なるべくすぐ行きます。』

ぷ〜・・・ぷ〜・・・ぷ〜・・・

きれてる。
226 :注意一秒怪我一生 :2007/03/28(水) 23:51
携帯を閉じ、ブレザーの左ポケットに入れ、教室を出ようとする・・・と

「亮ちゃん。」
『ん?』
「携帯変えたの?」
『ああ・・・商店街の手前の押ボタン式の信号の前に落ちてた携帯。
 んで、この携帯の持ち主からの電話。』
「そうなんだ。」
『どうやらここの生徒みたいだからさ、渡してくるわ。』
「気をつけてね。」
『別に気をつけなくても・・・

でも、体育館の裏だもんな。

 わかった。気をつけてくるわ。』
227 :体育館裏での出会い :2007/03/28(水) 23:54
教室を後にし、言われた通りに体育館の裏に来たんだが・・・

『いないし。』

すぐに来いって言ったのは何だったんだ?

なんて思ってたら、

「あの。」

後ろから声がしたので、振り返ってみると・・・

「携帯拾ってくれた人?」

茶色のロングヘアー。
少し釣りあがった目をした美人系。

そんな子が立っていた。
228 :ヴィンセント@もう春ですか。。。 :2007/03/28(水) 23:58
本日分更新終了。

長期間の更新停止申し訳。
これからは何とかしていきたいと思います。
229 :名無飼育さん :2007/05/09(水) 21:35
待ってまーす
230 :ヴィンセント@最悪です :2007/06/11(月) 18:27
>>229
すみません・・・

PC内のデータが全部吹っ飛びました。
体育館裏からのやり直しという事になるんですね・・・orz
頑張ります・・・とにかく頑張ります・・・
231 :名無飼育さん :2007/06/11(月) 18:52
あまり無理して体壊さないようにしてくださいね。
ゆっくり待ってます。
232 :名無飼育さん :2007/08/28(火) 12:21
やり直しはモチベーションが下がるでしょうが、お待ちしています。
233 :ヴィンセント@しんどい。 :2007/10/09(火) 22:32
>>231
申し訳ないです。
あまり待たせすぎると怒られちゃうので、頑張ります!

>232
だいぶ下がってましたけど、何とか頑張ってますw
あまり待たせすぎると怒られちゃうので、頑張ります!

本当にお待たせしました。
とはいえ、この先の展開に少しつまづいているので、
またあの手でいかせていただきますw
234 :任務無事完了。 :2007/10/09(火) 22:34
『そうだけど。』
「えっと・・・携帯。」
『ああ、そうか。』

ブレザーの左ポケットに入れておいた携帯電話を差し出す。

「あ、ありがとうございます。」

なんか・・・電話の時と、人物違う気がするんですけど??

『どういたしまして・・・じゃあ、これで。』

用事も済んだし、帰ろうと思ったんだけど・・・

「あの!」

なぜか呼び止められた。
235 :ロマンティック浮かれモード :2007/10/09(火) 22:38
『ん?』
「あの・・・萩嶋先輩ですよね?」
『そうだけど・・・何か?』
「この前の試合、かっこよかったです!」
『この前の・・・試合?』

この前・・・試合・・・かっこよかった・・・

・・・あ!!

『バスケ。』

「藤島学園高等部1年、バスケ部所属『藤本美貴(ふじもとみき)』です!」

ほんとに電話に出た女の子なのだろうかと、疑うほどの明るい子。
236 :お礼ねぇ・・・ :2007/10/09(火) 22:40
『藤本さん・・・。』
「えっと・・・何かお礼をしたいんですけど。」
『お礼?いいよ、別に。』
「でも、なんか申し訳ないし。」
『申し訳ない?』
「電話でちょっときつい言い方しちゃったし。」
『ああ、それなら大丈夫。気にしないで。』
「いや、でも・・・やっぱり何かさせてください!!」
『うーん・・・』

A:『じゃあ、今度デートしてくれる?』
B:『いや、本当に大丈夫だから。』
C:『他に誰もいない事だし・・・×××しようか。』
237 :ヴィンセント@しんどい。 :2007/10/09(火) 22:46
という訳で、選択肢2回目です。
Cの×××は皆様のご想像にお任せ致しますw

選択肢投票は「10月28日」〆切という事にさせていただきます。
238 :名無飼育さん :2007/11/04(日) 20:51
いつの間にか更新キテタ〜!!
遅れましたが、Bで!!
239 :名無飼育さん :2007/11/20(火) 01:28
Bじゃないと作品の空気が壊れてしまう・・・よってBで。
240 :ヴィンセント@今年最後にご挨拶。 :2007/12/31(月) 02:25
えー・・・だいぶ停滞してるお話作家のヴィンセントです。
立て続けのハロプロの報道に「やる気」なるものを、だいぶ削がれておりました。
しかし、一度始めたものを中途半端な状態で投げ出すのはいけないと思ったので、
頑張って書き続けたいと思っております。

状況としては、レス2個分ぐらいですかね・・・ごめんなさい。
ク○ーズみたいな世界もいいなぁ・・・なんて思った時もありました・・・ごめんなさい。
ペル○ナ3の世界もいいなぁ・・・なんて思った時もありました・・・ごめんなさい。

そんなわけで(?)来年もよろしくお願いします。
皆様にとっても、自分にとっても、よい年になりますように。
241 :名無飼育さん :2008/02/17(日) 23:03
期限かなり過ぎてますが、Bで。
続きまってます。
242 :あああああああああああ :2008/03/12(水) 19:45
ああああああああああああああああああああああ
243 :ヴィンセント@orz :2008/03/16(日) 19:11
>>238 >>239 >>241
了解です。Bで行かせていただきます。

>>242
何だ!?この自分の心情を写しだしたレスは!?

という訳でダメ野郎です。こんばんは。
ブレーキ踏みすぎて、完全に止まっております。
とりあえず4月までにはなんとかしてみます。
申し訳ございません。
244 :空気が・・・ :2008/04/02(水) 22:56
『いや、本当に大丈夫だから』
「そうですか・・・」

キーン コーン カーン コーン

『じゃあ、そういう事で』

なんかバツが悪かったんで、そそくさとその場を後にした。
245 :きっかけはいろいろ :2008/04/02(水) 22:59

−放課後−

今日も拘束終了っと。
さぁて、今日はどうしようかなぁ・・・

ん?

何か・・・忘れてる気がする・・・何だったかなぁ?

・・・ま、いっか。

「亮ちゃん」
『ん?どうした?なつ・・・なっち』
「えっとね・・・港の公園の近くにケーキ屋さんが出来たんだよ」
『ふーん。・・・で?』
「でね、夕暮れになると、そこからきれいな景色が見えるんだ」
『へぇ・・・』

きれいな景色ねぇ・・・ん?

きれいな景色・・・

きれいな・・・

き、れいな・・・

『あああああああああああああああああ!!!!』
「ど、どうしたの!?急に大声出して!?」
『忘れてたぁ!大事な事!!』
「え?」
『ごめん!今度また行こうな!』

カバンに荷物をまとめ、急いで学校を後にする。
246 :赤いトランクケースの少女 :2008/04/02(水) 23:02

『えっと・・・確か・・・』

俺のマンションの住所を教えてあるって言ってたから、直帰でいっか。
全力疾走・・・まではいかないが、走って家に向かってみる。







『さてと・・・』

それらしき女の子はいるかなぁ・・・

『ん?あれって・・・』

マンションの入り口近くで、あっちへふらふら、こっちへふらふら。
右手には体の大きさとは不釣合いな赤いトランクケース。
左手に持った紙を見ながら、時折マンションを見上げる女の子が一人。
247 :博多育ちの元気っ娘。 :2008/04/02(水) 23:04

『とりあえず・・・声かけてみるか』

静かに女の子に近づき、声をかけてみる。

『れいな・・・か?』

俺の声に反応し、こっちに振り向く女の子。
俺の顔をじ〜〜っと、真剣な顔で見つめ・・・

「・・・亮兄ちゃん?」
『やっぱりれいなか。大きくなったなぁ』

犬のパピヨンみたいな髪型で、ちょっと釣り目。

【田中れいな(たなかれいな)】

俺の母さんの弟さんの娘。つまり俺の従姉妹だ。
248 :ヴィンセント@むむむむ・・・ :2008/04/02(水) 23:15
本日分更新終了。

・とりあえず今回から書き方を変えてみました。
・もうそろそろ1レスごとのタイトル付けが苦しくなってきました。
 キリのいいところでこのシステムはやめたいと思いますw
・ペルソナ4が楽しみです。(ぉ

これからも頑張っていきます。よろしくお願いします。
249 :たわけたことを・・・ :2008/06/19(木) 01:44
「前に会ったのはもうずっと前だもん。いろんな所が成長しとるよ♪」

セクシーポーズをするれいな。しかし・・・

『色気のいの字もないな』
「はぁ!?」
『さ、部屋行くぞー』
「ちょ、ちょっと待ってー!」
250 :そうなんだよね。 :2008/06/19(木) 01:45
エレベーターで俺の部屋の階まで上がる。
ふと気になったので、俺の疑問をれいなに問いかける。

『なぁ?』
「ん?どうしたと?」
『何で俺の所に来る事にしたんだ?一人暮らしの男の所なんて嫌だろ』
「ん〜・・・他に行く所が無かったけん」
『はぁ・・・』
「それに・・・

エレベーターのドアが開く。
と同時に俺より一足早く外に出たれいながこっちを振り向き

 亮兄ちゃんなら、大丈夫そうだし♪」

と俺に言いながら歩き出す。

そうですか。そうですよね。そうですとも。

しかし・・・れいな・・・

『反対。俺の部屋こっち』
「は、早く言ってよ!」
251 :またデジャヴ・・・? :2008/06/19(木) 01:49
ドアを開け、部屋の照明をつける。

「ひっろーい!!」
『一人暮らしにしては、ほんとデカすぎるよなぁ』
「うわっ!冷蔵庫おっきい!」
『って勝手に冷蔵庫を開けるな!』
「あんまり物は入っとらんね」
『ほっとけ』

ぐぅぅぅぅ・・・

「・・・・」
『・・・・』

「・・・・てへ♪」
『てへ♪じゃねぇよ』

ん?なんか前にもこんな事があった様な気が・・・
252 :結局、外出 :2008/06/19(木) 01:50
『どっか食いにいくか。何も無いし』
「え〜!」
『なんだよ。その露骨な拒否反応は』
「れいな、亮兄ちゃんの手料理が食べたいな♪」
『・・・・は?』
「手料理が食べたいな♪」
『なんで?』
「疲れたから外出したくない」
『そういう事かよ・・・』
「だ・か・ら、おねがぁい♪」
『わかったよ・・・でもな、れいな』
「ん?」
『食材がないから買い出しに出かけないといけない。
 だから結局外出する事になるんだな、これが」
「え〜!!」

そんな訳で結局近くのコンビニへ行く事に。
最近のコンビニって生鮮食品まで扱ってるんだよなぁ。

圭織の所は大丈夫なんだろうか。

適当に見繕って食材を買ったんだが、なぜだろう・・・

買い物かごの中のお菓子の量がハンパないんだが・・・
253 :二人きりの食卓 :2008/06/19(木) 01:51
ぎっしり詰まった買い物袋を両手に提げ、家に帰ってきました。

「たっだいま〜!」
『誰もいないって』
「気分だよ、き・ぶ・ん♪」
『気分ねぇ・・・』







食卓にならぶ料理の数々。
ほとんどがれいなの好物だそうです。

そして、ほとんどが肉料理です。

「おいしそぉ〜♪」
『見た目はな』
「いっただきまぁ〜すぅ」
『どうぞ』

れいなが目の前の肉をぱくっと一口。
口を動かす度に表情が緩んでいく。

「ぅおいすぃ〜♪」
『それはよかったでございますですよ』
「亮兄ちゃんって料理上手いんだねぇ」
『伊達に一人暮らししてないからな』
「その割には冷蔵庫に何も入ってなかったよ〜」
『・・・たまたまだよ』
「にひひひひっ」





254 :ヴィンセント@おひさしぶりです。 :2008/06/19(木) 02:02
おひさしぶりです。ダメ作家ヴィンセントです。
2ヶ月も空いてしまいましたね・・・いつものことでごめんなさい。

とりあえず今回の更新分についての言い訳を。
>>250から>>251で「いきなり到着かよ!」と思われるかもしれませんが、
自分的考えではレスが変わった=場面(場所)が変わったという事にしております。
そのため>>253の様に同じ場面(場所)で時間経過した場合は








これを使っております。
是非これをふまえて1から読んでみてはいかがでしょう?(ぇ

でわ。この辺でドロン!(古!
255 :名無飼育さん :2008/11/22(土) 05:11
待ってます。
自分のペースでのんびり行きましょ〜
256 :名無飼育さん :2009/05/11(月) 09:35
待ってます
257 :名無飼育さん :2010/03/24(水) 18:04
待ってます
258 :UKr9ParjI :2015/10/12(月) 14:19
When you think about it, that's got to be the right anrswe.
259 :eAGwuvBZ :2015/10/12(月) 14:32
That's a skillful answer to a dilicfuft question

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